JPH09233738A - 回転電機 - Google Patents
回転電機Info
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- JPH09233738A JPH09233738A JP3172496A JP3172496A JPH09233738A JP H09233738 A JPH09233738 A JP H09233738A JP 3172496 A JP3172496 A JP 3172496A JP 3172496 A JP3172496 A JP 3172496A JP H09233738 A JPH09233738 A JP H09233738A
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- JP
- Japan
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- stator yoke
- permanent magnet
- shaft
- bearing
- electric machine
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 永久磁石形ロータを備えた回転電機におい
て、ロータが高速回転してもステータヨークに渦電流が
発生するおそれがなく、また、軸受に予圧機構を設けな
くともシャフトの軸方向の振れを防止することができる
ようにする。 【解決手段】 ステータヨーク11を電気的絶縁が施さ
れた磁性粉を混入した樹脂により形成する。このとき、
ステータヨーク11の内周面を段付き状とすることによ
り、ロータ18の永久磁石19の磁束によるステータヨ
ーク11の磁化力が上側よりも下側の方が大きくなるよ
うにし、ロータ18に下向きの偏倚力が作用するように
する。そして、ロータ18の下向きの偏倚力をスラスト
軸受23により受ける。
て、ロータが高速回転してもステータヨークに渦電流が
発生するおそれがなく、また、軸受に予圧機構を設けな
くともシャフトの軸方向の振れを防止することができる
ようにする。 【解決手段】 ステータヨーク11を電気的絶縁が施さ
れた磁性粉を混入した樹脂により形成する。このとき、
ステータヨーク11の内周面を段付き状とすることによ
り、ロータ18の永久磁石19の磁束によるステータヨ
ーク11の磁化力が上側よりも下側の方が大きくなるよ
うにし、ロータ18に下向きの偏倚力が作用するように
する。そして、ロータ18の下向きの偏倚力をスラスト
軸受23により受ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は永久磁石形のロータ
を備えた回転電機に係り、特にステータヨークに渦電流
が発生することを防止すると共に、ロータのシャフトの
軸方向の振れを防止するための構成を簡素化したものに
関する。
を備えた回転電機に係り、特にステータヨークに渦電流
が発生することを防止すると共に、ロータのシャフトの
軸方向の振れを防止するための構成を簡素化したものに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般にラジアルギャップ式の小形ブラシ
レスモータでは、円筒状のステータヨークに鉄材製(例
えばステンレス鋼)のものを使用している。このため、
電気的絶縁性の点からステータヨークの内周面にコイル
を直接取り付けることはできず、ステータヨークにメッ
キにより電気的絶縁層を形成してコイルを接着したり、
或いは図7に示すような内側に突起1aを有したプラス
チック製のリング1を複数個積み重ね、そして図6に示
すように、それら積み重ねられたリング1群の軸方向両
側に突起1aに重ねられる突片2aを内側に有したプラ
スチック製の短円筒状部材2を配置して、それらリング
1の突起1aと突片2aにより構成される突条部分にコ
イル3を装着して電気的に絶縁した状態でステータヨー
ク4の内側に配設したりしている。
レスモータでは、円筒状のステータヨークに鉄材製(例
えばステンレス鋼)のものを使用している。このため、
電気的絶縁性の点からステータヨークの内周面にコイル
を直接取り付けることはできず、ステータヨークにメッ
キにより電気的絶縁層を形成してコイルを接着したり、
或いは図7に示すような内側に突起1aを有したプラス
チック製のリング1を複数個積み重ね、そして図6に示
すように、それら積み重ねられたリング1群の軸方向両
側に突起1aに重ねられる突片2aを内側に有したプラ
スチック製の短円筒状部材2を配置して、それらリング
1の突起1aと突片2aにより構成される突条部分にコ
イル3を装着して電気的に絶縁した状態でステータヨー
ク4の内側に配設したりしている。
【0003】また、ロータ5のシャフト6の軸受として
は、一般にボールボアリング7,7が用いられている。
ボールベアリング7では、アウターレース7aとインナ
ーレース7bとの間にがたが存在するため、そのがたつ
きを防止してシャフト5が軸方向に振れることのないよ
うにするために、一方のボールベアリング7のインナー
レース7aとロータ5の永久磁石8との間に圧縮スプリ
ング9を設けると共に、他方のボールベアリング7のイ
ンナーレース7aと永久磁石8との間にスペーサ10を
設けて両ボールベアリング7,7に予圧を与えるように
している。
は、一般にボールボアリング7,7が用いられている。
ボールベアリング7では、アウターレース7aとインナ
ーレース7bとの間にがたが存在するため、そのがたつ
きを防止してシャフト5が軸方向に振れることのないよ
うにするために、一方のボールベアリング7のインナー
レース7aとロータ5の永久磁石8との間に圧縮スプリ
ング9を設けると共に、他方のボールベアリング7のイ
ンナーレース7aと永久磁石8との間にスペーサ10を
