JP2002525091A - 栄養性カルシウム源が補給された低酸性飲料 - Google Patents

栄養性カルシウム源が補給された低酸性飲料

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Abstract

(57)【要約】 低酸性飲料を、飲料の味または口当たりに悪影響を及ぼすことなくカルシウムでさらに強化することができる。これらの製品は、より生体利用可能なカルシウム源を有し、一杯単位について1日当たり推奨食事許容量の3%から100%の追加カルシウムを含有する。本発明のカルシウム強化水組成物は、850ppmまでの元素カルシウム濃度を有する。本発明の飲料を強化するために使用される追加カルシウム源は、本発明の飲料に直接添加するか、少なくとも1つの予備混合物の形で添加することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (関連出願の相互参照) これは、1998年9月29日出願の同時係属出願第09/162,864号
の一部継続出願である。
【0002】 (技術分野) 本発明は、有意水準のカルシウムが栄養として補給された低酸性飲料に関する
。より具体的には、本発明は、味または口当たりに悪影響を及ぼすことなくカル
シウムで強化することができる水および液体乳に関する。これらの強化製品は、
生体利用可能な追加のカルシウム源を有する。
【0003】 (発明の背景) 変性骨疾患である骨粗鬆症は、多くの国々で広く知られている主要な健康問題
として認識されている。この疾患は、世界中で最もありふれた骨格疾患であり、
生活の質および医療費の点で人々にとって著しい重荷となっている。
【0004】 食事におけるカルシウム欠乏が骨粗鬆症の重要な危険因子であることは、医学
専門家によって決定されている。カルシウムは、骨の基本的構築ブロックであり
、我々の毎日の食事にカルシウムが必要なことは、医学および科学雑誌で広く立
証されている。さらに、多くの政府機関および公衆衛生機関は、個人個人が、骨
粗鬆症の危険を軽減するために食事中に最適量のカルシウムを含めるよう努力す
るように勧めてきた。
【0005】 カルシウムは、多くの重要な生理学的機能に不可欠な一生を通じて必要とされ
る栄養素である。身体のカルシウムの99パーセントが歯および骨に存在すると
報告されている。したがって、カルシウムは、歯および骨の形成と維持の両方に
とって必要である。カルシウムの残る1パーセントは、身体全体にわたる血中お
よび軟組織中に存在し、一部はイオン化している。イオン化型のカルシウムは、
血液凝固、心臓、神経および筋肉の適切な機能にとって、ならびに膜の透過性に
おいて極めて重要である。最近の科学的研究は、カルシウムが高血圧および結腸
癌の予防に役割を果たしている証拠を示している。食事源からのカルシウムの量
が不十分な場合には、軟組織の代謝要求を満足させるために骨格カルシウムが犠
牲になってしまう。したがって、食事によるカルシウム摂取が不十分な場合には
、骨格代謝が損なわれる。この環境下では、成長中に骨が蓄積されず、骨強度の
低下と同時に成長骨格からカルシウムが抜き取られる。これらいずれの情況も、
骨粗鬆症およびそれに起因する骨折を受けやすくすると思われる。
【0006】 世界の多くの部分で、カルシウム摂取は推奨量よりかなり低く低下している。
栄養士は、食事から1日当たりの栄養所要量のカルシウムを摂取することの重要
性を強調してきたが、通常の食事によって必要量のカルシウムを得ることは困難
である。食事の補給物質を摂取することは追加のカルシウムを摂取する一つの方
法である。しかしながら、身体は通常、補給によって摂取されるカルシウムのほ
んの一部を吸収するに過ぎない。補給によりカルシウム摂取を増加させる他に、
カルシウム強化された液体または食物を摂取することによってカルシウム摂取を
増加させることができる。カルシウム強化液の摂取によりカルシウム摂取を増加
させることが特に望ましいのは、哺乳動物は毎日の生存のためにかなり大量の液
体を摂取しなければならないからである。その結果、カルシウム強化液、特に有
意な濃度のカルシウムを含有するカルシウム強化水製品は、1日当たりの栄養所
要量を満たす1日量のカルシウムを送達するのに極めて有効と思われる。
【0007】 残念なことには、カルシウム強化液の開発は多くの技術的障害に遭遇してきた
。具体的には、カルシウム強化液を製造する従来の試みは、低カルシウム濃度、
懸濁液沈殿(suspension settlement)問題を有し、非常
に長い加工時間を必要とし、苦み、金属味、チョーク様、および「無機的」と称
される受容しがたい異臭、不十分な口当たり、またはこれらの欠点の組合せを有
する製品をもたらした。例えば、不溶性カルシウム塩は懸濁液として製品に添加
する必要があるが、このことは味および口当たりの否定的変化につながるばかり
でなく、懸濁液沈殿、すなわち懸濁液の液相から固体粒子が分離し、容器の底に
沈降する現象につながることが多い。さらに、不溶性カルシウム源は一般に、可
溶性の形に比べて生体利用能が低い。重炭酸、塩化物、硫酸および一部のリン酸
のカルシウム塩などのカルシウムの無機塩の一部は溶解性があり、比較的大量の
カルシウムを水に添加することができるが、これらは受容しがたい異味を生じる
。従来のカルシウム強化飲料の異臭または不十分な口当たりを覆い隠す試みが行
われてきたが、このような努力は糖、人工甘味料、および香味剤などの材料の添
加を必要とした。カルシウム強化技術の技術的障害を解決するこれらの試みは通
常、「空カロリー(hollow calories)」または消費者の全体的
健康を損なうかもしれない人工甘味料などの材料の添加をもたらした。要するに
、消費者の全体的健康を損なうかも知れない本質的でない材料を送達することな
くカルシウムを効果的かつ効率よく送達し、容易に製造できて使用するまで貯蔵
できるカルシウム強化飲料の必要性が残っている。さらに、口当たりの良くない
飲料は使用されないため、受容できる快不快特性を有するカルシウム強化飲料の
必要性が残っている。
【0008】 カルシウム強化水が特に有益なのは、室温で貯蔵し、「空カロリー(empt
y calories)」を提供することなく大量に消費でき、乳糖不耐症によ
りミルクを飲めない人々にとっての流動性カルシウム源として役立つからである
。快く受容できるカルシウム強化水製品を製造する従来の試みの例には以下の特
許が含まれる。
【0009】 米国特許5,716,649号は、水をスズ触媒およびガラス繊維材料と一緒
にステンレススチール混合タンク中に密封することにより水のカルシウム含有量
を1リットル当たり200から500mgまで増加させる方法を開示している。
次いで、この混合物を15日間加熱し、次いで、135日間でゆっくりと冷却し
、方法が完結する。
【0010】 米国特許4,325,975号は、ナトリウムおよびカリウムを含まず、製品
1リットル当たりカルシウム60から125mgを含有し、必須の無機マグネシ
ウムならびに非栄養的な必須元素のストロンチウムおよびリチウムを少量含有す
る飲料水製品を開示している。
【0011】 米国特許4,851,221号は、本質的に水酸化カルシウム、炭酸カルシウ
ムまたは酸化カルシウムおよびクエン酸から本質的になる食事によるカルシウム
補給に適当な飲用に適した液体を開示している。
【0012】 米国特許5,232,709号は、クエン酸リンゴ酸カルシウム0.05%、
無脂肪乾燥乳、ココア粉末、少量の着色剤、塩および他の化合物およびショ糖6
6.88%を含有するカルシウム強化チョコレート粉末ミックスを開示している
【0013】 これらいずれの特許でも、開示された強化水または飲料製品は、流動性カルシ
ウム源の所望のパラメータのうち少なくとも一つを満たしていない。したがって
、快く受容され、必要なカルシウムを提供し、同時に、容易に製造され貯蔵に好
都合なカルシウム強化水製品の必要性が残っているのは明らかである。
【0014】 カルシウム強化水と同様に、カルシウム強化乳製品が開発され過去に用いられ
てきた。補給によって水および乳中のカルシウム量を増加させることにより、人
々がカルシウムの栄養所要量をより容易に満たすことができる。さらに、カルシ
ウムは、いずれも乳中に存在するビタミンDおよび乳糖と一緒の時に最も吸収さ
れる。これらの製品は一般に、乳タンパクの不安定性および凝固を回避するため
に不溶のカルシウム塩で強化される。前述のように、乳および他の低酸性飲料中
の不溶性カルシウム塩は否定的な味および口当たり属性につながるばかりでなく
、製品貯蔵中の懸濁液沈殿の原因となる。さらに不溶性カルシウム塩は可溶形カ
ルシウムに比べて身体に吸収され難い。一方、乳の強化のためにある種の極めて
可溶のカルシウム塩を添加するのは、乳のイオンバランスの破壊を引き起こし、
タンパクの不安定化および沈殿の形成につながる。
【0015】 米国特許第4,840,814号は、沸騰しても凝固しないカルシウム強化乳
の製造方法を開示している。この方法は一般的に、乳を滅菌および冷却すること
、アルカリ試薬を用いて乳のpHを6.7以上に調整すること、有機酸の水溶性
カルシウム塩の形で乳にカルシウムを添加すること、および乳のpHを下げるこ
とを含む。
【0016】 EP586016A1は、カルシウム強化粉乳製品およびその製造方法につい
て記載している。この方法は、乳製品をカルシウム強化系と混ぜてカルシウム強
化混合物を生成すること、乳糖結晶化を開始するのに有効な温度まで前記カルシ
ウム強化混合物を冷却すること、および前記カルシウム強化混合物を脱水するこ
とを含む。
【0017】 米国特許第4,701,329号は、カルシウム源の沈降が最も少なく、受容
できる風味、および受容できる粘度および口当たりを提供するカルシウム富化(
enriched)およびリン富化強化(fortified)乳を開示してい
る。強化乳は、カルシウムの米国RDAを100%まで含有し、滅菌前の新鮮乳
に三塩基性リン酸カルシウム、カラゲナン、およびガーゴムを添加することによ
って製造する。
【0018】 研究者のRasyidおよびHansenは、Food Hydrocoll
oids、4巻(5号)、415〜422ページ、1991年の文献中で、カル
シウム源としてグルコン酸カルシウムを用い、高カルシウム豆乳を調製すること
を報告している。この調製物はまた、カルシウム封鎖剤(calcium sequestering
agent)(ヘキサメタリン酸ナトリウム)およびグルコン酸カルシウム安定化剤
を含む。得られる豆乳は、牛乳と同等で、満足のいく熱安定性を有するカルシウ
ム内容物を有すると報告されている。
【0019】 本発明によれば、水および乳と同様に低酸性飲料製品をカルシウムで強化する
。得られる配合物は、味、口当たりおよび乳の場合のタンパク安定性に否定的影
響を及ぼすことなく、より生体利用可能なカルシウム源および優れた溶解性を提
供する。さらに、カルシウム強化水製品は、容易に製造され、冷凍せずに長期間
貯蔵できるが、一方、本発明の強化乳製品は、乳が使用され、乾燥粉乳、ハード
チーズ、コテージチーズ、ファーマーチーズ、ポットチーズ、クリームスープ、
ソース、プディング、ヨーグルト、アイスクリーム、および栄養飲料およびミル
クセーキを含むがこれらに限定されないいかなる製品中で使用する成分として使
用するのに適当である。本発明のこれらおよび他の利点は、以後の開示から理解
されるであろう。
【0020】 (発明の概要) カルシウム源組成物であって、カルシウムの混合有機酸塩;酸性カルシウム塩
およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物;酸性カルシウム塩およびカルシウム
の混合有機酸塩を含む混合物;酸性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩および
カルシウムの混合有機酸塩を含む混合物;酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム
塩および有機酸を含む混合物;酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸
およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物;酸性カルシウム塩、塩基性カル
シウム塩、有機酸およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物;酸性カルシウム塩
、塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合
有機酸塩を含む混合物;塩基性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む
混合物;塩基性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物;カ
ルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物;塩基性カル
シウム塩、カルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物
;塩基性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物;塩基
