JPS6123557B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は航空機、船舶、軌道車、自動車等の移
動体、あるいはビル、マンシヨン等高層あるいは
集中した住居、展示場等の建物、あるいは屋外の
展示場、公園等に用いられる警告表示装置の構造
に関する。

従来の警告表示装置は表示部に文字で表示され
ることが多く、警告を発している個所の位置が不
明確な場合が多い。ことに緊急を要する火災発
生、重要部位の損耗、損傷、損失などの時、即座
に対応できない場合がある。

従つて、本発明はかかる従来の欠点に鑑み提供
されるもので、文字で表示するのみならず、構造
を示した絵を表示部に設けたもので、色又は文字
の表示部と絵の表示部とを同時に点灯するように
した構造である。

以下第１図および第２図の図面を用いて本発明
の一実施例の構造、作用について説明する。

図中、１はボツクス状の構造に形成されたロア
ハウジングで、壁体７によつて周囲が囲まれて形
成された第１室１８および該第１室１８に対して
前記壁体７を介して並設され且つ相互にも並設さ
れた複数の第２室３を形成してある。２はアツパ
ハウジングで、前記ロアハウジング１の前面に配
されていて、このアツパハウジング２には第１室
１８の開口１８ａの略全面および第２室３の一部
にかかるようにして形成された第１貫通窓４ａを
有すると共に第２室３の開口３ａの夫々に対応し
て断続形成された第２貫通窓４ｂを有する。１２
は、第１表示板で、ロアハウジング１およびアツ
パハウジング２の第１貫通窓４ａの間に対向し且
つアツパハウジング２に対して離間するようにロ
アハウジング１に固設され、表面１２ａに構造絵
１３および表示線１７が図示され、更に第２室３
に対向して形成された貫通孔１５に可透光材より
なるポイント１６が嵌入されている。８はポリカ
ーボネートシートあるいはアクリル樹脂等の可透
光材にて形成された第２表示板で、ロアハウジン
グ１およびアツパハウジング２間で前記第２貫通
窓４ｂに対向して配され、例えばBRAKE、
WINDWASH、BELTS、EXH−TEMP、
2F101、4Fロビー、５番東屋などの警告表示事項
９がシルク印刷、刻印などの手段により設けられ
ている。１４は第１バルブで、該第１バルブ１４
の照光Ｌは前記アツパハウジング２の裏面２ａに
よつて反射されて、前記第１表示板１２の表面１
２ａ全体を間接照明するようにロアハウジング１
の底部６に固設されることにより前記第１表示板
１２の構造絵１３および表示線１７を表示し、図
外の警告センサが警告状態を検出した時、又は図
外のライテイングスイツチをONにした時に照灯
し、非警告状態の時、又はライテイングスイツチ
をOFFにした時に消灯されるように回路を形成
したものである。５は第２バルブで、第２室３の
斜面１０に設けられた反射面１１を介してポイン
ト１６を照射可能なると共に、前記第２表示板８
を直接照射することを可能とし、第１バルブ１４
が警告照灯することに同期して照灯し常時消灯す
るように配線されたものである。前記構造絵１３
は第１表示板１２の表面１２ａにシルク印刷等に
より設けられた自動車の平面図、ビルの階毎の平
面図、軌道車の車両毎の側面図などである。前記
ポイント１６は、赤、青、黄色などの有色が施さ
れたものか又は文字であり、レンズ効果を有する
ものである。前記表示線１７は、該ポイント１６
と前記構造絵１３の該当する部位とを適宜連結す
るようにしてある。又、ウオーニングランプ装置
WLは、ロアハウジング１と、第２バルブ５と、
第２表示板８とよりなる。

本発明の一実施例によれば、図外の警告センサ
が警告を発すべき状態になると第２バルブ５が点
灯し、第２表示板８および反射面１１を介してポ
イント１６が照射される。このため第２表示板８
上の文字（たとえばBRAKE）が警告表示し、第
１バルブ１４によつて照らされている第１表示板
１２の構造絵１３とポイント１６とを結ぶ表示線
１７により、第１表示部１２のどこが（たとえば
BRAKEはどこにあるとか、BRAKEのどこが故
障したか等）警告しているかを表示することがで
きる。

本発明は以上説明したように、文字だけでなく
絵によつて警告を発している個所の認識が容易且
つ確実に行われる。又、ウオーニング装置WLの
第２バルブ毎にロアハウジングの壁体によつて仕
切られているため漏光がなく認識を誤ることがな
い。又、この第２バルブに対向して可透光材より
なる第２表示板を設け、該第２バルブの直接光に
より該第２表示板を照射した場合、第２表示板が
相当明るいものとなり第１バルブが点灯していて
もその第２表示板に容易に識別できる。又、構造
絵とポイントとを表示線で連結したので、線で構
造絵中の適宜個所を示すことができるため、密集
個所あるいは複雑個所の明示が容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る表示装置の正
面図、第２図は第１図の−線断面図である。 １……ロアハウジング、２……アツパハウジン
グ、３……第２室、４ａ……第１貫通窓、４ｂ…
…第２貫通窓、５……第２バルブ、７……壁体、
８……第２表示板、９……警告表示事項、１１…
…反射面、１２……第１表示板、１３……構造
絵、１４……第１バルブ、１５……貫通孔、１６
……ポイント、１７……表示線、１８……第１
室。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 壁体によつて周囲が囲まれて形成された第１
   室および該第１室に対して前記壁体を介して並設
   され且つ相互にも並設された複数の第２室を形成
   したロアハウジングと、該ロアハウジングの前面
   に配され、第１室の開口の略全面、および第２室
   の一部にかかるようにして形成された第１貫通窓
   を有すると共に第２室の開口の夫々に対応して断
   続形成された第２貫通窓を有するアツパハウジン
   グと、ロアハウジングおよびアツパハウジングの
   第１貫通窓の間に対向し、且つアツパハウジング
   に対して離間するようにロアハウジングに固設さ
   れ、表面に構造絵および表示線が図示され、更
   に、第２室に対向して形成された貫通孔に可透光
   材よりなるポイントが嵌入された第１表示板と、
   ロアハウジングおよびアツパハウジング間で前記
   第２貫通窓に対向して配され、警告表示事項が設
   けられた可透光材よりなる第２表示板と、前記第
   １表示板の構造絵および表示線を照射可能とした
   前記第１室の位置に配され、警告センサが警告状
   態を検知した時又は、ライテイングスイツチを
   ONにした時に照灯し、非警告状態の時又はライ
   テイングスイツチをOFFにした時は消灯された
   第１バルブと、第２室の反射面を介してポイント
   を照射可能なると共に前記第２表示板を直接照射
   することを可能とし、第１バルブが警告照灯する
   ことに同期して照灯し、常時消灯するように配線
   された第２バルブとより構成したことを特徴とす
   る警告表示装置。