JPS61249355A - カルシウム強化豆乳の製造法 - Google Patents

カルシウム強化豆乳の製造法

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JPS61249355A
JPS61249355A JP60093240A JP9324085A JPS61249355A JP S61249355 A JPS61249355 A JP S61249355A JP 60093240 A JP60093240 A JP 60093240A JP 9324085 A JP9324085 A JP 9324085A JP S61249355 A JPS61249355 A JP S61249355A
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JP
Japan
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calcium
soymilk
tonyu
exchange resin
soybean milk
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Pending
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JP60093240A
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English (en)
Inventor
Goro Motoki
元木 五郎
Sadayasu Saito
斎藤 貞保
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Yamasa Shoyu KK
Original Assignee
Yamasa Shoyu KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カルシウム強化豆乳の新規な製造法に関する
ものである。
〔従来の技術〕
カルシウムは、人体にきわめて重要なミネラルの一つで
あり、骨格や歯の形成、細胞活力の維持、神経の刺激感
受性、筋肉収縮作用、血液の凝固などの作用に関与して
いる。日本人の一人あたりの一日のカルシウム所要量は
、成人男子700q。
成人女子600MfI、幼児400〜500〜、青少年
700〜1.000〜、特に妊婦では700〜1.40
011g、授乳婦にあっては1700属gとされ゛てい
る。しかしながら、近年日本人のカルシウム摂取量の不
足が指摘され、特に児童の虫歯や骨折の増加がカルシウ
ム摂取量の不足と関係づけられ、問題にされている。こ
のような栄養学的観点から、食品添加物として認可され
ているカルシウム塩類を添加した種々のカルシウム強化
食品(たとえば、米、牛乳、ビスケット、味噌、パンな
ど)やカルシウム錠剤が市販されている。
一方、豆乳は牛乳に匹敵する蛋白質飲料として栄養学的
にも高く評価され、呈味性などの改善などの商品開発が
盛んに行われ、広く食生活に普及してきた。豆乳が牛乳
に比べて弱点とされているものの一つがカルシウム含量
の不足である。カルシウム以外のミネラル、蛋白質など
の成分組成では牛乳と比べて遜色ないが、カルシウムは
牛乳の含量の1/8〜1/6と少ない。
このような豆乳の欠点を補うために、豆乳にカルシウム
を添加してカルシウム強化することが行われている。し
かしながら、豆乳に単1こカルシウム塩を添加すると、
カルシウムによる蛋白質の凝集作用により、蛋白質が凝
集して上澄液と分離したり、粘性が増加したり、極端な
場合には豆腐状に凝固し、豆乳の商品価値が低下する。
そのため、豆乳にカルシウムを添加強化する方法として
種々の方法が提案されている。
たとえば特開昭52−90662号公報には、豆乳に水
酸化カルシウムを添加溶解させ、酸により pH6,0
〜11.0の範囲に調整した後、油脂と乳化剤を加えて
乳化させる方法が開示されている。
特開昭58−96856号公報には、豆乳に油脂と乳化
剤を加えて乳化し、水酸化カルシウムを加えて溶解混合
し1次いで酸により pH7,0〜11.0の範囲に調
整する方法が開示されている。
特開昭58−127854号公報には、蒸煮大豆にハト
麦麹を加えて発酵させ、アルコール液に浸漬後磨砕して
豆乳を製し、昆布エキス、糖分、食塩およびグルコン酸
カルシウムを加える方法が開示されている。
特開昭58−188669号公報には、豆乳に油脂と乳
化剤を加えて乳化し、水酸化カルシウムを溶解混合した
後、金属イオン封鎖剤を添加し、次いで酸で pH6,
0〜9,0の範囲に調整する方法が開示されている。
特開昭54−95771号公報には、大豆蛋白質水溶液
