JPS61245793A - スピ−カ用振動体 - Google Patents
スピ−カ用振動体Info
- Publication number
- JPS61245793A JPS61245793A JP8780685A JP8780685A JPS61245793A JP S61245793 A JPS61245793 A JP S61245793A JP 8780685 A JP8780685 A JP 8780685A JP 8780685 A JP8780685 A JP 8780685A JP S61245793 A JPS61245793 A JP S61245793A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulp
- diaphragm
- flax
- paper making
- speaker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R7/00—Diaphragms for electromechanical transducers; Cones
- H04R7/02—Diaphragms for electromechanical transducers; Cones characterised by the construction
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
1亙皇■
本発明は振動板及びセンターキャップ等のスピーカに用
いる振動体に関する。
いる振動体に関する。
背景技術
従来から第1図の断面図にて示す如き動電型スピーカが
知られている。かかる動電型スピーカにおいては、バッ
クプレート1の中央部にはポールピース2が載置され、
その周縁部にはマグネット3が載置されている。プレー
ト4はマグネット3の上に載置され、ポールピース2と
の間に磁気ギャップを形成する。該磁気ギャップにはボ
イスコイル5を担持したボイスコイルボビン6が振動自
在に挿入され、ボイスコイルボビン6はダンパー7によ
り支持されている。ボイスコイルボビン6にはコーン形
振動板8がその中央部にて結合し、更にその端部にセン
ターキャップ9が冠着されている。コーン形振動板8の
開孔周縁部はエッヂ10を介してフレーム11に支持さ
れている。エッチ10は更にガスケット12によりフレ
ーム11へ固着せしめられている。なお、ボイスコイル
のリードは錦糸線13を介してフレーム11の側面に設
けられた端子14に接続されている。
知られている。かかる動電型スピーカにおいては、バッ
クプレート1の中央部にはポールピース2が載置され、
その周縁部にはマグネット3が載置されている。プレー
ト4はマグネット3の上に載置され、ポールピース2と
の間に磁気ギャップを形成する。該磁気ギャップにはボ
イスコイル5を担持したボイスコイルボビン6が振動自
在に挿入され、ボイスコイルボビン6はダンパー7によ
り支持されている。ボイスコイルボビン6にはコーン形
振動板8がその中央部にて結合し、更にその端部にセン
ターキャップ9が冠着されている。コーン形振動板8の
開孔周縁部はエッヂ10を介してフレーム11に支持さ
れている。エッチ10は更にガスケット12によりフレ
ーム11へ固着せしめられている。なお、ボイスコイル
のリードは錦糸線13を介してフレーム11の側面に設
けられた端子14に接続されている。
かかるスピーカにおいて振動板8、センターキャップ9
及びボイスコイルボビン6はスピーカ用振動体である。
及びボイスコイルボビン6はスピーカ用振動体である。
動電型スピーカにおいてボイスコイル5への入力信号を
音響出力に忠実に変換するためには、これらスピーカ用
振動体が一体となって理想的にピストン運動をする必要
がある。このことは振動体、特に振動板及びセンターキ
ャップが剛体でなければならないと同時に適度な内部損
失があって不要な振動を減衰させなければならない。又
、振動板及びセンターキャップは電気音響変換を高める
ため、ヤング率が大きく、内部損失が適度であることが
