JPS61253784A - 点火プラグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、特に内燃機関用の点火プラグにおける中心
電極の改良に関する。

（従来の技術） 従来、点火プラグにおいて、絶縁体の径を細くし、焼焼
室形状が複雑化して点火プラグの取付空間が制限された
内燃機関に適するように改良された点火プラグが提案さ
れ、その１例として、特開昭５９−４９１８１号公報に
記載のようにｐｔ製の貴金属チップを絶縁体に取り付け
て焼成して火花電極とし、これにＮ１合金などの中間電
極を絶縁体軸孔内で接続するとともに、中間電極後端に
導電性粉末を充填したものが知られている。この火花電
極と中間電極との接続はガラスシール作業において拡散
接合が行われるものであるが、上記ｐｔチップとＮｉ合
金製火花電極はその合金化が容易でなく、上記ガラスシ
ール作業で拡散接合が十分に得られにくいため、機関に
おける加熱−冷却繰返しで両者の接合部が離れる欠点が
あり、かかる接合部の剥離によって導通不良が発生しプ
ラグとしての機能を果さなくなる。

（発明が解決しようとする問題点） この発明は上記従来のものの欠点を改良するものであシ
、火花電極と金属ピンの接合を容易に向上するとともに
、併せて点火プラグの性能の劣化を防止するものである
。

（問題点を解決するための手段） 絶縁体の軸孔先端の径小孔に白金又はその合金からなる
貴金属線を絶縁体と同時焼成によって固着した火花電極
と、この火花電端後端の絶縁体軸孔内にＮｉ鍍金を施し
た尖端形状の低膨張金属からなる金属ピンを挿入し、か
つ、この金属ピンに重ねてガラスシール材を充填した後
ガラスシールして前記金属ピン尖端部と前記火花電端後
端とを拡散接合したものである。

なお、上記金属ピンは絶縁体と熱膨張係数がほぼ一致す
る低膨張金属からなるものでＷ　、　Ｍｏ　。

Ｗ−Ｎｉ−Ｃｕ　、Ｗ−Ｃｕ、Ｍｏ−Ｃｕ　、Ｆｅ−Ｎ
ｉ４２アロイ、Ｆｅ−Ｎ１−Ｃｏ（コパール）、などが
使用でき、この金属ピンに施すＮ１鍍金の厚さは１０μ
〜５０μが望ましく、１０μ以下では貴金属チップとの
接合に当り、Ｎｉの拡散が充分でなく、５０μ以上の場
合は、プラグ使用時の熱サイクルと衝撃によシ鍍金層に
亀裂の生ずることがあるものである。

（作用） 上記の構成をもつので、ｐｔ又はその合金などの貴金属
線を先端部分に同時焼成した絶縁体の軸孔内に尖端形状
を有する金属ピンとがガラス材粉末を充填した上、加圧
すると、金属ピンの尖端部は貴金属線の後端に圧潰して
嵌合し、ガラスシールの通常作業温度である８００〜ｂ ３０分で金属ピンのＮ１鍍金によってｐｔとＮｉの相互
の合金化が容易に生じるため両者の嵌合面が容易に拡散
接合されて接合力を有し、更に金属ピン材料がほぼ絶縁
体の熱膨張係数と一致するので。

金属ピンと絶縁体間に歪が生ずることがないために貴金
属線の発火電極と金属ビ／の嵌合面は加熱−冷却繰返し
においても亀裂を生じることがなく、強固な接合を保持
することができて安定した耐熱性を有することができる
。

（実施例） 図に示す実施例によシこの発明を更に説明する。

（１）！ｆｉ、この発明の中心電極を具える点火プラグ
全体を示し、（２）は主体金具、（３＋　Ｆｉ主体金具
（２）内に嵌挿する絶縁体であって、アルミナによシ構
成され。

