JPS61241368A - 防汚性ゲル状組成物 - Google Patents
防汚性ゲル状組成物Info
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- JPS61241368A JPS61241368A JP8388385A JP8388385A JPS61241368A JP S61241368 A JPS61241368 A JP S61241368A JP 8388385 A JP8388385 A JP 8388385A JP 8388385 A JP8388385 A JP 8388385A JP S61241368 A JPS61241368 A JP S61241368A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、船舶等の水没部分に応用して藻類、フジッ
ボ類、貝類等の水中生物の付着成長を防止する防汚性ゲ
ル状組成物に量子るものである。
ボ類、貝類等の水中生物の付着成長を防止する防汚性ゲ
ル状組成物に量子るものである。
ヨツト、ボート、貨物船、漁船等の船舶や灯浮標、ブイ
、石油備蓄構造物等の海洋・海底構造物ならびに魚網、
タコツボのような漁獲用具等については、その水没部分
に藻類、フジッボ類、こけむし類、貝類等の水中生物が
付着成長し、各種の弊害をもたらしている。例えば、海
洋構造物では水中生物の付着成長により構造物自体の腐
食が始まったり、付設管類中での水中生物の成長により
管類が詰まったりする。また、船舶では、上記水中生物
の船底等への付着により船体の重量が増加するとともに
、水に対する抵抗が増加するため、航行速力の低減を招
来し、燃料費が増大するというような問題が生じている
。さらに、魚網等の漁獲用具については長期間水中に浸
漬しておくと、上記水中生物が付着成長し、魚網の網目
が詰まったりして魚類の大量死等の被害を生ずるという
ような問題が生じている。
、石油備蓄構造物等の海洋・海底構造物ならびに魚網、
タコツボのような漁獲用具等については、その水没部分
に藻類、フジッボ類、こけむし類、貝類等の水中生物が
付着成長し、各種の弊害をもたらしている。例えば、海
洋構造物では水中生物の付着成長により構造物自体の腐
食が始まったり、付設管類中での水中生物の成長により
管類が詰まったりする。また、船舶では、上記水中生物
の船底等への付着により船体の重量が増加するとともに
、水に対する抵抗が増加するため、航行速力の低減を招
来し、燃料費が増大するというような問題が生じている
。さらに、魚網等の漁獲用具については長期間水中に浸
漬しておくと、上記水中生物が付着成長し、魚網の網目
が詰まったりして魚類の大量死等の被害を生ずるという
ような問題が生じている。
このような水中生物の付着成長による各種の弊害を防止
するため、従来は上記船舶、海洋・海底構造物等の水没
部分に塗料を塗装し、その塗料中に毒物を混入するとい
うことを中心に各種の提案がなされている。例えば、亜
酸化銅、有機錫系化合物等の毒物を合成樹脂、ロジン等
を主成分とする塗料に混合して、防汚塗料を作り、これ
を上記水没部分に塗装するということが提案されている
。また、その塗料の防汚性を長期間保持させるた、めに
その防汚塗料の塗装面上にプラスチックシートや水不溶
性親水性樹脂等の皮膜を設けたりして上記塗装面を被覆
するという提案もなされている(特開昭49−6060
号参照)。
するため、従来は上記船舶、海洋・海底構造物等の水没
部分に塗料を塗装し、その塗料中に毒物を混入するとい
うことを中心に各種の提案がなされている。例えば、亜
酸化銅、有機錫系化合物等の毒物を合成樹脂、ロジン等
を主成分とする塗料に混合して、防汚塗料を作り、これ
を上記水没部分に塗装するということが提案されている
。また、その塗料の防汚性を長期間保持させるた、めに
その防汚塗料の塗装面上にプラスチックシートや水不溶
性親水性樹脂等の皮膜を設けたりして上記塗装面を被覆
するという提案もなされている(特開昭49−6060
号参照)。
また最近では、有機錫系化合物を高分子重合体と結合し
、これを防汚塗料の成分とすることにより上記高分子重
合体を加水分解させて徐々に有機錫系化合物を放出させ
、防汚効果を延長させる試みもなされている。
、これを防汚塗料の成分とすることにより上記高分子重
合体を加水分解させて徐々に有機錫系化合物を放出させ
、防汚効果を延長させる試みもなされている。
このように従来の提案法は、毒物を防汚塗料等の中に含
有させるということを中心に行われており、その毒物に
よって水中生物、特に海中生物が船舶等の水没部分に付
着することを防止するものである。しかしながら、この
ように塗料中に毒物を含有させることは単に水中生物の
付着防止のみにとどまらず、水中に溶出する毒物によっ
て海水等の水の汚染が生じるという大きな問題が生じる
。特に、このような毒物による水中汚染は、その水中に
生息する魚類や貝類等に悪影響をもたらし、著しい場合
には、その死滅をもたらす可能性もあり、場合によって
は、そのような毒物等で汚染された魚類等を摂取した人
間等にも悪影響をおよぼすのである。
有させるということを中心に行われており、その毒物に
よって水中生物、特に海中生物が船舶等の水没部分に付
着することを防止するものである。しかしながら、この
ように塗料中に毒物を含有させることは単に水中生物の
付着防止のみにとどまらず、水中に溶出する毒物によっ
て海水等の水の汚染が生じるという大きな問題が生じる
。特に、このような毒物による水中汚染は、その水中に
生息する魚類や貝類等に悪影響をもたらし、著しい場合
には、その死滅をもたらす可能性もあり、場合によって
は、そのような毒物等で汚染された魚類等を摂取した人
間等にも悪影響をおよぼすのである。
また、上記の各種の提案法は、すでに述べたように、毒
物を徐々に水中に溶出させて水中生物の付着防止(防汚