望まれている。近年、かかるスピーカの用途が大幅に拡
大され、振動体に関しても、更に高剛性、高弾性の性能
を有するスピーカ用振動体が市場から強く要望されてい
る。
音響出力に忠実に変換するためには、これらスピーカ用
振動体が一体となって理想的にピストン運動をする必要
がある。このことは振動体、特に振動板及びセンターキ
ャップが剛体でなければならないと同時に適度な内部損
失があって不要な振動を減衰させなければならない。又
、振動板及びセンターキャップは電気音響変換を高める
ため、ヤング率が大きく、内部損失が適度であることが
望まれている。近年、かかるスピーカの用途が大幅に拡
大され、振動体に関しても、更に高剛性、高弾性の性能
を有するスピーカ用振動体が市場から強く要望されてい
る。
振動体として好ましい条件、すなわち振動体の軽量化、
高剛性、高弾性、高内部損失等の動的性質、を有する振
動体が要求されるため、最近では金属振動板としてボロ
ン、アルミニウム、ベリリウムや高分子系フィルムを用
いたものがある。しかしながら金属や高分子系フィルム
材料では弾性率などは高い数値を示すが、他の密度、内
部損失などの性質が劣っているため一部の高周波数帯域
再生用振動板又はセンターキャップに限定される。
高剛性、高弾性、高内部損失等の動的性質、を有する振
動体が要求されるため、最近では金属振動板としてボロ
ン、アルミニウム、ベリリウムや高分子系フィルムを用
いたものがある。しかしながら金属や高分子系フィルム
材料では弾性率などは高い数値を示すが、他の密度、内
部損失などの性質が劣っているため一部の高周波数帯域
再生用振動板又はセンターキャップに限定される。
従って、いまだにフルレンジ、ウーファの振動板等の振
動体には、抄造方法や乾燥方法により種々の物性をコン
トロールできる繊維材料、特にパルプ繊維、からなる振
動体が広く用いられている。
動体には、抄造方法や乾燥方法により種々の物性をコン
トロールできる繊維材料、特にパルプ繊維、からなる振
動体が広く用いられている。
一般に、これらの振動体に使用されている@ @ G、
t、天然lll1から得られる繊維いわゆる木材パルプ
が主である。この木材バルブにマニラ麻、カポックなど
の靭皮IIIを混抄したものが多く用いられている。
t、天然lll1から得られる繊維いわゆる木材パルプ
が主である。この木材バルブにマニラ麻、カポックなど
の靭皮IIIを混抄したものが多く用いられている。
また、化学パルプである亜硫酸パルプ(Sulfite
Pt1lp)は、未晒亜硫酸バルブ(Unbleac
hed 5ulfite Pu1p (U S P
) )と晒亜硫酸パルプ(Bleached 5ul
fite Pu1E)(BSP) ) トニ分けられる
。
Pt1lp)は、未晒亜硫酸バルブ(Unbleac
hed 5ulfite Pu1p (U S P
) )と晒亜硫酸パルプ(Bleached 5ul
fite Pu1E)(BSP) ) トニ分けられる
。
原木チップにN(針葉樹)材、L(広葉樹)材を用い蒸
解液に酸性亜硫酸塩を用い蒸煮してリグニンをリグニン
スルホン酸塩として溶出しセルロース等を主とする繊維
を得て亜硫酸パルプとする。
解液に酸性亜硫酸塩を用い蒸煮してリグニンをリグニン
スルホン酸塩として溶出しセルロース等を主とする繊維
を得て亜硫酸パルプとする。
製法の概略は、チップを釜にいれ、亜硫酸塩例えばマグ
ネシウム塩カルシウム塩等、最近ではナトリウム塩、と
遊離の亜硫酸を含む蒸解液を加え、130〜145℃、
6ka/cm2程度テ蒸煮する。蒸煮後、繊維分を分は
水洗、分離して未晒亜硫酸パルプ(USP)を得る。更
に塩素、水酸化ナトリウム、晒し粉等で漂白して晒亜硫
酸パルプ<BSP)を得る。
ネシウム塩カルシウム塩等、最近ではナトリウム塩、と
遊離の亜硫酸を含む蒸解液を加え、130〜145℃、
6ka/cm2程度テ蒸煮する。蒸煮後、繊維分を分は
水洗、分離して未晒亜硫酸パルプ(USP)を得る。更
に塩素、水酸化ナトリウム、晒し粉等で漂白して晒亜硫
酸パルプ<BSP)を得る。
