JPS61251654A - ジアルキルジスルフイドの製造方法 - Google Patents

ジアルキルジスルフイドの製造方法

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JPS61251654A
JPS61251654A JP61080300A JP8030086A JPS61251654A JP S61251654 A JPS61251654 A JP S61251654A JP 61080300 A JP61080300 A JP 61080300A JP 8030086 A JP8030086 A JP 8030086A JP S61251654 A JPS61251654 A JP S61251654A
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07C319/22Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides of hydropolysulfides or polysulfides
    • C07C319/24Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides of hydropolysulfides or polysulfides by reactions involving the formation of sulfur-to-sulfur bonds
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 コノ発明は、触媒存在下においてアルキルアルコール、
硫化水素及び硫黄を反応させることによってジアルキル
ジスルフィドを製造する方法に関する。より詳細には、
この発明は、次式:%式%(1) に従って単一反応ゾーン内でジアルキルジスルフィドを
@造する方法に関する。
〔従来の技術〕
ジアルキルジスルフィドは従来、次式;に従ってアルキ
ルメルカプタンの空気又は酸素による酸化によって製造
されている。
式(2)に示される種類の気相反応は、E、E、lJ−
ド(R・1d)  の著書「オルガニック・ケミストリ
ー・オプ・ピバレント・サルファー(OrganleC
hemistry of  Bivalent  5u
lfur  )J  (1・958年)第1巻、第11
8頁及び米国特許第2.979.552号にσg示され
ている。
また、次式: %式%(3) に従ってアルキルメルカプタンと硫黄とを液相中で反応
させることによってジアルキルジスルフィドを製造する
ことも知られている。
この種の反応は、米国特許第4299.146号及び同
4514.999号に開示されている。
また、次式: %式%(4) この反応は、米国特許第3,035,097号に開示さ
れている。
従来までは、最初に特定の触媒を用いた1つの反応でメ
ルカプタンを製造して〔式(4)〕単離し、次いでこの
単離したメルカプタンを興なる条件下、異なる触媒を用
いた別の工程において酸素で〔式(2)〕又は硫黄で〔
式(3)〕酸化することが必要だった。
そして最後に、当技術分野においては・次式=2 RO
M + H*S−〉R8R+ 2 H宜0   (5)
に従ってアルキルアルコールと硫化水素とを反応させて
ジアルキルスルフィドを製造することが知られている。
式(5)の反応を実施す°る方法は米国特許第4、30
2.605号に開示されており曳この方法には触媒とし
てXSY又はIJIIゼオライトを使用することが包含
される。該特許に示された方法では、少量のジアルキル
ジスルフィドが重い底部流体として得られる。
〔発明の概要〕
この発明は、c1〜C□ アルキルアルコール、硫化水
素及び元素状硫黄を、ジ(C1〜c1.)アルキルジス
ルフィド連続製造用の固体・微粒子状触媒の存在下、約
200〜40G”Cの温度・大気圧〜約600pmig
(約418 atm )の圧力下において、それぞれ2
