JPH0523262A - 柔軟化処理パルプおよび柔軟化処理パルプを抄紙して得られたテイシユペーパー - Google Patents

柔軟化処理パルプおよび柔軟化処理パルプを抄紙して得られたテイシユペーパー

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JPH0523262A
JPH0523262A JP3207136A JP20713691A JPH0523262A JP H0523262 A JPH0523262 A JP H0523262A JP 3207136 A JP3207136 A JP 3207136A JP 20713691 A JP20713691 A JP 20713691A JP H0523262 A JPH0523262 A JP H0523262A
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softness
softening
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JP3207136A
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Yoji Isobe
洋二 磯部
Tsutomu Horikoshi
勉 堀越
Yoshio Hirai
好夫 平井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドライパルプ、柔軟化剤を使用しないでスラ
ッシュパルプの機械的処理によってドライパルプと同等
以上の柔軟化処理パルプを提供することを目的とする。 【構成】 パルプ濃度3%の針葉樹材未叩解晒クラフト
パルプを第1工程のスクリュープレスでパルプ濃度35
%に脱水し、次いで第2工程のディスパーザーで圧縮力
を与えながら機械的混練処理を行い、ソフトネス10.
1g/10cmの柔軟化処理パルプを得た。比較例(第1
工程、第2工程処理なし)のパルプのソフトネスは1
7.1g/10cmであった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は柔軟化処理パルプおよび
柔軟化処理パルプを抄紙して得られたティシュペーパー
に関する。更に詳しくはリグノセルロース材料をアルカ
リ性薬液によって蒸解して得られたパルプおよび/また
は脱墨処理パルプから得られた柔軟化処理パルプおよび
柔軟化処理パルプを抄紙して得られたティシュペーパー
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トイレットペーパー、ティシュペ
ーパー、紙タオルなどのいわゆる家庭用薄用紙(以下、
ティシュペーパーと称する)用のパルプとしては、広葉
樹、針葉樹からの木材チップすなわちリグノセルロース
材料を蒸解して得られた化学パルプから製造されたスラ
リー状態のままのスラッシュパルプ(slushed pulp)、
このスラッシュパルプを脱水、乾燥させて得られるドラ
イパルプ(dry pulp)および古紙を脱墨処理して得られ
る脱墨処理パルプが使用されており、これらのパルプは
未漂白、漂白パルプの状態で、あるいは未叩解、叩解パ
ルプの状態で品質設計に応じて単独のパルプでまたは混
合されて使用されている。
【0003】これらのパルプのうちドライパルプおよび
脱墨処理パルプ(以下、DIPと称する)は抄紙される
前にパルプ繊維が収縮、カール、キンキング(kinking
:繊維曲率半径の突然の変化)等の形状変化、または
角質化を起こしており、これらの種々のパルプの中から
材種等を考慮して柔らかいパルプが一般的に選択され再
溶解して使用されているのが実情である。従って、良く
選択されたドライパルプおよびDIPを使用して抄紙さ
れたティシュペーパーは手触りが良く柔らかく感じるこ
とは良く知られている。
【0004】一方、スラッシュパルプを使用する場合は
長網、短網、ツインワイヤー、円網、ヤンキーマシン等
の抄紙機を適宜選択することにより、または紙用柔軟化
