JPS6123176B2 - - Google Patents

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JPS6123176B2
JPS6123176B2 JP13813881A JP13813881A JPS6123176B2 JP S6123176 B2 JPS6123176 B2 JP S6123176B2 JP 13813881 A JP13813881 A JP 13813881A JP 13813881 A JP13813881 A JP 13813881A JP S6123176 B2 JPS6123176 B2 JP S6123176B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amino
general formula
reaction
sodium borohydride
catalyst
Prior art date
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Expired
Application number
JP13813881A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5839648A (ja
Inventor
Keiichi Ishimitsu
Kenji Hagiwara
Isamu Kasahara
Hiroshi Takakura
Yoshikane Kanehara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Soda Co Ltd filed Critical Nippon Soda Co Ltd
Priority to JP13813881A priority Critical patent/JPS5839648A/ja
Publication of JPS5839648A publication Critical patent/JPS5839648A/ja
Publication of JPS6123176B2 publication Critical patent/JPS6123176B2/ja
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は医薬及び農薬の中間体として有用な一
般式 (式中、Xはハロゲン原子を示す。)で表わされる
エリスロ−2−アミノ−1−ハロフエニルプロパ
ノールの製造方法に関するものである。
前記式()においてXが水素原子であるノル
エフエドリンは一般にヒドロキシイミノプロピオ
フエノンをパラジウム−カーボンを触媒として塩
酸−アルコール中水素で還元することにより製造
されることが知られている。しかしながら、Xが
ハロゲン原子である本発明に係る化合物はノルエ
フエドリンと同様の条件下で還元反応を行うと脱
ハロゲン化が起り、目的とするアミノアルコール
の収率がきわめて低下する。脱ハロゲン化を押さ
えるためには、大量の脱水アルコールを用いなけ
ればならない。
J.Am.Chem.Soc.57p.1091 (1935) J.Qrg.Chem. 11p.444 (1946) 又、J.Med.Chem.p416(1974)には、上記
と同様な条件下還元反応を行つて、2−アミノ−
p−クロロプロピオフエノンを合成し、次いでメ
タノールを溶媒としてソジウムボロハイドライド
で還元することにより相当するアミノアルコール
を製造する方法が記載されている。これら公知の
方法はいずれも非水系溶媒で還元反応を行う必要
があり、発火の危険及び触媒の処理上等に問題が
あり工業的に望ましい方法とは言えない。
本発明者らは、工業的に安全にかつ経済的に、
エリスロ−2−アミノ−1−ハロフエニルプロパ
ノールを製造する方法を見い出すべく種々検討を
重ねた所、非水系溶媒を用いることなく高収率で
目的物を製造する方法を見い出し本発明を完成し
た。即ち、一般式 (Xはハロゲン原子を示す。)で表わされるヒドロ
キシイミノプロピオフエノンをアルコール中濃塩
酸を添加し、白金−カーボンを触媒として水素で
還元して一般式 (Xは前記と同一)で表わされるアミノケトンと
し、(工程1)次に得られたアミノケトンを水を
溶媒としてソジウムボロハイドライドで還元して
目的とするエリスロ−2−アミノ−1−ハロフエ
ニルプロパノール(工程2)を製造する方法であ
る。
本発明の方法においては、工程1において触媒
としてパラジウムでなく白金を用いることによ
り、含水系においても脱クロル化を完全に押え、
副生物の生成も殆どなくなり90%以上の収率が得
られる。又、白金の使用量はヒドロキシイミノプ
ロピオフエノン()1モル当り5gと少量でよ
く、10回以上のリサイクル使用に耐えられること
も確認した。更に従来法において還元反応をアミ
ノケトンの段階で止めることは難しく、反応が進
みすぎ脱クロル体の生成やその他の副生物の生成
がさけられず収率低下の原因であつたが、本発明
方法においてはアミノケトンまでの還元反応終了
時明確な水素ガス吸収の停止がみられ反応の終了
の確認がきわめて安易である。
工程2においてメタノールを溶媒とする従来法
に比し、水を溶媒とする本発明方法では安全かつ
経済的であるばかりでなく、アルカリ条件下でも
又酸性条件下でも還元反応は進行するためPH調整
は不要である。又ソジウムボロハイドライドはア
ミノケトン1モルに対し理論量:1/4モルで十分
反応は進行する。更に、安価な40%カ性ソーダ12
%溶液でも使用可能であり、立体選択的に目的と
するエリスロ体が高収率で得られる。
次に実施例を挙げて本発明の方法について更に
詳しく説明する。
実施例 1 2−ハイドロキシイミノ−p−クロロプロピオ
フエノン(以下CHIPと略す)20gをメタノール
200ml及び濃塩酸30.4gに溶解し、1%白金−カ
ーボン触媒2.5gを加え、窒素置換後室温で4〜
5Kg/mlの水素圧下、理論量の水素を吸収するま
で反応した。反応液を過する事により触媒を除
去し、液を減圧濃縮して、2−アミノ−p−ク
ロロプロピオフエノン塩酸塩21.2gを得た。収率
95.0%m.p.219〜221℃(分解) 実施例 2 実施例1で回収した触媒をそのまま使用し、実
施例1と同じくCHIP20g、メタノール200ml、濃
塩酸30.4gを仕込み、水素圧4〜5Kg/mlで同様
に反応した処、室温で30分以内に反応は完了し同
様の後処理によつて、2−アミノ−p−クロロプ
ロピオフエノン塩酸塩20.7gが得られた。Y=
93.0% 回収した織媒を用いて同様に反応を繰り返した
処、20回の繰返し使用が出来、収率も93〜95%と
好収率であつた。
実施例 3 2−アミノ−p−クロロプロピオフエノン塩酸
塩20gを130mlの水に溶解しソジウムボロハイド
ライド1.16gを0〜3℃で加えた後、更に1時間
撹拌し反応を完結させた後、希塩酸でPHを6.0に
調整し減圧濃縮すると、エリスロ−2−アミノ−
1−(4−クロルフエニル)プロパノール塩酸塩
19.0gが得られた。
収率 94%m.p.244〜245℃(分解) 実施例 4 2−アミノ−p−クロロプロピオフエノン塩酸
塩20gを130mlの水に溶解しソジウムボロハイド
ライドの12%の水溶液(40%のNaOHを含む)
7.2gを0〜3℃で滴下反応せしめ、更に1時間
撹拌した。希塩酸でPHを6.0に調整後、減圧濃縮
するとエリスロ−2−アミノ−1−(4−クロロ
フエニル)プロパノール塩酸塩18.5gを得た。収
率91.5%m.p.243〜245℃(分解) 実施例 5 実施例1と同様に反応し触媒を過によつて除
去した液にソジウムボロハイドライドの12%水
溶液(40%のNaOHを含む)8.0gを0〜3℃で
滴下反応せしめた。滴下後更に1時間撹拌し反応
を完結させ希アルカリでPHを6.0に調整した後、
減圧濃縮しエリスロ−2−アミノ−1−(4−ク
ロロフエニル)プロパノール塩酸塩18.3gを得
た。収率90.5%

