JPS61237802A - 蒸気タ−ビンの暖機方法 - Google Patents
蒸気タ−ビンの暖機方法Info
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- JPS61237802A JPS61237802A JP60076475A JP7647585A JPS61237802A JP S61237802 A JPS61237802 A JP S61237802A JP 60076475 A JP60076475 A JP 60076475A JP 7647585 A JP7647585 A JP 7647585A JP S61237802 A JPS61237802 A JP S61237802A
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- 238000010792 warming Methods 0.000 claims abstract description 18
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- 238000003303 reheating Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D25/00—Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
- F01D25/08—Cooling; Heating; Heat-insulation
- F01D25/10—Heating, e.g. warming-up before starting
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01K—STEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
- F01K7/00—Steam engine plants characterised by the use of specific types of engine; Plants or engines characterised by their use of special steam systems, cycles or processes; Control means specially adapted for such systems, cycles or processes; Use of withdrawn or exhaust steam for feed-water heating
- F01K7/16—Steam engine plants characterised by the use of specific types of engine; Plants or engines characterised by their use of special steam systems, cycles or processes; Control means specially adapted for such systems, cycles or processes; Use of withdrawn or exhaust steam for feed-water heating the engines being only of turbine type
- F01K7/22—Steam engine plants characterised by the use of specific types of engine; Plants or engines characterised by their use of special steam systems, cycles or processes; Control means specially adapted for such systems, cycles or processes; Use of withdrawn or exhaust steam for feed-water heating the engines being only of turbine type the turbines having inter-stage steam heating
- F01K7/24—Control or safety means specially adapted therefor
