JPS6125415Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本願は、例えばコンピユータに用いられるプリ
ント用紙の書込用紙等のサンプル用紙を収納した
ケースの陳列装置に関し、特に多数の収納ケース
を配列した状態においても内容物の閲覧を容易に
したもので、以下図面とともに本願の実施例を詳
述すると、１は保持部１_aの後端部に90゜より大
きい角度をもつて斜状に屈曲する軸部１_bを一体
に設けて成る吊下杆、２は前記吊下杆１の軸部１
_bを回転自在に軸承する横方向に長い角パイプな
どから成る支持部材で、これが例えば左右側板
３，３と、天板４と、底板５と、背面板６とから
成る枠体の下部に、前面に引戸を有した奥行きの
深い収納ボツクス７を組付け、かつ上部に棚板８
を横架して成る陳列棚９の中央空間部位置の左右
側板間に横設され、この支持部材２の長手方向に
所要の間隔をおいて下方に延びかつ後向きに傾斜
して貫通する軸承孔１０が隔設されている。１１
はサンプル用紙を見本のために収納する透明の合
成樹脂より成る公知の陳列用収納ケースで、その
上縁部に前記吊下杆１の保持部１_aに対し着脱自
在に懸下されるクリツプ１２が設けてある。１３
は収納ケース１１の前縁下部に前方に突設して設
けられた見出片である。

しかして多数の陳列用フアイル中に大きな乃至
規格の異なるサンプル用紙を区別して収納しこれ
をクリツプ１２を介して吊下杆１の保持部１_aに
懸下すると共に吊下杆１の軸部１_bを支持部材２
の各軸承孔１０に貫通することにより第３図で示
すように陳列棚９に同一高さ位置で陳列される。
そしてこの状態から収納ケース１１内のサンプル
用紙ｐを閲覧するときは、吊下杆１の保持部１_a
を左乃至右方向に移動する。すると軸部１_bを支
軸として吊下杆１が回動し、保持部１_aが軸部１_b
に対し90゜以上の角度をもつて傾斜していること
により、第１図想像線で示すように保持部１_aが
上向きに持ち上げられて収納ケース１１の上方部
が露出する。したがつてこの露出部から収納ケー
ス内に収納されているサンプル用紙を閲覧するも
のである。

以上の様に本願によれば、多数の陳列用収納ケ
ースを整然と配列することができると共に、収納
ケースの間隔が狭い場合でもサンプル用紙の閲覧
が容易にできて使用に便利であるという利点を有
する。

【図面の簡単な説明】

図面は本願の実施例を示し、第１図は総体の側
断面図、第２図は要部の拡大側断面図、第３図は
本願装置を備えた陳列棚の斜視図である。 図中１は吊下杆、１_aは保持部、１_bは軸部、２
は支持部材、１０は軸承孔、１１は収納ケースで
ある。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 収納ケースを懸下する保持部の後端に90゜より
   大きい角度をもつて傾斜する軸部を一体に設けた
   吊下杆の前記軸部を横設される長尺な支持部材の
   長手方向に所要の間隔に配設した下方に延びて後
   向きに傾斜する軸承孔に回転自在に軸承せしめて
   成る用紙の収納ケースの陳列装置。