性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物;塩基性
カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有機酸塩
を含む混合物;カルシウムの有機酸塩;酸性カルシウム塩および塩基性カルシウ
ム塩を含む混合物;酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩およびカルシウムの
有機酸塩を含む混合物;酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩およびカルシウ
ムの混合有機酸塩を含む混合物;酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、カル
シウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物;塩基性カルシ
ウム塩および少なくとも2つの有機酸を含む混合物;ならびにそれらの混合物か
らなる群から選択される少なくとも1つの構成要素を含む組成物。
【0021】 カルシウム強化水組成物であって、水および850ppm以下の全元素カルシ
ウム濃度を有する前記カルシウム強化水組成物を提供するのに十分な量の追加カ
ルシウム源を含む組成物。
【0022】 850ppm以下の全元素カルシウム濃度を有するカルシウム強化水組成物を
提供するのに十分な量の追加カルシウム源を含有するカルシウム強化水組成物の
製造方法であって、 a.)カルシウム源を提供する工程であり、前記カルシウム源の成分が酸性カ
ルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸塩、カルシウム
の混合有機酸塩およびそれらの混合物からなる群から選択される工程と、 b.)前記カルシウム源の前記成分を水に添加する工程と、を含む製造方法。
【0023】 850ppm以下の全元素カルシウム濃度を有するカルシウム強化水組成物を
提供するのに十分な量の追加カルシウム源を含有するカルシウム強化水組成物の
製造方法であって、 a.)カルシウム源を提供する工程であり、前記カルシウム源の成分が酸性カ
ルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸塩、カルシウム
の混合有機酸塩およびそれらの混合物からなる群から選択される工程と、 b.)前記カルシウム源の少なくとも1つの成分を含む少なくとも1つの水性
予備混合物を調製する工程と、 c.)この予備混合物および前記カルシウム源の残りすべての成分を水に直接
添加する工程と、を含む製造方法。
【0024】 クエン酸リンゴ酸カルシウムとして添加され、一杯単位当たり追加の3%から
100%RDAカルシウムを含むカルシウム強化低酸性飲料製品を特許請求する
。このカルシウム強化乳製品は、(1)中性クエン酸リンゴ酸カルシウムの水性
予備混合物を調製する工程と、(2)(a)処理、例えば、低温殺菌および/ま
たは滅菌の前にクエン酸リンゴ酸カルシウム予備混合物を低酸性飲料に直接添加
する工程、または(b)商業用の無菌性を得るために任意選択で、例えば、微細
濾過または紫外線処理を行って処理したクエン酸リンゴ酸カルシウム予備混合物
を、低温殺菌/滅菌処理した飲料に直接添加する工程のいずれかと、を含む方法
によって調製する。
【0025】 具体的には、乳の場合、水性予備混合物に入ったクエン酸リンゴ酸カルシウム
を、低温殺菌の前に直接乳に添加するか、商業用の無菌性を得るために任意選択
で処理し、低温殺菌後のステップで添加することができる。約40%を超える強
化水準では、低温殺菌後の方法が一般に好ましく、約40%未満の強化水準では
、本質的にマイナスの影響もなくクエン酸リンゴ酸カルシウムを直接乳に添加し
標準法で低温殺菌することができる。中性クエン酸リンゴ酸カルシウムは、可溶
の水性予備混合物中で生成させ、必要な8.25%乳固形物無脂肪標準(MSN
F)を満たすように適当な重量比で乳に直接添加するのが好ましい。
【0026】 (発明の詳細な説明) 本明細書で用いるように、「低酸性飲料」または「低酸性飲料製品」という用
語は、pHが約3.0から10.0、好ましくは4.0から7.0の水、および
好ましくは牛乳を含み、4.2から7.0のpHを有する「タンパクベース飲料
」ならびに豆乳、食事代替飲料、幼児用調合乳およびそれらの混合物を含む他の
タンパクベース飲料を含むが、それらに限定されない飲料を指す。
【0027】 本明細書で用いるように、水という用語には、湧き水、滅菌水、ろ過水、逆浸
透水、蒸留水、炭酸水またはソーダ水、精製水、被圧地下水、地下水、ミネラル
ウォーター、井戸水、市の上水、およびその混合物などのいかなる飲用に適した
水も含まれるが、これらに限定されるものではない。前記水は、カルシウム強化
される前にカルシウム濃度があってもなくてもよい。
【0028】 本明細書で用いるように、「カルシウム強化水」という用語は、カルシウム源
を添加された水を意味する。
【0029】 本明細書で用いるように、「元素カルシウム」という用語は、カルシウムなら
びに他の構成要素を含有するカルシウム源として存在するカルシウム源材料の量
に対比して、存在するカルシウムの量を意味する。
【0030】 本明細書で用いるように、「全元素カルシウム濃度」という用語は、カルシウ
ム強化前に存在したすべてのカルシウム、および本発明のカルシウム源によって
添加されたカルシウム量の和を低酸性飲料の体積で割ったものに等しい。定義を
数学的に表すと以下の通りである。
【0031】 全元素カルシウム濃度=(x+y)/z 式中、 x=カルシウム強化前に存在したカルシウム y=本発明のカルシウム源によって添加されたカルシウム z=低酸性飲料の体積である。
【0032】 本明細書で用いるように、「ppm」は、百万分の1の全元素カルシウム濃度
、例えば、水1リットル当たりのカルシウムのミリグラムを指す。
【0033】 本明細書で用いるように、「流体乳製品」という用語は、スキムミルク、低脂
肪乳、全乳、脱脂乳、加糖練乳、置換乳、および無糖練乳を指し、すべて液状形
である。
【0034】 本明細書で用いるように、「タンパクベースドリンク」という用語は、一杯当
たり4グラム以上のタンパク質を含むいかなる飲料も指す。
【0035】 本明細書で用いるように、「食事代替飲料」という用語は、ヒトの健康に必須
であることが知られているビタミンおよびミネラル、ならびにタンパク質、炭水
化物および脂肪を含み、完全栄養を提供するいかなる飲料も指し、これには、S
limfast(登録商標)、Ensure(登録商標)、およびBoost(
登録商標)が含まれるが、これらに限定されるものではない。
【0036】 本明細書で用いるように、「栄養性」または「栄養として補給する」量という
用語は、本発明の実施において使用されるカルシウム源が滋養分のある量のカル
シウムを提供することを意味する。栄養として補給する量は通常、食物または飲
料製品の単位部分当たり、1日あたりの推奨食事許容量(RDA)の3%を超え
、好ましくはRDAの約10%から約100%、より好ましくはRDAの約10
%から約40%を含む。いずれのミネラルも好ましい日量摂取は、使用者によっ
て変化することを認識しておかなければならない。例えば、妊婦、授乳婦、また
は閉経後の女性は、RDA以上にカルシウム摂取を増やす必要がある。一般に、
カルシウムのRDAは、個々の年齢、体重、および性別に応じて、360mgか
ら1200mgにわたる。
【0037】 本明細書で用いるように、「微生物安定性を得る」または「微生物安定性を得
ること」という用語は、微生物汚染による著しい健康の危険にさらすことなく意
図する市場で製品を使用することができるように微生物を不活性化し、数を減少
させ、および/または成長を遅らせるための化学的または物理的処理を含む方法
の使用を指す。これらの処理には、冷凍、化学保存料、熱処理、オゾン処理、微
細濾過、酸性化、放射線、紫外光、高密度パルス電界、圧力、炭酸化、音波処理
、およびそれらの組合せが含まれるが、これらに限定されるものではない。
【0038】 本明細書で用いるように、「低温殺菌した」または「低温殺菌」という用語は
、材料の化学組成を実質的に変化させることなく、微生物、カビの成長および酵
母に対して少なくとも部分的に滅菌するのに十分な温度および時間、放射線を用
いずに材料を加熱する処理方法を指す。「低温殺菌する」または「低温殺菌」と
いう用語には、処理された材料が実質的に微生物およびカビ成長を含まない、よ
り限定的な「滅菌する」または「滅菌」という用語が含まれる。
【0039】 本明細書で用いるように、「快不快性(hedonics)」という用語は、
本発明のカルシウム強化水製品の全体的受容性を指すもので、カルシウム強化水
製品がどのような味をし、どのように見え、どんな香りがして、どんな感じかと
いう面で属性を分類したときの味、香り、口当たり、および外観を合わせた感覚
属性に基づく。1から9の尺度で製品の快不快スコアが平均して5以上の場合に
カルシウム強化水製品を快く受容できる。本発明のカルシウム強化水製品の快不
快受容性は、1から9点に及ぶ不連続な評価の等級を用い、パネリストによって
評価することができる。ここで、9は記述子「極めて好き」に対応し、8は記述
子「非常に好き」に対応し、7は記述子「かなり好き」に対応し、6は記述子「
やや好き」に対応し、5は記述子「好きでも嫌いでもない」に対応し、4は記述
子「やや嫌い」に対応し、3は記述子「かなり嫌い」に対応し、2は記述子「非
常に嫌い」に対応し、1は記述子「極めて嫌い」に対応する。瓶詰め水の普通の
消費者がパネリストを勤める。少なくとも95%の信頼区間を有する統計学的に
妥当な結果を得るため、パネルは十分に多くのパネリストで構成される。試験中
、パネリストは、カルシウム強化水の性質、内容物、および利点を説明する製品
のコンセプト説明を読む。コンセプトを読んだ後、パネリストはプレーンのクラ
ッカーを食べ、次いで、前述の等級について1から9までの数値ランキングを求
めるのに必要な量のカルシウム強化水を飲む。
【0040】 本明細書で用いるように、請求の範囲で使用するときの冠詞aおよびan、例
えば、「ある(a)塩基性カルシウム塩」または「カルシウムのある(an)有
機酸塩」は、請求するまたは記載する要素のうち、少なくとも1つを意味するも
のと理解される。
【0041】 カルシウム強化水製品 意外にも、所望のカルシウム溶解性、ならびに所望のカルシウム濃度を有し、
快く受容できるカルシウム強化水が、カルシウム強化水中の所望の全元素カルシ
ウムの範囲に基づいて特定のカルシウム源配合物を水に添加することによって得
られることを、出願者他は見いだした。特に、本発明のカルシウム強化水は、異
臭および不十分な口当たりを覆い隠すための人工香味料および甘味料の添加とい
う手段を取ることなく、カルシウム強化飲料の利点を提供する。簡単に言えば、
人工香味料または甘味料という手段を取ることなく受容できる快不快性が得られ
る。しかしながら、本発明の快不快性またはカルシウム送達能力を低下させずに
、本発明の実施形態の方法で甘味料および人工香味料を添加することができる。
さらに、いくつかの過去に開示されたカルシウム強化水製品とは異なり、本発明
のカルシウム強化水製品は、最小の処理努力および処理時間で製造し、微生物に
対して安定化することができる。
【0042】 約1ppmから約171ppmの全元素カルシウム濃度を有するカルシウム強
化水を製造するのに使用できる追加カルシウム源配合物は、 a.)カルシウムの有機酸塩、 b.)カルシウムの混合有機酸塩、 c.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 d.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 e.)酸性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有機
酸塩を含む混合物、 f.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩および有機酸を含む混合物、 g.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの混
合有機酸塩を含む混合物、 h.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの有
機酸塩を含む混合物、 i.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸
塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 j.)塩基性カルシウム塩および有機酸を含む混合物、 k.)塩基性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 l.)塩基性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 m.)カルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 n.)塩基性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有
機酸塩を含む混合物、 o.)塩基性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物
