JPS6124974A

JPS6124974A - 厨芥処理装置

Info

Publication number: JPS6124974A
Application number: JP14546684A
Authority: JP
Inventors: 竹山　哲; 前島　茂人; 建樹小沢; 堀内　功一; 根岸　宣匡
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1984-07-13
Filing date: 1984-07-13
Publication date: 1986-02-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕この発明は、家庭の台所やレストラン、ホテル。

旅館などの調理場で発生する厨芥の処理装置に関し、さ
らに詳しくは、厨芥の水分を衛生的に除去しその取扱い
を容易にするだめの処理装置に関するものである。

〔従来技術〕

従来、この種の装置として、厨芥を粉砕したのち遠心分
離あるいはスクリュウプレスによって脱水するものがあ
ったが、いずれも遠心分離機あるいはスクリュウプレス
のスクリーンが飯粒などでしばしば目詰シし、脱水性能
が著しく低下するため実用的ではなかった。

したがって、わが国では一般に、厨芥を何ら処理せずそ
のままポリ袋やポリ容器などに入れ、地方自治体などに
よシゴミ収集が行われるまで、各発生場所で保管されて
いるのが実情であるが、この間に悪臭が発生するなど衛
生上に問題があった。

また、厨芥の含水率が高く嵩張るため取扱いが不便であ
シ、輸送コストおよび焼却など最終処分のコストが高く
つくという問題もあった。

〔発明の概要〕

この発Ｆ！Ａは上記のような問題を解決するためになさ
れたもので、厨芥を収容する容器と、この容器に気体を
循環送給する気体送給手段と、上記気体を加熱する加熱
手段と、上記容器、気体送給手段および加熱手段間を連
通ずる導管とにより形成される気体循環路、並びに上記
導管に設けられ。

上記気体の一部を上記気体循環路の外に取り出す分岐路
を備えることによシ、上記厨芥に高温気体を当てて厨芥
に含まれる水分を除去し、厨芥の取扱いを衛生的かつ容
易にする実用的な厨芥処理装置の提供を目的としている
。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を図をもとに説明する。第１
図はこの発明の一実施例を示す概念図であ９２図におい
て、（１）は厨芥を収容する容器、（２）はこの容器に
気体を循環送給する気体送給手段すなわちとの例では送
風機、（３）は気体を加熱する加熱手段すなわちこの例
では加熱器、（４）は容器＋１）と送風機（２）と加熱
器（３）間を連通ずる導管であシ、容器（１）と送風機
（２）と加熱器（３）と導管（４）によシ気体循環路を
形成している。′（５）は容器（りの出口側と加熱器（
３）の入口側を結ぶ導管（４）に設けられ、気体の一部
を気体循環路の外に取シ出す分岐路、（６）は流し。

（７）はこの流しく６）に取シ付けられた排水管、（８
）はこの排水管（７）の水封部である、この例では分岐
路（５）は流しく６）の排水管（７）に接続されている
。

次に動作について説明する。容器（１）に所定量の厨芥
を収容し、送風機（２）を稼動させ、加熱器（３）をつ
けると、上記循環路内の気体（初めは空気）は。

矢印で示すように加熱器（３）で加熱昇温された後。

容器（１）内の厨芥と接触してこれを加熱昇温し、厨芥
の水分の少くとも一部を蒸発させた後、送風機（２）に
よって再び加熱器（３）へ循環供給され上記のような昇
温−蒸発過程を繰シ返す。その際、上記循環路を循環す
る気体の温度は次第に上昇し、その体積が増加する。

また、厨芥の水分蒸発量に見合った水蒸気が発。

生するので、これによっても循環路内の気体の体積は増
加する。体積の増加した気体は分岐路（５）を通って流
しく６）の排水管（７）の中へ放出される。排水管（７
）内の圧力は通常大気圧に等しいので、循環路内の気体
の圧力も排水管（７）内の圧力とバランスし。

実質的に大気圧のままに留まる。

循環路内の気体は当初空気であるが２時間の経過と共に
厨芥の温度が上昇するにつれて、水蒸気が次々と発生し
てくるので、当初循環路内にあった空気鉱水蒸気によっ
て次第に置換され、遂には実質的に水蒸気のみが循環路
内を循環するようになる。そして、引続き次々と新たに
発生してくる水蒸気に相当する量の水蒸気が分岐路（５
）を経て排水管（７）内へ押し出され、ここで凝縮して
水となる。

このようにして厨芥の水分が除去され、厨芥は乾燥され
るのであるが、厨芥の乾燥が充分に進み厨芥から発生す
る水蒸気の量が少くなってくると厨芥の温度が著しく上
昇し始めるので、加熱器（３）を消し、厨芥の温度が充
分低下した段階で送風機（２）を止め、乾燥された厨芥
を取り出す。

第２図はこの発明の他の実施例を示す概念図であり、送
風機（２）を分岐路（５）の取付位置より下流側に移し
、また分岐路（５）に水蒸気を凝縮させるだめの凝縮器
Ｏ１ｌを新たに設けた点を除いて、第１図に示す実施例
と同じである。動作も同様である。凝縮器αυは分岐路
（５）に押し出されてくる水蒸気を凝縮させるので、循
環路１分岐路（５）及び排水管（７）内の圧力上昇が殆
んど起らず水蒸気の排出がスムーズに行われると共に、
水蒸気の洩れに伴なう厨芥臭気放出の問題も起らない。

また、排水管（７）の温度上昇も起らないので、排水管
（７）に塩化ビニール製パイプを使用している場合でも
変形の心配はない。また、送風機（２）を分岐路（５）
の取付位置よシ下流側に移したが、この場合も第１図の
実施例の場合と同様の効果を奏する。

