JPS61235232A - 車両のスキツド制御装置 - Google Patents
車両のスキツド制御装置Info
- Publication number
- JPS61235232A JPS61235232A JP60075837A JP7583785A JPS61235232A JP S61235232 A JPS61235232 A JP S61235232A JP 60075837 A JP60075837 A JP 60075837A JP 7583785 A JP7583785 A JP 7583785A JP S61235232 A JPS61235232 A JP S61235232A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slip
- slip factor
- rate
- vehicle
- slip ratio
- Prior art date
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- Granted
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- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、車両のスキッド制御装置に関し、特に発進後
においてホイールスピンが発生した場合、これを直ちに
停止させることのできるスキッド装置に関する。
においてホイールスピンが発生した場合、これを直ちに
停止させることのできるスキッド装置に関する。
最近の車両には高出力エンジンが搭載される傾向があり
、これに伴って該エンジンからの駆動力を路面に効率よ
く伝達することが重要となっている。勿論車両は雪路、
凍結路あるいは泥路等のすべり易い道路でも使用される
が、このような路面での走行においては駆動輪に加えら
れる駆動力がグリップ力、即ち路面と駆動輪との間の摩
擦抵抗力よりも大きくなってしまう場合があり、駆動輪
が空転してしまう、いわゆるスキッドが発生し易く、こ
のようなすべり易い路面では車両の発進が困難であると
いう問題があり、またコーナリング時には車両がコース
アウトしてしまうおそれがある。
、これに伴って該エンジンからの駆動力を路面に効率よ
く伝達することが重要となっている。勿論車両は雪路、
凍結路あるいは泥路等のすべり易い道路でも使用される
が、このような路面での走行においては駆動輪に加えら
れる駆動力がグリップ力、即ち路面と駆動輪との間の摩
擦抵抗力よりも大きくなってしまう場合があり、駆動輪
が空転してしまう、いわゆるスキッドが発生し易く、こ
のようなすべり易い路面では車両の発進が困難であると
いう問題があり、またコーナリング時には車両がコース
アウトしてしまうおそれがある。
そこで従来から、このようなグリラッカ低下の問題を解
消するため、車両の4輪駆動型化、高性能タイヤの装着
、ロール剛性の向上等ハードウエアの面からの改善が検
討されている。
消するため、車両の4輪駆動型化、高性能タイヤの装着
、ロール剛性の向上等ハードウエアの面からの改善が検
討されている。
また上記スキッドの問題をソフトウェアの面から解消で
きるようにしたものとして、従来、特開昭59−202
963号公報に記載されたスキッドコントロール装置が
あり、これは車両の左又は右側の駆動輪及び被駆動輪の
回転速度を検出して該両輪の回転速度差を求め、該回転
速度差が所定値を越えるとアクセル及びクラッチのいず
れかを制御し、これによりホイールスピンの発生を防止
するようにしたものであった。しかしながらこの従来装
置では、アクセル、クラッチのいずれかを単に駆動力が
減じるように制御するだけであり、例えば駆動力をどの
程度まで減じるかという具体的な制御目標値がないので
、制御精度が低く、結局この従来装置ではスキッド発生
の防止効果はそれほど得られないものであった。
きるようにしたものとして、従来、特開昭59−202
963号公報に記載されたスキッドコントロール装置が
あり、これは車両の左又は右側の駆動輪及び被駆動輪の
回転速度を検出して該両輪の回転速度差を求め、該回転
速度差が所定値を越えるとアクセル及びクラッチのいず
れかを制御し、これによりホイールスピンの発生を防止
するようにしたものであった。しかしながらこの従来装
置では、アクセル、クラッチのいずれかを単に駆動力が
減じるように制御するだけであり、例えば駆動力をどの
