JP3048146B1 - アイソトポマ―質量分析装置 - Google Patents
アイソトポマ―質量分析装置Info
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Abstract
磁場型質量分析計を用いて、イオンの加速電圧の一部を
走査することにより、アイソトポマー分析を行う。
Description
密に計測するための、質量分析装置に関する。アイソト
ポマーとは分子内に同位体を含む分子種であって、元素
や分子内位置の組み合わせにより、温室効果気体には1
0種程度のアイソトポマーが存在し、海洋・陸域の生物
期限有機物のような高分子ほど指数関数的に多種存在す
るものである。
示されているように、検出対象のイオンに偏向磁場を作
用させるだけでなくトロイダル電場を作用させて立体二
次二重収束を行わせて分析を効果的に行うことが提案さ
れている。この考え方によるイオン分析は、個々のイオ
ンの分析としては高感度であるとともに、安定した性能
を示している。
計測することについての配慮は十分とは言えなかった。
ように行われる。
子に変えて、質量分析計に導入し、電子衝撃によってイ
オン化する。この場合、両者のイオン電流を比較するた
めに、未知試料と標準試料を短時間で交互にイオン源に
導入する。質量分析は軌道半径5−20cm程度の磁場
型単収束質量分析計で行う。質量分析計は、複式コレク
ターを使用して、それぞれのコレクターで検出されるイ
オン電流によって同位体を含む分子種の存在比率を検出
する。
位体組成を表わすために、普通δ値を使用する。δ値は
標準試料に相対的な同位体比の差を千分率(‰)で表わ
したものである。酸素を例にとると、
n Water(標準海水)の略で、酸素と水素の標準試料と
して全世界で使用されている。
直読法で測定する。例えば、CO2ガスの場合には、m
/e(質量数/電荷)=44のイオンはCO2 +で、他の
m/e値のイオンに比べ存在度が大きいので、第1コレ
クターに入射するイオン電流I1(m/e=44)は、
第2コレクターに入射するイオン電流I2(m/e=4
5)より桁違いに強い。これらを標準ガスと未知試料ガ
スの両者について直読し、それらの比からδ値を求め
る。
いる標準試料を意味する。
マーの質量分析に用いられていた複式コレクターを設け
た磁場型単収束質量分析計では、質量分解能が100か
ら200程度と非常に低い。この程度の質量分解能しか
有しない質量分析計では、例えば、一酸化二窒素(N2
O)において、14N15N16O(分子量44.99809
760)と14N2 17O(分子量45.0052790)
を別個に検出することができない。すなわち、アイソト
ポマーの質量分析ができないという問題があった。
質量分解能の例をメタン、一酸化二窒素および一酸化窒
素の分析について表1に示した。
て、それぞれを構成する原子の組み合わせとその分子量
について示した。表からわかるように、それぞれの分子
量の差はわずかであり、これを弁別して検出するために
は高い分解能が必要であることは容易に理解できる。
束質量分析計を、そのままの原理で高分解能化、例えば
分解能を10000以上にしようとすると、質量分析計
のイオン源と検出器の距離が数十メートルという巨大な
装置にしなければならないことになり、実用上実現不可
能である。
析のために本発明は、特公平3−52180号に開示さ
れている二重収束質量分析計を基本とし、同一元素の安
定同位体を含む分子種の分析では、イオン加速電圧の一
部を走査することにより簡便に行うことを可能にするも
のである。異なる元素のアイソトポマーの分析では、磁
場強度を元素に対応した値に変更するとともに、イオン
加速電圧の一部を走査することことにより行う。
説明する。図1は本発明の実施例を示すブロック図であ
り、特公平3−52180号に開示されている二重収束
質量分析計の構成を基礎として構成したものである。
あり、導入された試料をイオン化するためのイオン化室
12、イオンを収束するためのレンズ電極31a、31
bよりなる。レンズ電極は、必要ならもっと多くしても
良い。33は試料導入部であり、イオン化室12に標準
試料と分析対象の試料とを交互に供給する。32はレン
ズ電源であり、レンズ電極31a、31bに必要な電圧
を供給する。4はスリットであり、加速されたイオンを
一定の領域からのみ導出するために使用される。13a
−13dは静電四極レンズでありイオンビームの通路に
配置され、イオンビームの収束、発散を制御する。14
はイオンビームの通路に配置された磁場コイル、15は
イオンビームの通路に配置された電場電極、20はイオ
