JPH0517941U - ターミナルの取付構造 - Google Patents

ターミナルの取付構造

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JPH0517941U
JPH0517941U JP6447491U JP6447491U JPH0517941U JP H0517941 U JPH0517941 U JP H0517941U JP 6447491 U JP6447491 U JP 6447491U JP 6447491 U JP6447491 U JP 6447491U JP H0517941 U JPH0517941 U JP H0517941U
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稔明 近藤
松岡  功
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日本特殊陶業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、ターミナルの外側にセラミックより
なる支持部材を固定し、この支持部材の外側に主体部材
を嵌着して、この主体部材を通じて、ボディーの取付穴
に挿入固定したことにより、ターミナルの耐熱性、絶縁
性及び気密性を向上させたものである。 【構成】ターミナル1の外側には、ガラスシール5を介
在させて隙間なくセラミック製の支持部材4が挿通固定
され、この支持部材4の外側には、主体金具9が熱加締
により嵌着されて、この主体金具9は、ヒータボディー
21の取付ボス24にねじ込んで固定される。支持部材
4により、ターミナル1と主体金具9とは完全に絶縁さ
れ、支持部材4には熱ストレスにより隙間が生じること
もない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ターミナルの取付構造に関し、特に耐熱性の点での改良に関する。
【0002】
【従来技術】
内燃機関の排気浄化のため、排気路に触媒コンバータを装着した排気浄化装置 が多く用いられている。この排気浄化装置で使用されている触媒は、約350℃ 以上にならないと十分な活性状態とならない。よって、さらに排気浄化効果を上 げるためには、機関の冷間始動(コールドスタート)時に、触媒コンバータをで きるだけ急速に加熱、昇温させる必要がある。このため触媒の担体をステンレス など導電性材料で形成し、担体に直接通電するか、電熱式ヒータを付設するかし て、機関の始動時に通電して排気または触媒コンバータを加熱する方式が提案さ れている。
【0003】 このような排気浄化装置のターミナルの取付構造は図5に示すように構成され ていた。すなわち、円筒形のヒータボディー51の側壁に第1取付穴52を形成 し、この第1取付穴52内に円筒形のカラー53を挿入固定する。一方、円柱棒 状のターミナル54の外側には円筒状のセラミック製のブッシング55が隙間の ある状態で挿通され、さらにこのブッシング55の両端にはマイカ等よりなるワ ッシャ56、56が挿通される。
【0004】 このターミナル54の両端外周面には、おねじ部が形成され、このおねじ部に ナット57、57が締め付け固定されて、これにより両ワッシャ56、56で、 上記カラー53をはさむようにして、カラー53内の第2取付穴59内に、ター ミナル54がヒータボディー51に取り付け固定される。なお、ヒータボディー 51の内側のターミナル54のワッシャ56とナット57との間には、ヒータエ レメント58の端部が挟持固定される。また、ヒータボディー51の外側のター ミナル54のワッシャ56とナット57との間には、いくつかの補助ワッシャが 挟持固定される。上記ヒータエレメント58は、上記ヒータボディー51内に何 重にも折曲配置され、ヒータボディー51内を通過する気体等が加熱される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなターミナルの取付構造は熱劣化、絶縁劣化という問 題があった。すなわち、上記ヒータエレメント58の熱により、ターミナル53 が非常に高温となり、ヒータエレメント58への通電を切ると、気温と同じ温度 まで下がる。この加熱と冷却とを繰り返すと、熱ストレスでナット57、57、 ワッシャ56、56等が劣化し、各部材間に隙間が生じる。隙間が生じると、こ の隙間によって、ターミナル部分での電気抵抗が増大し、通電時に異常加熱され たり、この隙間を通じて、排気ガスが漏出したり、ターミナル54とカラー53 との絶縁性が低下することになる。
【0006】 本考案は、上述した課題を解決するためになされたものであり、耐熱性にすぐ れ、絶縁性の良好なターミナルの取付構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、ターミナルの外側にセラミックよりな る支持部材を固定し、この支持部材の外側に主体部材を嵌着して、この主体部材 を通じて、ボディーの取付穴に挿入固定したものである。