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Control Of Turbines (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、高圧タービンと中圧タービンを備え、中圧タ
ービン起動方式を採用する再熱タービンにおける高圧タ
ービンの暖機方法に関する。
ービン起動方式を採用する再熱タービンにおける高圧タ
ービンの暖機方法に関する。
従来、中圧タービン起動方式を採用する再熱タービンに
おいては、高圧タービン内を真空に保持した状態で中圧
タービンを起動して、所定の途中負荷に到達したのち（
即ち、中圧タービンの入口蒸気流量制御弁が全開したの
ち）、高圧タービン入口の蒸気流量制御弁を徐々に開い
て定格負荷に至らしめた。これは、真空で回転していた
低温のタービンメタル温度と流入する高温の蒸気温度の
差（ミスマツチ量）によって生ずるロータ熱応力の急激
な上昇を防止するために流入蒸気量が制限されるからで
ある。これに対し、特公昭６０−２４８３によれば、中
圧タービン起動は、小口径の流量制御弁を先行させて開
き、所定の途中負荷に到達したのちに高圧タービン入口
の流量制御弁を開いて高圧タービンを起動することが提
案されている。
おいては、高圧タービン内を真空に保持した状態で中圧
タービンを起動して、所定の途中負荷に到達したのち（
即ち、中圧タービンの入口蒸気流量制御弁が全開したの
ち）、高圧タービン入口の蒸気流量制御弁を徐々に開い
て定格負荷に至らしめた。これは、真空で回転していた
低温のタービンメタル温度と流入する高温の蒸気温度の
差（ミスマツチ量）によって生ずるロータ熱応力の急激
な上昇を防止するために流入蒸気量が制限されるからで
ある。これに対し、特公昭６０−２４８３によれば、中
圧タービン起動は、小口径の流量制御弁を先行させて開
き、所定の途中負荷に到達したのちに高圧タービン入口
の流量制御弁を開いて高圧タービンを起動することが提
案されている。
この方法によれば、高圧タービンの入口の流量制御弁を
開く時期を若干率めることにより起動時間を短縮してい
るが前述したミスマツチ量を改善する方法については配
慮されておらず、高圧タービンロータを確実にこの熱応
力の影響から十分保護し犬ないという問題がある。
開く時期を若干率めることにより起動時間を短縮してい
るが前述したミスマツチ量を改善する方法については配
慮されておらず、高圧タービンロータを確実にこの熱応
力の影響から十分保護し犬ないという問題がある。
本発明の目的は、中圧タービン起動方式を採用している
再熱タービンにおいて、中圧タービン起動に続く高圧タ
ービンの起動時に、タービンロータの熱応力の軽減とタ
ービン起動時間の短縮を同時に図る方法を提供すること
にある。
再熱タービンにおいて、中圧タービン起動に続く高圧タ
ービンの起動時に、タービンロータの熱応力の軽減とタ
ービン起動時間の短縮を同時に図る方法を提供すること
にある。
本発明は中圧タービン起動中に、高圧タービンの前部段
落群を外部からの高温蒸気によって暖機してミスマツチ
量を改善し熱応力を軽減する一方、この暖機蒸気を真空
状態で回転している後部段落へ至らしめない様、タービ
ン外部へ排出することを特徴とする。
落群を外部からの高温蒸気によって暖機してミスマツチ
量を改善し熱応力を軽減する一方、この暖機蒸気を真空
状態で回転している後部段落へ至らしめない様、タービ
ン外部へ排出することを特徴とする。
このように本発明は、暖機と真空による冷却を組合わせ
るものである。中圧タービン起動中の変圧タービンは、
流入蒸気の熱エネルギーによって回転しているのではな
く、単に空転しているにすぎないから包囲している周囲
の気体との摩擦にょつて機械的損失（風損）を生ずる。
るものである。中圧タービン起動中の変圧タービンは、
流入蒸気の熱エネルギーによって回転しているのではな
く、単に空転しているにすぎないから包囲している周囲
の気体との摩擦にょつて機械的損失（風損）を生ずる。
蒸気タービンの動翼が発生する風損の量は、同一回転数
において、包囲している気体の比重量に正比例、翼長の
約１．５乗、動翼の回転平均直径の約４乗に比例するこ
とが経験上知られている。標準的な再熱タービンにおけ
る高圧タービンの最も長い翼長と大きい回転平均直径を
有する最終段落の動翼が発生する風損の量は、第１段落
の動翼におけるそれの約５倍となる。設計上、最終段落
の動翼の最高温度は、定格負荷時における蒸気の温度で
なければならない。しかしながら、何等かの原因によっ
て蒸気が流入せずに空転し、発生した風損によって前記
の最高設計温度を大巾に上廻り、タービンを過熱するこ
とは実際の運転においても、しばしば経験する現象であ