ンビームの通路に配置されたスリットである。スリット
20を通過したイオンはアルミニウムなどの素材で形成
されたコンバージョンダイノード(電位は−15kV程
度)16の表面をヒットし、二次電子が生成し、それを
イオン検出器17で検出する。40は総合制御装置であ
り、実質的には計算機で構成され、各機器に対する電圧
の制御あるいは試料のイオン化のための試料の導入制御
等を行うとともに、イオン検出器17の出力を解析する
機能を備える。
静電四極レンズ13a−13d、磁場コイル14および
電場電極15の各機器は標準試料のイオンが所定の加速
電圧でスリット4から放出されたとき、イオン検出器1
7からもっとも効率良くイオンの検出ができる電圧で付
勢されるが、これらの機器の構成および制御、および、
イオンビームの通路を真空に維持するための全体構造お
よび排気系、試料導入部33、さらにはイオン化室12
の構成および制御については、従来技術がそのまま適用
できるので説明は省略する。
速電極に加速電圧を時間的に変化する形の電圧を与える
ことを特徴とする。時間的な変化としては、鋸歯状波的
に変化させる場合と階段的に変化させる場合について実
施例について説明する。
図である。
33から標準試料および分析対象試料が、たとえば、6
0秒ずつ30秒の中断時間を置いてイオン化室12に導
入される。中断時間30秒は系の中のイオンが排気装置
により除去され、標準試料および分析対象試料のコンタ
ミを防止するに必要な時間である。
に示す。これは、標準試料に対しても同じであるので、
図示は省略する。(b)に示すように、イオン源チャン
バー3内の加速電極には加速電圧Vs、Vcが加えられ
る。ここで加速電圧Vcは一定電圧であり、その大きさ
は、標準試料がイオン化されてイオンビームとして放出
された場合に、もっとも効率良くイオン検出が行われる
ための加速電圧よりやや小さい値である。イオン源チャ
ンバー3内の加速電極にに加えられる加速電圧Vsは、
図に示すように一定電圧Vcを基準にして鋸歯状波的に
変化する電圧であり、その最大値は、分析対象試料がイ
オン化されてイオンビームとして放出された場合に、そ
の試料に含まれていることが期待されるアイソトポマー
のイオンがイオン検出器17で確実に検出できるための
加速電圧よりやや大きい値である。
出力を模式的に示す波形である。ピーク値Pm1は加速電
圧Vsが標準試料が分析されるための大きさになったと
きに得られる出力を示す。一方、ピーク値Pm2は加速電
圧Vsがアイソトポマーが分析されるための大きさにな
ったときに得られる出力を示す。当然、分析対象試料に
含まれるアイソトポマーの量は極端に少ないから、両ピ
ーク値Pm1、Pm2の大きさは極端に異なるのが一般的で
ある。
が標準試料が分析されるための大きさになったときに得
られる出力であるピーク値Pm1が得られるだけであるの
で、図による説明は省略する。
が、標準試料より重い場合を想定して説明したが、これ
が、軽い場合も含んで検出できるためには、加速電圧V
cの設定および加速電圧Vsのスキャンの範囲はこれを
カバーできるものでなければならないのは当然である。
また、複数のアイソトポマーの質量分析が必要である場
合には、加速電圧Vsの設定はそれらの内の最も重いも
のにも対応できることが必要である。
する図である。
は図2で説明したのと同じである。
に示す。この場合も、標準試料に対しても同じであるの
で、図示は省略する。(b)に示すように、加速電圧V
cよりやや大きいパルス状の電圧、加速電圧Vsよりや
や小さいパルス状の電圧が、図2における鋸歯状波の加
速電圧と同様の周期で繰り返し加えられる。加速電圧V
cは一定電圧である。ここで、前記加速電圧Vcよりや
や大きいパルス状の電圧の大きさは、標準試料がイオン
化されてイオンビームとして放出された場合に、もっと
も効率良くイオン検出が行われるための加速電圧であ
る。また、前記加速電圧Vsよりやや小さいパルス状の
電圧の大きさは分析対象試料がイオン化されてイオンビ
ームとして放出された場合に、その試料に含まれている
ことが期待されるアイソトポマーのイオンがイオン検出
器17で確実に検出できるための加速電圧である。ここ
でも、加えられる加速電圧Vsは、図に示すように一定
電圧Vcを基準にして変化する電圧である。
出力を模式的に示す波形である。パルス値Pm1は標準試
料が分析されたときに得られる出力を示す。パルス値P
m2はアイソトポマーが分析されたときに得られる出力を
示す。この実施例では、加速電圧がそれぞれを検出する
に最適な電圧で与えられているから、検出出力はピーク