剤、たとえば脂肪酸エステル系柔軟化剤(米国特許第3,
296,065号明細書)、第4級アンモニウム塩型カチ
オン活性剤(特開昭48−22701号)、ウレタンア
ルコール、その塩、またはカチオン化物(特開昭60−
139897号)、非陽イオン系界面活性剤(特開平2
−99690号)等の添加薬品をスラッシュパルプに添
加してスラッシュパルプ自体の滑りをよくして手触りを
良くして柔らかくする方法が各種提案されている。
【0005】これらの方法は、良好な柔軟効果が得られ
る場合があるが、気泡性が大きいために、抄紙作業その
ものに支障を来すおそれがあり、場合によっては紙力と
吸水性の低下を招くという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記スラ
ッシュパルプの柔軟化処理方法の問題点について鋭意検
討の結果、スラッシュパルプの柔軟化に関して柔軟化剤
を使用しない機械的処理方法について各種検討した結
果、主に脱水処理を目的とする第1工程と、第1工程で
得られた脱水処理パルプを機械的に混練処理することか
らなる第2工程の組合せからなる方法について脱水パル
プ濃度、機械的混練手段を適宜選択することにより選択
されたドライパルプと同等以上の柔軟化パルプを得られ
ることを知得して本発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、 1.リグノセルロース材料をアルカリ性蒸解薬液によっ
て蒸解して得られたパルプおよび/または脱墨古紙パル
プを固型分濃度20%以上に脱水し、次いで前記脱水パ
ルプに圧縮力を与えながら機械的混練処理を行って得ら
れた柔軟化処理パルプ。および
【0008】2.リグノセルロース材料をアルカリ性蒸
解薬液によって蒸解して得られたパルプおよび/または
脱墨古紙パルプを固型分濃度20%以上に脱水し、次い
で前記脱水パルプに圧縮力を与えながら機械的混練処理
を行って得られた柔軟化処理パルプを抄紙して得られた
ティシュペーパーである。
【0009】本発明に使用するパルプとしては、リグノ
セルロース材料をアルカリ性蒸解薬液によって蒸解して
得られたパルプ(以下、アルカリ性蒸解パルプと称す
る)および/または脱墨古紙パルプ(DIP)が用いら
れる。アルカリ性蒸解パルプとしては、クラフト法パル
プ(蒸解液 NaOH+Na2 S)、ポリサルファイド
パルプ(蒸解液 NaOH+Na2 Sx)、ソーダーパ
ルプ(蒸解液 NaOH)、アルカリ性亜硫酸塩パルプ
(蒸解液 NaOH+Na2 SO3 )、炭酸ソーダーパ
ルプ(蒸解液 Na2 CO3 )、および酸素−ソーダ−
パルプ(蒸解液 O2 +NaOH)等がある。
【0010】これらパルプは前記した蒸解薬液に蒸解助
剤として環状ケト化合物(例えばアントラキノン、1,4
−ジヒドロ−9,10−ジケトアントラセン)を添加して
蒸解されたものであってもよい。また、上記アルカリ性
蒸解パルプとして好適なものはクラフト法パルプであ
り、このクラフト法パルプは、蒸解液の分割添加と、ダ
イジェスター内部での並流蒸解と向流蒸解からなるいわ
ゆる修正アルカリ性蒸解法(MCC法、Modified Conti
nuous Cooking )によって得られたパルプであつてもよ
い。これらのパルプは未晒パルプ、晒パルプの状態で、
あるいは未叩解、叩解パルプの状態で適宜単独でまたは
混合し使用される。
【0011】脱墨処理パルプとしては、上質紙系の電子
複写用紙、ビジネスフォーム用紙の古紙、いわゆるOA
古紙を脱墨処理して得られたパルプが好ましく、これら
のアルカリ性蒸解パルプ、脱墨処理パルプは単独にある
いは混合して使用されてもよく、従来のスラッシュパル
プ、ドライパルプ、DIPを配合してもよい。
【0012】本発明のアルカリ性蒸解パルプの原料とな
るリグノセルロース材料としては針葉樹チップ、広葉樹
チップ、ソーダスト等の木本性セルロース材料、並びに
非木材系セルロース材料、例えばバガス、ケナフ、ワ
ラ、アシ、エスパルト等の一年生植物を例示することが
できる。
【0013】第1工程について 第1工程の脱水工程で得られるパルプ濃度は固形分濃度