、 p.)塩基性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混
合物、 q.)塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸塩およびカルシウム
の混合有機酸塩を含む混合物、 r.)酸性カルシウム塩、 s.)塩基性カルシウム塩、 t.)酸性カルシウム塩および塩基性カルシウム塩を含む混合物、 u.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を
含む混合物、 v.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸
塩を含む混合物、 w.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩および
カルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、および x.)それらの混合物、 からなる群から選択される少なくとも1つの構成要素を含む。
【0043】 追加カルシウム源は、約1ppmから約171ppmの全元素カルシウム濃度
を有するカルシウム強化水を製造するのに十分な量で水に添加する。
【0044】 約171ppmから約341ppmの全元素カルシウム濃度を有するカルシウ
ム強化水を製造するのに使用できる追加カルシウム源配合物は、 a.)カルシウムの有機酸塩、 b.)カルシウムの混合有機酸塩、 c.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 d.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 e.)酸性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有機
酸塩を含む混合物、 f.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩および有機酸を含む混合物、 g.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの混
合有機酸塩を含む混合物、 h.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの有
機酸塩を含む混合物、 i.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸
塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 j.)塩基性カルシウム塩および有機酸を含む混合物、 k.)塩基性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 l.)塩基性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 m.)カルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 n.)塩基性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有
機酸塩を含む混合物、 o.)塩基性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物
、 p.)塩基性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混
合物、 q.)塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸塩およびカルシウム
の混合有機酸塩を含む混合物、および r.)それらの混合物、 からなる群から選択される少なくとも1つの構成要素を含む。
【0045】 追加カルシウム源配合物が、 a.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 b.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 c.)酸性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有機
酸塩を含む混合物、 d.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩および有機酸を含む混合物、 e.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの混
合有機酸塩を含む混合物、 f.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの有
機酸塩を含む混合物、 g.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸
塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、および h.)それらの混合物、 からなる群から選択される少なくとも1つの構成要素を含み、 前記カルシウム強化水の全元素カルシウム濃度のうち約1%から約90%、好
ましくは約1%から約65%および最も好ましくは約5%から約30%が、酸性
カルシウム塩または酸性カルシウム塩の混合物から得られることが好ましい。追
加カルシウム源は、約171ppmから約341ppmの全元素カルシウム濃度
を有するカルシウム強化水を製造するのに十分な量で水に添加する。
【0046】 約341ppmから約511ppmの全元素カルシウム濃度を有するカルシウ
ム強化水を製造するのに使用できる追加カルシウム源配合物は、 a.)カルシウムの有機酸塩、 b.)カルシウムの混合有機酸塩、 c.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 d.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 e.)酸性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有機
酸塩を含む混合物、 f.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩および有機酸を含む混合物、 g.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの混
合有機酸塩を含む混合物、 h.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの有
機酸塩を含む混合物、 i.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸
塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 j.)塩基性カルシウム塩および有機酸を含む混合物、 k.)塩基性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 l.)塩基性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 m.)カルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 n.)塩基性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有
機酸塩を含む混合物、 o.)塩基性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物
、 p.)塩基性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混
合物、 q.)塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸塩およびカルシウム
の混合有機酸塩を含む混合物、および r.)それらの混合物、 からなる群から選択される少なくとも1つの構成要素を含む。
【0047】 追加カルシウム源配合物が、 a.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 b.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 c.)酸性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有機
酸塩を含む混合物、 d.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩および有機酸を含む混合物、 e.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの混
合有機酸塩を含む混合物、 f.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの有
機酸塩を含む混合物、 g.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸
塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、および h.)それらの混合物、 からなる群から選択される少なくとも1つの構成要素を含み、 前記カルシウム強化水の全元素カルシウム濃度のうち約1%から約60%、好
ましくは約1%から約45%および最も好ましくは約5%から約25%が、酸性
カルシウム塩または酸性カルシウム塩の混合物から得られることが好ましい。追
加カルシウム源は、約341ppmから約511ppmの全元素カルシウム濃度
を有するカルシウム強化水を製造するのに十分な量で水に添加する。
【0048】 約511ppmから約850ppmの全元素カルシウム濃度を有するカルシウ
ム強化水を製造するのに使用できる追加カルシウム源配合物は、 a.)カルシウムの有機酸塩、 b.)カルシウムの混合有機酸塩、 c.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 d.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 e.)酸性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有機
酸塩を含む混合物、 f.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩および有機酸を含む混合物、 g.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの混
合有機酸塩を含む混合物、 h.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの有
機酸塩を含む混合物、 i.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸
塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 j.)塩基性カルシウム塩および有機酸を含む混合物、 k.)塩基性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 l.)塩基性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 m.)カルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 n.)塩基性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有
機酸塩を含む混合物、 o.)塩基性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物
、 p.)塩基性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混
合物、 q.)塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸塩およびカルシウム
の混合有機酸塩を含む混合物、および r.)それらの混合物、 からなる群から選択される少なくとも1つの構成要素を含む。
【0049】 追加カルシウム源配合物が、 a.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 b.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 c.)酸性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有機
酸塩を含む混合物、 d.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩および有機酸を含む混合物、 e.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの混
合有機酸塩を含む混合物、 f.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸およびカルシウムの有
機酸塩を含む混合物、 g.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸
塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、および h.)それらの混合物、 からなる群から選択される少なくとも1つの構成要素を含み、 前記カルシウム強化水組成物の全元素カルシウム濃度のうち約1%から約40
%、好ましくは約1%から約30%および最も好ましくは約5%から約20%が
、酸性カルシウム塩または酸性カルシウム塩の混合物から得られることが好まし
い。追加カルシウム源は、約511ppmから約850ppmの全元素カルシウ
ム濃度を有するカルシウム強化水組成物を製造するのに十分な量で水に添加する
【0050】 追加カルシウム源の成分は、有機酸、塩基性カルシウム塩、カルシウムの有機
酸塩およびカルシウムの混合有機酸塩および酸性カルシウム塩からなる群より選
択される。本発明を実施するのに使用できる有機酸には、クエン酸、リンゴ酸、
グルコン酸、アジピン酸、乳酸、酢酸、コハク酸、フマル酸、ピルビン酸および
アスコルビン酸が含まれる。少なくとも2つの異なる有機酸を塩基性カルシウム
塩と混合すると、カルシウムの水溶性が向上する。約341ppmから約850
ppmの全元素カルシウム濃度を有する本発明の実施形態を製造する際に用いら
れる好ましい有機酸には、クエン酸、リンゴ酸、グルコン酸、乳酸およびフマル
酸が含まれる。本発明を実施するのに使用できる塩基性カルシウム塩には、水酸
化カルシウム、酸化カルシウム、および炭酸カルシウムが含まれる。本発明を実
施するのに使用できるカルシウムの有機酸塩には、クエン酸カルシウム、リンゴ
酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、アジピン酸カルシウム、乳酸カルシウム
、酢酸カルシウム、コハク酸カルシウム、フマル酸カルシウム、ピルビン酸カル
シウムおよびアスコルビン酸カルシウムが含まれる。約341ppmから約85
0ppmの全元素カルシウム濃度を有する本発明の実施形態を製造する際に用い
られる好ましい有機酸塩には、クエン酸カルシウム、リンゴ酸カルシウム、グル
コン酸カルシウム、乳酸カルシウム、フマル酸カルシウムが含まれる。本発明を
実施するのに使用できる酸性カルシウム塩には、塩化カルシウム、硫酸カルシウ
ムおよびリン酸カルシウムが含まれる。
【0051】 本発明を実施するのに使用できるカルシウムの混合有機酸塩には、カルシウム
カチオンと、クエン酸アニオンと、リンゴ酸、グルコン酸、乳酸、フマル酸、コ
ハク酸、アジピン酸、酢酸、ピルビン酸およびアスコルビン酸アニオンからなる
群から選択される少なくとも1つの構成要素と、を含む塩;カルシウムカチオン
と、リンゴ酸アニオンと、グルコン酸、乳酸、フマル酸、コハク酸、アジピン酸
、酢酸、ピルビン酸およびアスコルビン酸アニオンからなる群から選択される少
なくとも1つの構成要素と、を含む塩;カルシウムカチオンと、グルコン酸アニ
オンと、乳酸、フマル酸、コハク酸、アジピン酸、酢酸、ピルビン酸およびアス
コルビン酸アニオンからなる群から選択される少なくとも1つの構成要素と、を
含む塩;カルシウムカチオンと、乳酸アニオンと、フマル酸、コハク酸、アジピ
ン酸、酢酸、ピルビン酸およびアスコルビン酸アニオンからなる群から選択され
る少なくとも1つの構成要素と、を含む塩;カルシウムカチオンと、フマル酸ア
ニオンと、コハク酸、アジピン酸、酢酸、ピルビン酸およびアスコルビン酸アニ
オンからなる群から選択される少なくとも1つの構成要素と、を含む塩;カルシ
ウムカチオンと、コハク酸アニオンと、アジピン酸、酢酸、ピルビン酸およびア
スコルビン酸アニオンからなる群から選択される少なくとも1つの構成要素と、
を含む塩;カルシウムカチオンと、アジピン酸アニオンと、酢酸、ピルビン酸お
よびアスコルビン酸アニオンからなる群から選択される少なくとも1つの構成要
素と、を含む塩;カルシウムカチオンと、酢酸アニオンと、ピルビン酸およびア
スコルビン酸アニオンからなる群から選択される少なくとも1つの構成要素と、
を含む塩;カルシウムカチオンと、ピルビン酸アニオンと、アスコルビン酸アニ
オンと、を含む塩が含まれる。
【0052】 約341ppmから約850ppmの全元素カルシウム濃度を有する本発明の
実施形態を製造する際に用いられる好ましいカルシウムの混合有機酸塩には、カ
ルシウムカチオンと、クエン酸アニオンと、リンゴ酸、グルコン酸、乳酸および
フマル酸アニオンからなる群から選択される少なくとも1つの構成要素と、を含
む塩;カルシウムカチオンと、リンゴ酸アニオンと、グルコン酸、乳酸およびフ
マル酸アニオンからなる群から選択される少なくとも1つの構成要素と、を含む
塩;カルシウムカチオンと、グルコン酸アニオンと、乳酸およびフマル酸アニオ
ンからなる群から選択される少なくとも1つの構成要素と、を含む塩;カルシウ
ムカチオンと、乳酸アニオンと、フマル酸アニオンと、を含む塩が含まれる。
【0053】 カルシウムの混合有機酸塩であるクエン酸リンゴ酸カルシウムの好ましい形は
、全イオン電荷が−100から100となるカルシウム:クエン酸:リンゴ酸の
モル比を有する形である。塩の好ましい形は、以下の数式が真であるようなカル
シウム:クエン酸:リンゴ酸のモル比を有する形で表現することができる。
【0054】 式1:[−100≦(2x−3y−2z)≦100] 上式で、 x=モル表示のカルシウム y=モル表示のクエン酸 z=モル表示のリンゴ酸
【0055】 全イオン電荷は、存在するカルシウム、クエン酸およびリンゴ酸のモル数をま
ず測定することによって算出する。次いで、カルシウムのモル数を100の値に
おき、クエン酸およびリンゴ酸のモル数を100に対する割合として表す。最後
に、モル表示の量を上式1に代入し、それぞれの最大イオン電荷を乗じ、次いで
合計する。
【0056】 カルシウム:クエン酸:リンゴ酸のモル比が−100から0である塩の形が特
に好ましい。塩の特に好ましい形は、以下の数式が真であるようなカルシウム:
クエン酸:リンゴ酸のモル比を有する形で表現することができる。
【0057】 式2:[−100≦(2x−3y−2z)≦0] 上式で、 x=モル表示のカルシウム y=モル表示のクエン酸 z=モル表示のリンゴ酸
【0058】 カルシウム強化水製品の調製 本発明のカルシウム強化水製品は、所望の元素カルシウム濃度を得るのに十分
な量の追加カルシウム源を水に添加することにより、または適当量の水を予め秤
量した量のカルシウム源に添加することにより製造することができる。追加カル
シウム源を水に添加するときには、どの有機酸または有機酸の混合物も最初に添
加することが好ましい。
【0059】 あるいは、カルシウム源の少なくとも1つの成分を含む少なくとも1つの水性
予備混合物を調製することができる。次いで、予備混合物およびカルシウム源の
残りの成分すべてを水に直接添加する。どの有機酸または有機酸の混合物も、ど
の予備混合物またはカルシウム源の他のどの成分よりも前に水に添加することが
好ましい。少なくとも1つの有機酸を含むどの予備混合物も、有機酸または有機
酸の混合物すべてを水に添加した後、さらにカルシウム源の他の成分すべての添
加前に水に添加することが最も好ましい。
【0060】 本発明のカルシウム強化水製品は微生物に安定であることが好ましい。微生物
安定性を得るために用いられる処理方法は、用いられる具体的なカルシウム塩お
よび有機酸によって異なる。水のオゾン処理は、製品の組成に応じて微生物安定
性を得るのに不十分なこともある。例えば、リンゴ酸の存在は、オゾンを急速に
分解することが分かった。したがって、すべての組成物で微生物安定性を得るた
めの単一方法としてオゾン処理は不適当である。熱力学的に非常に安定な組成物
については熱処理を使用できるが、より不安定な組成物を沈殿させることがある
。化学保存料は通常、中性pHより上ではほとんど活性を持たないが、酸性およ
び中性pHでは微生物安定性を得るのを助けるために使用することができる。本
発明のカルシウム強化水製品の微生物安定性を得るために使用できる組成物に依
存する他の方法には、微細濾過、放射線、紫外線、高密度パルス電界、圧力、炭
酸化、音波処理、およびそれらの組合せが含まれる。微生物安定性を得るために
好ましい方法は、オゾン処理、微細濾過、紫外線、炭酸化、熱処理およびそれら
の組合せである。
【0061】 (実施例) 以下の実施例は、本発明のカルシウム強化水製品組成物を例示するものであり
、それらに限定されることを意図していない。
【0062】 実施例1 少なくとも5の平均快不快スコアを有し、カルシウム633ppmを含有する
カルシウム強化水1000mLを以下のように製造した。 a.)クエン酸1.034gおよびリンゴ酸1.082gを水900mlに溶
かした。 b.)水酸化カルシウム1.173gを水100mlに加えた。 c.)水酸化カルシウム混合物100mLを、酸溶液900mLに加え、透明
になるまでかき混ぜた。
【0063】 実施例2 少なくとも5の平均快不快スコアを有し、カルシウム844ppmを含有する
カルシウム強化ソーダ水1000mLを以下のように製造した。 a.)クエン酸1.377gおよびリンゴ酸1.442gを水900mLに溶
かした。 b.)水酸化カルシウム1.563gを水100mlに加えた。 c.)水酸化カルシウム混合物100mLを、酸溶液900mLに加え、透明
になるまでかき混ぜた。 d.)カルシウム強化水1000mLを、4倍の体積の二酸化炭素で炭酸化し
、カルシウム844ppmを含有するカルシウム強化ソーダ水を生成した。
【0064】 実施例3 少なくとも5の平均快不快スコアを有し、カルシウム821ppmを含有する
カルシウム強化水1000mLを以下のように製造する。 a.)グルコン酸カルシウム7.046g、水酸化カルシウム0.305g、
およびフマル酸0.50gを混合し、カルシウム源を生成する。 b.)カルシウム源を、カルシウム源が溶けるまで、撹拌しながら水1000
mLに加える。
【0065】 実施例4 少なくとも5の平均快不快スコアを有し、カルシウム640ppmを含有する
カルシウム強化水1000mLを以下のように製造する。 a.)水100mLを含む第一部分を50℃まで加熱する。 b.)リンゴ酸11.7gおよび乳酸11.8gを第一部分の熱水に溶かす。 c.)水100mLを含む第二部分を50℃まで加熱する。 d.)炭酸カルシウム15gを第二部分の熱水に加え、スラリを生成する。 e.)撹拌しながら炭酸カルシウムスラリを酸溶液にゆっくりと加え、二酸化
炭素の発生が無くなることによって示されるようにさらなる反応の徴候が無くな
るまでかき混ぜる。 f.)得られる混合物を凍結乾燥し、次いで、粉砕して細粉とする。 g.)粉末3.43gおよび塩化カルシウム0.111gを、撹拌しながら水
1000mLに加え、粉末および塩化カルシウムを溶かす。
【0066】 実施例5 少なくとも5の平均快不快スコアを有し、カルシウム520ppmを含有する
カルシウム強化水1000mLを以下のように製造する。 a.)クエン酸0.171gおよびフマル酸0.156gを、撹拌しながら水
800mLに加え、酸を溶かす。 b.)水酸化カルシウム0.192gを、撹拌しながら水50mLに加える。 c.)水酸化カルシウム溶液を酸溶液に加える。 d.)乳酸カルシウム1.981gを、撹拌しながら水150mLに加える。 e.)乳酸カルシウム溶液を、水酸化カルシウムおよび酸溶液に加え、透明に
なるまでかき混ぜてカルシウム520ppmを含有するカルシウム強化水を生成
する。
【0067】 実施例6 少なくとも5の平均快不快スコアを有し、カルシウム440ppmを含有する
カルシウム強化水1000mLを以下のように製造する。 a.)コハク酸カルシウム0.12g、塩化カルシウム0.083g、硫酸カ
ルシウム0.102g、およびグルコン酸カルシウム3.759gを水1000
mLに加える。 b.)溶液が透明になるまで溶液を撹拌する。
【0068】 実施例7 少なくとも5の平均快不快スコアを有し、カルシウム350ppmを含有する
カルシウム強化水1000mLを以下のように製造する。 a.)クエン酸0.542gおよびリンゴ酸0.568gを水40mLに加え
る。 b.)クエン酸、リンゴ酸および水混合物を50℃まで加熱する。 c.)水酸化カルシウム0.407gを含む水130mLを、クエン酸、リン
ゴ酸および水混合物にゆっくりと加え、1時間撹拌する。 d.)(c)の混合物を凍結乾燥し、粉砕して細粉とし、水1000mLに加
える。 e.)炭酸カルシウム0.275gおよび塩化カルシウム0.0554gを、
工程(d)で生成した混合物100mLに加え、撹拌しながら加える。 f.)工程(e)の混合物を工程(d)で生成した混合物の残りの900mL
に加え、溶液が透明になるまで撹拌する。
【0069】 実施例8 少なくとも5の平均快不快スコアを有し、カルシウム341ppmを含有する
カルシウム強化水1000mLを以下のように製造する。 a.)グルコン酸カルシウム1.375gおよび乳酸カルシウム0.697g
を、水の第一部分500mLに加え、混合物を十分に撹拌する。 b.)一塩基リン酸カルシウム0.146g、硫酸カルシウム0.085g、
塩化カルシウム0.069g、および酸化カルシウム0.014gを、水の第二
部分500mLに加え、混合物を十分に撹拌する。 c.)混合物1および2を混合し、透明になるまで撹拌する。
