JPS61249115A - プログラマブル・コントロ−ラの音声出力ユニツト - Google Patents

プログラマブル・コントロ−ラの音声出力ユニツト

Info

Publication number
JPS61249115A
JPS61249115A JP60090145A JP9014585A JPS61249115A JP S61249115 A JPS61249115 A JP S61249115A JP 60090145 A JP60090145 A JP 60090145A JP 9014585 A JP9014585 A JP 9014585A JP S61249115 A JPS61249115 A JP S61249115A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
message
command
output
voice
bit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP60090145A
Other languages
English (en)
Inventor
Masazumi Tsubakizaka
正純 椿阪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Tateisi Electronics Co
Priority to JP60090145A priority Critical patent/JPS61249115A/ja
Publication of JPS61249115A publication Critical patent/JPS61249115A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Programmable Controllers (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) この発明は、ピルティング・ブロックタイプのプログラ
マブル・コントローラに使用される新規な出カニニット
に係わり、特にユーザプログラムの内容に従って様々な
音声信号を発生できるようにした出カニニットに関する
(発明の概要) この1発明は、ユーザが任意にプログラムした内容の音
声信号を、出カニニット自体から発生可能とするととも
に、ユーザプログラムで指定された繰り返し回数だけ、
同一内容の音声信号を繰り返し発生可能とするようにし
たものである。
(従来技術とその問題点) プログラマブル・コントローラを用いて、各種の産業機
械を制御する場合、機械と人間との対話をスムーズに行
なわせるには、音声を用いることが好ましい場合がある
すなわち、機械と人間との対話に音声を用いれば、表示
盤を用いた視覚を通じての対話に比べ、内容をより正確
に伝達することができ、また表示盤による視覚的な対話
のように、常時監視する必要もなく、従って音声が届く
範囲内であれば、オペレータを伯の作業に従事させるこ
ともでき、省力化の点からも好ましい。
また、以上の一般的な利点の他に、産業界においては必
ずしも自動化を好まない制御分野も存在する。例えば、
原子力設備等のように極度の信頼性を要求される技術分
野においては、自動化による誤動作を恐れ、最終的な弁
操作等については行政指導等により、手動操作をすべき
旨が義務付けられる場合もある。
このような場合、手動操作手順を、音声により案内放送
してやれば、一層の信頼性を向上させることができる。
ざらに、身近な例をとって説明すれば、一般に電磁弁等
の自動弁には、必ずバイパス路が設けられ、これには手
動弁が介挿されて、電磁弁故障時においても流れに支障
なきよう配慮されているが、この自動弁が故障したこと
を流量スイッチ等で検知できたとしても、どの手動弁を
開ければ良いか等については、オペレータが予め確認し
ておかない限り、なかなか即座(対応できるものではな
い。
このような場合(も、各故障時における対応策を、直ち
に音声によりオペレータに報知させることができれば、
故障復旧時間の短縮化を図り、設備の損害を最小限にと
どめることができる。
このように、産業界においては機械と人間との対話に音
声を用いる要望が各種存在するが、従来既存のプログラ
マブル・コントローラを用いてこれらの要望に応えるに
は、プログラマブル・コントローラの出カニニットから
有接点または無接点で出力される2値付号を、さらに出
カニニットとは別に:設けられたエンドレステープ装置
、音声合成LSI等の音声信号発生装置に導く等の複雑
かつ高価な構成を採用せねばならなかった。
(発明の目的) この発明は、ユーザが任意にプログラムした内容の音声
信号を、出カニニット自体から発生可能とするとともに
、ユーザプログラムで指定された繰り返し回数だけ、同
一内容の音声信号を繰り返し発生可能とすることにある
(発明の構成と効果) この発明は上記の目的を達成するために、プログラマブ
ルφコントローラのシステムバス上に、当該ユニットに
当てて送出されたデータを取込むデータ取込み手段と; 前記取込まれたデータを音声出力命令として解読し、出
力すべき音声内容、繰り返し回数及び出力開始指令の有
無を検出する命令解読手段と:前記出力開始指令有りと
検出されるのに応答して、検出された音声内容に係る発
音指令を、検出された繰り返し回数に達するまで、発音
終了のたびに繰り返し発する発音指令手段と: 前記発音指令に応答して、該当する音声信号を発する音
声信号発生手段と: を具備することを特徴とするものである。
このような構成によれば、ユーザが任意にプログラムし
た内容の音声信号を、出カニニット自体から発生可能と
するとともに、ユーザプログラムで指定された繰り返し
回数だけ、同一内容の音声信号を繰り返し発生させるこ
とが可能となる。
(実施例の説明) 第1図に本発明を適用したプログラマブル・コントロー
ラ全体の外観を示す。
同図に示す如く、このプログラマブル・コントローラ1
は、電源ユニット2.CPtJユニット3゜1または2
以上のI10ユニット4および本発明に係わる音声出カ
ニニット5とから構成されている。
各ユニット2〜5は、ブックケース形ハウジング内に所
望の回路基板を内蔵して構成されており、各ハウジング
の背面から突出されたプラグを、ラック6に敷設された
システムバス上のソケットに差込むことによって、各ユ
ニット2〜5はシステムバスを介して互いに電気的に接
続されるようになっている。
また、後述する如く、音声出カニニット5からは、ユー
ザプログラムで指定された音声信号が発生し、これをア
ンプ7で増幅することによって、スピーカ8から発音さ
せるようになっている。
電源ユニット2は、商用電源を整流、平滑した後安定化
して、各ユニット3,4および5に供給するもので、こ
の電源ユニット2側においてコントローラ全体の電源オ
ン、オフが可能になっている。
I10ユニット4は、すでに公知であるため詳細には説
明しないが、1チヤンネルを16点として、1もしくは
2以上のチャンネルに割り当て可能になっており、また
各1点毎には一対の入力および出力回路が備えられてお
り、内蔵されたデジタルスイッチの設定によって、16
点単位で入力または出力として自由に設定可能になって
いる。
また、この実施例では、各ユニット4内にアドレス設定
用のデジタルスイッチが内蔵されており、これを適宜に
設定することにより、ラック6上のソケット位置には拘
束されずに任意のアドレス設定が可能な、いわゆるフリ
ーロケーション方式が採用されている。
第2図に示す如く、CPuユニット3は、6800等に
代表される8ビツトマイクロプロセツサ(MPLI)3
0を主体として構成されており、そのデータバスDB、
アドレスバスAS、コントロールバスCBには、それぞ
れ入出力状態RAM31、ワーキングRAM32.シス
テムプログラムROM33およびユーザプログラムFR
OM34が接続される他、プログラム書込み等の際にプ
ログラミングツールを接続するためのソケット35が接
続されており、またプラグ36.ソケット37を介して
、ラック6上のシステムバスSBに接続可能となってい
る。
入出力状態RAM31としては、1ワード8ビツトのR
AMが使用されており、このRAM31のアドレス空間
は、8ピット単位で入力または出力として割り当て可能
な入出カニリアの他に、補助リレーエリア、カウンタ素
子のカウント情報エリア、キープリレー呈リアおよびタ
イマ素子のタイム情報エリア等に割当てられている。
ワーキングRAM32は同様&:1ワード8ビットのR
AMが使用されており、MPLJ30における各種演算
の際の一時記憶エリア等として利用される。
システムプログラムROM33は、同様に1ワード8ビ
ツトのメモリで構成され、プログラマブル・コントロー
ラの動作に必要な各種のシステムプログラムが記憶され
ている。このシステムプログラムの詳細については後に
説明する。
ユーザプログラムFROM34は、同様に1ワード8ビ
ツトのPROMが使用され、このFROM34にはプロ
グラマブル・コントローラ言語(高級言語)によって、
