JPS61253172A

JPS61253172A - ガス切断装置

Info

Publication number: JPS61253172A
Application number: JP9347285A
Authority: JP
Inventors: Masatoshi Nara; 奈良　正敏
Original assignee: NKK Corp; Nippon Kokan Ltd
Current assignee: JFE Engineering Corp
Priority date: 1985-04-30
Filing date: 1985-04-30
Publication date: 1986-11-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕この発明は、例えば連続鋳造機によって生産されるスラ
ブを所定の長さに連続的に切断するガス切断装置に関し
、さらに具体的には、多量に発生する溶断スラグを連続
的に回収排出する機能を備えたガス切断装置に関するも
のである。

〔従来の技術とその問題点〕

第３図に示すように、連続鋳造機によって生産されるス
ラブＳは、通常、その長さ方向に移動する間に、その移
動方向と同じ方向に移動するガス切断機Ｇによって切断
してゆく。この場合、スラブＳの移動を可能にしている
多数のローラ１は、ガス切断機Ｇの、スラブ幅方向に移
動するトーチＴが直上方を通過する際に、自動的に下降
して、火熱による損傷をまぬがれるが、多量に発生する
溶断スラグＳＲは下方に形成しである深情状の溶断スラ
グ受槽２′内に落下する。

溶断スラグは一般に１６００℃前後の高温であるため、
溶断スラグ受槽２′の内壁面に付着してしまう。この付
着を防ぐ手段として、溶断スラグ受槽の側壁の上方に多
数配置しておくノズルＮから冷却水を噴射するので、溶
断スラグが水滓化し、溶断スラグ受槽の底部に堆積する
。

水滓化した溶断スラグは、水流によって排除しているが
、円滑な排出が困難で、次第に堆積量が増大してしまう
し、深樋状の溶断スラグ受槽の内壁面に付着する量も増
大してゆく。

そこで、定期的に人力により溶断スラグ受槽内の溶断ス
ラグ除去を図るが、美大な費用がかかり、作業も危険で
あるなど多くの問題があった。

〔発明の目的とその概要〕

この発明の目的は、前記溶断スラグ受槽内における溶断
スラグの自動排除を可能にしたガス切断装置を提供する
ことにあり、溶断スラグ受槽の底部をスラグ掻出用スク
レーパの往行路に形成した点に特徴がある。

［実施例〕図面を参照しつつこの発明の装置の実施例を説明する。

第１図には、この発明の装置の要部を縦断側面図で示し
、第２図には縦断正面図で示す。

図面に示したように、この実施例においては、多数のロ
ーラ１を、スラブＳと同期して移動するトーチＴがその
ｌ上を通過する際に同期して下降動する構造としてあり
、ローラ１の下方に溶断スラグ受槽２を形成してちる。

溶断スラグ受槽２は、比較的浅い平底の槽とし、左右の
側壁３．３の内側に傾斜壁４．４を有する。

傾斜壁４．４の下端はそれぞれ外向きζ折曲げてあり、
溶断スラグ受槽２の内底面とでスクレーパ５の往行路Ａ
を形成しである。

スクレーパ５は定間隔配列とし、３本のチェーン６．６
．６に取付けである。

チェーン６．６．６は溶断スラグ受槽２の一方の上向き
傾斜の端部２Ａの外側に設けたチェーンホイール７によ
り無端走行される。

前記スクレーパ５の復行路Ｂは溶断スラグ受槽２の底部
下方に設けであるガイドレール８により形成される。

一方、前記傾斜壁４，４の内側上部には傾斜壁４沿いに
水幕を形成する噴射ノズル９群を配置しである。

なお、前記チェーンホイール７の直下方には図示しない
受槽もしくは受樋を設けておき、溶断スラグ受槽２外に
掻出されろ水滓化した溶断スラグを受けるようにしてお
くものとする。

前記の構成としたこの発明の装置は、スラブＳと同期し
て移動するトーチＴからの火焔によりスラブが溶断され
ると、発生した溶断スラグは溶断スラグ受槽２内に落下
し、水滓状となり、溶断スラグ受槽２の底に沈む。

このとき、チェーンホイール７の矢印方向への回転によ
り溶断スラグ受槽２の内底面沿いを往行路Ａとして移動
しつつあるスクレーパ５が、水滓状となっているスラグ
を掻押し、端部２Ａから槽外に押出す。

無端走行するチェーン６．６．６に取付けであるスクレ
ーパ５の前記掻押しにより、溶断スラグ受槽２内のスラ
グは強制排除され、槽内に堆積することがない。

〔効果〕

以上の説明から明らかなように、この発明の装置によれ
ば、溶断スラグ受槽内の水滓状となった溶断スラグを、
常時槽外に掻出すため、常に溶断スラグ受槽内に堆積さ
せるおそれがなく、定期清掃の手間をはぶくことができ
、コストの低減を図れるなど優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の装置の実施例の要部を示す縦断側面
図、第２図は同じく縦断正面図、第３図は、従来法によ
りスラブを溶断している状態を示す断面図である。図面
において、１・・・ローラ　　　　　　２・・・溶断スラグ受槽３
・・・側壁　　　　　　　４・・・傾斜壁５・・・スク
レーパ　　　　６・・・チェーン７・・・チェーンホイ
ール　８・・・ガイドレール９・・・噴射ノズルＡ・・・往行路　　　　　　Ｂ・・・復行路Ｓ・・・ス
ラブ

Claims

【特許請求の範囲】

ガスカッタの通過時における定位置からの下降動を自在
とした多数の送りローラを備え、これらローラの直下方
に溶断スラグ受槽を設けてなるガス切断装置において、
溶断スラグ受槽の底部をスラグ掻出用スクレーパの往行
路に形成したことを特徴とするガス切断装置。