【0070】 実施例9 少なくとも5の平均快不快スコアを有し、カルシウム507ppmを含有する
炭酸化カルシウム強化水650mLを以下のように製造する。 a.)リンゴ酸0.4g、フマル酸0.193g、およびクエン酸0.211
gを水650mLに加え、混合物Aを生成する。 b.)塩化カルシウム二水和物0.121gおよび硫酸カルシウム二水和物0
.142gを混合物Aの50mL部分に加え、混合物Bを生成する。 c.)次いで、混合物Bを混合物Aの残りの600mLに加え、混合物Cを生
成する。 d.)水酸化カルシウム0.488gを混合物Cの50ml部分に加え、混合
物Dを生成する。 e.)次いで、混合物Dを混合物Cの残りの600mLに加え、透明になるま
で撹拌し、カルシウム507ppmを含有するカルシウム強化水を生成する。 f.)(e)のカルシウム強化水を3倍の体積の二酸化炭素で炭酸化し、炭酸
水を生成する。
【0071】 実施例10 少なくとも5の平均快不快スコアを有し、カルシウム400ppmを含有する
カルシウム強化水1000mLを以下のように製造する。 a.)水200mLを60℃まで加熱する。 b.)乳酸15.5gおよびグルコン酸16.8gを熱水200mLに溶かす
。 c.)水150mLを60℃まで加熱し、水酸化カルシウム9gを熱水150
mLに加える。 d.)撹拌しながら、水酸化カルシウム混合物を酸混合物に加える。得られる
混合物を撹拌し、60℃に2時間保つ。 e.)(d)の混合物を、一定の温度に達するまで85℃のオーブン中で乾燥
する。 f.)(e)の乾燥混合物を粉砕して細粉とする。 g.)工程(f)で製造した粉末3gを水1000mLに加える。 h.)リンゴ酸0.217gを、工程(h)で製造した溶液1000mLに加
え、透明になるまで撹拌する。
【0072】 実施例11 少なくとも5の平均快不快スコアを有し、カルシウム180ppmを含有する
カルシウム強化水1000mLを以下のように製造する。 a.)リンゴ酸0.134gおよびクエン酸0.128gを水1000mLに
溶かす。 b.)炭酸カルシウム0.2g、硫酸カルシウム0.170g、塩化カルシウ
ム0.138gを工程(a)で製造した溶液に加え、透明になるまで混合物を撹
拌する。
【0073】 実施例12 少なくとも5の平均快不快スコアを有し、カルシウム250ppmを含有する
カルシウム強化水10Lを以下のように製造する。 a.)リンゴ酸2.871g、クエン酸2.742gおよびフマル酸2.48
6gを水300mLに溶かす。 b.)水50mLおよび炭酸カルシウム5.625gを含むスラリを調製する
。 c.)スラリをゆっくりと酸溶液に加え、次いで、混合物を55℃まで加熱す
る。 d.)加熱混合物を3時間撹拌し、次いで、乾燥し、粉砕して細粉とする。 e.)粉末を水10Lに加え、粉末が溶けるまで混合物を撹拌する。 f.)CaO0.35gを工程(e)で製造した溶液に加え、透明になるまで
混合物を撹拌する。
【0074】 実施例13 少なくとも5の平均快不快スコアを有し、カルシウム340ppmを含有する
カルシウム強化水10Lを以下のように製造する。 CaOの添加前に乳酸カルシウム4.9gを加える以外は実施例12と同様に
してカルシウム強化水を調製する。
【0075】 実施例14 少なくとも5の平均快不快スコアを有し、カルシウム330ppmを含有する
カルシウム強化水1000mLを以下のように製造する。 a.)グルコン酸およびクエン酸それぞれ250gを、50℃まで加熱した水
1Lに加える。 b.)酸溶液を透明になるまで混合する。 c.)水0.5L中に炭酸カルシウム250gを含むスラリを調製する。 d.)工程(c)で製造したスラリを50℃まで加熱し、撹拌しながら工程(
a)で製造した酸混合物にゆっくりと加える。 e.)工程(d)で製造した混合物をさらに2時間混合し、遠心分離して固形
物を集める。 f.)工程(e)で集めた固形物を90℃で乾燥して4%またはそれ以下の水
分量とし、次いで粉砕して細粉とする。 g.)工程(f)で製造した粉末0.345g、リンゴ酸0.319g、クエ
ン酸0.305g、およびフマル酸0.276gを、水1000mLに加える。
混合物を撹拌して成分を溶かす。 h.)水酸化カルシウム0.278gおよび硫酸カルシウム0.102gを、
工程(g)で製造した混合物100mLに加える。 i.)工程(h)で製造した混合物および混合物(g)の残りの900mLを
混合し、透明になるまで撹拌する。
【0076】 実施例15 少なくとも5の平均快不快スコアを有し、カルシウム200ppmを含有する
カルシウム強化水100Lを以下のように製造する。 a.)水100mL、フマル酸12.0g、および乳酸12.4gを混合する
ことにより混合物Aを製造する。 b.)水100mLおよび水酸化カルシウム12.4gを混合することにより
混合物Bを製造する。 c.)撹拌しながら両方の混合物を60℃まで加熱し、次いで、ゆっくりと混
合し、さらに1時間撹拌する。 d.)混合した混合物AおよびBを凍結乾燥し、得られる固形物を粉砕して細
粉とする。 e.)工程(d)で生成した粉末を水2Lと混合し、撹拌する。 f.)工程(e)で生成した溶液2Lを水90Lに加える。 g.)グルコン酸カルシウム107.4gを水5Lに加え、次いで、工程(f
)の溶液に加える。 h.)塩化カルシウム9.139gを水3Lに加え、この溶液を工程(g)で
製造した溶液に加え、溶液を生成し、透明になるまで撹拌する。
【0077】 実施例16 少なくとも5の平均快不快スコアを有し、カルシウム600ppmを含有する
カルシウム強化ソーダ水1000mLを以下のように製造する。 a.)クエン酸1.005gを水1000mLに加え、酸が溶けるまで混合す
る。 b.)リンゴ酸1.053gを工程(a)で生成した混合物に加え、得られる
混合物をリンゴ酸が溶けるまで撹拌する。 c.)水酸化カルシウム1.111gを工程(b)で生成した混合物100m
Lに加え、得られる混合物を撹拌する。 d.)工程(c)で生成した混合物を、工程(b)で生成した残りの溶液90
0mLに加え、得られる混合物を透明になるまで混合する。 e.)工程(d)で生成した溶液を、4倍の体積の二酸化炭素で炭酸化する。
【0078】 実施例17 少なくとも5の平均快不快スコアを有し、カルシウム558ppmを含有する
カルシウム強化水591mLを以下のように製造する。 a.)リンゴ酸0.442gおよびクエン酸0.422gを水500mLに加
え、得られる混合物を酸が溶けるまで混合する。 b.)硫酸カルシウム二水和物0.142g、塩化カルシウム二水和物0.1
21g、および炭酸カルシウム0.659gを、撹拌しながら水91mLに加え
、スラリを生成する。 c.)スラリを酸混合物に加え、得られる混合物をすべての固形物が溶けるま
でかき混ぜる。
【0079】 実施例18 少なくとも5の平均快不快スコアを有し、カルシウム558ppmを含有する
カルシウム強化水591mLを以下のように製造する。 a.)リンゴ酸0.442gおよびクエン酸0.422gを水500mLに加
え、得られる混合物を酸が溶けるまでかき混ぜる。 b.)硫酸カルシウム二水和物0.142g、塩化カルシウム二水和物0.1
21g、および水酸化カルシウム0.488gを、撹拌しながら水91mLに加
え、スラリを生成する。 c.)工程(b)で生成したスラリを工程(e)で生成した酸混合物に加え、
得られる混合物を固形物が溶けるまでかき混ぜる。
【0080】 実施例19 少なくとも5の平均快不快スコアを有し、カルシウム170ppmを含有する
カルシウム強化水3.9Lを以下のように製造する。 a.)クエン酸48gおよびリンゴ酸50.25gを水200mlに加える。 b.)工程(a)で製造した酸溶液を、炭酸カルシウム75gをゆっくりと加
えながら撹拌する。 c.)工程(b)で生成した混合物を45℃まで加熱し、さらに2時間撹拌す
る。 d.)工程(c)で生成した混合物を85℃で乾燥して5%程度の水分含有量
とし、次いで、粉砕して細粉とする。 e.)クエン酸1.46gおよびリンゴ酸1.53gを水100mLに溶かす
。 f.)水酸化カルシウム0.889gを、工程(e)で生成した酸溶液に加え
、得られる混合物を透明になるまで混合する。 g.)工程(f)で生成した混合物を水3.9Lに加える。次いで、工程(d
)で生成した粉末1.0gを加え、得られる混合物を混合して固形物を溶かす。
【0081】 実施例20 少なくとも5の平均快不快スコアを有し、カルシウム158ppmを含有する
カルシウム強化水500mLを以下のように製造する。 a.)硫酸カルシウム二水和物0.142g、塩化カルシウム二水和物0.1
21g、および乳酸カルシウム0.072gを水100mLに加える。 b.)工程(a)で生成した混合物を水400mLと混ぜる。
【0082】 実施例21 少なくとも5の平均快不快スコアを有し、カルシウム145ppmを含有する
カルシウム強化ソーダ水1000mLを以下のように製造する。 a.)アジピン酸0.21g、コハク酸0.17g、ピルビン酸0.13gを
水1Lに溶かす。 b.)水酸化カルシウム0.269gを、工程(a)で生成した酸溶液の50
mL部分に加える。 c.)工程(b)で生成した混合物50mLを、工程(a)の酸溶液の残りの
950mL部分に加え、得られる溶液を透明になるまでかき混ぜる。 d.)工程(c)で生成した溶液を、3.5倍の体積の二酸化炭素で炭酸化す
る。
【0083】 実施例22 少なくとも5の平均快不快スコアを有し、カルシウム90ppmを含有するカ
ルシウム強化水を以下のように製造する。 a.)クエン酸11.80g、リンゴ酸12.54g、および乳酸11.23
gを水140mLに溶かす。 b.)水酸化カルシウム18.5gを、工程(a)で生成した酸溶液に加え、
得られる混合物を3時間撹拌する。 c.)工程(b)で生成した混合物を遠心分離し、固形物を集め、凍結乾燥し
て粉砕し、細粉とする。 d.)工程(c)で生成した粉末1部を水2000部に加え、カルシウム90
ppmを含有するカルシウム強化水を生成する。
【0084】 実施例23 少なくとも5の平均快不快スコアを有し、カルシウム140ppmを含有する
カルシウム強化水1200mLを以下のように製造する。 a.)クエン酸11.80g、リンゴ酸12.54g、および乳酸11.23
gを水140mLに溶かす。 b.)水酸化カルシウム18.5gを、工程(a)で生成した酸溶液に加え、
得られる混合物を3時間撹拌する。 c.)工程(b)で生成した混合物を遠心分離し、固形物を集め、凍結乾燥し
て粉砕し、細粉とする。 d.)工程(c)で生成した粉末0.27gを水1.2Lに溶かす。 e.)グルコン酸カルシウム0.537g、塩化カルシウム0.069g、お
よび硫酸カルシウム0.085gを、工程(d)で生成した混合物に加える。 f.)フマル酸0.06gを、工程(e)で生成した溶液50mLに溶かす。
次いで、炭酸カルシウム0.05gを、撹拌しながら加える。 g.)工程(f)で生成した混合物を、工程(d)で生成した溶液の残りの1
.150Lに加える。
【0085】 実施例24 本発明のカルシウム強化水製品を以下のように調製する。
【0086】
【表1】
【0087】 クエン酸およびリンゴ酸を、50%の水に溶かす。水酸化カルシウムを、水の
残り50%にスラリ化する。かき混ぜながら、酸溶液をゆっくりと水酸化カルシ
ウムスラリに注加する。溶液が透明になるまで混合する。得られるクエン酸リン
ゴ酸カルシウム予備混合物溶液は、6:2:3のカルシウム:クエン酸:リンゴ
酸比を有する。予備混合物溶液は、任意選択で微細濾過システムを通過させても
よい。
【0088】 水1リットル当たり40%の追加強化水準を得るためには、クエン酸リンゴ酸
カルシウム予備混合物溶液3.374%を、滅菌前または滅菌後の水96.62
6%に加える。
【0089】 水1リットル当たり100%の追加強化水準を得るためには、クエン酸リンゴ
酸カルシウム予備混合物溶液8.434%を、滅菌前または滅菌後の水91.5
66%に加える。
【0090】 実施例25 本発明のカルシウム強化水製品を以下のように調製する。
【0091】
【表2】
【0092】 クエン酸およびリンゴ酸を、50%の水に溶かす。炭酸カルシウムを、水の残
り50%にスラリ化する。混合しながら、酸溶液をゆっくりと炭酸カルシウムス
ラリに注加する。溶液が透明になるまで混合する。得られるクエン酸リンゴ酸カ
ルシウム予備混合物溶液は、6:2:3のカルシウム:クエン酸:リンゴ酸比を
有する。予備混合物溶液は、任意選択で微細濾過システムを通過させてもよい。
【0093】 水1リットル当たり40%の追加強化水準を得るためには、クエン酸リンゴ酸
カルシウム予備混合物溶液3.785%を、滅菌前または滅菌後の水96.21
5%に加える。
【0094】 水1リットル当たり100%の追加強化水準を得るためには、クエン酸リンゴ
酸カルシウム予備混合物溶液9.463%を、滅菌前または滅菌後の水90.5
37%に加える。
【0095】 実施例26 本発明のカルシウム強化水を以下のように調製する。 所望のカルシウム強化水製品のそれぞれ1リットルに対し、滅菌水または湧き
水1リットル、水酸化カルシウム2.31グラム、クエン酸2.00グラム、お
よびリンゴ酸2.09グラムを用いる。クエン酸およびリンゴ酸を90%の水に
溶かし、水性酸溶液を生成する。水酸化カルシウムを残りの10%の水に加える
ことにより水性カルシウム塩スラリを調製し、混合しながら、混合物が透明にな