)を図るため、毒物が溶出しつくされてしまえば、水中
生物に対する防汚効果がなくなり、再び水中生物の付着
成長が始まるようになる。したがって、防汚性を持続さ
せるためには、再施工を行うことが必要となり、これに
は真人な経費がかかる。
物を徐々に水中に溶出させて水中生物の付着防止(防汚
)を図るため、毒物が溶出しつくされてしまえば、水中
生物に対する防汚効果がなくなり、再び水中生物の付着
成長が始まるようになる。したがって、防汚性を持続さ
せるためには、再施工を行うことが必要となり、これに
は真人な経費がかかる。
このように経費の面から、また毒物による水中汚染を防
汚するという点から、毒物を使用しないで水中生物の付
着成長を防止する方法の提供が強く要望されている。
汚するという点から、毒物を使用しないで水中生物の付
着成長を防止する方法の提供が強く要望されている。
この発明はこのような事情に鑑みなされたもので、毒物
によって水中汚染することなく長期間に渡って水中生物
の付着防止効果を発現しうる防汚性ゲル状組成物の提供
をその目的とするものである。
によって水中汚染することなく長期間に渡って水中生物
の付着防止効果を発現しうる防汚性ゲル状組成物の提供
をその目的とするものである。
上記の目的を達成するため、この発明の防汚性ゲル状組
成物は、ゲル構造の骨格となるゴム成分が溶解されてい
る高沸点油性物質分散媒と水分散相とを有するエマルジ
ョンのゲル化によって構成された防汚性ゲル状組成物で
あって、上記エマルジョンが、上記高沸点油性物質分散
媒と水分散相との相互の割合を前者15〜95重量%に
対して後者85〜5重量%に設定しているW/O型エマ
ルジョンであるという構成をとる。
成物は、ゲル構造の骨格となるゴム成分が溶解されてい
る高沸点油性物質分散媒と水分散相とを有するエマルジ
ョンのゲル化によって構成された防汚性ゲル状組成物で
あって、上記エマルジョンが、上記高沸点油性物質分散
媒と水分散相との相互の割合を前者15〜95重量%に
対して後者85〜5重量%に設定しているW/O型エマ
ルジョンであるという構成をとる。
本発明者らは、毒物を用いないで水中生物の付着成長を
防止するため、まず、水中生物の付着成長機構について
研究を重ねた。その結果、上記水中生物が船舶等の水没
部分に付着する場合には、まず、水中生物の幼生体、例
えばフジッボであればシブリス、藻類であればその種子
等が水没部分に付着しそこから成長していくことを見い
出した。
防止するため、まず、水中生物の付着成長機構について
研究を重ねた。その結果、上記水中生物が船舶等の水没
部分に付着する場合には、まず、水中生物の幼生体、例
えばフジッボであればシブリス、藻類であればその種子
等が水没部分に付着しそこから成長していくことを見い
出した。
したがって、このような水中生物の幼生体の付着を防止
することができれば、上記のような各種の弊害を除くこ
とができる。そこで、本発明者らは、そのような幼生体
の付着防止についてさらに研究を重ねた結果、上記幼生
体は固定面に対しては容易に付着するが、物理的不安定
面については、付着が困難であり、特に上記物理的不安
定面を応力分散能力に優れたゲル状組成物で構成すると
顕著な効果が得られることを見い出し、この発明に到達
したのである。
することができれば、上記のような各種の弊害を除くこ
とができる。そこで、本発明者らは、そのような幼生体
の付着防止についてさらに研究を重ねた結果、上記幼生
体は固定面に対しては容易に付着するが、物理的不安定
面については、付着が困難であり、特に上記物理的不安
定面を応力分散能力に優れたゲル状組成物で構成すると
顕著な効果が得られることを見い出し、この発明に到達
したのである。
この発明の防汚性ゲル状組成物は、ゲル構造の骨格がゴ
ム成分からなり、その骨格の間に上記エマルジョンの水
分散相等が微細な粒状となって保持されているという特
殊な構造になっており、従来の含水ゲルには見られない
ような良好な弾性を有しているうえに、外力を加えると
容易に変形するが、この変形に際し、ゲル中に含まれる
水等が応力を吸収ないし分散させる働きをし、外力を排
除するとその変形が徐々に回復し、通常約1〜2分後に
原形に戻るという応力分散特性を有している。
ム成分からなり、その骨格の間に上記エマルジョンの水
分散相等が微細な粒状となって保持されているという特
殊な構造になっており、従来の含水ゲルには見られない
ような良好な弾性を有しているうえに、外力を加えると
容易に変形するが、この変形に際し、ゲル中に含まれる
水等が応力を吸収ないし分散させる働きをし、外力を排
除するとその変形が徐々に回復し、通常約1〜2分後に
原形に戻るという応力分散特性を有している。
したがって、水中生物幼生体の付着が防止される。すな
わち、水中生物の幼生体は、本来藻類等の不安定構造面
には付着しないものであり、たとえこの発明の防汚性ゲ
ル状組成物面に付着しようとしても、上記防汚性ゲル状
組成物が物理的不安定構造のため潮、水流、波力などの
作用およびその含有高沸点油性物質の離型効果との相乗
作用により、付着できないものと思われる。また、この
防汚性ゲル状組成物は、水溶性高分子化合物に水を吸収
させ膨潤させてなる従来の含水ゲルとは異なり、含有さ
れる水が水粒子としてゲル構造内に包含されているため
、含水量の多少にかかわらずゲル自体は強靭であるとと
もに、大気中に長時間放置しても水分は殆ど蒸散せず、
また、−20℃程度の低温下でもゲル全体が凍結せず、
ゲル構造内の水等の粒子だけが凍結して柔軟性を失わず
、−30℃〜+95℃までの広い温度範囲に渡ってゲル
の原形と寸法を保ち優れた防汚性を発現するものである
。
わち、水中生物の幼生体は、本来藻類等の不安定構造面
には付着しないものであり、たとえこの発明の防汚性ゲ
ル状組成物面に付着しようとしても、上記防汚性ゲル状
組成物が物理的不安定構造のため潮、水流、波力などの
