JPS6124970A - 高純度酸素ガス製造装置 - Google Patents

高純度酸素ガス製造装置

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JPS6124970A
JPS6124970A JP14633484A JP14633484A JPS6124970A JP S6124970 A JPS6124970 A JP S6124970A JP 14633484 A JP14633484 A JP 14633484A JP 14633484 A JP14633484 A JP 14633484A JP S6124970 A JPS6124970 A JP S6124970A
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JP
Japan
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oxygen
oxygen gas
liquid
liquid oxygen
nitrogen
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JP14633484A
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English (en)
Inventor
明 吉野
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Daido Sanso Co Ltd
Original Assignee
Daido Sanso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、高純度の酸素ガスを簡易に製造しうる高純
度酸素ガス製造装置に関するものである。
〔背景技術〕
従来から、酸素ガスは、空気分離装置を用い、窒素と酸
素の沸点の差を利用して両者を分離することにより製造
されている。そして、上記空気分離装置においては、空
気の液化分離に必要な寒冷を発生させるため、膨張ター
ビンを備え、断熱膨張によるジュールトムソン効果を利
用している。
しかしながら、膨張タービンは回転速度が極めて大(数
万回/分)であるため、負荷変動(製品酸素ガスの取出
量の変化)に対するきめ細かな追従運転が困難である。
すなわち、製品酸素ガスの取出量の変化に応じて膨張タ
ービンの回転速度を正確に変化させ、酸素ガス製造原料
である圧縮空気を常時一定温度に冷却することが困難で
あり、その結果、得られる製品酸素ガスの純度がばらつ
き、頻繁に低純度のものがつくりだされ全体的に製品酸
素ガスの純度が低くなっていた。また、膨張タービンは
高速回転するため機械構造上高精度が要求され、かつ高
価であり、機構が複雑なため特別に養成した保全要員が
必要という難点も有している。すなわち、膨張タービン
は高速回転部を有するため、上記のような諸問題を生じ
るのであり、このような高速回転部を有する膨張タービ
ンの除去に対して強い要望がある。
〔発明の目的〕
この発明は、高純度の酸素ガスを簡易に製造しうる装置
の提供をその目的とする。
〔発明の開示〕
上記の目的を達成するため、この発明の高純度酸素ガス
製造装置は、外部より取り入れた空気を圧縮する空気圧
縮手段と、この空気圧縮手段によって圧縮された圧縮空
気中の窒素の大部分を吸着除去する窒素除去手段と、こ
の窒素除去手段を経た圧縮空気を超低温に冷却する熱交
換手段と、この熱交換手段により超低温に冷却された圧
縮空気を液化分離し窒素を気体として塔の上部にまた酸
素を液体として塔の下部に保持する精留塔と、液体酸素
を貯蔵する液体酸素貯蔵手段と、この液体酸素貯蔵手段
内の液体酸素を寒冷源として上記精留塔内に導く導入路
と、取出口が上記精留塔内の液体酸素の上面より上方に
開口し液体酸素の気化により生じた酸素ガスを製品酸素
ガスとして取り出す酸素ガス取出路を備えるという構成
をとる。
つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳しく説明する
第1図はこの発明の一実施例を示している。図において
、■は空気圧縮機、2,3.4はそれぞれ内部にN2を
