JPS61231157A - 連続ガス浸炭炉の操業中断における浸炭熱処理方法 - Google Patents
連続ガス浸炭炉の操業中断における浸炭熱処理方法Info
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- JPS61231157A JPS61231157A JP6961585A JP6961585A JPS61231157A JP S61231157 A JPS61231157 A JP S61231157A JP 6961585 A JP6961585 A JP 6961585A JP 6961585 A JP6961585 A JP 6961585A JP S61231157 A JPS61231157 A JP S61231157A
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- Japan
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- gas
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- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、浸炭焼入れの連続処理が可能なガス浸炭炉の
操業の一時中断およびその後の再開に際して、浸炭焼入
れ効率の向上および浸炭製品の品質均一化等を図ること
ができる連続ガス浸炭炉の操業中断における浸炭熱処理
方法に関する。
操業の一時中断およびその後の再開に際して、浸炭焼入
れ効率の向上および浸炭製品の品質均一化等を図ること
ができる連続ガス浸炭炉の操業中断における浸炭熱処理
方法に関する。
休止期間、例えば休日や夏期休暇に際して連続ガス浸炭
炉の操業を中断する場合、従来、休止期間の前日に浸炭
炉内の全ての被処理品を搬出して炉内部を空にした後、
浸炭炉の操業を停止し、これと共に窒素ガス等を炉内に
導入して炉内雰囲気を浸炭性のものより不活性なものに
置換する手順がよく取られていた。
炉の操業を中断する場合、従来、休止期間の前日に浸炭
炉内の全ての被処理品を搬出して炉内部を空にした後、
浸炭炉の操業を停止し、これと共に窒素ガス等を炉内に
導入して炉内雰囲気を浸炭性のものより不活性なものに
置換する手順がよく取られていた。
そして、従来、休止期間経過後の初日に連続ガス浸炭炉
の操業再開を通常次の手順に従って行っていた。まず、
浸炭炉を再び起動させて炉内の温度を平常操業時の水準
まで上昇させ1.これと共に浸炭性ガス(例えば、ブタ
ンクラッキングガス(RXガス))等を炉内に導入して
炉内部を不活性雰囲気から浸炭性雰囲気に置換した後に
、被処理品の炉内への連続搬入を開始して、それらを順
次浸炭、拡散および焼入れ処理に供していた。
の操業再開を通常次の手順に従って行っていた。まず、
浸炭炉を再び起動させて炉内の温度を平常操業時の水準
まで上昇させ1.これと共に浸炭性ガス(例えば、ブタ
ンクラッキングガス(RXガス))等を炉内に導入して
炉内部を不活性雰囲気から浸炭性雰囲気に置換した後に
、被処理品の炉内への連続搬入を開始して、それらを順
次浸炭、拡散および焼入れ処理に供していた。
しかし、上記の従来方法では、浸炭炉の操業再開後最初
の浸炭焼入れ製品が得られるまで長時間を要し、操棗中
断期間の前後における浸炭焼入れ処理の効率が低いもの
であった。
の浸炭焼入れ製品が得られるまで長時間を要し、操棗中
断期間の前後における浸炭焼入れ処理の効率が低いもの
であった。
また、連続ガス浸炭炉内を通って得られる浸炭製品の品
質、例えばはだ焼深さや炭素濃度などKついては、一般
に操業中断前および再開後の製品の品質が平常操業時の
製品のそれと同等に保たれることが求められる。
