JPS61232151A - アルミ製接着缶 - Google Patents

アルミ製接着缶

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JPS61232151A
JPS61232151A JP7006585A JP7006585A JPS61232151A JP S61232151 A JPS61232151 A JP S61232151A JP 7006585 A JP7006585 A JP 7006585A JP 7006585 A JP7006585 A JP 7006585A JP S61232151 A JPS61232151 A JP S61232151A
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JP
Japan
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adhesive
aluminum
coating
cup
treatment
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JP7006585A
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English (en)
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聡明 渡辺
伸行 林
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はアルミ製接着缶に関するもので、よシ詳細には
、接着継目の接着性、密封性及び耐腐食性の組合せに優
れたアルミ製接着缶に関する。本発明は、特に塗装アル
ミ素材の絞シ加工で形成された上部体と絞りおよびまた
はしごき加工で形成された下部体とを、それらの開放端
部同志で周状の接着継目を形成したアルミ製接着缶に関
する。
従来の技術及び発明の技術的課題 アルミ素材は、絞シ加工或いは絞りしごき加工等の加工
が容易な素材であり、またブリキ、TFS(ティン・フ
リー・スチール)等に比して鉄溶出による内容物のフレ
ーバー低下や内容物による硫化黒変等のトラブルもない
ため、缶詰用臼の用途に広く使用てれている。
現在主として使用されているアルミ製缶詰用缶は、アル
ミ素材を絞シーしごき加工に賦し、カップ状の有底鐘胴
の開放端部と缶蓋との間で二重巻締を行って、ツーピー
ス構造の缶としたもの或いは塗装アルミ素材をプレス加
工に賦し、注ぎ口を有する上部体とカップ状の下部体と
の間で巻締接合した構造の缶としたもの或いは、塗装ア
ルミ素材をプレス加工に賦しカップ状の有底缶胴の開放
端部と缶蓋との間で二重巻締を行って、ツーピース構造
の缶としたものなどであるが、これらの缶は、密封部の
耐圧性の点でも、ア□ルミ素材の材料節約の点でも大き
な制約を受ける。即ち、二重巻締による継目においては
、継目に加わる荷重によって継目を構成する素材が先に
変形し、この変形によって継目での漏洩や継目の破壊が
比較的小さな荷重で生ずるように宿る。これを防止する
ためには素材自体の厚みをがなシ大きくとらなければな
ら1い。ま九、包装容器においては、経済性の見地から
も、容器軽量化の見地からも、用いる金属素材を薄肉化
することが常に要求されているが、容器胴壁を薄肉化す
る場合には、二重巻締工程或いは7ランジ加工等の準備
工程において、容器軸方向に加わる荷重によって座屈を
生じやすいという問題がある。
アルミ素材の絞シ加工或いは絞り−しどき加工で形成さ
れたカップ状の上部体と下部体とを、円周状の開放端部
において接着剤によシララグ接合して、周状の側面継目
を形成して成るビン状の金属製容器においては、継目を
形成する素材が著しく薄い場合にも、素材の厚みに無関
係な継目の剪断強度迄耐えることが可能であシ、また巻