亜硫酸パルプ製法の蒸解の段階で、ヘミセルローズはリ
グニンよりも速やかに除去される。易溶解性のへミセル
ローズが溶解するに従って、リグニンの溶解速度が増加
する。蒸解液は希釈鉱酸と同様に、木材中の炭化水素を
加水分解するので、パルプの銅価と熱アルカリ溶解物は
パルプ粘度減少とともに増加するのでパルプの品質が安
定しており、未晒白色度の高いパルプを得ることができ
る。また、未晒亜硫酸バルブを漂白する場合、パルプに
含有しているリグニンを更に分解除去する方法が取られ
る。リグニンと漂白剤との反応は界面反応であるため1
回の漂白では未晒パルプに含有する着色物質を除くこと
は極めて困難であるので、未晒パルプの漂白には多段漂
白法が採用されている。未晒亜硫酸バルブ(USP)を
塩素、アルカリ、次亜塩素酸塩処理の3段漂白法によっ
て漂白して晒亜硫酸バルブ(BSP)を製造しているが
、漂白工程でリグニンを除去するために過激な化学作用
を加える故に他のヘミセルロース類も除去し、更にセル
ロース物質も崩壊する結果、紙力が減少する。従って未
晒亜硫酸バルブ(LJSP)と比べて晒亜硫酸バルブ(
BSP)は極度に紙力が低下しているため、晒亜硫酸バ
ルブを主原料とする振動体は所望の動的性質が得られな
かった。
グニンよりも速やかに除去される。易溶解性のへミセル
ローズが溶解するに従って、リグニンの溶解速度が増加
する。蒸解液は希釈鉱酸と同様に、木材中の炭化水素を
加水分解するので、パルプの銅価と熱アルカリ溶解物は
パルプ粘度減少とともに増加するのでパルプの品質が安
定しており、未晒白色度の高いパルプを得ることができ
る。また、未晒亜硫酸バルブを漂白する場合、パルプに
含有しているリグニンを更に分解除去する方法が取られ
る。リグニンと漂白剤との反応は界面反応であるため1
回の漂白では未晒パルプに含有する着色物質を除くこと
は極めて困難であるので、未晒パルプの漂白には多段漂
白法が採用されている。未晒亜硫酸バルブ(USP)を
塩素、アルカリ、次亜塩素酸塩処理の3段漂白法によっ
て漂白して晒亜硫酸バルブ(BSP)を製造しているが
、漂白工程でリグニンを除去するために過激な化学作用
を加える故に他のヘミセルロース類も除去し、更にセル
ロース物質も崩壊する結果、紙力が減少する。従って未
晒亜硫酸バルブ(LJSP)と比べて晒亜硫酸バルブ(
BSP)は極度に紙力が低下しているため、晒亜硫酸バ
ルブを主原料とする振動体は所望の動的性質が得られな
かった。
このように、木材バルブを主体として混抄した振動体で
は上記の振動体として好ましい条件を得ようとしてもそ
の紙力に限度があるため、所望の出力音圧特性が得られ
なかった。従来の振動板の一例として、例えば口径12
CIIのウーファの振動板を次のパルプの混合物を主原
料として製造する。
は上記の振動体として好ましい条件を得ようとしてもそ
の紙力に限度があるため、所望の出力音圧特性が得られ
なかった。従来の振動板の一例として、例えば口径12
CIIのウーファの振動板を次のパルプの混合物を主原
料として製造する。
晒亜硫酸パルプ 叩解度45°SR
・・・・・・・・・85wt%
マニラ麻パルプ 叩解度75°SR
・・・・・・・・・15wt%
この混合紙料すなわち主原料を円錐状の抄紙工具を用い
抄紙し、成形、乾燥を施して得られた振動板の動的性質
を第1表に示す。
抄紙し、成形、乾燥を施して得られた振動板の動的性質
を第1表に示す。
第1表
第1表の如〈従来の混合紙料では高剛性、高弾性及び高
内部損失等の振動体として好ましい物性を有する振動板
が得られなかった。
内部損失等の振動体として好ましい物性を有する振動板
が得られなかった。
発明の概要
そこで、本発明の目的は、低密度、高剛性、高内部損失
を有したスピーカ用振動体を提供することである。
を有したスピーカ用振動体を提供することである。
本発明の振動体は、晒亜硫酸バルブと亜麻パルプとを混
合し得られた混合物を主原料として抄造してなることを
特徴とする。
合し得られた混合物を主原料として抄造してなることを
特徴とする。
衷−」L−勇
以下に、本発明の実施例を添付図面及び以下の表に基づ
