JPS61250154A - 耐応力緩和特性に優れた銅合金の製造方法 - Google Patents

耐応力緩和特性に優れた銅合金の製造方法

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JPS61250154A
JPS61250154A JP8904785A JP8904785A JPS61250154A JP S61250154 A JPS61250154 A JP S61250154A JP 8904785 A JP8904785 A JP 8904785A JP 8904785 A JP8904785 A JP 8904785A JP S61250154 A JPS61250154 A JP S61250154A
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JP
Japan
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treatment
temperature
alloy
excellent stress
stress relaxation
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Application number
JP8904785A
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English (en)
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Hidehiko So
宗 秀彦
Masahiro Tsuji
正博 辻
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔目 的〕 本発明は耐応力緩和特性の優れた銅合金の製造方法に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来、リレー、スイッチ、コネクター等の導電性ばね材
料としては、黄銅、りん青銅、洋白。
ペリIJウム銅等が用いられている。ばね特性としては
2強度、ばね限界値、ばね疲労強さ、応力緩和特性等が
ある。上記ばね材料の中で、最も良好なばね特性を有す
る材料はべIJ IJウム銅である。ベリリウム銅は、
良好なばね特性に合わせて、高い導電性を有する。しか
し、ベリリウム銅°は高価であるため、特殊な用途にし
か用いられず、一般的には、黄銅や洋白より亀、ばね特
性の優れているりん青銅が広範囲に使用されている。
〔従来技術の問題点〕
ところが、近年電気機器の小形化、高信頼化が進むにあ
たり、シん青銅よシも優れたばね特性を示し、かつ良好
な導電性を示し、ベリリウム鋼はど高価でない材料が要
求される様になった。機器を小型化しても、なお高信頼
化を得るためには、良好な接触圧を維持する必要がある
すなわち、応力緩和の少ない材料が特に求められている
。特に自動車用コネクターといった熱発生源(エンジン
)に近い所で用いられる場合は、熱の影響による応力緩
和の増加が大きな問題となる。この場合、最高で150
℃程度で長時間の応力緩和特性が優れていることが要求
される。また1機器の小型化に伴ない1通電時の温度上
昇が小さいこと、すなわち、導電性が高いことかばね特
性に合わせて必要とされる。
〔本発明の構成〕
本発明は、上記の事情に鑑み、150℃の高温において
も、応力緩和特性に優れ、高い導電性を示し、ベリリウ
ム鋼よシも安価に得られる銅合金の製造方法を提供する
ものである。すなわち1本発明は、  Ni14〜40
wt−,810.l 〜1.0Wt’j 、残部Cu及
び不可避的不純物からなる銅合金をyoa℃以上の温度
で、結晶粒度が5μ渭以上になる様に溶体化処理を行な
った後、358〜700cの温度で時効処理を行なうか
、又は前記溶体化処理の後、95−以下の加工度で冷間
加工を行ない、その後350〜700℃の温度で時効処
理を行なうことを特徴とする耐応力緩和特性に優れた銅
合金の製造方法及び前記時効処理の後、20〜95−の
加工度で冷間加工をし、さらに150〜800℃の温度
で再結晶させない熱処理を行なうことを特徴とする耐応
力緩和特性に優れた前記鋼合金の製造方法並びにN1α
4〜4.0Wt−,8111〜1.OWt’l、さらに
副成分として、  P、8n、As、Or、Mg、Mn
、8b、IPe、Oo*A]、eTi、Zr、Be、Z
nからなる群より選択された1種又は2種以上を総量で
α001〜2. o wts 、残部Cu及び不可避的
不純物からなる銅合金を700℃以上の温度で結晶粒度
が5μm以上になる様に溶体化処理を行なった後、35
0〜700℃の温度で時効処理を行なうか、又は前記溶
体化処理の後、95%以下の加工度で冷間加工を行ない
その後350〜700℃の温度で時効処理を行なうこと
を特徴とする耐応力緩和特性に優れた銅合金の製造方法
及び前記時効処理の後、20〜95%の加工度で冷間加
工をし、さらに150〜800℃の温度で再結晶させな
い熱処理を行なうことを特徴とする耐応力緩和性に優れ
た銅合金の製造方法に関する。
〔本発明の詳細な説明〕
次に本発明の各成分及び製造条件の限定理由を述べる。
本発明でN1含有景を0.4〜40 wt−としたのは
、  Ni含有量が0.4vt1未満ではslを共添し
時効処理を行なっても強度が低く、ばね性が十分ではな
く、N1含有量がt o wtsを超えると。
強度は得られるが、導電性が低下し、半田付は性が著し
く劣化するためである。81含有量を(11〜1. r
J wtsとしたのは、 81含有量が0.1wt慢未
満では、 Niを共添して時効処理を行なっても高い導
電性は得られず、811.0wt−を超えると。
加工性、導電性が著しく低下し、半田付は性も劣化する
ためである。
また、副成分として、  P、E?n、As、Or、M
g、Mn、8に++Fe 、 Co 、Al 、 Ti
 、 Zr 、Be h Znのうち1種又は2種以上
を総量で0. O01〜2. 0wt*添加する理由は
これらの副成分を添加することにより9強度。
ばね特性を向上させるためであるが、CLOO1wt%
未満では効果はな(,2,0Wt嘩を超えると。
導電性が低下し、加工性も劣化するためである。
次に、結晶粒度を5μm以上になる様に溶体化処理を行
なう理由は、溶体化処理を行なうことによシ、耐応力緩
和特性が向上する。さらに結晶粒度は応力緩和特性に大
きく影響を及はし。
5μm未満では応力緩和が大きく、ばね性が向上しない
ためである。
また、溶体化処理後に冷間加工を行なう場合。
冷間加工度を95%以下とした理由は、  95viを
超える加工度では、材料の形状が悪C→。
高精度が要求される電子部品としては、使用が困難なた
めである。
そして9時効処理は、ばね性を向上させるために必要で
あるが1時効処理温度を350〜700℃とする理由は
、350℃未満では1時効処理に時間がかかル、経済的
ではな(,700℃を超えると、  Ni、81の組成
によりては、阻、81が固溶してしまい9時効硬化型の
合金の特徴である。
強度およびばね特性が得られないためである。
実操業的には420〜480℃での時効処理が推奨され
る。
さらに、要求される寸法1知得を得るため必要に応じて
、2回目の冷間加工と熱処理を行なうが、冷間加工度を
20〜95−とする理由は。
2〇−未満の加工度では、ばね材として十分な強度が得
られず、95−を超える加工度では材料の形状が悪くな
シ、高精度が要求される電子部品としては、使用が困難
なためである。150〜800℃の温度で再結晶させな
いで熱処理を行なう理由は、冷間加工後に再結晶させな
い熱処理を行かうととKより、ばね特性、特に応力緩和
特性をさらに向上させるためであシ、熱処理温度を15
0〜800℃とする理由は、150℃未満では、熱処理
時間が極めて長くなり、経済的でfi(,800℃を超
えると、熱処理時間が短かくなシ、特性の制御が困難に
なるためである。また、との熱処理を350〜700℃
の温度で行なえば、材料は時効され、さらに高い導電性
が得られる。
次に本発明の詳細な説明する。
〔実施例〕
第1表に示される本発明に係る各種成分組成の合金を、
電気鋼あるいは無酸素鋼、そして添加元素の高純度金属
あるいは母合金を1料とし。
高周波溶解炉で大気、不活性、雰囲気中で溶解し、  
5QtmtX j QrJm” X 3QOm’のイン
ゴットを鋳造した。次にインゴットを950℃で熱間圧
延をした後、水焼入れを行ない、厚さ7鱈の板とした後
2面前を行ない1表面のスケール等欠陥を除き、冷間圧
延を行なって厚さ1.5■とじた。
これを第1表に示す種々の結晶粒度釦なる様に各種条件
で溶体化処理を行々りた後、各種加工度にて冷間圧延を
行ない、その後各種条件で時効処理を行なつた。さらK
いくつかの40については、2回目の圧延を行なった後
、熱処理を行なった。
この様にして調整された試料の評価を行なった。強度、
伸びは引張試験により求め九。導電率は電気抵抗を測定
し、*IA08単位に換算した。ばね限界値は片持ち式
のばねたわみ試験機により測定した。応力緩和特性は、
150℃。
大気中で、12−耐力の80−の曲げ応力を付加し、1
000時間後の応力緩和率を憾で評価した。
これらの結果を比較の例とと本に第1表に示した。第1
表に示す様に、結晶粒度を5μm以上となる様に溶体化
処理を行なった後時効処理を行なった本発明の例は、応
力緩和特性に優れており2時効後に冷間加工および再結
晶させない熱処理を行なうととによ)、耐応力緩和特性
がさらに優れたものとなることがわかる。
この様に本発明の創造方法によシ、導電性ばね材料とし
て特に耐応力緩和特性がシん背銅よシも優れ、ベリリウ
ム銅よシも安価なものが得られる。
手続補正書 昭和60年11月8日

