JPS61248343A - 回転陽極型x線管 - Google Patents
回転陽極型x線管Info
- Publication number
- JPS61248343A JPS61248343A JP8962985A JP8962985A JPS61248343A JP S61248343 A JPS61248343 A JP S61248343A JP 8962985 A JP8962985 A JP 8962985A JP 8962985 A JP8962985 A JP 8962985A JP S61248343 A JPS61248343 A JP S61248343A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- target
- ray tube
- fixing shaft
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J35/00—X-ray tubes
- H01J35/02—Details
- H01J35/04—Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
- H01J35/08—Anodes; Anti cathodes
- H01J35/10—Rotary anodes; Arrangements for rotating anodes; Cooling rotary anodes
- H01J35/101—Arrangements for rotating anodes, e.g. supporting means, means for greasing, means for sealing the axle or means for shielding or protecting the driving
- H01J35/1017—Bearings for rotating anodes
- H01J35/103—Magnetic bearings
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、磁気軸受を用いた回転陽極型X線管、とくに
磁気軸受のロータ部の温度を低(おさえるための手段を
備えた回転陽極型X線管に関するものである。
磁気軸受のロータ部の温度を低(おさえるための手段を
備えた回転陽極型X線管に関するものである。
XIl管を構造的に分類すると、固定陽極型と回転陽極
型とに大別される。このうち回転陽極型は、陽極が回転
するので、陽極の放熱作用が良好であり、瞬間的な大負
荷に耐えられるなどの利点を備えている。陽極の放熱作
用は回転速度が高ければ高いほど促進される。したがっ
て、陽極に大負荷を加える場合には、陽極をできる限り
高速回転させるのが有利である。陽極を高速回転させる
には^速回転駆動源を必要とするが、この回転駆動源の
回転子を機械的軸受装置で支承させた場合には、通常は
高々、毎分1万回転程度が限界である。また、機械的軸
受装置を用いた場合に短時間に規定回転速度まで加速さ
せようとすると、大きな加速トルクに対応する大きな電
力を必要とするばかりか軸受の寿命が著しく短くなり、
しかもこの軸受装置を陰極と陽極が位置する真空容器内
に設けなければならない関係上、装置全体の寿命も短く
なり、ざらには医療用として用いられる場合には線域軸
受の回転接触による騒音が大きく゛なりすぎるという不
具合がある。
型とに大別される。このうち回転陽極型は、陽極が回転
するので、陽極の放熱作用が良好であり、瞬間的な大負
荷に耐えられるなどの利点を備えている。陽極の放熱作
用は回転速度が高ければ高いほど促進される。したがっ
て、陽極に大負荷を加える場合には、陽極をできる限り
高速回転させるのが有利である。陽極を高速回転させる
には^速回転駆動源を必要とするが、この回転駆動源の
回転子を機械的軸受装置で支承させた場合には、通常は
高々、毎分1万回転程度が限界である。また、機械的軸
受装置を用いた場合に短時間に規定回転速度まで加速さ
せようとすると、大きな加速トルクに対応する大きな電
力を必要とするばかりか軸受の寿命が著しく短くなり、
しかもこの軸受装置を陰極と陽極が位置する真空容器内
に設けなければならない関係上、装置全体の寿命も短く
なり、ざらには医療用として用いられる場合には線域軸
受の回転接触による騒音が大きく゛なりすぎるという不
具合がある。
そこで、このような不具合を解消するために、回転陽極
を支持する回転子を真空容器外から供給される磁気力で
