JPS6123910Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6123910Y2 JPS6123910Y2 JP1980187385U JP18738580U JPS6123910Y2 JP S6123910 Y2 JPS6123910 Y2 JP S6123910Y2 JP 1980187385 U JP1980187385 U JP 1980187385U JP 18738580 U JP18738580 U JP 18738580U JP S6123910 Y2 JPS6123910 Y2 JP S6123910Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire mesh
- cone
- wire
- meshes
- speaker diaphragm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 9
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
Landscapes
- Paper (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はスピーカ振動板用シートの製造装置に
関し、その目的とするところはスピーカ振動板用
シートの中心部と外周部との繊維の坪量(すなわ
ち密度g/m2)を異ならしめ、これによつてスピ
ーカ振動板のf特性の高域を伸ばすことにある。
関し、その目的とするところはスピーカ振動板用
シートの中心部と外周部との繊維の坪量(すなわ
ち密度g/m2)を異ならしめ、これによつてスピ
ーカ振動板のf特性の高域を伸ばすことにある。
従来知られているスピーカ振動板の製造工程を
第1図イ〜ホに基づいて説明する。同図イにおい
て、1はエツジ素材2を入れた第1槽、3はコー
ン素材4を入れた第2槽、5は第1槽1内に配設
された金網からなる第1ドラム(同図ロ参照)、
6は、第2槽3内に配設された金網からなるドラ
ム本体6aと、該本体6aに巻回されたゴム製マ
スク6bと、該マスク6bに適当間隔ごとに形成
された各孔7内に配設された金網6cとからなる
第2ドラム(同図ハ参照)8は上記各槽1,3の
上方に配設された布である。かかる構成におい
て、同図イに示すごとく布8を矢印A方向へ移動
させ、両ドラム5,6をそれぞれ矢印B,C方向
へ回転させると、まず第1ドラム5によりエツジ
素材2を抄いて布8にエツジ部2aを転写し、次
に第2ドラム6によりコーン素材4を抄いて上記
エツジ部2a上に円形のコーン部4aを転写し
(同図ニ状態)、次に上記コーン部4aとエツジ部
2aとからなるスピーカ振動板用シートにプレス
加工を施して同図ホに示すごとくスピーカ振動板
9を形成するものである。
第1図イ〜ホに基づいて説明する。同図イにおい
て、1はエツジ素材2を入れた第1槽、3はコー
ン素材4を入れた第2槽、5は第1槽1内に配設
された金網からなる第1ドラム(同図ロ参照)、
6は、第2槽3内に配設された金網からなるドラ
ム本体6aと、該本体6aに巻回されたゴム製マ
スク6bと、該マスク6bに適当間隔ごとに形成
された各孔7内に配設された金網6cとからなる
第2ドラム(同図ハ参照)8は上記各槽1,3の
上方に配設された布である。かかる構成におい
て、同図イに示すごとく布8を矢印A方向へ移動
させ、両ドラム5,6をそれぞれ矢印B,C方向
へ回転させると、まず第1ドラム5によりエツジ
素材2を抄いて布8にエツジ部2aを転写し、次
に第2ドラム6によりコーン素材4を抄いて上記
エツジ部2a上に円形のコーン部4aを転写し
(同図ニ状態)、次に上記コーン部4aとエツジ部
2aとからなるスピーカ振動板用シートにプレス
加工を施して同図ホに示すごとくスピーカ振動板
9を形成するものである。
ところでf特性の高域を伸ばすため、コーン部
4aの中心部と外周部との繊維の坪量を異ならし
めることが考えられるが、そうするためには上記
従来方法では、第3槽を設け、前記コーン部4a
上に第3層を転写することになる。ところがこの
方法であると、コーン部4aと第3層との芯がず
れやすく、第2図に示すごとくf特性のばらつき
が非常に大きいものである。
4aの中心部と外周部との繊維の坪量を異ならし
めることが考えられるが、そうするためには上記
従来方法では、第3槽を設け、前記コーン部4a
上に第3層を転写することになる。ところがこの
方法であると、コーン部4aと第3層との芯がず
れやすく、第2図に示すごとくf特性のばらつき
が非常に大きいものである。
本考案はかかる問題点を解消したスピーカ振動
板用シート製造装置を提供するものである。
板用シート製造装置を提供するものである。
以下、本考案の一実施例を第3図イ〜ホに基づ
いて説明する。すなわちマスク6bの各孔7内に
たとえば100メツシユの第1金網6dを張り、次
に該第1金網6dの下の外周部にたとえば200メ
ツシユの第2金網6eを張つたものである。上記
以外の構成は第1図に示す従来例と同じである。
いて説明する。すなわちマスク6bの各孔7内に
たとえば100メツシユの第1金網6dを張り、次
に該第1金網6dの下の外周部にたとえば200メ
ツシユの第2金網6eを張つたものである。上記
以外の構成は第1図に示す従来例と同じである。
上記構成による抄紙の方法も従来と同じであ