（４）は絶縁体（３）の先端の径小孔α→に絶縁体（３
）と同時焼成によシ設けられるＰｔ　４しくはその合金
であるＰｔ−Ｉｒ、Ｐｔ−Ｒｈ　、Ｐｔ−Ｐｄ、Ｐｔ−
ＮＬ等よりなる貴金属細線の火花電極である。この火花
電極（４）は、絶縁体（３）の先端内方に突出し、先端
テーバ内壁（６）に密着固定される。（５）は主体金具
（２）の先端に接合する接地電極であり、（６）は絶縁
体（３）の軸孔Ｑｌ）内の火花電極（４）後端とガラス
シール材（７）との間に嵌挿される金属ピンであり、先
端が尖鋭で後部に径大の鍔部が設けられており、かつ、
アルはすよりなる絶縁体（３）と熱膨張率がほぼ等しい
低熱膨張率のＦｅ−Ｎｔ−Ｃｏ合金Ｍ、Ｆｅ−Ｎｉ　４
２アロイ。

鍍金層（９）により被覆される。貴金属チップよシなる
火花電極（４）の後端には、上記金属ピン（６）の尖端
部が圧潰すると凹孔（至）がａ＞：ｙｌｉ６れ、これに
嵌合される金属ピン（６）の尖端部門孔（ト）内におい
て拡散接合される。（ハ）はその拡散層を示す。

Ｐ／７’％　？＾ｆ１イヘ７小−番Δ廖軸也、１．廿廖
儒として絶縁体（３）内に同時焼成した絶縁体軸孔α力
に、Ｎｉ鍍金（９）を施した金属ピン（６）をプレスに
より１５０に２〜２５０ＫＰの加圧をすると、火花電極
（４）の後端に凹孔（ト）が成形されて金属ピン（６）
は嵌合され、更に、上記発火電極（４）の後端外０１１
１は、絶縁体（３）の軸孔αηの先端テーパ内壁（６）
に密着固定する。

この後、所定量のガラスシール粉末（７）又は抵抗体粉
末（ロ）をサンドインチに挟んで充填し、端子（８）を
挿入し、ｓｏｏ℃〜１２００℃、５分〜３０分加熱した
後プレスによる加圧をして冷却すると、金属ピン（６）
のＮｉ鍍金層（９）は貴金属チップ（４）の凹孔（至）
内に拡散し、両者が接合されるに至る。

なお、金属ピン（６）のＮ１鍍金眉の耐剥離性向上のた
め、鍍金後、拡散処理を加えてもよく、また、発火電極
（４）と上記ピン（６）の接合を強固にするためには、
抵抗溶接することもでき、この場合に上記Ｎ１鍍金層は
、両者の結合に有利に作用するものである。

（発明の効果） 以上のとおりこの発明は構成されるので、Ｎ１鍍金層に
より貴金属の発火電極と容易により強固な接合すること
ができるとともに、長時間の使用においても安定した性
能を有することができる。

特に絶縁体径が細くなる取付ねじ径が小さい小屋点火プ
ラグの適用に有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の点火プラグの実施例を示す縦断面図
を示し、第２図はこの発明にかかわる金属ピンの一部縦
断面図、第３図はこの発明の点火プラグの一部縦断面図
である。 １・・・点火プラグ、２・・・主体金具、３・・・絶縁
体、４・・・火花電極、５・・・接地電極、６・−金属
ピン、７・・・ガラスシール材、８・・・端子、９・・
・Ｎｉ鍍金層。 特許出願人　代理人弁理士藤木三幸 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 絶縁体の軸孔先端の径小孔に白金又はその合金からなる
   貴金属線を絶縁体と同時焼成によつて固着した火花電極
   と、この火花電極後端の絶縁体軸孔内にＮｉ鍍金を施し
   た尖端形状の低膨張金属からなる金属ピンを挿入し、且
   つこの金属ピンに重ねてガラスシール材を充填した後ガ
   ラスシールして前記金属ピン尖端部と前記火花電端後端
   とを拡散接合したことを特徴とする点火プラグ。