JP3035458U - カレンダー保持具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カレンダーを壁掛け式と机上用とに兼用する
ことができる保持具を提供する。 【解決手段】 少なくとも表側の板１が透明な表裏２枚
の板１、２を隙間７をあけて平行に対応させ、その表裏
２枚の板１、２の裏側に折り畳み可能な支持部材１７を
設けてその表裏２枚の板１、２を斜めの姿勢で立てるこ
とができるようにするとともに、その表裏２枚の板１、
２の下方に綴り部を設けかつ上方に吊り下げ部材を設け
てその表裏２枚の板を吊り下げることができるようにし
た。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はカレンダーを机上に立てることも壁に掛けることもできるようにした カレンダー保持具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のカレンダーはほとんどが壁掛け式であり、小型のものでは机上用もある が、壁掛け式と机上用とに兼用できるものは存在しない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案が解決しようとする課題は、カレンダーを壁掛け式と机上用とに兼用す ることができる保持具を提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段、作用及び効果】

上記課題を解決するための手段として、請求項１の考案は少なくとも表側の板 が透明な表裏２枚の板を隙間をあけて平行に対応させ、その表裏２枚の板の背面 に折り畳み可能な支持部材を設けてその表裏２枚の板を斜めの姿勢で立てること ができるようにするとともに、その表裏２枚の板の下方に綴り具を設けかつ上方 に吊り下げ部材を設けてその表裏２枚の板を吊り下げることができるようにした ものであって、表裏２枚の板の隙間に多数枚のカレンダーを挿入して支持部材を 起こすことにより机上に斜めの姿勢で立てて使用することができるとともに、多 数枚のカレンダーの上部を表裏２枚の板の下縁部に挿入して綴り具により止めて 上縁部の吊り下げ部材により壁に掛けて吊り下げることができて、壁掛け式と机 上用に兼用することが可能となり、請求項２の考案は請求項１の考案において表 裏２枚の板が１枚の透明な板を折り曲げたものであるから安価に製造することが でき、請求項３の考案は請求項１または２の考案において表裏２枚の板の裏側に 補強板を張り付けたから表裏２枚の板に薄手のものを用いても剛性が高く机上に 立てた場合でも壁に吊した場合でも変形することがなく、請求項４の考案は請求 項１、２または３の考案においてカレンダーを表裏２枚の板の隙間に収容するよ うにしたからカレンダーを破らずに取り替えることができるとともに表裏２枚の 板の下に綴り具により物入れ、メモ用紙、絵などを吊すことができ、請求項５の 考案は請求項４の考案において表裏２枚の板の下方に綴り具により物入れを吊り 下げるようにしたからその月の請求書や領収書などを収めることができ、請求項 ６の考案は請求項４の考案において表裏２枚の板の下方に綴り具によりメモ用紙 を吊り下げるようにしたから電話器の近くに吊しておくと便利であり、請求項７ の考案は請求項１、２または３の考案においてカレンダーを表裏２枚の板の下方 に綴り具により吊り下げるようにしたから表裏２枚の板の隙間に絵などを差し込 んで飾ることができる。

【０００５】

【発明の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。

【０００６】 図１、図２において、１は透明な表板、２は裏板であって、一枚の合成樹脂製 の薄板を上部で折り曲げて構成されており、下端縁に小さい隙間６を残して第１ のスペーサ３と広告文字などを書いた第２のスペーサ４が挟み付けられ、表板１ と裏板２の間に大きい隙間７が構成されているとともに、裏板２の背面には厚手 の合成樹脂板からなる補強板５が上縁部を少し突出させて張り付けられていてそ の突出部にあけられた２個の孔８に紐９を通して壁面ａにさし込まれたフックｂ に吊り下げるようになっており、この補強板５の背面には支持部材１７が切り込 みにより一体に設けられ、表裏２枚の板１、２の下縁部には凸金具１０とこれに 抜き差し自由に嵌合する凹金具１１からなる綴り具１２が２個取り付けられてい て、この綴り具１２により、小さい隙間６に差し込まれたポケット１４を有する 物入れ１３が着脱自由に吊り下げられ、大きい隙間７には多数枚のカレンダー１ ５が横方向から差し込まれるようになっている。

【０００７】 本使用例はカレンダー１５の抜き差しが容易で、かつ、月々の領収書などの伝 票をポケット１４に収めることができて便利である。

【０００８】 図３に示す使用例は、カレンダー１５の一部に季節に合った絵が描かれている とともに各日付に下にメモ欄があって表裏２枚の板１、２の広い隙間７から引き 出して予定などを書き込むことができ、また、表裏２枚の板１、２の下方の小さ い隙間６には綴り具１２よって多数のメモ用紙が吊り下げられていて、電話器の 近くに吊り下げておくと便利である。

【０００９】 図４に示す使用例は、表裏２枚の板１、２の広い隙間７に絵１６が差し込まれ 、下方の小さい隙間６には多数枚のカレンダー１５が綴り具１２によって吊り下 げられており、大きな絵１６を飾ることができて美観に優れる。

【００１０】 図５〜８に示す使用例は、表裏２枚の板１、２の大きい隙間７にカレンダー１ ５を差し込み、補強板５の背面に切り込みにより形成された支持部材１７を起こ して机上などに斜めに立てるようにしたものであって、２枚の支持片１８を縦に 起こし、保持片１９を横に起こして支持片１８を固定するようになっている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施の形態斜視図である。

【図２】図１のＡ−Ａ線拡大断面図である。

【図３】他の使用例の斜視図である。

【図４】その他の使用例の斜視図である。

【図５】その他の使用例の斜視図である。

【図６】その使用例の拡大断面図である。

【図７】その使用例の支持部材の切り起こしの手順を示
す斜視図である。

【図８】その使用例の支持部材を組み立てた状態の斜視
図である。

【符号の説明】

１、２：板 ３、４：スペーサー ５：補強板 ６：小さい隙間 ７：大きい隙間 ８：孔 ９：紐（吊り下げ部材） １２：綴り具 １３：物入れ １５：カレンダー １６：メモ用紙 １７：支持部材

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも表側の板が透明な表裏２枚の
   板を隙間をあけて平行に対応させ、該表裏２枚の板の裏
   側に折り畳み可能な支持部材を設けて該表裏２枚の板を
   斜めの姿勢で立てることができるようにするとともに、
   該表裏２枚の板の下方に綴り具を設けかつ上方に吊り下
   げ部材を設けて該表裏２枚の板を吊り下げることができ
   るようにしたカレンダー保持具。
2. 【請求項２】 前記表裏２枚の板が１枚の透明な板を折
   り曲げたものである請求項１記載のカレンダー保持具。
3. 【請求項３】 前記表裏２枚の板の背面に補強板を張り
   付けた請求項１または２記載のカレンダー保持具。
4. 【請求項４】 カレンダーを前記表裏２枚の板の隙間に
   収容するようにした請求項１、２または３記載のカレン
   ダー保持具。
5. 【請求項５】 前記表裏２枚の板の下方に綴り具により
   物入れを吊り下げるようにした請求項４記載のカレンダ
   ー保持具。
6. 【請求項６】 前記表裏２枚の板の下方に綴り具により
   メモ用紙を吊り下げるようにした請求項４記載のカレン
   ダー保持具。
7. 【請求項７】 カレンダーを前記表裏２枚の板の下方に
   綴り具により吊り下げるようにした請求項１、２または
   ３記載のカレンダー保持具。