JPH02198726A - ねじ付連結要素をねじ込む、或いは弛めるためのアダプター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明の主題は、自動ねじ込み・弛め部材とねじ付連結
要素の向かい合った端の間に挿入される、ねじ付連結要
素をねじ込む、或いは弛めるためのアダプターである。

ねじ付連結要素、もっと詳細には、例えばボルトからな
る大型の連結要素をねじ込み、或いは弛めるために、ね
じ込み・弛めロボットのような自動装置が一般に用いら
れている。

ねじ弛め作業は通常、引張りジャックのロッドを連結要
素の自由部分に固定し、かかるジャックを介して連結要
素に引張力を及ぼし、これによって前記要素を伸ばし、
続いて締付はナツトを連結要素と共に引き、かかるナツ
トを支持面から遠ざけるように移動させることによって
行われる。次いで、連結要素は、ねじ込み・弛めロボッ
トによってねじの進路の反対方向の回転で回される。

連結要素を弛めることにある、ねじ弛め作業の第１段階
はしばしば最も注意を要し、これは実際上、この段階の
初期において成る問題が生ずる。

これらの問題は、一方ではねじの潰れから、他方では機
械的脆化点から生ずる。

第１の場合では、効果的に作用させるために、当初与え
られた値よりも大きな値のねじ弛めトルクを及ぼさなけ
ればならないことは明らかである。

この事態は、引張りジャックと連結要素との間の連結の
付近で、追加の、従って寄生力を必要とし、その効果は
前記連結の間欠的な、あるいは常時のいずれかの滑りを
助長することにある。

第２の場合では、この状況は特に注意を要する。

機械的脆化点は、ねじ山の間につまったちぎれた堅い物
の存在、或いは過度の締付力、若しくは作業中の力によ
って起こされるクリープのいずれかによって引き起こさ
れる。

いかに異常のタイプを除去しても、今まで用いられてい
る装置によっては、問題を効果的に克服することができ
ず、また通常かなり長い作業時間を必要とし、かかる作
業は大量の放射線や化学汚染にさらされることによって
しばしば危険に遭遇する領域で行われるかもしれないか
ら、これに従事する人々の安全性に不利になることがあ
る。

従って、本発明の目的は、ねじ付連結要素をねじ込む、
或いは弛めるためのアダプターであって、上述の欠点を
回避し、その設計により取付を非常に短時間でできるよ
うにすると同時に、ねじ付連結要素にかかる張力を強め
、或いは弱めるために、締付けの効果を正確に変えるこ
とを常に行うことができる可能性を提供するアダプター
を提供することにある。

本発明による、ねじ付連結要素をねじ込む、或いは弛め
るためのアダプターは、連結要素の端にねじ込まれ、ね
じ込み・弛め部材と前記連結要素とを連結するようにな
った２方コネクターと共働作用するナツトと、前記ナツ
トと前記コネクターとの間の回転式セルフロッキング手
段と、連結要素の端に配置されたコネクターの弾性支持
用手段とを有することを特徴とする。

本発明の他の特徴によれば、 ナツトには、個別の機能を行う輪郭の異なる連続部分で
作られたオリフィスが、軸線方向に真っ直ぐあけられ、 ナツトのオリフィスは、底部に、連結要素のねじ端にね
じ込まれるようになった雌ねじを、中間部に、前記オリ
フィスの軸線に垂直な環状断面を持つストップを、そし
て頂部に、中央孔２４を備えたガードケーシングを有し
、 ２方コネクターが、底部から頂部まで連続的に、連結要
素の端に合わされた内側ボアと、外側環状ストップと、
外側歯付リングと、ねじ込み・弛め部材に連結するため
の手段とを有し、 セルフロッキング手段が、ナツトの壁の厚さに、半径方
向に配置され、コネクターの歯付リングと共働作用する
少な（とも１つのキャッチからなり、キャッチの端が歯
の形態を有し、その輪郭がリングの歯に対応し、 連結要素の端に配置されたコネクターの弾性支持用手段
が、ばねインサートからなる。

本発明は、単に例として述べられ、添付図面に関連して
行われた以下の説明の助けでもっと良く理解されるであ
ろう。

（実施例） 第１図及び第２図に示すように、本発明による装置は、
図示しない自動ねじ込み・弛め部材とねじ付連結要素、
もっと詳細には、例えばボルト１からなる大型の要素と
の連結を行うのに用いられる。