設けて両ボールベアリング7,7に予圧を与えるように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のモータで
は、ステータヨーク5が導電材である鉄材製であるた
め、コイルとの間の電気的絶縁を図る必要があり、その
ためにメッキ処理や複数個のリング1、短円筒状部材2
を必要とし、コスト高となる。
は、ステータヨーク5が導電材である鉄材製であるた
め、コイルとの間の電気的絶縁を図る必要があり、その
ためにメッキ処理や複数個のリング1、短円筒状部材2
を必要とし、コスト高となる。
【0005】しかも、ロータ5を高速回転させると、ス
テータヨーク4に渦電流が発生して無駄なモータ電流が
増加したり、渦電流によってステータヨーク4が発熱し
てボールベアリング7,7の温度が上がり、その寿命低
下をもたらしたりする等の問題を生ずる。
テータヨーク4に渦電流が発生して無駄なモータ電流が
増加したり、渦電流によってステータヨーク4が発熱し
てボールベアリング7,7の温度が上がり、その寿命低
下をもたらしたりする等の問題を生ずる。
【0006】また、シャフト6の軸方向の振れを防止す
るために、圧縮スプリング9、スペーサ10からなるボ
ールベアリング7,7の予圧機構が必要となり、コスト
高になるという問題がある。
るために、圧縮スプリング9、スペーサ10からなるボ
ールベアリング7,7の予圧機構が必要となり、コスト
高になるという問題がある。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、高速回転してもステータヨークに渦電
流が発生するおそれがなく、また、軸受に予圧機構を設
けなくともシャフトの軸方向の振れを防止することがで
きる回転電機を提供するにある。
で、その目的は、高速回転してもステータヨークに渦電
流が発生するおそれがなく、また、軸受に予圧機構を設
けなくともシャフトの軸方向の振れを防止することがで
きる回転電機を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手段は、
シャフト及び永久磁石を有するロータと、このロータの
シャフトを支承するラジアル軸受と、前記永久磁石を取
り巻くように設けられた筒状のステータヨークと、この
ステータヨークの内側に配設され、前記永久磁石と対向
するコイルとを具備し、前記ステータヨークを、細状磁
性体を混入してなる樹脂により形成したことを特徴とす
るものである。
シャフト及び永久磁石を有するロータと、このロータの
シャフトを支承するラジアル軸受と、前記永久磁石を取
り巻くように設けられた筒状のステータヨークと、この
ステータヨークの内側に配設され、前記永久磁石と対向
するコイルとを具備し、前記ステータヨークを、細状磁
性体を混入してなる樹脂により形成したことを特徴とす
るものである。
【0009】この手段によれば、ステータヨークは細状
磁性体を混入した樹脂により形成されているから、ロー
タが高速回転しても、渦電流の発生がなく、仮に発生し
てもごく僅かな電流に抑制できる。
磁性体を混入した樹脂により形成されているから、ロー
タが高速回転しても、渦電流の発生がなく、仮に発生し
てもごく僅かな電流に抑制できる。
【0010】本発明の第2の手段は、シャフト及び永久
磁石を有するロータと、このロータのシャフトを支承す
るラジアル軸受と、前記シャフトの一端側を支持して該
シャフトのスラスト荷重を受けるスラスト軸受と、前記
永久磁石を取り巻くように設けられた筒状のステータヨ
ークと、このステータヨークの内側に配設され、前記永
久磁石と対向するコイルとを具備し、前記永久磁石の磁
束による前記ステータヨークの磁化力が、該ステータヨ
ークの軸方向両側のうち、前記スラスト軸受側の方がそ
の反対側よりも大きくなるように構成したことを特徴と
するものである。
磁石を有するロータと、このロータのシャフトを支承す
るラジアル軸受と、前記シャフトの一端側を支持して該
シャフトのスラスト荷重を受けるスラスト軸受と、前記
永久磁石を取り巻くように設けられた筒状のステータヨ
ークと、このステータヨークの内側に配設され、前記永
久磁石と対向するコイルとを具備し、前記永久磁石の磁
束による前記ステータヨークの磁化力が、該ステータヨ
ークの軸方向両側のうち、前記スラスト軸受側の方がそ
の反対側よりも大きくなるように構成したことを特徴と
するものである。
【0011】この手段によれば、ステータヨークの一端
側と他端側とでは、磁化力が異なるので、永久磁石の磁
気中心とステータヨークの磁気中心とがずれるようにな
る。このため、ロータの永久磁石には、その磁気中心を
ステータヨークの磁気中心に一致させるような偏倚力が
軸方向に作用することとなり、その偏倚力はスラスト軸
受により受けられる。
側と他端側とでは、磁化力が異なるので、永久磁石の磁
気中心とステータヨークの磁気中心とがずれるようにな
る。このため、ロータの永久磁石には、その磁気中心を
ステータヨークの磁気中心に一致させるような偏倚力が
軸方向に作用することとなり、その偏倚力はスラスト軸
受により受けられる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を小形ブラシレスモ
ータに適用して実施例により具体的に説明する。図1〜
図3は第1実施例を示すもので、まず図1において、ス
テータヨーク11は上下面が開放された円筒状をなし、
その上下両端部には、アルミニューム製の軸受ハウジン
グ12および13が嵌着されている。両軸受ハウジング
12および13のうち、上端部側の軸受ハウジング12
はベースと兼用され、その外周部にはモータの設置部位
への固定用フランジ14が一体に延設されている。
ータに適用して実施例により具体的に説明する。図1〜
図3は第1実施例を示すもので、まず図1において、ス
テータヨーク11は上下面が開放された円筒状をなし、