値ではなく、パルス状となる。また、分析対象試料に含
まれるアイソトポマーの量は極端に少ないから、当然、
両ピーク値の大きさは極端に異なるのが一般的である。
種に適したものでないとイオンの検出効率が極端に低下
するから、分析対象分子種に応じて最適な電圧に設定す
ることが重要である。一方、設定が適切に行われれば、
それに応じたデータが得られる時間が長いから、十分な
データが得られる。
量が、標準試料より重い場合を想定して説明したが、こ
れが、軽い場合も含んで検出できるためには、加速電圧
Vcの設定および加速電圧Vsの設定の範囲はこれをカ
バーできるものでなければならないのは当然である。ま
た、複数のアイソトポマーの質量分析が必要である場合
には、それぞれに応じた加速電圧Vsの設定が必要であ
る。
象とするから、図1に示す系の構成は、先にも述べたよ
うに、イオンビームの通路に配置される静電四極レンズ
13a−13d、磁場コイル14および電場電極15の
各機器は標準試料のイオンが所定の加速電圧でスリット
4から放出されたとき、イオン検出器17からもっとも
効率良くイオンの検出ができる電圧で付勢されるものと
されている。
測定する場合、たとえば、前述した表1における分子C
H4,N2OあるいはNO等の分析を同じ系の構成のまま
で加速電圧Vsの変化で対応させることはできない。こ
の場合には、総合制御装置40により、各測定対象に最
適な系の構成を行った後それぞれの分子に対するアイソ
トポマーの質量分析を実行することになる。
び電場電極15の電圧変更、加速電圧Vc,Vsの変更
である。系の構成が分析対象の分子に対して最適化され
れば、分子の質量の違いは問題でなく、その分子のアイ
ソトポマーの質量分析を図2、図3で説明したと同様に
実行できる。
アイソトポマーの測定では、比較すべきイオンの強度比
が大きく異なる場合が多い。図4は、このためのイオン
検出器の工夫の一例を示す。すなわち、イオン検出器1
7の電流検出器24の出力増幅器を、たとえば、25
a、25bのように二つ備え、それぞれの増幅率を変え
ておく。そして、図2におけるパルス出力Pm1を検出す
る場合には、増幅率の低い増幅器からの信号を利用し、
パルス出力Pm2を検出する場合には、増幅率の高い増幅
器からの信号を利用するようにすれば良い。本発明で
は、たとえば、図2あるいは図3の実施例からわかるよ
うに、イオンの加速電圧の設定に対応して、いずれかの
増幅器からの信号を選択して使用すれば良いから簡単に
実施することができる。こうすれば、元々のイオン強度
が異なっている場合でも、同程度の信号量を得ることが
でき、同位体比を求める場合にも都合がよい。なお、2
6a、26bはそれぞれAD変換器であるが、これは、
出力増幅器25a、25bに内蔵したものとしても良い
し、総合制御装置40にデータを取り込んだ後、この中
で変換して処理するものとしても良い。
マススペクトルデータから、未知試料の標準試料に対す
る相対的な同位対比δ値を求める手順を説明する。図5
にその全体の流れを示す。まず、標準試料と未知試料の
それぞれについて、マススペクトルデータの中から、ピ
ークパターンを分離・抽出する。これらのピークは、分
子内に含まれる同位体の違いに応じて複数現れるもので
ある。次に、その各ピークパターンの強度を定量するた
めに、ピークの高さ、または、面積を求める。そのピー
ク強度の比を求めることにより、分子内の異なる同位体
の存在比が求まる。この比の値を、標準試料と未知試料
との間で比較することにより、δ値を求める。
ークパターンを分離する手順を示す。マススペクトルデ
ータは、図2、図3の説明から分かるように、一回の計
測で多数得られるものであり、この多数のデータを統計
的に処理する。まず、マススペクトルデータの中から、
ピークパターンが存在する質量範囲を切り出す。ピーク
パターンには、単一のピークからなると考えられる“単
純ピーク”と、複数のピークが重なっている考えられる
“複合ピーク”とがある。このうち、後者については、
さらに重なったピーク同士を分離することが必要にな
る。ここで、複合ピークを構成する各ピークの形状は、
単純ピークの形状と等しく、装置に固有のものと考えら
れる。この形状を表す関数をボケ関数Rとする。単純ピ
ーク領域の複数回の走査結果から、質量軸上での位置ず
れを補正して、平均を取り平滑化することにより、ボケ
関数Rを求めることができる。次に、このボケ関数Rを用
いてデコンボリューションを行うことにより、複合ピー
クパターンから、その中に含まれる各ピークを分離する
ことができる。
ピークパターンからその中に含まれる各ピークを分離す