るまで酸溶液に移す。クエン酸リンゴ酸カルシウム強化水は、任意選択で所望の
ように炭酸化、風味付け、および/または甘み付けしてもよく、任意選択で最終
包装の前に微細濾過システムを通過させてもよい。
【0096】 得られるクエン酸リンゴ酸カルシウム強化水は、6:2:3のカルシウム:ク
エン酸:リンゴ酸モル比を有し、1人分240mL当たり30%の追加強化水準
を供給するように強化される。
【0097】 カルシウム強化乳製品 本発明のカルシウム強化乳製品は、以後「クエン酸リンゴ酸カルシウム」と呼
ぶ、カルシウムとクエン酸およびリンゴ酸との混合物の使用を含む。クエン酸リ
ンゴ酸カルシウムは、カルシウム塩とクエン酸およびリンゴ酸の混合物、クエン
酸カルシウムおよびリンゴ酸カルシウムの混合物、カルシウム塩とクエン酸およ
びリンゴ酸との間の酸塩基反応により製造されるクエン酸リンゴ酸カルシウム塩
、またはそれらの混合物で構成されていてもよい。クエン酸リンゴ酸カルシウム
は生成物マトリックスに可溶、および/または製品中のザラザラ感を防ぐのに十
分小さい粒径を有していることが重要である。
【0098】 クエン酸リンゴ酸カルシウムは中性で、すべてクエン酸およびリンゴ酸アニオ
ンからなることが好ましい。しかしながら、クエン酸リンゴ酸カルシウムは、ク
エン酸およびリンゴ酸に加えて他の酸アニオンを含んでいてもよい。このような
アニオンには、例えば、水酸化物、炭酸、乳酸、リン酸、グルコン酸、酢酸、硫
酸、フマル酸、塩化物およびカルシウム源に応じてそれらの混合物が含まれる。
アニオンは製品の味に影響を与えるため、受容できる味閾値内に保たなければな
らない。
【0099】 クエン酸リンゴ酸カルシウムの具体的な比は、カルシウム対クエン酸対リンゴ
酸の比として定義される。カルシウム、クエン酸およびリンゴ酸のすべての比は
、モルを基準とする。このモル比に存在するカルシウムが少ないほど、得られる
粉末の溶解性は高くなる。塩中のカルシウムのモル比は2から8であり、クエン
酸のモル比は1から3にわたり、リンゴ酸のモル比は1から5にわたる。カルシ
ウム対クエン酸対リンゴ酸の比は、2:1:1から8:2:1にわたるが、好ま
しい比は6:2:3である。6:2:3のカルシウム:クエン酸:リンゴ酸は、
クエン酸およびリンゴ酸のカルボン酸基すべてがカルシウムで中和されている形
を表す。
【0100】 カルシウムのクエン酸とリンゴ酸の合計モルに対するモル比は、最終製品中で
約1:0.16から約1:13.5であり、約1:0.25から約1:5である
ことが好ましく、約1:0.3から約1:3であることが最も好ましい。クエン
酸のモルとリンゴ酸のモルとの比は、最終製品中で約95:5から5:95であ
り、約80:20から20:80であることが好ましく、約70:30から30
:70であることが最も好ましい。
【0101】 カルシウム源としてクエン酸リンゴ酸カルシウムで強化された低酸性飲料の顕
著な利点は、この飲料が、所望の味および口当たり特性が得られるように、カル
シウムを選択する際の配合自由度を可能にすることである。酸成分の存在量なら
びに酸とカルシウムの間の比は、関連する製品、所望のカルシウム量、カルシウ
ム源、ならびに所望の味および口当たり特性によって決まる。水酸化カルシウム
、炭酸カルシウム、および酸化カルシウムなどの高い酸中和能力のあるカルシウ
ム塩は、リン酸カルシウムまたは硫酸カルシウムを使用するのと比較して、最終
製品中に酸味の知覚を得るためにより多くの酸成分を使用する必要がある。逆に
、最終製品中に酸味風味の知覚がほとんどあるいは全くない製品では、より少量
の酸成分を用いる。酸化カルシウム、水酸化カルシウム、および/または炭酸カ
ルシウムを用いるときには、クエン酸およびリンゴ酸によって中和されるこれら
カルシウム塩の一部は、二酸化炭素および/または水の副生物を与える。好まし
いカルシウム源は、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、および炭酸カルシウム
である。最も好ましいカルシウム源は、酸化カルシウムおよび水酸化カルシウム
である。
【0102】 本発明の製品中に用いるクエン酸リンゴ酸カルシウム組成物は、可溶性の水性
予備混合物として提供することが好ましい。予備混合物を調製する際に使用する
水は、最終製品中の8.25%MSNF所要量を満たすように考慮する必要があ
る。あるいは、クエン酸リンゴ酸カルシウムを、例えば、最初にクエン酸および
リンゴ酸を所望のモル比で水に溶かすことにより製造することができる。次いで
、この溶液に、カルシウムのクエン酸およびリンゴ酸のモルに対するモル比が所
望の比になるような量の炭酸カルシウムを加える。生成するクエン酸リンゴ酸カ
ルシウムを集め、乾燥し、所望の粒径に粉砕し、製品またはその後最終製品中に
ブレンドされる製品の成分に加える。可溶性クエン酸リンゴ酸カルシウムの製造
方法については米国特許第5,186,965号(Fox他、1993年2月1
6日発行)を参照されたい。低酸性飲料、好ましくは乳中でこれらの材料の溶解
性を向上させるためには、粒径を80μm以下まで減らす必要がある。強化乳製
品中のカルシウム、クエン酸、およびリンゴ酸の総量は、最終製品中にもともと
存在するものと共にこのような追加成分の組合せがもとになる。
【0103】 カルシウム強化乳製品の調製 カルシウム強化低酸性飲料製品は、中性クエン酸リンゴ酸カルシウムの予備混
合物を調製することによって製造される。予備混合物は、適当量の水が入った容
器中にクエン酸およびリンゴ酸を溶かすことによって調製する。適当量の水が入
った第二の容器中にカルシウム塩を加え、水性カルシウム塩スラリを製造する。
酸溶液の入った容器の内容物を、混合しながら、すべてのカルシウムが溶けたよ
うに見えるまで水酸化カルシウムスラリの入った容器にゆっくりと加える。クエ
ン酸リンゴ酸カルシウムは、約1:0.3から約1:13.5のカルシウムとク
エン酸およびリンゴ酸の合計モルとのモル比を有する。
【0104】 次いで任意選択で、ろ過システムを通過させることにより予備混合物をろ過し
、存在する可能性のある不溶粒子をすべて除去する。次いで、クエン酸リンゴ酸
カルシウム水性予備混合物を、低温殺菌/滅菌前に低酸性飲料製品に直接加える
か、低温殺菌/滅菌後の工程で加えることができる。低温殺菌/滅菌後のプロセ
スには、商業用の無菌性を得るために、例えば、微細濾過、紫外線処理といった
任意選択の予備混合物の処理がさらに必要になることもある。低酸性飲料に添加
される予備混合物の量は、所望の強化水準によって決まる。
【0105】 (実施例) 以下の実施例は、本発明の組成物を例示するものであり、それらに限定される
ことを意図していない。
【0106】 実施例1 本発明のカルシウム強化乳製品を以下のように調製する。
【0107】
【表3】
【0108】 クエン酸およびリンゴ酸を、50%の水に溶かす。水酸化カルシウムを、水の
残り50%にスラリ化する。混合しながら、酸溶液をゆっくりと水酸化カルシウ
ムスラリに注加する。溶液が透明になるまで混合する。得られるクエン酸リンゴ
酸カルシウム予備混合物溶液は、6:2:3のカルシウム:クエン酸:リンゴ酸
比を有する。予備混合物溶液は、任意選択で微細濾過システムを通過させてもよ
い。
【0109】 乳中に40%の追加強化水準を得るためには、カルシウム0.09%を含有す
るクエン酸リンゴ酸カルシウム予備混合物溶液4.32%を、低温殺菌前または
低温殺菌後の乳95.68%に加える。
【0110】 乳中に100%の追加強化水準を得るためには、カルシウム0.22%を含有
するクエン酸リンゴ酸カルシウム予備混合物溶液10.81%を、低温殺菌後の
乳89.19%に加える。
【0111】 実施例2 本発明のカルシウム強化乳製品を以下のように調製する。
【0112】
【表4】
【0113】 クエン酸およびリンゴ酸を、50%の水に溶かす。炭酸カルシウムを、水の残
り50%にスラリ化する。混合しながら、酸溶液をゆっくりと炭酸カルシウムス
ラリに注加する。溶液が透明になるまで混合する。得られるクエン酸リンゴ酸カ
ルシウム予備混合物溶液は、6:2:3のカルシウム:クエン酸:リンゴ酸比を
有する。予備混合物溶液は、任意選択で微細濾過システムを通過させてもよい。
【0114】 乳中に40%の追加強化水準を得るためには、カルシウム0.09%を含有す
るクエン酸リンゴ酸カルシウム予備混合物溶液4.32%を、低温殺菌前または
低温殺菌後の乳95.68%に加える。
【0115】 乳中に100%の追加強化水準を得るためには、カルシウム0.22%を含有
するクエン酸リンゴ酸カルシウム予備混合物溶液10.81%を、低温殺菌後の
乳89.19%に加える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN ,YU,ZA,ZW (72)発明者 マーク ベンソン アンドン アメリカ合衆国 45014 オハイオ州 フ ェアフィールド オーガスタ ブールバー ド 1821 Fターム(参考) 4B001 AC45 AC46 EC05 EC08 4B017 LC03 LK01 LK08 LP11

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルシウム強化低酸性飲料製品であって、前記飲料が追加カ
    ルシウム源を含み、前記カルシウム源が、カルシウムと、クエン酸、リンゴ酸、
    水酸化物、炭酸、乳酸、リン酸、グルコン酸、酢酸、硫酸、フマル酸、塩化物お
    よびそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも2つのアニオンとを、
    一杯単位当たり追加の3%から100%のRDAカルシウム、好ましくは一杯単
    位当たり10%から40%、および最も好ましくは40%から100%のRDA
    を有する前記低酸性飲料を提供するのに十分な量で含むことを特徴とする飲料製
    品。
  2. 【請求項2】 低酸性飲料が、乳、豆乳、水、タンパクベース飲料、食事代
    替飲料、およびそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする、請
    求項1に記載の製品。
  3. 【請求項3】 最終製品中のクエン酸リンゴ酸カルシウムが、1:0.16
    から1:13.5、好ましくは1:0.25から1:3、および最も好ましくは
    1:0.3から1:3のカルシウムとクエン酸およびリンゴ酸の合計モルとのモ
    ル比を有することを特徴とする、請求項2に記載の製品。
  4. 【請求項4】 クエン酸とリンゴ酸のモル比が、95:5から5:95、好
    ましくは80:20から20:80、および最も好ましくは70:30から30
    :70であることを特徴とする、請求項3に記載の製品。
  5. 【請求項5】 クエン酸リンゴ酸カルシウムが、クエン酸、リンゴ酸、なら
    びに水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、酸化カルシウム、リン酸カルシウム、
    乳酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、酢酸カルシウム、硫酸カルシウム、フ
    マル酸カルシウム、塩化カルシウムおよびそれらの混合物からなる群から選択さ
    れるカルシウム源の乾燥ブレンドを含むことを特徴とする、請求項4に記載の製
    品。
  6. 【請求項6】 カルシウムのモル比が4から8、好ましくは6であり、クエ
    ン酸のモル比が1から3、好ましくは2であり、リンゴ酸のモル比が1から5、
    好ましくは3であることを特徴とする、請求項5に記載の製品。
  7. 【請求項7】 追加カルシウム源を、低温殺菌前の低酸性飲料または低温殺
    菌後の低酸性飲料に添加することを特徴とする、請求項6に記載の製品。
  8. 【請求項8】 低酸性飲料が乳であり、前記カルシウム強化乳が、追加カル
    シウム源の添加後に約6.5から約7.0のpHを有することを特徴とする、請
    求項7に記載の製品。
  9. 【請求項9】 カルシウム強化乳製品の製造方法であって、前記方法が、 a)中性クエン酸リンゴ酸カルシウムの水性予備混合物を調製する工程と、 b)前記予備混合物を、低温殺菌前に乳に直接添加する工程と、 c)適当な重量比を達成して必要な8.25%乳固形物無脂肪標準を満たす工
    程とを含み、 クエン酸リンゴ酸カルシウムが、1:0.3から1:13.5のカルシウムと
    クエン酸およびリンゴ酸の合計モルとのモル比を有することを特徴とする製造方
    法。
  10. 【請求項10】 カルシウム強化乳製品の製造方法であって、前記方法が、 a)中性クエン酸リンゴ酸カルシウムの水性予備混合物を調製する工程と、 b)前記予備混合物を、低温殺菌乳に直接添加する工程と、 c)適当な重量比を達成して必要な8.25%乳固形物無脂肪標準を満たす工
    程とを含み、 クエン酸リンゴ酸カルシウムが、1:0.3から1:13.5のカルシウムと
    クエン酸およびリンゴ酸の合計モルとのモル比を有することを特徴とする製造方
    法。
  11. 【請求項11】 カルシウム強化乳製品の製造方法であって、前記方法が、 a)中性クエン酸リンゴ酸カルシウムの水性予備混合物を調製する工程と、 b)前記予備混合物を処理して商業用無菌にする工程と、 c)前記予備混合物を、低温殺菌乳に直接添加する工程と、 d)適当な重量比を達成して必要な8.25%乳固形物無脂肪標準を満たす工