本アダプターは、ブロックから作られ、かくして高度の
耐性を備えるナツト２で作られている。

このナツトには、個別の機能を行う輪郭の異なる連続部
分で作られたオリフィス２０が、軸線方向に真っ直ぐあ
けられている。

か＜シテ、オリフィス２０は、下部に、ボルト１のねじ
端１ａにねじ込まれるようになった雌ねじ２１を、中間
部に、前記オリフィスの軸線に垂直な環状断面を持つス
トップ２２を、そして頂部に、中央孔２４を備えたガー
ドハウジング２３を有する。

ナツト２は更に、その頂部に、オリフィス２０の軸線と
垂直で、第３図に拡大代で示すキャッチ２６を半径方向
に配置するボア２５を有する。このキャッチ２６は、ボ
ア２５に収容されたシャフト２８によって延長されたロ
ーレットノブ２７を有する。一端がボア２５の肩部によ
って形成された固定ストップ３０に当たり、他端がシャ
フト２８の頭部によって形成された可動ストップ３Ｉに
当っているばね２９がシャフト２８に配置されている。

シャフト２８の頭部３１の端は、係合面３２ａを有する
歯３２の形態である。

キャッチ２６は、ナツト２の周縁に設けられた凹部３４
に収容されるピン３３によって垂直位置に保持される。

ナツト２は、ボア２５とほとんど同じ高さに、所定の締
付はトルクに従って調節された制御装置の端７を係合さ
せることができる一組の対称的に配列された盲孔３５を
有する（第２図）。

アダプターはまた、基部にボルトｌの端の形状に適合す
る雌ハウジング４０を備えた２方コネクター４からなる
。この雌ハウジングは、例えば少なくとも２つの平行な
平面を有する半円形ボアからなる。

コネクター４の中間部は、ブロックから切って作られ、
キャッチ２６の歯３２を受入れるようになった周囲歯４
１を備える。このコネクターの頂部は、図示しないねじ
込み・弛め部材をアダプターに連結する適当な機械加工
片４２を有する。

コネクター４はまた、ナツト２のストップ２２の環状面
を受けるようになった外側環状ストップ４３を有する。

最後に、コネクター４は、ハウジングの内側にボルト１
の端に配置された弾性支持手段を有する。

これらの手段は、例えばクリップ、すなわちピン４７に
よってコネクター４に対して保持された２つのロッド４
６によって吊るされたプレート４５によってハウジング
４０内に保持された、予め選択された構成で積重ねられ
た弾性ばね座金、或いは圧縮ばねのいずれかで作られた
ばねインサート４４からなる。

調節可能な厚さを持つ座金４８を、弾性座金の数、従っ
て所望の力に応じて、ばねインサート４４とハウジング
４０の基部との間に挿入するのが良い。従って、これら
の弾性支持手段の主目的は、ボルトｌの端を起こりうる
つぶれから護ることにある。

アダプターの取付けは、もっばら手で行われ、例えばボ
ルトｌの取外し作業の際行われる。

最初に、弾性支持手段のような種々の要素を備えたコネ
クター４をボルトｌの端に位置決めし、ハウジング４０
がボルト１の成形端に係合するようにコネクター４をそ
の軸線を中心に回転させる。

ナツト２を取付ける前に、キャッチ２６を引き出して、
ローレットノブ２７を回し、ピン３３を垂直凹部３４の
外面に当たる水平位置にもっていくことによってキャッ
チ２６を後部位置に係止する。

次いで、ナツト２をコネクター４に係合させ、かかるナ
ツト２をボルトｌのねじ端１ａに載せる。

ナツト２を、制御装置７を用いてストップ２２の環状面
がコネクター４の環状ストップ４３に当たるまでねじ込
む。

ローレットノブ２７を回転させ、ピン３３を凹部３４内
で垂直位置に収容することによってキャッチ２６を使用
位置にセットする。戻しばね２９は、歯３２をコネクタ
ー４の周囲歯４１と係合させることができる程の力でシ
ャフト２８の頭部３１に軸線方向に作用する。

制御装置７を用いてナツト２を回すことによって締付け
を完了する。この回転が始まるとすぐに、キャッチ２６
は周囲歯４１の凹部内へ跳び込み、かくしてその戻り止
め機能を果たす。