作用およびその含有高沸点油性物質の離型効果との相乗
作用により、付着できないものと思われる。また、この
防汚性ゲル状組成物は、水溶性高分子化合物に水を吸収
させ膨潤させてなる従来の含水ゲルとは異なり、含有さ
れる水が水粒子としてゲル構造内に包含されているため
、含水量の多少にかかわらずゲル自体は強靭であるとと
もに、大気中に長時間放置しても水分は殆ど蒸散せず、
また、−20℃程度の低温下でもゲル全体が凍結せず、
ゲル構造内の水等の粒子だけが凍結して柔軟性を失わず
、−30℃〜+95℃までの広い温度範囲に渡ってゲル
の原形と寸法を保ち優れた防汚性を発現するものである
。
上記のような優れた特性を有する防汚性ゲル状組成物は
、例えば高沸点油性物質にゴム成分を均一に溶解して均
一系分散媒とし、これに乳化剤および水を順次加えて、
水分散相を均−系分敵媒に安定に乳化分散させたW/O
エマルジョンをつくり、ついでこのエマルジョンに架橋
剤を添加した後、均一系分散媒に含まれるゴム賞を架橋
する架橋処理を施し、上記エマルジョン全体を含水ゲル
化させることにより製造することができる。
、例えば高沸点油性物質にゴム成分を均一に溶解して均
一系分散媒とし、これに乳化剤および水を順次加えて、
水分散相を均−系分敵媒に安定に乳化分散させたW/O
エマルジョンをつくり、ついでこのエマルジョンに架橋
剤を添加した後、均一系分散媒に含まれるゴム賞を架橋
する架橋処理を施し、上記エマルジョン全体を含水ゲル
化させることにより製造することができる。
上記高沸点油性物質は、含水ゲルの製造時もしくは使用
時の温度領域で蒸散性が極めて低いものであって、ゴム
成分を溶解できるもののことである。その代表例として
、室温で液状の、マシン油、シリンダ油、ロジン油、ナ
フテン油があげられ、また、液状石油製品としてのパラ
フィン系油があげられ、また、オレイン酸等の高級脂肪
酸などもあげられる。これらは単独で使用することもで
きるし、併用することもできる。また、上記の化金物に
融点120℃以下のパラフィンワックス。
時の温度領域で蒸散性が極めて低いものであって、ゴム
成分を溶解できるもののことである。その代表例として
、室温で液状の、マシン油、シリンダ油、ロジン油、ナ
フテン油があげられ、また、液状石油製品としてのパラ
フィン系油があげられ、また、オレイン酸等の高級脂肪
酸などもあげられる。これらは単独で使用することもで
きるし、併用することもできる。また、上記の化金物に
融点120℃以下のパラフィンワックス。
融点150℃以下のワックス状の低分子量ポリエチレン
等の、加熱により油状形態を示す化合物を添加してもよ
い。
等の、加熱により油状形態を示す化合物を添加してもよ
い。
上記ゴム成分としては特別なものを用いる必要はない0
例えば、通常の天然ゴムやイソプレンゴム、スチレン−
ブタジェンゴム等の合成ゴムがあげられる。このゴム成
分の使用割合は、最終ゲルの含水量と柔軟度に応じて適
宜に調節できるものであり、前記油性物質/O0重量部
(以下「部」と略す)に対して4〜30部の範囲内に設
定する、 ことが好適である。すなわち、ゴム成分の使
用量が上記の範囲を下回ると架橋処理後においてもチキ
ソトロピックな液状となって充分安定な定形のゲルが得
られなくなり、逆に上記の範囲を上回ると得られるゲル
状組成物が極度の高粘性体となって加工成形が難しくな
るからである。
例えば、通常の天然ゴムやイソプレンゴム、スチレン−
ブタジェンゴム等の合成ゴムがあげられる。このゴム成
分の使用割合は、最終ゲルの含水量と柔軟度に応じて適
宜に調節できるものであり、前記油性物質/O0重量部
(以下「部」と略す)に対して4〜30部の範囲内に設
定する、 ことが好適である。すなわち、ゴム成分の使
用量が上記の範囲を下回ると架橋処理後においてもチキ
ソトロピックな液状となって充分安定な定形のゲルが得
られなくなり、逆に上記の範囲を上回ると得られるゲル
状組成物が極度の高粘性体となって加工成形が難しくな
るからである。
この発明における均一系分散媒には、前記油性物質に上
記のゴム成分を均一に溶解し、必要に応じて最終ゲルの
安定性を失わない範囲内で、ゲルの熱劣化、酸化劣化、
光劣化等を防止するための老化防止剤、酸化防止剤、紫
外線吸収剤等、またゲルに特別な機能を与えるための着
色用顔料、染料、香料等、さらにカーボンブラック、ア
エロジル、チタン白、炭酸カルシュラム、各種クレー等
の補強用充填剤などが配合される。
記のゴム成分を均一に溶解し、必要に応じて最終ゲルの
安定性を失わない範囲内で、ゲルの熱劣化、酸化劣化、
光劣化等を防止するための老化防止剤、酸化防止剤、紫
外線吸収剤等、またゲルに特別な機能を与えるための着
色用顔料、染料、香料等、さらにカーボンブラック、ア
エロジル、チタン白、炭酸カルシュラム、各種クレー等
の補強用充填剤などが配合される。
この発明におけるW/O型エマルシロンは、このような
均一系分散媒に水分散相を安定に乳化分散させてなるも
ので、分散相となる水は、純水であってもあるいは水道
水、天然水等のようなある種の金属イオン、ハロゲンイ
オン等のイオンを含むものであってもよく、また均一系
分散媒に配合しうる前記着色用顔料、染料、香料等の充
填剤が水溶性であるときは、これら充填剤等を乳化分散
を妨げない範囲内で添加したものであってもよい。
均一系分散媒に水分散相を安定に乳化分散させてなるも
ので、分散相となる水は、純水であってもあるいは水道
水、天然水等のようなある種の金属イオン、ハロゲンイ
オン等のイオンを含むものであってもよく、また均一系
分散媒に配合しうる前記着色用顔料、染料、香料等の充
填剤が水溶性であるときは、これら充填剤等を乳化分散
を妨げない範囲内で添加したものであってもよい。
乳化分散には適当な乳化剤を使用して行えばよく、特に
好適な乳化剤としては非イオン性の界面活性剤、例えば
ポリエチレングリコールオレイルエーテル、ポリエチレ
ングリコールノニルフェニルエーテル、ポリエチレング