質、例えばはだ焼深さや炭素濃度などKついては、一般
に操業中断前および再開後の製品の品質が平常操業時の
製品のそれと同等に保たれることが求められる。
本発明の目的は、操業の中断時および再開時における浸
炭焼入れ効率を向上させ、浸炭製品の生産性を増大する
ことができ、しか本操業の中断を経ても浸炭製品の品質
を実質的に一定に保つことができる連続ガス浸炭炉の操
業中断における浸炭熱処理方法を提供することにある。
炭焼入れ効率を向上させ、浸炭製品の生産性を増大する
ことができ、しか本操業の中断を経ても浸炭製品の品質
を実質的に一定に保つことができる連続ガス浸炭炉の操
業中断における浸炭熱処理方法を提供することにある。
本発明の連続ガス浸炭炉の操業中断における浸炭熱処理
方法は、被処理品を収めたトレーを連続ガス浸炭炉内に
残したまま炉温の昇降および炉内雰囲気のガス置換を遂
行して該浸炭炉の操業中断およびその後の操業再開を行
い、かつ操業中断時および/または操業再開時において
前記浸炭炉内に残された前記被処理品を平常操業時より
低い炉温および/またはそれより少ない浸炭性ガス量若
しくはエンリッチガス量の条件の下で浸炭処理すること
を特徴とする方法である。例えば、本発明の好ましい方
法は、連続ガス浸炭炉の操業中断のとき、適当数の空ト
レー、好ましくは浸炭炉の焼入れゾーンに収容されるト
レー数に相当する数の空トレーを被処理品(例えば、ク
ロム鋼部品)積載のトレー列の間に装入し、これらを浸
炭炉内に連続搬送して順次浸炭焼入れし、このとき空ト
レーより後方の被処理品を平常時より低い炉温および/
またはそれよりも少ない浸炭性ガス量若しくはエンリッ
チガス量の条件で遂行し、浸炭不十分のまま搬送し、そ
の後空トレー直前の被処理品の浸炭焼入れ処理が完了し
たとき、空トレーより後方の被処理品を浸炭炉内に残し
たまま、操業を中断し炉温を下降さぜると共に不活性ガ
ス、例えばNXガス(Co : 1 %、鴇:1%、N
、:残部)を炉内に導入して炉内部を浸炭性雰囲気から
不活性雰囲気に置換し、その後前記浸炭炉の操業再開の
とき、炉温を平常操業時の温度またはやや低い温度まで
上昇させ、かつその昇温の中途において、好ましくは平
常操業時の炉温よりも低い780℃〜850℃の温度に
て浸炭性ガス例えばBJXガス(Co:23%、Hl:
5ae4.穐:43チ)およびエンリッチガス例えば0
4 Hl(lk浸炭炉内に導入して炉内部を不活性雰囲
気から所定の浸炭性雰囲気に置換調整する方法である。
方法は、被処理品を収めたトレーを連続ガス浸炭炉内に
残したまま炉温の昇降および炉内雰囲気のガス置換を遂
行して該浸炭炉の操業中断およびその後の操業再開を行
い、かつ操業中断時および/または操業再開時において
前記浸炭炉内に残された前記被処理品を平常操業時より
低い炉温および/またはそれより少ない浸炭性ガス量若
しくはエンリッチガス量の条件の下で浸炭処理すること
を特徴とする方法である。例えば、本発明の好ましい方
法は、連続ガス浸炭炉の操業中断のとき、適当数の空ト
レー、好ましくは浸炭炉の焼入れゾーンに収容されるト
レー数に相当する数の空トレーを被処理品(例えば、ク
ロム鋼部品)積載のトレー列の間に装入し、これらを浸
炭炉内に連続搬送して順次浸炭焼入れし、このとき空ト
レーより後方の被処理品を平常時より低い炉温および/
またはそれよりも少ない浸炭性ガス量若しくはエンリッ
チガス量の条件で遂行し、浸炭不十分のまま搬送し、そ
の後空トレー直前の被処理品の浸炭焼入れ処理が完了し
たとき、空トレーより後方の被処理品を浸炭炉内に残し
たまま、操業を中断し炉温を下降さぜると共に不活性ガ
ス、例えばNXガス(Co : 1 %、鴇:1%、N
、:残部)を炉内に導入して炉内部を浸炭性雰囲気から
不活性雰囲気に置換し、その後前記浸炭炉の操業再開の
とき、炉温を平常操業時の温度またはやや低い温度まで
