JPS61233134A - シヨベルロ−ダの荷役ペダルロツク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、荷役作業をペダル操作によって行なう形式の
ショベルローダに係り、詳しくは荷役ペダルの不用意な
踏み込みを防止するための装置に関する。　　　　・ （従来の技術） 第４図は、リフトシリンダ１ａによるリフトアーム１の
リフト作用及びダンプシリンダ２ａによるパケット２の
ダンプ作用をそれぞれ荷役ペダル３．３によって行ない
、また走行をレバー操作によって行なうスキッドステア
式のショベルローダを示したものである。この種のショ
ベルローダにおいては、たとえば運転者が乗降する際に
、前記荷役ペダル３．３を誤っであるいは不用意に踏み
込んだときにはリフトアーム１あるいはパケット２が突
発的に動ぎ出す危険がある。

そのため、このような問題解決のための従来の荷役ペダ
ルロック装置としては、たとえば第６図に示すように、
荷役ペダル３とリフトシリンダ１ａ又はダンプシリンダ
２ａを制御する荷役用コントロールバルブ５０とをつな
ぐリンク機構５１の連接ロッド５２に係止溝５３を形成
するとともに、この係止溝５３に係脱可能な電磁式・ス
トッパ５４を対向して設置し、そしてこの電磁式ストッ
パ５４を、跳ね上げ式シート５５が運転者の離席に伴い
シートスプリング５６によって跳ね上げられたときにシ
ートスイッチ５７を介して作動させ、連接０ツド５２の
係止溝５３に係合することにより荷役ペダル３を規定の
中立位置にロックするようにしたものが知られている。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、上述した従来の荷役ペダルロック装置は、シ
ートに着席することによってロックが解除される形式で
あることから、運転の意思を有しない者が着席した場合
であってもやはり解除されてしまう。周知のようにショ
ベルローダは屋外で使用することが多く、希には運転者
が降車している間に運転者以外の者がいたずらで乗車す
ることも十分にあり得ることであり、従って、このよう
な場合にはシートへの着席によって荷役ペダルのロック
が解除されてしまう結果、安全性が損われることとなる
。

そこで本ａは、以上の問題に鑑み、跳ね上げ式シートの
離席時には荷役ペダルを自動的にロックする一方、着席
時にはペダルロックの解除操作を可能な状態となすこと
を、その解決すべき技術的課題とするものである。

（問題点を解決するための手段） 上記課題解決のための技術的手段は、跳ね上げ式シート
を備えたショベルローダにおいて、荷役ペダル側に形成
した係止部材と係合し得るように床板側に回動可能に設
置されたペダルロック用のストッパと、該ストッパを常
に係合方向に付勢するロックスプリングと、床板上に傾
動可能に立設され、前記ストッパを係止部材から離脱操
作し得るように該ストッパと連結されたロック解除レバ
ーと、該ロック解除レバーの近くにおいて床板側に傾動
可能に取付けられ、前記シートの上下回動に応動して傾
動されるレバー保持部材とからなり、該レバー保持部材
はシートの下傾時には前記ロック解除レバーをロック位
置に解除操作可能に保持し、シートの上傾時にはロック
解除レバーの保持を解放するように構成したことである
。

（作用） 運転者が跳ね上げ式シートから離席した場合は、シート
の跳ね上げ作用に応動してレバー保持部材がロック解°
除レバーを解放するため、ストッパがロックスプリング
の作用力によって係止部材に係合し、荷役ペダルをロッ
クする。一方、運転者が跳ね上げ式シートに着席したと
きは、レバー保持部材が保持位置へ傾動してロック位置
のロック解除レバーを解除操作可能に保持するため、運
転手は着席後においてロック解除レバーをロック解除位
置へ操作することにより荷役ペダルのロックを解除する
ことができる。

（実施例） 寵 以下、本　　の実施例を第１図〜第４図に基いて具体的
に説明する。荷役ペダル３は床板４上に固着されたペダ
ルブラケット５にビン６を介して前側又は後側に踏み込
み操作し得るように回動可能に取付けられており、該荷
役ペダル３の下面には横Ｖ字状の係止溝８を有した係止
部材７が固着されている。また、ペダルブラケット５に
は支軸９を介して棒状をなすペダルロック用のストッパ
１０が回動可能に取付けられ、該ストッパ１０はその先
端がほぼ９０度折曲げられるとともに、その折曲部が前
記係止溝８に係脱可能とされている。

すなわち、ストッパ１０はその先端部を係止溝８に係合
することによって荷役ペダル３を規定の中立位置に保持
するようになっている。なお、本実施例のストッパ１０
は一部にネジを有し、このネジ部を支軸９に貫通した状
態でナツト１１によって係止溝８に対応する高さに調整
して固定できるようになっている。