20%(絶乾)以上にする必要がある。第1工程のパル
プ濃度20%以上は第2工程のパルプに圧縮力を与えな
がら機械的混練処理を行う為の必須要件であり、第1工
程で脱水処理して得られたパルプ濃度が20%未満の場
合には第2工程でパルプに圧縮力を与えながら機械的混
練処理を行っても得られるパルプの柔軟化の程度は不十
分である。
【0014】脱水手段としては、スクリュープレス、デ
ィスクプレス、抄上げマシン、脱水フィルター(例え
ば、シボレラ(登録商標)、フジモトポルコン社製)で
パルプ濃度20%以上に機械的に脱水する。好ましい手
段としては、スクリュープレス、ディスクプレスのよう
に脱水工程の中にパルプの混練機能をも併せもつ装置が
好適に使用される。
【0015】パルプを機械的に20%以上に脱水出来る
装置であるならば必ずしも前記した装置に限定されるも
のではなく、前記した装置を1段又はそれ以上組み合わ
せてもよく、前記の異なる装置を2段以上組み合わせて
実施してもよい。また機械的脱水装置で20%以下に脱
水し、次いで乾燥装置と組み合わせてパルプ濃度20%
以上に脱水してもよいが、好ましくは前記機械的装置で
20%以上に脱水、次いで乾燥工程を併用して更に脱水
の程度を向上してもよい。
【0016】第2工程について 第2工程は第1工程において20%以上に脱水されたア
ルカリ性蒸解パルプおよび/またはDIPに圧縮力を与
えながらパルプ繊維とパルプ繊維が密に接触した状態で
機械的に混練を行うことによりパルプ繊維の収縮、カー
ル、キンキングが一層促進される。このカール、または
キンク(kink)したパルプでパルプシートを作成すると
手触りがより柔らかくなり、その程度はドライパルプと
同等かそれ以上となる。
【0017】なお、圧縮力を与えながら機械的混練処理
を行う手段としてはレファイナー、スクリュープレス、
ニーダー、二軸ミキサー、ディスパーザー等を使用する
ことができ、これらは同一手段を2段以上組み合わせて
実施してもよく、異なる手段を2段以上組み合わせても
よい。
【0018】第2工程のパルプ濃度は20〜50%好ま
しくは25〜35%である。この際の処理温度は常温、
加温下のいずれであってもよい。なお、第1工程での脱
水パルプ濃度が45%程度まで脱水処理された場合に
は、第2工程実施時に希釈液を添加してパルプ濃度を5
〜10%程度低下させてもよい。
【0019】なお第2工程においてパルプに及ぼす圧縮
力については厳密に測定することは困難であるが、種々
の試験結果からは0.5〜1.0Kg/cm2 の圧力が必要
であると考えられる。また消費電力に関しては100Kw
H /パルプton 〜300KwH/パルプton (絶乾又は風
乾)程度である。
【0020】なお第2工程の実施の際にセルラーゼ、ペ
クチノール、リバーゼ、ペクチナーゼ、リゾチーム、ア
シラーゼ、ペクターゼおよびリグニン分解酵素等の酵素
を単独または相互に混合してもよい。これらの添加によ
って得られるパルプの保水性、柔軟性および電力消費量
を改善することも可能である。
【0021】本発明によって得られた柔軟化処理パルプ
は柔軟化処理パルプ単独にて抄紙してもよく、また2種
以上の柔軟化処理パルプを混合して抄紙してもよく、更
には従来のスラッシュパルプ、ドライパルプ、DIPパ
ルプと混合して抄紙してもよい。
【0022】また本発明の柔軟化処理パルプは軽度の叩
解処理(フリーネス500ml、C.S.F.程度迄)を実施し
ても未処理パルプの叩解処理に比較してソフトネス値は
小さい値を示す特徴を有している。
【0023】以下本発明を実施例によって説明するが、
本願発明はこれによって何ら限定されるものではない。
なお実施例および比較例におけるパルプ濃度%は全て固
型分重量濃度(絶乾%)を示す。
【0024】以下の実施例および比較例において使用し
た柔軟化度を示すソフトネスの測定は以下に記載する方
法により測定した。
【0025】ソフトネス測定法 1.TAPPI手抄シートマシンにより16g/cm2
手抄シートを作成し、プレスを1回(3.5Kg/cm2
5分間)行った後、ドライヤーで乾燥(105℃,3.