【0008】
【作用】
これにより、ターミナルの外側が絶縁性のセラミックで覆われ、しかもこのセ ラミックの外側の主体部材を通じてボディーに固定されるため、ターミナルの絶 縁性及び気密性が非常に高くなる。
【0009】
【実施例】
図1はターミナル1等の縦断面を示している。ターミナル1は、円柱棒状の導 電材料よりなり、ターミナル1の両端外周面にはおねじ部2が形成されている。 ターミナル1の下側のおねじ部2の上側には、外方に円板状に延出形成されたエ レメント止部3が形成されている。
【0010】 上記ターミナル1の外側には、アルミナセラミック等のセラミック製の円筒状 の支持部材4が挿通され、この支持部材4の下面は上記エレメント止部3に当接 される。この支持部材4とターミナル1との間の隙間には、ガラスシール5が形 成され、気密性が高められている。このガラスシール5を形成するには、まず支 持部材4とターミナル1との間の隙間に低融点のガラス粉末を充填し、さらにこ のガラス粉末を厚さの薄い円筒状のメタルシール6で蓋をする。
【0011】 次いで、支持部材4とターミナル1とを上下反転し、電気炉で例えば530℃ で30分間加熱することにより、上記ガラス粉末が溶融し、ガラスシール5が形 成され、支持部材4とターミナル1との間の隙間が埋められる。上記メタルシー ル6は、溶融ガラスが漏れ出すのを防ぐ役目をしている。
【0012】 このように、ターミナル1と支持部材4との間の気密性が高められているため 、ターミナル1が酸化してしまうことがなく、ターミナル1の導電性が低下して しまうことがなくなる。
【0013】 支持部材4が気密にターミナル1に取り付けられた後、ターミナル1の上方の おねじ部2には、金属性かつ導電性のナット7がねじ止される。このナット7は 、ターミナル1に対して溶接等、他の方法により固定してもよい。
【0014】 上記支持部材4の中央には外方に膨らんだ径大凸部4aが形成されており、一 方筒状の主体金具9の内壁の上半分は内径の大きくなった径大凹部9aが形成さ れており、この径大凹部9a内に径大凸部4aが係止されるようにして、支持部 材4が主体金具9内に挿入される。この挿入された径大凸部4aの上の径大凹部 9a内には、滑石10が充填され、さらに加締リング8が挿入され、主体金具9 の上端部9bが減径されながら加締される。これにより、支持部材4に対し主体 金具9が固定されるとともに、支持部材4と主体金具9との間の気密性が保たれ る。
【0015】 上記主体金具9の上端部9bを減径しながら加締する場合、公知の熱加締方式 で行うと、より一層耐熱性及び気密性を向上させることができる。上記滑石10 は、酸化マグネシューム及び酸化けい素を主成分とする滑らか触感を有する鉱物 粉末である。上記主体金具9の下方外周面にはおねじ部11が形成されている。 上記主体金具9は、支持部材4に対して長さが短かく、主体金具9の両端より支 持部材4が露出するようになっている。
【0016】 図2は、上記ターミナル1、支持部材4、主体金具9をヒータボディー21に 取り付けた横断面を示している。ヒータボディー21は耐熱鋼よりなる円筒状の もので、例えば内部を内燃機関の排気が流れるものである。
【0017】 このヒータボディー21の両側面には、円形の第1取付穴22、22が穿設さ れ、この第1取付穴22、22内には円筒状の取付ボス24、24が溶接等によ り嵌着されている。この取付ボス24、24の内壁面には、めねじ部25すなわ ち第2取付穴23が形成されており、上記主体金具9のおねじ部11がねじ止さ れる。この取付ボス24の外縁と主体金具9のおねじ部11のすぐ上の断差部と の間には、リング状のワッシャ26が挾まれている。この主体金具9は、取付ボ ス24に対し、溶接、熱かしめ等で取り付けてもよい。
【0018】 このように、支持部材4は、主体金具9の両端より露出しているため、ターミ ナル1を主体金具9、取付ボス24またはヒータボディー21から完全に絶縁す ることができる。しかも、支持部材4は単一の部品であるため、図5のワッシャ 56、56とブッシング55のように、熱ストレスにより、絶縁性及び気密性を おびやかすような隙間が生じてしまうこともない。
【0019】 上記ヒータボディー21内には、上下に金属ブラケット27、27が配置固定 され、この金属ブラケット27、27内には、セラミックインシュレータ28… が収納され、金属板バネ29…によって中心方向に付勢されている。上記セラミ ックインシュレータ28…には、1本のヒータエレメント30が何重にも折曲さ れて架け渡されており、上記金属板バネ29…の付勢力によってヒータボディー 21内に固定されている。このヒータエレメント30は、例えばヒータボディー 21内を流れる排気を加熱して浄化する、排気浄化触媒コンバータの役目を果た すことができる。