:1:α5〜1 :10:10のモル比で反応ゾーン内
に連続供給するごとによって01〜C1,ジアルキルジ
スルフィドを連続製造する方法である。この方法は、反
応の際に生成するあらゆるアルキルメルカプタンを回収
しこれを反応帯域中に再循環させる点で改良される。
〔発明の詳細な説明〕
本発明は、ジアルキルジスルフィドを単一反応ゾーン内
においてより経済的に且つ連続的に製造する方法を提供
することを目的とする。
この方法は、アルキルアルコール、硫化水素及び硫黄を
適当なモル比で連続的に混合し、この混合物を、ジアル
キルジスルフィドを良好な収率で連続製造するのに充分
高い温度において固体微粒子状触媒と接触させてなるも
のである。
この方法は、次式: %式%(1) によって説明され得る。
式(1)中のROHは、直鎖状、分枝鎖状又は環状のC
8〜C1!  アルキルアルコールを表わし、例えばメ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ
ブチル、t@rt−ブチル1アミル為イソアミル、ヘキ
シル、シクロヘキシル、オクチル−イソオクチル、デシ
ル、ドデシル、アルコール及びこれらの異性体のアルコ
ールを包含する。このアルコールは、直鎖状若しくは分
枝鎖状のC1〜C4アルカノールが好ましい。最も好ま
しいアルカノールはメタノールである。
本方法に用いる硫黄(S)及び硫化水素(HI3)は・
適当な純度の化合物を提供するあらゆるソースから得る
ことができる。
該反応は、ジアルキルジスルフィドを好収率で製造する
のに充分高い温度において行われる。この工程温度は、
触媒床の温度によって測定され、一般的に約200〜4
00℃であり、好ましくは約250〜550℃の範囲内
に保つ0 本方法を実施する際の圧力は、一般的にほぼ大気圧から
6oopstg(約418atm)若しくはそれ以上、
好ましくは約100p100p約7.80atm ) 
w約450pm1g(約516 itm )である。
各反応成分は、そのモル比ROH: H,S : Sが
それぞれ2:1:α5〜1 :10:10になるように
予メ混合するか又は計量した量で、反応器に連続的に供
給する。本発明の好ましい具体例では、生成するあらゆ
るアルキルメルカプタン(R8H)を、このR8Hを含
む反応成分のモル比ROH:H!S : S : RO
Mがそれぞれ:11:1:1〜1:10:10:10に
なるように反応器内に再循環させる。この反応器に導入
する好ましいモル比ROH:H,S:S:R8Hは、そ
れぞれ1:1:α5:2〜1 :10::10である。
反応ゾーンから熱を除去することが必要ならば、前記反
応成分に加えてメタン、二酸化炭素又は窒素のような不
活性気体を、反応器に導入する供給流中に含有させるこ
とができる。不活性気体の反応器に導入するアルカノー
ルに対するモル比は0:1〜約15:1であってよい。
ジアルキルジスルフィドの生成速度は、触媒上の反応成
分の速度によって調節され、この触媒上の反応成分の速
度は、触媒床を通過するアルキルアルコールの量によっ
て測定される。本方法においてモル速度とは、1日24
時間に1000ボンド(約454に#)の触媒を通過す
る反応成分のアルカノールのボンド−モル数又は1日2
4時間に1ktの触媒についてのアルカノールのグラム
−モル数と定翰する。このモル速度は、一般的に約20
〜2001好ましくは約50〜約150の範Hにする。
ジアルキルジスルフィドを良好な収率で製造するための
アルカノールと硫黄及び硫化水素との反・応に影響を及
ぼすあらゆる固体微粒子状触媒が本方法に有用である。
数種の触媒が特に有用であることがわかった。有用な触
媒群の1つは、均一性が高く、気孔寸法が明瞭で、表面
積が大きく、結晶度が完全で、再生産性が優れているこ
とを特徴とする合成アルミノ珪酸塩であるゼオライト(
モレキュラーシープ)触媒である。これらの構造は、ユ
ニオン・カーバイド(Union Carbide )
社の「リンダ・モレキュラーシープ・キャタリスト0.