その上下両端部には、アルミニューム製の軸受ハウジン
グ12および13が嵌着されている。両軸受ハウジング
12および13のうち、上端部側の軸受ハウジング12
はベースと兼用され、その外周部にはモータの設置部位
への固定用フランジ14が一体に延設されている。
【0013】ステータヨーク11は、図2に示すよう
に、細状磁性体例えば粉状或いは粒状のフェライトや鉄
(以下、磁性粉)15を混入した樹脂により形成されて
いる。この場合、磁性粉15の表面は、酸化鉄或いは樹
脂コーティングにより絶縁層15aが形成されている。
そして、ステータヨーク11のうち上端側は、下端側に
比べ内径寸法が拡大されており、これにより、ステータ
ヨーク11の内周面は段付き状になって上端側が径大内
周部11aとされ、その径大内周部11aの下方部分は
径小内周部11bとされている。
に、細状磁性体例えば粉状或いは粒状のフェライトや鉄
(以下、磁性粉)15を混入した樹脂により形成されて
いる。この場合、磁性粉15の表面は、酸化鉄或いは樹
脂コーティングにより絶縁層15aが形成されている。
そして、ステータヨーク11のうち上端側は、下端側に
比べ内径寸法が拡大されており、これにより、ステータ
ヨーク11の内周面は段付き状になって上端側が径大内
周部11aとされ、その径大内周部11aの下方部分は
径小内周部11bとされている。
【0014】ステータヨーク11の内側には、複数個の
コイル16が周方向に沿って間欠的に配設されている。
このコイル16は、熱接着性を有する絶縁被覆が施され
たマグネットワイヤからなり、予め加熱されてマグネッ
トワイヤの絶縁被覆が互いに接着し合った状態になされ
ている。これにより、コイル16は、1ターン毎のマグ
ネットワイヤがバラバラにならないように固められた状
態になっている。
コイル16が周方向に沿って間欠的に配設されている。
このコイル16は、熱接着性を有する絶縁被覆が施され
たマグネットワイヤからなり、予め加熱されてマグネッ
トワイヤの絶縁被覆が互いに接着し合った状態になされ
ている。これにより、コイル16は、1ターン毎のマグ
ネットワイヤがバラバラにならないように固められた状
態になっている。
【0015】上記複数個のコイル16は、ステータヨー
ク11の内周面に直接接着されている。この場合、ステ
ータヨーク11の内周面が段付き状になっていることに
より、コイル16は、径小内周部11bの内周面に接着
され、径大内周部11aに対しては浮き上がってその間
に隙間gを形成している。
ク11の内周面に直接接着されている。この場合、ステ
ータヨーク11の内周面が段付き状になっていることに
より、コイル16は、径小内周部11bの内周面に接着
され、径大内周部11aに対しては浮き上がってその間
に隙間gを形成している。
【0016】このコイル16のステータヨーク11への
直接接着は、ステータヨーク11が電気的絶縁材料であ
る樹脂で形成されており、且つ磁性粉15の表面が電気
的絶縁処理(絶縁層15a)が施されていることにより
可能になるもので、コイル16の絶縁被膜が剥がれて
も、コイル16とステータヨーク11とが短絡状態とな
るおそれはない。そして、このコイル16のステータヨ
ーク11への直接接着により、ステータヨーク11を径
小にでき、モータ全体の小形化を図ることができるもの
である。
直接接着は、ステータヨーク11が電気的絶縁材料であ
る樹脂で形成されており、且つ磁性粉15の表面が電気
的絶縁処理(絶縁層15a)が施されていることにより
可能になるもので、コイル16の絶縁被膜が剥がれて
も、コイル16とステータヨーク11とが短絡状態とな
るおそれはない。そして、このコイル16のステータヨ
ーク11への直接接着により、ステータヨーク11を径
小にでき、モータ全体の小形化を図ることができるもの
である。
【0017】ステータヨーク11の上端部分には、図3
にも示すように、各コイル16の近傍に位置してコイル
16と同数の切欠17が形成されており、各コイル16
の両端の引出線16aは、切欠17を引出部として該切
欠17からステータヨーク11から外部に導出されてい
る。
にも示すように、各コイル16の近傍に位置してコイル
16と同数の切欠17が形成されており、各コイル16
の両端の引出線16aは、切欠17を引出部として該切
欠17からステータヨーク11から外部に導出されてい
る。
【0018】このように径大内周部11aにコイル16
の引出線16aを引き出すための切欠17を形成したの
で、引出線16aは後述するロータ18との引っ掛かり
を防止するために、コイル16とステータヨーク11の
内周面との間を通して外部に引き出さねばならないとい
う事情があっても、その引出線16aをコイル16と径
大内周部11aの内周面との間に存在する隙間gを通し
て切欠17から外部に引き出すことができ、引出線16
aがコイル16とステータヨーク11の内周面との間に
挟み付けられて断線するといった事故の発生を未然に防
止することができる。
の引出線16aを引き出すための切欠17を形成したの
で、引出線16aは後述するロータ18との引っ掛かり
を防止するために、コイル16とステータヨーク11の
内周面との間を通して外部に引き出さねばならないとい
う事情があっても、その引出線16aをコイル16と径
大内周部11aの内周面との間に存在する隙間gを通し
て切欠17から外部に引き出すことができ、引出線16
aがコイル16とステータヨーク11の内周面との間に
挟み付けられて断線するといった事故の発生を未然に防
止することができる。
【0019】さて、ロータ18としては、周方向に沿っ
て複数極に着磁された永久磁石19をシャフト20に装
着して構成された永久磁石形ロータが用いられている。
このロータ18は、ステータヨーク11の内側に配設さ
れ、永久磁石19はステータヨーク11の内周面に接着
されたコイル16とラジアル方向に小間隙をもって対向