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中Xはハロゲン原子を示す。)で表わされる化
    合物を、アルコール中塩酸の存在下白金−カーボ
    ンを触媒として接触還元し、一般式 (式中Xは前記と同一)で表わされる化合物とし
    た後、水を溶媒としてソジウムボロハイドライド
    で再び還元することを特徴とする一般式 (式中Xは前記と同一)で表わされるエリスロ−
    2−アミノ−1−ハロフエニルプロパノールの製
    造方法。 2 一般式 (式中Xはハロゲン原子を示す。)で表わされるア
    ミノプロピオフエノンをソジウムボロハイドライ
    ドで還元する時、水を溶媒として行うことを特徴
    とする一般式 (Xは前記と同一)で表わされるエリスロ−2−
    アミノ−1−ハロフエニルプロパノールの製造方
    法。
JP13813881A 1981-09-02 1981-09-02 エリスロ−2−アミノ−1−ハロフエニルプロパノ−ルの製造方法 Granted JPS5839648A (ja)

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JPS5839648A JPS5839648A (ja) 1983-03-08
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US5220063A (en) * 1991-05-10 1993-06-15 Hoechst Celanese Corporation Method for the preparation of arylalkanolacylamides
CN111978174B (zh) * 2020-08-24 2022-04-05 江苏禾本生化有限公司 一种噻螨酮重要中间体合成方法

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JPS5839648A (ja) 1983-03-08

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