JPS6123924Y2 - - Google Patents

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JPS6123924Y2
JPS6123924Y2 JP949882U JP949882U JPS6123924Y2 JP S6123924 Y2 JPS6123924 Y2 JP S6123924Y2 JP 949882 U JP949882 U JP 949882U JP 949882 U JP949882 U JP 949882U JP S6123924 Y2 JPS6123924 Y2 JP S6123924Y2
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bolt
tapered
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mounting hole
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JP949882U
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JPS58111408U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、2個の物品を着脱自在に固着するた
めの脱着具に係り、特に遠隔操作によるハンドリ
ングを容易にするための脱着具に関するものであ
る。
原子力機器の分野では、安全のため各種機器の
操作や、保守点検等にマニプレータ等を用いた遠
隔操作が行われ、特に長期間安全に使用するため
に、定期的な点検作業として、分解、組立て作業
が必要となるが、従来、機器の取り付け、固着等
には通常のボルト、ナツトが用いられるために、
遠隔操作が非常に悪かつた。これは、保守点検の
ために機器を分解、組立を行う際、従来のボル
ト、ナツトでは、ボルトやナツトを外して別の位
置に置かねばならないが、遠隔操作においては、
このような物品の位置を変える作業は極めて煩わ
しく、作業能率上、最も大きい障害となるからで
ある。
従つて本考案の目的は、分解、組立時にもいず
れかの物品に結合されて物品から取り外されない
ようになつており、しかも物品同志の着脱が簡単
な動作で行えるような脱着具を提供することにあ
る。
続いて添附した図面を参照して、本考案を具体
化した実施例について詳しく説明する。ここに第
1図は、本考案の一実施例に係る脱着具の分解正
面図、第2図a〜dは、同脱着具の着脱手順を示
す正断面図、第3図は、他の実施例に係る脱着具
の正断面図である。
第1図及び第2図aにおいて、1及び2は、別
個の物品で、第1物品1に脱着具3を用いて、第
2物品2を取り付けるものとする。第1物品1に
刻設した雌ネジ4に螺着したボルト5は、その頭
部6が締付け用の六角柱をなし、更にその先端が
テーパ面7を形成している。頭部6の下部には、
上記テーパ面7と逆方向のテーパ面8を外周に有
する楔体9が形成されており、該楔体9と第1物
品1に螺合したネジ部10との間は、ストレート
部11が構成されている。ネジ部10の下端に
は、抜け止め用のワツシヤ12及びナツト13が
取り付けられており、第1物品1の中心には、前
記雌ネジ4と連続する収容穴14が穿設されてい
る。この穴14は、ボルト5の締付時に、ストレ
ート部11を収容する部分であぬ(第1図d参
照)。
第1物品1にセツトボルト15によつて固設さ
れた割リング16は、第1物品1に固着されつ
つ、その中心に前記ボルト5のストレート部11
が貫通する胴部17と、前記楔体9のテーパ面8
と同じ方向に拡開するテーパ状弾性翼18とを一
体に有して構成されている。上記弾性翼18に
は、軸方向の複数の割溝19が形成されているた
め半径方向にたわみ可能となつている。
一方第2物品2側には、脱着具3を挿入するた
めの取付孔20が設けられており、取付孔20の
内面には、上記弾性翼18を案内しつつたわませ
るためのガイド用テーパ部21と、該ガイド用テ
ーパ部21とは逆方向のテーパ角度を有する締付
用テーパ部22とが形成されている。上記締付用
テーパ部22のテーパ方向は、前記弾性翼18或
は楔体9のテーパ方向と同一であり、取付孔20
の最小径部である首部23の内径は、前記楔体9
の外径より若干大きく、且つ弾性翼18の最大外
径Dは、上記首部23の内径より大きく、前記締
付用テーパ部22の大径部の内径dにほぼ等しく
決定されている。
続いて上記実施例をその着脱操作について更に
説明する。第1物品1に第2物品2を取り付ける
場合には、第1図aに示したように、ボルト5を
矢印24の方向へ最も突出させた状態とし、第2
物品2の軸芯を脱着具3の軸芯に合わせた後、第
2物品2を脱着具3の方向へ移動させ、ボルト5
をその頭部6を先頭にして取付孔20内へ挿入し
ていく。すると、同図bに示す如く第2物品2側
のガイド用テーパ部21に弾性翼18が当接し、
さらに挿入すると弾性翼18が中心方向へたわむ
ので、弾性翼18が首部23を通過することがで
き、やがて第1物品1側のテーパ面25がガイド
用テーパ面21に当接した時点(挿入完了時点)
で、第1図cに図示したように弾性翼18が、締
付用テーパ部22に沿つて拡開した状態となる。
次いで、六角柱状頭部6を把持して、矢印26の
方向へボルト5を回転させると、ボルト5がネジ
部10の運び作用によつて矢印27の方向へ進行
し、楔体9が弾性翼18の中へ押し込まれて行
き、その楔作用によつて楔体9が弾性翼18を締
付用テーパ部22に強く押圧するため、第1図d
に示す如く脱着具3を介して第2物品2が第1物
品1に固定される。
固定された第2物品を第1物品から取り外す場
合には、上記の手順を逆行する。即ちボルト5を
逆転させて楔体9の弾性翼18への食い込みを第
1図cのように外し、その後第2物品2を矢印2
7とは逆の方向へ移動させ、第1物品から離脱さ
せるのである。
従つて本脱着具は、第2物品を矢印27の方向
(又はその逆方向)へ移動させると共に、ボルト
5を回転させるだけで、着脱が完了し、着脱の前
後においても、脱着具は第1物品に螺着されたま
まの状馳を維持できるので、脱着具を緩めた後
も、他の置き場所を考える必要がない。
上記実施例では、楔体9とボルト5とを一体と
