JPS61232972A

JPS61232972A - 荒地走行用四輪車

Info

Publication number: JPS61232972A
Application number: JP60074341A
Authority: JP
Inventors: 青山　建夫; 名倉　幸一
Original assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Current assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Priority date: 1985-04-10
Filing date: 1985-04-10
Publication date: 1986-10-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕この発明は低圧タイヤあるいはバルンタイヤを装着した
荒地走行用四輪車に関するもので、自動二輪車に使用さ
れる動力ユニツトを最少の変更により搭載可能とした車
体枠の構成に関する。

〔従来の技術〕

従来、騎乗形の座席と棒形の操向ハンドルを備えた三輪
あるいは四輪の小型車両に、ｌＫｑ／ｃＡ以下の低い空
気圧で使用する低圧タイヤ、あるいはバルンタイヤと呼
ばれるタイヤを装備したものが知られている。

ところで、この種車両は、従来、エンジンと変速機とが
一体的にケースへ組込まれた自動二輪車用のものを主要
部に転用している。そのため動力ユニツトは自動二輪車
と同様にエンジンと変速機とが略り字形に配置され、そ
のクランク軸が車２両の左右方向へ向けて搭載され、且
つ、動力ユニツトの出力はチェーンを介して走行車輪へ
伝動される（例えば特開昭６０−２５８５８号公報）。

他方、このような車両の悪路走破性を向上させるために
、後輪駆動チェーンに代えて伝動軸を用いることが要求
されており、前記動力ユニツトのクランク軸を前後方向
に向けて車両に搭載し、傘歯車機梢の使用を減らして構
成を簡略化することが好ましいが、従来の車体枠は自動
二輪車と同様に操向軸部から後方に伸びる車体枠によっ
て動力ユニツト後部を支持し、下方に伸びるダウンチュ
ーブによって前部を支持するものであるため、クランク
軸を前後方向に向けて搭載するような使用には適さない
。

〔発明の目的、概要〕

この発明は前記した側方視が略り形をなす動力ユニツト
を用い、搭載性の優れた荒地走行用四輪車を得ることを
目的とするものであり、立形のエンジンとそのクランク
室に隣接する変速機と七一体のケースに収容して構成し
た動力ユニツトを、前後方向に伸びる左右２本の下方部
材と１本の下方部材およびそれらを連結する略三角形に
配置された３本一対の連結部材とで構成された主部を持
つ車体枠に、前記エンジンのクランク軸を前後方向に向
けて搭載した点に特徴がある。

〔実施例〕

この発明を以下の冥施例によって説明すると、図中、１
はこの発明に係る荒地走行用四輪車であり、鋼管その他
管製の車体枠２を有する。車体枠２の主部３は前後方向
に伸びる左右２本の下方部材３＆％３１Ｌと１本の上方
部材３ｂおよびそれらを連結する略三角形に配置された
連結部材３Ｃとを溶接して組立てたもので、その前部に
差動装置を含む前輪駆動系Ｆｔ−支持する前部枠体４と
、後部に自動二輪車と同様の騎乗形の座席５を支持する
座席枠６とが連結されている。前部枠体４は四角錐形に
組立られその頂部に前記上方部材３ｂの前端が溶着され
ている。したがって前車輪Ｔの受ける地上からの反力が
上方部材３ｂによって支承ぢれる。上方部材あの後端は
上方へ屈曲して後向きに開放されたコ字形の座席枠６に
溶着されている。なお、座席枠６の後部は上方へ屈曲し
た２本の下方部材に％３＆によって直接に、また、前部
は２本の縦枠３ｄ、３ｄを介してそれぞれ支持され補強
されている。

３ｅは下方部材３ａｓＳ＆間を連結するクロスメンバ、
８は車体枠２の後部へ上下揺動自在に枢支された左右２
本からなる揺動腕であり、その揺動腕８の一方は後輪を
駆動する伝動軸（図示してない）が挿通されており、後
端には差動装置を含む後輪駆動系Ｒが支持されている。

９は後車輪である。

上方部材３ｂには前後２箇所に支柱１１．１２が立設さ
れており、それらの間に燃料タンク１３がボルト止めさ
れている。また、前支柱１１の上端と上方部材３ｂには
操向軸１４の軸受１５．１６がそれぞれ固着されている
。１７は操向軸１４の上端に取付けられた操向ノ１ノド
ルである。