している。
て複数極に着磁された永久磁石19をシャフト20に装
着して構成された永久磁石形ロータが用いられている。
このロータ18は、ステータヨーク11の内側に配設さ
れ、永久磁石19はステータヨーク11の内周面に接着
されたコイル16とラジアル方向に小間隙をもって対向
している。
【0020】このロータ18に対して上側の軸受ハウジ
ング12には、2個のラジアル軸受21,22が嵌着さ
れていると共に、下側の軸受ハウジング13の取付孔1
3a内には、スラスト軸受23が接着されている。ラジ
アル軸受21,22は、含油メタルにより形成された平
軸受からなり、またスラスト軸受23は、硬質材料例え
ば宝石軸受により形成されたピボット軸受からなり、そ
の上面部には円錐状凹部23aが形成されている。
ング12には、2個のラジアル軸受21,22が嵌着さ
れていると共に、下側の軸受ハウジング13の取付孔1
3a内には、スラスト軸受23が接着されている。ラジ
アル軸受21,22は、含油メタルにより形成された平
軸受からなり、またスラスト軸受23は、硬質材料例え
ば宝石軸受により形成されたピボット軸受からなり、そ
の上面部には円錐状凹部23aが形成されている。
【0021】そして、ロータ18のシャフト20の上端
側がラジアル軸受21,22に挿通されて回転可能に支
承されていると共に、シャフト20の下端部はテーパ状
で先端が尖った状態に形成され、その尖端部がスラスト
軸受23の円錐状凹部23aに回転可能に支承されてい
る。この場合、シャフト20の尖端状の下端部がスラス
ト軸受23の円錐状凹部23aに支承されることによ
り、シャフト20の下向きのスラスト荷重がスラスト軸
受23に受けられることはもちろん、シャフト20の下
端部のラジアル方向の振れもスラスト軸受23により防
止されるようになる。
側がラジアル軸受21,22に挿通されて回転可能に支
承されていると共に、シャフト20の下端部はテーパ状
で先端が尖った状態に形成され、その尖端部がスラスト
軸受23の円錐状凹部23aに回転可能に支承されてい
る。この場合、シャフト20の尖端状の下端部がスラス
ト軸受23の円錐状凹部23aに支承されることによ
り、シャフト20の下向きのスラスト荷重がスラスト軸
受23に受けられることはもちろん、シャフト20の下
端部のラジアル方向の振れもスラスト軸受23により防
止されるようになる。
【0022】上記2個のラジアル軸受21,22を構成
する平軸受は同一のもので、その一端側の内径は段付き
状に拡大され、この内径の拡大により内周部の一端側に
は凹部21a,22aが形成されている。そして、2個
のラジアル軸受21,22は、凹部21a,22a側を
互いに当接させるようにして組み合わされている。
する平軸受は同一のもので、その一端側の内径は段付き
状に拡大され、この内径の拡大により内周部の一端側に
は凹部21a,22aが形成されている。そして、2個
のラジアル軸受21,22は、凹部21a,22a側を
互いに当接させるようにして組み合わされている。
【0023】このような2個のラジアル軸受21,22
の組み合わせの結果、閉じられた状態となった凹部21
a,22a内には潤滑油或いはグリスSが充填されてい
る。このため、凹部21a,22a内の潤滑油或いはグ
リスSが長期に渡ってシャフト20とラジアル軸受2
1,22との摺動面間に供給されるようになり、シャフ
ト20、ラジアル軸受21,22の摩耗を長期にわたっ
て防止できる。
の組み合わせの結果、閉じられた状態となった凹部21
a,22a内には潤滑油或いはグリスSが充填されてい
る。このため、凹部21a,22a内の潤滑油或いはグ
リスSが長期に渡ってシャフト20とラジアル軸受2
1,22との摺動面間に供給されるようになり、シャフ
ト20、ラジアル軸受21,22の摩耗を長期にわたっ
て防止できる。
【0024】また、2個のラジアル軸受21,22に凹
部21a,22aが形成されていることにより、シャフ
ト20とラジアル軸受21,22との接触面積が小さく
なるので、シャフト20の回転時にラジアル軸受21,
22との接触による摩擦損失を減少することができる。
部21a,22aが形成されていることにより、シャフ
ト20とラジアル軸受21,22との接触面積が小さく
なるので、シャフト20の回転時にラジアル軸受21,
22との接触による摩擦損失を減少することができる。
【0025】さらに、一般にシャフトのラジアル方向の
振れ精度は、ラジアル軸受の支承面の長さ(以下、軸受
スパン)により左右されるが、2個のラジアル軸受2
1,22に凹部21a,22aを設けたことにより、シ
ャフト20とラジアル軸受21,22との接触面積の増
加を防止しながら、軸受スパンL(図1参照)を長くす
ることができる。
振れ精度は、ラジアル軸受の支承面の長さ(以下、軸受
スパン)により左右されるが、2個のラジアル軸受2
1,22に凹部21a,22aを設けたことにより、シ
ャフト20とラジアル軸受21,22との接触面積の増
加を防止しながら、軸受スパンL(図1参照)を長くす
ることができる。
【0026】しかも、2個のラジアル軸受21,22を
軸受ハウジング12に嵌着する際に、その嵌着位置を変
えることにより、ラジアル軸受21,22の軸受スパン
Lを変えることができるので、シャフト20の回転数が
高い場合には軸受スパンLを短くし、要求される振れ精
度が高い場合には軸受スパンLを長くする等、回転数や
要求される振れ精度に容易に対応できる。
軸受ハウジング12に嵌着する際に、その嵌着位置を変
えることにより、ラジアル軸受21,22の軸受スパン
Lを変えることができるので、シャフト20の回転数が
高い場合には軸受スパンLを短くし、要求される振れ精
度が高い場合には軸受スパンLを長くする等、回転数や
要求される振れ精度に容易に対応できる。
【0027】しかして、ロータ18の永久磁石19は、