ユーザが任意に設定したユーザプログラムが記憶されて
いる。なお、この実施例ではユーザプログラムはラダー
図入力用のフォーマットで記憶されている。
第3図に、システムプログラムROM33に記憶された
システムプログラムの一例(ENDリフレッシ1方式の
場合)を示す。同図に示す如く、電源投入とともにシス
テムプログラムが起動されると、イニシャル処理によっ
て、入出力状態RAM31.ワーキングRAM32等の
内容の初期設定が行なわれ(ステップ300) 、次い
で各種のシステムサービス処理(ステップ301)が行
なわれる。
このサービス処理では、モニタ、故障診断等のサービス
処理の他、プログラミングツールが接続されている場合
には、ユーザプログラムPROM34に対するプログラ
ムの書込み処理等が行なわれる。
サービス処理が終了すると、続いて入力更新処理が行な
われる(ステップ302)。この入力更新処理では、I
10ユニット4,4・・・の中で、入力に割当てられた
端子の状態を、8ビット単位で順次取込み、これを入出
力状態RAM31内の該当するアドレスに転送する処理
が行なわれる。
以後、サービス処理301において、RUNモードに相
当するキー操作が行なわれない限り(ステップ303否
定)、以上の動作が繰り返し行なわれ(ステップ301
,302> 、入力更新だけが継続的に行なわれる。
この状態で、サービス処理301において、RUNモー
ドに相当する所定のキー操作が行なわれると、入力更新
処理に続いてRUNモードの判定が行なわれ(ステップ
303肯定)、命令実行処理が行なわれる(ステップ3
04)。
この命令実行処理では、プログラムカウンタの内容に従
って、ユーザプログラムFROM34からユーザ命令を
順次読込み、ラダー図上の接点接続関係に応じた回路演
算等を行ない、OUT命令の実行とともに、それまでの
演算結果で入出力状態RAM31の該当出カニリアを書
替える処理を行なう。そして、命令実行を繰り返す間に
、END命令が読みだされると、命令実行処理を終了し
て、続く出力更新処理(ステップ305)を行なう。
この出力更新処理では、命令実行の結果書替えられた入
出力状lRAMの出カニリアの内容を、I10ユニット
の出力として割当てられた各8個の端子に転送する処理
が行なわれる。
以後、RtJNモードが続く限り、システムサービス処
理(ステップ301)、入力更新処理(ステップ302
)、命令実行処理(ステップ304)、出力更新処理(
ステップ305)を繰り返し実行する。
なお、この実施例では、ユーザプログラムはプログラマ
ブル・コントローラ言語で記述されているため、これを
直接マイクロプロセッサ30で実行することはできず、
このためシステムプログラムROMに記憶されたインタ
プリタプログラムを介して間接的に実行している。
次に、一般にこの種のラダー図入力式プログラマブル・
コントローラで使用されるOPコードの中で、本実施例
音声出カニニットの理解に必要とされるOUT、MOV
に対する命令実行動作を説明する。
第4図(a)に示されるラダー図は、OPコードである
LD、OUTを用いて同図(b)に示す如く表わされ、
またその命令解読結果は同図(C)のフローチャートで
表わされる。
すなわち、プログラムカウンタに従って命令を読込んだ
結果(ステップ400)、OUT命令と判定されると(
ステップ401肯定)、それまでの演算結果、すなわち
入力3000はONか否かが判定され、ONの場合には
(ステップ402肯定)、同図(d)に示す如く、入出
力状態RAM31の出力10に相当するエリアにはON
に相当する″“1″が書込まれ、他方入力3000がO
FFの場合には(ステップ402否定>、OFFに相当
する“′O″が書込まれる(ステップ404)。
このように、OPコード0LITを実行すると、必ず該
当する出力はそれまでの演算結果に応じた内容に書替え
られる。
次に、第5図(a)に示されるラダー図は、OPコード
であるLD、MOVを用いて同図(b)に示す如く表わ
され、またその命令解読結果は同図(C)のフローチャ
ートで表わされる。
すなわち、プログラムカウンタに従って命令を読込んだ
結果(ステップ500) 、MOVと判定されると(ス
テップ501肯定)、それまでの演算結果、すなわち入
力3000がONか否かの判定が行なわれ、ONと判定
された場合に限り(ステップ502肯定)、BCDコー
ドで表わされたデータ1234は、入出力状態RAM3
1のOチャンネルに転送される。
このように、OPコードであるMOVを実行した場合に
は、それまでの演算結果がONである場合に限り、OP
コードMOVに続いて記述されたBCDコードのデータ
が、同図(d)に示す如く、入出力状態RAM31のO
チャンネルへと転送される。
このように、OUTコードの場合とは異なり、MOVコ
ードの場合には、それまでの演韓結果がONの場合に限
り、指定されたチャンネルの内容をプログラム中に記述
されたデータで書替えるのであって、OFFの場合には
何等書替え動作は行なわれない。    ・ 以上説明したOUT、MOVコードは、本発明に係わる
音声出カニニットのプログラミングの際に利用される。
次に、本発明に係わる音声出カニニットの構成について
説明する。第6図に示す如く、音声出カニニット5のハ
ウジング51は、I10ユニットと同様なブックケース
形に形成され、その前面パネルには、発音中のメツセー
ジNo、を表示するための32個のLED表示器52.
音声信号を取り出すためのジャック53.後述する各種
の動作設定等に使用される8ビツトのDIPスイッチ5
4および#脱可能な前面蓋55が設けられている。
そして、ジャック53にプラグ56を差込むことによっ
て音声信号を取出し、これを図示しないアンプまたはモ
ニタスピーカへと導くようになっている。
また、前面蓋55の背後には、メモリ収納用の空所(図
示せず)が設けられており、この空所に音声メモリカー
ド57を#A着することによって発音すべきメツセージ
を32種類単位で交換可能になっている。
また、後述する如く、音声メモリカード57には、ジャ
ンパ線の着脱により状態設定が可能な識別ビットが設け
られており、後述するMPU501では、この識別ビッ
トの論理状態に応じて、当該音声メモリカードが、ビッ
ト対応命令用かコード対応命令用かを識別可能になって
いる。
さらに、ハウジング51の背面には、図示しな、いプラ
グ58が突出形成されており、このプラグ58をラック
6上に敷設されたシステムバス上のソケット59に差込
むことによって、CPUユニット3との接続を行なうよ
うになっている。
音声出カニニット5の電気的な構成を第7図に示す。同
図に示す如く、音声出カニニット5は8ビツト構成のマ
イクロプロセッサ(MPLJ)501を主体として構成
されており、そのデータバスDB−,アドレスバスAB
”、コントロールバスCB”には、システムプログラム
ROM502゜ワーキングRAM503が接続されてい
る。
システムプログラムROM502内には、音声出カニニ
ットの制御に必要なシステムプログラムが予め記憶され
ており、このプログラムの内容については後述するフロ
ーチャートで詳細に説明する。
ワーキングRAM503内には、第8図に示す如く、第
1.第2のスタックエリアが設けられており、後述する
如く、これらのスタックエリアには、コード対応命令の
場合には32ビツトの音声出力命令そのものが、またビ
ット対応命令の場合にはその解読結果に相当するBCD
コードで表わされたメツセージNo、が記憶される。な
お、これらスタックエリアの機能については、後に詳細
に説明する。
音声出カニニット5内のデータバスDB=と、プログラ
マブル・コントローラのデータバスDBとは、ソケット
59.プラグ58.ラッチ部504およびラッチ部50
5を介して接続されている。
ラッチ部504は、8ビツト構成のラッチ回路を4個並
列に接続し、アドレスデコーダを介して各ラッチ回路に
択一的にアクセスするようにしたものである。
従って、CPUユニット3からアドレスバスDB上に、
8ビット単位で4回に分けて時分割的に送出されたデー
タは、このラッチ部504の作用によって、並列32ビ
ツトに変換される。また、特にこの例では、並列変換後
の第14ビツト目は、専用の割込み信号(割込み2)と
して、MPU501に供給されている。
ラッチ部505は、8ビツト構成のラッチ回路を4個並
列に設け、その出力側に設けたゲートの出力を8ビット
単位で共通接続したもので、各ラッチ回路を同時にトリ
ガし、かつ各ゲートをアドレスデコーダの出力で択一的
に動作させることによって、並列32ビツトのデータ、
すなわち音声出力命令を、8ビット単位でデータバスD
B”上゛に送り出すことが可能となっている。
LED表示器52は、前述した如く32ビツト構成のも
ので、ハウジング51のフロントパネル上部に配列され
ている。このLED表示器52は、前述したラッチ部5
04と略同−構成のラッチ部506を介して、データバ
スDB”に接続されている。
DIPスイッチ54は、前述した如く8ビツト構成のも
ので、ハウジング51のフロントパネル上に取り付けら