    程とを含み、 クエン酸リンゴ酸カルシウムが、1:0.3から1:13.5のカルシウムと
    クエン酸およびリンゴ酸の合計モルとのモル比を有することを特徴とする製造方
    法。
  12. 【請求項12】 カルシウム強化水組成物であって、前記組成物が、水およ
    び1ppmから850ppmの全元素カルシウム濃度の前記カルシウム強化水組
    成物を提供するのに十分な量の追加カルシウム源を含むことを特徴とする組成物
  13. 【請求項13】 前記追加カルシウム源が、 a.)カルシウムの有機酸塩、 b.)カルシウムの混合有機酸塩、 c.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 d.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 e.)酸性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩、およびカルシウムの混合有
    機酸塩を含む混合物、 f.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、および有機酸を含む混合物、 g.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの
    混合有機酸塩を含む混合物、 h.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの
    有機酸塩を含む混合物、 i.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸
    塩、およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 j.)塩基性カルシウム塩および少なくとも2つの有機酸を含む混合物、 k.)塩基性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 l.)塩基性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 m.)カルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 n.)塩基性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩、およびカルシウムの混合
    有機酸塩を含む混合物、 o.)塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの有機酸塩を含む混合
    物、 p.)塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの混合有機酸塩を含む
    混合物、 q.)塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸塩、およびカルシウ
    ムの混合有機酸塩を含む混合物、および r.)それらの混合物、 からなる群から選択され、 前記追加カルシウム源が、約511から約850ppmの全元素カルシウム濃
    度を有する前記カルシウム強化水組成物を提供するのに十分な量で存在すること
    を特徴とする、請求項12に記載のカルシウム強化水組成物。
  14. 【請求項14】 前記カルシウム源が、 a.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 b.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 c.)酸性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩、およびカルシウムの混合有
    機酸塩を含む混合物、 d.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、および有機酸を含む混合物、 e.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの
    混合有機酸塩を含む混合物、 f.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの
    有機酸塩を含む混合物、 g.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸
    塩、およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、および h.)それらの混合物、 からなる群から選択され、 前記カルシウム強化水組成物の全元素カルシウム濃度のうち1%から40%が
    、酸性カルシウム塩または酸性カルシウム塩の混合物から得られ、好ましくは前
    記カルシウム強化水組成物の全元素カルシウム濃度のうち1%から30%が、酸
    性カルシウム塩または酸性カルシウム塩の混合物から得られ、そして最も好まし
    くは前記カルシウム強化水組成物の全元素カルシウム濃度のうち5%から20%
    が、酸性カルシウム塩または酸性カルシウム塩の混合物から得られることを特徴
    とする、請求項13に記載のカルシウム強化水組成物。
  15. 【請求項15】 前記追加カルシウム源が、 a.)カルシウムの有機酸塩、 b.)カルシウムの混合有機酸塩、 c.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 d.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 e.)酸性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩、およびカルシウムの混合有
    機酸塩を含む混合物、 f.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、および有機酸を含む混合物、 g.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの
    混合有機酸塩を含む混合物、 h.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの
    有機酸塩を含む混合物、 i.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸
    塩、およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 j.)塩基性カルシウム塩および少なくとも2つの有機酸を含む混合物、 k.)塩基性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 l.)塩基性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 m.)カルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 n.)塩基性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩、およびカルシウムの混合
    有機酸塩を含む混合物、 o.)塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの有機酸塩を含む混合
    物、 p.)塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの混合有機酸塩を含む
    混合物、 q.)塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸塩、およびカルシウ
    ムの混合有機酸塩を含む混合物、および r.)それらの混合物、 からなる群から選択され、 前記追加カルシウム源が、約341から約511ppmの全元素カルシウム濃
    度を有する前記カルシウム強化水組成物を提供するのに十分な量で存在すること
    を特徴とする、請求項12に記載のカルシウム強化水組成物。
  16. 【請求項16】 前記カルシウム源が、 a.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 b.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 c.)酸性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩、およびカルシウムの混合有
    機酸塩を含む混合物、 d.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、および有機酸を含む混合物、 e.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの
    混合有機酸塩を含む混合物、 f.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの
    有機酸塩を含む混合物、 g.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸
    塩、およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、および h.)それらの混合物、 からなる群から選択され、 前記カルシウム強化水組成物の全元素カルシウム濃度のうち1%から60%が
    、酸性カルシウム塩または酸性カルシウム塩の混合物から得られ、好ましくは前
    記カルシウム強化水組成物の全元素カルシウム濃度のうち1%から45%が、酸
    性カルシウム塩または酸性カルシウム塩の混合物から得られ、そして最も好まし
    くは前記カルシウム強化水組成物の全元素カルシウム濃度のうち5%から25%
    が、酸性カルシウム塩または酸性カルシウム塩の混合物から得られることを特徴
    とする、請求項15に記載のカルシウム強化水組成物。
  17. 【請求項17】 前記追加カルシウム源が、 a.)カルシウムの有機酸塩、 b.)カルシウムの混合有機酸塩、 c.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 d.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 e.)酸性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩、およびカルシウムの混合有
    機酸塩を含む混合物、 f.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、および有機酸を含む混合物、 g.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの
    混合有機酸塩を含む混合物、 h.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの
    有機酸塩を含む混合物、 i.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸
    塩、およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 j.)塩基性カルシウム塩および少なくとも2つの有機酸を含む混合物、 k.)塩基性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 l.)塩基性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 m.)カルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 n.)塩基性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩、およびカルシウムの混合
    有機酸塩を含む混合物、 o.)塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの有機酸塩を含む混合
    物、 p.)塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの混合有機酸塩を含む
    混合物、 q.)塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸塩、およびカルシウ
    ムの混合有機酸塩を含む混合物、および r.)それらの混合物、 からなる群から選択され、 前記追加カルシウム源が、約171から約341ppmの全元素カルシウム濃
    度を有する前記カルシウム強化水組成物を提供するのに十分な量で存在すること
    を特徴とする、請求項12に記載のカルシウム強化水組成物。
  18. 【請求項18】 前記カルシウム源が、 a.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 b.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 c.)酸性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩、およびカルシウムの混合有