制御装置７を抜取り、次いで、ねじ込み・弛め部材をコ
ネクター４の端に係合させてこのねじ込み・弛め部材を
作動する。

ボルトｌを弛めることにある、ねじ弛め作業の第１段階
は最も注意を要する。この段階の間、ねじ込み・弛め部
材は垂直振動を出し、その振動数は高く、キャッチ２６
の歯３２を周囲歯４１の外へ跳び出させることができる
水平力を生じさせることはない。

その結果、振動は、コネクター４から接触面を通ってボ
ルトｌに直接通り、ボルトｌのもう一方のねじ端に達す
る。

ねじ弛めは、ボルトのねじ端の付近でだけ行われ、コネ
クター４とボルトｌにねじ込まれたナツト２との間のセ
ルフロッキング手段により、コネクター４−ボルトｌの
連結では行われない。

か（して、本発明によるアダプターは、間断なく、そし
て連結のねじの付近でのがたの危険のない垂直振動の通
過を可能とし、その設計によって僅かな取付は時間を要
するにすぎない。

更に、かかるアダプターは、連結の張力を強め、或いは
弱めるように締付けの効果を正確に変更するために、常
時修理保全を行うことができる可能性を提供する。

このタイプのアダプターは、シャフト、或いは大きな管
を端と端を接してしっかりと取付けるのに用いることが
でき、これによってトルクと実質的に軸線方向の力の両
方の通過が可能になる。

本アダプターはまた、弾性的にせよそうでないにせよボ
ールベアリングと座金との連結がある構成部品の積重ね
に半径方向ストップとして用いて、摩擦をなくすことが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明によるアダプターの長手方向断面図で
あり、 第２図は、第１図の２−２線における断面図であり、 第３図は、本発明によるアダプターに取付けられたキャ
ッチの拡大図である。 ■　　・ねじ付連結要素 ２拳　・ナツト ４・・・コネクター ２６・・・回転式セルフロッキング手段（キャッチ） ４１　　・回転式セルフロッキング手段（周囲歯）４４
・・・弾性支持用手段

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）連結要素１の端にねじ込まれ、ねじ込み・弛め部
   材と前記連結要素１とを連結するようになった２方コネ
   クター４と共働作用するナット２と、前記ナット２と前
   記コネクター４との間の回転式セルフロッキング手段２
   ６、４１と、連結要素１の端に配置されたコネクター４
   の弾性支持用手段４４とを有することを特徴とする、ね
   じ付連結要素１をねじ込む、或いは弛めるためのアダプ
   ター。 （２）ナット２には、個別の機能を行う輪郭の異なる連
   続部分で作られたオリフィス２０が軸線方向に真っ直ぐ
   あけられていることを特徴とする、請求項（１）による
   アダプター。 （３）ナット２のオリフィス２０が、底部に、連結要素
   １のねじ端にねじ込まれるようになった雌ねじ２１を、
   中間部に、前記オリフィス２０の軸線に垂直な環状断面
   を持つストップ２２を、頂部に、中央孔２４を備えたガ
   ードケーシング２３を有することを特徴とする、請求項
   （１）によるアダプター。 （４）２方コネクター４が、底部から頂部まで連続的に
   、連結要素１の端に合わされた内側ボア４０と、外側環
   状ストップ４３と、外側歯付リング４１と、ねじ込み・
   弛め部材に連結するための手段４２とを有することを特
   徴とする、請求項（１）によるアダプター。 （５）セルフロッキング手段が、ナット２の壁の厚さに
   、半径方向に配置され、コネクター４の歯付リング４１
   と共働作用する少なくとも１つのキヤッチ２６からなる
   ことを特徴とする、請求項（１）によるアダプター。 （６）キヤッチ２６の端が歯３２の形態を有し、その輪
   郭がリング４１の歯に対応することを特徴とする、請求
   項（５）によるアダプター。 （７）連結要素１の端に配置されたコネクター４の弾性
   支持用手段が、ばねインサート４４からなることを特徴
   とする、請求項（１）によるアダプタ（８）ばねインサ
   ート４４が、コネクター４の内側に吊られたプレート４
   ５によって適所に保持されたばね座金の積重ねからなる
   ことを特徴とする、請求項（７）によるアダプター。 （９）ばねインサート４４が、コネクター４の内側に吊
   られたプレート４５によって適所に保持された圧縮ばね
   からなることを特徴とする、請求項（７）によるアダプ
   ター。