れている。このDIPスイッチ54は、ゲート部507
を介してデータバスDB”に接続されている。
次に、音声信号発生部の構成を説明する。この実施例で
は、音声合成方式として、ADPCM方式(Adapt
ive Differencial Pu1se Co
ded Hoduration)が採用され、これによ
り音質の向上が図られている。なお、音声信号発生部の
構成としてはPARCOR方式等でも良い。
音声データROM508は前述した音声メモリカード5
7に内蔵されるもので、第9図に示す如く1ワード8ピ
ツトのメモリで構成されている。
そして、この音声データROM50B内には、メツセー
ジNo、別にスタートアドレス、ストップアドレスをそ
れぞれ記憶させたアドレス記憶エリア508aと、メツ
セージNo、別に音声データを記憶させた音声データ記
憶エリア508bが設けられている。
また、音声データROM50Bには、ジャンパ線509
の接離により状態設定が可能な識別ビットが設けられて
おり、この識別ビットの゛内容は特定のアドレスに対応
して、データバスDB”上に読出し可能となっている。
そして、この識別ビットの内容により、ビット対応命令
用かコード対応命令用かを識別可能としている。
音声合成部510は、音声データROM508から出力
される1バイト分のデータに対応して、微小時間分の音
声信号を合成するとともに、合成が終了するたびに割込
み信号(割込み1)をMPU501に送り返すようにな
っている。
ローパスフィルタ511では音声合成部510から出力
される音声信号から、高調波成分を除去する。次いで、
高調波成分を除去された音声信号は、2系統に分岐され
、一方の系統はトランス512の一次側へと、また他方
の系統はモニタ用アンプ513の入力へと供給される。
トランス512の二次側出力と、アンプ513の出力と
は、切替スイッチ514を介して択一的にジャック53
へと導出可能となっており、これにより切替スイッチ5
14をアンプ513側へと切替えれば、ジャック53に
直接モニタ用スピーカを接続して音声テスト等を行なう
ことが可能となっている。なお、この切替スイッチ51
4はハウジング51の内部に取付けられ、蓋55を取外
して操作するようにしている。
また、ローパスフィルタ511の出力を2系統に分岐し
、一方をトランス512を介してジャック53へと導出
する一方、他方をモニタアンプ513を介してジャック
53へと導出するように構成しているため、増幅後の音
声信号と原音声信号とを択一的に同一のジャックに導出
し得るという基本的な効果に加え、原音声信号を外部の
増幅器に導く場合にあっても、外部アンプ側のアースを
基準として信号を取出すことができるため、アース電位
が安定してノイズ等の影響を受けにくいという効果があ
る。
すなわち、トランス512を介さずに、ローパスフィル
タ511の出力を直接にジャックへ導出した場合、外部
アンプのアースと、音声出カニニット5のアースとを共
通接続することが必要となるが、この際両者間に電位差
が生じてノイズが信号に乗りやすいという状態が生ずる
が、本発明にあってはこのような配慮を必要としないわ
けである。
次に、システムプログラムROM502内に記憶された
制御用システムプログラムの構成を説明する。
この制御用システムプログラムは、命令フォーマットの
異なる2種類の音声出力命令に対して対応可能となって
いる。
第1のフォーマットの音声出力命令を第10図に示す。
この音声出力命令はOピットル31ビツトからなる32
ビツト長データで構成され、また0ビツト〜31ビツト
の各内容は、それぞれメツセージNO,O〜メツセージ
NO,31に対応している。例えば、7ビツト目が“1
パということは、発音すべきメツセージ内容がメツセー
ジNO,7に対応することを意味する。
また、各ビットの内容が“0′°から“1″に変化する
ことによって、当該ビットに対応するメツセージの音声
出力開始指令有りを表わすようになっている。以下、こ
の第1のフォーマットの音声出力命令を、ピット対応命
令と称することとする。
第2のフォーマットの音声出力命令を、第11図に示す
。この音声出力命令もやはりOピットル31ピツトから
なる32ビツト長データで構成されている。
そして、0ビツト〜7ビツトからなる1バイト部分、2
4ビット〜31ビットからなる1バイト部分および16
ビツト〜23ビツトからなる1バイト部分には、それぞ
れ111目、2番目および3番目に発音すべき内容に相
当するメツセージNo。
が、BCDコードで記憶されている。
また、8ビツト〜11ビツトからなる4ビツト部分には
繰り返し回数が、12ビツト〜13ビツトにはメツセー
ジ連結数が、それぞれ記憶される他、14ビツト目はメ
ツセージ認識ビットとされ、“0″から“1”への状態
変化によって、音声出力開始指令の有りを表わす他、1
5ビツト目は優先機能選択ビットとされ、41″によっ
て優先機能選択有りを表わすようになっている。以下、
この第2のフォーマットの音声出力命令を、コード対応
命令と称することにする。
次に、以上の各命令フォーマットを前提として、システ
ムプログラムの動作をビット対応命令の場合から説明す
る。
なお、後に詳細に説明するが、ピット対応命令をCPU
ユニット3から音声出カニニット5に対して送り込むた
めには、例えば入出力アドレス空間のO〜1チャンネル
(1チヤンネルは16ビツト)に音声出カニニットをア
ドレス割付けし、ユーザプログラム内においてOUT命
令を使用し、所望のメツセージNo、に対応する出力リ
レーを、所望のタイミングで動作させるようにプログラ
ムすれば良い。
このようなプログラミングを行なえば、所望のピット対
応命令に相当する32ビツトのデータは前述の出力更新
処理(第3図ステップ305)によって、CPLJユニ
ット3内の入出力状@RAM31から音声出カニニット
5内のラッチ部504へと自動釣に転送される。
第12図において、電源投入などにより、プログラムが
スタートすると、一般的な公知のイニシャライズ処理(
図示せず)を経た後、命令種別がピット対応命令かコー
ド対応命令かの判定処理が行なわれる(ステップ120
1 >。
この判定処理は、音声データROM50Bのジャンパ線
509により設定された識別ビットの状態を、データバ
スDB”を介して読込むことにより行なわれる。
ここで、ピット対応命令と判定されると(ステップ12
01ビツト対応命令)、ワーキングRAM503内の第
1.第2スタツクエリア等に対するイニシャライズ処理
を経た後(ステップ1202)、命令解読から発音指令
に至る一連の動作が開始される。
今仮に、音声出カニニットに割り当てられた32ビツト
分の出力リレーがすべてOFFであり、後述する発音中
フラグF1が非発音中にセットされており、第1.第2
スタツクエリアは空の状態にあり、さらにテストスイッ
チ(DIPスイッチ54の第2ビツト目に相当)がON
であると仮定する。
この状態において、プログラムが起動されると、゛非発
音中″(ステップ1203否定)、スタックにメツセー
ジNO,に相当するBCDコード無しくステップ120
4否定)、テストスイッチ0FF(ステップ1205否
定)とそれぞれ判定された後、当該時点でラッチ部50
4にラッチされた32ビツト長のピット対応命令は、ラ
ッチ部505へと並列に転送ラッチされる。
次いで、このラッチされたピット対応命令を、8ビツト
ずつ4回に分けて時分割的に読込み、前回の読込みデー
タと比較することによって、“0″から“1”に変化し
たビットの存在を判定する。
ここで、変化ビット無しと判定される場合には(ステッ
プ1207否定)、ステップ1203に戻り以上の動作
を繰り返す。
これに対して、CPUユニット3における命令実行の結
果、音声出カニニットに割り当てられた出力リレーのい
ずれか1つがONすると、変化ビット有り、すなわち音
声出力開始指令有りと判定され(ステップ1207肯定
)、次いで命令解読処理が行なわれる(ステップ120
B)。
この命令解読処理では、“O″から1″に変化したビッ
トが、0ビツト〜31ビツトのいずれで有るかを検出し
、この検出されたビット番号をメツセージNo、として
、これに対応するBCDコードを第8図に示すワーキン
グRAM503内の第1スタツクエリアに格納する。な
お、後述するが、ビット対応命令の場合、第1.第2ス
タツクエリアに何等機能上の相違はない。
ステップ1203に始まる次の動作サイクルでは、スタ
ックにメツセージNO,に相当するBCDコード有りと
判定され(ステップ1204肯定)、1秒間ポーズ処理
を経た後(ステップ1209>、発音指令処理へと移行
する。
なお、この1秒間ポーズ処理(ステップ1209)は、
後述する如く、複数のメツセージを連続的に発音させる
場合、メツセージ間に1秒間の無音期間を挿入するため
のものである。
発音指令処理の内容には、優先機能有りの場合と無しの
場合とがあり、これらは優先機能選択スイッチ(DIP
スイッチ54の第Oビットに相当)の状態を読込むこと
により設定される。
ここでは、優先機能無しの場合を先に説明し、優先機能
有りの場合は、後に詳細に説明する。