    機酸塩を含む混合物、 d.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、および有機酸を含む混合物、 e.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの
    混合有機酸塩を含む混合物、 f.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの
    有機酸塩を含む混合物、 g.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸
    塩、およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、および h.)それらの混合物、 からなる群から選択され、 前記カルシウム強化水組成物の全元素カルシウム濃度のうち約1%から約90
    %が、酸性カルシウム塩または酸性カルシウム塩の混合物から得られ、好ましく
    は前記カルシウム強化水組成物の全元素カルシウム濃度のうち1%から65%が
    、酸性カルシウム塩または酸性カルシウム塩の混合物から得られ、そして最も好
    ましくは前記カルシウム強化水組成物の全元素カルシウム濃度のうち5%から3
    0%が、酸性カルシウム塩または酸性カルシウム塩の混合物から得られることを
    特徴とする、請求項17に記載のカルシウム強化水組成物。
  19. 【請求項19】 前記追加カルシウム源が、 a.)カルシウムの混合有機酸塩、 b.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 c.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 d.)酸性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩、およびカルシウムの混合有
    機酸塩を含む混合物、 e.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、および有機酸を含む混合物、 f.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの
    混合有機酸塩を含む混合物、 g.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの
    有機酸塩を含む混合物、 h.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸
    塩、およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 i.)塩基性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 j.)塩基性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 k.)カルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 l.)塩基性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩、およびカルシウムの混合
    有機酸塩を含む混合物、 n.)塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの有機酸塩を含む混合
    物、 m.)塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの混合有機酸塩を含む
    混合物、 o.)塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸塩、およびカルシウ
    ムの混合有機酸塩を含む混合物、 p.)カルシウムの有機酸塩、 q.)酸性カルシウム塩および塩基性カルシウム塩を含む混合物、 r.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、およびカルシウムの有機酸塩
    を含む混合物、 s.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、およびカルシウムの混合有機
    酸塩を含む混合物、 t.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩、およ
    びカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 u.)塩基性カルシウム塩および少なくとも2つの有機酸を含む混合物、およ
    び v.)それらの混合物、 からなる群から選択され、 前記追加カルシウム源が、1から171ppmの全元素カルシウム濃度を有す
    る前記カルシウム強化水組成物を提供するのに十分な量で存在することを特徴と
    する、請求項12に記載のカルシウム強化水組成物。
  20. 【請求項20】 カルシウム強化水組成物であって、前記組成物が本質的に
    、水および1ppmから850ppmの全元素カルシウム濃度を有する前記カル
    シウム強化水組成物を提供するのに十分な量の追加カルシウム源からなることを
    特徴とする組成物。
  21. 【請求項21】 前記追加カルシウム源が、 a.)酸性カルシウム塩、 b.)塩基性カルシウム塩および有機酸を含む混合物、および c.)塩基性カルシウム塩、 からなる群から選択され、 前記追加カルシウム源が、1から171ppmの全元素カルシウム濃度を有す
    る前記カルシウム強化水組成物を提供するのに十分な量で存在することを特徴と
    する、請求項20に記載のカルシウム強化水組成物。
  22. 【請求項22】 前記追加カルシウム源が、本質的に塩基性カルシウム塩お
    よび有機酸からなる混合物であり、前記追加カルシウム源が、171から850
    ppmの全元素カルシウム濃度を有する前記カルシウム強化水組成物を提供する
    のに十分な量で存在することを特徴とする、請求項20に記載のカルシウム強化
    水組成物。
  23. 【請求項23】 前記カルシウム強化水が、少なくとも5の平均快不快スコ
    アを有することを特徴とする、請求項12から22に記載のカルシウム強化水組
    成物。
  24. 【請求項24】 カルシウム源組成物であって、前記組成物が、 a.)カルシウムの混合有機酸塩、 b.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 c.)酸性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 d.)酸性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩、およびカルシウムの混合有
    機酸塩を含む混合物、 e.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、および有機酸を含む混合物、 f.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの
    混合有機酸塩を含む混合物、 g.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの
    有機酸塩を含む混合物、 h.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸
    塩、およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 i.)塩基性カルシウム塩およびカルシウムの有機酸塩を含む混合物、 j.)塩基性カルシウム塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 k.)カルシウムの有機酸塩およびカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 l.)塩基性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩、およびカルシウムの混合
    有機酸塩を含む混合物、 n.)塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの有機酸塩を含む混合
    物、 m.)塩基性カルシウム塩、有機酸、およびカルシウムの混合有機酸塩を含む
    混合物、 o.)塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸塩、およびカルシウ
    ムの混合有機酸塩を含む混合物、 p.)カルシウムの有機酸塩、 q.)酸性カルシウム塩および塩基性カルシウム塩を含む混合物、 r.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、およびカルシウムの有機酸塩
    を含む混合物、 s.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、およびカルシウムの混合有機
    酸塩を含む混合物、 t.)酸性カルシウム塩、塩基性カルシウム塩、カルシウムの有機酸塩、およ
    びカルシウムの混合有機酸塩を含む混合物、 u.)塩基性カルシウム塩および少なくとも2つの有機酸を含む混合物、およ
    び v.)それらの混合物、 からなる群から選択される少なくとも1つの構成要素を含むことを特徴とする組
    成物。
  25. 【請求項25】 カルシウム源組成物であって、前記組成物が本質的に、 a.)塩基性カルシウム塩、 b.)塩基性カルシウム塩および有機酸を含む混合物、および c.)酸性カルシウム塩、 からなる群から選択される少なくとも1つの構成要素からなることを特徴とする
    組成物。
  26. 【請求項26】 1ppmから850ppmの全元素カルシウム濃度を有す
    るカルシウム強化水組成物を提供するのに十分な量の追加カルシウム源を含有す
    るカルシウム強化水組成物の製造方法であって、前記方法が、 a)カルシウム源を提供する工程であり、前記カルシウム源の成分が酸性カル
    シウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸塩、カルシウムの
    混合有機酸塩およびそれらの混合物からなる群から選択される工程と、 b)前記カルシウム源に水を添加する工程と、 を含むことを特徴とする方法。
  27. 【請求項27】 1ppmから850ppmの全元素カルシウム濃度を有す
    るカルシウム強化水組成物を提供するのに十分な量の追加カルシウム源を含有す
    るカルシウム強化水組成物の製造方法であって、前記方法が、 a)カルシウム源を提供する工程であり、前記カルシウム源の成分が酸性カル
    シウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸塩、カルシウムの
    混合有機酸塩、およびそれらの混合物からなる群から選択される工程と、 b)前記カルシウム源の前記成分を水に添加する工程と、 を含むことを特徴とする方法。
  28. 【請求項28】 1ppmから850ppmの全元素カルシウム濃度を有す
    るカルシウム強化水組成物を提供するのに十分な量の追加カルシウム源を含有す
    るカルシウム強化水組成物の製造方法であって、前記方法が、 a)カルシウム源を提供する工程であり、前記カルシウム源の成分が酸性カル
    シウム塩、塩基性カルシウム塩、有機酸、カルシウムの有機酸塩、カルシウムの
    混合有機酸塩、およびそれらの混合物からなる群から選択される工程と、 b)前記カルシウム源の少なくとも1つの成分を含む少なくとも1つの水性予
    備混合物を調製する工程と、 c)予備混合物および前記カルシウム源の残りの成分すべてを水に直接添加す
    る工程と、 を含むことを特徴とする方法。
  29. 【請求項29】 いかなる有機酸または有機酸の混合物も、いかなる予備混
    合物または前記カルシウム源の他のいずれの成分より前に前記水に添加されるこ
    とを特徴とする、請求項26から28のいずれかに記載の方法。
  30. 【請求項30】 少なくとも1つの有機酸を含むいかなる予備混合物も、い
    かなる有機酸または有機酸の混合物を前記水に添加する後に、および前記カルシ
    ウム源の他のいずれの成分の添加より前に前記水に添加されることを特徴とする
    、請求項26から29のいずれかに記載の方法。
  31. 【請求項31】 追加カルシウム源がクエン酸リンゴ酸カルシウムであり、
    前記方法に、カルシウム:クエン酸:リンゴ酸の適当な重量比を達成し前記カル
    シウム強化を提供する添加の工程が含まれることを特徴とする、請求項26から
    30のいずれかに記載の方法。
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