る。かかる風損を減少させるために、最終段落とこれに
近接する段落を真空状態に保持する必要がある。一方、
短い買置と小さい回転平均直径を有する第１段落を含め
た前部段落群が発生する風損は少ないのでタービンを過
熱する程には至らない。
において、包囲している気体の比重量に正比例、翼長の
約１．５乗、動翼の回転平均直径の約４乗に比例するこ
とが経験上知られている。標準的な再熱タービンにおけ
る高圧タービンの最も長い翼長と大きい回転平均直径を
有する最終段落の動翼が発生する風損の量は、第１段落
の動翼におけるそれの約５倍となる。設計上、最終段落
の動翼の最高温度は、定格負荷時における蒸気の温度で
なければならない。しかしながら、何等かの原因によっ
て蒸気が流入せずに空転し、発生した風損によって前記
の最高設計温度を大巾に上廻り、タービンを過熱するこ
とは実際の運転においても、しばしば経験する現象であ
る。かかる風損を減少させるために、最終段落とこれに
近接する段落を真空状態に保持する必要がある。一方、
短い買置と小さい回転平均直径を有する第１段落を含め
た前部段落群が発生する風損は少ないのでタービンを過
熱する程には至らない。
そこで、第１段落を含む前部段落群は真空とするよりは
むしろ積極的に暖機し、ミスマツチ量を減少させようと
するものである。真空による冷却と、加圧による暖機と
いう相反する要求は段落を２分割し、前部段落を暖機し
た蒸気を、この分岐点にて真空によってタービン外に排
出し、後部段落群へ流入することを防止することによっ
て達成できる。
むしろ積極的に暖機し、ミスマツチ量を減少させようと
するものである。真空による冷却と、加圧による暖機と
いう相反する要求は段落を２分割し、前部段落を暖機し
た蒸気を、この分岐点にて真空によってタービン外に排
出し、後部段落群へ流入することを防止することによっ
て達成できる。
以下、図面に従って本発明の詳細な説明する。
第１図は、本発明の代表的な実施例を示すものであり、
第２図は、第１図の実施例を有する全体の系統を示す。
第２図は、第１図の実施例を有する全体の系統を示す。
第３図は、タービン起動停止と関連する合弁の開閉状態
を示す。第４図は、タービン通汽時における蒸気とメタ
ルの温度差を示す。第５及び６図は、第１図以外の装置
の実施例を示す。
を示す。第４図は、タービン通汽時における蒸気とメタ
ルの温度差を示す。第５及び６図は、第１図以外の装置
の実施例を示す。
第１図において、中圧タービン蒸気室２９に流入した蒸
気の大部分は、中圧タービン段落内を膨張しながら連絡
管５１を経て低圧タービンへ至る。
気の大部分は、中圧タービン段落内を膨張しながら連絡
管５１を経て低圧タービンへ至る。
一部の蒸気は、中圧タービン初段の静翼２１０とパツキ
ンケース４ｏがら成る間隙及びラビリンスパツキン４２
ａとロータ３９から成る間隙を経て蒸気室４１に達した
のち一方はパツキンケース４ｏに設けられた孔１０１．
高圧内部車室２０１に設けられた孔１０２．連絡管１ｏ
３．外部車室３０１に設けられた孔１０４．蒸気管４３
．蒸気管７７を経て暖機蒸気弁７５に達する。ブローダ
ウン弁４４は全閉しているので暖機蒸気弁７５に適当な
開度を持たせることにより、蒸気は蒸気管７４、外部車
室３０１に設けられた孔７３．連絡管７２．高圧内部車
室２０１に設けられた孔７１゜車室内面に円周上に設け
られた溝７０を経て高圧タービンの高圧第１段落１０ａ
に至る。これよりいくつかの段落を暖機した蒸気は段落
１ｏｂに達し、全開しているベンチレータ弁８５．蒸気
管８７を経て真空状態にある復水器５４（第２図参照）
へ排出される。ラビリンスパツキン４２ａの歯数は、４
２ｂのそれよりも少なくなる様に設計される。これはラ
ビリンスパツキン４２ｂを経て蒸気室３５へ流出する蒸
気量を少なくし、その分、より多くの蒸気を暖機用蒸気
として使用するためである。
ンケース４ｏがら成る間隙及びラビリンスパツキン４２
ａとロータ３９から成る間隙を経て蒸気室４１に達した
のち一方はパツキンケース４ｏに設けられた孔１０１．
高圧内部車室２０１に設けられた孔１０２．連絡管１ｏ
３．外部車室３０１に設けられた孔１０４．蒸気管４３
．蒸気管７７を経て暖機蒸気弁７５に達する。ブローダ
ウン弁４４は全閉しているので暖機蒸気弁７５に適当な
開度を持たせることにより、蒸気は蒸気管７４、外部車
室３０１に設けられた孔７３．連絡管７２．高圧内部車
室２０１に設けられた孔７１゜車室内面に円周上に設け
られた溝７０を経て高圧タービンの高圧第１段落１０ａ
に至る。これよりいくつかの段落を暖機した蒸気は段落
１ｏｂに達し、全開しているベンチレータ弁８５．蒸気