るための手順を示す。デコンボリューションの計算は、
コンボリューションの逆演算であるが、ノイズを含んだ
測定データに対して一意に解を得るために、最大エント
ロピー法を利用する。即ち、ノイズに起因すると考えら
れる誤差を許容して、測定したデータに合致する解の中
から、エントロピーが最大になるものを選ぶ。その計算
は反復改善による。n回目の解を(数3)と表す。
ず、初期分布を(数4)に示すように適当に生成する。
でよい。
す分布のエントロピー(数6)を計算し、また、そのX
n(i)に関する偏微分を計算する。
ションZn=R*Xnを計算し、測定結果の複合ピークパ
ターンYと比較して、誤差Y−Znの大きさCを評価
し、同様に、そのXn(i)に関する偏微分を計算する。こ
うして計算されたエントロピーSと誤差の大きさCの勾
配方向から次のループ処理での解Xn+1を、最急勾配
法、共役勾配法などにより計算する。これを繰り返し
て、S−λCを最大化する解を計算する。ここで、λは
Lagrange乗数である。S−λCが飽和しXn内に含まれ
るピークが十分に分離したときループ処理を終了する。
た例を示す。これは、表1に示す分子量が約44のに対
して、分子量が約45の2つのアイソトポマー異性体14
N15N16Oと14N2 17Oとを分離した例である。測定さ
れたスペクトルの複合ピークパターンYは、滑らかな近
似スペクトルZnで近似されており、その中から二つつ
のピークが分離されている。これらのピークのそれぞれ
が、14N15N16Oおよび14N2 17Oに対応する。図の右
端に表れているピークは、系の中に残っていたものによ
るノイズと考えられる。
ものであり、図から14N15N16Oが14N2 16Oに比較し
て多いことが分かる。なお、図8では、使用された装置
の校正が十分に行われていないため横軸の分子量データ
が正しく現れていない。
わせて分析を効果的に行うことに加えて、イオンの加速
電圧を予期されるアイソトポマーに対応した電圧で加速
制御により、簡便に計測できる。
基礎として構成したブロック図。
のイオン検出器の一例を示す図。
トルデータから、未知試料の標準試料に対する相対的な
同位対比δ値を求める手順を説明する図。
を分離する手順を示す図。
ンからその中に含まれる各ピークを分離するための手順
を示すず。
トポマーの分析結果の一例示す図。
イオン化室、13a−13d:Qレンズ、14:磁場コ
イル14、15:電場電極15、16:コンバージョン
ダイノード、17:イオン検出器、31a、31b:加
速電極、32:加速電源、33:試料導入部、40:総
合制御装置。
Claims (4)
- 【請求項1】 イオンビームの通路に偏向磁場およびトロ
イダル電場を作用させて立体二次二重収束を行わせて試
料の分析を行う質量分析装置であって、前記試料をイオ
ン化するイオン化室、該イオン化室に試料を供給する手
段、前記イオンビームの通路にイオンを放出するための
加速電極および該加速電極にイオンの加速電圧を繰り返
し与える加速電源、増幅度を異にする信号増幅装置を備
えるイオン検出器およびこれらの制御及び検出結果の処
理を行う総合制御装置を備え、かつ、前記試料として標
準試料と被検体試料とが交互に供され、前記加速電圧が
分析対象の大部分のイオンの質量に対応する加速電圧よ
りはやや小さい固定加速電圧と前記分析対象の大部分の
イオンのアイソトポマーのイオンの質量にほぼ対応した
範囲で変化する鋸歯状の加速電圧との和で与えられ、前
記イオン検出器の出力をアイソトポマーに対応する信号
検出は信号増幅装置の高い増幅度による出力を使用し、
そうでないときは、信号増幅装置の低い増幅度による出
力を使用して、標準試料と被検体試料との強度信号から
標準試料に対する被検体試料の相対的な同位体比の差に
対応するδ値を導出することを特徴とするアイソトポマ
ー質量分析装置。 - 【請求項2】 前記鋸歯状の電圧に代えて、前記分析対象
の大部分のイオンの質量にほぼ対応する矩形状の加速電
圧と前記アイソトポマーのイオンの質量にほぼ対応した
矩形状の加速電圧との和で与えられる請求項1記載のア
イソトポマー質量分析装置。 - 【請求項3】 前記信号増幅装置の出力の選択を前記鋸歯
状の電圧の大きさに着目して決定する請求項1または2
記載のアイソトポマー質量分析装置。 - 【請求項4】 前記信号増幅装置の出力の選択を前記鋸歯
状の電圧が所定の大きさになるタイミングに着目して決
定する請求項1または2記載のアイソトポマー質量分析
装置。
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