JPH0325715B2 - - Google Patents

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JPH0325715B2
JPH0325715B2 JP27877585A JP27877585A JPH0325715B2 JP H0325715 B2 JPH0325715 B2 JP H0325715B2 JP 27877585 A JP27877585 A JP 27877585A JP 27877585 A JP27877585 A JP 27877585A JP H0325715 B2 JPH0325715 B2 JP H0325715B2
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nitrogen gas
nitrogen
condenser
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liquid nitrogen
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Daido Sanso Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は窒素ガス製造装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
電子工業では極めて多量の窒素ガスが使用され
ている。このため、安価な窒素ガスの供給が望ま
れ、その要望に応えるためにPSA方式が導入さ
れ、それによつて窒素ガスが製造され供給される
ようになつている。このPAS方式による窒素ガ
ス製造装置を第1図に示す。図において、1は空
気取入口、2は空気圧縮機、3はアフタークーラ
ー、3aは冷却水供給路、4は油水セパレーター
である。5は第1の吸着槽、6は第2の吸着槽で
あり、V1およびV2は空気作動弁で、空気圧縮機
2によつて圧縮された空気を弁作用により吸着槽
6に送り込む。V3およびV4は真空弁であり、吸
着槽5,6内を真空ポンプ6aの作用により真空
状態にする。6bは真空ポンプ6aに冷却水を供
給する冷却パイプ、6cはサイレンサー、6dは
その排気パイプである。V5、V6、V7およびV9
空気作動弁である。7は製品槽であり、パイプ8
により吸着槽5,6に接続されている。7aは製
品窒素ガス取出パイプ、7bは不純物分析計、7
cは流量計である。
この窒素ガス製造装置は、空気圧縮機2により
空気を圧縮し、この空気圧縮機2に付随するアフ
タークーラー3によつて圧縮された空気を冷却し
てセパレーター4で凝縮水を除去し、空気作動弁
V1またはV2を経由させて吸着槽5,6に送入す
る。2基の吸着槽5,6はそれぞれ酸素吸着用の
カーボンモレキユラシーブを内蔵しており、これ
らの吸着槽5,6にはプレツシヤースイング方式
により一分間毎に交互に圧縮空気が送り込まれ
る。この場合、圧縮空気の送り込まれていない吸
着槽5,6は真空ポンプ6aの作用により内部が
真空状態にされる。すなわち、空気圧縮機2によ
り圧縮された空気は、一方の吸着槽5内に入りカ
ーボンモレキユラシーブによつてそのなかの酸素
分を吸着除去され、窒素ガスとなつて弁V5、V6
V9を経て製品槽7に送られパイプ7aから取り
出される。この時、他方の吸着槽6は、空気圧縮
機2からの空気が弁V2の閉成によつて遮断され、
かつ弁V4の開成によつて内部が真空ポンプ6a
により真空吸引される。その結果、カーボンモレ
キユラシーブに吸着された酸素が吸引除去されカ
ーボンモレキユラシーブが再生される。このよう
にして、吸着槽5,6から交互に窒素ガスが製品
槽7に送られ製品窒素ガスが連続的に得られる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の窒素ガス製造装置は、カーボンモレキユ
ラシーブが酸素を選択的に吸着するという特性を
利用して窒素ガスを製造するため、安価に窒素ガ
スを得ることができる。しかしながら、上記のよ
うに、2基の吸着槽5,6に一分間毎に交互に圧