管８７を経て真空状態にある復水器５４（第２図参照）
へ排出される。ラビリンスパツキン４２ａの歯数は、４
２ｂのそれよりも少なくなる様に設計される。これはラ
ビリンスパツキン４２ｂを経て蒸気室３５へ流出する蒸
気量を少なくし、その分、より多くの蒸気を暖機用蒸気
として使用するためである。
一方、バッキングケース３０２に設置されているラビリ
ンスパツキン３０３ａ、３０３ｂ及び３０３ｃは通常の
負荷運転において高圧の蒸気がタービン外部に漏洩する
ことを防止するために設けられているが、中圧タービン
起動時においては、真空状態にある高圧タービンに逆に
外部の空気が流入することを防ぐ役目をなす。このため
に、大気よりもやや高い一定圧力（約１ 、３ ａｔａ
）に制御されたシール蒸気（図示せず）が蒸気室３０４
に供給される。この蒸気は、一方はラビリンスパツキン
３０３ａを通過して高圧タービンに流入する。
ンスパツキン３０３ａ、３０３ｂ及び３０３ｃは通常の
負荷運転において高圧の蒸気がタービン外部に漏洩する
ことを防止するために設けられているが、中圧タービン
起動時においては、真空状態にある高圧タービンに逆に
外部の空気が流入することを防ぐ役目をなす。このため
に、大気よりもやや高い一定圧力（約１ 、３ ａｔａ
）に制御されたシール蒸気（図示せず）が蒸気室３０４
に供給される。この蒸気は、一方はラビリンスパツキン
３０３ａを通過して高圧タービンに流入する。
他方は、ラビリンスパツキン３０３ｂを通過して蒸気室
３０５に至る。この蒸気室は、大気より若干低い一定圧
力（約１ 、０２ａｔａ）に制御されたグランド排風装
置（図示せず）に接続されている。
３０５に至る。この蒸気室は、大気より若干低い一定圧
力（約１ 、０２ａｔａ）に制御されたグランド排風装
置（図示せず）に接続されている。
大気中の空気は、ラビリンス３０３ｃを通過して空間３
０５に至り、上記の蒸気と共にグランド排風装置へ排出
される。
０５に至り、上記の蒸気と共にグランド排風装置へ排出
される。
以１の蒸気の流れについて、再熱蒸気室２９がら段落１
． Ｏｂに至る暖機蒸気の流量をＱ、ｌラビリンスパツ
キン３０３ａを通過して高圧タービンに流入するシール
蒸気の流量をＱ２１段落１０ｂよりベンチレータ弁８５
を経て、復水器５４に排出される蒸気の流量をＱ３ と
仮定すれば、Ｑ３＝Ｑ工＋Ｑ２となる。この関係を満足
する段落１０ｂにおける真空度は、筆者の計算によれば
復水器における値よりも若干低下するが、後部段落群の
風損を軽減するには実用上十分な値である（Ｑ１／Ｑ２
比は約１０であった）。又１段落１０ｂと１０ｃの間は
、十分な空間を有しており、絞りによる圧力損失は殆ん
ど無視出来る程小さいので。
． Ｏｂに至る暖機蒸気の流量をＱ、ｌラビリンスパツ
キン３０３ａを通過して高圧タービンに流入するシール
蒸気の流量をＱ２１段落１０ｂよりベンチレータ弁８５
を経て、復水器５４に排出される蒸気の流量をＱ３ と
仮定すれば、Ｑ３＝Ｑ工＋Ｑ２となる。この関係を満足
する段落１０ｂにおける真空度は、筆者の計算によれば
復水器における値よりも若干低下するが、後部段落群の
風損を軽減するには実用上十分な値である（Ｑ１／Ｑ２
比は約１０であった）。又１段落１０ｂと１０ｃの間は
、十分な空間を有しており、絞りによる圧力損失は殆ん
ど無視出来る程小さいので。
これらの段落はほぼ同一の真空度におかれている。
サーモカップル６０ａは、高圧第１段落１０ａに最も近
接した高圧内部車室２０１の内壁面に設置され、段落の
暖機効果を車室の温度を測定することによって模擬して
いる。サーモカップル６０ｂは、必要以上の暖機蒸気に
よって、後部段落群の真空度が損われ、風損によって発
生する高圧タービンの排気室１１０の温度上昇としてと
らえ、これを監視している。
接した高圧内部車室２０１の内壁面に設置され、段落の
暖機効果を車室の温度を測定することによって模擬して
いる。サーモカップル６０ｂは、必要以上の暖機蒸気に
よって、後部段落群の真空度が損われ、風損によって発
生する高圧タービンの排気室１１０の温度上昇としてと
らえ、これを監視している。
次に、第３図を用いてタービンの各運転状態と各々の弁
の開閉について説明する。タービンの危急しゃ断系統（
図示せず）をリセットすることにより、高圧タービンの
非常用閉塞弁３（図２参照）及び中圧タービンの非常用
閉塞弁２３（図２参照）は全開する。これと同時に、暖
機蒸気弁７５は全開する。中圧タービンの流入蒸気温度
が、再熱蒸気室２９のメタル温度に対してその差（ミス
マツチ量）が許容しろる値となったとき、中圧タービン
流量制御弁２６が開き始める。これと同時に、ブローダ