5分)してから3時間以上調湿(20℃,65 %R
H)する。
【0026】2.調湿後手抄シートを10cm×10cmに
裁断して測定用試験片とする。1水準6枚。
【0027】3.ハンドル・オナメーター(J.TAP
PI紙パルプ試験法No34−80衛生用薄葉紙の柔ら
かさ試験方法)を用いてソフトネス値を測定する。ソフ
トネス値の定義試験片を一定の隙間に押し入れるのに要
する仕事量。従って値の小さい方が柔らかい。
【0028】4.データは試験片の縦・横を測定して平
均値をg/10cmで表示する。
【0029】実施例1 赤マツ、ダグラスファーを主体として針葉樹材未叩解晒
クラフトパルプ(フリーネス700ml、C.S.F 、白色度
82.0%、パルプ粘度14C.P.)をパルプ濃度3%で
第1工程のスクリュープレス(相川鉄工製、V−45
型)に送り、パルプ濃度35%に脱水した。次いで第2
工程にディスパーザー(相川鉄工製、TL−2型)を使
用してパルプ濃度35%で圧縮力を与えながら80℃で
5分間機械的混練処理を行った。ソフトネスの測定結果
及び第2工程の消費電力は未処理パルプ(比較例1)と
ともに表1に併記した。図1は実施例1で得られた柔軟
化処理パルプの拡大写真(倍率30倍)であり、図2は
未処理パルプ(第1工程、第2工程処理なし)の拡大写
真(倍率30倍)である。
【0030】実施例2 実施例1と同一のパルプ、装置を使用し、第1工程にお
いてパルプ濃度を24%に脱水し、次いで第2工程の混
練処理(パルプ濃度24%)を行った。ソフトネスの測
定結果および第2工程の消費電力を表1に併記した。
【0031】比較例2 実施例1と同一のパルプ、装置を使用し、第1工程にお
いてパルプ濃度を18%に脱水し、次いで第2工程の混
練処理(パルプ濃度18%)を行った。ソフトネスの測
定結果および第2工程の消費電力を表1に併記した。
【0032】実施例3 ブナ、ユーカリを主体とした広葉樹材未叩解晒クラフト
パルプ(フリーネス640ml、C.S.F 、白色度84.0
%、パルプ粘度16C.P.)をパルプ濃度3%で実施例1
と同一のスクリュープレスに送り、パルプ濃度34%に
脱水した。次いで第2工程として実施例1と同一のディ
スパーザーを使用してパルプ濃度34%で混練処理を行
った。混練処理は80℃で5分間行った。ソフトネスの
測定結果及び第2工程の消費電力は未処理パルプ(比較
例3)とともに表1に併記した。図3は実施例3で得ら
れた柔軟化処理パルプの拡大写真(倍率30倍)であ
り、図4は未処理パルプ(第1工程、第2工程処理な
し)の拡大写真(倍率30倍)である。
【0033】実施例4 実施例3と同一のパルプ、装置を使用し、第1工程にお
いてパルプ濃度を22%に脱水し、次いで第2工程の混
練処理(パルプ濃度22%)を行った。ソフトネスの測
定結果および第2工程の消費電力を表1に併記した。
【0034】比較例4 実施例3と同一のパルプ、装置を使用し、第1工程にお
いてパルプ濃度を18%に脱水し、次いで第2工程の混
練処理(パルプ濃度18%)を行った。ソフトネスの測
定結果および第2工程の消費電力を表1に併記した。
【0035】実施例5 実施例1で得られた柔軟化処理パルプをPFIミルでフ
リーネス550mlまで叩解して、ソフトネス値の測定を
行った。測定結果を表1に記した。
【0036】比較例5 比較例1の未処理パルプ(第1工程、第2工程処理な
し)をPFIミルでフリーネス550mlまで叩解して、
ソフトネス値の測定を行った。測定結果を表1に記し
た。
【0037】実施例6 実施例3で得られた柔軟化処理パルプをPFIミルでフ
リーネス550mlまで叩解して、ソフトネス値の測定を
行った。測定結果を表1に記した。
【0038】比較例6 比較例3の未処理パルプ(第1工程、第2工程処理な
し)をPFIミルでフリーネス550mlまで叩解して、
ソフトネス値の測定を行った。測定結果を表1に記し
た。
【0039】比較例7,8,9 実施例1,3で得られた柔軟化処理パルプとの比較のた
めに輸入ドライパルプ3種類の針葉樹オワイトスプルー
ス未叩解晒クラフトパルプ(フリーネス603ml、C.S.