該永久磁石19を取り巻くステータヨーク11の径大内
周部11aから径小内周部11bにわたる部分と対向す
るように位置されている。従って、永久磁石19のうち
径大内周部11aと対向する部分では両者間の間隙G1
は大きく、径小内周部11bと対向する部分では両者間
の間隙G2 は小さくなっている。このため、永久磁石1
9の磁束による磁化力は径大内周部11aでは小さく、
径小内周部11bでは大きいこととなり、永久磁石19
の磁気中心はステータヨーク11の磁気中心よりも上に
存在するようになる。
該永久磁石19を取り巻くステータヨーク11の径大内
周部11aから径小内周部11bにわたる部分と対向す
るように位置されている。従って、永久磁石19のうち
径大内周部11aと対向する部分では両者間の間隙G1
は大きく、径小内周部11bと対向する部分では両者間
の間隙G2 は小さくなっている。このため、永久磁石1
9の磁束による磁化力は径大内周部11aでは小さく、
径小内周部11bでは大きいこととなり、永久磁石19
の磁気中心はステータヨーク11の磁気中心よりも上に
存在するようになる。
【0028】このような磁気中心のずれにより、永久磁
石19には、その磁気中心をステータヨーク11の磁気
中心に一致させようとする下向きの偏倚力が作用するよ
うになり、その結果、シャフト20に下向きのスラスト
力が作用するようになり、そのスラスト荷重はスラスト
軸受23によって受けられる。以上のことから、図6に
示すボールベアリング7,7によりシャフト6を支承す
る従来構成のものとは異なり、予圧機構を設けなくと
も、シャフト20が軸方向に振れ動くことを防止でき
る。
石19には、その磁気中心をステータヨーク11の磁気
中心に一致させようとする下向きの偏倚力が作用するよ
うになり、その結果、シャフト20に下向きのスラスト
力が作用するようになり、そのスラスト荷重はスラスト
軸受23によって受けられる。以上のことから、図6に
示すボールベアリング7,7によりシャフト6を支承す
る従来構成のものとは異なり、予圧機構を設けなくと
も、シャフト20が軸方向に振れ動くことを防止でき
る。
【0029】この場合、軸受ハウジング13の取付孔1
3aへのスラスト軸受23の接着位置を変えて永久磁石
19の位置を変えることにより、シャフト20に作用す
る上記スラスト力を加減することができるので、モータ
の使用状態を考慮して最適のスラスト力に設定でき、ス
ラスト軸受23との摩擦損失を極力小さくした状態でロ
ータ18を回転させることができる。
3aへのスラスト軸受23の接着位置を変えて永久磁石
19の位置を変えることにより、シャフト20に作用す
る上記スラスト力を加減することができるので、モータ
の使用状態を考慮して最適のスラスト力に設定でき、ス
ラスト軸受23との摩擦損失を極力小さくした状態でロ
ータ18を回転させることができる。
【0030】さて、コイル16が通電されると、ロータ
18が回転する。このとき、ロータ18の回転位置は図
示しないホール素子からなる位置センサにより検出さ
れ、その検出位置に基づいて図示しない制御装置が複数
個のコイル16を所定のタイミングで通断電制御するこ
とによりロータ18の回転制御がなされる。
18が回転する。このとき、ロータ18の回転位置は図
示しないホール素子からなる位置センサにより検出さ
れ、その検出位置に基づいて図示しない制御装置が複数
個のコイル16を所定のタイミングで通断電制御するこ
とによりロータ18の回転制御がなされる。
【0031】このロータ18の回転時において、ステー
タヨーク11は磁性粉15を混入した樹脂により形成さ
れているので、ステータヨーク11に作用する高周波磁
界により渦電流が発生することを防止でき、仮に発生し
ても微小電流に抑制することができる。このため、モー
タ電流が無駄に増加することがなく、またステータヨー
ク11が渦電流により発熱することも抑制できるので、
ラジアル軸受21,22やスラスト軸受23の温度上昇
を極力防止でき、その長寿命化を図ることができる。
タヨーク11は磁性粉15を混入した樹脂により形成さ
れているので、ステータヨーク11に作用する高周波磁
界により渦電流が発生することを防止でき、仮に発生し
ても微小電流に抑制することができる。このため、モー
タ電流が無駄に増加することがなく、またステータヨー
ク11が渦電流により発熱することも抑制できるので、
ラジアル軸受21,22やスラスト軸受23の温度上昇
を極力防止でき、その長寿命化を図ることができる。
【0032】図4は本発明の第2実施例を示すもので、
上記第1実施例との相違は、ステータヨーク11の内周
面を段付き状ではなく、テーパ状に形成したところにあ
る。すなわち、ステータヨーク11の内周面は、永久磁
石19を取り巻く部分の全体を上方に向かって漸次径大
となるテーパ面11cに形成されている。
上記第1実施例との相違は、ステータヨーク11の内周
面を段付き状ではなく、テーパ状に形成したところにあ
る。すなわち、ステータヨーク11の内周面は、永久磁
石19を取り巻く部分の全体を上方に向かって漸次径大
となるテーパ面11cに形成されている。
【0033】これにより、ステータヨーク11の内周面
と永久磁石19との間の間隙は上方に向かって次第に大
となるので、ステータヨーク11の一端側である下端側
よりも他端側である上端側の方が永久磁石19の磁束に
よる磁化力は小さくなる。このため、永久磁石19の磁
気中心はステータヨーク11の磁気中心よりも上に位置
することとなり、永久磁石19には下向きの力が作用す
るようになる。このように構成しても上記第1実施例と
同様の効果を得ることができる。
と永久磁石19との間の間隙は上方に向かって次第に大
となるので、ステータヨーク11の一端側である下端側
よりも他端側である上端側の方が永久磁石19の磁束に
よる磁化力は小さくなる。このため、永久磁石19の磁