いて説明する。
いて説明する。
本実施例のスピーカ用振動体として口径12C11のウ
ーファのコーン形振動板を製造する。
ーファのコーン形振動板を製造する。
第2図は本実施例の製造工程を示すフローチャートであ
る。
る。
先ず、準備工程S1として、20%Na2SO3溶液=
4%NaOH溶液が液比1ニアである蒸解液を添加した
亜麻を温度160℃、4時間の条件で蒸解を施し、蒸解
後、蒸解液を完全に洗浄して亜麻をパルプ化する。
4%NaOH溶液が液比1ニアである蒸解液を添加した
亜麻を温度160℃、4時間の条件で蒸解を施し、蒸解
後、蒸解液を完全に洗浄して亜麻をパルプ化する。
次に、前叩解工程S2として、パルプ化を施して得た亜
麻パルプ(Flax Plup )の1.5kaを所定
の叩解機に投入して、パルプの物性を損なわないように
30分叩解して、ショツパー形叩解度測定器で所定の叩
解度75°SRに調整する。
麻パルプ(Flax Plup )の1.5kaを所定
の叩解機に投入して、パルプの物性を損なわないように
30分叩解して、ショツパー形叩解度測定器で所定の叩
解度75°SRに調整する。
次に、同時叩解工程S3として、10分程度膨調を行な
った晒亜硫酸パルプ(BSP>を予め準備し、その晒亜
硫酸パルプ8.5kaを、該亜麻パルプを担持する叩解
機のフライバーロールをUPして、該叩解機に投入し、
パルプ濃度4.0%程度で叩解機のフライバーロールを
再度調整を施し、50分間叩解して叩解度45°SRに
調整する。
った晒亜硫酸パルプ(BSP>を予め準備し、その晒亜
硫酸パルプ8.5kaを、該亜麻パルプを担持する叩解
機のフライバーロールをUPして、該叩解機に投入し、
パルプ濃度4.0%程度で叩解機のフライバーロールを
再度調整を施し、50分間叩解して叩解度45°SRに
調整する。
次に、抄紙工程S4として、調整された紙料に直接染料
ダイレクトブラックXAをパルプの絶乾比に対7%添加
して所定の色調に染色を施し、調整された紙料は抄紙濃
度0.3%程度のパルプ液に調整し、予め円錐状に成形
した12cm径の抄網治工具で、振動板の抄紙を行なう
。
ダイレクトブラックXAをパルプの絶乾比に対7%添加
して所定の色調に染色を施し、調整された紙料は抄紙濃
度0.3%程度のパルプ液に調整し、予め円錐状に成形
した12cm径の抄網治工具で、振動板の抄紙を行なう
。
次に、乾燥工程S5として、所定の金型を用いて3kQ
/Cm”のプレス圧で金型温度180〜200℃で加熱
、加圧して乾燥する。
/Cm”のプレス圧で金型温度180〜200℃で加熱
、加圧して乾燥する。
次に、防湿処理S6として、次の樹脂組成を有する防湿
溶液を調整する。
溶液を調整する。
芳香族系溶剤 ・・・・・・66.2%酢
酸エステル類 ・・・・・・17.0%ケト
ン類 ・・・・・・ 7.0%グリ
コール(高沸点)類 ・・・・・・ 4.0%ケトン
類 ・・・・・・ 7.0%硝化綿
・・・・・・ 3.8%可塑剤(
DOP> ・・・・・・ 1.0%樹脂
・・・・・・ 1.0%作成された
振動板を該防湿溶液に10分程度浸漬して該振動板に防
湿処理をする。
酸エステル類 ・・・・・・17.0%ケト
ン類 ・・・・・・ 7.0%グリ
コール(高沸点)類 ・・・・・・ 4.0%ケトン
類 ・・・・・・ 7.0%硝化綿
・・・・・・ 3.8%可塑剤(
DOP> ・・・・・・ 1.0%樹脂
・・・・・・ 1.0%作成された
振動板を該防湿溶液に10分程度浸漬して該振動板に防
湿処理をする。
次に、乾燥工程S7として、乾燥機による温度90〜1
00℃の熱風を用い約10程度度乾燥を施し、防湿溶液
を振動板の繊維に固着せしめる。
00℃の熱風を用い約10程度度乾燥を施し、防湿溶液
を振動板の繊維に固着せしめる。
最後に、成形工程S8として、振動板の所定内外径を裁
断成形して本実施例の振動板を得る。
断成形して本実施例の振動板を得る。
第2表おいて、このように作成された本実施例の振動板
から試料を1.0CIlX4.5CI切り取り、温度2
0℃、湿度60%の環境で振動リード法によりヤング率