にカゼインおよび/または脱りん酸β−カゼインを添加
し、次いでカルシウム塩溶液を添加する方法が開示され
ている。
特開昭55−42543号公報には、豆乳に野菜の抽出
液または磨砕物および炭酸カルシウムを加え、 pH7
,5〜8.5に調整し、加熱殺菌後乳酸菌を接種して発
酵させてpH5,0〜6.5とする方法が開示されてい
る。
特開昭59−6889号公報には、分離大豆蛋白を部分
加水分解し、油脂とグリセロりん酸カルシウムを加えて
均質化する方法が開示されている。
特開昭59−178044号公報には、豆乳に乳酸カル
シウムと炭酸水素ナトリウムを併用添加する方法が開示
されている。
特開昭60−47686号公報1こは、豆乳にグリセリ
ンまたはプロピレングリコールの存在下カルシウム化合
物を含有せしめる方法が開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の従来の豆乳のカルシウム強化法には、カルシウム
塩自体、併用薬剤またはpH変動による豆乳の風味への
影響が避けられなかったり、工程操作が繁雑であるなど
の問題点を有している。
本発明は、豆乳の風味をそのまま保持しながら、簡便な
操作により豆乳中のカルシウム含量を増加させる方法を
開発することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記のような技術背景のもとに高品質の
カルシウム強化豆乳を製造する方法を開発する目的で種
々研究を重ねた結果、豆乳をカルシウム型強酸性カチオ
ン交換樹脂と接触させることにより、豆乳中にカルシウ
ムを溶離させることができ、このような豆乳中に溶離さ
れたカルシウムは安定に存在し、カルシウム含量が増強
された豆乳をその風味を損うことなく簡便に製造できる
ことを知見し、本発明を完成した。
本発明方法においてカルシウム増強の対象トなる豆乳の
種類および調製法には特に限定されない。
丸大豆または脱脂大豆から熱水により磨砕抽出し、不溶
繊維質を除去して得られる豆乳、分離大豆蛋白を水に溶
解させた大豆蛋白水溶液、豆乳に植物性油脂、糖類、食
塩などの調味料1着香料を添加智 して得られる調−豆乳、豆乳または調整豆乳jこ果実や
野菜の搾汁液、穀類、乳などの風味原料を添加して得ら
れる豆乳飲料などのいずれをも本発明方法5こ供するこ
とができる。本発明方法は、原理的に豆乳中に存在する
カリウムなどのカチオンとカルシウムイオンとのイオン
交換反応に基づくものであるので、豆乳中に溶存させる
べきカルシラ傷 ム量においては、中性−類などのカチオン源を添加して
もよい。
本発明方法において使用される強酸性カチオン交換樹脂
としては、食品の加工用に適し、本発明の目的を達成し
つるものであれば、特にその種類に限定されない。イオ
ン交換効率などの点では、イオン交換容量が大きく、イ
オン交換速度が早く、再使用可能な樹脂を選定するどと
が有利である。
本発明方法に使用しつるイオン交換樹脂の一例を例示す
れば、たとえばダウエックス50W−XI、ダウエック
ス50W−X2.ダウエックス50W−X4、ダウエッ
クス50W−X8、ダウエックス50W−X12(以上
、ダウケミカル社製)、デュオライトC−20、デュオ
ライトC−204F、デュオライトC−255、デュオ
ライトC−250、デュオライトC−26、デュオライ
トC−262、デュオライトC−264、デュオライト
C−265(以上、ダイヤモンドジャムロック社製)、
ダイヤイオンSKI O6、ダイヤイオン5KIIO、
ダイヤイオンSKI 12、ダイヤイオン5K116、
ダイヤイオン5KIB、ダイヤイオンPK212、ダイ
ヤイオンPK216、ダイヤイオンPK220、ダイヤ
イオンPK22g(以上、三菱化成工業社製)、アンバ
ーライ)IR−120B、アンバーライトIR−121
、アンバーライトIR−122、アンバーライトIR−
124、アンバーライトIR−252(以上、ローム・
アンド・ハース社製)などが挙げられる。
カルシウム型の強酸性カチオン交換樹脂の調製は常法に
よって行うことができる。たとえば、遊離型(H+型)
の強酸性カチオン交換樹脂を水酸化カルシウム、塩化カ
ルシウムなどの水溶液で処理すればよい。
被処理対象の豆乳とカルシウム型強酸性カチオン交換樹
脂の接触法は任意であるが、バッチ法が℃ 好ましい。通常イオン交換樹脂と被処理i接触法はカラ
ム法が有効である場合が多いが、本発明方法をカラム法
で実施すると、局部的にカルシウム濃度が上昇し、カラ
ム内部で蛋白質が凝゛固し、通液が不能になる場合があ
る。バッチ法による接触法としては、カルシウム型強酸
性カチオン交換樹脂から遠心分離または濾過などで流動
水を除去し、これに豆乳を添加してもよいが、撹拌しな
がら豆乳中にイオン交換樹脂を添加した方が部分的なカ