気中心はステータヨーク11の磁気中心よりも上に位置
することとなり、永久磁石19には下向きの力が作用す
るようになる。このように構成しても上記第1実施例と
同様の効果を得ることができる。
【0034】図5は本発明の第3実施例を示すもので、
上記第1実施例との相違は、下側の軸受ハウジング13
をステータヨーク11と一体に形成したところにある。
上記第1実施例との相違は、下側の軸受ハウジング13
をステータヨーク11と一体に形成したところにある。
【0035】このように構成した場合には、軸受ハウジ
ング13が樹脂製であるから、スラスト軸受23を取付
孔13aに圧入により固定するようにしても、スラスト
軸受23が割れたり、欠けたりするおそれがなく、スラ
スト軸受23を容易に所望の高さ位置に固定できる。
ング13が樹脂製であるから、スラスト軸受23を取付
孔13aに圧入により固定するようにしても、スラスト
軸受23が割れたり、欠けたりするおそれがなく、スラ
スト軸受23を容易に所望の高さ位置に固定できる。
【0036】なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施
例に限定されるものではなく、以下のような拡張または
変更が可能である。径小内周部11aの上端位置は、永
久磁石19の上端と下端の間にあれば良く、その位置
は、ロータ18に作用させるべき下向きの偏倚力の大き
さに応じて変えれば良い。ステータヨーク11の内周面
は上端側に向かって漸次径大となる多段形状としても良
い。
例に限定されるものではなく、以下のような拡張または
変更が可能である。径小内周部11aの上端位置は、永
久磁石19の上端と下端の間にあれば良く、その位置
は、ロータ18に作用させるべき下向きの偏倚力の大き
さに応じて変えれば良い。ステータヨーク11の内周面
は上端側に向かって漸次径大となる多段形状としても良
い。
【0037】ロータ18を縦軸配置とする構成のものに
限らず、横軸形配置とする構成のものであっても良い。
ラジアル軸受21,22の一端側の内径を径大にする手
段としては、該一端側の内周面をテーパ状に形成するも
のであっても良い。
限らず、横軸形配置とする構成のものであっても良い。
ラジアル軸受21,22の一端側の内径を径大にする手
段としては、該一端側の内周面をテーパ状に形成するも
のであっても良い。
【0038】ラジアル軸受は3個以上設けても良く、こ
の場合に、偶数個のときは2個ずつ内径を拡大した側を
対向させるように組み合わせ配置し、奇数個のときは、
2個ずつ内径を拡大した側を対向させるように配置して
残る1個は内径を拡大した側を別のラジアル軸受の内径
を拡大していない側に対向させるよう配置する。本発明
は、ブラシレスモータに限定されず、モータ一般に適用
可能であり、またモータに限られず、発電機に適用して
も良い。
の場合に、偶数個のときは2個ずつ内径を拡大した側を
対向させるように組み合わせ配置し、奇数個のときは、
2個ずつ内径を拡大した側を対向させるように配置して
残る1個は内径を拡大した側を別のラジアル軸受の内径
を拡大していない側に対向させるよう配置する。本発明
は、ブラシレスモータに限定されず、モータ一般に適用
可能であり、またモータに限られず、発電機に適用して
も良い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。請求項1の発明で
は、ステータヨークが細状磁性体を混入した樹脂製であ
るから、ロータの回転時にステータヨークに渦電流が発
生するおそれがなく、仮に発生しても微小電流に抑制で
きる。
のような効果を得ることができる。請求項1の発明で
は、ステータヨークが細状磁性体を混入した樹脂製であ
るから、ロータの回転時にステータヨークに渦電流が発
生するおそれがなく、仮に発生しても微小電流に抑制で
きる。
【0040】請求項2の発明では、細状磁性体の表面が
電気的絶縁処理されているので、ステータヨークでの渦
電流の発生をより確実に防止できる。請求項3の発明で
は、ステータヨークの内周面にコイルを直接接着したの
で、径方向に小形化できる。
電気的絶縁処理されているので、ステータヨークでの渦
電流の発生をより確実に防止できる。請求項3の発明で
は、ステータヨークの内周面にコイルを直接接着したの
で、径方向に小形化できる。
【0041】請求項4の発明では、ロータの永久磁石と
ステータヨークとの間に作用する磁気力により、ロータ
に軸方向の偏倚力が作用するので、軸受に予圧機構を設
けなくとも、ロータの軸方向の振れを防止できる。請求
項5および6の発明では、ロータの永久磁石とステータ
ヨークとの間の磁気中心をずらすことにより、容易にロ
ータに軸方向の偏倚力を作用させることができる。
ステータヨークとの間に作用する磁気力により、ロータ
に軸方向の偏倚力が作用するので、軸受に予圧機構を設
けなくとも、ロータの軸方向の振れを防止できる。請求
項5および6の発明では、ロータの永久磁石とステータ
ヨークとの間の磁気中心をずらすことにより、容易にロ
ータに軸方向の偏倚力を作用させることができる。
【0042】請求項7の発明では、コイルの引出線をコ
イルとステータヨークとの間の隙間を通して容易に外部
に引き出すことができる。請求項8の発明では、軸受ハ
ウジングにスラスト軸受を圧入により容易に装着でき
る。
イルとステータヨークとの間の隙間を通して容易に外部
に引き出すことができる。請求項8の発明では、軸受ハ
ウジングにスラスト軸受を圧入により容易に装着でき
る。
【0043】請求項9の発明では、ラジアル軸受の個数
を変えることにより、シャフトの軸受スパンを容易に変
更できる。請求項10の発明では、シャフトとラジアル
軸受との接触面積を減少しながら、軸受スパンを長くと
ることができる。請求項11の発明では、スラスト軸受
によりシャフトのラジアル方向振れを防止できる。