して構成したため、第1図dのような状態でボル
ト5を回転させると、楔体9と弾性翼18との間
での摩擦力が大きく、両者の接触表面にメタルコ
ンタクト摩耗を生じる可能性がある。第3図に示
した他の実施例では、この点の改良がなされてお
り、楔体9′の中央孔28にボルト5の直線部分
29が貫通している。従つて、図に示した状態で
ボルト5を回転させても楔体9′は回転せず、弾
性翼18内へ食い込んで行くのみであり、楔体と
弾性翼との間のメタルコンタクト等は防止され
る。また上記いずれの実施例においても、ボルト
を回転させるための六角柱状の頭部6は、図のナ
ツト13の位置に設けてもよい。かかる頭部6の
位置は、取り付ける物品の性質、スペース、マニ
プレータの腕が入り込む方向等によつて任意に変
更される。
本考案は以上述べた如く、第1物品と第2物品
とを遠隔操作によつて、結合固着させるための脱
着具であつて、第1物品側に、テーパ状の楔体と
締付用のボルト頭部とを有するボルトと、第1物
品に固着され、上記楔体のテーパ面と同じ方向に
拡開するたわみ自在のテーパ状弾性翼を有し中央
に前記ボルトを貫通させた割リングとを設け、第
2物品側に、上記ボルト及び割リングを挿入する
取付孔であつてその内面にガイド用テーパ部と、
該ガイド用テーパ部とを有する取付孔を設けたも
のであるから、両物品を分解する場合にも、ボル
トが物品から離れることがなく、常に物品側に取
り付けられた状態であるから、分解、組立てに際
してボルトやナツトを別の場所へ置く手間が不要
となり、遠隔操作の煩しさが解消され、操作の能
率が著るしく向上するので、マニプレータ等を操
作するオペレータが疲労から解放される。また第
2物品側の取付孔にガイド用テーパ部が設けてあ
るから、ボルトが挿入時にガイドされて芯合せが
容易となり、遠隔操作が楽になると共に、ボルト
頭部をテーパ状に加工した場合には、このガイド
機能が更に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例に係る脱着具の分
解正面図、第2図a〜dは、同脱着具の着脱手順
を示す正断面図、第3図は、他の実施例に係る脱
着具の正断面図である。 符号の説明、1…第1物品、2…第2物品、
9,9′…楔体、6…ボルト頭部、5…ボルト、
8…テーパ面、18…弾性翼、16…割リング、
20…取付孔、21…ガイド用テーパ部、22…
締付用テーパ部、7…先端部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 第1物品1と第2物品2とを遠隔操作によつ
    て、結合固着させるための脱着具であつて、 第1物品側に、 (i) テーパ状の楔体9,9′と締め付け用のボ
    ルト頭部6とを有するボルト5と、 (ii) 第1物品に固着され、上記楔体のテーパ面
    8と同じ方向に拡開するたわみ自在のテーパ
    状弾性翼18を有し中央に前記ボルト5を貫
    通させた割リング16と、 を設け、 第2物品側に、 (iii) 上記ボルト5及び割リング16を挿入する
    取付孔20と、 (iv) 上記取付孔の内面に形成したガイド用テー
    パ部21と、該ガイド用テーパ部とは逆方向
    のテーパ角度を有する締付用テーパ部22
    と、 を設けたことを特徴とする遠隔操作用脱着
    具。 2 ボルト5の先端部7がテーパ状に唄工されて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項に記載され
    た脱着具。
JP949882U 1982-01-26 1982-01-26 遠隔操作用脱着具 Granted JPS58111408U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP949882U JPS58111408U (ja) 1982-01-26 1982-01-26 遠隔操作用脱着具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP949882U JPS58111408U (ja) 1982-01-26 1982-01-26 遠隔操作用脱着具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58111408U JPS58111408U (ja) 1983-07-29
JPS6123924Y2 true JPS6123924Y2 (ja) 1986-07-18

Family

ID=30022130

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP949882U Granted JPS58111408U (ja) 1982-01-26 1982-01-26 遠隔操作用脱着具

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JP (1) JPS58111408U (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60162712U (ja) * 1984-04-06 1985-10-29 海野 延夫 タラツプ取付用コンクリ−トアンカ
JP4707544B2 (ja) * 2005-12-01 2011-06-22 Sus株式会社 構造材の結合構造
DE202007015605U1 (de) * 2007-11-09 2009-04-30 Hettich-Heinze Gmbh & Co. Kg Verbindungsbeschlag und Montageanordnung
JP2010253572A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Makita Corp 切断機における割り刃の固定具脱落防止構造

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Publication number Publication date
JPS58111408U (ja) 1983-07-29

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