JPS6123614B2 - - Google Patents

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JPS6123614B2
JPS6123614B2 JP9733279A JP9733279A JPS6123614B2 JP S6123614 B2 JPS6123614 B2 JP S6123614B2 JP 9733279 A JP9733279 A JP 9733279A JP 9733279 A JP9733279 A JP 9733279A JP S6123614 B2 JPS6123614 B2 JP S6123614B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
arc electrode
arc
resistor
reinforcing plate
Prior art date
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Expired
Application number
JP9733279A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5624723A (en
Inventor
Nobuo Abe
Hideaki Tsuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPS5624723A publication Critical patent/JPS5624723A/ja
Publication of JPS6123614B2 publication Critical patent/JPS6123614B2/ja
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  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は真空バルブ用電極に係り、特に電極間
のアークと平行な磁界を発生する手段を備えた平
行磁界形電極およびその組立方法に関する。
真空しや断器のしや断部になる真空バルブ1
は、第1図に示すように構成されている。すなわ
ち、端子板2,3と絶縁筒4、ベローズ5で密封
容器が構成され、その中に、固定ホルダ8にろう
付けした固定電極6、可動ホルダ9にろう付けし
た可動電極7、さらに中間シールド10がそれぞ
れ設けられている。
これら両電極6,7はアークと平行な磁界を発
生させるため、第2図に示した通り(ここでは可
動電極7について示すが、固定電極6についても
同じ構造である。)、アーク電極71、補強板7
2、コイル電極73、補強板74、抵抗体75で
構成されている。アーク電極71はCu合金から
なり、アークが直接点弧される部分である。補強
板72はアーク電極71の機械強度を補うもの
で、ステンレスが用いられる。コイル電極73は
中心部73a、円周部73bおよび突起部73c
からなり、その中心部73aは可動ホルダ9と接
触し、電流を円周方向に導く働きをする。補強板
74はこのコイル電極73の機械強度を補なうも
のであり、抵抗体75は補強板72を介してアー
ク電極71を支持固定すると共に、可動ホルダ9
からアーク電極71に直接電流が流れるのを制限
する働きをする。そのため機械強度があり、しか
も抵抗率が大きいステンレスを用いる。
この可動電極7は第2図矢印11の方向に各部
品を重ねていくことにより組立てることができ
る。すなわち、可動ホルダ9の開口部9bに板状
ろう材86を置いたあと抵抗体75を挿入し、そ
のあと、第2図では省略しているが、必要箇所に
板状ろう材80〜85を挾みながら、補強板7
4、コイル電極73、補強板72、アーク電極7
1の順に積重ねると、第3図に示すようになる。
この状態のまま、例えば真空加熱炉内で加熱する
と、板状ろう材80〜86が溶けて一体化され
る。
この構造で電流をしや断しようとする場合、両
電極6,7間にはアーク12が発生するが、その
時、電流は矢印に示すように、コイル
電極73の中心部73aから半径方向に広がり、
円周部73bを流れて突起部73cに達する。こ
こからアーク電極71に流れ込むが、アーク電極
71には溝71aが多数設けられているため電流
通路が制限され、ここでは矢印で示すよう
に、半径方向のみに流れる。したがつて、アーク
電極71側から見た電流通路は第4図に示すよう
になり、アーク12と平行な磁界13〜13
が発生する。この磁界はアーク12を電極全面に
広げる働きがあるため電極表面の局部的溶融を防
ぎ、40kAなどの大電流しや断が可能になる。
もし、第4図に示した電流通路が達成できない
と平行磁界が発生せず、予想したしや断性能が得
られなくなる。したがつて、可動ホルダ9の接触
部9aとコイル電極73の中心部73a、および
コイル電極73の突起部73cとアーク電極71
は、それぞれ確実にろう付けされなければならな
いが、第3図に示した従来構造では次のような欠
点があつてろう付けに失敗することが多かつた。
すなわち、抵抗体75が可動ホルダ79の開口
部9bより長いと、補強板72とアーク電極71
を持ち上げてしまうため、アーク電極71と突起
部73cが接触せず、電流が流れなくなり、逆に
抵抗体75が開口部9bより短いと、アーク電極
71と突起部73cは十分接触するものの、補強
板72を押し上げることができないため、アーク
電極71との間にギヤツプを生じ、補強の働きを
しなくなり、アーク電極71の強度が低下すす。
もう1つの欠点は、部品によつて材料が違うた
め、ろう付けの加熱によつて熱膨張差を生じてろ
う付けに失敗することである。
ろう付け作業は第3図に示すように組立てたあ
と、全体を真空加熱炉の中で加熱して行なうが、
可動ホルダ9は銅、抵抗体75はステンレスとい
う材料の違いにより加熱された時の伸縮量が異な
り、例えば抵抗体75は可動ホルダ9の開口部9
bの底部を基点にアーク電極71側に伸びて補強
板72を押上げ、コイル電極73の突起部73c
とアーク電極71の間にすき間を生じてしまう。
このすき間が原因でろう付けの不均一性などが生
じ、最悪の場合はろう付けに失敗し、電極として
使用できなくなる。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を除
き、ろう付けの失敗をなくし、したがつて十分な
しや断性能が得られる真空バルブ用電極を提供す
るにある。
この目的を達成するため、本発明は、アーク電
極用補強板および抵抗体をアーク電極に係合し一
体化してアーク電極ユニツトを作り、このアーク
電極ユニツトをホルダの開口部に挿入し、アーク
電極をコイル電極に接触させてろう付けを行ない
うるようにしたことを特徴とする。
以下、本発明の一実施例を第5図および第6図
により詳細に説明する。なおこれら図中、第2図
および第3図と同一符号は同一物または均等物を
示す。
第5図および第6図において、76はアーク電
極で、従来と同様に溝76aが設けられているほ
か、新しくねじ穴76bが設けられている。77