ウン弁４４は全閉する。これは、蒸気管４３に導入され
た暖機蒸気を、ブローダウン弁を介して復水器に排出さ
れることを防止するためである。流量制御弁２６が開く
ことによって中圧タービンは通汽され昇速か行なわれる
。定格速度に達したのちタービンに直結されている発電
機（図示せず）は併入され、所定の途中の負荷ががけら
れる。タービン通汽がらここ迄の所要時間は、通汽時に
おけるミスマツチ量によって決定される。
の開閉について説明する。タービンの危急しゃ断系統（
図示せず）をリセットすることにより、高圧タービンの
非常用閉塞弁３（図２参照）及び中圧タービンの非常用
閉塞弁２３（図２参照）は全開する。これと同時に、暖
機蒸気弁７５は全開する。中圧タービンの流入蒸気温度
が、再熱蒸気室２９のメタル温度に対してその差（ミス
マツチ量）が許容しろる値となったとき、中圧タービン
流量制御弁２６が開き始める。これと同時に、ブローダ
ウン弁４４は全閉する。これは、蒸気管４３に導入され
た暖機蒸気を、ブローダウン弁を介して復水器に排出さ
れることを防止するためである。流量制御弁２６が開く
ことによって中圧タービンは通汽され昇速か行なわれる
。定格速度に達したのちタービンに直結されている発電
機（図示せず）は併入され、所定の途中の負荷ががけら
れる。タービン通汽がらここ迄の所要時間は、通汽時に
おけるミスマツチ量によって決定される。
例えば、メタル温度に対して蒸気温度が高い場合、これ
によるミスマツチ量が大きければ大きい程所要時間を延
ばしてメタル温度の暖機を促し、蒸気温度との差を小さ
くすることによってメタルの熱応力を許容値以内にしよ
うと試みられる。中圧蒸気流量制御弁２６が全開し、さ
らに負荷をとるために高圧蒸気流量制御弁６が開き始め
、高圧タービンへの通汽が行なわれる。これにて暖機蒸
気弁７５及びベンチレータ弁８５の役目は終了し、答弁
は全閉する。定格負荷運転中、何等かの原因によってタ
ービンがトリップした場合、風損によってタービンがト
リップした場合、風損によってタービンが過熱すること
を防止するために、ベンチレータ弁８５は再び全開し、
高圧タービンを復水器に連絡する。中圧タービンは、低
圧タービンを介して復水器と連絡されているのでこの様
な処置は不要である。ブローダウン弁４４は、高圧ター
ビン内に封鎖された残留蒸気が、ラビリンスパツキン４
２ｂ及び４２ａを通過して中圧タービンに流入して中圧
及び低圧タービンを加速させることを防止するために、
この蒸気をラビリンスパツキンの中間より抽出して復水
器へ排出する。このために、ブローダウン弁は、再び全
開する。暖気蒸気弁７５は、前述したベンチレータ弁及
びブローダウン弁のそれぞれの役目を促進させるために
同様に再び全開する。
によるミスマツチ量が大きければ大きい程所要時間を延
ばしてメタル温度の暖機を促し、蒸気温度との差を小さ
くすることによってメタルの熱応力を許容値以内にしよ
うと試みられる。中圧蒸気流量制御弁２６が全開し、さ
らに負荷をとるために高圧蒸気流量制御弁６が開き始め
、高圧タービンへの通汽が行なわれる。これにて暖機蒸
気弁７５及びベンチレータ弁８５の役目は終了し、答弁
は全閉する。定格負荷運転中、何等かの原因によってタ
ービンがトリップした場合、風損によってタービンがト
リップした場合、風損によってタービンが過熱すること
を防止するために、ベンチレータ弁８５は再び全開し、
高圧タービンを復水器に連絡する。中圧タービンは、低
圧タービンを介して復水器と連絡されているのでこの様
な処置は不要である。ブローダウン弁４４は、高圧ター
ビン内に封鎖された残留蒸気が、ラビリンスパツキン４
２ｂ及び４２ａを通過して中圧タービンに流入して中圧
及び低圧タービンを加速させることを防止するために、
この蒸気をラビリンスパツキンの中間より抽出して復水
器へ排出する。このために、ブローダウン弁は、再び全
開する。暖気蒸気弁７５は、前述したベンチレータ弁及
びブローダウン弁のそれぞれの役目を促進させるために
同様に再び全開する。
次に、蒸気暖機弁７５の効果とミスマツチ量について、
第４図を用いて本発明の詳細な説明する。
第４図を用いて本発明の詳細な説明する。
中圧タービン起動時、再熱蒸気室メタル温度がＴ１０．
流入する蒸気の再熱蒸気室における温度をＴ６□とすれ
ばミスマツチ量Δｔユ を生ずる。これによって生ずる
熱応力が許容値以下となるように高圧タービン通汽迄の
所要時間が決められる。前述した如く、このミスマツチ
量が大きい程メタル温度を蒸気温度に追従させ、熱応力
値を抑えるためにより長い時間をかけて速度及び負荷を
上昇させる必要が生ずる。高圧タービン起動時において