程度まで減じるかという具体的な制御目標値がないので
、制御精度が低く、結局この従来装置ではスキッド発生
の防止効果はそれほど得られないものであった。
本発明は、かかる従来の状況においてなされたもので、
発進後においてホイールスピンが発生した場合には、車
両の駆動力を該走行路面に応じた、つまり該路面におけ
るグリップ力に応じた、スピンが発生することのない駆
動力に制御でき、ホイールスピンを直ちに、かつ確実に
停止せしめることのできる車両のスキッド制御装置を提
供することを目的としている。
発進後においてホイールスピンが発生した場合には、車
両の駆動力を該走行路面に応じた、つまり該路面におけ
るグリップ力に応じた、スピンが発生することのない駆
動力に制御でき、ホイールスピンを直ちに、かつ確実に
停止せしめることのできる車両のスキッド制御装置を提
供することを目的としている。
本発明者は、発進後の加速中における駆動軸。
及び被駆動軸の回転速度の変化特性を研究した結果、以
下の点を見い出した。ここで第5図はタイヤの摩擦係数
μひいてはグリップ力とスリップ率Sとの間の特性を示
し、発進加速中においてはタイヤ摩擦係数μはスリップ
率Sの増大とともに最初は増大しく領域P1)、限界ス
リップ率SLにて限界摩擦係数μLとなってそれ以後減
少しく領域P1)、ホイールスピン状態に至る。また第
4図は駆動輪、被駆動輪の回転速度の変化(曲線A。
下の点を見い出した。ここで第5図はタイヤの摩擦係数
μひいてはグリップ力とスリップ率Sとの間の特性を示
し、発進加速中においてはタイヤ摩擦係数μはスリップ
率Sの増大とともに最初は増大しく領域P1)、限界ス
リップ率SLにて限界摩擦係数μLとなってそれ以後減
少しく領域P1)、ホイールスピン状態に至る。また第
4図は駆動輪、被駆動輪の回転速度の変化(曲線A。
B)を示し、同図から明らかなように点aにおいて、駆
動輪の回転速度が急激に上昇しており、つまりホイール
スピンが発生している0本発明者はこの点aの回転速度
に対応するスリップ率が該走行路面における最大グリッ
プ力、ひいては限界摩擦係数に相当すると考えた。つま
りこの点aにおけるスリップ率Sが上記第5図に示すタ
イヤ摩擦係数μmスリツブ率S特性における限界スリッ
プ率Sl、を表わしており、従って上記点aにおけるス
リップ率を把握すれば、これはスキッド制御における目
標値となり得るものであると考えた。
動輪の回転速度が急激に上昇しており、つまりホイール
スピンが発生している0本発明者はこの点aの回転速度
に対応するスリップ率が該走行路面における最大グリッ
プ力、ひいては限界摩擦係数に相当すると考えた。つま
りこの点aにおけるスリップ率Sが上記第5図に示すタ
イヤ摩擦係数μmスリツブ率S特性における限界スリッ
プ率Sl、を表わしており、従って上記点aにおけるス
リップ率を把握すれば、これはスキッド制御における目
標値となり得るものであると考えた。
そこで本発明は、車両のスキッド制御装置において、第
1図の機能ブロック図に示されているように、第1.第
2回転センサ8.9が駆動輪、被駆動輸の回転速度を検
出し、上記第1.第2回転センサ8,9の出力からスリ
ップ率演算部10がスリップ率Sを演算し、スリップ率
設定部11が、該スリップ率Sの変化率αを演算し、こ
のスリップ率Sの変化率αが所定値α0より大きくなっ
た時前回演算したスリップ率SQを目標スリップ率ST
として設定し、加速度制御部12がアクチュエータ14
.15をスリップ率が上記目標値STになるように制御
するように構成したものである。
1図の機能ブロック図に示されているように、第1.第
2回転センサ8.9が駆動輪、被駆動輸の回転速度を検
出し、上記第1.第2回転センサ8,9の出力からスリ
ップ率演算部10がスリップ率Sを演算し、スリップ率
設定部11が、該スリップ率Sの変化率αを演算し、こ
のスリップ率Sの変化率αが所定値α0より大きくなっ
た時前回演算したスリップ率SQを目標スリップ率ST
として設定し、加速度制御部12がアクチュエータ14
.15をスリップ率が上記目標値STになるように制御
するように構成したものである。
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第2図及び第3図は本発明の一実施例を示し、図におい
て、1は前輪駆動型自動車、2はその車体、3はエンジ
ンで、これの吸気通路3aにはスロットル弁3bが取り
付けられている。4は上記エンジン3の出力をトランス
