JPS61240149A - 二次イオン質量分析装置 - Google Patents

二次イオン質量分析装置

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JPS61240149A
JPS61240149A JP60083194A JP8319485A JPS61240149A JP S61240149 A JPS61240149 A JP S61240149A JP 60083194 A JP60083194 A JP 60083194A JP 8319485 A JP8319485 A JP 8319485A JP S61240149 A JPS61240149 A JP S61240149A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ions
mass spectrometer
primary particles
ion
slit
Prior art date
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Pending
Application number
JP60083194A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hirose
広瀬 博
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、二次イオン質量分析装置(以下SIMSと称
する)、特に、難揮発性有機物を分析するための分子8
IMSに関するものである。
〔発明の背景〕
従来、マススペクトロメトリーでは、定量はマルチプル
イオンディテクション(MID)法とか、セレクテツド
イオンモニターリング(8IM)法と呼ばれる、この分
野では良く知られた方法によって実施されている。この
方法では試料をガスクロマトグラフ(GC)に注入しク
ロマトピークの面積からその量を定量している。
これに対して、分子S IMSはクロマトグラムのよう
なピークが得られなかったため、ピークの面積から定量
する定量法を提供することができず、また分子8IMS
の出力は数分〜数十分間出現し、この間1次粒子による
試料損壊も進行するため、定量用として使用する場合に
は問題があった。
なお、アメリカン・ラボラトリイ(AmericanL
aboratory ) 、 3月(March ) 
、 1982年19p〜28pにおけるニス・エム・シ
エイファー他(S、 M、 5cheifers et
 at  )による「分子二次イオン質量分析計J (
M olecslarsecondary  ion 
mass  spectrometry ) Kは、こ
の種の装置についての記載が認められる。
〔発明の目的〕
本発明は、定量分析の可能な分子8IM8装置1   
    を提供可能とすることを目的とするものである
〔発明の概要〕
本発明は、1次粒子源と、分析試料の支持手段と、該分
析試料に対する1次粒子の入射制限手段と、核1次粒子
が前記分析試料を照射して生じる2次イオンの出射規制
手段と、該2次イオンを質量分析する質量分析計とを備
えている2次イオン質量分析装蓋において、前記1次粒
子による照射を繰返して前記分析試料の表面を所定時間
照射する照射手段と、前記2次イオンのうち少くとも2
種の特定イオンのみが前記質量分析計のコレクタースリ
ットに入射するよう選択するイオン選択手段と、前記特
定イオンのイオン電流を積算し定量する手段とを有して
いることを特徴とするものである。
本発明は、試料表面とこれに衝突する1次粒子ビームの
相対位置を変えることができる照射手段を設けることK
よって所期の目的の達成を可能としたものである。
〔発明の実施例〕
以下、実施例について説明する。
第1図は一実施例の構成説明図で、1は1次イオン源、
2は1次イオン、3は静電偏向電極、4は偏向電極、5
は1次粒子入射スリット、6は試料、7はプローブ、8
は2次イオン、9は2次イオン規制スリット、10はア
ーススリット、11は試料分析部、12は検出器、13
はデータ処理装置、14はレコーダ、15はプローブ移
送装置。
16は電源CVa)を示している。
この実施例では、1次イオン源1で生成されたアルゴン
、キセノンなどの1次イオン2は10kV程度に加速さ
れて、高速の1次イオン2ビームとして出射し、1次粒
子入射スリット5を通って試料6に照射される。試料6
は高速の1次イオン2ビームによってスパッターされ、
スパッターされた粒子のうちイオン化された粒子は2次
イオン8となって、2次イオン規制スリット9から出射
され、質量分析部11に入射する。この場合、試料6と
2次イオン規制スリット9とが電源16によって3kV
に保持されていれば、1次イオン2は試料6に約7ke
vのエネルギで衝突し、2次イオン8はアーススリット
10との間で3keVのエネルギを得る。すなわち、こ
の場合の2次イオン8の加速電圧は3kevとなる。質
量分析部11では、例えば、磁場形質量分析計の場合に
は次式を満足するイオンのみが検出器12に到達できる
ここでmは1価イオンの質量数、V、I/i2次イオン
加速電圧、には装置の定数で、この場合磁場の強さもと
のKに含まれる。
この(1)式よシ明らかなように、質量数mを変えるた
めにはVaを変えればよく、質量数m、のイオンを検出
する場合は2次イオン加速電圧をv、。
にし、質量数m、のイオンを検出する場合は2次イオン
加速電圧をvaaにすればよい。従って、2次イオン加
速電圧V a mとV asとを一定間隔(約5Qms
〜100m5)で走査すれば、あたかも質量数m1とm
、を同時に検出できることになる。
第2図は、例えば、質量数m、の物質としてプラデイキ
ニンCso Hts Nts O+t  のプロトン付
加イオンm/210 e oを、質量数m、の物質とし
てグイタミンBl鵞* CgsHssNt40+4PC
oのプロトン付加イオンm/z 13 s sを選んで
、実施例の方法で測定した結果を示すもので、横軸には
試料に1次イオンを照射してからの経過時間、縦軸には
イオン強度がとってあF)1、m、、m、はそれぞれプ
ラデイキニン、ヴイタミンBllの場合を示しており、
’o””’jsは試料表面の電荷が平衝する時間で、t
、を過ぎるとm、は急激に% mmは比較的緩やかに減
少することを示している。その結果、定量情報を得るた
めにt、〜t1間を積算した場合と、t!〜t3間を積
算した場合の面積は明らかに異なシ、従って1次イオン