優先機能選択スイッチの状態に基づいて、優先機能無し
と判定されると(ステップ1210否定)、第1.第2
スタツクエリアに記憶された1もしくは2以上のメツセ
ージNo、の中で、最初に記憶されたメツセージNo、
が読み出され(ステップ1211)、この読みだされた
メツセージNo、によって、音声データROM508が
アクセスされて、メツセージNO,に対応するスタート
、ストップアドレスの読み込みが行なわれる(ステップ
1213)。なお、この際第1.第2スタツクエリアは
直列のFIFOスタックとして動作し、読出されたメツ
セージNo、データは消失する。
次いで、読込まれたスタートアドレスに基づいて、音声
データROM508のアドレス設定が行なわれ(ステッ
プ1214Lラッチ部506を介して、メツセージNo
、に対応するLEDの点灯が行なわれた後(ステップ1
215>、最終的に音声合成部510に対してスタート
指令が発せられ、同時に発音中7ラグF1は゛発音中″
にセットされる(ステップ1216>。以後、ステップ
1203に戻り、次の実行サイクルに移行するわけであ
る。
一方、音声データROM508側では、スタートアドレ
スの設定に応じて、該当アドレスに記憶された1バイト
分のデータを音声合成部510へと送出する。音声合成
部510では、スタート指令に応答して、音声合成処理
を行ない、該当メツセージNo、に対応する微小時間分
の音声信号を合成し、合成が終了すると割込み信号(割
込み1)をMPLJ501に返送する。
すると、MPtJ501側では、割込み傳号(割込み1
)に応答して、以後第13図に示される発音継続処理を
実行する。
すなわち、まず後述する中断指令無しを確認した後(ス
テップ1301否定)、ビット対応命令の場合には(ス
テップ1302ビツト対応)、現在の設定アドレスが前
述のストップアドレスに達するまでの間(ステップ13
03否定)、音声合成部510から割込み信号(割込み
1)が返送されるたびに、現在の設定アドレスを順次イ
ンクリメントしくステップ1304)、新アドレスによ
って音声データROM508をアドレス設定する(ステ
ップ1305)。
これに対して、現在の設定アドレスがストップアドレス
に達した場合には(ステップ1303肯定)、音声合成
部510に対してストップ指令を発するとともに、発音
中7ラグF+を“非発音中″にリセットしくステップ1
306)、同時にそれまで発音されていたメツセージN
o、に対応するLEDを消灯する(ステップ1307)
以後、DIRスイッチ54の第3ビツト〜第6ピツトで
与えられる繰り返し回数情報がrOJである場合には(
ステップ1308肯定)、直ちに発音継続処理を終了し
て、当該メツセージNo、に係わる音声の1回分の発音
処理を終了し、次の発音指令を待機する。
また、DIRスイッチ54の第3ビツト〜第6ビツトか
ら読込まれた繰り返し情報がrNJの場合には、同一の
メツセージNo、に関してN+1回分だけ発音指令を発
する(ステップ1309.1310.1311)。
以上一連の処理が行なわれると、音声合成部510から
は、メツセージNo、に対応する音声信号が出力され、
この音声信号はローパスフィルタ511を介して高調波
成分を除去された後、切替えスイッチ514の設定状態
に応じて、トランス512を介して直接ジャック53へ
と、またモニタアンプ513を介してジャック53へと
択一的に供給される。
従って、切替えスイッチ514をトランス512側へと
切替えた状態で、第6図に示す如く、プラグ56をジャ
ック53に差込みさえすれば、音声比カニニット5自体
から原音声信号を取出すことができ、これにアンプを接
続しさえすれば、該当メツセージをスピーカから発音さ
せることができる。
また、切替えスイッチ514をアンプ513側へ接続し
た状態で、プラグ56をジャック53に差込めば、ある
程度増幅された音声信号を得ることもでき、これをモニ
タスピーカに直接供給して、後述する音声出力テストを
行なうことができる。
このように、ビット対応の音声出力命令を解読した結果
、音声出力開始指令有りが検出され、かつその検出時点
においていかなる音声信号も発生されていない場合には
、検出されたメツセージNO0に係わる内容の音声信号
を直ちに発生させることができる。
また、この際DIPスイッチ54の第3ビツト〜第6ビ
ツトから繰り返し回数情報Nを与えてやれば、同一メツ
セージを1秒間の無音期間をおいて、N回繰り返し発生
させることもできる。
なお、ビット対応命令を解読する際に、CPUユニット
側の同一命令実行サイクル中に2個以上の出力リレーが
同時にONされた場合には、ONされたリレーの中で、
メツセージNO,の最も小さいメツセージが優先される
次に、音声出力開始指令有りが検出された時点において
、いずれかのメツセージに対応する音声信号がすでに発
生中であった場合の処理について、優先機能無しの場合
と優先機能ありの場合とに分けて説明する。
まず優先機能無しの場合から説明すると、第12図にお
いてなんらかの音声信号発音中(ステップ1203肯定
)に得られたくステップ1217>音声出力命令を解読
した結果、音声出力開始指令有りが検出されると(ステ
ップ1218肯定)、優先機能無しを確認した後(ステ
ップ1219否定)、検出されたメツセージNo、を第
1.第2スタツクエリアにブツシュする。ここで、優先
機能無しの場合、第1.第2スタツクエリアは直列のF
IFOスタックとして機能する。
以後、現在発生中の音声信号が終了するまでの間(ステ
ップ1203肯定)、音声出力命令の取込み(ステップ
1217)、および解読を繰り返しながら待機して、こ
の間にさらに音声出力開始指令有りが検出されれば(ス
テップ1218肯定)、優先機能無しを確認した上(ス
テップ1219否定)、検出されたメツセージNo、デ
ータを前述と同様にしてスタックエリア内に順次ブツシ
ュする(ステップ1224)。
この間に、それまで発生されていた音声信号が終了する
と(ステップ1203否定)、前述した発音開始指令へ
と移行しくステップ1204肯定。
1209)、優先機能無しを確認した上(ステップ12
10否定)、第1.第2スタツクエリアを直列のl” 
lFO(First In First 0ut)スタ
ックとして機能させ、最初に記憶された最も古いメツセ
ージNo、を続出し、このメツセージNO,[ついて前
述した発音指令処理(ステップ1213.1214.1
215.1216)および第13図に示す発音継続処理
を実行する。
以後、当該メツセージの音声信号発生が終了するたびに
(ステップ1203否定)、より新しいメツセージNo
、を順次読出しくステップ1211>、同様な発音指令
処理および発音継続処理を実行するわけである。
このように、なんらかの音声信号発生時間中(この例で
は最大30秒)に、1もしくは2以上の他の音声出力開
始指令が到来し、かつ優先機能無しの場合、この実施例
では、現在発音中の音声信号が終了するたびに、順次1
秒間隔で各メツセージNo、に対応する音声信号を到来
順に発生させることができる。
次に、優先機能有りの場合について説明すると、前述し
た如く音声出力開始指令有りが検出され(ステップ12
18肯定)、かつ優先機能有りと判定された場合には(
ステップ1219肯定)、現在発音中のメツセージと到
来したメツセージとの間における優先順位の比較が行な
われる。この例では、メツセージNo、が小さいほど優
先順位が高いものと取り決めている。
ここで、到来したメツセージの方が優先順位が低い場合
には(ステップ1220否定)、検出されたメツセージ
No、は優先機能無しの場合と同様に直ちにスタックエ
リアへとブツシュされる。
これに対して、到来したメツセージの方が優先順位が高
いと判定された場合には(ステップ1220肯定)、音
声合成部510に″対してストップ指令が送られ(ステ
ップ1221・)、同時にメツセージNO0に対応する
LEDは消灯され(ステップ1222) 、ざらに現在
発音中のメツセージNo、データは再びスタックエリア
へと戻される。
これにより現在発音中のメツセージは強制的に中断され
る。
以後、現在発音中のメツセージが終了するまでの間(ス
テップ1203肯定)、音声出力命令の解読が繰り返し
行なわれ(ステップ1217)、その間に新たな音声出
力開始指令有りが検出されれば(ステップ1218肯定
)、前述した優先順位に応じたいずれかの処理が行なわ
れる。
一方、それまで発音されていたメツセージが終了または
前述した如く強制的に中断されると(ステップ1203
否定)、スタックにメツセージNO,データ有りを確認
した後(ステップ1204肯定)、前述した発音開始指
令へと移行する。
優先機能有りの場合の発音指令においては(ステップ1
210!定)、スタックエリアに記憶されたメツセージ
No、の中で、その時点で最も最小のメツセージNo、
が読み出され、この読みだされたメツセージNo、に従
って前述の発音指令処理(ステップ1213,1214
,1215.1216)および第13図に示される発音
継続処理が行なわれる。
そして、スタックエリアに記憶された各メツセージNo