を変えることにより、シャフトの軸受スパンを容易に変
更できる。請求項10の発明では、シャフトとラジアル
軸受との接触面積を減少しながら、軸受スパンを長くと
ることができる。請求項11の発明では、スラスト軸受
によりシャフトのラジアル方向振れを防止できる。
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断側面図
【図2】ステータヨークを形成する材料の構成を示すた
めの部分拡大断面図
めの部分拡大断面図
【図3】コイルと共に示すステータヨークの斜視図
【図4】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図5】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図6】従来例を示す図1相当図
【図7】コイルを除去して示す横断面図
図中、11はステータヨーク、12,13は軸受ハウジ
ング、15は磁性粉(細状磁性体)、15aは絶縁層、
16はコイル、17は切欠(引出部)、18はロータ、
19は永久磁石、20はシャフト、21,22はラジア
ル軸受、23はスラスト軸受、23aは円錐状凹部であ
る。
ング、15は磁性粉(細状磁性体)、15aは絶縁層、
16はコイル、17は切欠(引出部)、18はロータ、
19は永久磁石、20はシャフト、21,22はラジア
ル軸受、23はスラスト軸受、23aは円錐状凹部であ
る。
Claims (11)
- 【請求項1】 シャフト及び永久磁石を有するロータ
と、 このロータのシャフトを支承するラジアル軸受と、 前記永久磁石を取り巻くように設けられた筒状のステー
タヨークと、 このステータヨークの内側に配設され、前記永久磁石と
対向するコイルとを具備し、 前記ステータヨークを、細状磁性体を混入してなる樹脂
により形成したことを特徴とする回転電機。 - 【請求項2】 細状磁性体の表面には、電気的絶縁処理
が施されていることを特徴とする請求項1記載の回転電
機。 - 【請求項3】 コイルは、ステータヨークの内周面に直
接接着されていることを特徴とする請求項2記載の回転
電機。 - 【請求項4】 シャフト及び永久磁石を有するロータ
と、 このロータのシャフトを支承するラジアル軸受と、 前記シャフトの一端側を支持して該シャフトのスラスト
荷重を受けるスラスト軸受と、 前記永久磁石を取り巻くように設けられた筒状のステー
タヨークと、 このステータヨークの内側に配設され、前記永久磁石と
対向するコイルとを具備し、 前記永久磁石の磁束による前記ステータヨークの磁化力
が、該ステータヨークの軸方向両側のうち、前記スラス
ト軸受側の方がその反対側よりも大きくなるように構成
したことを特徴とする回転電機。 - 【請求項5】 ステータヨークの内周面を、スラスト軸
受とは反対側の内径寸法がスラスト軸受側の内径寸法よ
りも大きい段付き状に形成することにより、永久磁石の
磁束によるステータヨークの磁化力が、該ステータヨー
クの軸方向両側のうち、スラスト軸受側の方がその反対
側よりも大きくなるようにしたことを特徴とする請求項
4記載の回転電機。 - 【請求項6】 ステータヨークの内周面を、スラスト軸
受側からその反対側に向かって拡開するテーパ状に形成
することにより、永久磁石の磁束によるステータヨーク
の磁化力が、該ステータヨークの軸方向両側のうち、ス
ラスト軸受側の方がその反対側よりも大きくなるように
したことを特徴とする請求項4記載の回転電機。 - 【請求項7】 コイルの両端の引出線をステータヨーク
内から外部に引き出す引出部は、ステータヨークの軸方
向両側のうち、スラスト軸受側とは反対側の内径寸法の
大なる部分に設けられていることを特徴とする請求項5
記載の回転電機。 - 【請求項8】 ステータヨークは細状磁性体を混入して
なる樹脂により形成されていると共に、該ステータヨー
クにスラスト軸受を装着する軸受ハウジングが一体に形
成されていることを特徴とする請求項4記載の回転電
機。 - 【請求項9】 ラジアル軸受は、平軸受を複数個組み合
わせて構成されていることを特徴とする請求項1または
4記載の回転電機。 - 【請求項10】 ラジアル軸受の一端側の内径は径大に
形成され、複数個の各ラジアル軸受は内径の径大側が他
のラジアル軸受と対向するように組み合わされているこ
とを特徴とする請求項9記載の回転電機。 - 【請求項11】 シャフトの一端部は尖端状に形成さ
れ、スラスト軸受はシャフトの尖端状の一端部を受ける
円錐状凹部を形成した硬質材料製のピボット軸受により
構成されていることを特徴とする請求項4記載の回転電
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3172496A JPH09233738A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3172496A JPH09233738A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 回転電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09233738A true JPH09233738A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=12339000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3172496A Pending JPH09233738A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 回転電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09233738A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000013294A1 (de) * | 1998-09-01 | 2000-03-09 | Papst-Motoren Gmbh & Co. Kg | Axiallüfter mit einem aussenläufer-antriebsmotor |