ビームの照射時間を制御することが重要となる。
実施例の装置を用いて測定を行うには、静電偏向電極3
に電圧を印加し1次イオン2ビームが試料6に到達しな
い状態で、プローブ移送装置15を用いて試料6を挿入
し、測定系はSIM測定モードにしておく。次に偏向電
源4と静電偏向電極+     3とで1次イオン2ビ
ームを走査すると、1次粒子入射スリット5を1次イオ
ン2が通過した場合のみ2次イオン8が検出器12で検
出され、データ処理装置13とレコーダ14によって、
第3図に示すようなピークを測定することができる。こ
の図の横軸、縦軸はそれぞれ時間、イオン強度を示して
おシ、m、を測定試料、m、を内部標準物質のピークと
すれば、m、の量は既知で、例えば1ナノグラムであl
)、m、、m、のピーク面積がそれぞれS、、S、で、
その比が3:1とすれば、m、の量は3ナノグラムとし
て定量することができることになる。この場合精度が問
題となるが、5回の測定結果では3.2±3パーセント
であった。
従来装置で得られた値は30パ一セント以上の誤差があ
ったのと比較すると一桁以上の定量精度の改善が可能と
なった。この場合測定試料と標準物質のイオン化の難易
の差は予め測定し補正される。
1次粒子がイオンではなく中性粒子の場合には1次粒子
は偏向出来ないので、このような場合はプローブ7をプ
ローブ移送装置15を用いて移動すれば同様の効果が得
られる。その他1次粒子源の位置を移動させたシ、出射
角度を変化させたりしても同様の効果が得られる。
第4図は他の実施例の説明図で、1は1次イオン源、2
は1次イオン、5は1次粒子入射スリット、17はシャ
ッターで、この実施例は1次イオン2ビームをシャッタ
ー17で制御し、一定時間だけビームを照射するもので
、第5図の如き測定結果が得られる。この図の横軸、縦
軸にはそれぞれ時間、イオン強度がとってあり、t−a
は照射時間、その他は第3図と同一の符号で表示しであ
る。
第6図はさらに他の実施例で、1は1次イオン源、5は
1次粒子入射スリット、6は試料、18はアーススリッ
ト、19は電源、20はスイッチを示している。この実
施例は1次粒子の加速電圧を制御し、1次イオンビーム
の照射を制御する方法で、この場合の出力も第5図と同
様になる。
これらの実施例では、試料を照射する時間を正確に制御
すれば、多くの試料について同じ照射時間のデータを取
得することが可能となシ測定データはよシ正確になる。
また一定間隔で何回ものデータを取得すれば平均値を求
めることも可能である。
以上の如き実施例によれば、分子SIMS又はFAB法
といわれている測定方法で定量分析が可能となる。
〔発明の効果〕
本発明は、定量分析の可能な分子SIMS装置を提供可
能とするもので、産業上の効果の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の二次イオン質量分析装置の一実施例の
構成説明図、第2図は同じく原理の説明図、第3図は同
じく第1図の装置による分析結果の説明図、第4図は同
じく他の実施例の要部の構成説明図、第5図は第4図の
装置による分析結果の説明図、第6図は同じくさらに他
の実施列の要部の構成説明図である。 1・・・1次イオン源、2・・・1次イオン、3・・・
静電偏向電極、4・・・偏向電極、5・・・1次粒子入
射スリット、6・・・試料、7・・・プローブ、8・・
・2次イオン、9・・・2次イオン規制スリット、10
・・・アーススリット、11・・・質量分析部、12・
・・検出器、13・・・データ処理装置、14・・・レ
コーダ、15・・・プロー第1 図 第 Z 図 問“閣 第3図 第4図 第5図 第乙図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、1次粒子源と、分析試料の支持手段と、該分析試料
    に対する1次粒子の入射制限手段と、該1次粒子が前記
    分析試料を照射して生じる2次イオンの出射規制手段と
    、該2次イオンを質量分析する質量分析計とを備えてい
    る2次イオン質量分析装置において、前記1次粒子によ
    る照射を繰返して前記分析試料の表面を所定時間照射す
    る照射手段と、前記2次イオンのうち少くとも2種の特
    定イオンのみが前記質量分析計のコレクタースリットに
    入射するよう選択するイオン選択手段と、前記特定イオ
    ンのイオン電流を積算定量する手段とを有していること
    を特徴とする二次イオン質量分析装置。 2、前記照射手段が、1次粒子偏向用電極を用い繰返し
    走査を行う静電偏向手段である特許請求の範囲第1項記
    載の二次イオン質量分析装置。 3、前記照射手段が、前記分析試料を保持したプローブ
    を定速度で繰返し移動させる移動手段である特許請求の
    範囲第1項記載の二次イオン質量分析装置。 4、前記照射手段が、前記1次粒子源における1次粒子
    の発生又は該1次粒子源から前記分析試料への前記1次
    粒子の入射を間欠的に行う切換手段である特許請求の範
    囲第1項記載の二次イオン質量分析装置。
JP60083194A 1985-04-18 1985-04-18 二次イオン質量分析装置 Pending JPS61240149A (ja)

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JP60083194A JPS61240149A (ja) 1985-04-18 1985-04-18 二次イオン質量分析装置

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JPS61240149A true JPS61240149A (ja) 1986-10-25

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6433843A (en) * 1987-07-29 1989-02-03 Hitachi Ltd Secondary ion mass spectrometer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6433843A (en) * 1987-07-29 1989-02-03 Hitachi Ltd Secondary ion mass spectrometer

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