縮空気を送り、それと同時に、他方の吸着槽内を
真空吸引するため、弁が多数必要になるととも
に、弁操作も煩雑になり故障が多発しやすいとい
う欠点を有している。そのため、2個1組の吸着
槽5,6を2組設け、1組を予備としなければな
らないのが実情である。したがつて、設備費がか
さむという欠点も有している。
他方、従来の深冷液化方式の窒素ガス製造装置
は、圧縮機で圧縮された圧縮原料空気の冷却用熱
交換器の冷却のために、膨脹タービンを用い、こ
れを精留塔内に溜る液体空気(深冷液化分離によ
り低沸点の窒素はガスとして取り出され、残部が
酸素リツチな液体空気となつて溜る)から蒸発し
たガスの圧力で駆動するようになつている。とこ
ろが、膨脹タービンは回転速度が極めて大(数万
回/分)であつて負荷変動(製品窒素の取出量≪
需要量≫の変動)に対する追従運転が困難である
ため、負荷変動時に製品の純度がばらつくという
難点を有している。また、このものは高速回転す
るため機械構造上高精度が要求され、かつ高価で
あり、機構が複雑なため特別に養成した要員が必
要という難点も有している。すなわち、膨脹ター
ビンは高速回転部を有するため、上記のような諸
問題を生じるのであり、このような高速回転部を
有する膨脹タービンの除去に対して強い要望があ
つた。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、このような事情に鑑みなされたも
ので、外部より取り入れた空気を圧縮する空気圧
縮手段と、この空気圧縮手段によつて圧縮された
圧縮空気中の炭酸ガスと水分とを除去する除去手
段と、この除去手段を経た圧縮空気を超低温に冷
却する熱交換手段と、この熱交換手段により超低
温に冷却された圧縮空気の一部を液化して底部に
溜め、窒素のみを上部から気体として取り出す精
留塔を備えた窒素ガス製造装置において、精留塔
の上部に設けられた液体窒素を溜める分縮器と、
装置外から液体窒素の供給を受けこれを貯蔵する
液体窒素貯蔵手段と、この液体窒素貯蔵手段内の
液体窒素を冷熱発生用膨脹器からの発生冷熱に代
えて圧縮空気液化用の寒冷源として連続的に上記
精留塔における上記分縮器中の貯溜液体窒素内に
導く導入路と、上記分縮器の液面を制御する制御
手段と、上記精留塔から気体として取り出される
窒素ガスおよび上記精留塔内において寒冷源とし
ての作用を終え気化した上記液体窒素を上記熱交
換手段を経由させ上記圧縮空気と熱交換させるこ
とにより温度上昇させ製品窒素ガスとする窒素ガ
ス取出路と、この窒素ガス取出路の中間部に設け
られ上記窒素ガス取出路を流れる窒素ガスを冷却
してその一部を凝縮液化する凝縮器と、上記精留
塔の底部に溜る液体空気の冷熱を利用して上記凝
縮器内を冷却する冷却手段と、上記凝縮器内にお
ける凝縮液化により生成した液体窒素を上記凝縮
器から上記精留塔へ戻す戻し路を備えたことを特
徴とする窒素ガス製造装置をその要旨とするもの
である。
すなわち、この発明の窒素ガス製造装置は、液
体窒素の蒸発熱を利用して、精留塔に送り込まれ
る圧縮空気を冷却し、圧縮空気の一部を液化分離
して窒素を気体のままで保持し、これを、精留塔
における寒冷源しての作用を終えて気化した液体
窒素と合わせて製品窒素ガスとして取り出すた
め、膨脹タービンが不要になり、膨脹タービンに
起因する上記負荷変動時における純度ばらつき等
の弊害を回避でき、かつ窒素ガスを安価に得るこ
とができるようになる。特に、この装置は、窒素
ガス取出路の中間部に凝縮器を設け、窒素ガス取
出路中を流れる窒素ガスを冷却してその一部を液
化し、これを精留塔へ戻すようにしているため、
上記凝縮器が精留作用を発揮するようになる。そ
の結果、液体窒素貯蔵手段から精留塔の分縮器へ
供給される液体窒素の純度が多少悪くても、その
影響を受けず、常時安定した純度の製品窒素ガス
を製造することができるようになる。そのうえ、
この装置は、PSA方式のような多数の弁を要し
ないため故障が少ない。したがつて、PSA方式
のように、2個1組の吸着槽を予備にもう1組設
けるというようなことが不要になり設備費も節約
できるようになる。
つぎに、この発明の実施例にもとづいて詳しく