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Ni0.4〜4.0wt%、Si0.1〜1.0
    wt%、残部Cu及び不可避的不純物からなる銅合金を
    700℃以上の温度で結晶粒度が5μm以上になる様に
    溶体化処理を行なった後、350〜700℃の温度で時
    効処理を行なうか、又は前記溶体化処理の後、95%以
    下の加工度で冷間加工を行ない、その後350〜700
    ℃の温度で時効処理を行なうことを特徴とする耐応力緩
    和特性に優れた銅合金の製造方法。
  2. (2)前記時効処理の後、20〜95%の加工度で冷間
    加工をし、さらに150〜800℃の温度で再結晶させ
    ない熱処理を行なうことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の耐応力緩和特性に優れた銅合金の製造方法。
  3. (3)Ni0.4〜4.0wt%、Si0.1〜1.0
    wt%、副成分として、P、Sn、As、Cr、Mg、
    Mn、Sb、Fe、Co、Al、Ti、Zr、Be、Z
    nからなる群より選択された1種又は2種以上を総量で
    0.001〜2.0wt%、残部Cu及び不可避的不純
    物からなる銅合金を 700℃以上の温度で結晶粒度が5μm以上になる様に
    溶体化処理を行なった後、350〜700℃の温度で時
    効処理を行なうか、又は前記溶体化処理の後、95%以
    下の加工度で冷間加工を行ない、その後350〜700
    ℃の温度で時効処理を行なうことを特徴とする耐応力緩
    和特性に優れた銅合金の製造方法。
  4. (4)前記時効処理後、20〜95%の加工度で冷間加
    工をし、さらに150〜800℃の温度で再結晶させな
    い熱処理を行なうことを特徴とする特許請求の範囲第3
    項記載の耐応力緩和特性に優れた銅合金の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007119844A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Hitachi Cable Ltd 曲げ加工性に優れる高強度銅合金材およびその製造方法
US7291232B2 (en) * 2003-09-23 2007-11-06 Luvata Oy Process for high strength, high conductivity copper alloy of Cu-Ni-Si group

Cited By (3)

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