選択的に吸着する吸着剤(合成ゼオライト:モレキュラ
ーシーブ)が充填されている窒素吸着筒で、それぞれそ
の入口が、弁2b。
3b、4bを備えた流入路2a、3a、4aを介して空
気圧縮機パイプ1aに接続されている。6は真空ポンプ
で、弁2C,3C,4Cを備えた吸引路5を介して上記
吸着筒2,3.4の入口に接続されている。2d、3d
、4dは、それぞれ上記吸着筒2,3.4の出口に接続
されている吐出路で、それぞれ弁2e、3e、4eを備
えている。これらの取出路2d、3d、4dは、圧縮空
気供給パイプ8に接続されている。そして、上記吸着筒
2,3.4は、そのなかの1個が吸着に使用され、その
間残るものが真空ポンプ6の真空吸引による再生作用を
受け、ついで再生されたものの1個が再生作用を受ける
。これを繰り返して連続吸着作動するようになっている
。13は第1の熱交換器であり、吸着筒2.  (3)
、  (4)により窒素ガスの大部分が吸着除去され酸
素リッチになった圧縮空気(0□:80%)の一部が、
分岐パイプ8aを通して送り込まれる。14は第2の熱
交換器であり、窒素ガスの大部分が吸着除去され酸素リ
ッチになった圧縮空気の残部が、分岐パイプ8bを通し
て送り込まれる。15は内部が精留棚により多段になっ
ている精留塔である。この精留塔15の上部には、第1
および第2の熱交換器13.14により超低温に冷却さ
れた圧縮空気(酸素リッチ)が、パイプ9に設けられた
冷却器11により液化されて供給される。精留塔15は
、供給された液化圧縮空気(液化空気)のうちの窒素分
を気化して上方に移行させ、酸素分を液体のまま下方に
流下させるようになっている。9aは液体空気を精留塔
15内に供給するに際し、散布状で供給する散布部、1
0は第1の熱交換器13で冷却された圧縮空気をパイプ
9に合流させる合流パイプで、その一部が精留塔15の
底部に入り込み、内部を流れる圧縮空気でそこに溜る液
体酸素18を加熱気化するようになっている。23は液
体酸素貯槽であり、内部の液体酸素(高純度品)を、導
入路パイプ24を経由させて精留塔15内へ寒冷源とし
て送入するようになっている。27は精留塔塔部22の
上部に溜った窒素ガスを廃窒素ガスとして放出する放出
パイプで、超低温の窒素ガスを冷却器11および第1の
熱交換器13内に案内し、そこに送り込まれる圧縮空気
と熱交換させて常温にし大気中に放出する作用をする。
27aは膨張弁である。28は製品酸素ガス取出パイプ
で、その取出口が精留塔15の底部に溜った液体酸素の
上側に位置し、気化した状態の液体酸素(酸素ガス)を
取り込み、取り込んだ超低温の酸素ガスを第1の熱交換
器13に案内して圧縮空気と熱交換させて常温にしてか
ら製品酸素ガスとして系外に送出するようになっている
。この場合、製品酸素ガス取出パイプ28は、液体酸素
ではなくそれの気化したものを取り出すようになってい
るため、液体酸素中に混在する不純炭化水素を製品酸素
ガスとともに取り出すことがない。29は精留塔15の
底部に溜った液体酸素(炭化水素混在)を放出する放出
パイプで、液体酸素を第2の熱交換器14に案内して圧
縮空気と熱交換させて常温にし大気中に放出するように
なっている。
この装置は、つぎのようにして製品酸素ガスを製造する
。すなわち、空気圧縮機1により空気を圧縮し、圧縮さ
れた空気を吸着筒2.  (3)、  (4)に送り込
み、圧縮空気中の窒素の大部分を吸着除去する。ついで
、窒素の大部分が吸着除去され酸素リッチになった圧縮
空気を、パイプ8および分岐パイプ8a、8bを経由さ
せて第1.第2の熱交換器13.14に送り込み超低温
に冷却する。そして、これをパイプ9に送り込み、パイ
プ9に設けられている冷却器11で冷却し液化して散布
部9aから精留塔15内に散布する。そして、窒素を気
化させて精留塔15の上部に移行させ、酸素を液体のま
ま下方に流下し底部に液体酸素18として溜める。つい
で、精留塔15の上部に溜った廃窒素ガスを放出パイプ
27から取り出し冷却器11および第1の熱交換器13
を経由させ常温ガスにして大気中に放出するとともに、
底部に溜った液体酸素(炭化水素混在)を放出パイプ2
9から取り出し第2の熱交換器を経由させ常温ガスにし
て大気中に放出する。同時に、液体酸素の液面の僅か上
方に滞留する液体酸素気化物(酸素ガス)をパイプ28