ミッション5に接続又は遮断するためのクラッチ、6は
駆動軸としての前輪であり、これはエンジン3の出力に
よりクラッチ4.トランスミッション5を介して駆動さ
れる。7は被駆動輪としての後輪であり、これは上記前
輪6の回転による自動車1の前進により車体2を介して
駆動される。また、8は前輪6の回転速度を検出する第
1回転センサとしての前輪センサ、9は後輪7の回転速
度を検出する第2回転センサとしての後輪センサ、21
.22はアクセルペダル位置、クラッチペダル位置を検
出するアクセル、クラッチセンサである。
て、1は前輪駆動型自動車、2はその車体、3はエンジ
ンで、これの吸気通路3aにはスロットル弁3bが取り
付けられている。4は上記エンジン3の出力をトランス
ミッション5に接続又は遮断するためのクラッチ、6は
駆動軸としての前輪であり、これはエンジン3の出力に
よりクラッチ4.トランスミッション5を介して駆動さ
れる。7は被駆動輪としての後輪であり、これは上記前
輪6の回転による自動車1の前進により車体2を介して
駆動される。また、8は前輪6の回転速度を検出する第
1回転センサとしての前輪センサ、9は後輪7の回転速
度を検出する第2回転センサとしての後輪センサ、21
.22はアクセルペダル位置、クラッチペダル位置を検
出するアクセル、クラッチセンサである。
15はクラッチアクチュエータであり、これは上記クラ
ッチ4を接話駆動する、即ち該クラッチ4の位置を制御
するためのもので、完全遮断位置から切れ点、ミート点
を経て完全接続位置までの間でクラッチ4を移動させる
。
ッチ4を接話駆動する、即ち該クラッチ4の位置を制御
するためのもので、完全遮断位置から切れ点、ミート点
を経て完全接続位置までの間でクラッチ4を移動させる
。
第3図はスロットルアクチェエータ14を示し、16は
油圧シリンダであり、これのピストンロフト16aは駆
動ワイヤ16bにより上記吸気通路3aのスロ7)ル弁
3bに連結されており、また該ピストンロッド16aの
出没位置はフィードバック用ポジショナであるスロット
ル弁センサ16Cにより検出されている。そして17は
上記シリンダ16と油圧ポンプ18とを連通する油圧供
給通路20に介設されたサーボパルプで、これは油圧シ
リンダ16への作動油の供給を切換制御するためのもの
で、また19は油圧ポンプ18の吐出圧を所定値に減圧
するレゾエーシングバルブである。
油圧シリンダであり、これのピストンロフト16aは駆
動ワイヤ16bにより上記吸気通路3aのスロ7)ル弁
3bに連結されており、また該ピストンロッド16aの
出没位置はフィードバック用ポジショナであるスロット
ル弁センサ16Cにより検出されている。そして17は
上記シリンダ16と油圧ポンプ18とを連通する油圧供
給通路20に介設されたサーボパルプで、これは油圧シ
リンダ16への作動油の供給を切換制御するためのもの
で、また19は油圧ポンプ18の吐出圧を所定値に減圧
するレゾエーシングバルブである。
25はインクフェイス26.CPU27及びメモリ28
から構成されたコントロールユニットであり、上記イン
タフェイス26は該ユニット25への入力情報の読み込
み、該ユニット25がらの制御信号の出力を行なうため
のもので、また上記メモリ28にはCPU27のスキ7
ド制御プログラム等が格納されている。
から構成されたコントロールユニットであり、上記イン
タフェイス26は該ユニット25への入力情報の読み込
み、該ユニット25がらの制御信号の出力を行なうため
のもので、また上記メモリ28にはCPU27のスキ7
ド制御プログラム等が格納されている。
そして上記CPU27は式(1)によりスリップ率Sを
、式(2)によりスリップ率変化率αをそれぞれ所定の
計測タイミング、例えば0.02秒毎に演算し、該変化
率αが所定値α0以上になったとき、前回の計測タイミ
ング時のスリップ率soを目標スリップ率STとして設
定し、該目標スリップ率Sl−を目標値として上記スロ
ットル、クラッチアクチェエータ14.15を制御する
ようになっている。
、式(2)によりスリップ率変化率αをそれぞれ所定の
計測タイミング、例えば0.02秒毎に演算し、該変化
率αが所定値α0以上になったとき、前回の計測タイミ
ング時のスリップ率soを目標スリップ率STとして設
定し、該目標スリップ率Sl−を目標値として上記スロ
ットル、クラッチアクチェエータ14.15を制御する
ようになっている。
ここでVdn、Vrnはそれぞれ今回の計測タイミング
時の前輪6.後輪7の回転速度、Sn、 3゜はそれ
ぞれ今回、前回の計測タイミング時のスリップ率、Kは
計測タイミング間隔、例えば0.02秒である。
時の前輪6.後輪7の回転速度、Sn、 3゜はそれ
ぞれ今回、前回の計測タイミング時のスリップ率、Kは
計測タイミング間隔、例えば0.02秒である。
そして本実施例では、上記構成におけるCPU27が第
1図のスリップ率演算部10.スリップ率設定部11及
び加速度制御部12の機能を実現するものとなっている
。
1図のスリップ率演算部10.スリップ率設定部11及
び加速度制御部12の機能を実現するものとなっている
。
次に作用効果について説明する。
ここで第6図は上記CPU27によるスキッド制御のフ
ローチャートを示し、本実施例制御は、例えばエンジン
3の始動より開始され、所定の計測タイミング(0,0
2秒)毎に実行される。このスキッド制御プログラムが
スタートすると、CPU27は計測タイミングか否かを
判定しくステップ51)、計測タイミングのときは、ス
テップ52〜55にて発進が完了したか否かが検出され
る。
ローチャートを示し、本実施例制御は、例えばエンジン
3の始動より開始され、所定の計測タイミング(0,0
2秒)毎に実行される。このスキッド制御プログラムが
スタートすると、CPU27は計測タイミングか否かを
判定しくステップ51)、計測タイミングのときは、ス
テップ52〜55にて発進が完了したか否かが検出され
る。
即ち上記CPU27は前輪、後輪センサ8.9からの出
力信号により走行中か否かを判定しくステップ52)、
走行中でない場合に、クラッチ4がオフされ、次にクラ
ッチ4がミートされ、さらに車速かアイドル車速を越え
たとき発進操作の完了を検出する(ステップ53〜55
)。なお、ステップ52にて走行中のときはアクセルペ
ダル位置に対応したスロットル弁角が演算される(ステ
ップ65)。
力信号により走行中か否かを判定しくステップ52)、
走行中でない場合に、クラッチ4がオフされ、次にクラ
ッチ4がミートされ、さらに車速かアイドル車速を越え
たとき発進操作の完了を検出する(ステップ53〜55
)。なお、ステップ52にて走行中のときはアクセルペ
ダル位置に対応したスロットル弁角が演算される(ステ
ップ65)。
発進操作が完了すると、ステップ56〜61にて目標ス
リップ率STが設定される。即ちCPU27は上記前輪
、後輪センサ8,9の出力Vdn。
リップ率STが設定される。即ちCPU27は上記前輪
、後輪センサ8,9の出力Vdn。
Vrnを読み込み、上記式+1)によりスリップ率Sを
演算しくステップ56)、スリップ率変化率計算用レジ
スタの現スリップ率しジスタ部S n r 前スリップ
率しジスタ部SOをそれぞれ現スリップ率S、現スリッ
プ率レジスタ値Snでもって更新しくステップ57)、
上記式(2)によりスリップ率変化率αを演算し、該変
化率αの正、負を判定する(ステップ58.59)。こ
の変化率αが正のときは該変化率αが所定の変化率α0
より大きいか否かを判定しくステップ60)、大きいと
きは前回計測タイミング時のスリップ率SOの目標スリ
ップ率STとして目標値レジスタ内に格納する(ステッ
プ61)、なお、ステップ59.60においてαが負の
場合、及びαがα0より小さい場合は上記ステップ65
に進む。
演算しくステップ56)、スリップ率変化率計算用レジ
スタの現スリップ率しジスタ部S n r 前スリップ
率しジスタ部SOをそれぞれ現スリップ率S、現スリッ
プ率レジスタ値Snでもって更新しくステップ57)、
上記式(2)によりスリップ率変化率αを演算し、該変
化率αの正、負を判定する(ステップ58.59)。こ
の変化率αが正のときは該変化率αが所定の変化率α0
より大きいか否かを判定しくステップ60)、大きいと
きは前回計測タイミング時のスリップ率SOの目標スリ
ップ率STとして目標値レジスタ内に格納する(ステッ
プ61)、なお、ステップ59.60においてαが負の
場合、及びαがα0より小さい場合は上記ステップ65
に進む。
最後にCPU27はステップ62〜64において・車両
のスリップ率が上記目標スリップ率STになるように加
速度制御する。即ち、上記目標スリラフ’率STを実現
するための目標スロット)I4開度、目標クラッチ位置
を演算しくステップ62)、現在のスロットル弁開度、
クラッチ位置と上記演算された開度1位置とを比較し、
スロットル弁サーボバルブ17用、及び図示しないクラ
ッチサーボバルブ用制御信号を作成し、これをスロット
ルアクチュエータ14.クラッチアクチュエータ15に
出力する(ステップ63.64)。
のスリップ率が上記目標スリップ率STになるように加
速度制御する。即ち、上記目標スリラフ’率STを実現
するための目標スロット)I4開度、目標クラッチ位置
を演算しくステップ62)、現在のスロットル弁開度、
クラッチ位置と上記演算された開度1位置とを比較し、
スロットル弁サーボバルブ17用、及び図示しないクラ
ッチサーボバルブ用制御信号を作成し、これをスロット
ルアクチュエータ14.クラッチアクチュエータ15に
出力する(ステップ63.64)。
すると上記スロットルアクチュエータ14のサーボバル
ブ17が上記サーボバルブ制御信号により所定方向に切
換られ、これにより駆動シリンダ16が伸縮してスロッ
トル弁3bを開方向又は閉方向に回動せしめ、またクラ
ッチ4の位置が制御され、その結果前輪6は上記目標ス
リップ率sTが得られる駆動力でもって駆動され、ホイ
ールスピンは停止することとなる。
ブ17が上記サーボバルブ制御信号により所定方向に切
換られ、これにより駆動シリンダ16が伸縮してスロッ
トル弁3bを開方向又は閉方向に回動せしめ、またクラ
ッチ4の位置が制御され、その結果前輪6は上記目標ス
リップ率sTが得られる駆動力でもって駆動され、ホイ
ールスピンは停止することとなる。
このように本実施例では、発進操作が完了すると、スリ
ップ率Sの変化率αを演算し、該変化率αが所定値α0
より大きくなった時、即ちホイールスピン状態になった
ときは、その前回の計測タイミング時のスリップ率So
、即ちグリップ力が最大でかつホイールスピンの生じる
ことのないスリップ率を目標値としてアクチュエータ1
4.15を制御するようにしたので、前輪6への駆動力
を走行路面のグリップ力に応じた駆動力に制御でき、ス
ムーズに走行できる。またこの際、具体的な制御目標値
でもって加速度制御を行なうので、制御精度を向上でき
る。
ップ率Sの変化率αを演算し、該変化率αが所定値α0
より大きくなった時、即ちホイールスピン状態になった
ときは、その前回の計測タイミング時のスリップ率So
、即ちグリップ力が最大でかつホイールスピンの生じる
ことのないスリップ率を目標値としてアクチュエータ1
4.15を制御するようにしたので、前輪6への駆動力
を走行路面のグリップ力に応じた駆動力に制御でき、ス
ムーズに走行できる。またこの際、具体的な制御目標値
でもって加速度制御を行なうので、制御精度を向上でき
る。
なお、上記実施例では加速度制御を、スロットル弁開度
、及びクラッチ位置の両方を制御することによって行な
うようにしたが、この加速度制御はスロットル弁開度、
クラッチ位置のいずれか一方でもって行なうようにして
もよい。
、及びクラッチ位置の両方を制御することによって行な
うようにしたが、この加速度制御はスロットル弁開度、
クラッチ位置のいずれか一方でもって行なうようにして
もよい。
以上のように、本発明に係る車両のスキッド制御装置に
よれば、発進操作完了後において、スリップ率の変化率
が所定値以上になったとき、前回計測タイミング時のス
リップ率を目標値として加速度制御を行なうようにした
ので、走行路面のグリップ力に応じた駆動力を得ること
ができ、ホイールスピンを直ちに、かつ確実に停止でき
、安定して走行できる効果がある。
よれば、発進操作完了後において、スリップ率の変化率
が所定値以上になったとき、前回計測タイミング時のス
リップ率を目標値として加速度制御を行なうようにした
ので、走行路面のグリップ力に応じた駆動力を得ること
ができ、ホイールスピンを直ちに、かつ確実に停止でき
、安定して走行できる効果がある。
第1図は本発明の構成を示す機能ブロック図、第2図は
本発明の一実施例による車両のスキッド制御装置の構成
図、第3図はそのスロットルアクチェエータ部分の構成
図、第4図ないし第6図はその動作を説明するためのも
ので、第4図は時間の経過に伴う車輪の回転速度の変化
を示す特性図、第5図はタイヤ摩擦係数μmスリツブ率
S特性図、第6図はCPUのスキッド制御の内容を示す
フローチャート図である。 1・・・自動車(車両)、3・・・エンジン、4・・・
クラッチ、6・・・前輪(駆動輪)、7・・・後輪(被
駆動輪)、8・・・前輪センサ(第1回転センサ)、9
・・・後輪センサ(第2回転センサ)、lO・・・スリ
ップ率演算部、11・・・スリップ率設定部、12・・
・加速度制御部、14.15・・・スロットル、クラッ