もまったく同様のことがいえる。高圧タービン起動時、
流入蒸気の高圧第１段落における蒸気温度をＴ□とする
。従来技術における高圧第１段落におけるメタル温度Ｔ
、２は何等の暖機もなされていないので中圧タービン起
動前と同じ温度である。
流入する蒸気の再熱蒸気室における温度をＴ６□とすれ
ばミスマツチ量Δｔユ を生ずる。これによって生ずる
熱応力が許容値以下となるように高圧タービン通汽迄の
所要時間が決められる。前述した如く、このミスマツチ
量が大きい程メタル温度を蒸気温度に追従させ、熱応力
値を抑えるためにより長い時間をかけて速度及び負荷を
上昇させる必要が生ずる。高圧タービン起動時において
もまったく同様のことがいえる。高圧タービン起動時、
流入蒸気の高圧第１段落における蒸気温度をＴ□とする
。従来技術における高圧第１段落におけるメタル温度Ｔ
、２は何等の暖機もなされていないので中圧タービン起
動前と同じ温度である。
従って、高圧タービン通汽時における高圧第１段落のミ
スマツチ量は Δｔ 、 Ｉ となる、一方、本発明に
よれば、暖機弁７５が、中圧タービン起動と共に、高圧
タービンに暖機蒸気を流すことにより高圧第１段落のメ
タル温度は、Ｔ、２迄昇温されている。このときのミス
マツチ量はＡｔ２となり、Δ１．＜Δ１ 、 ／ とな
ることはあきらかである、これより定格負荷迄の所要時
間は、より小さいＡｔ２によって決定され、従来技術よ
りも短かい所要時間で定格負荷に到達することが可能と
なる。
スマツチ量は Δｔ 、 Ｉ となる、一方、本発明に
よれば、暖機弁７５が、中圧タービン起動と共に、高圧
タービンに暖機蒸気を流すことにより高圧第１段落のメ
タル温度は、Ｔ、２迄昇温されている。このときのミス
マツチ量はＡｔ２となり、Δ１．＜Δ１ 、 ／ とな
ることはあきらかである、これより定格負荷迄の所要時
間は、より小さいＡｔ２によって決定され、従来技術よ
りも短かい所要時間で定格負荷に到達することが可能と
なる。
第５及び第６図を用いて、第１図の装置の応用例を説明
する。暖気蒸気として、最適な圧力、温度を有する蒸気
源であれば、第１図の如く中圧タービン流入蒸気の一部
を使用する必要はない。第５図の如く、タービン外部か
らの蒸気、例えば補助蒸気を暖機用蒸気として用いるこ
とも可能である。第６図は、タービンリセットによって
全開した高圧タービンの非常用塞止弁３以降の蒸気（こ
のとき、流量制御弁６は全閉している）を、制御弁６を
バイパスして暖気用蒸気として使用する例を示す。いず
れの場合においても、暖機蒸気弁と他の弁との開閉関係
は、第３図に示す特性を有するものとする。
する。暖気蒸気として、最適な圧力、温度を有する蒸気
源であれば、第１図の如く中圧タービン流入蒸気の一部
を使用する必要はない。第５図の如く、タービン外部か
らの蒸気、例えば補助蒸気を暖機用蒸気として用いるこ
とも可能である。第６図は、タービンリセットによって
全開した高圧タービンの非常用塞止弁３以降の蒸気（こ
のとき、流量制御弁６は全閉している）を、制御弁６を
バイパスして暖気用蒸気として使用する例を示す。いず
れの場合においても、暖機蒸気弁と他の弁との開閉関係
は、第３図に示す特性を有するものとする。
本発明によれば、タービン起動時に、タービンロータの
熱応力の軽減とタービン起動時間の短縮を同時に達成で
きるので、運転性の向上９機械の耐力向上、起動中の燃
料費及び各種補機動力の節減に効果がある。
熱応力の軽減とタービン起動時間の短縮を同時に達成で
きるので、運転性の向上９機械の耐力向上、起動中の燃
料費及び各種補機動力の節減に効果がある。
第１図は１本発明が適用される装置の実施例を示す図、
第２図は、第１図の装置と全体の系統との関係を示す図
、第３図は、本発明の方法と答弁の開閉状態を示す図、
第４図は、本発明と従来技術におけるミスマツチ量の比
較を示す図、第５及び第６図は、第１図の実施応用例を
示す図である。
第２図は、第１図の装置と全体の系統との関係を示す図
、第３図は、本発明の方法と答弁の開閉状態を示す図、
第４図は、本発明と従来技術におけるミスマツチ量の比
較を示す図、第５及び第６図は、第１図の実施応用例を
示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、高圧タービンと中圧タービンを備え、中圧タービン
から起動を開始し、その後高圧タービンを起動する再熱
タービンのタービン起動方法において、前記中圧タービ
ンの起動中には、前記高圧タービンの前部段落群を高温
蒸気によつて暖機し、前記高圧タービンの後部段落群を
真空状態に保持することを特徴とする蒸気タービンの暖
機方法。 ２、特許請求の範囲第１項において、前記前部段落群を