、に対応した音声信号の発生が終了するたびに(ステッ
プ1203否定)、すでに発音されたものを除き最小の
メツセージNo、が順次スタックから読込まれ(ステッ
プ1212)、同様にして発音指令処理および発音継続
処理が行なわれる。
このように、優先機能有りの場合には、なんらかのメツ
セージ発音中に1もしくは2以上の発音指令が到来した
場合、現在発音中のメツセージを含めて現在発音指令を
受けている全メツセージの中で、最もメツセージNo、
の小さいメツセージが優先的に順次発音されることとな
る。
従って、より緊急度の高いメツセージ(対するメツセー
ジNo、がより小さい数値となるように音声データRO
Mを構成することによって、優先度を加味した音声出力
プログラムを作成することが可能となる。
次に、音声用カニニット5側に設けられたスイッチから
の指令(模擬音声出力命令)によって、指定されたメツ
セージを発音させる発音テストについて説明する。
この場合、DIPスイッチ54の第3ビツト〜第7ビツ
トからなる5ビツトのバイナリデータによって、メツセ
ージNO,O〜N0.3’lのいずれかを指定するとと
もに、テストスイッチ(DIPスイッチ54の第2ビツ
トに相当)をOFFからONに設定する。
プログラムの実行中に、テストスイッチのOFF→ON
が検出されると(ステップ1205肯定)、続いてDI
Pスイッチ54の第3ビツト〜第7ビツトのメツセージ
NO,データが読込まれ(ステップ1225)、以後前
述した発音指令処理(ステップ1213,1214,1
215.1216)および第13図に示される発音継続
処理が実行される。
従って、メツセージNo、をバイナリコードで設定した
俊、テストスイッチをONL/ざえすれば、当該メツセ
ージに対応した音声信号を直ちに発生させることができ
、切替スイッチ54をモニタアンプ513側へ切替え、
かつジャック53にモニタスピーカを接続すれば、比較
的少音量をもってメツセージの内容を確認することがで
きる。同時に、発音中のメツセージNo、に対応したL
EDが点灯することによって、発音されたメツセージ内
容とメツセージNo、との関係を容易に確認することが
できる。
ざらに、なんらかのメツセージ発音中に、テストスイッ
チをON→OFFすると、発音継続処理においてメツセ
ージ中断指令有りと認識され(ステップ1301肯定)
、直ちに音声合成部510に対してストップ指令が発せ
られるとともに(ステップ1312>、LEDの消灯も
行なわれ(ステップ1313)、最大30秒間のメツセ
ージのすべてを聞かなくとも、任意の時点でメツセージ
の発音を強制的に中断させることができる。
従って、順次メツセージの内容を確認するような場合、
各メツセージの発音初期の部分だけで内容がおおよそ理
解できるような場合には、この中断機能を利用して、各
メツセージの最初の部分だけを聞くことにより、テスト
時間の短縮化を図ることが可能となる。
以上詳細に説明したように、ビット対応命令に対する動
作としては、(1)音声出力開始指令有りの検出に応答
して、直ちに該当音声を発音させる動作、(2)ユニッ
ト側で指定された繰り返し回数だけ、同一メツセージを
繰り返し発音させる動作、(3)なんらかの発音中に、
1もしくは2以上の別の発音指令が到来した場合、先の
発音が終了するのを待って順次台メツセージを到来順に
発音させる動作、(4)同様に発音中に1もしくは2以
上の別の発音指令が到来した場合、発音を中断した後到
来したすべてのメツセージの中で、メツセージNo、の
小さいものから順次優先的に発音させる動作、(5)ユ
ニット側から与えられた模擬音声出力命令に応答して、
指定されたメツセージNO,の音声を発音、中断させる
動作が可能である。
次に、コード対応命令に対応したシステムプログラムの
動作について説明する。
第12図において、電源投入によりプログラムがスター
トされ、音声データROM508の識別ビットを参照し
て、コード対応命令と判定されると、第15図のフロー
チャートへ移って、ワーキングRA−Mの第1.第2ス
タツクエリア等についてのイニシャライズ処理を行なっ
た後(ステップ1501 ”) 、いずれのメツセージ
も発音中でないことを条件として(ステップ1502否
定)、第1スタツクエリアに4バイト構成の音声出力命
令が格納されること(ステップ1503肯定)、第2ス
タツクエリアに音声出力命令が格納されること(ステッ
プ1504肯定)、またはテストスイッチ(DIPスイ
ッチの第2ビツトに相当)がONされること(ステップ
1501定)を待機する状態となる。
一方、コード対応の音声出力命令の場合、第11図に示
されるように、第14ビツト目はメツセージ!!!!識
ビットとして割り当てられており、この第14ビツト目
の“0″から“1”への変化によって、音声出力開始指
令有りを表わすようになされている。
また、第7図に示す如く、CPUユニットから送り出さ
れた音声出力命令をラッチするラッチ部504の第14
ビツト目の出力は、割込み信号(割込み2)として、M
Pu501に供給されている。
さらに、後に詳細に説明するが、音声出カニニット5に
対してコード対応の音声出力命令を与えるには、ユーザ
プログラム内において音声出カニニットが割り付けられ
た0、1チヤンネルに対して、音声出力命令に相当する
32ビツトのデータをMOV命令で転送し、かつ転送の
たびに必ず14番の出力リレーをONするようにプログ
ラムが組まれる。
従って、ユーザプログラムの実行中に、音声出力命令転
送のためのMOV命令、およびこれと一対の関係にある
0UT14命令が起動されると、音声臼カニニット5内
のラッチ部504の第14ビツト目出力は、“O″から
“1″へと変化し、この状態変化によってMPU501
に対して割込みがかかり、第14図に示されるデータ保
存処理が起動される。
すると、ラッチ部504にラッチされた音声出力命令は
、ラッチ部505へと転送ラッチされ(ステップ140
1)、さらにラッチ部505にラッチされた音声出力命
令は、データバスDB=を介してMPU501へと読込
まれる(ステップ1402>。
以後、読込まれた音声出力命令の内容に応じて、種々の
音声出力態様が決定されるわけであるが、まず最初に最
も簡単な例として、あるメツセージNo、に対応した内
容の音声を1回だけ発音させる場合について説明する。
この場合、第11図のフォーマットにおいて、0ビツト
〜7ビツトには、発音対象となるメツセージNo、がB
CDコードで記憶され、8ビツト〜11ピツトの繰り返
し回数はrOJ、12ビツト。
13ビツトのメツセージ連結数はMl、15ビツト目の
優先機能選択ビットは“0″に設定されている。
このような内容の音声出力命令が読込まれ(ステップ1
402>、かつこの読込み時点において何等のメツセー
ジも発音されていないと(ステップ1403否定)、優
先機能無しを確認した後(ステップ1404否定)、当
該音声出力命令は、FIFOスタックとして機能する優
先機能無し専用の場合の第2スタツクエリアへと転送さ
れる(ステップ1405)。
すると、第15図のメインフローチャート側においては
、第2スタツクエリアに音声出力命令有りが検出され(
ステップ1504肯定)、次いで1秒間ポーズ処理を経
た後(ステップ1506)、第2スタツクエリアからは
、最も古い音声出力命令の第1メツセージNo、(この
場合記憶されたばかりのメツセージNo、が読み出され
(ステップ1507)、以後このメツセージNo、に関
して発音指令処理(ステップ1508,1509,15
10.1511>および第16図に示される発音継続処
理(ステップ1601否定、1602,1603.16
04.1605>が行なわれ、当該メツセージNO,に
係わる内容の音声が1回だけ発音されることとなる。
他方、いずれかの音声発音中に、1もしくは2以上の音
声出力開始指令有りが検出された場合には(ステップ1
403肯定)、優先機能無しを確認した上(ステップ1
406否定)、読込まれた音声出力命令を順次前述した
第2スタツクエリアへとブツシュする(ステップ140
7)。
すると、第15図に示すメインフローチャート側におい
て、第2スタツクエリアにメツセージNO,データ有り
とされる間(ステップ15041定)、FIFOスタッ
クの機能によって、1秒間のポーズをあけて(ステップ
1506) 、音声合成部510に対して発音指令が与
えられ(ステップ150B、1509,1510.15
11>、さらに第16図に示される発音継続処理が実行
されて、いずれかのレフセージ発音中に到来した1もし
くは2以上の新たなメツセージは、1秒間隔で順次到来
順に発音されることとなる。
次に、緊急度の低いメツセージの発音中に、緊急度の高
いメツセージを発音させる必要が生じた場合、緊急度の
低いメツセージの発音を中断させ、その代わりに緊急度
の高いメツセージを優先的に発音させる場合について説
明する。
この場合、第11図の命令フォーマットにおいて、前述
の場合(比へ第15ビツト目の優先機能選択ビットが“
1°°にセットされる。
第14図において、いずれかのメツセージ発音中に(ス
テップ”1403肯定)、優先機能有りが検出されると