チアクチュエータ。 特 許 出 願 人 マツダ株式会社 代理人 弁理士 早 瀬 憲 − 第1図
本発明の一実施例による車両のスキッド制御装置の構成
図、第3図はそのスロットルアクチェエータ部分の構成
図、第4図ないし第6図はその動作を説明するためのも
ので、第4図は時間の経過に伴う車輪の回転速度の変化
を示す特性図、第5図はタイヤ摩擦係数μmスリツブ率
S特性図、第6図はCPUのスキッド制御の内容を示す
フローチャート図である。 1・・・自動車(車両)、3・・・エンジン、4・・・
クラッチ、6・・・前輪(駆動輪)、7・・・後輪(被
駆動輪)、8・・・前輪センサ(第1回転センサ)、9
・・・後輪センサ(第2回転センサ)、lO・・・スリ
ップ率演算部、11・・・スリップ率設定部、12・・
・加速度制御部、14.15・・・スロットル、クラッ
チアクチュエータ。 特 許 出 願 人 マツダ株式会社 代理人 弁理士 早 瀬 憲 − 第1図
Claims (1)
- (1)車両の駆動輪の回転速度を検出する第1回転セン
サと、被駆動輪の回転速度を検出する第2回転センサと
、上記第1、第2回転センサからの出力信号によりスリ
ップ率を演算するスリップ率演算部と、該スリップ率の
変化率を演算し、上記スリップ率の変化率が設定値より
大きい時前回演算されたスリップ率を目標スリップ率と
して設定するスリップ率設定部と、エンジンへの燃料の
供給又はクラッチの接断を行なうアクチュエータと、上
記スリップ率設定部からの目標スリップ率を目標値とし
て上記アクチュエータを制御する加速度制御部とを備え
たことを特徴とする車両のスキッド制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60075837A JPH0765522B2 (ja) | 1985-04-10 | 1985-04-10 | 車両のスキツド制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60075837A JPH0765522B2 (ja) | 1985-04-10 | 1985-04-10 | 車両のスキツド制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61235232A true JPS61235232A (ja) | 1986-10-20 |
JPH0765522B2 JPH0765522B2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=13587706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60075837A Expired - Lifetime JPH0765522B2 (ja) | 1985-04-10 | 1985-04-10 | 車両のスキツド制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0765522B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48104223A (ja) * | 1972-04-12 | 1973-12-27 | ||
JPS5442077A (en) * | 1977-09-09 | 1979-04-03 | Gadelius Co Ltd | Magnetic coagulation settling separation method |
-
1985
- 1985-04-10 JP JP60075837A patent/JPH0765522B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48104223A (ja) * | 1972-04-12 | 1973-12-27 | ||
JPS5442077A (en) * | 1977-09-09 | 1979-04-03 | Gadelius Co Ltd | Magnetic coagulation settling separation method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0765522B2 (ja) | 1995-07-19 |
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