JPS61244933A - デイスクブレ−キの鳴き防止型キヤリパ - Google Patents
デイスクブレ−キの鳴き防止型キヤリパInfo
- Publication number
- JPS61244933A JPS61244933A JP60085248A JP8524885A JPS61244933A JP S61244933 A JPS61244933 A JP S61244933A JP 60085248 A JP60085248 A JP 60085248A JP 8524885 A JP8524885 A JP 8524885A JP S61244933 A JPS61244933 A JP S61244933A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- caliper
- string
- disc rotor
- claw part
- rubber layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/0006—Noise or vibration control
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D55/00—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
- F16D2055/0004—Parts or details of disc brakes
- F16D2055/0016—Brake calipers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明はディスクブレーキの鳴き防止型キャリパに関す
るものであり、特に、その耐久性の向上に関するもので
ある。
るものであり、特に、その耐久性の向上に関するもので
ある。
従来の技術
ディスクブレーキには、キャリパが液圧シリンダ部とこ
れに対向して形成された爪部とを備えるとともに、支持
部材によりディスクロータの回転中心線に平行な方向に
移動可能に支持されて、一対のブレーキパッドをディス
クロータに押圧するようにされたものがあるが、この種
のディスクブレーキにおいては制動時に不快な音(鳴き
)が発生し易い。この鳴きは、ブレーキパッドがディス
クロータに押し付けられたときに振動し、ディスクロー
ダおよびキャリパが共振することにより発生するのであ
り、上記のような形式のディスクブレーキにおいては、
液圧シリンダ部側はその液圧シリンダ内の液体がダンピ
ング材として作用することにより比較的共振が抑制され
易いのであるが、爪部側は、爪部がブレーキパッドに直
接接触する上、上記液体のように振動抑制作用を為すも
のがないため共振し易い。
れに対向して形成された爪部とを備えるとともに、支持
部材によりディスクロータの回転中心線に平行な方向に
移動可能に支持されて、一対のブレーキパッドをディス
クロータに押圧するようにされたものがあるが、この種
のディスクブレーキにおいては制動時に不快な音(鳴き
)が発生し易い。この鳴きは、ブレーキパッドがディス
クロータに押し付けられたときに振動し、ディスクロー
ダおよびキャリパが共振することにより発生するのであ
り、上記のような形式のディスクブレーキにおいては、
液圧シリンダ部側はその液圧シリンダ内の液体がダンピ
ング材として作用することにより比較的共振が抑制され
易いのであるが、爪部側は、爪部がブレーキパッドに直
接接触する上、上記液体のように振動抑制作用を為すも
のがないため共振し易い。
鳴きの発生を防止するために従来より種々の手段が講じ
られているが、その一つとして、実開昭53−1468
82号公報には、キャリパの爪部のブレーキパッドに当
接する面に薄いゴムコーティング層から成るダンピング
材層を形成して爪部の振動を抑制し、鳴きの発生を防止
するようにしたキャリパが記載されている。
られているが、その一つとして、実開昭53−1468
82号公報には、キャリパの爪部のブレーキパッドに当
接する面に薄いゴムコーティング層から成るダンピング
材層を形成して爪部の振動を抑制し、鳴きの発生を防止
するようにしたキャリパが記載されている。
