JPS61237124A - タツチ式入力装置の入力判定方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はフラット・母ネル形ディスプレイ装置の上面に
、透明タッチパネルを配置した構造より成るタッチ（触
指）式入力装置の入力判定方式に関し、特にフラントノ
４ネル形ディスプレイ装置から発生するノイズによるタ
ッチノ＜？ネルの誤動作を回避するだめの入力判定方式
に関するものである。

（従来の技術） 第２図は従来のタッチ式入力装置の構成を示す図である
。タッチ式入力装置１は、平面形ディスプレイ２とその
上面に配置された透明形タッチパネル３、および制御回
路４とから成る。

平面形ディスプレイ２は例えば液晶ディスプレイであシ
、タッチパネル３はマトリクス状に区切られた複数のキ
ー要素から成る静電容量形あるいは接触形の透明タッチ
パネルである。ここで、これらのタッチパネルの動作原
理を簡単に説明する。

静電容量形は、人の指が触れることによって、人体の静
電容量の影響でキ一部分に形成されるコンデンサの静電
容量が変化するのを検出するもので、また接触形は、透
明電極・ぐターンをもった２枚のフィルムが指で押され
ることで接触し、導通することを利用するものである。

制御回路４はタッチパネル入力回路４１．ディスプレイ
表示回路４２、ＲＡＭ　４３、ＲＯＭ　４４及びマイク
ロプロセッサ４５から構成される。タッチパネル入力回
路４１は透明形タッチパネル３から入力信号をディジタ
ル信号に変換してマイクロプロセッサ４５に転送する。

ディスプレイ表示装置４２はマイクロプロセッサ４５か
らの信号により、平面形ディスプレイ２を駆動して表示
画面上にキー枠やメツセージ等を表示する。マイクロプ
ロセッサ４５はＲＯＭ　４４に格納されている処理プロ
グラムによりタッチ式入力装置１を制御する。

タッチ式入力装置１は、ハンディ形のデータ処理装置の
キー入力部として利用されるもので、平面形ディスプレ
イ２には、処理の内容に応じてメツセージ、データおよ
びタッチキーの入力枠等が表示され、使用者は、ディス
プレイに表示された入力枠をたよりに、透明形タッチノ
Ｊ？ネル３に指で触れることにより必要な入力を行うこ
とができる。

このようなデータ処理装置の使われ方を次に述べる。通
常、マイクロプロセッサ４５には、通信インタフェイス
、プリンタ等が接続されていて、たとえば、キー入力部
の操作で、通信インタフェイスを通して外部から情報を
受信し、その情報はメモリ（ＲＡＭ　）　４３に書き込
まれ、キー入力部の操作によって、検索をしたシ、プリ
ンタに出力したシする。また、新しいデータを入力し、
通信インタフェイスを通して外部に送信を行りたりもで
きる。これら一連の処理プログラムはメモリ（ＲＯＭ）
４４中に書かれている。

このような構成のタッチ式入力装置においては、タッチ
パネル３がディスプレイ２に密着するように実装される
ため、ディスプレイの駆動に伴う静電的なノイズが発生
し、タッチパネル入力回路が誤動作する。なおこのノイ
ズはある頻度でランダムに発生する。

従来、このようなランダムに発生するノイズによる誤動
作を除去するために次のような方法が用いられる。つま
シ、１つのキー入力を検出した後それがノイズによる誤
動作でないかを、その後一定時間にわたって確認する方
法が用いられる。具体的には１つのキー入力を検出した
場合に、それに引き続いて一定間隔で何回かにわたって
そのキーの入力状態を調べ、連続してキー入力が検出さ
れた場合にそのキー入力を有効と判定する方法である。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、前記構成のタッチ式入力装置の入力判定
方式では、次のような問題点がある。

タッチパネルのキー要素を指で押して入力する場合、キ
ー要素の境界が物理的な枠で分離されていないため、同
時にいくつかのキー要素が押される場合がある。また、
逆にその点がこの種の装置の特徴であシ、任意の形状、
大きさのキー枠をディスプレイに表示することにより自
由度の高いタッチ式入力装置を提供できる。しだがって
タッチ式入力装置における入力判定方式は、ランダムに
発生するノ身ズによる誤動作を除去し、かついくつもの
キーの入力状態を並列に処理できる必要があシ、前述の
様に１つのキーのみに注目する方法では適切にキー入力
を確認することはできない。