説明する。
〔実施例〕
第2図はこの発明の一実施例の構成図である。
図において、9は空気圧縮機、10はドレン分離
器、11はフロン冷却器、12は2個1組の吸着
筒である。吸着筒12は内部にモレキユラシーブ
が充填されていて空気圧縮機9により圧縮された
空気中のH2OおよびCO2を吸着除去する作用をす
る。13は第1の熱交換器であり、吸着筒12に
よりH2OおよびCO2を吸着除去された圧縮空気が
送り込まれる。14は第2の熱交換器であり、第
1の熱交換器13を経た圧縮空気が送り込まれ
る。15は液体窒素を溜めるための分縮器16を
塔頂に備えた精留塔であり、第1および第2の熱
交換器13,14により超低温に冷却された圧縮
空気をさらに冷却し、その一部を液化して底部に
溜め、窒素のみを気体状態で上部から取り出すよ
うになつている。すなわち、この精留塔15は、
第1および第2の熱交換器13,14を経て超低
温(約−170℃)に冷却された圧縮空気を、パイ
プ17により精留塔15の底部の貯溜体空気
(N250〜70%、O230〜50%)18中を通してさら
に冷却し、ついで膨脹弁19を経て内部に噴射さ
せ、分縮器16で酸素等を液化し、窒素を気体の
まま残すようになつている。この分離器16は、
多数のチユーブ20が植設されている仕切板21
によつて塔部22と区切られていて、仕切板21
上には圧縮空気の液化分離の際に生じた液体窒素
および液体窒素貯槽23から導入路パイプ24を
経て供給された液体窒素が貯溜される。そして、
上記分縮器16は、精留塔15内に噴射された圧
縮空気をチユーブ20内に案内して貯溜液体窒素
の冷熱で冷却し、酸素(沸点−183℃)を液化し
て流下させ窒素(沸点−196℃)を気体のまま上
方に移行させるようになつている。上方に移行し
た気体状窒素の一部は先に述べたように液化して
仕切板21上の貯溜液体窒素となる。
この場合、精留塔15の塔部22内に噴射され
た圧縮空気は、チユーブ20から流下する液体酸
素と向流的に接触するため、酸素の液化分離が一
層促進される。25は上記分縮器16内の貯溜液
体窒素の液面を一定に保つ液面計であり、分縮器
16内の液体窒素の液面の変動に応じてバルブ2
6を制御し液体窒素貯槽23からの液体窒素の供
給量を制御する。27は分縮器16の上部に溜ま
つた窒素ガスを取り出す取り出しパイプで、超低
温の窒素ガスを第2、第1の熱交換器14,13
内に案内し、そこに送り込まれる圧縮空気と熱交
換させて常温にしメインパイプ28に送り込む作
用をする。35は凝縮器で、上記取り出しパイプ
27の中間部に設けられ、取り出しパイプ27内
を流れる窒素ガスの一部を凝縮液化させ底部に液
体窒素37として溜めるようになつている。この
凝縮器35内には、一端35bが精留塔15の底
部と連通している冷却パイプ35aが設けられ、
上記精留塔15の底部に溜る液体空気18を、膨
脹弁19を介して導入し、上記窒素ガスの凝縮液
化用の冷熱を発生するようになつている。上記冷
却パイプ35aの他端35cは第2および第1の
熱交換器14,13を通つて伸びており、冷熱を
発生した後の液体空気を、上記熱交換器13,1
4内に送入される原料空気と熱交換させて昇温気
化し大気中に矢印Aのように放出するようになつ
ている。29aはその保圧弁である。38は戻し
パイプで、上記凝縮器35の底部に溜る液体窒素
37を、ヘツド差を利用して精留塔塔部22の上
部へ還流液として戻すようになつている。30は
バツクアツプ系ラインであり、空気圧縮系ライン
が故障したときに液体窒素貯槽23内の液体窒素
を蒸発器31により蒸発させてメインパイプ28
に送り込み、窒素ガスの供給がとだえることのな
いようにする。32は不純物分析計であり、メイ
ンパイプ28から送り出される製品窒素ガスの純
度を分析し、純度の低いときは、弁34,34a
を作動させて製品窒素ガスを矢印Bのように外部
に逃気する作用をする。33は圧力調節弁であ
る。
この装置は、つぎのようにして製品窒素ガスを
製造する。すなわち、空気圧縮機9により空気を
圧縮し、ドレン分離器10により圧縮された空気
中の水分を除去してフロン冷却器11により冷却