締工程が不要であるため、座屈の恐れなしに容器側壁を
薄肉化できるという利点を有している。
しかしながら、この種の周状側面継目を備えたピン状容
器においては、全周にわたって機械的な固定がなく、容
器内外の圧力差が剪断力として継目に作用することから
、類例に強固な接合を継目に導入するかが重要な問題と
なる。
金属素材を接着剤で接合する際に普通に用いられている
方法は、金属素材表面に保護塗膜をも兼ねた接着プライ
マーを施こし、この接着プライマーを介してホットメル
ト接着剤等の接着剤で接合を行うことから成る。この場
合、接着力の上で一番問題となる部分は、金属素材と接
着プライマーとの界面であシ、例えば塗装アルミ素材を
絞シ加工に賦した場合や、塗装カップをネックイン加工
に賦した場合には、絞り比が高くなるにつれてアルミ素
材とプライマー塗膜との密着性が急激に低下することが
認められる。また、アルミ素材と接着ブライ4−との密
着性は水浸漬状態で経時的に低下する傾向があシ、特に
熱水や熱水蒸気の攻撃を受けた後では密着性の経時低下
が急速に生じるようKなる。
従来、アルミ基体と塗料との間の密着性を高める処理手
段として、リン酸クロム酸処理が知られているが、この
処理法では6価クロムを含有する廃液が副生じ、公害防
止上着しい制約を受けることになる。
発明の骨子及び目的 本発明者等は、アルミニウム基体上に特定のリン酸・ジ
ルコニウム処理を行い、この処理層の上に熱硬化型プラ
イマーを設けた表面処理アルミ基体を、接着缶の製造に
用いると前述した種々の問題が一挙に解消されることを
見出した。
即ち、本発明の目的は、カップ状又はシート状のアルミ
基体と接着プライマー塗膜との密着性が顕著に改善され
、その結果として接着性、密封性及び耐腐食性に顕著に
優れた接着継目が形成されたアルミ製接着缶を提供する
にある。
本発明の他の目的は、接着缶の継目部が塗装アルミ基体
の絞シ加工又はアルミ素材の絞シ・しごき加工で形成さ
れていながら、この継目におけるアルミ基体とプライマ
ー塗膜との密着性が優れたレベルに維持されるアルミ製
接着缶を提供するにある。
本発明の更に他の目的は、接着継目が熱水や熱水蒸気に
よる攻撃を受けた場合にも、アルミ基体とプライマー塗
膜との密着性の経時低下が抑制されたアルr製接着缶を
提供するにある。
本発明の更に他の目的は、下部体及び上部体の各々が塗
装アルミカップ状成形体から成シ且っ該下部体と上部体
とはそれらの開放端部同志で接着剤を介して重ね合せ接
合てれて周状側面継目を形成しているアルミ製容器であ
って、この継目の接着性、密封性及び耐腐食性が顕著に
向上した容器を提供するにある。
発明の構成 本発明によれば、接合すべき少なくとも一方のアルミ基
体端部と熱可塑性接着剤層との間にジルコニウム原子と
しての被覆量が3乃至14Ing/m”のリン酸・ジル
コニウム処理膜と該処理層上の厚さ1乃至10μmの熱
硬化型樹脂プライマー塗膜とを介在させたことを特徴と
するアルミ製接着缶が提供される。
本発明を、周状側面継目を備えた接着缶の場合を例とし
て、以下添付図面に基づき詳細に説明する。
ビン状の金属製容器の一例を示す第1乃至3図において
このビンは、例えばアルミ素材製の無継目カップ状成形
体から成る下部体1と、上部体2とから成っており、こ
れらのカップ状成形体は、開放端部3と開放端部4とが
重ね合せ接合されて、周状の側面継目5を形成すること
によシ容器の形に一体化されている。
この具体例において、下部体1はアルミ素材を絞〕しど
き加工した後内外面を塗装された側壁部6と底部7とか
ら成るカップであシ、上部体2は塗装済みアルミ素材を
絞シ加工して形成された側壁部8と上壁9とから成るカ
ップである。下部体1の側壁6と上部体2の側壁8とは
ほぼ同じ径を有してお9、この具体例では、それらの高
さは下部体1が高く上部体2が低く、継目5は容器の上
方に位置している。゛また上部体2の上壁9は上に凸の