、内部損失等を測定した結果を示す。
から試料を1.0CIlX4.5CI切り取り、温度2
0℃、湿度60%の環境で振動リード法によりヤング率
、内部損失等を測定した結果を示す。
本実施例の振動板は、第1表の従来の振動板の値と比較
した場合、ヤング率で35%、伝搬速度FrZ下で12
%、内部損失で10%と顕著な向上を示している。
した場合、ヤング率で35%、伝搬速度FrZ下で12
%、内部損失で10%と顕著な向上を示している。
第3図は、本実施例の振動板及び第1表に示す従来の振
動板金々のスピーカに組立てた場合の周波数特性を示す
グラフである。図中、曲線Aは本実施例の振動板の特性
を示し、曲線Bは従来の振′ 動板の特性を示してい
る。図示するように、本実施例の振動板は、従来の振動
板に比較して3000〜10000Hz付近の特性が改
善され、かつ帯域も広くなり大幅に特性が改善されてい
る。これは本実施例の振動板においては、剛性の増加と
内部損失の向上が達成されていることを示している。
動板金々のスピーカに組立てた場合の周波数特性を示す
グラフである。図中、曲線Aは本実施例の振動板の特性
を示し、曲線Bは従来の振′ 動板の特性を示してい
る。図示するように、本実施例の振動板は、従来の振動
板に比較して3000〜10000Hz付近の特性が改
善され、かつ帯域も広くなり大幅に特性が改善されてい
る。これは本実施例の振動板においては、剛性の増加と
内部損失の向上が達成されていることを示している。
靭皮繊維である亜麻繊維はその表面に多数の条線と結節
があり、横断面は多角形をしている。亜麻繊維の引張り
強度は綿繊維のほぼ2倍であるが、伸度は極めて少ない
。亜麻繊維の色は種々あるが淡黄褐色のものが最も優良
である。漂白すると繊維中のペクチンが分解するので減
量しかつ強度が低下する。したがって、強度を発揮させ
るために漂白を施さないほうが好ましい。
があり、横断面は多角形をしている。亜麻繊維の引張り
強度は綿繊維のほぼ2倍であるが、伸度は極めて少ない
。亜麻繊維の色は種々あるが淡黄褐色のものが最も優良
である。漂白すると繊維中のペクチンが分解するので減
量しかつ強度が低下する。したがって、強度を発揮させ
るために漂白を施さないほうが好ましい。
従来の木材パルプ特に他の靭皮van<三極、マニラ麻
)を、未晒亜硫酸パルプに混抄して得られる振動板の物
性面において、ヤング率、伝搬速度及び内部損失は、第
1図に示す数値がほぼ限界値とされている。しかしなが
ら、本実施例の振動板では、そのヤング率、伝搬速度の
値が金属振動板に匹敵する数値を示しており、またその
内部損失が一般のパルプ振動板より大幅に向上しており
、更にまたその密度が小さくなっている。故に、本実施
例の振動板は、軽量化されかつ高剛性、高弾性率、高内
部損失を有した振動板といえる。また本実施例の振動板
は、耐折強度、引張り強度など物理特性にも優れ、耐久
性にも富み、スピーカ用振動板としてライターからウー
ファまでの広範囲に利用出来る。
)を、未晒亜硫酸パルプに混抄して得られる振動板の物
性面において、ヤング率、伝搬速度及び内部損失は、第
1図に示す数値がほぼ限界値とされている。しかしなが
ら、本実施例の振動板では、そのヤング率、伝搬速度の
値が金属振動板に匹敵する数値を示しており、またその
内部損失が一般のパルプ振動板より大幅に向上しており
、更にまたその密度が小さくなっている。故に、本実施
例の振動板は、軽量化されかつ高剛性、高弾性率、高内
部損失を有した振動板といえる。また本実施例の振動板
は、耐折強度、引張り強度など物理特性にも優れ、耐久
性にも富み、スピーカ用振動板としてライターからウー
ファまでの広範囲に利用出来る。
上記実施例では、スピーカ用振動体として振動板を製造
して説明しているが、センターキャップにおいても同様
の効果を有したものが得られることは明らかである。
して説明しているが、センターキャップにおいても同様
の効果を有したものが得られることは明らかである。
及jJL1里
上述つの如く、本発明によれば水酸化ナトリウムを用い