支承さけるようにした磁気軸受を使用したX線管が提案
されている。この磁気軸受型のX線管は、回転子に高透
磁率材料製の磁性リングを取り付けるとともに真空容器
外に磁気支承用の磁気力を供給するための永久磁石を配
置し、その永久磁石から出た磁束を、永久磁石〜磁性リ
ングル真空容器外に設けられた磁極付き継鉄〜永久磁石
の経路で通過させ、これを電磁石の磁束で増減させるこ
とによって回転子を軸方向および半径方向に支承するよ
うにしている。
を支持する回転子を真空容器外から供給される磁気力で
支承さけるようにした磁気軸受を使用したX線管が提案
されている。この磁気軸受型のX線管は、回転子に高透
磁率材料製の磁性リングを取り付けるとともに真空容器
外に磁気支承用の磁気力を供給するための永久磁石を配
置し、その永久磁石から出た磁束を、永久磁石〜磁性リ
ングル真空容器外に設けられた磁極付き継鉄〜永久磁石
の経路で通過させ、これを電磁石の磁束で増減させるこ
とによって回転子を軸方向および半径方向に支承するよ
うにしている。
第16図にこの磁気軸受を使用した回転陽極型X線管の
構造例を示す。筒状に形成された真空容器1の中にこれ
を気密に貫通する陰極2および陽極すなわちターゲット
板3のほかに、ターゲット板3に結合された軸4bおよ
びカップ状のロータ部4aが配置されている。軸4bは
玉軸受7a。
構造例を示す。筒状に形成された真空容器1の中にこれ
を気密に貫通する陰極2および陽極すなわちターゲット
板3のほかに、ターゲット板3に結合された軸4bおよ
びカップ状のロータ部4aが配置されている。軸4bは
玉軸受7a。
7bを介して真空容器1に支承されている。ロータ部4
aには、外周面側に高透磁率0料からなる磁性リング1
2が、また内周面側に同じく高透磁率材料からなる磁性
リング13が配設されている、磁性リング12に対向す
るように真空容器1の外周面にモータ固定子11が配設
され、これと磁性リング12によりモータが構成されて
いる。真空容器1の外部には磁性リング13に対向する
ように電磁コイル10aを巻装した永久磁石10が配設
され、これと磁性リング13により磁気軸受が構成され
ている。この磁気軸受のスラスト力をおさえるためにコ
イル6aおよび6bも設けられている。ターゲット板3
は電気的に軸4bからこれに接触する接触子8およびリ
ード線9を介して真空容器」の外部へ気密に導出される
。真空容器1には、さらにO−タ部4aの軸方向変位を
検出するセンサ5a、5bが設けられ、これらをモータ
フL/−ム兼用のハウジング11aが被っている。
aには、外周面側に高透磁率0料からなる磁性リング1
2が、また内周面側に同じく高透磁率材料からなる磁性
リング13が配設されている、磁性リング12に対向す
るように真空容器1の外周面にモータ固定子11が配設
され、これと磁性リング12によりモータが構成されて
いる。真空容器1の外部には磁性リング13に対向する
ように電磁コイル10aを巻装した永久磁石10が配設
され、これと磁性リング13により磁気軸受が構成され
ている。この磁気軸受のスラスト力をおさえるためにコ
イル6aおよび6bも設けられている。ターゲット板3
は電気的に軸4bからこれに接触する接触子8およびリ
ード線9を介して真空容器」の外部へ気密に導出される
。真空容器1には、さらにO−タ部4aの軸方向変位を
検出するセンサ5a、5bが設けられ、これらをモータ
フL/−ム兼用のハウジング11aが被っている。
なお、真空容器1内においてターゲット板3と口=り部
4aとの間には熱遮へい板14が配設されている、。
4aとの間には熱遮へい板14が配設されている、。
ざて、このような構造の回転陽極型X線管においては、
陰極2から放射され!ご電子のエネルギーによりターゲ
ット板3の温度は平均1000〜1200℃にまでも上
昇する。このターゲット板3の熱は、一部は輻射により
真空容器1へと伝えられ、他の一部は伝導によりロータ
部4aへと伝えられる。しかし、磁気軸受の磁力を維持
するためには、ロータ部4aに設けられている磁性リン
グ13の温度を極力低くおさえなければならない。
陰極2から放射され!ご電子のエネルギーによりターゲ
ット板3の温度は平均1000〜1200℃にまでも上
昇する。このターゲット板3の熱は、一部は輻射により
真空容器1へと伝えられ、他の一部は伝導によりロータ
部4aへと伝えられる。しかし、磁気軸受の磁力を維持
するためには、ロータ部4aに設けられている磁性リン
グ13の温度を極力低くおさえなければならない。
それは、磁性リング13が高温になるとその磁性が急激
に低下するからである。このように磁性が急激に低下す