発明が解決しようとする問題点
しかし、このように爪部にゴムをコーティングしてダン
ピング材層を形成しても、このダンピング材層は破損し
易く、ディスクブレーキの使用当初においては鳴き防止
効果が得られるもののその効果を長期間にわたって維持
することが難しいという問題があった。
ピング材層を形成しても、このダンピング材層は破損し
易く、ディスクブレーキの使用当初においては鳴き防止
効果が得られるもののその効果を長期間にわたって維持
することが難しいという問題があった。
問題点を解決するための手段
本発明は上記のような問題を解決するために為されたも
のであり、液圧シリンダ部とこれに対向して形成された
爪部とを備え、支持部材によりディスクロータの回転中
心線に平行な方向に移動可能に支持されて一対のブレー
キパッドを前記ディスクロータに押圧するキャリパの爪
部に、合成樹脂が含浸させられた紐状体が巻き付けられ
るとともにその紐状体を覆う状態でゴム層が形成された
ものである。
のであり、液圧シリンダ部とこれに対向して形成された
爪部とを備え、支持部材によりディスクロータの回転中
心線に平行な方向に移動可能に支持されて一対のブレー
キパッドを前記ディスクロータに押圧するキャリパの爪
部に、合成樹脂が含浸させられた紐状体が巻き付けられ
るとともにその紐状体を覆う状態でゴム層が形成された
ものである。
発明の効果
このように構成された鳴き防止型キャリパにおいては、
爪部に巻かれた紐状体がゴム層を補強する作用を為すた
め、ブレーキパッドに繰り返し押し付けられても割れや
変形等が生ずることが少なく、長期間にわたって爪部の
振動を抑制することができ、耐久性に優れた鳴き防止型
キャリパが得られることとなる。
爪部に巻かれた紐状体がゴム層を補強する作用を為すた
め、ブレーキパッドに繰り返し押し付けられても割れや
変形等が生ずることが少なく、長期間にわたって爪部の
振動を抑制することができ、耐久性に優れた鳴き防止型
キャリパが得られることとなる。
実施例
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。
。
第1図および第2図において10はキャリパであり、は
ぼコの字形を成し、ディスクロータ12を跨いで配設さ
れている。キャリパ10は図示しない固定部材に取り付
けられた支持部材14によりディスクロータ12の回転
中心線に平行な方向に移動可能に支持されており、その
ディスクロータ12に対向する一方の側には液圧シリン
ダ部16が、他方の側には一対の爪部18が形成されて
いる。また、ディスクロータ12の両側には、キャリパ
10によりディスクロータ12に押し付けられるブレー
キパッドとしてのインナパッド20およびアウタパッド
22が配設されている。これらインナパッド20.アウ
タパッド22は、それぞれ金属製の裏板24,26に摩
擦材28.30が固着されて成るものであり、第1図に
示すように、アウタパッド22は、裏板26のディスク
ロータ12の周方向の両端部にそれぞれ形成された突起
32が前記支持部材14に形成された一対の係合溝34
に係合させられて、ディスクロータ12の回転中心線に
平行な方向に移動可能に支持されている。図示はしない
が、インナパッド20も同様にして支持部材14により
支持されている。
ぼコの字形を成し、ディスクロータ12を跨いで配設さ
れている。キャリパ10は図示しない固定部材に取り付
けられた支持部材14によりディスクロータ12の回転
中心線に平行な方向に移動可能に支持されており、その
ディスクロータ12に対向する一方の側には液圧シリン
ダ部16が、他方の側には一対の爪部18が形成されて
いる。また、ディスクロータ12の両側には、キャリパ
10によりディスクロータ12に押し付けられるブレー
キパッドとしてのインナパッド20およびアウタパッド
22が配設されている。これらインナパッド20.アウ
タパッド22は、それぞれ金属製の裏板24,26に摩
擦材28.30が固着されて成るものであり、第1図に
示すように、アウタパッド22は、裏板26のディスク
ロータ12の周方向の両端部にそれぞれ形成された突起
32が前記支持部材14に形成された一対の係合溝34
に係合させられて、ディスクロータ12の回転中心線に