F 、白色度88.9%、パルプ粘度13.0C.P.)、針
葉樹ヘムアック、スブルース混合未叩解晒クラフトドラ
イパルプ(フリーネス715ml、C.S.F、白色度87.
6%、パルプ粘度18.3C.P.)、及び広葉樹材ユーカ
リ未叩解晒クラフトドライパルプ(フリーネス630m
l、C.S.F 、白色度87.7%、パルプ粘度11.4C.
P.)についてそれぞれソフトネスの測定を行った(比較
例7,8,9)。測定結果を表1に記した。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアルカリ
性蒸解パルプおよび/または脱墨古紙パルプからなるス
ラッシュパルプから得られた新規な柔軟化処理パルプの
ソフトネスは、従来から使用されてきた脱水処理乾燥設
備を必要とするドライパルプと比較して同等以上の柔ら
かさを保持することは明らかであり、ティシュペーパー
用の新規な柔軟化処理パルプを提供することが可能とな
った。
【0042】また、ティシュペーパーの湿式抄紙法にお
いて、柔軟化を発現するための抄紙機の選定、添加薬品
に依存する程度を軽減するという副次的効果を有する。
【0043】更には本発明の新規な柔軟化処理パルプ
は、パルプに脱水処理−圧縮力を与えながらの機械的混
練処理を行うことにより、パルプにカール、キンキング
等の形状変化を与えることによって達成されるものであ
り、従来のスラッシュパルプをドライパルプにして使用
する場合にはスラッシュパルプの抄上マシン等の脱水設
備、フレクトドライヤー、シリンダードライヤー、フラ
ッシュドライヤー等の乾燥設備の設置及び乾燥エネルギ
ーが必要であるが、本発明の新規な柔軟化処理パルプは
これらの装置を必要としない副次的効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた柔軟化処理パルプ繊維の形
状を示す拡大写真。
【図2】実施例1で用いられたパルプ繊維の形状を示す
拡大写真。
【図3】実施例3で得られた柔軟化処理パルプ繊維の形
状を示す拡大写真。
【図4】実施例3で用いられたパルプ繊維の形状を示す
拡大写真。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リグノセルロース材料をアルカリ性蒸解
    薬液によって蒸解して得られたパルプおよび/または脱
    墨古紙パルプを固型分濃度20%以上に脱水し、次いで
    前記脱水パルプに圧縮力を与えながら機械的混練処理を
    行って得られた柔軟化処理パルプ。
  2. 【請求項2】 リファイナー、スクリュープレス、ニー
    ダー、二軸ミキサー、ディスパーザ等から選ばれる少な
    くとも1以上の手段によって圧縮力を与えながら機械的
    混練処理を行うことにより得られた特許請求の範囲第1
    項に記載の柔軟化処理パルプ。
  3. 【請求項3】 リグノセルロース材料をアルカリ性蒸解
    薬液によって蒸解して得られたパルプおよび/または脱
    墨古紙パルプを固型分濃度20%以上に脱水し、次いで
    前記脱水パルプに圧縮力を与えながら機械的混練処理を
    行って得られた柔軟化処理パルプを抄紙して得られたテ
    ィシュペーパー。
JP3207136A 1991-07-25 1991-07-25 柔軟化処理パルプおよび柔軟化処理パルプを抄紙して得られたテイシユペーパー Pending JPH0523262A (ja)

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