る温度点をキューリ一点(もしくはキューリ一温度、キ
ューリー変態点)と言い、たとえば鉄材では500℃付
近がそれである。高温状態で使用される構造材料には強
度面や膨張率の面からの制約もあり、実際に使用される
材料の中には鉄よりも低いキューリ一点を持つものもあ
る。
に低下するからである。このように磁性が急激に低下す
る温度点をキューリ一点(もしくはキューリ一温度、キ
ューリー変態点)と言い、たとえば鉄材では500℃付
近がそれである。高温状態で使用される構造材料には強
度面や膨張率の面からの制約もあり、実際に使用される
材料の中には鉄よりも低いキューリ一点を持つものもあ
る。
磁気軸受を使用することの大きな特徴は、すでに述べた
ところから明らかなように、高速回転とすることにより
ターゲット板3に大負荷を加えることができる点にある
が、この特徴を発揮させるべく大負荷を加えるとロータ
部4aや磁性リング13もより高温になり、場合によっ
てはキューリ一点以上となって磁気軸受の機能を果たす
ことができなくなってしまい、長時間の使用に耐えなく
なるという不都合があった。
ところから明らかなように、高速回転とすることにより
ターゲット板3に大負荷を加えることができる点にある
が、この特徴を発揮させるべく大負荷を加えるとロータ
部4aや磁性リング13もより高温になり、場合によっ
てはキューリ一点以上となって磁気軸受の機能を果たす
ことができなくなってしまい、長時間の使用に耐えなく
なるという不都合があった。
(発明の目的)
したがって本発明は、磁気軸受を構成する磁性リングを
配設したロータ部の温度を磁性リング材料のキューリ一
点以下におさえるべくロータ部に対する温度低下手段を
備えることにより磁気軸受の特性を十分発揮させ、また
信頼性向上と長時間使用を可能とする回転陽極型X線管
を提供することを目的とするものである。
配設したロータ部の温度を磁性リング材料のキューリ一
点以下におさえるべくロータ部に対する温度低下手段を
備えることにより磁気軸受の特性を十分発揮させ、また
信頼性向上と長時間使用を可能とする回転陽極型X線管
を提供することを目的とするものである。
(発明の概要)
上記目的を達成する゛ために本発明は、真空容器内に陰
極に対向して設けられた陽極すなわちターゲット板を回
転駆動するモータのロータ部を前記真空容器内に配設し
、前記ロータ部の軸を磁気軸受により軸方向および半径
方向に支承する型の回転陽極型X線管において、前記タ
ーゲット板に結合された低熱伝導率材料からなるターゲ
ット固定軸と、このターゲット固定軸と前記ロータ部と
を結合する低熱伝導率の結合手段とを具備したことを特
徴とするものである。
極に対向して設けられた陽極すなわちターゲット板を回
転駆動するモータのロータ部を前記真空容器内に配設し
、前記ロータ部の軸を磁気軸受により軸方向および半径
方向に支承する型の回転陽極型X線管において、前記タ
ーゲット板に結合された低熱伝導率材料からなるターゲ
ット固定軸と、このターゲット固定軸と前記ロータ部と
を結合する低熱伝導率の結合手段とを具備したことを特
徴とするものである。
前記結合手段は接触面積を小さくする構造で実現するこ
とができ、また上記の特性を有するスペーサを介挿する
ことによって実現することもできる。
とができ、また上記の特性を有するスペーサを介挿する
ことによって実現することもできる。
(発明の実施例)
第1図は本発明の第1の実施例を示すものである。この
実施例において第16図と同一の構成要素には同一の符
号が用いられている。第1図のX線管においては、ター
ゲット板3がロータ部4aに直接結合されるのではなく
、低熱伝導率で高温強度のある金属材料、たとえばタン
グステンやモリブデンなどからなるターゲット固定軸1
5を介して結合され、しかもこのターゲット固定軸15
とロータ部4aとの結合部17に以下に詳述するように
低熱伝導率となるような手段を講じているのが特徴であ
る。ターゲット板3とターゲット固定軸15とは直接結
合されている。
実施例において第16図と同一の構成要素には同一の符
号が用いられている。第1図のX線管においては、ター
ゲット板3がロータ部4aに直接結合されるのではなく
、低熱伝導率で高温強度のある金属材料、たとえばタン
グステンやモリブデンなどからなるターゲット固定軸1
5を介して結合され、しかもこのターゲット固定軸15
とロータ部4aとの結合部17に以下に詳述するように
低熱伝導率となるような手段を講じているのが特徴であ
る。ターゲット板3とターゲット固定軸15とは直接結
合されている。