り、ただ第2ドラム6によりコーン素材4を抄い
てエツジ部2a上にコーン部4aを転写したとき
に、各孔7内に入つたコーン素材4は、その外周
部が300メツシユであるからあまり流出せず、そ
の中心部が100メツシユであるから比較的よく流
出することになる。したがつてコーン部4aの中
心部4a1の繊維の坪量がその外周部4a2のそれよ
りも小さくなり、エツジ部2a上にコーン部4を
第2層、第3層と積み重ねたのと同じとなり、し
かもその第2層と第3層との芯ずれがまつたく生
じないものである。故に第4図に示ごと如くf特
性のばらつきのないスピーカ振動板9を提供する
ことができるものである(同図ホ状態)。
り、ただ第2ドラム6によりコーン素材4を抄い
てエツジ部2a上にコーン部4aを転写したとき
に、各孔7内に入つたコーン素材4は、その外周
部が300メツシユであるからあまり流出せず、そ
の中心部が100メツシユであるから比較的よく流
出することになる。したがつてコーン部4aの中
心部4a1の繊維の坪量がその外周部4a2のそれよ
りも小さくなり、エツジ部2a上にコーン部4を
第2層、第3層と積み重ねたのと同じとなり、し
かもその第2層と第3層との芯ずれがまつたく生
じないものである。故に第4図に示ごと如くf特
性のばらつきのないスピーカ振動板9を提供する
ことができるものである(同図ホ状態)。
上記実施例では、各孔7内に第1、第2の金網
6d,6eを配設したが、さらに第3、第4と金
網を配設すれば、エツジ部2a上にコーン部4a
を第3層、第4層と積み重ねていくことができる
ものである。また第1、第2のドラム5,6を用
いて、いわゆる丸網式により抄いたが、平板状の
金網を用いる、いわゆる平網式により抄く場合に
も適用できるのはいうまでもない。
6d,6eを配設したが、さらに第3、第4と金
網を配設すれば、エツジ部2a上にコーン部4a
を第3層、第4層と積み重ねていくことができる
ものである。また第1、第2のドラム5,6を用
いて、いわゆる丸網式により抄いたが、平板状の
金網を用いる、いわゆる平網式により抄く場合に
も適用できるのはいうまでもない。
以上述べたごとく本考案のスピーカ振動板用シ
ート製造装置によれば、複数の金網を重ねること
によりマスクの孔の中心部と外周部とで網目の大
きさを異ならせたので、コーン部の中心部の坪量
とその外周部のそれとをコーン素材の槽を増加さ
せることなく異ならせることができ、したがつて
エツジ部上にコーン部を複数層積み重ねたのと同
じとなり、しかもその各層の芯のずれがまつたく
生じないことから、周波数特性のばらつきのない
スピーカ振動板を得ることができる。しかも、重
ね合わせる金網の組合せにより任意にかつ正確に
網目の大きさを選択できることから、装置の製造
が極めて容易であり、部品点数の増加もほとんど
なく、コストアツプをまねくことがほとんどな
い。
ート製造装置によれば、複数の金網を重ねること
によりマスクの孔の中心部と外周部とで網目の大
きさを異ならせたので、コーン部の中心部の坪量
とその外周部のそれとをコーン素材の槽を増加さ
せることなく異ならせることができ、したがつて
エツジ部上にコーン部を複数層積み重ねたのと同
じとなり、しかもその各層の芯のずれがまつたく
生じないことから、周波数特性のばらつきのない
スピーカ振動板を得ることができる。しかも、重
ね合わせる金網の組合せにより任意にかつ正確に
網目の大きさを選択できることから、装置の製造
が極めて容易であり、部品点数の増加もほとんど
なく、コストアツプをまねくことがほとんどな
い。
第1図イ〜ホは従来の抄き手順を示す概略説明
図、第2図は従来例のf特性図、第3図および第
4図は本考案の一実施例を示し、第3図イ〜ホは
抄き手順の概略説明図、第4図はf特性図であ
る。 2……エツジ素材、2a……エツジ部、4……
コーン素材、4a……コーン部、5……第1ドラ
ム、6……第2ドラム、6b……マスク、6d…
…第1金網、6e……第2金網、7……孔、8…
…布、9……スピーカ振動板。
図、第2図は従来例のf特性図、第3図および第
4図は本考案の一実施例を示し、第3図イ〜ホは
抄き手順の概略説明図、第4図はf特性図であ
る。 2……エツジ素材、2a……エツジ部、4……
コーン素材、4a……コーン部、5……第1ドラ
ム、6……第2ドラム、6b……マスク、6d…
…第1金網、6e……第2金網、7……孔、8…
…布、9……スピーカ振動板。
Claims (1)
- 金網付きの円形の孔を複数個有するマスクによ
りコーン素材を抄いてエツジ部上にコーン部を転
写することによりスピーカ振動板用シートを製造
するスピーカ振動板用シート製造装置において、
前記金網を、前記孔の全面を覆う第1の金網と、
この第1の金網よりもメツシユが細かくかつ相互
に内径およびメツシユの異なる環状の複数の金網
からなる金網群から選ばれた少なくとも1個の第
2の金網とを重ね合わせて構成したことを特徴と
するスピーカ振動板用シート製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980187385U JPS6123910Y2 (ja) | 1980-12-24 | 1980-12-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980187385U JPS6123910Y2 (ja) | 1980-12-24 | 1980-12-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57109688U JPS57109688U (ja) | 1982-07-06 |