(ステップ1406肯定)、ざらに現在発生中のメツセ
ージが優先機能有りか否かの判定が行なわ゛れ、発音中
のメツセージが優先機能無しの場合(ステップ1408
否定)、現在発音中の音声出力命令は、FIFOスタッ
ク機能を有し、かつ優先機能無しの場合専用の第2スタ
ツクエリアへと戻され(ステップ1409)、さらに&
声合成部510に対してストップ指令の送出(ステップ
1410)および該当メツセージの消灯処理(ステップ
1411)を経た模、新たに得られた音声出力命令につ
いては、FIFOスタック機能を有し、かつ優先機能有
りの場合専用の第1スタツクエリアへとブツシュされる
(ステップ1412)。
すると、第15図のメインフローチャートにおいては、
第1スタツクエリアに音声出力命令有りが検出され(ス
テップ1503肖定)、1秒間のポーズ処理を経た後(
ステップ1512)、第1スタツクエリアからは、最も
古い音声出力命令の第1メツセージNo、(この場合は
格納したばかりのメツセージNO,)が読み出され(ス
テップ1513)、この読みだされたメツセージNo、
に関して、前述した発音指令処理(ステップ150B。
1509.1510.1511>および第16図に示さ
れる発音継続処理が実行される。
この結果、それまで発音されていた優先機能無しに係わ
る緊急度の低いメツセージは強制的に中断され、その代
わりに発音中に到来した緊急度の高いメツセージが優先
的に発音されることとなる。
また、優先機能有りに係わるメツセージの発音中に、同
様な優先機能有りに係わる音声出力命令が次々と到来し
た場合には(ステップ1408肯定)、これらの音声出
力命令は、次々と第1スタツクエリアへとブツシュされ
る(ステップ1412)。
そして、メインフローチャート側におけるスタック読出
し処理(FIFO)が実行される結果(ステップ151
3)、優先機能有り同志のメツセージの場合には、順次
1秒間隔で到来順に発音されることとなる。
以上、発音中に別の音声出力開始指令有りが検出された
場合の処理についてまとめて説明すると、優先機能無し
に係わる音声出力命令の発音中に、優先機能有りおよび
優先機能無し双方の音声出力命令に係わる開始指令が複
数与えられた場合は、優先機能有りに係わる音声出力命
令の開始指令が与えられた時点において、優先機能無し
に係わる発音を強制的に中断させ、その後優先機能弁り
に係わる音声出力命令だけを到来順に1秒間隔で発音さ
せ、しかる後、中断された優先機能無しに係わる音声出
力命令を最初から発音し直させ、発音終了とともに、優
先機能無しに係わる音声出力命令について、同様に到来
順に1秒間隔で順次発音させるものである。
これに対して、優先機能有りに係わる発音中に、優先機
能有りおよび無しに係わる開始指令がそれぞれ複数到来
した場合には、前述した音声の強制中断処理は行なわず
、単にまず優先機能有りに係わる音声出力命令について
順次到来順に発音させた後、その後優先様能無しに係わ
る音声出力命令について同様に到来順に発音させるもの
である。
なお、この実施例では、優先機能選択ビットを1ビツト
にし、優先レベルを2レベルに設定したが、これを複数
ビットとして優先レベルを多段階に設定しても良いこと
は勿論である。
次に、3個のメツセージを指定された順序で連結して発
音させる場合について説明する。
この場合、第11図の命令フォーマットにおいて、Oビ
ット〜7ビツトには、第1番目のメツセージNo、が、
24ビツト〜31ビツトには2番目のメツセージNo、
がまだ16ビツト〜23ビツトには3番目のメツセージ
No、がそれぞれBCDコードで記憶される。
また、12ビツト、13ビツトには、メツセージ連結数
「3」に相当するバイナリコードが記憶される。
今仮に、説明を簡単にするために、優先機能は無しとし
、また、いずれのメツセージも発音されていないものと
する。
このような状態において、所定の開始指令に応答して音
声出力命令の読み込みが行なわれると(第14図ステッ
プ1402>、音声出力命令は第2スタツクエリアへと
ブツシュされ(ステップ1403否定、1404否定、
1405L次いで第15図の一連の処理(ステップ15
04〜1511)および第16図に示す割込み処理が実
行されて、音声データROM508からのデータ読出し
が順次行なわれ(ステップ1601否定、1602.1
603Lストツプアドレスへ到達するとともに(ステッ
プ1601肯定)、音声合成部510に対してストップ
指令の送出2発音中フラグF1のリセットが行なわれ(
ステップ1604)、さらに該当するメツセージ番号の
LEDが消灯される(ステップ1605)。
次いで、発音が終了してメツセージ番号が第1番目のメ
ツセージNo、である旨の確認(ステップ1606肯定
)、連結数が「1Jでないことの確認(ステップ160
7否定)が行なわれた後、今度は音声出力命令の24ビ
ツト〜31ビツトに記憶された2番目のメツセージNo
、についてスタート、ストップアドレスの読込み(ステ
ップ1609)および第2番目のメツセージNo、に関
してのスタートアドレス設定が行なわれ(ステップ16
10)、さらに2番目のメツセージNo、に係わるLE
Dの点灯処理が行なわれた後(ステップ1611)、2
番目のメツセージNo、に係わるスタート指令が音声合
成部510に対して送られる。
以後、2番目のメツセージNO,に係わる音声データの
読出し処理(ステップ1601否定、1602.160
3)、音声合成終了処理(ステップ1604)、該当メ
ツセージNo、のLED消灯処理(ステップ1605)
を順次経た後、当該発音終了に係わるメツセージが第1
番目のメツセージでないことの確認(ステップ1606
否定)、第2番目のメツセージであることの確認(ステ
ップ1613肯定)および連結数がr2Jでないことの
確認(ステップ1614否定)を経た後、音声出力命令
の16ビツト〜23ビツトに記憶された第3番目のメツ
セージについて、スタート、ストップの読込み処理(ス
テップ1615)、第3番目のメツセージに係わるスタ
ートアドレスの設定処理(ステップ1616) 、当該
メツセージfsJo。
に係わるLEDの点灯処理を経た後(ステップ1611
)、再度3番目のメツセージに係わるスタート指令が音
声合成部510へと送られる。
以後、同様にして音声データ読出し処理(ステップ16
01否定、1602.1603>、音声合成終了処理(
ステップ1604)、該当メツセージNO,に係わるL
EDの消灯処理(ステップ1605)を順次経た後、発
音終了に係わるメツセージが第1番目のメツセージでな
いこと(ステップ1606否定)、第2番目のメツセー
ジでないこと(ステップ1613否定)を経た後、後述
する繰り返し処理が終了したことを条件として(ステッ
プ1608肯定)、メツセージの3連結処理を終了する
このように、音声出力命令のOビット〜7ビツト、24
ビツト〜31ビツト、16ビツト〜23ビツトにそれぞ
れ第1番目、第2番目、第3番目に発音させるべきメツ
セージNo、をBCDコードで記憶させ、かつ12ビツ
ト13ビツトにメツセージ連結数に相当するバイナリコ
ードを記憶させるだけで、3つのメツセージを1秒間隔
で連結して発音させることができるわけである。
なお、連結数が「2」の場合でも同様に説明される他、
第15ビツト目の優先機能選択ビットを“1′′にセッ
トすれば、前述した如く優先機能無しに係わるメツセー
ジを中断し、その代わり優先的に発音させることができ
ることは勿論である。
従って、このメツセージ連結機能を利用すれば、32個
のメツセージを任意に組合せることによって、より多く
の情報を音声により報知させることができる。
また、ビット対応命令の場合と同様、このコード対応命
令の場合にも、音声比カニニット側に設けられたメツセ
ージNo、設定器(DIPスイッヂ54の3ビツト〜7
ビツトに相当)およびテストスイッチ(DIPスイッチ
54の第2ビツトに相当)を利用して、模擬音声出力命
令を与え、指定されたNo、のメツセージを発音させる
ことができる(ステップ1505肖定、1512>。
次に、指定された1個のメツセージまたは互いに連結さ
れた複数のメツセージを、指定された繰り返し回数だけ
繰り返し発音させる場合について説明する。
この場合、第11図の命令フォーマットにおいて、8ビ
ツト〜11ビツトには、繰り返し回数に相当するバイナ
リコードが記憶される。
第16図のフローチャートにおいて、各メツセージまた
は互いに連結された一連のメツセージが発音終了すると
(ステップ1607肯定、1613否定または1614
肯定)、それまでのメツセージ発音回数が指定された繰
り返し回数に達したか否かの判定が行なわれ、達してい
ない場合には(ステップ1608否定)、1秒間のポー
ズ処理を経た後(ステップ1617)、再び第11目の
メツセージに相当するスタートアドレスの設定処理が行
なわれる(ステップ161B)。
これに対して、それまでの繰り返し回数が、指定された
繰り返し回数に達したものと判定された場合は(ステッ
プ160B)、発音処理は完全に終了する。
従って、音声出力命令の8ビツト〜11ビツトに、数値