平行な方向に移動可能に支持されている。図示はしない
が、インナパッド20も同様にして支持部材14により
支持されている。
そして、液圧シリンダ部16に液圧が供給されれば、ピ
ストン36が前進してインナバッド20をディスクロー
タ12の一方の面に押し付けるとともに、その反力によ
ってキャリパ10が移動し、爪部18がアウタパッド2
2をディスクロータ12の他方の面に押し付け、ディス
クロータ12の回転が抑制される。
ストン36が前進してインナバッド20をディスクロー
タ12の一方の面に押し付けるとともに、その反力によ
ってキャリパ10が移動し、爪部18がアウタパッド2
2をディスクロータ12の他方の面に押し付け、ディス
クロータ12の回転が抑制される。
上記一対の爪部18には、それぞれ耐熱性繊維から成る
紐状体38が巻き付けられるとともに、その巻き付けら
れた紐状体38全体を覆う状態でゴム層40が形成され
ている。以下、紐状体38およびゴム層40の形成方法
について説明する。
紐状体38が巻き付けられるとともに、その巻き付けら
れた紐状体38全体を覆う状態でゴム層40が形成され
ている。以下、紐状体38およびゴム層40の形成方法
について説明する。
紐状体38は例えばアスベスト繊維がより合わされて成
るものであり、補強のために耐熱性の優れたフェノール
樹脂が含浸させられている。紐状体38の直径は1.0
〜4.0mmとすることが望ましく、2.0〜3.0
+a+++とすることが特に望ましい。また、フェノー
ル樹脂の含浸量は、紐状体38の質量の10〜30%と
することが望ましく、20〜25%とすることが特に望
ましい。この含浸の後、紐状体38を乾燥させ、さらに
硫黄を混入したブタジェンスチレンゴム(SBR)の溶
液に浸してその表面にゴムを付着させる。この付着量は
紐状体38のフェノール樹脂が含浸させられていない状
態での質量の20〜50%とすることが望ましく、30
〜40%とすることが特に望ましい。このようなブタジ
ェンスチレンゴムの付着の後、紐状体38を予め塩化ゴ
ム系等の接着剤を塗布しておいた爪部18に巻き付ける
。この巻付けに伴って紐状体38と爪部18とに挟まれ
たゴムが側力へ押し出され、紐状体38が爪部18にほ
ぼ密着するとともに、紐状体38の隙間がゴムによって
埋められた状態となる。
るものであり、補強のために耐熱性の優れたフェノール
樹脂が含浸させられている。紐状体38の直径は1.0
〜4.0mmとすることが望ましく、2.0〜3.0
+a+++とすることが特に望ましい。また、フェノー
ル樹脂の含浸量は、紐状体38の質量の10〜30%と
することが望ましく、20〜25%とすることが特に望
ましい。この含浸の後、紐状体38を乾燥させ、さらに
硫黄を混入したブタジェンスチレンゴム(SBR)の溶
液に浸してその表面にゴムを付着させる。この付着量は
紐状体38のフェノール樹脂が含浸させられていない状
態での質量の20〜50%とすることが望ましく、30
〜40%とすることが特に望ましい。このようなブタジ
ェンスチレンゴムの付着の後、紐状体38を予め塩化ゴ
ム系等の接着剤を塗布しておいた爪部18に巻き付ける
。この巻付けに伴って紐状体38と爪部18とに挟まれ
たゴムが側力へ押し出され、紐状体38が爪部18にほ
ぼ密着するとともに、紐状体38の隙間がゴムによって
埋められた状態となる。
この状態の爪部18を加熱・加圧成形するのであるが、
そのための金型は、キャリパ10の移動方向に対して直
角な面に沿って分割されて成るものであり、まず、爪部
18を一方の型に嵌め入れた後、他方の型をキャリパ1
0の外側から爪部18に向かって移動させ、両型により
爪部18を挟んで加熱および加圧を行うこととなる。本
実施例においてこの加熱および加圧は、温度145〜1
85℃、成形荷重500〜1500 kgで5〜15分
間行うのであり、それによって第3図に示すように、紐
状体38が爪部18に接着されるとともにその紐状体3
8を覆う状態でゴム層40が形成される。なお、この加
熱・加圧の後に更に爪部18に230〜250℃の温度
で2〜3時間程度の熱処理を施すことが望ましいが、省
略してもよい。
そのための金型は、キャリパ10の移動方向に対して直
角な面に沿って分割されて成るものであり、まず、爪部