本発明はこれらの問題点を解決できる簡潔なタッチ式入
力装置の入力方式を提供することにある。

（問題点を解決するだめの手段） 本発明は前記問題ｈ（屏決するために、表示装置と、該
表示装置の表示画面上に配置されマトリクス状に配列さ
れた複数のキー要素を持つ透明のタッチパネルとを備え
、任意の大きさのキー枠を任意の位置に表示することが
可能なタッチ式入力装置の入力判定方式において、前記
タッチノやネルの各キー要素に対応した２組のメモリ配
列を設け、第１のメモリ配列には前記表示装置に表示さ
れるキーの表示形態に応じて各キー要素の機能と対応し
た属性を予め記入し、第２のメモリ配列にはキー入力以
前に全ての内容をクリアし、キー入力時に前記タッチパ
ネルの各キー要素の入力の有無を所定の回数だけ調査し
、入力が検出された回数を第２のメモリ配列に記入し、
第２のメモリ配列に記入された回数が所定の閾値環上で
ちるキー要素に対応する第１のメモリ配列に記入された
属性を調査し、この属性が一種類である場合には該属性
を入力判定結果とし、これ以外の場合は無効入力と判定
するものである。

好ましくは、前記所定の閾値は（所定の閾値）／（所定
の回数）が（ノイズによる誤動作が発生する確率）より
大であることを満足するように設定されるものである。

（作用） 本発明によれば、以上のようにタッチ武人・力装置の入
力判定方式を構成したので次のように作用する。第１の
メモリ配列にはタッチノやネルの各キー要素の機能を判
別するための属性が格納され、第２のメモリ配列には入
力が検出された回数が格納される。この回数が閾値以上
のキー要素についてのみ属性が調査される。この閾値と
の比較により、ランダムに発生するノイズによる誤動作
を除去し、有効性のあるキー要素に対して属性がチェッ
クされる。闇値以上のキー要素が複数あシ、これらキー
要素の属性が同一種類であれば、この属性が入力判定結
果として出力される。また、属性が異なる種類であれば
無効入力と判定される。従って、この属性のチェックに
より複数のキー要素が同時に触指された場合にも入力の
有無の判別を正確に行なうことができるので、従来技術
問題点が解決できるのである。

（実施例） 第１図は本発明の実施例を示す構成図である。

同図において、第２図と同一の参照符号は同一性のある
構成部分を示す。タッチ式入力装置５は、平面形ディス
プレイ２、透明形タッチパネル及び制御回路６から構成
される。制御回路６はタッチパネル入力回路６１、ディ
スプレイ表示回路６２、ＲＡＭ　６３、ＲＯＭ　６４及
びマイクロプロセッサ６５から構成され、第２図の制御
回路４のタッチ・臂ネル入力回路４１、ディスプレイ表
示回路４２、ＲＡＭ　４３、ＲＯＭ　４４及びマイクロ
プロセッサ４５にそれぞれ対応する。ＲＡＭ　６３はＲ
ＡＭ　４３の機能に加えて、透明形タッチ・やネル３の
各キー要素に対応した２つのメモリ配列である属性配列
メモリ６３＆及びカウンタ配列メモリ６３ｂを有する。

属性配列メモリ６３　ａは予め各キー要素が押されたと
きの機能を示す情報である属性を格納するものである。

カウンタ配列メモリ６３ｂはキー入力の開始直前にはす
べての内容がクリアされ、キー入力時には透明形タッチ
パネル３のすべてのキー要素について、キー入力を検出
する毎にカウントした結果を格納するものである。マイ
クロプロセッサ６５はマイクロプロセッサ４５０通常の
機能に加えてＲＯＭ　６４に格納された処理プログラム
に基づいて、属性配列メモＩＪ　６３　ａ及びカウンタ
配列メモＩＪ　６３　ｂを用いて、タッチ式入力装置５
を制御し、キー入力判定処理を行なう。

このキー入力判定処理の動作を説明する。まず、属性配
列メモＩＪ　６３　ａにディスプレイ２の表示形態に応
じて各キー要素の機能を示す属性を格納する（“属性配
列の設定”）。キー入力の開始前にはカウンタ配列メモ
リ６３ｂの全ての内容をＯにする（１力ウンタ配列のク
リア＃）。キー入力時には、タッチパネル３の全てのキ
ー要素に対してキーの入力状態（入力の有無）を調べて
、キー入力が検出されたキー要素に対応するカウンタ配
列メモＩＪ　６３　ｂの要素に１１″を加える操作を所
定の回数（走査回数と呼ぶ）だけ繰り返す（゛タッチキ
ーの走査＃）。次に、“有効キーの判定″の処理を行う
。即ち、カウンタ配列メモリ６３ｂの各要素に格納され
た値が所定の閾値以上である要素に対応する属性配列メ
モ！７６３　ａに格納されている属性を調べる。この属
性が一種類だけである場合にのみ、そのキー入力を有効
と判定して該属性をキー入力の判定結果とし、それ以外
の場合にはキー入力なしとして特定の値（例えば、０と
決める）を判定結果とする。

次に、第３図の具体例を用いて説明する。

第３図は、ディスプレイに表示された情報を示したもの
で、この場合、′″１”から１９”および＠０”のキー
によってデータの入力を行っているところである。実線
の枠がキー枠であシ、数字の入カキ−のほかＫ、入力し
たキーの訂正を行うための＠ＣＡＮＣＥＬ　”、入力の
終了を指示するための＠ＥＮＴＥＲ”のキーも表示され
ている。この表示面の上には、第４図に示した１０×５
のマトリクス状に配列されたキー要素をもった透明タッ
チパネルが配置されている。第４図の数字は、タッチキ
ーの要素に付けたキ一番号である。第５図は、第３図の
表示形態に対応して第４図のタッチパネル３の各キー要
素に与えた機能を記入した属性配列メモＩ７６３ａを示
したものであシ、各機能は異った数値（属性）によって
区別されている。ここではキー要素との対応をわかシや
すく示すために、属性配列は、第４図と同じ形式で表示
しである。また数値０はキーに機能が割シ付けられてい
ない、言い換えればキー入力が禁止されていることを示
す。第１表に第３図で表わされるキーの機能と、それに
対応する第４図で示されたキ一番号、および第５図に示
したキーの属性との対応をまとめである。

ζはＴ今１３） 第　　　１　　　表 次にこのｒうに定義されたキーが実際に操作されたいく
つかの場合について、そのキー入力の判定がどのように
なるかについて説明する。ここで１回のキー入力で、す
べてのキー要素は１ｏ回（走査回数＝１０）づつ入力状
態のチェックが行われるとし、入力判定のしきい値を７
とする。第６図は、入力状態のチェックがすんだ時点で
の前記カーウンタ配列メモリ６３ｂの内容を示したもの
である。たとえば、その数値が１０であるキー要素は１
０回キーをチェックし、１０回キーの入力を検出したこ
とを示し、Ｏは１回も入力が検出されなかったことを示
している。同図（ａ）は、第３図に表示されている”Ｏ
＃のキーを押した時の例である。なお、閾値以上であっ
た配列要素に対応するキー要素を有効キーと呼ぶことに
し、それに対応するカウンタ配列の要素には斜線を入れ
て示している。第１表によれば、この時の有効キーはキ
一番号３７と３８であるが、それに対応するキー属性は
共に１であるため、このキー入力は有効とし、キー属性
１を結果とする。ここで（しきい１）／（走査回数）〉
（ノイズにより誤動作が発生する確率）となるように、
閾値を決めておけば、この時点でノイズによる誤動作を
除去することができる。同図（ａ）の４列目が１になっ
ているのは、このようなノイズによって発生したもので
ある。

同図（ｂ）は、同じ（＠Ｏ”のキーを押したのであるが
、有効キーの番号が３３と３８、それに対応する属性が
３と１という様に属性が２種類になりてしまうので、こ
の場合は入力なしとみなし、属性０を結果とする。

同図（ｃ）は有効キーが１つもない場合で、キー入力な
しとみなし属性０を結果とする。

同図（ｄ）は有効キーはあるが、それに対応するキーの
属性が０である（キー入力を禁止している）ので、キー
入力なしとみなし、属性０を結果とする。

以上のキー入力判定処理を７０−チャートで示したのが
第７図である。フローチャートはＰＡＤ記法（二村良彦
ほかｒ　ＰＡＤ　（Ｐｒｏｂｌｅｍ　Ａｎａｌｙｓｉｓ
Ｄｉａｇｒａｍ）によるプログラムの設計および作成」
情報処理学会誌＝　ｖ　ｏ　Ｌ　２１−　Ａ　４．Ｐ、
２５９−２６７　）を用いである。ここで、属性配列、
カウンタ配列はそれぞれＡＴＴＲＩＢ（ｊ）　、　Ｃｏ
開Ｔ　（ｉ）で表現され１Ｍをタッチパネル３のキー要
素の数（本実施例の場合には５０）とするとｉは１から
Ｍｔでの数字ａｚはキ一番号ｉに対する属性である。ま
たＮは走査回数、　ＴＨＲＥＳＨＯＬＤは閾値であシ、
本実施例の場合にはそれぞれ１０，７である。また、最
終的なキー入力の判定の結果は変数ＶＡＬＩＤに与えら
れる。

このフローは“属性配列の設定″、”カウンタ配列のク
リア”、′″夕２チキーを走査”、＠有効キーの判定”
の頂にすすめられることを示している。

以上のように、本実施例によれば、すべてのキー要素の
入力状態を統計的に処理し、かつ、定義されているキー
の状態（キーの位置、大きさ、形状）に合わせて最終的
なキー入力の判定を行うようにしたのでランダムに発生
するノイズによるキーの誤動作を回避でき、かついくつ
かのキー要素が同時に押されている場合においても、適
切にキー入力を判定することができるタッチ式入力装置
を提供することができる。

（発明の効果） 以上説明したように本発明によれば、ランダムに発生す
るノイズによる誤動作を除去し、複数のキー要素が同時
に触指された場合にもキー入力の有効か否かを正確に判
定することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す構成図、第２図は従来の
タッチ式入力装置を示す構成図、第３図はディスプレイ
に表示された情報の例を示す図、第４図はタッチパネル
のキー要素を示す図、第５図は属性配列メモリの内容例
を示す図、第６図はカウンタ配列メモリの内容例を示す
図、第７図は本発明によるキー入力判定処理を示すフロ
ーチャートである。 ２・・・透明形タッチパネル、３・・・平面形ディスプ
レイ、５・・・タッチ式入力装置、６・・・制御回路、
６１・・・タッチノやネル入力回路、６２・・・ディス
プレイ表示回路、６３・・・ＲＡＭ、６３ａ・・・属性
配列メモリ、６３ｂ・・・カウンタ配列メモリ、６４・
・・ＲＯＭ　。 ６５・・・マイクロプロセッサ 特許出願人　沖電気工業株式会社 特許出願ｍ　　弁理士　山　本　恵　−ラ″゛４プ５７
゛レイ　の（（革バグリ　　　　　　　　　　　り陽子
Ｉでオフ９句六−−Ｓ＠塾３回　　　　　　　　秦４面 和珍配列ヌ七１島内宕−伜ｌ 奉５　面 （ａ　ｌ　　　　　　　　　　　　　、ｂ）ｎワン７他
亡刺メ・ 換ろ シリのｖ１♀４督１１ 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）表示装置と、該表示装置の表示画面上に配置され
   マトリクス状に配列された複数のキー要素を持つ透明の
   タッチパネルとを備え、任意の大きさのキー枠を任意の
   位置に表示することが可能なタッチ式入力装置の入力判
   定方式において、前記タッチパネルの各キー要素に対応
   した２組のメモリ配列を設け、 第１のメモリ配列には前記表示装置に表示されるキーの
   表示形態に応じて各キー要素の機能と対応した属性を予
   め記入し、 第２のメモリ配列にはキー入力以前に全ての内容をクリ
   アし、 キー入力時に前記タッチパネルの各キー要素の入力の有
   無を所定の回数だけ調査し、 入力が検出された回数を第２のメモリ配列に記入し、 第２のメモリ配列に記入された回数が所定の閾値以上で
   あるキー要素に対応する第１のメモリ配列に記入された
   属性を調査し、 この属性が同一種類である場合には該属性を入力判定結
   果とし、これ以外の場合は無効入力と判定することを特
   徴とするタッチ式入力装置の入力判定方式。
2. （２）前記所定の閾値は、（所定の閾値）／（所定の回
   数）が（ノイズによる誤動作が発生する確率）より大で
   あることを満足するように設定されることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載のタッチ式入力装置の入力判
   定方式。