は抵抗体で、一端にはアーク電極76のねじ穴7
6bと係合する抵抗体77の直径より細いねじ部
77a、他端にはろう溜り77b1,77b2が作ら
れている。
この部品での組立は、まず板状ろう材81,8
2と共に補強板72を挾み込んで抵抗体77のね
じ部77aをアーク電極76のねじ穴76bにね
じ込むことにより、アーク電極76、補強板7
2、抵抗体77を一体化してアーク電極ユニツト
78を作り、そのあと可動ホルダ9上に矢印13
の方向に補強板74、コイル電極73、アーク電
極ユニツト78の順に積重ねるという手順で行な
われ、組立後は第6図のようになる。
可動ホラダ9の開口部9bの深さを抵抗体77
の挿入長より大きくしておけば、抵抗体77を開
口部9bに挿入した時に、抵抗体挿入部と開口部
底面との間に空間を形成するので、アーク電極7
6は突起部7Cに確実に接触し、ろう付けでき
る。従来構造では抵抗体75が短いと、アーク電
極71と補強板72の間にすき間を生じて機械強
度の低下を招いたが、本実施例では抵抗体77の
ねじ力で補強板72はアーク電極76に密着して
ろう付けされるため、すき間を生じることがな
く、したがつて機械強度の低下をなくすことがで
きると共に、抵抗体77より直径の細いネジ部7
7aに補強体72とろう材80およびアーク電極
76を螺合させて、ろう付ける時に補強体72と
ろう材77およびアーク電極72とを一体に保持
する治具を必要としないので、治具の作成などの
必要がなく作成が容易である。
またさらに、加熱時に生じる熱膨張による悪影
響も除くことができる。すなわち、加熱によつて
抵抗体77に熱膨張を生じると、抵抗体77のね
じ部77aはアーク電極76に係合しているた
め、第6図の矢印14の方向に伸びる。その結
果、従来構造のようにアーク電極76を押し上げ
るという不具合はなくなり、上述した通りアーク
電極とコイル電極がろう付けされると同時に、ろ
う溜り77b1,77b2内の線状ろう材87,88
によつて抵抗体77とホルダ開口部9bもろう付
けされる。
ところで本実施例においては、7.2kV級では間
題にならないが、24kV級以上の電圧階級になる
と、ねじ穴76b部分に電界が集中して耐電圧性
能が間題になることもある。その場合には、アー
ク電極76の裏面からねじ穴を設け、表面まで貫
通しないねじ穴にするか、あるいは第7図に示す
ように、アーク電極76と同じ材質からなるボル
ト15をアーク電極76、補強板72を通して抵
抗体77のねじ穴77cにねじ込んで、アーク電
極76、補強板72、抵抗体77を一体化して、
アーク電極ユニツトを作ることにより、上述した
電界集中の間題を除去することができる。
以上述べたように、本発明によれば、アーク電
極、アーク電極の補強板、抵抗体を一体化してア
ーク電極ユニツトを作り、このアーク電極ユニツ
トをホルダの開口部に挿入し、アーク電極をコイ
ル電極に接触させてろう付けを行ないうるように
したので、アーク電極と補強板、アーク電極とコ
イル電極の接触部は確実にろう付けされ、加熱時
の熱膨張も吸収できるようになつて、ろう付けの
失販をなくし、十分なしや断性能を発揮する真空
バルブ用電極を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は真空バルブの縦断面図、第2図は従来
の可動電極の構成を示す分解斜視図、第3図は同
電極の縦断面図、第4図は同電極の電流通路を示
す説明図、第5図は本発明の一実施例に係る可動
電極の構成を示す分解斜視図、第6図は同電極の
縦断面図、第7図は本発明の他の実施例に係る可
動電極の縦断面図である。 7……可動電極、9……可動ホルダ、72……
アーク電極用補強板、73……コイル電極、74
……コイル電極用補強板、76……アーク電極、
77……抵抗体、80〜85,87,88……ろ
う材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 真空バルブ内に配置された接離自在な一対の
    電極と、電極は接触面を有するアーク電極と、ア
    ーク電極裏面にろう付された補強板と、アーク電
    極と接続する接続部と接続部からの電流を円周方
    向に流すコイル電極と、コイル電極裏面から真空
    バルブ外に延びるホルダーと、ホルダーに形成さ
    れた開口部と、開口部に収納され、かつアーク電
    極を支持する低抗体と、から構成した真空バルブ
    用電極において、抵抗体の先端に抵抗体直径より
    細いネジ部を形成し、ネジ部に補強体とろう材お
    よびアーク電極を螺合して互いに一体に接合する
    ことを特徴とする真空バルブ用電極。
JP9733279A 1979-08-01 1979-08-01 Electrode for vacuum valve and method of assembling same Granted JPS5624723A (en)

Priority Applications (1)

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JP9733279A JPS5624723A (en) 1979-08-01 1979-08-01 Electrode for vacuum valve and method of assembling same

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JP9733279A JPS5624723A (en) 1979-08-01 1979-08-01 Electrode for vacuum valve and method of assembling same

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Publication Number Publication Date
JPS5624723A JPS5624723A (en) 1981-03-09
JPS6123614B2 true JPS6123614B2 (ja) 1986-06-06

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JP9733279A Granted JPS5624723A (en) 1979-08-01 1979-08-01 Electrode for vacuum valve and method of assembling same

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JPS5965010U (ja) * 1982-10-23 1984-04-28 小松造機株式会社 路面補修用ビツトホルダ

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JPS5624723A (en) 1981-03-09

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