18を一方の型に嵌め入れた後、他方の型をキャリパ1
0の外側から爪部18に向かって移動させ、両型により
爪部18を挟んで加熱および加圧を行うこととなる。本
実施例においてこの加熱および加圧は、温度145〜1
85℃、成形荷重500〜1500 kgで5〜15分
間行うのであり、それによって第3図に示すように、紐
状体38が爪部18に接着されるとともにその紐状体3
8を覆う状態でゴム層40が形成される。なお、この加
熱・加圧の後に更に爪部18に230〜250℃の温度
で2〜3時間程度の熱処理を施すことが望ましいが、省
略してもよい。
また、爪部18に塗布する接着剤を紐状体38に含浸さ
廿るフェノール樹脂と同系のものとしておけば、紐状体
38はより確実に爪部18に固定されることとなる。
廿るフェノール樹脂と同系のものとしておけば、紐状体
38はより確実に爪部18に固定されることとなる。
このように爪部18に紐状体38を巻き付けるとともに
それを覆う状態でゴム層40を形成すれば、爪部18が
アウタパッド22をディスクロータ12に押し付けたと
き、アウタパッド22とディスクロータ12との摺接に
よりアウタパッド22が振動してもその振動はゴム層4
0および紐状体38により吸収されるため爪部18の共
振が良好に防止され、鳴きの発生が回避される。
それを覆う状態でゴム層40を形成すれば、爪部18が
アウタパッド22をディスクロータ12に押し付けたと
き、アウタパッド22とディスクロータ12との摺接に
よりアウタパッド22が振動してもその振動はゴム層4
0および紐状体38により吸収されるため爪部18の共
振が良好に防止され、鳴きの発生が回避される。
本キャリパ10の鳴き防止効果および耐久性を調べるた
めに、アウタパッド22の摩擦材30の温度および液圧
シリンダ部16に供給する液圧(ホイールシリンダ圧力
)の大きさを種々に変えて実車試験を行った。すなわち
、第4図に示すように、摩擦材30の温度を常温、50
℃、100°C1150℃、200℃の5段階に変える
一方、ホイールシリンダ圧力を2.5 kg/crA、
5 kg/crA、 10kg/cffl、
15 kg/cJの4段階に変え、第4図において摩擦
材30の上記設定温度を表す縦の目盛線とホイールシリ
ンダの設定圧力を表す横の目盛線との交点で表される2
0種類の試験条件を設定したのである。そして、まず、
常温においてホイールシリンダ圧力の大きさを前記4段
階に順次変化させ、4種類の制動を10回繰り返し、計
40回の制動を行った後、ブレーキを引摺り状態に保つ
ことにより摩擦材30の温度を順次上昇させ、50°C
,100℃、150℃、200℃の状態においてそれぞ
れ40回ずつ合計200回の制動を行ってこれを1サイ
クルとし、このような制動を7サイクル行った。続いて
フェード試験を行った後、さらに3サイクルの制動を行
って各サイクル毎に何回鳴きが発生するかを稠ぺた。
めに、アウタパッド22の摩擦材30の温度および液圧
シリンダ部16に供給する液圧(ホイールシリンダ圧力
)の大きさを種々に変えて実車試験を行った。すなわち
、第4図に示すように、摩擦材30の温度を常温、50
℃、100°C1150℃、200℃の5段階に変える
一方、ホイールシリンダ圧力を2.5 kg/crA、
5 kg/crA、 10kg/cffl、
15 kg/cJの4段階に変え、第4図において摩擦
材30の上記設定温度を表す縦の目盛線とホイールシリ
ンダの設定圧力を表す横の目盛線との交点で表される2
0種類の試験条件を設定したのである。そして、まず、
常温においてホイールシリンダ圧力の大きさを前記4段
階に順次変化させ、4種類の制動を10回繰り返し、計
40回の制動を行った後、ブレーキを引摺り状態に保つ
ことにより摩擦材30の温度を順次上昇させ、50°C
,100℃、150℃、200℃の状態においてそれぞ
れ40回ずつ合計200回の制動を行ってこれを1サイ
クルとし、このような制動を7サイクル行った。続いて
フェード試験を行った後、さらに3サイクルの制動を行
って各サイクル毎に何回鳴きが発生するかを稠ぺた。
従来との比較のためにキャリパ10の他に、爪部とアウ
タパッドとの間にシム等ダンピング材が何も介在させら
れていないキャリパおよび爪部とアウタパッドとの間に