ターゲット固定軸15とロータ部4aとは、第2図およ
び第3図に改めて示すように、全面で接触するのではな
しに、中心部を四部15aとすることにより外周部での
み接触し、ボルト16によりねじ止めされている。
び第3図に改めて示すように、全面で接触するのではな
しに、中心部を四部15aとすることにより外周部での
み接触し、ボルト16によりねじ止めされている。
以上の構成により、ターゲット板3に発生した熱は低伝
導率のターゲット固定軸15で断熱された後、凹所15
aを形成することにより小接触面積どなって構成される
大きな熱抵抗の接触部でさらに熱伝導が妨げられる。し
たがってターゲット板3からロータ部4aへの熱伝導が
著しく減少し、ロータ部4aの温度上昇を低くおさえる
ことができる。それにより、ロータ部4aに設けられて
いる高透磁率の磁性リング13の温度もキューリー魚以
下におさえることができ、ここに長時間の使用に耐え、
かつ信頼性の高い磁気軸受を構成することができる。
導率のターゲット固定軸15で断熱された後、凹所15
aを形成することにより小接触面積どなって構成される
大きな熱抵抗の接触部でさらに熱伝導が妨げられる。し
たがってターゲット板3からロータ部4aへの熱伝導が
著しく減少し、ロータ部4aの温度上昇を低くおさえる
ことができる。それにより、ロータ部4aに設けられて
いる高透磁率の磁性リング13の温度もキューリー魚以
下におさえることができ、ここに長時間の使用に耐え、
かつ信頼性の高い磁気軸受を構成することができる。
ターゲット固定@15とロータ部4aとの接触面積を小
とするために形成する凹所は、ターゲット固定軸15で
はなしにロータ部4a側に形成してもよく、場合によっ
ては両側に形成してもよい。
とするために形成する凹所は、ターゲット固定軸15で
はなしにロータ部4a側に形成してもよく、場合によっ
ては両側に形成してもよい。
このことは以下に述べる第4〜11図の各変形実施例に
も共通の事柄である。
も共通の事柄である。
第4図および第5図の実施例においては、ターゲット固
定軸15が同心的に形成された複数の環状突起18でロ
ータ部4aに接触するようにしている。このねらいは第
2図および第3図の実施例と同様である。
定軸15が同心的に形成された複数の環状突起18でロ
ータ部4aに接触するようにしている。このねらいは第
2図および第3図の実施例と同様である。
第6図および第7図はターゲット固定軸15の端面に形
成した多数の小突起19がロータ部4aに接触するよう
にした実施例を示すものであり、第8図および第9図は
逆にターゲット固定軸15の端面に多数の小凹所20を
形成することによりその残部がロータ部4aに接触する
ようにした実施例を示すものである。第10図および第
11図は、ターゲット固定軸15の端面に形成した中心
から放割状に走る突起21がロータ部4aに接触するよ
うにした実施例を示すものである。このようにターゲッ
ト固定軸15またはロータ部4aの端面すなわち接合面
に突起または凹所を形成することにより熱伝導面積を小
として熱抵抗を大とし、それによりロータ部4aの温度
上昇をおさえ、磁性リング13の温度をキューリ一点以
下におさえることができる。
成した多数の小突起19がロータ部4aに接触するよう
にした実施例を示すものであり、第8図および第9図は
逆にターゲット固定軸15の端面に多数の小凹所20を
形成することによりその残部がロータ部4aに接触する
ようにした実施例を示すものである。第10図および第
11図は、ターゲット固定軸15の端面に形成した中心
から放割状に走る突起21がロータ部4aに接触するよ
うにした実施例を示すものである。このようにターゲッ
ト固定軸15またはロータ部4aの端面すなわち接合面
に突起または凹所を形成することにより熱伝導面積を小
として熱抵抗を大とし、それによりロータ部4aの温度
上昇をおさえ、磁性リング13の温度をキューリ一点以
下におさえることができる。
第12図は、ターゲット固定軸15およびロータ部4b
の対向端面をそれぞれ平面とし、両者の間に断熱スペー
サ30を介挿した点が特徴である。
の対向端面をそれぞれ平面とし、両者の間に断熱スペー
サ30を介挿した点が特徴である。
断熱スペーサ30はたとえば酸化アルミニウムのセラミ
ックで作られる。この構造によってもターゲット固定軸
15からロータ部4aへの熱伝導路の熱抵抗を大とし、
ロータ部4aの温度上昇をおさえることができる。なお
、この場合、ターゲット固定軸15からロータ部4aへ
の電気的接続は、導電性コーティングを施すなどの手段
により行われる。
ックで作られる。この構造によってもターゲット固定軸
15からロータ部4aへの熱伝導路の熱抵抗を大とし、
ロータ部4aの温度上昇をおさえることができる。なお
、この場合、ターゲット固定軸15からロータ部4aへ
の電気的接続は、導電性コーティングを施すなどの手段
により行われる。
第12図の断熱スペーサ30は単一の円板状部材として
構成されているが、この断熱スペーサは単一部材として
構成する必要はなく、第13図および第14図に示すよ
うに数箇所のボルト16の配設箇所にワッシャ状の断熱
スペーサ31を設けることによって構成するようにして
もよい。この構造によれば伝熱断面積の縮小によりさら
に断熱効果を高めることができる。この構造の場合、1
0〜4W/(′rrL℃〉程度の熱伝導率にまで低下さ
せることができる。なお、ターゲット固定軸15および
ロータ部4a間において断熱スペーサの存在しない部分
で前者から後者へと輻射により熱が伝達されるおそれが
ある。これを防止するため各対向面に放射吸収率の極力
悪い材料からなるコーティング35を施しておくのが望
ましい。
構成されているが、この断熱スペーサは単一部材として
構成する必要はなく、第13図および第14図に示すよ
うに数箇所のボルト16の配設箇所にワッシャ状の断熱
スペーサ31を設けることによって構成するようにして
もよい。この構造によれば伝熱断面積の縮小によりさら
に断熱効果を高めることができる。この構造の場合、1
0〜4W/(′rrL℃〉程度の熱伝導率にまで低下さ
せることができる。なお、ターゲット固定軸15および
ロータ部4a間において断熱スペーサの存在しない部分
で前者から後者へと輻射により熱が伝達されるおそれが
ある。これを防止するため各対向面に放射吸収率の極力
悪い材料からなるコーティング35を施しておくのが望
ましい。
第15図は一体型断熱スペーサの他の構成例を示すもの
である。この断熱スペーサ32は低熱伝導性の材料、た
とえばステンレス材により作られ、中央の環状部32a
とそこから放射状に延びる複数の放射状部32bとから
なっている。このスペーサ構造によればボルト16によ
る固定の際の位置決めが容易になり、かつロータ部4a
への断熱作用も達成することができる。
である。この断熱スペーサ32は低熱伝導性の材料、た
とえばステンレス材により作られ、中央の環状部32a
とそこから放射状に延びる複数の放射状部32bとから
なっている。このスペーサ構造によればボルト16によ
る固定の際の位置決めが容易になり、かつロータ部4a
への断熱作用も達成することができる。
以上述べたように本発明によれば、ターゲット板3から
ロータ部4aへの熱伝導を、低熱伝導率のターゲット固
定軸でまず抑制し、さらにターゲット固定軸とロータ部
との間の高熱抵抗結合により抑制しているので、ロータ
部の温度を低くおさえ、それにより磁気軸受を構成する
磁性リングの温度をキューリ一点以下におさえ、ここに
磁気軸受の特性を十分発揮させ、また信頼性を向上させ
、長時間使用を可能とする回転陽極型xta管を提供す
ることができる。
ロータ部4aへの熱伝導を、低熱伝導率のターゲット固
定軸でまず抑制し、さらにターゲット固定軸とロータ部
との間の高熱抵抗結合により抑制しているので、ロータ
部の温度を低くおさえ、それにより磁気軸受を構成する
磁性リングの温度をキューリ一点以下におさえ、ここに
磁気軸受の特性を十分発揮させ、また信頼性を向上させ
、長時間使用を可能とする回転陽極型xta管を提供す
ることができる。
第1図は本発明の一実施例を示す縦断面図、第2図、第
4図、第6図、第8図、第10図は第1図におけるター
ゲット板固定軸とロータ部との結合部の異なる構成例を
示す断面図、第3図は第2図の■−■線から見た断面図
、第5図は第4図のV−v線から見た断面図、第7図、
第9図はそれぞれ第6図、第8図のターゲット板固定軸
の端部口、第11図は第10図のXI−XI線から見た
断面図、第12図、第13図は本発明の他の異なる実施
例を示′Tj縦断面図、第14図は第13図のX IV
−X IV線から見た断面図、第15図は断熱スペー
サの他の構成例を示す斜視図、第16図は従来の回転陽
極型X線管の縦断面図である。 1・・・真空容器、2・・・陰極、3・・・ターゲット
板、4a・・・ロータ部、4b・・・軸、10・・・磁
気軸受用永久磁石、11・・・モータ固定子、12・・
・モータ回転子用磁性リング、13・・・磁気軸受用磁
性リング、15・・・ターゲット板固定軸、30,31