rNJを記憶させることにより、指定された同一メツセ
ージをN回に亘って繰り返し発音させることが可能とな
るのである。
以上詳細に説明したように、コード対応命令に対応した
システムプログラムの動作については、(1)音声出力
開始指令有りの検出に応答して、該当するメツセージを
直ちに発音させる動作。
(2)いずれかのメツセージ発音中に、次々とメツセー
ジ発音指令が到来した場合、発音中のメツセージの終了
とともに、順次1秒間隔で到来順に発音される動作、(
3)個々のメツセージまたは連結された一連のメツセー
ジ毎に、優先機能の有無をユーザプログラムで選択し、
優先機能無しに係わるメツセージの発音中に、優先機能
付りに係わるメツセージの発音指令が到来したときには
、発音中のメツセージを強制的に中断させて、後から来
た優先機能付りに係わるメツセージを優先して先に発音
させ、その後中断に係わる優先機能無しに係わるメツセ
ージを再度初めから発音させる動作、(4)指定された
3個以内のメツセージを、指定された順序で連結して発
音させる動作、(5)各メツセージまたは連結された一
連のメツセージ毎に、ユーザ命令で繰り返し回数を指定
し、この指定された繰り返し回数弁だけ繰り返し発音さ
せる動作および模擬音声出力命令によるメツセージ出力
テスト等が可能である。
なお以上の実施例では、音声出カニニットから、原音声
信号またはモニタスピーカが駆動できる程度に増幅され
た増幅済み音声信号を取出すように構成したが、勿論音
声用カニニットの内部にモニタスピーカを取り付け、音
声出カニニット自体から該当するメツセージを発音させ
ても良いことは勿論である。
また、以上の実施例では、ラダー図入力方式のプログラ
マブル・コントローラに適用したが、本発明はフローチ
ャート入力式のプログラマブル・コントローラにも同様
に適用できることは勿論である。
また、以上の実施例ではユーザプログラムのEND命令
を検出して出力更新を行なういわゆるENDリフレッシ
ュ方式のプログラマブル・コントローラに適用したが、
0LJT命令あるいはMOV命令の実行のたびに、その
都度実行結果に相当するデータを直接にI10ユニット
に転送するいわゆる都度リフレッシュ方式のプログラマ
ブル・コントローラにも適用できることは勿論である。
さらに、以上の実施例ではCPLIユニットに直結する
システムバスSBに音声出カニニット5を取付けたが、
有線または無線伝送ラインを介して設置された遠隔シス
テムバスにも取付は得ることは勿論である。
以上で、この実施例に係わる音声出カニニットの構成2
作用、効果について説明してきたが、次に実際にこの音
声出カニニットを使用する場合におけるユーザプログラ
ムの幾つかの例を第17図〜第23図を参照しながら説
明する。
なお、以下の説明においては、音声出カニニットは入出
力アドレス空間のOチャンネル、1チヤンネルからなる
2チャンネル分に割り当てられているものと想定する。
第17図(a)の例は、メツセージNo、10に相当す
るメツセージ「7番タンク満タンです」と、メツセージ
No、11に相当するメツセージ「7番タンク排水完了
」を、それぞれ入力1000.1001のONするタイ
ミングで発音させる場合のラダー図を示す。
このように、単にメツセージNo、に相当する出力リレ
ー10.11を、該当する入力1000゜1001で起
動するだけで良い。
この場合、第17図(b)に示す如く、入力1000と
1001とが別々のタイミングでONする場合には、各
出力10.11のONタイミングを、音声用カニニット
に認識させることができるが、第17図(C)に示す如
く、同一のタイミングでONした場合には、メツセージ
NO1の小さい出力10が優先される。
第18図(a)は、メツセージNo、’IOに相当する
メツセージ「リセットボタンを押して下さい」を、故障
検出用の入力1000.1001のいずれがONした場
合にも発音させる場合のラダー図を示す。
この場合第18図(b)に示す如く、入力1000と1
001とのON期間が重ならない場合は問題ないが、第
18図(C)に示す如く、両人力1000.1001が
一部重複すると、出力10の立上りは1回しか生ぜず、
このため2回故障が起きた場合リセットボタンは2回押
さねばならないような場合には、若干の不都合が生ずる
第19図(a)は、1命令実行サイクル幅のパルスを出
力するDIFU命令を使用して、上記の欠点を改良した
ほぼ同様な機能を有するラダー図を示す。
この場合、第19図(b)に示す如く、入力1000と
1001とのON期間が一部重複しても、DIFU32
00とDIFu3201とは別々のタイミングで微小幅
パルスとなるため、出力10としては2回のONパルス
を得ることができ、入力1000,1001に対応する
2回の故障に対しては、メツセージ「リセットボタンを
押し、て下さい」を2回間違いなく発音させることがで
きる。
第20図(a)は、発車指令に相当する入力100Oが
ONLだ場合、メツセージN0.10に相当するメツセ
ージ「これから発車します」を5回1秒間隔で発音させ
る場合のラダー図を示す。
この場合、第20図(b)に示す如く、入力1000の
ONタイミングに応答して、出力3200を入力320
0で自己保持させ、その後0.1秒クロック人力630
0によって出力10を5回ONさせ、5回目のONをC
NTOにカウントさせ、カウントアツプとともに出力3
200を自己保持解除するようにしたものである。
なお、このラダー図では、0.1秒クロックが使用され
ているため、5回カウントする間に他のメツセージが入
り込む可能性が若干想定される。
第21図(a)は、第20図の欠点を改良したもので、
第20図(a)との相違点は、出力3202をチャタリ
ング動作させ、高速パルスを得、出力10をより高速に
5回ONさせる一方、入力1000をそのまま保持させ
るのではなく、DIFU命令を使用して−H微小幅パル
スに変換し、これで出力3201を自己保持させるよう
にしたことにある。
第21図(b)に示す如く、このラダー図によれば、5
回カウント中に入力1000が再度ONした場合にも、
直ちにこれに対応が可能である。
次に、コード対応命令の場合について説明する。
第22図(a>は、入力1000がONするのに応答し
て、メツセージNo、01.02,03にそれぞれ相当
するメツセージ「バルブ」、「1を」、「開けなさい」
を順に連結して発音させ、さらに入力1001のONに
対応してメツセージNo。
10.11.12にそれぞれ相当するメツセージ「コン
ブ1ノツサ」、「3台を」、「運転しなさい」を、1秒
間隔で順次連結して、しかも2回発音させる場合のラダ
ー図を示す。
このように、コード対応命令の場合には、音声出力命令
に相当するデータを、MOV命令を用いて、Oチャンネ
ル、1チヤンネルにそれぞれ転送すれば良い。
また、ここで特に大切なことは、MOv命令の起動条件
に相当する入力1000.1001のONと対応して、
必ず出力14を起動するようにプログラムすることであ
る。これは、前述した如く、MOV命令の場合起動条件
に相当する入力がOFFしても、転送先におけるデータ
には変化がなく、このため同一データに係わるMOV命
令の起動条件が繰り返しONしたような場合、そのON
タイミングを出力14を介して第22図(b)に示す如
く、音声出力命令側で検出させるためである。
第23図(a)は、入力1000と1001とのON期
間が一部重複した場合の対策であって、この場合には前
述と同様にしてDIFU命令を用い、入力1000.1
001のONタイミングを微小幅パルスに変換すれば良
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる音声出カニニットを適用したプ
ログラマブル・コントローラ全体の外観を示す斜視図、
第2図はCPUユニットの電気的な構成を示すブロック
図、第3図はCPUユニットのシステムプログラムを示
すゼネラルフローチャート、第4図(a)〜(d)は、
OUT命令の解読結果に対応した処理動作を示す図、第
5図(a)〜(d)は、MOV命令の解読結果に対応し
た処理動作を説明する図、第6図は本発明に係わる音声
出カニニットの外観を示す斜視図、第7図は音声出カニ
ニットの電気的な構成を示すブロック図、第8図はワー
キングRAM内に設けられた第1.第2スタツクエリア
を示すメモリマツプ、第9図は音声データROMの内容
を示すメモリマツプ、第10図はビット対応命令の命令
フォーマットを示す図、第11図はコード対応命令の命
令フォーマットを示す図、第12図〜第16図は、音声
出カニニットの制御用システムプログラムの構成を示す
フローチャート、第17図〜第21図は、音声出カニニ
ットをビット対応命令で動作させるためのユーザプログ
ラムの例を示す図、第22図〜第24図は、コード対応
命令で音声出カニニットを動作させるためのユーザプロ
グラムの例を示す図である。 1・・・プログラマブル・コントローラ3・・・CPL
Jユニット 5・・・音声出カニニット 52・・・メツセージNo、表示用LED53・・・音