ゴムコーテイング付のシムが介在させられたキャリパを
使用し、上記と同様にしてフェード試験を挟んで10サ
イクルの制動を行い、各サイクル毎における鳴きの発生
回数を調べた。これら従来のキャリパおよび本キャリパ
10の各サイクル毎における鳴きの発生率(1サイクル
における鳴きの発生回数の制動回数に対する割合)の変
化をグラフにして第5図に示す。
タパッドとの間にシム等ダンピング材が何も介在させら
れていないキャリパおよび爪部とアウタパッドとの間に
ゴムコーテイング付のシムが介在させられたキャリパを
使用し、上記と同様にしてフェード試験を挟んで10サ
イクルの制動を行い、各サイクル毎における鳴きの発生
回数を調べた。これら従来のキャリパおよび本キャリパ
10の各サイクル毎における鳴きの発生率(1サイクル
における鳴きの発生回数の制動回数に対する割合)の変
化をグラフにして第5図に示す。
このグラフにおいて、白丸を結んだ折れ線はダンピング
材が設けられていないキャリパの鳴きの発生率を示し、
白黒の丸を結んだ折れ線はゴムコーテイング付のシムが
設けられたキャリパの鳴きの発生率を示し、黒丸を結ん
だ折れ線が本キャリパ10の鳴きの発生率を示すもので
ある。このグラフから明らかなように、本キャリパ10
によれば従来のキャリパに比較して鳴きの発生回数が少
なく、しかも、従来のキャリパにおいては制動を繰り返
すに従って鳴きの発生率が飛曜的にあるいは比例的に増
大しているのに対して、本キャリパlOはフェード試験
の後にやや増える程度で済んでいる。
材が設けられていないキャリパの鳴きの発生率を示し、
白黒の丸を結んだ折れ線はゴムコーテイング付のシムが
設けられたキャリパの鳴きの発生率を示し、黒丸を結ん
だ折れ線が本キャリパ10の鳴きの発生率を示すもので
ある。このグラフから明らかなように、本キャリパ10
によれば従来のキャリパに比較して鳴きの発生回数が少
なく、しかも、従来のキャリパにおいては制動を繰り返
すに従って鳴きの発生率が飛曜的にあるいは比例的に増
大しているのに対して、本キャリパlOはフェード試験
の後にやや増える程度で済んでいる。
このような試験を行うことによりゴム層40の厚さがや
や減少して紐状体38が透けて見える部分も生じたが、
紐状体38がゴム層40の補強材として機能するためゴ
ムJW40がそれ以上薄くなることはないのであり、上
述した試験の結果から明らかなように、本キャリパ10
は鳴きの発生が少なく、しかも制動回数が増えても鳴き
の発生率がそれほど増大しないことにより耐久性に優れ
たものであることがわかる。
や減少して紐状体38が透けて見える部分も生じたが、
紐状体38がゴム層40の補強材として機能するためゴ
ムJW40がそれ以上薄くなることはないのであり、上
述した試験の結果から明らかなように、本キャリパ10
は鳴きの発生が少なく、しかも制動回数が増えても鳴き
の発生率がそれほど増大しないことにより耐久性に優れ
たものであることがわかる。
なお、上記実施例においてゴム層40を形成するブタジ
ェンスチレンゴムは、紐状体38を爪部18に巻き付け
る前に予めその外表面に付着されるようになっていたが
、紐状体38を爪部18に巻き付けた後に紐状体38上
に塗布するようにしてもよい。この場合には、塗布され
たゴムは加熱・加圧成形が為されることにより紐状体3
8の間へ入り込まされてゴム層を形成することとなる。
ェンスチレンゴムは、紐状体38を爪部18に巻き付け
る前に予めその外表面に付着されるようになっていたが
、紐状体38を爪部18に巻き付けた後に紐状体38上
に塗布するようにしてもよい。この場合には、塗布され
たゴムは加熱・加圧成形が為されることにより紐状体3
8の間へ入り込まされてゴム層を形成することとなる。
また、上記実施例において紐状体38は爪部18に一重
に巻き付けられるのみであったが、二重以上に巻き付け
てもよい。
に巻き付けられるのみであったが、二重以上に巻き付け
てもよい。
その他、いちいち例示することはしないが、本発明は当
業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した態様で
実施することができる。
業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した態様で