リコールドデシルフエニルエーテル、ソルビタンラウレ
ート等があげられ、市販品として、例えば第一工業製薬
社製商品名ノイゲンEA、ノイゲンET、 ソルゲン
等をあげることができる。使用量は均一系分散媒の種類
および分散相と、なる水の使用量により当然異なるが、
通常、水/O0部に対して1〜20部、好ましくは5〜
lO部とすればよい。
好適な乳化剤としては非イオン性の界面活性剤、例えば
ポリエチレングリコールオレイルエーテル、ポリエチレ
ングリコールノニルフェニルエーテル、ポリエチレング
リコールドデシルフエニルエーテル、ソルビタンラウレ
ート等があげられ、市販品として、例えば第一工業製薬
社製商品名ノイゲンEA、ノイゲンET、 ソルゲン
等をあげることができる。使用量は均一系分散媒の種類
および分散相と、なる水の使用量により当然異なるが、
通常、水/O0部に対して1〜20部、好ましくは5〜
lO部とすればよい。
均一系分散媒と水分散相との割合は、前者が15〜95
重量%(以下「%」と略す)、後者が85〜〜5%とす
ることが必要である。水分散相が85%より多(なりす
ぎると最終ゲルの安定性が悪くなったり、極端な場合、
W2O型が転相してW2O型のエマルジョンとなり目的
とする前記緒特性が得られなくなる。一方、水分散相が
5%よりも少なくなり、換言すれば均一系分散媒が95
2よりも多くなると特性の優れた含水ゲルを得ることが
できない。
重量%(以下「%」と略す)、後者が85〜〜5%とす
ることが必要である。水分散相が85%より多(なりす
ぎると最終ゲルの安定性が悪くなったり、極端な場合、
W2O型が転相してW2O型のエマルジョンとなり目的
とする前記緒特性が得られなくなる。一方、水分散相が
5%よりも少なくなり、換言すれば均一系分散媒が95
2よりも多くなると特性の優れた含水ゲルを得ることが
できない。
この発明の防汚性ゲル状組成物は、上記のW2O型のエ
マルジョンを適当な架橋剤の存在下で架橋処理してゲル
化させてなるものであり、上記の架橋剤としては、過酸
化物もしくは通常のゴム加法に用いられる加法刑を使用
でき、これら架橋剤とともに促進剤および油流助剤を併
用してもよい。
マルジョンを適当な架橋剤の存在下で架橋処理してゲル
化させてなるものであり、上記の架橋剤としては、過酸
化物もしくは通常のゴム加法に用いられる加法刑を使用
でき、これら架橋剤とともに促進剤および油流助剤を併
用してもよい。
過酸化物の具体例としては、過酸化水素もしくはメチル
エチルケトンパーオキシド、シクロヘキサノンパーオキ
シド、クメンハイドロオキシド。
エチルケトンパーオキシド、シクロヘキサノンパーオキ
シド、クメンハイドロオキシド。
ジクミルパーオキシド、アセチルパーオキシド。
ラウロイルパーオキシド、ベンゾイルパーオキシド、t
−ブチルパーオキシド、t−ブチルパーオキシベンゾエ
ート、過酢酸等の各種有機過酸化物があげられる。これ
らの過酸化物は単独でもしくは2種以上混合して使用で
き、また必要に応じてジオクチルフタレート、ジブチル
フタレート、トルエン等に溶解もしくは分散させたペー
スト状で使用してもよい。使用割合は過酸化物の種類に
応じて適宜決定でき、通常はゴム質/O0部に対して0
.05〜15部、好ましくは0.5〜5部とすればよい
。過酸化物架橋の促進剤としては、NJN−ジメチルベ
ンジルアミン、トリー2)4,6−シメチルアミノメチ
ルフエノール、テトラエチレンペンタミン、トリエチレ
ンジアミン等のアミン類、ナフテン酸コバルト、オクテ
ン酸スズ等の金属化合物等があげられる。また、加硫剤
、加硫促進剤および加硫助剤としては従来公知のものを
選べばよく、例えば、イオウ、テトラメチルチウラムジ
スルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィド、テト
ラブチルチウラムジスルフィド、テトラメチルチウラム
モノスルフィド、ジペンタメチレンチウラムテトラスル
フィド、メルカプトベンゾチアゾール、ピペリジンペン
タメチレンジチオカーバメイト、ジンクジメチルジチオ
カーバメイト ジンクジエチルジチオカーバメイト、ジ
ンクジ−n−ブチルジチオカーバメイト、ソジウムジメ
チルジチオカーバメイト、ソジウムジエチルジチオカー
バメイト、コバージメチルジチオカーバメイト、亜鉛華
、酸化マグネシウム、ステアリン酸等があげられる。こ
れら加硫剤等は、その総量がゴム質/O0部に対して0
.1〜15部、好ましくは1〜IO部とすればよい。
−ブチルパーオキシド、t−ブチルパーオキシベンゾエ
ート、過酢酸等の各種有機過酸化物があげられる。これ
らの過酸化物は単独でもしくは2種以上混合して使用で
き、また必要に応じてジオクチルフタレート、ジブチル
フタレート、トルエン等に溶解もしくは分散させたペー
スト状で使用してもよい。使用割合は過酸化物の種類に
応じて適宜決定でき、通常はゴム質/O0部に対して0
.05〜15部、好ましくは0.5〜5部とすればよい
。過酸化物架橋の促進剤としては、NJN−ジメチルベ
ンジルアミン、トリー2)4,6−シメチルアミノメチ
ルフエノール、テトラエチレンペンタミン、トリエチレ
ンジアミン等のアミン類、ナフテン酸コバルト、オクテ
ン酸スズ等の金属化合物等があげられる。また、加硫剤
、加硫促進剤および加硫助剤としては従来公知のものを
選べばよく、例えば、イオウ、テトラメチルチウラムジ
スルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィド、テト
ラブチルチウラムジスルフィド、テトラメチルチウラム
モノスルフィド、ジペンタメチレンチウラムテトラスル
フィド、メルカプトベンゾチアゾール、ピペリジンペン
タメチレンジチオカーバメイト、ジンクジメチルジチオ
カーバメイト ジンクジエチルジチオカーバメイト、ジ
ンクジ−n−ブチルジチオカーバメイト、ソジウムジメ
チルジチオカーバメイト、ソジウムジエチルジチオカー