２１は車体枠２の中央部に懸架された動力ユニツトで、
出力軸である駆動軸２１．を除き、従来公知の自動二輪
車周動力ユニツトと略同様の構成を有し、上方部材３ｂ
および下方部材３Ｂｘ３Ｂに固設された３個のプラタン
）Ｂの遊端ヘボルト止めされている。動力ユニツト２１
は立形のエンジン２２とそのクランク室２２ａに隣接し
て変速機２３とを一体のケースに収容してなる。すなわ
ち−第４図で示すように、クランク室２２ａにはピスト
ンＰに連接されたクランク軸Ｃが軸受され、クランク軸
Ｃは歯皐群Ｇを介して駆動変速歯車Ｇ１．従動変速歯車
Ｇ２、更に駆動軸２１ａを駆動する。動力二二ツ）２１
は３［に、立形のエンジン２２は上方の燃焼室部材２４
と下方のクランク室部材２５とからなり、燃焼室部材２
４はクランク室部材２５から上方に、また、変速＠２３
は側方にそれぞれ突出しており、動力ユニツト２１は全
体として略り形の側方視を有する。２６は燃焼室部材２
４に連結された気化器、２７はエアクリーナであり、上
方部材３ｂを挾んで設置されている。なお、動力ユニツ
トの燃焼室部材２４を燃料タンク１３より外方へ突出さ
せないため、この部分は上方部材３ｂが燃焼室部材２４
を避けて第３図中で下方へ屈曲させである。

動力ユニツト２１を車体枠２へ組付けるには、気化器２
６とエアクリーナ２７とを取外し、燃料タンク１３は取
外し、あるいは取外さずに車体枠２の側方から下方部材
３ａと下方部材３ｂとの間に変速！２３を挿入し、３個
のプラタン）Ｂの遊端で動力ユニツト２１と車体枠２と
をボルトにより結合する。然かる後、エアクリーナ２Ｔ
と燃料タンク１３とを燃焼室部材２４に取付けるもので
ある。

〔発明の効果〕

この発明に係る荒地走行用四輪車の車体枠は、前後方向
に伸びる左右２本の下方部材と１本の上方部材およびそ
れらを連結する３本の連結部材とで構成された主部を有
するから、構造が簡単であり、且つ重量の大きい動力ユ
ニツトを搭載することができる。また、立形のエンジン
とそのクランク室に隣接して変速機とを一体のケースに
収容してなる略り形の動力ユニツトを車体枠に搭載する
に際し１＃記エンジンの゛クランク軸を前後方向に向け
、側方に突出した変速機２３を上方部材３ｂの下を通し
て他側の下方部材３ａにブラケットＢを介して支持させ
たから、エンジンが略り形の側面視を有するＫも拘わら
ず、何等支障なく容易に車体枠２へ組付は可能となる。

なお、組付は作業に際して燃料タンク１３を予め取外し
てあれば、作業が一層容易に行い得る。

未　図面の簡単な！ｉ２Ｆ！Ａ９面はこの発明の一実施例を示すもので、第１図は荒地
走行用四輪車の側面図、第２図はその■−ｎ断面図、第
３図は平面図、第４図は動力ユニツトの軸配置を示す側
面図である。

３・命・・車体枠２の主部％　３．・・拳・下方部材、
３ｂ・・・・上方部材、３（Ｂ・・・・連結部材、８・
・・・揺動腕、Ｒ・・・Φ後輪駆動系。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）立形のエンジンとそのクランク室に隣接する変速
機とを一体のケースに収容して構成した動力ユニツトを
、前後方向に伸びる左右２本の下方部材と１本の上方部
材およびそれらを連結する略三角形に配置された連結部
材とで構成された主部を持つ車体枠に、前記エンジンの
クランク軸を前後方向に向けて搭載してなる荒地走行用
四輪車。
（２）立形のエンジンは燃焼室部材とクランク室部材と
を有し、燃焼室部材はクランク室から上方に、また変速
機は側方にとそれぞれ突出しており、動力ユニツト自体
の側方視形状が略Ｌ形をなしている特許請求の範囲第１
項記載の荒地走行用四輪車。
（３）下方部材と上方部材およびそれらを連結する連結
部材とは鋼管を溶接組立して構成されている特許請求の
範囲第１項記載の荒地走行用四輪車。
（４）立形のエンジンは上方部材の一側に配置された燃
焼室部材と他側に配置された気化器およびエアクリーナ
とを備えている特許請求の範囲第１項記載の荒地走行用
四輪車。