上昇させ、かつその昇温の中途において、好ましくは平
常操業時の炉温よりも低い780℃〜850℃の温度に
て浸炭性ガス例えばBJXガス(Co:23%、Hl:
5ae4.穐:43チ)およびエンリッチガス例えば0
4 Hl(lk浸炭炉内に導入して炉内部を不活性雰囲
気から所定の浸炭性雰囲気に置換調整する方法である。
本発明の方法では、浸炭炉内に残された被処理品が操業
中断時および/または操業再開時において平常操業時の
水準より低い炉温および/または、それより少ない浸炭
性ガス量若しくはエンリッチガス量の条件の下で浸炭処
理され、そして操業再開の後平常操業の水準で浸炭焼入
れ処理される。従って、得られる浸炭製品の品質、特に
はだ焼深さや炭素濃度を平常操業時の製品のそれと同等
に保っことができる。
中断時および/または操業再開時において平常操業時の
水準より低い炉温および/または、それより少ない浸炭
性ガス量若しくはエンリッチガス量の条件の下で浸炭処
理され、そして操業再開の後平常操業の水準で浸炭焼入
れ処理される。従って、得られる浸炭製品の品質、特に
はだ焼深さや炭素濃度を平常操業時の製品のそれと同等
に保っことができる。
また、本発明の方法では、被処理品を浸炭炉内に入れた
まま炉の操業を中断するため、上記の従来方法、即ち操
業中断時全ての被処理品を、炉外に搬出し操業再開時被
処理品を新たに炉内に搬入する方法と比較して、操業の
中断が短時間で完了しかつ操業再開後最初の浸炭製品が
得られるまでの時間が格段に短かく、よって浸炭焼入れ
処理の効率が大きく向上する。
まま炉の操業を中断するため、上記の従来方法、即ち操
業中断時全ての被処理品を、炉外に搬出し操業再開時被
処理品を新たに炉内に搬入する方法と比較して、操業の
中断が短時間で完了しかつ操業再開後最初の浸炭製品が
得られるまでの時間が格段に短かく、よって浸炭焼入れ
処理の効率が大きく向上する。
以下、本発明の実施例を図面により説明する。
実施例1
第3図に示す連続ガス浸炭炉1を使用して連続浸炭処理
を行なう。炉1は、第1ゾーン(加熱)2a、7g2シ
ー7<浸炭>2b、 第5ゾーン(拡散)2cおよび第
4ゾーン(焼入れ)2dよりなり、かつ被処理品3を各
々乗せる多数のトレー4・・・を第1ゾーン2aより第
4ゾーン2dまで連続搬送する搬送機構5を備えてなる
。また、炉1の第1ゾーン側にはトレー4を炉内に押入
れる搬入シリンダ6が備えられ、一方炉1の第4ゾーン
側には焼入れ油槽7と共に、被処理品3t−焼入れ油中
に浸漬し続いて引上げる焼入れ装置8が備えられている
。従って、クロム鋼部品等の被処理品3・・・は、浸炭
炉1内に搬入されると、第1ゾーン2aにおいて加熱さ
れ、第1ゾーン2aおよび第3ゾーン2Cにおいて浸炭
性ガス(RXガス)およびエンリッチガス(C4H1(
1)による浸炭・拡散作用を受け、第4ゾーン2dにお
いである程度冷却され、その後油槽7中にて焼入れされ
、浸炭製品として得られるようになっている。
を行なう。炉1は、第1ゾーン(加熱)2a、7g2シ
ー7<浸炭>2b、 第5ゾーン(拡散)2cおよび第
4ゾーン(焼入れ)2dよりなり、かつ被処理品3を各
々乗せる多数のトレー4・・・を第1ゾーン2aより第
4ゾーン2dまで連続搬送する搬送機構5を備えてなる
。また、炉1の第1ゾーン側にはトレー4を炉内に押入
れる搬入シリンダ6が備えられ、一方炉1の第4ゾーン
側には焼入れ油槽7と共に、被処理品3t−焼入れ油中
に浸漬し続いて引上げる焼入れ装置8が備えられている
。従って、クロム鋼部品等の被処理品3・・・は、浸炭
炉1内に搬入されると、第1ゾーン2aにおいて加熱さ
れ、第1ゾーン2aおよび第3ゾーン2Cにおいて浸炭
性ガス(RXガス)およびエンリッチガス(C4H1(
1)による浸炭・拡散作用を受け、第4ゾーン2dにお
いである程度冷却され、その後油槽7中にて焼入れされ