ind@Mol@ct+1ar 51sve Cata
lysts ) Jという[1名のパンフレットF−0
8及びり、 W、プレツク(Breck )の著書「ゼ
オライト・モレキュラーシープ(Z@olit@Mol
@et+1ar 5lev@s  ) Jジョン1ウィ
リー・アンド・サンズ(John Wlley & 5
uns)&(1974年)発行に記載されている。ユニ
オン・カーバイド社、フードリ−(Houdry ) 
(エアー・プ胃ダクツ・アンド・ケミカルズ(AirP
radt+ets and Chemicalg  )
社〕1デイビソン(Davison ) (W、 R,
ブレイス(Grace ) )、ツートン(Nette
m ) 、及びアクッオ・ヒエミー(Akzo Ch@
m1・)社によって様々な種類が広く市販されている。
合成ゼオライトの基本構造単位、骨格構造及び気孔寸法
は、肖該技術特許、例えば米国特許第4.502.6C
JS号(第29、第15〜65行)により詳細に記載さ
れている。加えて、L型はX型及びY型よりシリカ分が
多く、気孔寸法が7〜10人であるものと定餞される。
好ましいゼオフィトは、熱安定性の高いY型である。最
も好ましいゼオライトは、Y型においてそのナトリウム
カチオンがアンモニウムカチオンと交換され、次いで約
SOO℃以上の温度で類焼すしてアンモニアが除去され
て、実質的にプロトン化されたゼオライト触媒である。
この種のゼオライトは、ユニオン・カーバイド社から商
品名LZ−Y62、LZ−Y72及びLZ−YB2とし
て市販されている。
本発明□の方法に有用な別の触媒群は、微粒状金属酸化
物担体上に付着させたヘテロポリ酸並びにそのアルカリ
又はアルカリ土類金属塩である。
このヘテロポリ酸並びにその塩はよく知られた化合物で
ある。これらは、シッジウィック(Sldg@viek
 )の著書「ザ・ケミカル・エリメント・アンド・ゼア
・コンパウンド(Th@Ch@m1ealEl@m@n
ts and Their Compounds ) 
J第11巻九第1042頁(1940年)に、多数(通
常6.9又は12個)のモリブデン酸又はタングステン
酸残基と、硼素、珪素、ゲルマニウム、チタン、ジルコ
ン、トリウム、燐、バナジウム、砒素及びマンガンの酸
素酸の群から選択される別の酸の残基1個とが組合わさ
れた複雑な構造のものと定義されている。ヘテロポリ酸
、その塩、それらのための金属酸化物担体、及び製造方
法に関するより詳細な説明は、特許明細書及び技術文献
、例えば米国特許第5.03翫097号(第2111、
第43行〜第4[第24頁)に示されている。
これらのタングステン含有へテロポリ酸によって最良の
結果が得られ、本方法の好ましい触媒は不活性金属酸化
物担体上に付着させた燐タングステン酸及び珪タングス
テン酸又はそれらのアルカリ金属塩である。好ましい担
体(脱水触媒ベース)はアル之すである。
また、チタニア、シリカ、クロミア又は他の酸化惣、例
えばタングステン、ウラン、モリブデン等の酸化物のよ
うな担体も有用な担体である。この担体上に付着させる
ヘテロポリ酸(若しくはその塩)の量は、最終的な乾燥
触媒複合物の約01〜10重量%(好ましくは1〜8重
量%)かヘテロポリ酸化合物であるような量である。ヘ
テロポリ酸の量が約10%より多い場合、本方法は操作
可能ではあるが、転化率が少しも高くないものになって
しまう。この種の最も好ましい触媒は、アルミナ担体上
に燐タングステン酸カリウム2〜8重量第を含有するも
のである。
本方法において触媒は、反応成分がその上又は中を通過
する床の形状で使用される。消費された場合・該触媒は
交換するか又は、可能ならば再生するかのいずれでもよ
い。
本発明の方法の最−一成物は、水添脱硫触媒の前処理に
、油井穴あけにおける硫黄溶剤として、′及び化学工程
におけるアルキルメルカプタンの代用品として有用であ
る。
〔実施例〕
以下、実施例に基いて本発明の方法をより詳細に説明す
る。
まず、図面に基いて本発明の方法によるジアルキルジス
ルフィドの製造工程の一員体例を説明する。
第1図は、ジーC1〜c4 アルキルジスルフィドの製
造工程を示すフ四−・ダイアダラムである。
C1〜C4アルキルアルコール、硫化水素及び元素状硫