バメイト、コバージメチルジチオカーバメイト、亜鉛華
、酸化マグネシウム、ステアリン酸等があげられる。こ
れら加硫剤等は、その総量がゴム質/O0部に対して0
.1〜15部、好ましくは1〜IO部とすればよい。
架橋処理は上述した架橋剤の存在するW/O型エマルジ
ョンを所望の型に流し込んだり、押出機で押し出したり
、あるいは塗布装置を用いて、布、紙、離型紙等の表面
に塗布した後に行ってもよく、これによれば架橋処理に
よって直接シート。
ョンを所望の型に流し込んだり、押出機で押し出したり
、あるいは塗布装置を用いて、布、紙、離型紙等の表面
に塗布した後に行ってもよく、これによれば架橋処理に
よって直接シート。
フィルム状の成形ゲル製品とすることができる。
なお、上記均一系分散媒の調整は、室温もしくは加熱下
で行い、W/O型エマルジョンの生成は大気圧下では8
0〜/O0℃の温度で行うのがよく、また架橋処理は非
加圧下で室温もしくは50〜90導電剤不含層まで加熱
して行うか、あるいはオートクレーブ中1.5〜6kg
/−の加圧下において90〜150℃まで加熱して行え
ばよい。
で行い、W/O型エマルジョンの生成は大気圧下では8
0〜/O0℃の温度で行うのがよく、また架橋処理は非
加圧下で室温もしくは50〜90導電剤不含層まで加熱
して行うか、あるいはオートクレーブ中1.5〜6kg
/−の加圧下において90〜150℃まで加熱して行え
ばよい。
W/O型エマルジョンの生成に使用する乳化剤は、均一
系分散媒の調整後に単独で添加し、その後に分散相とな
る水を徐々に加える方が安定なエマルジョンの生成に有
利である。しかし、特に望むならばその他の手段を採用
してもよく、例えば分散相となる水に溶解9分散させた
状態で添加するかあるいは均一系分散媒の調整時に予め
油性物質に添加する等の手段を採用してもよい。
系分散媒の調整後に単独で添加し、その後に分散相とな
る水を徐々に加える方が安定なエマルジョンの生成に有
利である。しかし、特に望むならばその他の手段を採用
してもよく、例えば分散相となる水に溶解9分散させた
状態で添加するかあるいは均一系分散媒の調整時に予め
油性物質に添加する等の手段を採用してもよい。
また、架橋処理のための架橋剤は、通常、W/O型エマ
ルジョンの生成後に単独で添加することが行われ、また
均一系分散媒の調製を、使用する架橋剤が殆ど分解しな
いような条件下で行うときは、ボールミル、コロイドミ
ル等を用いて均一系分散媒の油性物質に予め懸濁させて
おくこともできる。また、W/O型エマルジョンを生成
した後に単独で添加するのではなく、上記と同じ方法で
油性物質の一部に懸濁させた状態で添加することもでき
る。しかしながら、W/O型エマルジョンの生成後に単
独で添加するようにすると、均一系分散媒の調製時に架
橋剤が分解するという心配はなく、また安定なW/O型
エマルジョンの生成に支障をきたすこともなく、架橋効
果がより良く発現されて所望の特性を有する含水ゲルを
得ることができる。
ルジョンの生成後に単独で添加することが行われ、また
均一系分散媒の調製を、使用する架橋剤が殆ど分解しな
いような条件下で行うときは、ボールミル、コロイドミ
ル等を用いて均一系分散媒の油性物質に予め懸濁させて
おくこともできる。また、W/O型エマルジョンを生成
した後に単独で添加するのではなく、上記と同じ方法で
油性物質の一部に懸濁させた状態で添加することもでき
る。しかしながら、W/O型エマルジョンの生成後に単
独で添加するようにすると、均一系分散媒の調製時に架
橋剤が分解するという心配はなく、また安定なW/O型
エマルジョンの生成に支障をきたすこともなく、架橋効
果がより良く発現されて所望の特性を有する含水ゲルを
得ることができる。
このようにして得られる防汚性ゲル状組成物は、ゲル構
造中に水等の粒子が分散状に包含されている新規な構造
のゲルであって、含水量の多少により異なった柔軟性を
もち、かつ含水ゲルとじての優れた防汚性を持っている
のである。
造中に水等の粒子が分散状に包含されている新規な構造
のゲルであって、含水量の多少により異なった柔軟性を
もち、かつ含水ゲルとじての優れた防汚性を持っている
のである。
゛以上のように、この発明の防汚性ゲル状組成物は、ゲ
ル状組成物はゲル構造中に水粒子が分散状に包含されて
いる新規構造の含水ゲルであって、含水量の多少により
異なった柔軟度の柔軟性を示すものであり、優れた防汚
性を発現する。すなわち、この防汚性ゲル状組成物は、
従来の含水ゲルには全く見られなかった油性ゲル様の良
好な弾性を有しているうえ、この弾性は従来の油性ゲル
のようにゴム用の弾性ではなく、外力を加えると容易に
変形するがこの変形に際し、ゲル中に含まれる水が応力
を吸収ないし分散し、外力を排除するとその変形が徐々
に回復し通常約1〜2分後に原形に戻るという応力分散
特性を示すのである。このように上記防汚性ゲル状組成
物は、従来の含水ゲルと油性ゲルの両特性を兼備し、水
中生物の付着生長を極めて有効に阻止しうるのである。
ル状組成物はゲル構造中に水粒子が分散状に包含されて
いる新規構造の含水ゲルであって、含水量の多少により
異なった柔軟度の柔軟性を示すものであり、優れた防汚
性を発現する。すなわち、この防汚性ゲル状組成物は、
従来の含水ゲルには全く見られなかった油性ゲル様の良
好な弾性を有しているうえ、この弾性は従来の油性ゲル
のようにゴム用の弾性ではなく、外力を加えると容易に
変形するがこの変形に際し、ゲル中に含まれる水が応力
を吸収ないし分散し、外力を排除するとその変形が徐々
に回復し通常約1〜2分後に原形に戻るという応力分散
特性を示すのである。このように上記防汚性ゲル状組成
物は、従来の含水ゲルと油性ゲルの両特性を兼備し、水
中生物の付着生長を極めて有効に阻止しうるのである。
また、この防汚性ゲル状組成物は、従来の含水ゲルとは
異なり含有される水が水粒子としてゲル構造内に哲含さ
れているため、ゲル自体が強靭であり、また大気中に長
時間放置しても水分が殆ど蒸散しない。しかも低温から
高温までの広い温度領域において上記優れた弾性と応力
分散特性を示し、画期的な防汚性を発現するのである。
異なり含有される水が水粒子としてゲル構造内に哲含さ
れているため、ゲル自体が強靭であり、また大気中に長
時間放置しても水分が殆ど蒸散しない。しかも低温から
高温までの広い温度領域において上記優れた弾性と応力
分散特性を示し、画期的な防汚性を発現するのである。
そして、この防汚性ゲル状組成物は、従来の毒物を中心
とした防汚塗料とは異なり、その構造自体で防汚性を発
現するものであるため、毒物の溶出により水中汚染等を
生じることなく極めて長期間防汚性を発現しうるのであ
る。
とした防汚塗料とは異なり、その構造自体で防汚性を発
現するものであるため、毒物の溶出により水中汚染等を
生じることなく極めて長期間防汚性を発現しうるのであ
る。
このような防汚性ゲル状組成物は、シート、バット、マ
ット状の各種の形態で防汚材として有効に利用できるも
のである。そして、例えば海中構造物表面にそのエマル
ジョンを直接塗工することにより塗設することも可能で
あるが、主としてエマルジョンゲル化させてシート状に
し、これを適当な接着剤で貼着することが行われる。
ット状の各種の形態で防汚材として有効に利用できるも
のである。そして、例えば海中構造物表面にそのエマル
ジョンを直接塗工することにより塗設することも可能で
あるが、主としてエマルジョンゲル化させてシート状に
し、これを適当な接着剤で貼着することが行われる。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。
〔実施例1〕
効率の良い撹拌機、還流冷却器および窒素ガス導入口を
備えた三つロフラスコに、粘度170センチボイズ(2
0℃、B型回転粘度計による)の流動パラフィン(和光
純薬株式会社製、試薬1級)/O0部と天然ゴム(ベー
ルクレープ1級、素練り7分)8部を入れ、窒素気流中
で85℃に加熱して完全に溶解して粘稠な均一系分散媒
とする、この均一系分散媒に乳化剤(第一工業製薬社製
、ノイゲンEA−50>6部を加えて溶解させた後、フ
ラスコ内の温度を50〜60℃に保ちよく撹拌しながら
蒸留水/O0部を約2時間に亘り徐々に滴下して上記均
一系分散媒に蒸留水が乳化分散されたW/O型エマルジ
ョンを生成させた。
備えた三つロフラスコに、粘度170センチボイズ(2
0℃、B型回転粘度計による)の流動パラフィン(和光
純薬株式会社製、試薬1級)/O0部と天然ゴム(ベー
ルクレープ1級、素練り7分)8部を入れ、窒素気流中
で85℃に加熱して完全に溶解して粘稠な均一系分散媒
とする、この均一系分散媒に乳化剤(第一工業製薬社製
、ノイゲンEA−50>6部を加えて溶解させた後、フ
ラスコ内の温度を50〜60℃に保ちよく撹拌しながら
蒸留水/O0部を約2時間に亘り徐々に滴下して上記均
一系分散媒に蒸留水が乳化分散されたW/O型エマルジ
ョンを生成させた。
つぎに、このエマルジョン/O0部にラウロイルパーオ
キシド0.3部を加えてよく撹拌して分散させた後、モ
ールド中に流し込みオートクレーブ中2kg/cdの加
圧下に/O0℃で35分間加熱して架橋処理した。その
結果、容積300X/O0×51重の柔軟性を有する含
水ゲルが得られた。
キシド0.3部を加えてよく撹拌して分散させた後、モ
ールド中に流し込みオートクレーブ中2kg/cdの加
圧下に/O0℃で35分間加熱して架橋処理した。その
結果、容積300X/O0×51重の柔軟性を有する含
水ゲルが得られた。
〔実施例2〕
粘度22センチボイズ(20℃)の流動パラフィン(松
村石油研究所製、スモイルP−55)/O0部にイソプ
レンゴム/O部を実施例1と同様にして溶解し均一系分
散媒とした。この均一系分散媒に乳化剤(第一工業製薬
社製、ノイゲンEA−50)/O部を加えた後、実施例
1と同様にしてイオン交換水300部を滴下して上記均
一系分散媒にイオン交換水が乳化分散されたW/O型エ
マルジョンを生成させた。
村石油研究所製、スモイルP−55)/O0部にイソプ
レンゴム/O部を実施例1と同様にして溶解し均一系分
散媒とした。この均一系分散媒に乳化剤(第一工業製薬
社製、ノイゲンEA−50)/O部を加えた後、実施例
1と同様にしてイオン交換水300部を滴下して上記均
一系分散媒にイオン交換水が乳化分散されたW/O型エ
マルジョンを生成させた。
つぎに、得られた白色のエマルジョン/O0部に、ベン
ゾイルパーオキシドをジオクチルフタレート中に分散さ
せたペースト物(日本油脂株式会社製、ティパーBO;
ベンゾイルパーオキシド含有率50%)0.25部とN
−N−ジメチルアニリン0.1部とを加えてよく分散さ
せた後、モールド中に流し込み80℃で30分間加熱し
て架橋処理した。その結果、容積300X/O0X5f
lの柔軟性を有する含水ゲルが得られた。
ゾイルパーオキシドをジオクチルフタレート中に分散さ
せたペースト物(日本油脂株式会社製、ティパーBO;
ベンゾイルパーオキシド含有率50%)0.25部とN
−N−ジメチルアニリン0.1部とを加えてよく分散さ
せた後、モールド中に流し込み80℃で30分間加熱し
て架橋処理した。その結果、容積300X/O0X5f
lの柔軟性を有する含水ゲルが得られた。
〔実施例3〕
粘度180センチボイズ(20℃)の流動パラフィン(
松村石油研究所製、スモイルP−350)/O0部に、
イソプレンゴム8部を実施例1と同様に溶解して均一系
分散媒とした。この均一系分散媒に乳化剤(第一工業製
薬社製、ノイゲンEA−73)/O部を加えた後、実施
例1と同様にして水道水250部を乳化分散させてW/
O型エマルジョンを生成させた。
松村石油研究所製、スモイルP−350)/O0部に、
イソプレンゴム8部を実施例1と同様に溶解して均一系
分散媒とした。この均一系分散媒に乳化剤(第一工業製
薬社製、ノイゲンEA−73)/O部を加えた後、実施
例1と同様にして水道水250部を乳化分散させてW/
O型エマルジョンを生成させた。
つぎに、この白色のエマルジョン/O0部に、クミルハ
イドロパーオキシド0.25部とナフテン酸コバルト0
.1部を加えてよく分散させた後、モールド中に流し込
み密閉容器中50℃で7日間放置して架橋処理した。そ
の結果、容積300X/O0×3鶴の柔軟性を有する含
水ゲルパッドが得られた。
イドロパーオキシド0.25部とナフテン酸コバルト0
.1部を加えてよく分散させた後、モールド中に流し込
み密閉容器中50℃で7日間放置して架橋処理した。そ
の結果、容積300X/O0×3鶴の柔軟性を有する含
水ゲルパッドが得られた。
〔実施例4〕
実施例3と同様にしてW/O型エマルジョンをつくり、
これに、テトラメチルチウラムジスルフィド082部と
ステアリン酸亜鉛1部を加えてよく分散させた後、モー
ルド中に流し込みオートクレーブ中2kg/cdの加圧
下において/O0℃で25分間加熱して架橋処理した。
これに、テトラメチルチウラムジスルフィド082部と
ステアリン酸亜鉛1部を加えてよく分散させた後、モー
ルド中に流し込みオートクレーブ中2kg/cdの加圧
下において/O0℃で25分間加熱して架橋処理した。
その結果、容積300x/O0x2flの柔軟性を有す
る含水ゲルパッドが得られた。
る含水ゲルパッドが得られた。
〔実施例5〕
粘度330センチボイズ(20℃)のマシン油(出光興
産社製、ダフニメカニックオイルーメカニック75)8
0部に、融点45℃のパラフィンワックス20部とイソ
プレンゴム12部を実施例1と同様にして溶解し、この
溶解物/O0部に平均粒度150ミクロンのシラスバル
ーン(株式会社シラス製)3部をよく分散させて均一系
分散媒とした。この均一系分散媒に乳化剤(第一工業製
薬社製、ノイゲンEA−83)7部を加え、25%炭酸
ナトリウム水溶液lOO部を実施例1と同様にして乳化
分散させW/O型エマルジョンとした。
産社製、ダフニメカニックオイルーメカニック75)8
0部に、融点45℃のパラフィンワックス20部とイソ
プレンゴム12部を実施例1と同様にして溶解し、この
溶解物/O0部に平均粒度150ミクロンのシラスバル
ーン(株式会社シラス製)3部をよく分散させて均一系
分散媒とした。この均一系分散媒に乳化剤(第一工業製
薬社製、ノイゲンEA−83)7部を加え、25%炭酸
ナトリウム水溶液lOO部を実施例1と同様にして乳化
分散させW/O型エマルジョンとした。
他方、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド1部
、ジンクジメチルジチオカーバメイト1部、ステアリン
酸亜鉛2部、流動パラフィン(実施例3に記載したもの
)12部の混合物をコロイドミルを通し加硫剤の懸濁液
とした。 ′つぎに、上記W/O型エマルジョン
/O0部に、上記懸濁液2部を加えて撹拌1分散させた
後、シリコーン樹脂処理の離型紙上に厚み21mのシー
ト状に塗布し、オートクレーブ中において5に1/−の
加圧下、150℃で/O分間加熱して架橋処理した。そ
の結果、目的とする柔軟性を有する含水ゲルシートが得
られた。
、ジンクジメチルジチオカーバメイト1部、ステアリン
酸亜鉛2部、流動パラフィン(実施例3に記載したもの
)12部の混合物をコロイドミルを通し加硫剤の懸濁液
とした。 ′つぎに、上記W/O型エマルジョン
/O0部に、上記懸濁液2部を加えて撹拌1分散させた
後、シリコーン樹脂処理の離型紙上に厚み21mのシー
ト状に塗布し、オートクレーブ中において5に1/−の
加圧下、150℃で/O分間加熱して架橋処理した。そ
の結果、目的とする柔軟性を有する含水ゲルシートが得
られた。
〔実施例6〕
粘度400センチポイズ(20℃)の流動パラフィン(
共同石油社製、共石流動パラフィン−350)90部に
、平均分子量約5000で軟化点/O5℃のアククチツ
クポエプロピレンとブタジェンゴム15部を実施例1と
同様に溶解して均一系分散媒とする。この均一系分散媒
に乳化剤(第一工業製薬社製、ソルゲンー50)5部を
加えた後、蒸溜水30部、高級アルコール(日本触媒化
学社製、ソフタノール)0.5部および長谷用香料11
h4744の5部からなる混合物を実施例1と同様にし
て徐々に加えて乳化分散させW/O型エマルジョンを生
成した。
共同石油社製、共石流動パラフィン−350)90部に
、平均分子量約5000で軟化点/O5℃のアククチツ
クポエプロピレンとブタジェンゴム15部を実施例1と
同様に溶解して均一系分散媒とする。この均一系分散媒
に乳化剤(第一工業製薬社製、ソルゲンー50)5部を
加えた後、蒸溜水30部、高級アルコール(日本触媒化
学社製、ソフタノール)0.5部および長谷用香料11
h4744の5部からなる混合物を実施例1と同様にし
て徐々に加えて乳化分散させW/O型エマルジョンを生
成した。
上記のエマルジョン/O0部に、テトラメチルチウラム
ジスルフィド0.2部、ステアリン酸0゜5部、亜鉛華
5部、チタン白20部を加えて分散さ゛ せた後、モー
ルド中に流し込みオートクレーブ中において3kg/c
dの加圧下、120℃で15分間加熱して架橋処理した
。その結果、容積300×/O0X3鶴の淡黄色の柔軟
性を有する含水ゲルが得られた。
ジスルフィド0.2部、ステアリン酸0゜5部、亜鉛華
5部、チタン白20部を加えて分散さ゛ せた後、モー
ルド中に流し込みオートクレーブ中において3kg/c
dの加圧下、120℃で15分間加熱して架橋処理した
。その結果、容積300×/O0X3鶴の淡黄色の柔軟
性を有する含水ゲルが得られた。
〔比較例1〕
11のビーカー中にマシン油(出光興産社製。
ダフニメカニックオイルーメカニック75)/O0部と
スチレン−ブタジェン−スチレンテレプロツクエラスト
マー(シェル化学社製、カリフレックスTR−1/O1
)/O部を入れ、約130℃に加熱して溶解した。つぎ
に、この溶解物を実施例1と同様のモールド内に流し込
んだ後、冷却して容積300X/O0X5u+の柔軟性
を有する油性ゲルを得た。
スチレン−ブタジェン−スチレンテレプロツクエラスト
マー(シェル化学社製、カリフレックスTR−1/O1
)/O部を入れ、約130℃に加熱して溶解した。つぎ
に、この溶解物を実施例1と同様のモールド内に流し込
んだ後、冷却して容積300X/O0X5u+の柔軟性
を有する油性ゲルを得た。
上記実施例1〜6および比較例1のゲルシートを、ガラ
ス繊維強化ポリエステル板(300X/O0X5m)の
表面に接着剤で固定し、海中浸漬用試料を作製した。
ス繊維強化ポリエステル板(300X/O0X5m)の
表面に接着剤で固定し、海中浸漬用試料を作製した。
〔比較例2.3〕
第1表に示す従来の塗料組成物(比較例2)およびこの
塗料組成物に防汚剤として亜酸化銅を添加したもの(比
較例3)を、はけ塗りで、上記と同様のガラス繊維強化
ポリエステル板の表面に3鶴厚に塗設し、7日間風乾し
てそれぞれ比較試料2.3とした。
塗料組成物に防汚剤として亜酸化銅を添加したもの(比
較例3)を、はけ塗りで、上記と同様のガラス繊維強化
ポリエステル板の表面に3鶴厚に塗設し、7日間風乾し
てそれぞれ比較試料2.3とした。
(以下余白)
L±」(1,S。
(防汚性試験)
実施例1〜6および比較例1のゲルシートを固定したガ
ラス繊維強化ポリエステル板および比較例2.3の塗料
を塗設したガラス繊維強化ポリエステル板を兵庫県明石
港に設置の試験後から、水面下1.5mに吊りさげ、2
年の間の海中生物による汚損状態を観察した。その結果
を第2表に示す、数値はポリエステル板面積に対する海
中生物付着面積の割合(%)である。
ラス繊維強化ポリエステル板および比較例2.3の塗料
を塗設したガラス繊維強化ポリエステル板を兵庫県明石
港に設置の試験後から、水面下1.5mに吊りさげ、2
年の間の海中生物による汚損状態を観察した。その結果
を第2表に示す、数値はポリエステル板面積に対する海
中生物付着面積の割合(%)である。
Lll 9%。
第2表に示すように、この発明の防汚性ゲル状組成物は
、亜酸化銅を防汚剤として用いた防汚塗料が12力月経
過後に多量の海中生物の付着を許すのに対して、24力
月経過後においても海中生物は殆ど付着せず、長期の防
汚性を有していることがわかる。
、亜酸化銅を防汚剤として用いた防汚塗料が12力月経
過後に多量の海中生物の付着を許すのに対して、24力
月経過後においても海中生物は殆ど付着せず、長期の防
汚性を有していることがわかる。
Claims (1)
- (1)ゲル構造の骨格となるゴム成分が溶解されている
高沸点油性物質分散媒と水分散相とを有するエマルジョ
ンのゲル化によつて構成された防汚性ゲル状組成物であ
つて、上記エマルジョンが、上記高沸点油性物質分散媒
と水分散相との相互の割合を前者15〜95重量%に対
して後者85〜5重量%に設定しているW/O型エマル
ジョンであることを特徴とする防汚性ゲル状組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8388385A JPS61241368A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 防汚性ゲル状組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8388385A JPS61241368A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 防汚性ゲル状組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61241368A true JPS61241368A (ja) | 1986-10-27 |
Family
ID=13815055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8388385A Pending JPS61241368A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 防汚性ゲル状組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61241368A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10511889A (ja) * | 1994-12-15 | 1998-11-17 | キャボット コーポレイション | 炭素質化合物を含有するゲル組成物 |
WO2003067990A1 (fr) * | 2002-02-18 | 2003-08-21 | Hokkaido Technology Licensing Office Co., Ltd. | Agent de prevention de salissures |
-
1985
- 1985-04-18 JP JP8388385A patent/JPS61241368A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10511889A (ja) * | 1994-12-15 | 1998-11-17 | キャボット コーポレイション | 炭素質化合物を含有するゲル組成物 |
WO2003067990A1 (fr) * | 2002-02-18 | 2003-08-21 | Hokkaido Technology Licensing Office Co., Ltd. | Agent de prevention de salissures |
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