し、その状態でモレキユラシーブが充填されてい
る吸着筒12に送り込み、空気中のH2Oおよび
CO2を吸着除去する。ついで、H2O、CO2が吸着
除去された圧縮空気を第1の熱交換器13および
第2の熱交換器14に送り込んで超低温に冷却
し、さらに精留塔15の下部の貯溜液体空気18
で冷却したのち、精留塔15内に噴射させる。そ
して、窒素と酸素の沸点の差(酸素の沸点−183
℃、窒素の沸点−196℃)を利用して空気中の酸
素を液化し、窒素を気体のまま取り出す。そし
て、これを凝縮器35内に入れてその一部を液化
させ、戻しパイプ38を介し還流液として精留塔
15a塔部22の上部に戻し、残部(気体)第1
または第2の熱交換器13,14に送り込み常温
近くまで昇温させメインパイプ28から窒素ガス
として取り出す。この場合、液体窒素貯槽23内
の液体窒素は、精留塔15の分縮器16の寒冷源
として作用し、それ自身は気化してメインパイプ
28内に送り込まれ、上記精留塔15から得られ
る空気中の窒素ガスと合わされ製品窒素ガスとし
て取り出される。
このように、この窒素ガス製造装置によれば、
液体窒素の蒸発熱を利用して圧縮空気を冷却し、
それを精留塔15に送り込んで酸素等を分離し窒
素のみを取り出し、これを寒冷源となつた液体窒
素(気体状になつている)と合わせて製品窒素ガ
スとなるため、膨脹タービンに起因する前記弊害
を全く生じず、極めて安価に、かつ高純度の窒素
ガスを得ることができる。
すなわち、精留塔15を高精度に設定すること
により、純度99.999%の窒素ガスを純度ばらつき
なく得ることができるようになる。これに対し
て、PSA方式の窒素ガス製造装置では、たかだ
か99.3%の純度のものしか得られないのであり、
膨脹タービンを用いる深冷液化分離装置では負荷
変動時に純度がばらつくのである。特に、この装
置は、窒素ガス取出パイプ27の中間部に凝縮器
35を設け、窒素ガス取出パイプ27中を流れる
窒素ガスを冷却してその一部を液化し精留塔塔部
22の上部へ還流液として戻すため、上記凝縮器
35が精留作用を発揮するようになると同時に、
精留塔塔部22内の還流液量が増加するようにな
る。その結果、液体窒素貯槽23から精留塔15
の分縮器16へ供給される液体窒素の純度が多少
悪くても、その影響を受けず、常時安定した純度
製品窒素ガスを製造することができるようになる
とともに、還流液量の増加により精留効果の向上
効果も得られるようになる。そのうえ、この窒素
ガス製造装置は、製品窒素ガスの需要量に変動が
生じても、その変動に応じて液面計25がバルブ
26の開度や開閉を制御するため、迅速に対応で
きるのであり、これが大きな特徴である。このよ
うに、この発明の窒素ガス製造装置によれば高純
度の窒素ガスが安定な状態で得られるため、それ
をそのまま電子工業向けにすることができる。し
かもこのガスには炭酸ガスが含まれていない(製
造装置内で除去されている)ため、炭酸ガス用の
吸着槽を別個に装備する必要がない。さらに、少
量の液体窒素を供給するだけで大量の窒素ガスが
得られるようになる。すなわち、この発明の窒素
ガス製造装置によれば、液体窒素貯槽23から
100Nm3(ガス換算)の液体窒素を分縮器16に
送り込むことにより、1000Nm3の製品窒素ガスを
得ることができる。このように、この製造装置に
よれば少量の液体窒素を供給するだけで、その10
倍の製品窒素ガスが得られるようになるのであ
る。したがつて、極めて安価な窒素ガスが得られ
るようになる。また、PSA方式や膨脹タービン
使用の従来の深冷液化分離方式による窒素ガス製
造装置にくらべて、装置が簡単であるため装置全
体が安価であり、かつ多数の弁等も不要なため、
装置の信頼度が大である。また、膨脹タービンに
起因する特別な要員も不要になる。しかも、バツ
クアツプ系ラインが設けられているため、空気圧
縮系ラインの不調時にも窒素ガスを供給しうるの
であり、窒素ガスの供給が中断されるということ
が生じない。
なお、凝縮器35内の液体窒素の戻し先は、上
記のような精留塔の塔部22の上部に限定するも
のではない。例えば、第3図に示すように分縮器