ルシウム濃度の上昇を避けられる利点がある。
豆乳単位量あたりのカルシウム型強酸性カチオン交換樹
脂の使用量は、目的とする豆乳の最終カルシウム濃度、
使用するイオン交換樹脂の交換容量に応じて適宜に設定
される。また、豆乳とイオン交換樹脂の接触時間は、イ
オン交換反応が十分に行われる時間を設定すればよく、
通常10〜120分であり、好ましくは20〜30分程
度で分径る。接触にあたって、特にバッチ法の場合、撹
拌を行うことは反応速度を速め、部分的なカルシウム濃
度の上昇を防止する意味で効果がある。
イオン交換反応後は、濾過などの適当な方法により、豆
乳とイオン交換樹脂を分離すればよい。
本発明方法で得られるカルシウム強化豆乳のpHは変動
しないため、通常pHの調整は必要とされないが、目的
によってはアルカリなどでpH調整してもよい。さらに
、最終製品に応じて、油脂、糖類、調味料、着香料、ビ
タミン、果汁、乳化剤などを添加調合することができる
〔発明の効果〕
本発明方法によれば、カルシウム塩類を添加スる方法に
比べて、特殊な併用手段を用いることなく簡便に、かつ
豆乳の風味を損うことなく、安定な品質のカルシウム強
化豆乳を得ることができる。
したがって、豆乳の香味の改善を目的とする調整加工に
あたっても、カルシウム強化による技術的制約を受ける
ことが少なくなり、各目的に応じた手段をより広範囲に
選択することが可能になる。
また、カルシウム塩を単に添加した場合に比べて本発明
方法により同一量のカルシウムを豆乳中に含有せしめた
場合は、大豆蛋白の凝固性、粘性の増加が少なく、より
多量のカルシウムを豆乳の物性を安定させた状態で存在
させることができる。
〔実施例〕
実施例 1 市販豆乳(蛋白質濃度8.4296、カルシウム22、
1897dl) 200譚lに撹拌しながらカルシウム
型強酸性カチオン交換樹脂ダイヤイオンPK228(三
菱化成工業社製)80111/を少量ずつ添加し、80
分間撹拌を続けた後、イオン交換樹脂を濾別し、カルシ
ウム強化豆乳198g/を得た。
得られた豆乳を分析した結果、カルシウム含量は98,
4■/dlであり、処理前に比べて4.45倍に増加し
た。また、カリウム含量は40. t q/dlであり
、処理前に比べて1/4となり、豆乳中のカチオンとカ
ルシウムイオンとのイオン交換が行われたことを示した
実施例 2 実施例1と同一の市販豆乳200 mlにカルシウム型
カチオン交換樹脂ダイヤイオンPK228をそれぞれ1
0震l、 20ml、 8011tずつ撹拌しながら加
え、25分間撹拌を続けた後、イオン交換樹脂を濾別し
、カルシウム強化豆乳を得た。
得られた豆乳の分析結果は次の第1表のとおりであった
第1表 上記で得られたカルシウム強化豆乳100 mlをメス
シリンダーに入れ、5°Cに保存して物性の安定性を離
漿の有無で観察した。対照として豆乳に各種カルシウム
塩を添加した場合と比較した。その結果は第2表のとお
りであった。
第2表 表中、−は、離漿が全く認められないもの、土は、わず
かな上澄液の形成が認められるもの、+は、離漿が認め
られるものを示す。
本発明方法によれば、カルシウム塩を添加する方法に比
べて安定にカルシウムを含有させることができることが
わかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 豆乳をカルシウム型強酸性カチオン交換樹脂と接触させ
    、豆乳中にカルシウムを溶離させることを特徴とするカ
    ルシウム強化豆乳の製造法。
JP60093240A 1985-04-30 1985-04-30 カルシウム強化豆乳の製造法 Pending JPS61249355A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007097440A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Pokka Corp 穀類入り豆乳様飲料または食品の製造方法
JP2015159765A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 マルサンアイ株式会社 豆乳の改質方法
KR20210066600A (ko) * 2019-11-28 2021-06-07 농업회사법인 도향 주식회사 칼륨 함량을 낮춘 두유의 제조방법

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KR20210066600A (ko) * 2019-11-28 2021-06-07 농업회사법인 도향 주식회사 칼륨 함량을 낮춘 두유의 제조방법

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