JPS61248275A - テ−プカセツト用パツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はカセット式の磁気記録再生装置のテープカセッ
ト用パッドに関するものである。

従来の技術 近年、カセット式磁気記録再生装置において、記録再生
特性の向上、高記録密度化に関し目ざましいものがある
。記録専用、再生専用の２つの磁気ヘッドを用いて記録
再生を行う傾向になってきた０ しかし、従来は記録再生兼用の１つの磁気ヘッドを用い
るカセット式磁気記録再生装置が主であった。テープカ
セット用パッドもその状態に合った構成をしていた。

以下図面を参照しながら上述したような従来のテープカ
セット用パッドについて説明を行う。

第４図は従来のテープカセット用パッドの斜視図、第５
図はテープカセット内の取付状態の平面図、第６図は磁
気ヘッドとの動作中の平面図を示すものである。

第４図〜第６図において、１はフェルト等の弾性体から
なるパッド部材で、２は上述のパッド部材１の背面に貼
られ両端がおシ曲った細い板ばねのパッドスプリングで
、テープカセット用パッドは構成されている。１ｏはテ
ープカセット内にもうけられた一対のガイド、１１はテ
ープカセット内部にもうけられたパッドスプリングを固
定するための一対の固定用ピンで、ガイド１０と固定用
ピン１１の狭い間隙にパッドスプリング２の両端を挿入
し、パッドスプリングの両端が回転自在になるように固
定されている。尚、１２は磁気テープ１３は磁気ヘッド
、１４はテープカセットの一部に具備されたヘッド挿入
窓である。

以上のように構成されたカセット用パッドについて以下
その動作について説明する。

磁気ヘッド１３がテープカセットの一部にもうけられた
窓１４よシ挿入されると、一対の固定ビン１１を回転支
点としてパッドスプリング２が両端支持のはりのたわみ
と同様にたわみ、その反力でパッド部材１を介して磁気
テープ１２を磁気へラド１３に押しつけ、良好な磁気テ
ープと磁気ヘッドの接触状態を得るものである。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、記録再生特性の向
上、記録密度の向上のため、記録、再生それぞれ専用の
磁気ヘッドを用いた場合、各ヘッドに加わるパッド圧力
が異るという問題点を有していた。第７図に示すように
記録ヘッド１３ａ１再生ヘツド１３ｂの突出し量δに差
がある場合、多く突出されたヘッドには強いパッド圧力
が小さな突出しのヘッドにはパッド圧が小さくなり、最
悪の場合全く零となる。これは、パッドスプリング２は
両端支持のはシ構造のスプリングであるため、中央部即
ちパッド部材部では平行に移動するためである。記録、
再生画ヘッドのパッド圧力が異ると記録あるいは再生ヘ
ッドのどちらか一方で磁気テープ、磁気ヘッドの接触状
態が悪くなり、録再特性を悪化してしまう。また、本問
題を少くするため、磁気ヘッドの突出し量の誤差を微少
にする様磁気ヘッドの組立、加工の高精度化、また磁気
ヘッドのギャップ間隔を出来るだけ小さくして、等しい
圧力を得られる様、ヘッド形状の工夫等を余儀無くされ
、磁気ヘッドのコスト高となる。

本発明は、上記問題点に鑑み、記録、再生専用のそれぞ
れの２ケのヘッドを用いた時に、それぞれめヘッドのパ
ッド圧が等しく作用し、記録、再生両特性共良好な特性
を得ることの出来るテープカセット用パッドを提供する
ものである。

問題点を解決するだめの手段 この目的を達成するために本発明のテープカセット用パ
ッドはパッド部材と、パッド部材の背面に接着等で固定
されたパッド保持金具と、パッド保持金具の中心線上で
回転自在に固定され、かつ回転範囲を制限された板状の
パッドスプリングとから構成されている。

作用 この構成によって、もし記録ヘッドと再生ヘッドとに突
出し量の差があった場合、パッドスプリング上の回転支
持部で、パッド保持金具が、各ヘッドの突出し量にそっ
て回転し、天秤の原理で両ヘッドには等しい圧力が作用
する。従って記録。

再生画ヘッド共、良好な磁気テープ接触状態が得られる
事となる。尚回転範囲を制限する機構は、ヘッドが挿入
されない時、パッド保持金具の回転を防止し、あたかも
一体物として取り扱う事が出来る様にし、ヘッドが挿入
されると１．その回転範囲を拡大して上述の作用を行な
わせるものである。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。第１図は本発明の一実施例におけるテープカセ
ット用パッドの斜視図、第２図はテープカセット内の取
付状態の平面図、第３図は磁気ヘッドとの動作中の平面
図を示すものである。