.32・・・断熱スペーサ。 出願人代理人 猪 股 清ち l 図 土 66図 尾8図 ら7 図 59 閉 ?’) 10図 311 図 ’315 図 も 12 図 工 ろ13 図 616 図
4図、第6図、第8図、第10図は第1図におけるター
ゲット板固定軸とロータ部との結合部の異なる構成例を
示す断面図、第3図は第2図の■−■線から見た断面図
、第5図は第4図のV−v線から見た断面図、第7図、
第9図はそれぞれ第6図、第8図のターゲット板固定軸
の端部口、第11図は第10図のXI−XI線から見た
断面図、第12図、第13図は本発明の他の異なる実施
例を示′Tj縦断面図、第14図は第13図のX IV
−X IV線から見た断面図、第15図は断熱スペー
サの他の構成例を示す斜視図、第16図は従来の回転陽
極型X線管の縦断面図である。 1・・・真空容器、2・・・陰極、3・・・ターゲット
板、4a・・・ロータ部、4b・・・軸、10・・・磁
気軸受用永久磁石、11・・・モータ固定子、12・・
・モータ回転子用磁性リング、13・・・磁気軸受用磁
性リング、15・・・ターゲット板固定軸、30,31
.32・・・断熱スペーサ。 出願人代理人 猪 股 清ち l 図 土 66図 尾8図 ら7 図 59 閉 ?’) 10図 311 図 ’315 図 も 12 図 工 ろ13 図 616 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、真空容器内に陰極に対向して設けられた陽極すなわ
ちターゲット板を回転駆動するモータのロータ部を前記
真空容器内に配設し、前記ロータ部の軸を磁気軸受によ
り軸方向および半径方向に支承する型の回転陽極型X線
管において、前記ターゲット板に結合された低熱伝導率
材料からなるターゲット固定軸と、このターゲット固定
軸と前記ロータ部とを結合する低熱伝導率の結合手段と
を具備したことを特徴とする回転陽極型X線管。 2、前記結合手段はターゲット固定軸とロータ部との接
触面積を小さくすることによって達せられていることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の回転陽極型X線
管。 3、前記結合手段はターゲット固定軸とロータ部との間
に断熱スペーサを介挿することによって達せられている
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の回転陽極
型X線管。 4、前記断熱スペーサはターゲット固定軸とロータ部と
の対向面上数箇所に配設されたセラミックワッシャから
成っていることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載
の回転陽極型X線管。 5、前記断熱スペーサはターゲット固定軸とロータ部に
両者の対向面積より小さい面積で接触する高温強度の大
なる金属材料から成っていることを特徴とする特許請求
の範囲第3項記載の回転陽極型X線管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8962985A JPS61248343A (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 | 回転陽極型x線管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8962985A JPS61248343A (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 | 回転陽極型x線管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61248343A true JPS61248343A (ja) | 1986-11-05 |
Family
ID=13976050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8962985A Pending JPS61248343A (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 | 回転陽極型x線管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61248343A (ja) |
-
1985
- 1985-04-25 JP JP8962985A patent/JPS61248343A/ja active Pending
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