フレーム１２の床板４との連接部付近には上下部を開放
したほぼ箱形のレバーブラケット１３が固着されており
、該レバーブラケット１３内には前記ストッパ１０を係
止溝８から離脱操作するためのロック解除レバー１４が
配設されるとともに、該ロック解除レバー１４はその下
部側がピン１５により前後傾可能に枢着されている。そ
して、ロック解除レバー１４と前記ストッパ１ｏとが連
動するように、ロック解除レバー１４の下端部とストッ
パ支持用の支軸９に固着された連動アーム１６の一端と
が連接ロッド１７を介して連結され、またロック解除レ
バー１４はその下端部とフレーム１２との・間に張設さ
れたロックスプリング１８により常にストッパ１０を係
止溝８に係合させる方向、すなわちペダルロック側（後
傾側）に付勢されている。なお、１９はロック解除レバ
ー１４のペダルロック位置を規制するストッパボルトで
ある。

つぎに、跳ね上げシート２０の上下傾動に関連して前記
ロック解除レバー１４をペダルロック位置及びロック解
除位置に保持又は解放する機構について説明する。図示
のように、跳ね上げ式シート２０はフレーム１２の上面
に固着されたシート受は台２１上に従来公知のレール機
構２２（詳細は省略）を介して前後方向の位１Ｆ調整可
能に取付けられている。またシート２０はその前端部下
面に突設したブラケット２３をレール側のブラケツ　　
　　−ト２４にビン２５を介して枢着されていて、常に
はシートスプリング２６によって前側上方に向けで付勢
され、跳ね上げ可能とされている。なお、２７はシート
２０の後側を受けるシート台座である。また、シート２
０の下面にはレール側に取付けられたシートスイッチ２
８を作動するためのドッグ２９が取付けられており、該
シートスイッチ２８は運転者の着席時、つまりシート２
０が下傾されたときにＯＮＬ、電源からの電流を電磁石
３０に通電する。

しかして、前記レバーブラケット１３内にはほぼＬ形ア
ーム状に形成されたレバー保持部材３１が配設され、該
レバー保持部材３１はその折曲部がビン３２により前後
傾可能に取付けられるとともに、そのほぼ直立部が前記
電磁石３０のロッド３０ａとチェーンやロープ等の可換
性の紐材３３（図はチェーンの場合を示す）を介して連
結されでいる。すなわち、レバー保持部材３１はシート
２０の下傾に伴う電磁石３０の作動時には該電磁石３０
によってレバー保持位置へ後傾され、またシート２０の
上傾時にはその直立部とレバーブラケット１３との間に
張設されたリターンスプリング３４によってレバー解放
位置へ前傾されるようになっている。そして、レバー保
持部材３１の水平部がロック解除レバー１４を規定位置
に保持するためのレバー保持片３１ａを構成している。

すなわち、レバー保持゛片３１ａの先端はロック解除レ
バー１４をペダルロック位置に保持するための傾斜面を
有する保持部３５とされ、またレバー保持片３１ａのほ
ぼ中程にはロック解除レバー１４をロック解除位置に保
持するための切欠部３６が形成されており、それら保持
部３５及び切欠部３６に対してロック解除レバー１４の
一部に横向きに突設した係合子１４ａが係脱可能とされ
ている。

なお、３７はレバー保持部材３２をレバー解放位置に規
制するためのストッパボルトである。また、３８は荷役
ペダル３と、リフトシリンダ１ａやダンプシリンダ２ａ
をＩＩＪＩＩＩする荷役用コントロールバルブ（図示し
ない）とを連結するリンク機構である。

本実施例は上述のように構成したものであり、以下その
作用を説明する。

今、第１図に示すようにシート２ｏが跳ね上げられ、ペ
ダルロック用のストッパ１０が係止部材７の係止溝８に
係合されたペダルロック状態において、運転者がシート
２０に着席し、該シート２０が通常の運転姿勢位置まで
下傾されると、第４図に示すようにドッグ２９がシート
スイッチ２８に当接してこれをＯＮするため、電磁石３
ｏに通電され、そのロッド３０ａが引き込まれる。従っ
て、レバー保持部材３１はチェーン３３を介してレバー
保持位置へ後傾され、レバー保持片３１ａの傾斜面付き
保持部３５がロック解除レバー１４の係合子１４ａに当
接する。