16内に戻すようにしてもよい。このようにする
と、精留塔塔部22内の還流液の増加による効果
は得られなくなるが、凝縮器35の精留効果は発
揮されるため、液体窒素貯槽23の液体窒素の純
度が多少悪くてもその影響を受けなくなる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明の窒素ガス製造装置
は、膨脹タービンを用いず、それに代えて何ら回
転部を持たない液体窒素貯槽のような液体窒素貯
蔵手段を用いるため、装置全体として回転部がな
くなり故障が全く生じない。しかも膨脹タービン
は高速回転機器であつて負荷変動(製品窒素ガス
の取出量の変化)に対するきめ細かな追従運転が
困難であるところ、この発明の装置は、膨脹ター
ビンに代えて液体窒素貯槽を用い、供給量のきめ
細かい調節が可能な液体窒素を寒冷源として用い
るため、負荷変動に対するきめ細かな追従が可能
となり、純度が安定していて極めて高い窒素ガス
を製造しうるようになる。特に、この発明の装置
は、窒素ガス取出路の中間部に凝縮器を設け、窒
素ガス取出路中を流れる窒素ガスを冷却してその
一部を液化し精留塔へ戻すようにしているため、
上記凝縮器が精留作用を発揮するようになる。そ
の結果、液体窒素貯蔵手段から精留塔の分縮器へ
供給される液体窒素の純度が多少悪くても、その
影響を受けず、常時安定した純度の製品窒素ガス
を製造することができるという優れた効果を奏す
るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の構成図、第2図はこの発明の
一実施例の構成図、第3図は他の実施例の構成図
である。 9……空気圧縮機、12……吸着筒、13,1
4……熱交換器、15……精留塔、16……分縮
器、18……貯溜液体空気、23……液体窒素貯
槽、24……導入路パイプ、27……取り出しパ
イプ、28……メインパイプ、30……バツクア
ツプライン系、31……蒸発器、35……凝縮
器、35a……冷却パイプ、37……液体窒素、
38……戻しパイプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 外部より取り入れた空気を圧縮する空気圧縮
    手段と、この空気圧縮手段によつて圧縮された圧
    縮空気中の炭酸ガスと水分とを除去する除去手段
    と、この除去手段を経た圧縮空気を超低温に冷却
    する熱交換手段と、この熱交換手段により超低温
    に冷却された圧縮空気の一部を液化して底部に溜
    め、窒素のみを上部から気体として取り出す精留
    塔を備えた窒素ガス製造装置において、精留塔の
    上部に設けられた液体窒素を溜める分縮器と、装
    置外から液体窒素の供給を受けこれを貯蔵する液
    体窒素貯蔵手段と、この液体窒素貯蔵手段内の液
    体窒素を冷熱発生用膨脹器からの発生冷熱に代え
    て圧縮空気液化用の寒冷源として連続的に上記精
    留塔における上記分縮器中の貯溜液体窒素内に導
    く導入路と、上記分縮器の液面を制御する制御手
    段と、上記精留塔から気体として取り出される窒
    素ガスおよび上記精留塔内において寒冷源として
    の作用を終え気化した上記液体窒素を上記熱交換
    手段を経由させ上記圧縮空気と熱交換させること
    により温度上昇させ製品窒素ガスとする窒素ガス
    取出路と、この窒素ガス取出路の中間部に設けら
    れ上記窒素ガス取出路を流れる窒素ガスを冷却し
    てその一部を凝縮液化する凝縮器と、上記精留塔
    の底部に溜る液体空気の冷熱を利用して上記凝縮
    器内を冷却する冷却手段と、上記凝縮器内におけ
    る凝縮液化により生成した液体窒素を上記凝縮器
    から上記精留塔へ戻す戻し路を備えたことを特徴
    とする窒素ガス製造装置。
JP27877585A 1985-12-10 1985-12-10 窒素ガス製造装置 Granted JPS61211687A (ja)

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