【0020】 上記ヒータエレメント30の両端は、上記ターミナル1、1のエレメント止部 3、3に当接され、ナット31、31によって、ターミナル1、1に接続固定さ れる。そして、さらに、このヒータエレメント30の両端とエレメント止部3、 3とナット31、31とは外面にて溶接により連結されている。
【0021】 図3は、ターミナル1とヒータボディー21との間の絶縁抵抗値と通電時間( 使用時間)との関係の実験結果である。図5の従来の構造に比べ、本考案の構造 は絶縁劣化が非常に少ない。本考案の構造によれば、排気700℃の中でも20 0A程度の通電が可能である。
【0022】 図4は、別の実施例を示している。この実施例では、ターミナル1の中央外周 面には、耐熱絶縁材料よりなる円筒状の碍管41が挿通固定されている。この碍 管41の外側には、セラミック製の筒状の支持部材4が挿通固定され、ターミナ ル1との間をガラスシール5によって隙間なく充填される。
【0023】 支持部材4の外周面下方には、外方に膨らんだ径大凸部4aが形成されており 、一方筒状の主体金具9の内壁は下縁から上縁にかけて4段の段差状に内径が大 きくなっており、3段目の段差内に上記径大凸部4aが係止されるようにして、 支持部材4が主体金具9内に挿入される。この挿入された径大凸部4aの上の4 段目の段差の径大凹部9a内には、滑石10が充填され、さらに金属製の外筒4 2の下縁のつば部42aが挿入され、主体金具9の上端部9bが減径されながら 加締される。
【0024】 これにより、支持部材4に対し主体金具9が固定されるとともに、支持部材4 と主体金具9との間の気密性が保たれる。上記つば部42aは外筒42の下縁が 外方に延出形成されたものである。上記主体金具9の上端部9bを減径しながら 加締する場合、公知の熱加締方式で行うと、より一層耐熱性及び気密性を向上さ せることができる。
【0025】 上記外筒42の上縁にはリング状のゴムキャップ43がねじ止めされ、このゴ ムキャップ43の下縁段差部に上記外筒42の上縁が係止される。さらにこのゴ ムキャップ43の上縁段差部に係止されるように天板付筒状の保護外筒44がか ぶせられ、この保護外筒44と上記外筒42とは、溶接または加締塑性加工によ り連結される。
【0026】 この図4の例では、支持部材4は主体金具9より露出していないが、ターミナ ル1、支持部材4、主体金具9は互いに隙間なく完全に固定されるため、ターミ ナル1と主体金具9との間の絶縁には問題はない。
【0027】 本考案は上記実施例に限定されず、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更 可能である。例えば、支持部材4は、主体金具9の両端より露出しなくてもよい し、支持部材4のセラミックはアルミナセラミック以外のセラミック材を用いて もよく、また本考案は排気浄化装置以外にも適用可能である。
【0028】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案は、ターミナルの外側にセラミックよりなる支持 部材を固定し、この支持部材の外側に主体部材を嵌着して、この主体部材を通じ て、ボディーの取付穴に挿入固定した。従って、ターミナルの外側が絶縁性のセ ラミックで覆われ、しかもこのセラミックの外側の主体部材を通じてボディーに 固定されるため、ターミナルの絶縁性及び気密性が非常に高くなる等の効果を奏 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ターミナル1、支持部材4、主体金具9等の縦
断面図である。
【図2】ターミナル1等を取り付けたヒータボディー2
1の横断面図である。
【図3】本考案のターミナルの取付構造の絶縁性の実験
結果である。
【図4】別の実施例のターミナル1、支持部材4、主体
金具9等の縦断面図である。
【図5】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1…ターミナル、4…支持部材、5…ガラスシール、
7、31…ナット、9…主体金具、21…ヒータボディ
ー、22…第1取付穴、23…第2取付穴、26…ワッ
シャ、30…ヒータエレメント、41…碍管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電材料よりなるターミナルと、 このターミナルの外側に固定される、セラミックよりな
    る支持部材と、 この支持部材の外側に嵌着される主体部材と、 導電性材料よりなるボディーと、 このボディーの壁に形成され、上記主体部材が挿入固定
    される取付穴とを備えたことを特徴とするターミナルの
    取付構造。
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