チー・9−面をなしており、その中央には内容物の充填
用乃至は取出し用の注ぎ口1oが形成されている。
第1図に示す具体例では、下部体1の開放端部3は、そ
れに近接した部分でのネックイン加工によシ、それ以外
の胴壁部に比して小径となるように絞られており、より
大径の上部体開放端部4内に嵌挿される。
第3図に示す通シ、下部体1はアルミ素材の絞シしどき
加工で形成されたアルミ基体11と、このアルミ基体の
全表面に施されたリン酸ジルコニウム表面処理膜12m
、12oと、接合されるべき部分を残して外表面に施さ
れた外面印刷乃至外面コート層13、接合されるべき外
面に施された熱硬化型ブライマー塗膜14及び内表面に
施された内面保護塗膜15とから成っている。これらの
リン酸ジルコニウム表面処理膜12m、12b及び塗膜
13,14,15は、絞シしどき加工で形成されたアル
ミカップに施され、その後側壁部外径よシも小径になる
ようにネックイン加工で絞シ成形され、接着に供せられ
る。第3図によく示されるように、熱可塑性樹脂から成
る熱融着型接着剤16は、ネックイン加工による小径部
3の周囲を完全に包囲し、且つこの小径部の外表面、カ
ットエツジ部17及び内表面に密着してカットエツジ1
7を完全に被覆保護するように設けられる。
一方、上部体2は、アルミ基体11mと、その表面に施
された表面処理膜12c 、12dと内面保護!ライマ
ー塗膜14m及び外面コート層13mとから成っており
、この上部体2はこの塗装表面処理アルミ素材を絞シ成
形に付することによシ形成されている。
上部体20表面処理膜12c 、12dは下部体のそれ
と同様に、リン酸ジルコニウム処理膜であることが望ま
しいが、リン酸クロム酸処理膜等の他の処理膜であって
もよい。また、上部体2の内面保護!ライマー塗膜14
aは下部体1のブライマー塗M14と同じものであるこ
とが望ましい。
かくして、第3図に示す接着缶の周状継目5ば、内面側
からアルミ基体11、表面処理膜12a。
熱硬化ブライマー塗llX14.熱可塑性接着剤16、
ブライマー塗膜14a1表面処理膜12e及びアルミ基
体11mの断面構造となりて接着が行われていることが
了解されよう。
本発明によれば、表面処理アルミ基体として、ジルコニ
ウム原子としての被覆量が3乃至14rn9/m2、特
に6乃至14 IQ / m ”となるように表面処理
され、この処理層上に厚さ1乃至10μm、特に1乃至
6μmの熱硬化型樹脂プライマー塗膜を少なくとも接着
面に備えたものを使用する。
即ち、上述したリン酸ジルコニウム処理膜と熱硬化型プ
ライマー塗膜との組合せを備えたアルミ基体を、前記接
着缶の製造に用いることにより、接着に際し、値の平均
値が高くしかも変動の少ない接着強度が得られるはかシ
ではなく、水性の内容物と長期間にわたって接触した場
合、特に熱水や熱水蒸気との接触履歴を経た場合でも、
接着強度の経時劣化が少なく、密封性能と耐腐食性との
組合せに優れた継目の形成が可能となる。
しかも、本発明によれば、上記作用効果がジルコニウム
厚子としての被覆量が3乃至14η/ m Zと小キく
、また塗膜の厚みも小さい場合に達成されるという利点
がある。リン酸ジルコニウム被膜は、未処理のアルミ基
体表面に比して、ブライマー塗膜との間によシ強固でよ
シ耐水性のある結合を形成すると考えられるが、このリ
ン酸ジルコニウム被覆は、リン酸クロム酸処理膜に比し
て、比較的薄い厚みで接着強度を著しく向上させるとい
う効果を有する。即ち、一般に化成処理膜は未処理のア
ルミ基体表面に比して固く、脆い性質を有するものであ
り、処理膜の厚みが薄くてよいという事実は、下部体開
放端部のネックイン加工時における塗膜の密着性を損わ
ないという効果を意味するものである。
本発明においては、かような見地から、リン酸ジルコニ
ウム処理膜の厚みが前述した範囲内にあることが重要で
あシ、上記範囲よシも少ない場合には、ブライマー塗膜
の密着性が損われ、アルミ素材表面で接着破壊を生じ、
特に接着強度の経時劣化を生じるようになる。また、処
理膜が前記範囲を越えて厚くなると、処理膜自体で凝集
破壊を生じ、接着強度の低下傾向が認められ、しかも下
部体開放端部のネックイン加工時に前記処理層のクラッ
クを生じ接着強度の低下傾向が著しいものとなる。
本発明に用いる表面処理アルミ基体においては、熱硬化
型プライマー塗膜が、1乃至10μmという著しく薄い
厚みで設けられていることも顕著な特徴である。即ち、
この塗膜が10μmを越えて厚い場合には、下部体開放
端部のネックイン加工に際して塗膜に残留する内部応力
Jlcより継目の接着強度が経時的に著しく劣化する傾
向があシ、また上記範囲よシも薄い場合には所期の接着
強度を得ることが困難となる。
本発明において、アルミ基体の素材としては、純アルミ
或いはマグネシウム、マンガン等を含むアルミ合金から
成り、その厚みが一般に0.2乃至0、5 tsm、特
KO,23乃至0.451111(D範囲内ノモノが使
用される。
アルミの表面処理は、カップ状アルミ基体の表面を脱脂
し、洗浄した後、水溶性ジルコニウム化合物、リン酸イ
オン、フッ素アニオン等を含む処理液中和浸漬するか、
或いは表面に処理液をスプレィする等の塗布手段によシ
行われ、フッ素アニオンで活性化されたアルミ表面に、
ジルコニウム及びリンを含む皮膜が析出する。
水溶性ジルコニウム化合物の例は、ジルコンフッ化水素
酸およびそのナトリウム塩、カリウム基又ハアンモニウ
ム塩や、アンモニウムジルコニウムカーゴネート等であ
る。リン酸イオンは、所謂遊離のオルトリン酸の形で用
いてもよいし、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム等の
水溶性の形で用いてもよい。同様にフッ素イオンも、フ
ッ酸。
ヘキサフルオロケイ酸、テトラフルオロホウ酸等の形で
用いてもよいし、フッ化ソーダ等のフッ化物の形で用い
てもよい。
処理浴の適当な組成の例は次の通りである。
水溶性ジルコニウム化合物  0.1〜0.5fi/l
PO4”         0.1〜0.5117IF
−0,2〜x、ol/1 処理は、一般に20乃至45℃の温度で15乃至6′θ
秒間カップ状アルミ基体と処理液とを接触させることに
より行われ、処理後の基体を水洗し、乾際する。
リン酸ジルコニウム処理に際して、ジルコニウム原子の
被膜量は、温度及び処理浴の−に依存し、温度が高くな
ればなる程、またーが高くなればなる糧、被膜量が増大
する。本発明によれば、処理時の温度及び液−を調節す
ることにより、ジルコニウム原子の被膜量を上記範囲内
に調節することが容易である。尚、処理液の−は、フッ
素イオン源として、フッ化水素酸、ヘキサフルオロケイ
酸、テトラフルオロホウ酸等の遊離の酸を使用し、この
系へのアンモニアの添加量を調節することによって行う
ことができる。
熱硬化型プライマーとしては、熱硬化樹脂成分を含有す
る塗料、特に上記表面処理カップ状アルミ基体とホット
メルト接着剤との両方に対して接着性と密着性を示す塗
料、一般的に言って、水酸基、エーテル基、カルブキシ
ル基、エポキシ基等の極性基を10乃至2,000ミリ
モル/100II樹脂の濃度、特Vc20乃至1,50
0ミリモル/100g樹脂の濃度で含有する熱硬化性樹
脂或いは熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂との組合せが使用
される。熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂。
ヒト樹脂、メラミンホルムアルデヒド樹脂、エポキシ−
フェノール樹脂、エポキシ−アミノ樹脂等が挙げられ、
これらは一般にビニル樹脂、アクリル樹脂等の熱可塑性
樹脂と組合せで用いるのがよい。
本発明においては、加工性及び接着性の点で、工Iキシ
ーフェノール樹脂とビニル樹脂とを2:98乃至40:
60、特に5:15乃至30 ニア0の重量比で含有す
る塗料を用いるのが好ましい。
ビニル樹脂としては、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体部
分ケン化物、塩化ビニル−酢酸ビニル−アクリル酸共重
合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合
体等の1種又は2種以上の組合せが挙げられる。特に好
適な塗料は、(1)エポキシ−フェノール樹脂、(iD
溶剤可溶型塩化ビニル共重合樹脂及び(iil)塩化ビ
ニル樹脂から成るオルガノゾル塗料である。これらの塗
料を、固形分として前述した厚みとなるよう少なくとも
接着すぺき面に塗布し、100乃至180℃の温度で5
秒乃至1分間焼付けて塗膜とする。
カップ状基体の接合に使用する接着剤としては、それ自
体公知のホットメルト接着剤の任意のものが使用される
。適当な例は、これに限定されるものでないが、重要な
順に、ポリエステル、Iリアミド、アイオノマー(イオ
ン架橋オレフィン共重合体)、酸変性ポリオレフィン類
、ビニルエステル系共重合体、コポリカーブネート等で
ある。
用い得る/ リエステルの適当な例は、高分子量のコI
リエステル、特に二塩基酸成分としてテレフタル酸単位
及び他の二塩基酸単位を含有し且つジオール成分として
テトラメチレングリコール単位を含有する高分子コポリ
エステル、及び/又は二塩基酸成分としてベンゼンジカ
ル?ン酸単位を含有し、且つジオール成分としてテトラ
メチレングリコール単位と他のジオール単位とを含有す
る高分子量コポリエステルであシ、具体的には、ポリテ
トラメチレン・テレフタレート/イソフタレート、 ポリテトラメチレン・テレフタレート/イソフタレート
/アジペート。
ポリテトラメチレン・テレフタレート/アジペート、 ポリテトラメチレン・テレフタレート/セパテート、 ポリテトラメチレン/エチレン・テレフタレート。
ポリテトラメチレン/ポリオキシエチレン・テレフタレ
ート、 2リテトラメチレン/ポリオキシエチレン・テレフタレ
ート/イソフタレート 等が挙げられる。
これらのコ/ IJエステルは単独で使用される他に、
複数種のブレンド物としても使用され、更にポリエチレ
ン、ポリプロピレン、アイオノマー、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体、変性ポリプロピレン等のポリオレフィン系
の樹脂を一部ブレンドして用いる場合もある。
接着剤用樹脂は、クリープによる漏洩を防止し得るよう
に十分に高分子量であるべきであシ、一般に6,000
以上、特に9,000乃至500,000の数平均分子
量を有することが望ましい。また、この樹脂は熱融着性
や熱接着操作の容易性の見地から、80乃至280℃、
特に90乃至240℃の軟化点(融点)を有することが
望ましい。
これらの樹脂は所望に応じて、それ自体周知の配合剤、
例えば充填剤、更には紫外線吸収剤、安定剤、滑剤、酸
化防止剤、顔料、染料、帯電防止剤等を公知の処方に従
りて配合することができる。
本発明において、接着剤は、カップの接合すべき開放端
縁部K、カップ相互の嵌合に先立って施こす。この接着
剤層は、樹脂層の厚みが10乃至200μm、特に20
乃至150μmとなるように施こすのがよく、且つ重ね
合せ接合部の巾、即ちラッグ巾が1乃至30簡、特に2
乃至20mとなるように施すのがよい。
接着剤樹脂は、種々の形態1例えばフィルム。
粉体、スラリー、溶液、プラスチゾル乃至はエマルジョ
ンの形で所望とするカップの部分に施こすことができ、
特に上記接着剤は、取扱い及び塗布操作が容易で、乾燥
等の操作が容易なフィルムの形で施用できることも有利
な点である。
接着剤の施用は、接着剤の形態に応じて、ラミネート、
押出(エクストルート)、静電粉体塗装、電着塗布、ス
プレーコート、ノズル吐出、ディップコート、ロールコ
ート、ブラッシング(刷毛塗り)等の塗布方式を採用で
きる。
金属素材の接合すべき部分に前記塗料が施されているの
で、この塗料は接着剤に対してプライマーとして作用し
、望ましい接着性が得られる。
カップの円周状開放端部を重ね合せ接合する場合には、
継目の内側に必然的に金属素材のカットエツジが露出す
る。このカットエツジを、カップの嵌合に先立って、接
着剤テープで包み込む或いは接着剤の粉末、スラリー、
溶液をこのカットエツジに施こして、カットエツジの保
護を行うこともできる。
接着剤は、継目の内側或いは外側となるカップ開放端縁
部の外面或いは内面に施こすことができ、また両面に施
こすこともできる。
接着剤を施し九カップに他方のカップを嵌合させ、次い
で重ね合わせ部に存在する接着剤を溶融させ、必要によ
り継目を冷却して継目を形成させる。重ね合せ部の加熱
は、高周波誘導加熱、赤外線加熱、熱風加熱、加熱体か
らの伝熱加熱等によることができ、また継目の冷却は放
冷、空冷、水冷等の任意の操作によることができる。
この際、継目の外方となる開放動部の継目の内方となる
開放端部との間で接着剤層が圧接挾持される状態で接着
剤の溶融を行うことが、気密性及び接着力に優れた継目
を形成させる上で有利であシ、一般に、周状の重ね合せ
接合を形成する両開放端部の内、内側に位置するものの
外径をDl、外側に位置するものの内径を00、両者の
間に介在させる接着剤層の厚みをdA  としたとき、
下記不等式 %式% が成立するようにこれらの諸寸法を選び且つ接着後の接
着剤の厚みが10乃至150μm1%に10乃至100
μmとなるようにするのが望ましい。
ま九、カップの嵌合に際しては、外側に位置する開放端
部を加熱による膨張させておくと嵌込みが容易である。
本発明は1周状側面継目を有する接着缶の用途に特に有
用であるが、本発明は前記熱硬化型プライマーを少なく
とも接着面に塗装したシート状の素材を筒状にまるめ、
その両端部を重ね合せ接合して成る高さ方向にストレー
トな側面継目を有する接着缶の用途にも有用であり、こ
の後者の場合にも耐熱水性及び耐熱水蒸気性が特に優れ
ている為、充填後115℃乃至130℃の高温で殺菌処
理を行なう用途に特に有用である。
本発明を次の例で説明する。
実施例1 素材厚0.43鱈のアルミ板(3004材H19)を約
190mmの径に打抜き、絞りポンチと絞りダイスとの
間で内径が約110−のコツプ状に成形する。このコツ
プ状成物を再校多工程に付した後。
直径84日のしごきポンチとしごきダイスにより3段の
しごき加工に付し、側壁部の肉厚が0.14■(しごき
率67係)の絞シしどきカップを製造した。
この絞りしごきカップをトリミングした後、その内外面
を常法によシ脱脂洗浄を行ない1次いで0.5JF/1
oHF水溶液中に3秒間浸漬し1次いで、下記第1表の
組成の処理液を30秒間スプレーして表面処理し、最後
に水洗乾燥した。
第1表 処理液組成 (NH4) 2 Z r F b     O,31/
 AHBF4      0.21/l H,PO4−0,31/L NH5変量 脱イオン水    残量 この際、温度を25乃至45℃の範囲で変化させると共
に、処理液の−をNH5の添加で2.8乃至4.0の範
囲内で変化させ、ジルコニウム原子としての被覆量を第
2表に示す通シ変化させた。
絞りしごきカップの外表面の内、接着面となるべき部分
、開口端から5−の部分を除いて、印刷を施した後その
上にエポキシエステル系の仕上ニスを施し、乾燥した。
次いで、開口端から、約6〜7霞の部分に、エポキシ−
7エノール樹脂(重量比2対1)15重量係、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル無水マレイン酸共重合体30重量係及び
塩化ビニル樹脂55重量%を含有するオルガノゾル型熱
硬化ビニル塗料を、ロールコータ−により外表面に、固
形分厚みが3μmとなるように塗布し。
150℃の温度で乾燥した。次いで、エポキシ変性アク
リル塗料を、絞シしどきカップの円面に、固形分厚みが
平均で10μmとなるようにスプレー塗布し、同様に乾
燥した。
このma缶胴の上端から、約5■の部分にわたってネッ
クイン加工を行い、この部分の外径を80日となるよう
に絞シ、下部体を製造した。
市販の表面処理アルミ板(厚み0.23−)の容器内表
面となる面に、前述したオルガノゾル型熱硬化ビニル塗
料を膜厚が5μmとなるように施し、−芳容器外表面と
なる面に、前述した工Iキシエステル系透明ラッカーを
塗布した。この塗装板を110m径の円板に打抜き、通
常のプレス加工によシ浅いカップの形に成形し、接合部
端部の内径が8061瓢で中心部に直径25鱈の注ぎ口
を有する上部体を製造した。
下部体の外面側端縁全周にわたって、外面側4鱈巾、内
面側2tm巾となるように、膜厚8oμmのコポリエス
テル系接着剤テープ(テトラメチレングリコール/ジエ
チレングリコール・テレフタレート/アジペートコポリ
エステル)を施こし、高周波誘導加熱くよシ貼着させた
上部体と接着剤塗布下部体とを嵌合し、嵌合部を高周波
加熱して、接着剤を冷却固化させて接合し、容量110
0Mのビニ状容器を得た。
この容器について、接合部の初期−901”IF!!#
間水道水浸漬経時後経時90℃、12時間水道水浸漬経
時後のT−ビール強度(kg15■)を測定した結集は
′第2表の通シであり、た。また、90℃、12時時間
待後の缶について、この缶をカートンケースに12缶収
容させ、高さ60cmの位置から落下衝撃試験に付し、
漏洩のあったものをX印、漏洩のなかったものを○印で
示した。
実施例2 上記実施例1において、Zr原子としての被覆量が10
 m97 m2 のものを使用し且つオルガノゾル型熱
硬化ビニル塗料の膜厚を第3表の通り変化させる以外は
実施例1と同様にして、周状側面継目を有するビン状金
属容器を製造した。
この容器の継目における初期接着強度及び水道水充填容
器を90℃で3ケ月間経時後における接着強度を測定し
、第3表に示した。
第3表 0.5  1.2   0.4 2  3.0   2.4 5  2.8   2.0 8  2.3   1.5 15  1.5   0.2 発明の作用効果 本発明によれば、Zr原子としての被覆量が1乃至14
1ng/m”のリン酸ジルコニウム処理膜と、その上の
厚さ1乃至10μmの熱硬化型樹脂ブライマー塗膜とを
、少なくとも一方のアルミ基体と熱可塑性接着剤層との
間に介在させることによシ、初期は勿論のこと長期経時
後においても優れた接着強度が得られ、しかも、これら
の利点は接着に先立って苛酷表ネックイン加工或いは絞
シ加工等を行った場合にも失われないという優れた利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による接着臼の接着前の部材を分離して
示す側面断面図、 第2図は接着後の缶の一部断面側面図、第3図は缶接着
部の断面を拡大して示す一部拡大断面図である。 引照数字lは下部体、2は上部体、3及び4は開放端部
、5は接合部、11.l1mはアルミ基体、12m、1
2bはリン酸ジルコニウム処理膜。 14.14aは熱硬化型樹脂!ライマー塗膜、16は熱
可塑性接着剤層を夫々示す°。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)接合すべき少なくとも一方のアルミ基体端部と熱
    可塑性接着剤層との間に、ジルコニウム原子としての被
    覆量が3乃至14mg/m^2のリン酸・ジルコニウム
    処理膜と、該処理層上の厚さ1乃至10μmの熱硬化型
    樹脂プライマー塗膜とを介在させたことを特徴とするア
    ルミ製接着缶。
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