JPS61247974A - 反応容器保持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は各種の血液データを簡易かつ高精度に得るこ
とができる、いわゆるシングルマルチ方式の自動分析装
置に好適な反応容器保持装置に関する。

〔従来技術とその問題点〕

近年、地域における血液検査の充実化を図る目的から、
小病院でも簡易に血液検査を行うことができる小型で低
価格の自動分析装置が種々提案されており、その−棟と
して所謂シングルマルチ方式の自動分析装置がある。

このシングルマルチ方式の自動分析装置は、一定数の血
清検体に対する−の分析を行った後、続いて他の分析を
連続的に行うように構成されている。

しかしながら従来のこの種の自動分析装置にあっては、
反応容器の移送路が平面的に構成されていることから、
各種作業を行う各種作業装置も平面的移送路に沿って配
設しなければならず、移送すべき反応容器の数に応じて
自動分析装置の平面寸法が大きくなるとともに、従来の
上記自動分析装置にあってはそのほとんどのものが洗浄
装置を配設していることから、自動分析装置が全体とし
て大型、高価格とならざるを得ないという問題をも有し
ていた。

〔発明の目的〕

この発明は、かかる現状に鑑み創案されたものであって
、その目的とするところは、シングルマルチ方式の自動
分析装置の平面寸法を大幅に小さくして同装置の大幅な
小型化を達成できる構成簡易にして低コストな反応容器
保持装置を提供しようとするものである。

〔発明の構成〕

上記目的を達成するためこの発明に°あっては反応容器
保持装置を一端に光学器が嵌装される内筒と、この内筒
の外側に回転可能に挿着された外筒と、この外筒の長軸
方向に沿って所要間隔毎釦配設されてなるターレット状
に形成された複数個の反応容器ホルダと、この反応容器
ホルダの周方向に沿って等間隔に開設された複数個の有
底状の反応容器保持孔と、反応容器ホルダの外周壁から
各反応容器保持孔を横断して外筒の中空部へと貫通形成
され、上記光学器から内筒へと導かれた測定光を光学測
定位置において受光器へと導く導光孔と、上記外筒の一
端に着脱可能に装着され反応容器ホルダを間欠回動させ
る回転駆動装置の取付部と上記光学器の取付部とが上記
内筒と外筒の長軸両端部位に対設され、かつ垂直部には
反応容器ホルダを垂直方向に間欠移送する昇降駆動装置
の連結部と着脱可能に接続される取付部が形成されてな
るコ字状の支持部材と、から構成したものである。

〔実施例〕

以下添付図面に示す一実施例にもとづきこの発明の詳細
な説明する。

第１図に示すように、この実施例に係る反応容器保持装
置Ｂは、一端に光学器１２が嵌装される内筒１６と、こ
の内筒１６の外側に回転可能に挿着された外筒加と、こ
の外筒Ｉの長軸方向に沿って所要間隔毎に配設されてな
るターレット状に形成された複数個の反応容器ホルダＥ
１乃至Ｅ５と、この反応容器ホルダＥ＋乃至Ｅ１１の周
方向に沿って等間隔に開設された複数個の有底状の反応
容器保持孔２４と、反応容器ホルダＥｌ乃至Ｅ５の外周
壁２６から各反応容器保持装置を横断して外筒加の中空
部２７へと貫通形成され、上記光学器１２から内筒１６
へと導かれた測定光ｌを光学測定位置において受光器１
５へと導く導光孔２５と、上記外筒加の一端に着脱可能
に装着され反応容器ホルダＥｌ乃至Ｅ５を間欠回動させ
る回転駆動装置ｍの取付部３２と上記光学器１２の取付
部Ｍとが上記内筒１６と外筒加の長軸両端部位に対設さ
れ、かつ垂直部おには反応容器ホルダｇｔ乃至Ｅ５を垂
直方向に間欠移送する昇降駆動装置物の連結部４２と着
脱可能に接続される取付孔３７が形成されてなるコ字状
の支持部材３０とから構成されており、これら内筒１６
と外筒加によって支持された反応容器ホルダ島乃至Ｅ５
は支持部材３０に着脱可能に装着される。

反応容器ホルダＥ１乃至Ｅ５には、その外周壁２６と外
筒加の基部この間に有底状の保持孔２４が各反応容器ホ
ルダＥｌ乃至Ｅ５の各周方向に沿って所要数等間隔毎に
開設されており、これらの保持孔２４には測定光透過部
分が少なくとも透明な反応容器Ａが着脱可能に装着され
る。また上記導光孔５は、上記保持孔２４の長軸方向と
直交する方向に開設され、一端が支柱加の中空部２７に
、他端が反応容器ホルダＥｌ乃至Ｅ５の外周壁面に至る
よう貫通形成されている。一方各反応容器ホルダＥ１乃
至Ｅ５の外筒加の長軸方向に対する配置間隔は、後記す
るサンプル分注装置Ｃ及び試薬分注装置りの各ピペット
による分注作業の支障とならない間隔、つま夛上記各分
注装置Ｃ，Ｄのピペットの長さ寸法より長い寸法に設定
されているとともに、その上下端部の胴部外径は縮径さ
れて支持部２０ａ　２０ｂが夫々形成されており、かつ
該支持部２０ｂの内周にはギヤｇが刻設されている。尚
、上記反応容器ホルダの段数は、上記実施例に限定され
るものではなく、測定項目数や処理検体数等の条件に対
応して相対的に決し得るものである。

また反応容器ホルダＥ！乃至Ｅ６の外周壁面２６から保
持孔２４を経て外筒Ｉの中空部２７へと水平にかつ直線
状に貫通形成された各導光孔２５は、その孔軸が、所定
の光学測定位置において光学器１２からの測定光ｌを反
応容器Ａへ導くよう内筒１６の長手方向に沿って所要間
隔毎に開設された孔１４の孔軸と合致する位置に開設さ
れている。

前記内筒１６は、外筒Ｉの内径よりやや小径で外筒加の
長さ寸法と略同寸法に形成されており、外筒加の中空部
２７に挿着される。このよう【構成された内筒１６の中
空部１７には、該内筒１６の長軸方向から導入された測
定光ｌを前記孔１４方向へと反射させる反射鏡１１が孔
１４に対応して５枚配設されている。（この反射鏡１１
の数は図示の実施例では５枚であるが、これに限定され
ず、反応容器ホルダ数に対応して配設される）。

まだ前記コ字状の支持部材３０は、垂直部おと、間部あ
の上端部より水平方向に延設された上側支持部３１と、
この上側支持部３１の先端部に軸あを介して上方向にの
み回動可能で水平方向より下方へはストッパあを介して
回動しないよう配設された取付部材あと、上記垂直部簡
の下端部より水平方向であって上記上側支持部おと同一
方向に延設された下側支持部３２とから構成され、該下
側支持部３２には、上記吸付部材あに開設された光学器
１２の測定光ｌを内筒１６の中空部１７へと導入する前
記支持部２０ａの外径より若干大径に形成され、外筒加
の胴部外径よりは小径に形成された孔あの軸心と同軸と
なるよう前記支持部２０ｂの外径より若干大径で外筒頒
の胴部外径よりは小径に形成された支持孔３９が開設さ
れている。

取付部材あに開設された孔あ及び下側支持部３２の支持
孔３９の周壁面にはベアリング３５ａ、　３５ｂが配設
されており、外筒頒の前記上・下端部に形成された各支
持部２０ａ、　２０ｂは各孔３５．３９に回転可能に嵌
装され、従って反応容器ホルダＥ１乃至Ｅ５は垂直に支
持される。

光学器１２は第２図に示すように、その７ランジ１２ａ
が取付部材あの上面にボルト１８を介して着脱可能に固
定されていると共に、その下面には筒状の導光体１９が
突設されている。この導光体１９の外径は内筒１６の内
径と略同−に形成されており、反応容器保持装置Ｂを自
動分析装置にセットした場合には、光学器１２の上記導
光体１９が内筒１６に堅牢に嵌着され、該内筒１６が回
転しないよう垂直に保持する。

また、前記支持部材３０の下側支持部３２には、反応容
器ホルダＥ＋乃至Ｅ５を所定のピッチで間欠回動させる
モータｍが図示外の止具を介して着脱可能に固着されて
おり、該モータｍの回転軸先端に刻設されたギヤｇは、
外筒加の支持部２０ｂ内部に刻設されたギヤ体Ｇと噛合
するよう構成されている。

前記支持部材３０の垂直部おには昇降駆動装置伯の連結
部４２と着脱可能に嵌着される取付孔３７が一対開設さ
れている。

この昇降駆動装置切は、モータＭと、このモータＭの回
転を伝達するギヤ材と、前記連結部４２が配設された支
持部材４１に刻設され、上記ギヤ材と噛合するギヤ体招
とから構成され、上記モータＭの回転制御によって支持
部材３０は所定間隔毎に間欠的に下降案内される。この
間欠下降される間隔は、各反応容器ホルダＥ１乃至Ｅ５
の配設間隔と同一である。尚、内筒１６の中空部１７で
あって、測定光ｌと各反応容器ホルダ島乃至Ｅ５の導光
孔２５　ａ孔軸とが交差する部位には、測定光ｌを導光
孔５へと直角に反射して導く反射鏡１１が所定間隔毎に
配設されている。

次にこのように構成された反応容器保持装置Ｂの好適な
使用例を第２図と第３図にもとづき説明する。第２図と
第３図に示される自動分析装置Ｘは、本実施例に係る反
応容器保持装置Ｂ用に構成された所謂シングルマルチ方
式の自動分析装置であって、第３図に示すようにターレ
ット状のサンプラＳと、ターレット状の試薬供給装置Ｒ
と、サンプラＳと試薬供給装置Ｒこの間に形成された収
容部とから構成され、反応容器保持装置Ｂは該収容部に
装置される。

サンプラＳは、複数個のサンプル容器１内に測定すべき
検体（血清）が所要量収容されており、各サンプラ容器
１はターレット状のサンプルホルダ２に等間隔毎に保持
され、図示外の駆動装置によってサンプル分注位置まで
所定のタイミングで間欠移送される。

このようにしてサンプル分注位置まで所定のサンプル容
器１が移送されると、同容器１内の検体はサンプル分注
装置Ｃを介して後記する反応容器Ａに所要量分注される
。

また試薬供給装置Ｒには、測定項目に対応する第１試薬
又は第２試薬等の試薬を所要量収容してなる試薬ボトル
５がターレット状のボトルホルダ６に平面からみて放射
状に保持されており、同ホルダ６は図示外の駆動装置に
よって測定項目に対応する試薬が収容された試薬ボトル
５を試薬分注位置まで正送回転して移送されるよう駆動
制御されている。

このようにして試薬分注位置まで測定項目に対応する試
薬ボトル５が移送されると、同ボトル５内の試薬は試薬
分注装置りを介して試薬分注位置に到来した前記反応容
器Ａに所要量分注される。

尚、前記サンプル分注装置Ｃと試薬分注装置りは、吸排
ポンプと、ピペットと、ピペットをサンプル吸引位置又
は試薬吸引位置まで移送する移送装置と、上記ピペット
を昇降案内する昇降装置とから構成され、上記ピペット
は各吸引位置に移送された後下降してサンプル又は試薬
を吸引した後上昇してサンプル吐出位置又は試薬吐出位
置まで回動して移送された後再び下降してサンプル又は
試薬を反応容器Ａに吐出し、この後さらに上昇してピペ
ット洗浄部まで移送された後、上記各作業を順次繰シ返
すよう構成されており、これら各部の構成及び駆動制御
装置の構成・作用は公知のサンプル分注装置と試薬分注
装置の構成・作用と同様であるので、ここではその詳細
な説明を省略する。

また受光器１５は、前記サンプル分注位置と試薬分注位
置よシ複数段（図示の実施例では１段）下方釦配設され
ている。

またさらに反応容器保持装置Ｂに形成された５段の反応
容器ホルダＥｌ乃至Ｅｓは、各段毎に一つの項目分析が
行なわれるよう構成されており、例えばホルダＥ１では
ＧＯＴ分析が、ホルダＥ２ではＧＰＴ分析が、ホルダＥ
３ではＬＤＨ分析が、ホルダＥ４ではＡＬＰ分析が、ホ
ルダＥ５ではＴＰ分析が行なわれるよう構成され、かつ
駆動制御されるものとする。勿論、必要に応じて他の項
目分析、例えばＣＲＮＮ分析やＣＡ分析等を所定のホル
ダＥｎｃ行うよう構成してもよく、さらには第４図に示
すように反応容器ホルダ各段毎に二項目以上の項目分析
を行うように構成し、段数を増加させることなく分析項
目数を缶板上に設定することもできる。

このように構成された自動分析装置Ｘに反応容器保持装
置Ｂをセットする場合、各段の反応容器ホルダＥｌ乃至
Ｅｓに開設された反応容器Ａの収容孔２４夫々に、別途
洗浄処理が施こされた反応容器Ａを収容させ、図示外の
スタートスイッチをオンするとモータｍが間欠駆動して
反応容器ホルダＥを反応容器Ａの配設間隔毎に間欠回動
させると共に、サンプラＳ及びサンプル分注装置Ｃも始
動しサンプル容器内の検体が最下段の反応容器ホルダＥ
１に保持された反応容器Ａ内に順次所要量分注する。

このようにして検体が分注された反応容器Ａが間欠移送
されて試薬分注位置に到来すると、反応容器ホルダ島の
全反応容器Ａ内には試薬分注装置Ｒを介して測定項目に
対応する。例えばＧＰＴ分析用の第１試薬及び必要に応
じて第２試薬が分注される。この場合、測定項目に対応
する試薬が収容された試薬ボトル５は、検体が試薬分注
位置に到来するのに同期して試薬分注位置に到来するよ
う図示外の駆動制御装置を介してボトルホルダ６を駆動
制御する。

このようにして最下段の反応容器ホルダＥｌに保持され
た全ての反応容器ＡＪＣ検体及び測定項目に対応する試
薬が分注し終えると、この終了タイミングを図示外の制
御装置が検知して昇降駆動装置栃が始動し、支持部材（
資）はモータＭの間欠回動によって間欠下降する。これ
により反応容器ホルダＥ１は測定位置まで移送されると
ともに、反応容器ホルダＥ２が前記サンプル分注面及び
試薬分注面と同一平面となる位置まで移送されるとこの
間欠移送終了タイミングを図示外の制御装置が検知して
前記モータｍを前記と同様間欠回動させ、反応容器ホル
ダＥ２の各反応容器Ａ内には前記反応容器ホルダＥ１の
反応容器Ａへの検体分注及び試薬分注と同様の手順で検
体及び反応容器ホルダＥ１で分注された試薬とは異なる
測定項目に対応する試薬の分注が順次行なわれ、他方反
応容器ホルダＥ１に保持された反応容器Ａ内の検体と試
薬この反応液は、光学器１２の光源１０より照射され反
射鏡１１で反射されて孔１４から導光孔５に導びかれた
測定光ｌによって°　照射され、受光器１５で測定項目
に対応する波長が選択されて所要の光学分析が行われる
。以後反応容器ホルダＥ３乃至Ｅ５に保持された各反応
容器Ａには上記反応容器ホルダＥｌ、＆の反応容器Ａと
同様の手順に従って検体分注、反応容器ホルダＥ１％　
Ｅｌで分注された試薬とは異なる試薬の分注及び所定の
光学測定が行なわれる。

このようにして全ての反応容器に収容された検体と試薬
の反応液の光学測定が終了すると、支持部材３０を昇降
駆動装置切から取υ外し、次に取付部材あを上方に回動
して光学器１２と内筒１６の嵌合状態を解除するととも
に、外筒加と孔あの嵌合状態を解除する。次いで反応容
器ホル。

ダＥ１乃至Ｅｓと支持部材３０の支持状態を解除した後
、各反応容器Ａを各反応容器ホルダＥ１乃至Ｅ５の収容
孔２４から取り外し、これら取り外された各反応容器Ａ
は別途設けられた洗浄装置又は手作業により洗浄し、前
記したように反応容器ホルダＥにリセットして再使用さ
れる。尚、サンプラＳ１サンプル分注装置Ｃ１試薬供給
装置Ｒ１試薬分注装置Ｄ１光学測定装置Ｈ１昇降駆動装
置荀及び回転駆動装置間の駆動制御は、図示外の公知構
成よりなる制御装置によって行なわれる。

〔発明の効果〕

この発明は以上説明したように、測定項目及び処理検体
数に対応する多数の反応容器を一定数のグループ毎に垂
直に配置するよう構成したので、シングルマルチ方式に
おける自動分析装置の平面寸法が大幅に小さくなり、し
かも洗浄装置も配設されていないので自動分析装置全体
を大幅に小型化できると共に、低コストで提供できると
いう効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係る反応容器保持装置の
一部を切欠して示す斜視図、第２図はこの発明を実施す
るのに好適な自動分析装置に反応容器保持装置を取り付
けた状態を示す縦断面図、第３図は、この自動分析装置
の平面図である。 Ｂ・・・反応容器保持装置 Ｅｌ乃至Ｅ５・・・反応容器ホルダ ト・・測定光　　　　　ｍ・・・回転駆動装置１２・・
・光学器　　　　　１５・・・受光器１６・・・内筒　
　　　　　加・・・外筒２４・・・反応容器保持孔　２
５・・・導光孔２６・・・反応容器ホルダの外周壁 ２７・・・外筒の中空部　　３０・・・支持部材３２・
・・回転駆動装置の取付部 お・・・垂直部　　　　　あ・・・光学器の取付部３７
・・・昇降駆動装置の取付部 伯・・・昇降駆動装置　　４２・・・連結部特許出願人
　日本テクトロン株式会社 第２邑 ′＠　３　幅

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一端に光学器が嵌装される内筒と、この内筒の外側に回
   転可能に挿着された外筒と、この外筒の長軸方向に沿つ
   て所要間隔毎に配設されてなるターレツト状に形成され
   た複数個の反応容器ホルダと、この反応容器ホルダの周
   方向に沿つて等間隔に開設された複数個の有底状の反応
   容器保持孔と、反応容器ホルダの外周壁から各反応容器
   保持孔を横断して外筒の中空部へと貫通形成され、上記
   光学器から内筒へと導かれた測定光を光学測定位置にお
   いて受光器へと導く導光孔と、上記外筒の一端に着脱可
   能に装着され反応容器ホルダを間欠回動させる回転駆動
   装置の取付部と上記光学器の取付部とが上記内筒と外筒
   の長軸両端部位に対設され、かつ垂直部には反応容器ホ
   ルダを垂直方向に間欠移送する昇降駆動装置の連結部と
   着脱可能に接続される取付部が形成されてなるコ字状の
   支持部材と、から構成されてなる反応容器保持装置。