たソーダ法により蒸解した亜麻パルプと晒亜硫酸パルプ
とを混合し同時に叩解したものを抄紙して得られる振動
体であるので、未晒亜硫酸パルプによる従来の混合抄造
による振動板体よりも紙力を強力にしかつ優れた物性を
有した振動体が得られる。
たソーダ法により蒸解した亜麻パルプと晒亜硫酸パルプ
とを混合し同時に叩解したものを抄紙して得られる振動
体であるので、未晒亜硫酸パルプによる従来の混合抄造
による振動板体よりも紙力を強力にしかつ優れた物性を
有した振動体が得られる。
第1図は動電型スピーカの断面図であり、第2図は本実
施例の製造工程を示すフローチャートであり、第3図は
本実施例の振動板及び第1表に示す従来の振動板金々の
スピーカに組立てた場合の周波数特性を示すグラフであ
る。 主要部分の符号の説明 1−−−−−−バックプレート 2・・・・・・ポールピース 3・・・・・・マグネット3 4・・・・・・プレート 5・・・・・・ボイスコイル 6・・・・・・ボイスコイルボビン 7・・・・・・ダンパー 8・・・・・・コーン形振動板 9・・・・・・センターキャップ 10・・・・ヤエッヂ 11・・・・・・フレーム 12・・・・・・ガスケット 13・・・・・・錦糸線 14・・・・・・端子
施例の製造工程を示すフローチャートであり、第3図は
本実施例の振動板及び第1表に示す従来の振動板金々の
スピーカに組立てた場合の周波数特性を示すグラフであ
る。 主要部分の符号の説明 1−−−−−−バックプレート 2・・・・・・ポールピース 3・・・・・・マグネット3 4・・・・・・プレート 5・・・・・・ボイスコイル 6・・・・・・ボイスコイルボビン 7・・・・・・ダンパー 8・・・・・・コーン形振動板 9・・・・・・センターキャップ 10・・・・ヤエッヂ 11・・・・・・フレーム 12・・・・・・ガスケット 13・・・・・・錦糸線 14・・・・・・端子
Claims (1)
- 晒亜硫酸パルプと亜麻パルプとを混合し得られた混合物
を主原料として抄造してなることを特徴とするスピーカ
用振動体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8780685A JPS61245793A (ja) | 1985-04-24 | 1985-04-24 | スピ−カ用振動体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8780685A JPS61245793A (ja) | 1985-04-24 | 1985-04-24 | スピ−カ用振動体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61245793A true JPS61245793A (ja) | 1986-11-01 |
Family
ID=13925218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8780685A Pending JPS61245793A (ja) | 1985-04-24 | 1985-04-24 | スピ−カ用振動体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61245793A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102410339B1 (ko) * | 2020-12-28 | 2022-06-22 | 범진시엔엘 주식회사 | 스피커용 진동판 제조 방법 |
-
1985
- 1985-04-24 JP JP8780685A patent/JPS61245793A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102410339B1 (ko) * | 2020-12-28 | 2022-06-22 | 범진시엔엘 주식회사 | 스피커용 진동판 제조 방법 |
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