実施することができる。
第1図は本発明の一実施例である鳴き防止型キャリパを
示す正面図であり、第2図は第1図における■−■断面
図である。第3図は第1図に示したキャリパの爪部に巻
き付けられた紐状体およびその紐状体を覆う状態で形成
されたゴム層を拡大して示す側面断面図である。第4図
は上記キャリパの鳴き防止効果および耐久性を調べるた
めに為された試験の条件を説明するための図である。第
5図は第4図に示した条件により第1図に示したキャリ
パおよび従来のキャリパについて行った試験の結果を示
すグラフである。 10:キャリパ 12:ディスクロータ14:支
持部材 16:液圧シリンダ部18:爪部
示す正面図であり、第2図は第1図における■−■断面
図である。第3図は第1図に示したキャリパの爪部に巻
き付けられた紐状体およびその紐状体を覆う状態で形成
されたゴム層を拡大して示す側面断面図である。第4図
は上記キャリパの鳴き防止効果および耐久性を調べるた
めに為された試験の条件を説明するための図である。第
5図は第4図に示した条件により第1図に示したキャリ
パおよび従来のキャリパについて行った試験の結果を示
すグラフである。 10:キャリパ 12:ディスクロータ14:支
持部材 16:液圧シリンダ部18:爪部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 液圧シリンダ部とこれに対向して形成された爪部とを備
え、支持部材によりディスクロータの回転中心線に平行
な方向に移動可能に支持されて一対のブレーキパッドを
前記ディスクロータに押圧するキャリパであって、 前記爪部に、合成樹脂が含浸させられた紐状体が巻き付
けられるとともにその紐状体を覆う状態でゴム層が形成
されていることを特徴とするディスクブレーキの鳴き防
止型キャリパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60085248A JPS61244933A (ja) | 1985-04-19 | 1985-04-19 | デイスクブレ−キの鳴き防止型キヤリパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60085248A JPS61244933A (ja) | 1985-04-19 | 1985-04-19 | デイスクブレ−キの鳴き防止型キヤリパ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61244933A true JPS61244933A (ja) | 1986-10-31 |
Family
ID=13853266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60085248A Pending JPS61244933A (ja) | 1985-04-19 | 1985-04-19 | デイスクブレ−キの鳴き防止型キヤリパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61244933A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5358078A (en) * | 1992-07-04 | 1994-10-25 | Fichtel & Sachs Ag | Hydraulically-operable disk brake for bicycles or similar vehicles |
-
1985
- 1985-04-19 JP JP60085248A patent/JPS61244933A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5358078A (en) * | 1992-07-04 | 1994-10-25 | Fichtel & Sachs Ag | Hydraulically-operable disk brake for bicycles or similar vehicles |
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