黄が加熱気化器10.12及び14を経てモル比的2:
1 :1で連続的に供給され、混合され、次いで触媒床
を包含する反応器16内に供給される。反応を起こすた
めに、本発明の開示に従って高温、高圧を用いる。反応
器16から生ずる粗生成物流は冷却され、硫黄突出しポ
ット18内に送られて未反応の硫黄が除去される。この
未反応の硫黄は管20を経て再加熱後に反応器16に戻
される。ポット18から得られる反応粗生成物はさらに
冷却され・水分離器22内に送られて、ここで副生成物
の水が液相層分離によって有機物から除去される。この
有機性粗生成物は、次に一連の蒸留塔に送られる。その
第一の塔24において、硫化水素、二酸化炭素、硫化カ
ルボニル、不活性気体(冷却剤)及びC8〜C4アルキ
ルメルカプタン副生成物のうちの少なくとも一部分を含
む低沸点成分が上方流れとして除去され、この流れは管
26を経て反応器16に再循環される。塔24からの底
部流粗生成物は、管28を経て第二の蒸留塔30に供給
され、ここで残りの低沸点物、C1〜04アルキルメル
カプタン、いくらかの副生成物ジ(Cs〜C4)アルキ
ルスルフィド及び未反応のC1〜C4アルキルアルコー
ルが上方から除去されて、管26を経て反応器16に再
循環される。
ジ(C1〜C4)アルキルジスルフィド、副生成物のジ
(Ct〜C1)アルキルスルフィド、及び主に3〜5個
の硫黄原子を有するジ(at〜C4)アルキ/L/gリ
スルフイドから成る高沸点副生成物を含有する、塔30
から得られる底部流粗生成物は、管32を経て第三の蒸
留塔34に送られる。蒸留塔34からの上方生−物とし
て、ジ(Ct〜C4)アルキルスルフィドが管36を経
て分離される。
或いはこの副生成物のジ(C1〜C4)アルキルスルフ
ィドは、再加熱して反応器16に再循環させることもで
き、そこではこの副生成物スルフィドが再循環中にある
種の平衡レベルに達し、このレベルの基では反応器の前
後において正味のスルフィド生成量はそれ以上増加しな
゛い。ジ(at〜C4)アルキルジスルフィド及びジ(
Ct〜C4)アルキルポリスルフィドを含有する、塔3
4から得られる底部流は、下方管38を経て第四の蒸留
塔40に送られる。塔40において、上方生成物として
高純度ジ(Ct〜C4)アルキルジスルフィドが管42
を経て得られ、底部生成物としてジ(Ct〜C4)アル
キルポリスルフィドが管44を経て得られる。或いはこ
のジ(C1〜C4)アルキルポリスルフィドは、再加熱
して反応器16に再循環させることもでき、そこで該反
応器内に存在するC8〜C4メルカプタンと不均化反応
で反応して所望のジ(01〜C4)アルキルジスルフィ
ドの追加分を生成する。
以下に示す本発明の方法の実施例においては、実験用反
応器を使用した。この反応器は直径2インチ(5,08
tM1) 、長さ40インチ(10t6cPrI)の3
16番ステンレス銅製管より成り、電気的に加熱される
水平炉に囲まれている。この反応管には、その水平炉に
囲まれている範囲内において約4インチ(約10 on
 )の長さで固体微粒子状触媒が充填されている。この
反応器内に供給気体窒素(温度調節用)及び硫化水素を
計量パルプを通して供給し、予熱炉内で200℃に加熱
して反応器前部の混合!二ホールドに供給した。柔軟な
連結管を有し連続重量計に乗せられた貯蔵器から1フル
カノール及び「再循環」アルキルメルカプタンを供給し
た。加熱ジャケット式ポンプから、溶融硫黄を供給する
◇アルカノール、硫化水素、溶融硫黄及び窒素ガスは、
特定のモル比及びモル速度で反応管の入口に供給゛され
、反応器内の触媒を通過する。反応器及び隣接する硫黄
突出しポットを出る反応粗生成物は、操作圧力が150
 pmlg(約1t2atm)に保たれるように調節さ
れた背圧調節開放パルプを通って電気的にトレースされ
た316番ステンレス鋼製の管によってガス・クロマト
グラフィーの気体採集装置内に気体状で供給された。ガ
ス・クロマトグラフィー分析から、ジアルキルジスルフ
ィド(DMDS)の転化率を求めた。
例1 2回の別々の実験人及びBにおいて、反応成分のメタノ
ール・H,S、硫黄及び「再循環」メチルメルカプタン
を不活性窒素ガスと共に前述の反応器内に、前述の条件