暖機するための高温蒸気は、前記後部段落群に到達する
前に、前記高圧タービン外へ排出することを特徴とする
蒸気タービンの暖機方法。 ３、特許請求の範囲第１項において、前記中圧タービン
を起動する以前（及び起動すると同時を含む）に、前記
高圧タービンの前部段落群に暖機するための高温蒸気を
流入させ、高圧タービンを起動する以前に流入を停止す
ることを特徴とする再熱タービンの暖機方法。 ４、特許請求の範囲第１項において、暖機用高温蒸気を
、ブローダウン弁と中間ラビリンスパッキンの間より抽
出することを特徴とする再熱タービンの暖機方法。 ５、特許請求の範囲第１項において、暖機用高温蒸気を
、高圧タービン入口の主蒸気より供給することを特徴と
する再熱タービンの暖機方法。 ６、特許請求の範囲第１項において、暖機用高温蒸気を
、中圧タービン入口の再熱蒸気より供給することを特徴
とする再熱タービンの暖機方法。 ７、特許請求の範囲第１項において、暖機用として最適
な圧力、温度を有する蒸気を、タービン外部より供給す
ることを特徴とする再熱タービンの暖機方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60076475A JPS61237802A (ja) | 1985-04-12 | 1985-04-12 | 蒸気タ−ビンの暖機方法 |
| AU55771/86A AU576076B2 (en) | 1985-04-12 | 1986-04-09 | Steam turbine warm-up procedure |
| US06/850,672 US4651532A (en) | 1985-04-12 | 1986-04-11 | Method of warming up a reheat turbine |
| CN86102437A CN86102437B (zh) | 1985-04-12 | 1986-04-12 | 再热式汽轮机的一种暖机方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60076475A JPS61237802A (ja) | 1985-04-12 | 1985-04-12 | 蒸気タ−ビンの暖機方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61237802A true JPS61237802A (ja) | 1986-10-23 |
Family
ID=13606207
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60076475A Pending JPS61237802A (ja) | 1985-04-12 | 1985-04-12 | 蒸気タ−ビンの暖機方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4651532A (ja) |
| JP (1) | JPS61237802A (ja) |
| CN (1) | CN86102437B (ja) |
| AU (1) | AU576076B2 (ja) |
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- 1985-04-12 JP JP60076475A patent/JPS61237802A/ja active Pending
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1986
- 1986-04-09 AU AU55771/86A patent/AU576076B2/en not_active Ceased
- 1986-04-11 US US06/850,672 patent/US4651532A/en not_active Expired - Lifetime
- 1986-04-12 CN CN86102437A patent/CN86102437B/zh not_active Expired
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN86102437A (zh) | 1986-12-03 |
| US4651532A (en) | 1987-03-24 |
| AU5577186A (en) | 1986-12-04 |
| CN86102437B (zh) | 1988-07-20 |
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