から製品酸素ガスとして取り出し第1の熱交換器13で
熱交換させ常温製品酸素ガスとして系外に送出する。こ
の場合、液体酸素貯槽23から導入路パイプ24を経て
精留塔15内に送り込まれた液体酸素は、寒冷源として
作用し、それ自身は気化して取出パイプ28から製品酸
素ガスの一部として取り出される。すなわち、液体酸素
貯槽23の液体酸素は寒冷源としての作用を終えたのち
、廃棄されるのではなく、圧縮空気を原料とする高純度
酸素ガスと合体して製品化されるのであり、無駄なく利
用される。
第2図は、第1図の装置に真空保冷函を設けた実施例を
示している。すなわち、この実施例は、精留塔15およ
び第1.第2の熱交換器13.14ならびに冷却器11
を真空保冷函(一点鎖線で示す)中に収容し、精留効率
の向上を図っている。それ以外の部分は第1図の装置と
同じである。
〔発明の効果〕
この発明の高純度酸素ガス製造装置は、膨張タービンを
用いず、それに代えて何ら回転部をもたない液体酸素貯
槽等の液体酸素貯蔵手段を用いるため、装置全体として
回転部がなくなり故障が全く生じない。しかも膨張ター
ビンは高価であるのに対して液体酸素貯槽は安価であり
、また特別な要員も不要になる。そのうえ、膨張タービ
ンは負荷変動(製品酸素ガスの取出量の変化)に対する
きめ細かな追従運転が困難であり、製品酸素ガスの取出
量の変化に応じてその回転数を正確に変化させ、酸素ガ
ス製造原料である圧縮空気を常時一定温度に冷却するこ
とが困難であるところ、この発明は、それに代えて液体
酸素貯槽を装備し、供給量のきめ細かい調節が可能な液
体酸素を寒冷源として用いるため、負荷変動に対するき
め細かな追従が可能となり、純度が安定していて極めて
高い酸素ガスを製造しうるようになる。しかも、この装
置は、空気圧縮手段によって圧縮された圧縮空気が殆ど
圧力損失のない状態で精留塔に供給される。その結果、
エネルギー損失のない状態で製品酸素ガスが製造される
ようになるため、製品酸素ガスのコストが安くなる。ま
た、この装置は、液体酸素を寒冷として用い、使用後こ
れを逃気するのではなく、空気を原料として製造される
酸素ガスに併せて製品酸素ガスとするため資源の無駄を
生じないのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の構成図、第2図は他の実
施例の構成図である。 1・・・空気圧縮機 2. 3. 4・・・窒素吸着筒
 11・・・冷却器 13.14・・・熱交換器 15
・・・精留塔 18・・・液体酸素 23・・・液体酸
素貯槽 24・・・導入路 27・・・廃窒素ガス放出
パイプ 28・・・製品酸素ガス取出パイプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外部より取り入れた空気を圧縮する空気圧縮手段
    と、この空気圧縮手段によって圧縮された圧縮空気中の
    窒素の大部分を吸着除去する窒素除去手段と、この窒素
    除去手段を経た圧縮空気を超低温に冷却する熱交換手段
    と、この熱交換手段により超低温に冷却された圧縮空気
    を液化分離し窒素を気体として塔の上部にまた酸素を液
    体として塔の下部に保持する精留塔と、液体酸素を貯蔵
    する液体酸素貯蔵手段と、この液体酸素貯蔵手段内の液
    体酸素を寒冷源として上記精留塔内に導く導入路と、取
    出口が上記精留塔内の液体酸素の上面より上方に開口し
    液体酸素の気化により生じた酸素ガスを製品酸素ガスと
    して取り出す酸素ガス取出路を備えた高純度酸素ガス製
    造装置。
JP14633484A 1984-07-13 1984-07-13 高純度酸素ガス製造装置 Pending JPS6124970A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03227220A (ja) * 1990-02-01 1991-10-08 Paron:Kk 室内仕切用パーティション板等の製造装置
WO2004085941A1 (ja) * 2003-03-26 2004-10-07 Air Water Inc. 空気分離装置

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