WO2003079520A1 (fr) * | 2002-03-20 | 2003-09-25 | Namiki Seimitsu Houseki Kabushiki Kaisha | Moteur a courant continu sans balai et son procede d'assemblage |
JP2005143236A (ja) * | 2003-11-07 | 2005-06-02 | Namiki Precision Jewel Co Ltd | 小型dcブラシレスモータ |
JP2005151719A (ja) * | 2003-11-17 | 2005-06-09 | Yaskawa Electric Corp | ギャップワインディングモータ |
JP2006296142A (ja) * | 2005-04-14 | 2006-10-26 | Nisca Corp | 電磁駆動装置及びこれを備えた光量調整装置 |
JP2007518385A (ja) * | 2004-01-16 | 2007-07-05 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 燃料圧送ユニット |
WO2008087808A1 (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-24 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | ギャップワインディング形モータ |
JP2009012153A (ja) * | 2007-07-09 | 2009-01-22 | Hitachi Koki Co Ltd | ドライバドリル |
WO2018142465A1 (ja) * | 2017-01-31 | 2018-08-09 | 株式会社日立産機システム | アキシャルギャップ型回転電機 |
-
1996
- 1996-02-20 JP JP3172496A patent/JPH09233738A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000013294A1 (de) * | 1998-09-01 | 2000-03-09 | Papst-Motoren Gmbh & Co. Kg | Axiallüfter mit einem aussenläufer-antriebsmotor |
WO2003079520A1 (fr) * | 2002-03-20 | 2003-09-25 | Namiki Seimitsu Houseki Kabushiki Kaisha | Moteur a courant continu sans balai et son procede d'assemblage |
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JP4539080B2 (ja) * | 2003-11-17 | 2010-09-08 | 株式会社安川電機 | ギャップワインディングモータ |
JP2005151719A (ja) * | 2003-11-17 | 2005-06-09 | Yaskawa Electric Corp | ギャップワインディングモータ |
JP2007518385A (ja) * | 2004-01-16 | 2007-07-05 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 燃料圧送ユニット |
JP2006296142A (ja) * | 2005-04-14 | 2006-10-26 | Nisca Corp | 電磁駆動装置及びこれを備えた光量調整装置 |
WO2008087808A1 (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-24 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | ギャップワインディング形モータ |
US7928619B2 (en) | 2007-01-18 | 2011-04-19 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Gap winding motor |
JP2009012153A (ja) * | 2007-07-09 | 2009-01-22 | Hitachi Koki Co Ltd | ドライバドリル |
WO2018142465A1 (ja) * | 2017-01-31 | 2018-08-09 | 株式会社日立産機システム | アキシャルギャップ型回転電機 |
JPWO2018142465A1 (ja) * | 2017-01-31 | 2019-04-18 | 株式会社日立産機システム | アキシャルギャップ型回転電機 |
CN110073578A (zh) * | 2017-01-31 | 2019-07-30 | 株式会社日立产机系统 | 轴向间隙型旋转电机 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050207 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050823 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |