JPS61240550A - 絶縁物の2次電子像観察方法 - Google Patents
絶縁物の2次電子像観察方法Info
- Publication number
- JPS61240550A JPS61240550A JP8335185A JP8335185A JPS61240550A JP S61240550 A JPS61240550 A JP S61240550A JP 8335185 A JP8335185 A JP 8335185A JP 8335185 A JP8335185 A JP 8335185A JP S61240550 A JPS61240550 A JP S61240550A
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- Japan
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- insulator
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、シリコンウェハや電子線感光材料等の絶縁物
の2次電子像を観察するに最適な絶縁物の2次電子像観
察方法に関する。
の2次電子像を観察するに最適な絶縁物の2次電子像観
察方法に関する。
[従来の技術]
電子線を用いて試料に形成されたパターンの幅や長さ等
の測長を行う場合には、シリコンウェハや電子線感光材
料等の絶縁物の2次電子像を得るようにしている。この
ような絶縁物の電子線による観察では、試料表面の帯電
に留意しなければならない。すなわち、該絶縁物試料の
表面が帯電すると、2次電子の発生が抑制され、像を得
ることが不可能となる。第3図はある種の絶縁物試料に
照射する電子線の加速電圧とこの絶縁物試料から発生す
る2次電子の発生率との関係を示している。
の測長を行う場合には、シリコンウェハや電子線感光材
料等の絶縁物の2次電子像を得るようにしている。この
ような絶縁物の電子線による観察では、試料表面の帯電
に留意しなければならない。すなわち、該絶縁物試料の
表面が帯電すると、2次電子の発生が抑制され、像を得
ることが不可能となる。第3図はある種の絶縁物試料に
照射する電子線の加速電圧とこの絶縁物試料から発生す
る2次電子の発生率との関係を示している。
ここで、2次電子発生率Rとは、
R−(2次電子量)/(1次人躬電子量)である。この
図から明らかなように、加速電圧が1kVと3kV付近
において2次電子の発生率が1となり、この加速電圧で
あれば理論的には絶縁物試料表面の帯電は生じないこと
になる。従って、従来は、加速電圧をおおむね1kVか
3kVとして絶縁物試料の2次電子観察を行うようにし
ている。
図から明らかなように、加速電圧が1kVと3kV付近
において2次電子の発生率が1となり、この加速電圧で
あれば理論的には絶縁物試料表面の帯電は生じないこと
になる。従って、従来は、加速電圧をおおむね1kVか
3kVとして絶縁物試料の2次電子観察を行うようにし
ている。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、電子線の加速電圧と電子発生率との関係
は、試料表面の状態や試石渇度ににつても相異すること
から、2次電子発生率が1となる1kVや3kVの加速
電圧であっても、必ずしも、試料表面の帯電が生じない
とは限らない。
は、試料表面の状態や試石渇度ににつても相異すること
から、2次電子発生率が1となる1kVや3kVの加速
電圧であっても、必ずしも、試料表面の帯電が生じない
とは限らない。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、その目
的は、長時間に亙って絶縁物の2次電子像を観察するこ
とができる2次電子像観察方法を提供することである。
的は、長時間に亙って絶縁物の2次電子像を観察するこ
とができる2次電子像観察方法を提供することである。
[問題点を解決するための手段]
本発明に基づく絶縁物の2次電子像観察方法は、電子線
を絶縁物試料に細く集束して照射すると共に、該電子線
を試料の所定領域上で走査し、該試料への電子線の照射
に基づいて発生した2次電子を検出し、該検出信号に基
づいて試料の2次電子像を得るようにした方法において
、該絶縁物試料を加熱した状態で電子線を照射するよう
にしたことを特徴としている。
を絶縁物試料に細く集束して照射すると共に、該電子線
を試料の所定領域上で走査し、該試料への電子線の照射
に基づいて発生した2次電子を検出し、該検出信号に基
づいて試料の2次電子像を得るようにした方法において
、該絶縁物試料を加熱した状態で電子線を照射するよう
にしたことを特徴としている。
「作用]
絶縁物の被観察試料は試料室内、あるいは、試料室に導
入される前に適宜加熱される。第2図は絶縁物の温度と
絶縁抵抗との関係を示しており、曲線Aはポリエチレン
(P 01 Y E T HY L E N[)、曲線
Bはエチレンポリプレンゴム(EPA)、曲線Cはブチ
ルゴム(B U T Y L )である。この図から明
らかなように、絶縁物は、温度の上昇と共に抵抗値は減
少する。絶縁物表面の電位の変化は、この抵抗値が小さ
いと低くなることから、絶縁物試料は加熱されることに
よって、電子線の照射による表面電位の変化が小さくな
り、従来と比較して長時間試料に電子線を照射しても、
帯電によって像の観察が不可能となることはない。
入される前に適宜加熱される。第2図は絶縁物の温度と
絶縁抵抗との関係を示しており、曲線Aはポリエチレン
(P 01 Y E T HY L E N[)、曲線
Bはエチレンポリプレンゴム(EPA)、曲線Cはブチ
ルゴム(B U T Y L )である。この図から明
らかなように、絶縁物は、温度の上昇と共に抵抗値は減
少する。絶縁物表面の電位の変化は、この抵抗値が小さ
いと低くなることから、絶縁物試料は加熱されることに
よって、電子線の照射による表面電位の変化が小さくな
り、従来と比較して長時間試料に電子線を照射しても、
帯電によって像の観察が不可能となることはない。
「実施例]
以下本発明の一実施例を添附図面に基づいて詳述する。
第1図は本発明を実施するための走査電子顕微鏡の一例
を示しており、1は熱電子放射陰極2゜ウェーネルト電
極3.加速電極4より成る電子銃である。該電子銃1か
ら発生し加速された電子線は、収束レンズ5によって絶
縁物試¥46に細く収束されて照射されると共に、走査
信号発生回路7からの走査信号が供給される偏向コイル
8によって偏向され、該試料6上の電子線照射位nは変
えられる。該試料6への電子線の照射により該試料から
発生しtc 2次電子は、環状のマイクロチャンネルプ
レート9に導かれ、検出される。該マイクロチャンネル
プレート9によって検出された信号は、増幅器10を介
して、該走査信号発生回路7から走査信号が供給されて
いる映像装置11に供給される。12は赤外線ランプで
あり、該ランプ12からの光は試料6に照射されている
。
を示しており、1は熱電子放射陰極2゜ウェーネルト電
極3.加速電極4より成る電子銃である。該電子銃1か
ら発生し加速された電子線は、収束レンズ5によって絶
縁物試¥46に細く収束されて照射されると共に、走査
信号発生回路7からの走査信号が供給される偏向コイル
8によって偏向され、該試料6上の電子線照射位nは変
えられる。該試料6への電子線の照射により該試料から
発生しtc 2次電子は、環状のマイクロチャンネルプ
レート9に導かれ、検出される。該マイクロチャンネル
プレート9によって検出された信号は、増幅器10を介
して、該走査信号発生回路7から走査信号が供給されて
いる映像装置11に供給される。12は赤外線ランプで
あり、該ランプ12からの光は試料6に照射されている
。
上述した如き梠成において、試料6には赤外線ランプ1
2からの赤外線が照射され、例えば、試料6の表面部分
は約80℃にまで加熱されている。
2からの赤外線が照射され、例えば、試料6の表面部分
は約80℃にまで加熱されている。
該加熱された試お16の所望領域は、走査信号発生回路
10からの走査信号に基づいて電子線によって走査され
る。該試146への電子線の照射により発生した2次電
子はマイクロチャンネルプレート9によって検出され、
その検出信号は走査信号が供給されている映像装置11
に供給されることから、該映像装置には、試料の走査像
が表示されることになる。ここで、絶縁物の試料6に照
射される電子線の加速電圧は、この絶縁物試料より発生
する2次電子の発生率が1となる加速電圧ととされてお
り、又、試料表面は加熱されていることから、該試料6
への電子線の照射による単位時間当りの帯電の量は極め
て僅かとなり、比較的長い時間電子線を試料に照射して
観察を継続させても、帯電によって像の観察が不可能と
なることはない。
10からの走査信号に基づいて電子線によって走査され
る。該試146への電子線の照射により発生した2次電
子はマイクロチャンネルプレート9によって検出され、
その検出信号は走査信号が供給されている映像装置11
に供給されることから、該映像装置には、試料の走査像
が表示されることになる。ここで、絶縁物の試料6に照
射される電子線の加速電圧は、この絶縁物試料より発生
する2次電子の発生率が1となる加速電圧ととされてお
り、又、試料表面は加熱されていることから、該試料6
への電子線の照射による単位時間当りの帯電の量は極め
て僅かとなり、比較的長い時間電子線を試料に照射して
観察を継続させても、帯電によって像の観察が不可能と
なることはない。
なお、この実施例では、検出器としてマイクロチャンネ
ルプレートを用いているため、赤外光が検出器に入射し
たとしても、゛検出信号にノイズが混入する恐れはない
。
ルプレートを用いているため、赤外光が検出器に入射し
たとしても、゛検出信号にノイズが混入する恐れはない
。
以上本発明の一実施例を詳述したが、本発明はこの実施
例に限定されることなく幾多の変形が可能である。例え
ば、試料の加熱の手段は赤外線によるもの以外にも用い
ることができ、又、試料加熱の位置も試料室内ではなく
、試別子備室において試料の加熱を行い、加熱された試
料を試料室に導いて2次電子像の観察を行うにうにして
も良い。
例に限定されることなく幾多の変形が可能である。例え
ば、試料の加熱の手段は赤外線によるもの以外にも用い
ることができ、又、試料加熱の位置も試料室内ではなく
、試別子備室において試料の加熱を行い、加熱された試
料を試料室に導いて2次電子像の観察を行うにうにして
も良い。
[効果]
以上詳述した如く、本発明では、試料を加熱して電子線
を照射するようにしているため、絶縁物試料表面の帯電
を防止することができ、長時間に亙る絶縁物試料の2次
電子像の観察が可能となる。
を照射するようにしているため、絶縁物試料表面の帯電
を防止することができ、長時間に亙る絶縁物試料の2次
電子像の観察が可能となる。
第1図は本発明に基づく方法を実施するための走査電子
顕微鏡の一例を示す図、第2図は絶縁物の温度と絶縁抵
抗の関係を示す図、第3図は電子線の加速電圧と絶縁物
試料からの電子発生率との関係を示す図である。 1・・・電子銃 5・・・収束レンズ6・・・
試料 7・・・走査信号発生回路8・・・偏
向コイル 10・・・増幅器9・・・マイクロチャン
ネルプレート 11・・・映像装置 12・・・赤外線ランプ第1
図 区 へ 舖 −0,1仝 12 旭 兄気
顕微鏡の一例を示す図、第2図は絶縁物の温度と絶縁抵
抗の関係を示す図、第3図は電子線の加速電圧と絶縁物
試料からの電子発生率との関係を示す図である。 1・・・電子銃 5・・・収束レンズ6・・・
試料 7・・・走査信号発生回路8・・・偏
向コイル 10・・・増幅器9・・・マイクロチャン
ネルプレート 11・・・映像装置 12・・・赤外線ランプ第1
図 区 へ 舖 −0,1仝 12 旭 兄気
Claims (2)
- (1)電子線を絶縁物試料に細く集束して照射すると共
に、該電子線を試料の所定領域上で走査し、該試料への
電子線の照射に基づいて発生した2次電子を検出し、該
検出信号に基づいて試料の2次電子像を得るようにした
方法において、該絶縁物試料を加熱した状態で電子線を
照射するようにしたことを特徴とする絶縁物の2次電子
像観察方法。 - (2)該電子線の加速電圧は、絶縁物試料の2次電子発
生率が1近傍となる電圧に設定されている特許請求の範
囲第1項記載の絶縁物の2次電子像観察方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8335185A JPS61240550A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 絶縁物の2次電子像観察方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8335185A JPS61240550A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 絶縁物の2次電子像観察方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61240550A true JPS61240550A (ja) | 1986-10-25 |
JPH0413813B2 JPH0413813B2 (ja) | 1992-03-10 |
Family
ID=13800012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8335185A Granted JPS61240550A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 絶縁物の2次電子像観察方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61240550A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01183047A (ja) * | 1988-01-18 | 1989-07-20 | Electroscan Corp | 自然状態試料観察可能走査型電子顕微鏡 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5789258U (ja) * | 1980-11-21 | 1982-06-02 |
-
1985
- 1985-04-18 JP JP8335185A patent/JPS61240550A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5789258U (ja) * | 1980-11-21 | 1982-06-02 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01183047A (ja) * | 1988-01-18 | 1989-07-20 | Electroscan Corp | 自然状態試料観察可能走査型電子顕微鏡 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0413813B2 (ja) | 1992-03-10 |
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