下、それぞれのモル比1:2:4:9:10、表1に示
したその他の条件下において供給した。反応器内に使用
した触媒は、Na10として計算して約13重量%のナ
トリウムを含有するゼオライトを、そのナトリウムカチ
オシをアンモニウムカチオンに交換しこの得られたもの
を約500℃にて燻焼することによってアンモニアを除
去してナトリウムの含有量をNanoとして計算して約
2.5重ffi弧のみにする即ち実質的にプロトン化す
ることによって製造した酸(プロトン化された)Y型ゼ
オライト(ユニオン・カーバイド社製、LZ−Yd2)
である。この実験結果を表1に示す。表1中の最後の項
は、1回の通過においてメタノール及びメチルメルカプ
タンが結合してジメチルジスルフィド(DMDS)にな
る転化率を示し、これはこれら2種の供給物の結合から
理論的に可能なりMDS  の百分率で表わされる0 表1の試験データから、反応器に供給されたメタ/−ル
及び「再循環」メチルメルカプタンの大部分が消費され
\それによって生成した化合物の大部分がDMDS  
であることが明らかにわかる。
反応ゾーンに存在する条件下におけるメタノール及びH
,8からメチルメルカプタンが生成する反応〔式(4)
〕並びにメチルメルカプタン及び硫黄からDMDSが生
成する反応〔式(3)〕が同時に起こったものと仮定す
ることによって、供給メタノール及び「再循環」メチル
メルカプタンが消費され且つかなりの量のDMDS が
生成したことを最もうまく説明することができる。
これら条件下における主要副生成物は、ジメチルスルフ
ィドである。この副生成物の一部がDMDS生成に対し
て悪影響を及ぼすことなく反応ゾーンに再循環され得る
ことがわかった。
例2 3回の別々の実験C%D及びEにおいて、例1の反応成
分をモル比0HaOH:H,S:S:cH,SH:N。
=1:4:6:4:5にて前述の反応器内に1前述の条
件下及び表2に示したその他の条件下において供給した
。さらに、反応成分のモル比をそれぞれ1 +2:4:
9:10にした以外は、同じ反応成分、同じ反応器、同
じ条件下において、別の実験Fを実施した。本例の全て
の実験において使用した触媒は燐タングステン酸カリウ
ム(KPT)5重量%をアルミナ95重量−に付着させ
たものであり、これは蒸留水75mと45%水酸化カリ
ウム水溶液7.21との混合物中に燐タングステン酸1
h3flを溶解させ、この溶液を攪拌しほとんど沸騰す
るまで加温した後、F−1アルミナ〔アルコア(Ale
oa )社製)17oyを少しずつ一定の割合で添加す
ることによって調製し、得られた触媒を150℃におい
て一晩乾燥させたものである。
KPTの含有量は触媒全体の重量の約5%である。
表2に示した結果から、はとんど全てのメタノール及び
大部分の「再循環」メチルメルカプタンが転化して生成
物になったことがわかる。この生成物の大部分はDMD
8であり、また副生成物としていくらかのC8!及び少
量のジメチルスルフィドも生成した。これらの結果は、
メタノールのメチルメルカプタンへの転化〔式(4) 
)及びメチルメルカプタンのDMD8への転化〔式(3
) )が同時に起こったとすることによってのみ説明さ
れ得る。このことは、実験りのデータを調べることによ
ってさらによく説明され得る。実験りにおいて例えば生
成した全ての副生成物のジメチルスルフィド及びC8,
がメタノールから生成したものであってより多いメチル
メルカプタンからは何も生成していないと仮定しても、
ジメチルスルフィド188ポンド(約85.5kl)及
びC8,1596ボンド(約633ky)を生成するの
に必要なメタノールの量はそれぞれ194ボンド(約8
8.0k))及び588ボンド(約267ky)、合計
782ポンド(約5ssky)である。しかしながら、
供給したメタノールの量は1666ボンド(約756k
P)だつた。ということは、残りの884ボンド(約4
01ky )のメタノールから回収された未反応メタノ
ール72ボンド(約33k))を減じた分即ち少なくと
も812ボンド(約368Jcy)のメタノールがDM
D8に転化したに違いない。
これら条件における主要副生成物はC8鵞である。
C8,は全体的に反応ゾーンに再循環されて、そこで容