声信号取出し用ジャック 54・・・DIPスイッチ 57・・・音声メモリカード 501・・・MPLJ 502・・・システムプログラムROM503・・・ワ
ーキングRAM 504.505,506・・・ラッチ部508・・・音
声データROM 509・・・ジャンパ線 510・・・音声合成部 511・・・ローパスフィルタ 512・・・トランス 513・・・モニタ用アンプ 514・・・切替スイッチ DB・・・データバス AB・・・アドレスバス CB・・・コントロールバス 第4図 In)(b) 第5図 ”’              (b)第10図 メツセージNo、0−No、15 第11図 2書目のメジ℃−シ“    34Bめメッ一一シ゛第
12図 第13図 東14図 ″s!5図 第16図 第17図 (C1)(b) を力 to  −一−」−一一一一一一1−−−−−−
−−−第19図 (0)                      
        、bノ第m図 (a)                     (
b)(BrtJMlalTIII合) 第21図 (0)                      
(b)第23図 (a)                      
                (b)゛ 手続補正
書(麗) 昭和60年5月27日 特願昭60−90145号 2、発明の名称 プログラマブル・コントローラの音声出カニニット3、
補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所  京都市右京区花園土堂町10番地名 称  
(294)立石電機株式会社代表者 立 石 孝 雄 4、代理人〒101 住 所  東京都千代田区内神田1丁目15番16号6
、補正の対象     図面(図面の浄書)7、補正の
内容 別紙添付図面の通り(内容に変更なし)手続補正書 昭和60年7月24日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 1、事件の表示 特願昭60−90145号 2、発明の名称 プログラマブル・コントローラの音声出カニニット3、
補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所  京都市右京区花園土堂町10番地名 称  
(294)立石電機株式会社代表者立石孝雄 4、代理人〒101 住 所  東京都千代田区内神田1丁目15番16号5
、補正命令の日付 (自発) 6、補正の対象 4、図面の簡単な説明 7、補正の内容 (1)明細書第64頁第15行目〜第16行目に「第2
2図〜第24図は、」とあるのを[第22図、第23図
は、」と補正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)プログラマブル・コントローラのシステムバス上
    に、当該ユニットに当てて送出されたデータを取込むデ
    ータ取込み手段と; 前記取込まれたデータを音声出力命令として解読し、出
    力すべき音声内容、繰り返し回数及び出力開始指令の有
    無を検出する命令解読手段と;前記出力開始指令有りと
    検出されるのに応答して、検出された音声内容に係る発
    音指令を、検出された繰り返し回数に達するまで、発音
    終了のたびに繰り返し発する発音指令手段と; 前記発音指令に応答して、該当する音声信号を発する音
    声信号発生手段と; を具備することを特徴とするプログラマブル・コントロ
    ーラの音声出力ユニット。
JP60090145A 1985-04-26 1985-04-26 プログラマブル・コントロ−ラの音声出力ユニツト Pending JPS61249115A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60090145A JPS61249115A (ja) 1985-04-26 1985-04-26 プログラマブル・コントロ−ラの音声出力ユニツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60090145A JPS61249115A (ja) 1985-04-26 1985-04-26 プログラマブル・コントロ−ラの音声出力ユニツト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61249115A true JPS61249115A (ja) 1986-11-06

Family

ID=13990331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60090145A Pending JPS61249115A (ja) 1985-04-26 1985-04-26 プログラマブル・コントロ−ラの音声出力ユニツト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61249115A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS564807A (en) * 1979-06-25 1981-01-19 Toshiba Corp Information processor
JPS5687724A (en) * 1979-12-18 1981-07-16 Hitachi Heating Appliance Co Ltd Heating apparatus
JPS60116007A (ja) * 1983-11-28 1985-06-22 Mitsubishi Electric Corp プラントの監視制御システムにおける音声告知出力方式

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS564807A (en) * 1979-06-25 1981-01-19 Toshiba Corp Information processor
JPS5687724A (en) * 1979-12-18 1981-07-16 Hitachi Heating Appliance Co Ltd Heating apparatus
JPS60116007A (ja) * 1983-11-28 1985-06-22 Mitsubishi Electric Corp プラントの監視制御システムにおける音声告知出力方式

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR880000255B1 (ko) 언어인지 마이크로 컴퓨터
US5745877A (en) Method and apparatus for providing a human-machine dialog supportable by operator intervention
JPH0210960B2 (ja)
CN1879146B (zh) 用于语音到文本的转录系统的错误检测
JPS61249114A (ja) プログラマブル・コントロ−ラの音声出力ユニツト
JPS61249115A (ja) プログラマブル・コントロ−ラの音声出力ユニツト
JPS61249111A (ja) プログラマブル・コントロ−ラの音声出力ユニツト
US4809333A (en) Method and apparatus for recognizing spoken statements by use of a separate group of word stores for each statement
JPS61249117A (ja) プログラマブル・コントロ−ラの音声出力ユニツト
JPS61249118A (ja) プログラマブル・コントロ−ラの音声出力ユニツト
JPS61249116A (ja) プログラマブル・コントロ−ラの音声出力ユニツト
JPS61249113A (ja) プログラマブル・コントロ−ラの音声出力ユニツト
JPS61249135A (ja) プログラマブル・コントロ−ラの音声出力ユニツト
JPH0610403Y2 (ja) プログラマブル・コントロ−ラの音声出力ユニツト
JPS61249112A (ja) プログラマブル・コントロ−ラの音声出力ユニツト
KR100352028B1 (ko) 데이터를 다운로드 받을 수 있는 완구장치
JPS62121517A (ja) プログラマブルコントロ−ラの出力ユニツト
JPS62131330A (ja) プログラマブルコントロ−ラの出力ユニツト
JPS6365504A (ja) プログラマブル・コントロ−ラの出力ユニツト
JP3712303B2 (ja) ガス漏れ警報器
EP0036559A1 (en) Electronic reading learning aid
JPS62109098A (ja) プログラマブルコントロ−ラの出力ユニツト
JP2708566B2 (ja) 音声認識制御装置
WO2000065575A1 (fr) Dispositif de reconnaissance vocale pour jouets
JPS589087A (ja) 電子時計