すなわち、シート２０に：着席した状態では、ロック解
除レバー１４はレバー保持部材３１によってペダルロッ
ク位置に保持されたままとなる。この状態において、運
転者がロック解除レバニ１４を第４図に実線で示す如く
ロックスプリング１８に抗して前傾操作すると、係合子
１４ａが傾斜面付きの保持部３５を下方へ押し下げるた
め、レバー保持部材３１はリターンスプリング３４に抗
してチェーン３３を弛ませながら、さらに後方へ退避傾
動・することによりロック解除レバー１４のロック解除
位置への前傾を許容する。従って、ロック解除レバー１
４はその係合子１４ａをレバー保持部３１ａの上面を滑
らせながら前傾し、連接ロッド１７、連動アーム１６を
介してストッパ１０を下方へ傾動させることによって係
止部材７の係止溝８から離脱するため、荷役ペダル３の
ロックが解除される。

なお、ロック解除レバー１４がロック解除位置まで前傾
されると、その係合子１４ａがレバー保持部３１ａの切
欠部３６に対応し、それに伴いレバー保持部材３１が前
記レバー保持部ｉｔ（チェーン３３が緊張する位置）ま
で復帰することによって係合子１４ａが切欠部３６内に
入り込むため、ロック解除レバー１４はロック解除位置
に保持される。

つぎに、荷役ペダル３のロック作用について説明する。

運転者がシート２０から離席すると、該シート２０の上
傾に伴ってシートスイッチ２８がＯＦＦとなり電磁石３
０への通電が断たれるため、レバー保持部材３１はリタ
ーンスプリング３４によってレバー解放位置へ前傾され
る。この前傾によりレバー保持部３１ａの切欠部３６か
らロック解除レバー１４の係合子１４ａが抜出し、該ロ
ック解除レバー１４の保持が解放されるため、ロックス
プリング１８の引張力によってロック解除レバー１４が
ロック位置へ後傾されるとともに、ストッパ１０が上傾
されて第１図に示すように係止部材７の係止溝８に係合
し、荷役ペダル３をロックする。つまり、運転者の離席
時には荷役ペダル３のペダルロックがシート２０の跳ね
上げ作用に関連して自動的に行なわれる。

従って、運転者等が乗降時に誤っであるいは不用意に荷
役ペダル３を踏み込んだとしても、該荷役ペダル３が前
側、後側のいずれへも回動操作されることはなく、リフ
トアーム１あるいはバケット２が規定の中立位置に保持
され、安全が確保される。

なお、本実施例ではレバー保持部材３１を、シートスイ
ッチ２８と電磁石３０とを使用して電気的に作動させる
構成としたが、この形式に変えてシート２０とレバー保
持部材３２とをリンク機構等により直接機械的に連結す
る構成に変更することも可能である。

（発明の効果） 以上詳述したように、本発明によれば跳ね上げ式シート
を備えたショベルローダにおいて、運転者がシートから
離席したときには、荷役ペダルを自動的にロックして乗
降時における運転者の安全を図ることができる。また、
本発明の荷役ペダルロック装置は、運転者がシートに着
席したときには、その着席のみによってはペダルロック
が解除されず、運転者がロック解除レバーを解除操作し
た場合に限り、ペダルロックを解除できるものであって
、言わば２重の安全構造となっていることから、シート
に着席するだけでペダルロックが解除されてしまう従来
方式とは異なり、運転者以外の運転の意思を有しない者
がいたずらに乗車したような場合の危険を防止すること
ができ、安全性の向上にきわめて有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る荷役ペダルロック装置の実施例を
示す側断面図、第２図は荷役ペダルのロック部を示す正
面図、第３図はロック解除レバーの保持機構部を示す平
面図、第４図はペダルロックの動作態様を示す側断面図
、第５図はショベルローダの概略側面図、第６図は従来
の荷役ペダルロック装置を示す側面図である。 ３・・・荷役ペダル　　　　４・・・床板７・・・係止
部材　　　　　８・・・係止溝１０・・・ストッパ　　
　　１４・・・ロック解除レバー１８・・・ロックスプ
リング　２０・・・シート２６・・・シートスプリング
　２８川シートスイツチ３２・・・レバー保持部材

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 跳ね上げ式シートを備えたショベルローダにおいて、荷
   役ペダル側に形成した係止部材と係合し得るように床板
   側に回動可能に設置されたペダルロック用のストッパと
   、該ストッパを常に係合方向に付勢するロックスプリン
   グと、床板上に傾動可能に立設され、前記ストッパを係
   止部材から離脱操作し得るようにストッパと連結された
   ロック解除レバーと、該ロック解除レバーの近くにおい
   て床板側に傾動可能に取付けられ、前記シートの上下回
   動に応動して傾動されるレバー保持部材とからなり、該
   レバー保持部材はシートの下傾時には前記ロック解除レ
   バーをロック位置に解除操作可能に保持し、シートの上
   傾時にはロック解除レバーの保持を解放するように構成
   されているショベルローダの荷役ペダルロック装置。