易にメタノールと反応して所望の中間体化合物のメチル
カプタンを生成することがわかった。
例3 KPTを付着させてないアルファ社製F−1アルミナを
触媒の代わりに用いた以外は、例2における実験と同じ
ようにして、表3に示した実験Gを実施した。その結果
から、促進剤としてのヘテo/す酸塩を含有しないアル
ミナは所望の反応に対して他と比較して効果がな(1こ
とがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例であるジ(Cs−C4)ア
ルキルジスルフィドの製造工程を示すフロー・ダイアダ
ラムである。 図中、ROMはCエルC4アルキルアルコール、R,S
は硫化水素、Sは元素状硫黄、R85Rはジ(at〜C
4)  アルキルジスルフィドを表わし、16は触媒床
を包含する反応器である。 塁 整 −

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固体・微粒子状触媒の存在下、約200〜約40
    0℃の温度、大気圧〜約600psig(約41.8a
    tm)の圧力下において、C_1〜C_1_2アルキル
    アルコール、硫化水素及び元素状硫黄をそれぞれ約2:
    4:0.5〜約1:10:10のモル比で反応ゾーン内
    に連続供給してジ(C_1〜C_1_2)アルキルジス
    ルフィドを連続的に製造することから成るジ(C_1〜
    C_1_2)アルキルジスルフィドの連続製造方法。
  2. (2)反応の際に生成するアルキルメルカプタンを回収
    し、前記反応ゾーンに再循環させる特許請求の範囲第1
    項記載の方法。
  3. (3)アルキルアルコールがC_1〜C_4アルキルア
    ルコールであり、そのモル速度が約20〜200である
    特許請求の範囲第2項記載の方法。
  4. (4)アルコール、硫化水素、元素状硫黄及び再循環メ
    ルカプタンをそれぞれ約1:1:0.5:2〜約1:1
    0:6:10のモル比で、約250〜約350℃の温度
    、約100〜約450psig(約7.80〜約31.
    6atm)の圧力下、モル速度約50〜約150におい
    て供給する特許請求の範囲第3項記載の方法。
  5. (5)副生成物のジアルキルスルフィドを前記反応ゾー
    ンに再循環させる特許請求の範囲第3項記載の方法。
  6. (6)副生成物のポリスルフィドを前記反応ゾーンに再
    循環させる特許請求の範囲第3項記載の方法。
  7. (7)触媒がX、Y又はL型ゼオライトである特許請求
    の範囲第3項記載の方法。
  8. (8)触媒が、不活性金属酸化物担体上に付着させたヘ
    テロポリ酸又はそのアルカリ金属若しくはアルカリ土類
    金属塩である特許請求の範囲第3項記載の方法。
  9. (9)触媒がY型ゼオライトである特許請求の範囲第4
    項記載の方法。
  10. (10)触媒がアルミナ上に付着させた燐タングステン
    酸アルカリ金属塩である特許請求の範囲第4項記載の方
    法。
  11. (11)Y型ゼオライト、燐タングステン酸又はそのア
    ルカリ金属塩を担持したアルミナ及び珪タングステン酸
    又はそのアルカリ金属塩を担持したアルミナより成る群
    から選択される触媒の存在下、約250〜約350℃の
    温度、約100〜約450psig(約7.80〜約3
    1.6atm)の圧力下にいてメタノール、硫化水素、
    元素状硫黄、再循環メルカプタン及び不活性ガスをそれ
    ぞれ約1:1:0.5:2:1〜約1:10:6:10
    :15のモル比で反応ゾーン内に連続供給して成るジメ
    チルジスルフィドの連続製造方法。
  12. (12)触媒がプロトン化されたY型ゼオライトである
    特許請求の範囲第11項記載の方法。
  13. (13)触媒が触媒の重量を基として1〜8%の燐タン
    グステン酸アルカリ金属塩を担持したアルミナである特
    許請求の範囲第11項記載の方法。
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