第１図〜第３図において、２１はフェルト等の弾性体か
らなるパッド部材で、２２はパッド部材２１背面に貼ら
れたパッド保持金具で、中心線上に回転自在に支持され
るだめのピボットの受ける２個の凹部２２ａが２２ｂが
備えられている。その凹部は回転中心を、パッド部材２
１表面に近ずけるため、保持金具を延長してＬ字状に折
シ曲げた突片２２ｃの平坦部に備えられている。また保
持金具の両端に回転範囲を制限するための、突部２２Ｃ
を有するフック２２Ｄが複数個もうけられている。２３
は両端が折れ曲がった細長い板ばねのパッドスプリング
であシ中央部に、突片２３ａが一対もうけられ、その先
端部２３ｂはピボット状になシ、パッド取付金具２２の
凹部２２ａ及び２２ｂに接合されている。またパッドス
プリング２３のたわむ部分は上述のフック２２Ｄの内側
に配置され、突部２２Ｃとの間隙はパッドスプリング２
３がたわまず直線状である時に零あるいは負とし、パッ
ドスプリング２３が磁気ヘッドの挿入でたわんだ時、間
隙が発生するようにする。

以上の様に構成されたテープカセット用パッドをテープ
カセット内に取付た状態および磁気ヘッドとの動作状態
をそれぞれ第２図及び第３図に示す。１０は一対のガイ
ド１１は固定用ビン１２は磁気テープ１３ａ　、　１３
ｂはそれぞれ記録および再生用磁気ヘッド、１４はヘッ
ド挿入窓で、これらは従来例の構成と同じものである。

以上の様に構成されたテープカセット用パッドについて
、以下その動作について説明する。まず第２図に示すよ
うに、磁気へ・ラドが挿入されてない時は、パッドスプ
リング２３はたわまないから直線状になり、パッドスプ
リング２３とパッド保持金具２２のフック２２Ｄの突部
２２Ｇとの間隙は零もしくは負であるため、パッド保持
金具は、回転ピボット部２２ａ（及２２ｂ）と、フック
の突部２２Ｃで保持され、回転が制限され一体となる０ 次に突出し量に差のある記録及び再生ヘッドが・挿入さ
れるとパッドスプリングはたわみ、弓状に変形する。す
るとパッドスプリング２３とパッド保持金具２２のフッ
ク２２Ｄの突部２２Ｃとに間隙が発生する。回転範囲の
制限がなくなるため、パッド保持金具２２は、パッドス
プリング２３の突片２３ａと保持金具の凹部２２ａ　、
２２ｂによって構成されたピボット部を中心として、各
磁気ヘッドの突出量にそって回転する。力のバランスは
天秤の原理で、回転中心と各磁気ヘッドまでの距離が等
しければ、それぞれの磁気ヘッドに等しい圧力が作用す
るものである。従って、記録再生ヘッド共に良好なテー
プヘッドの接触状態が得られる０ 磁気テープ走行に関する摩擦を考えた場合、回転中心が
パッド部材表面にない場合、回転中心とパッド表面まで
の距離Ｘまさつ力なるモーメントが発生し、録音および
再生の磁気ヘッドに作用するパッド圧力に差が生じる。

またジッター等の発生原因にもなる。そこでパッド部材
の材質として低摩擦の炭化させた繊維を使用する事が望
ましい。

発明の効果 以上のように本発明によれば、記録、再生の２つの磁気
ヘッドを用いる場合、それぞれのヘッド突出し量に差が
あっても、パッド保持金具がその突出し量にそって回転
するので、天秤の原理によりそれぞれ等しいパッド圧が
得られ、良好なテープヘッドの接触状態を作シ出せる。

また、記録。

再生の磁気ヘッドの間隔には制約がないため、特性向上
のだめの磁気ヘッドの形状の設計自由度が増す。またコ
ンビヘッド化の設計自由度の増大、および許容幅の増大
となりヘッドのコストダウンが出来る。

ピボッか構造をフックによる°取付構造としたため組立
容易で、かつ一体となるため回転部を有しながら、振動
下でもガタガタ異音の発生もな〈従来のテープカセット
用パッドと全く同様にあつかう事が出来るテープカセッ
ト用パッドを実現できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるテープカセット用パ
ッドの斜視図、第２図は同テープカセット用パッドのテ
ープカセット内の取付状態を示す平面図、第３図は同テ
ープカセット用パッドの磁気ヘッドとの動作中の平面図
、第４図は従来のテープカセット用パッドの斜視図、第
６図は従来のテープカセット用パッドのテープカセット
内の取付状態を示す平面図、第６図は従来のテープカセ
ット用パッドの磁気ヘッドとの動作中の平面図、第７図
は従来のテープカセット用パッドの二つの磁気ヘッドの
動作中の平面図である。 ２１・・・・・・パッド部材、２２・・・・・・パッド
保持金具、２３・・・・・・パッドスプリング。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第　
２　図 第４図 第５図 第　６　図 第７図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）低摩擦、弾性体からなるパッド部材と、パッド部
   材の背面に接着等で固定されたパッド保持金具と、パッ
   ド保持金具の中心線上で回転自在に固定されかつ、回転
   範囲を制限された板状のパッドスプリングとを備えたこ
   とを特徴とするテープカセット用パッド。
2. （２）パッド部材はフェルトで形成された特許請求の範
   囲第１項記載のテープカセット用パッド。
3. （３）パッド部材は炭化させた繊維からなる材料で形成
   された特許請求の範囲第１項記載のテープカセット用パ
   ッド。
4. （４）パッドスプリングとパッド保持金具とはピボット
   構造とフックにより取付けてなる特許請求の範囲第１項
   記載のテープカセット用パッド。