JPS6123910Y2 true JPS6123910Y2 (ja) | 1986-07-17 |
Family
ID=29990137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980187385U Expired JPS6123910Y2 (ja) | 1980-12-24 | 1980-12-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6123910Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5248497A (en) * | 1975-10-15 | 1977-04-18 | Matsushita Electric Works Ltd | Refuge guide system |
JPS53135321A (en) * | 1977-04-28 | 1978-11-25 | Sony Corp | Production of diaphragm for speakers |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5260323U (ja) * | 1975-10-28 | 1977-05-02 |
-
1980
- 1980-12-24 JP JP1980187385U patent/JPS6123910Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5248497A (en) * | 1975-10-15 | 1977-04-18 | Matsushita Electric Works Ltd | Refuge guide system |
JPS53135321A (en) * | 1977-04-28 | 1978-11-25 | Sony Corp | Production of diaphragm for speakers |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57109688U (ja) | 1982-07-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DE2711996C2 (de) | Elektroakustischer Wandler | |
JPS6123910Y2 (ja) | ||
CN100480067C (zh) | 充气轮胎及其制造方法 | |
US2640556A (en) | Loud-speaker diaphragm and mounting | |
US2657758A (en) | Loud-speaker | |
GB2084959A (en) | Magnetic tape reel | |
JPH02122923A (ja) | 複合材パネルおよびその製造方法 | |
JPS5927157B2 (ja) | スピ−カ用振動板シ−トの製造方法 | |
JPH03208497A (ja) | スピーカの配線構造 | |
US1856791A (en) | Vibrator for loud speakers | |
JP2021187580A (ja) | フィルム捲回体の製造方法、フィルム捲回体の製造装置 | |
JPS5940625Y2 (ja) | 帯状繊維構造体からなるチユ−ブ | |
JPS6036957Y2 (ja) | 平板振動板 | |
GB381803A (en) | Improvements in or relating to the actuating members of electrodynamic loudspeakers,microphones and the like and the method of manufacturing such members | |
JPH0213466Y2 (ja) | ||
RU2001113269A (ru) | Способ изготовления пневматической шины, не содержащей бортового кольца | |
JP3708286B2 (ja) | スピーカ装置 | |
US1243369A (en) | Tubular diaphragm for storage-battery electrodes and process of producing the same. | |
JPH09269423A (ja) | 光ファイバアレイ積層体及びその製造方法 | |
JPS5815518Y2 (ja) | チ−ズ状巻糸用スペ−サ− | |
JPS6139375A (ja) | 電池用渦巻電極体 | |
US1704977A (en) | Radio loud-speaker construction | |
JPS5587605A (en) | Bead wire | |
JPS63305504A (ja) | シムコイルの製造方法 | |
JPS6029627B2 (ja) | 複合管の製造方法 |