第３図はこの発明の一実施例に係わる容器（１）の−例
を示す概念図であシ、容器（１）は流しく６）の底の一
部に穴を明けて取シ付けてあシ、容器（１）の蓋Ｑυは
流しく６）の切り抜かれた部分の底板金も兼ねている。

＠は厨芥四の投入排出口、破線で囲んだ（ハ）は出し入
れの自由にできる金鋼などの篭、　Ｃｌ４）は導管（４
）から導入される循環気体を通過させ、かつ篭（至）を
乗せられる棚、（ホ）はドレイン管である。

次に動作について説明する。厨芥（ハ）を入れた篭（ハ
）を容器（１）に装着し、蓋（２Ｄを閉め、厨芥（ハ）
の水を切る。図示していないが、ドレイン管（ハ）は直
接または分岐路を径て流しの排水管に排続されているの
で、厨芥（至）から滴シ落ちた水はドレイン管（ハ）を
通じて流しの排水管内に排出される。厨芥（ハ）の水を
充分切った後、ドレイン管（ハ）に設けたバルブ（図示
せず）を閉じ、上記実施例で説明したように。

厨芥＠全乾燥させる。乾燥の終った厨芥（ハ）は、篭（
ハ）に入れたまま投入排出口（２２）から取シ出す。

なお、この実施例では篭（ハ）を用いて、容器（１）の
上部に設けた投入排出口Ｉ２３から厨芥ｔＡを出し入れ
するようになっているが、第４図に示した他の実施例の
ように、厨芥（ハ）の排出口を容器の下部に設けてもよ
い。第４図において、Ｃ１υは厨芥の投入口。

０りは厨芥の排、出口であシ、他の符号は第１〜３図に
示した符号と同じものを示す。この実施例では第３図の
例のように篭（ハ）を用いる必要はなく、乾燥が終了す
れば、棚Ｑ４および排出口０擾を点線の矢　　□印で示
した如く開けて、乾燥処理した厨芥Ｃ１容器αυの下か
ら取り出す８以上のようにして得られる乾燥厨芥は、充分脱水されて
、その重量は大幅に減少しておシ、また。

そのまま放置しても悪臭の発生はみられないので。

取扱いが容易で衛生的である。

また、循環路を循環する高温の循環気体によって厨芥（
イ）の水分を蒸発させて水蒸気を発生させ。

新たに発生した水蒸気のみを循環路に接続された分岐路
（５）を通じて系外に取り出すようにしたので。

循環気体のみを加熱すればよく、省エネルギー的である
。また、第３図、第４図に示す実施例では厨芥翰の投入
口（ハ）、０υが流しく６）に取り付けられているので
、厨芥翰の取扱いが便利である。さらに。

厨芥（ハ）のドレインおよび厨芥（１）から発生する水
蒸気を流しく６）の排水管（７）の水封部（８）の下流
側に排水するようにしたので、臭気が周囲に洩れること
もなく衛生的である。

なお、この発明の厨芥処理装置に用いられる加熱器（３
）の型式およびその使い方には特に制約は無く１通常、
電熱器を循環路内に設置して循環気体を直接加熱する方
法を用いるが、バーナなどによシ循環路の外部から循環
気体を間接的に加熱する方法を用いてもよい。

加熱器（３）の容量および循環気体の流量は容器（１）
の容量、所要乾燥速度、循環路の保温の程度などによっ
て適宜選定する。

また、凝縮器Ｑυの型式についても特に制約は無い。

送風機（２）は容器（１）の出口側即ち加熱器（３）の
入口側に設ける方が送風機（２）の耐熱性の観点から好
ましい。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、厨芥全収容する容器
と、この容器に気体を循環送給する気体送給手段と、上
記気体を加熱する加熱手段と、上記容器、気体送給手段
および加熱手段間を連通ずる導管とにより形成される気
体循環路、並びに上記導管に設けられ、上記気体の一部
を上記気体循環路の外に取シ出す分岐路を備えたので、
上記厨芥に高温気体を当てて厨芥に含まれる水分を除去
し、厨芥の取扱いを衛生的かつ容易にできる実用的な厨
芥処理装置が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による厨芥処理装置を示す
概念図、第２図はこの発明の他の実施例による厨芥処理
装置を示す概念図、第３図、第４図はそれぞれこの発明
による装置に用いられる容器の一例を示す概念図である
。図において、（１）は容器、（２）は気体送給手段、（
３）は加熱手段、（４）は導管、（５）は分岐路、（Ｉ
ｎは凝縮器。（ハ）はドレイン管である。なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示すもの
とする。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）厨芥を収容する容器と、この容器に気体を循環送
給する気体送給手段と、上記気体を加熱する加熱手段と
、上記容器、気体送給手段および加熱手段間を連通する
導管とにより形成される気体循環路、並びに上記導管に
設けられ、上記気体の一部を上記気体循環路の外に取り
出す分岐路を備えた厨芥処理装置。
（２）分岐路が大気に開放されていることを特徴とする
特許請求の範囲第１項記載の厨芥処理装置。
（３）分岐路が凝縮器を備えていることを特徴とする特
許請求の範囲第１項または第２項記載の厨芥処理装置。
（４）分岐路は気体循環路内の容器の出口側と加熱器の
入口側を結ぶ導管に設けられていることを特徴とする特
許請求の範囲第１項ないし第３項の何れかに記載の厨芥
処理装置。
（５）容器がドレイン管を備えていることを特徴とする
特許請求の範囲第１項ないし第４項のいずれかに記載の
厨芥処理装置。