、浸炭製品として得られるようになっている。
このガス浸炭炉1の平常操業は、次の第1表に示す条件
で行なう。
で行なう。
第 1 表
連続ガス浸炭炉の平常操業条件
そして、週末の操業中断のとき、中断前の被処理品3を
各々乗せたトレー列と中断時炉内に残る被処理品3を各
々乗せたトレー列の間に、5個の空トレー(浸炭炉1の
第4ゾーンに収まるトレー数に相当する数の空トレー)
を装入し、該トレー列を浸炭炉1の内部に搬送して、空
トレーより前方の操業中断前の被処理品3の浸炭焼入れ
処理を平常操業時と同一の条件で順次行なう。これと同
時に空トレーより後方の操業中断時炉内に残る被処理品
3の浸炭処理を平常操業時より低い炉温およびそれより
少ないエンリッチガス量の条件で遂行する。より詳しく
説明すると、この浸炭処理は例えば、操業中断時炉内に
残る被処理品を乗せた先頭のトレー4が浸炭炉1の第2
ゾーン2b4C搬入されたとき、第2ゾーン2bの温度
を平常操業時の930℃から900℃まで下降させかつ
第1および第2ゾーン2a、2bへのエンリッチガス流
量を平常操業時の2.6t1分から1.8t/分に減少
し、続いて前記の先頭トレーが浸炭炉1の第3ゾーン2
c4C搬入されたとき、第3ゾーン2Cの温度を平常操
業時の930℃から900℃まで下降させる手順により
行なう。
各々乗せたトレー列と中断時炉内に残る被処理品3を各
々乗せたトレー列の間に、5個の空トレー(浸炭炉1の
第4ゾーンに収まるトレー数に相当する数の空トレー)
を装入し、該トレー列を浸炭炉1の内部に搬送して、空
トレーより前方の操業中断前の被処理品3の浸炭焼入れ
処理を平常操業時と同一の条件で順次行なう。これと同
時に空トレーより後方の操業中断時炉内に残る被処理品
3の浸炭処理を平常操業時より低い炉温およびそれより
少ないエンリッチガス量の条件で遂行する。より詳しく
説明すると、この浸炭処理は例えば、操業中断時炉内に
残る被処理品を乗せた先頭のトレー4が浸炭炉1の第2
ゾーン2b4C搬入されたとき、第2ゾーン2bの温度
を平常操業時の930℃から900℃まで下降させかつ
第1および第2ゾーン2a、2bへのエンリッチガス流
量を平常操業時の2.6t1分から1.8t/分に減少
し、続いて前記の先頭トレーが浸炭炉1の第3ゾーン2
c4C搬入されたとき、第3ゾーン2Cの温度を平常操
業時の930℃から900℃まで下降させる手順により
行なう。
その後、空トレー直前の中断前最終の被処理品が焼入れ
油槽7に浸漬されその焼入れ処理が完了したとき、空ト
レーより後方の被処理品3を浸炭炉1内に入れたまま、
炉1の操業を停止して炉温を下降させると共に、RXガ
スおよびエンリッチガスの供給を止めNXガスを炉内に
導入して炉内部を浸炭性雰囲気から不活性雰囲気に置換
する。
油槽7に浸漬されその焼入れ処理が完了したとき、空ト
レーより後方の被処理品3を浸炭炉1内に入れたまま、
炉1の操業を停止して炉温を下降させると共に、RXガ
スおよびエンリッチガスの供給を止めNXガスを炉内に
導入して炉内部を浸炭性雰囲気から不活性雰囲気に置換
する。
そして、休止期間の経過後に、浸炭炉1を再起動させて
炉温を平常操業時の温度よりやや低い900℃まで上昇
させ、かつその昇温過程の中途において即ち800℃に
おいてRXガスおよび少量のエンリッチガスを浸炭炉1
内に導入して炉内部を不活性雰囲気から浸炭性雰囲気に
置換し浸炭性雰囲気を調整し、調整の完了後、炉温およ
びエンリッチガス量を平常操業時の条件に′合ぜて、浸
炭炉1の操業を再開する。第1図は以上の炉温昇降およ
び雰囲気置換の過程全表わしたものである。
炉温を平常操業時の温度よりやや低い900℃まで上昇
させ、かつその昇温過程の中途において即ち800℃に
おいてRXガスおよび少量のエンリッチガスを浸炭炉1
内に導入して炉内部を不活性雰囲気から浸炭性雰囲気に
置換し浸炭性雰囲気を調整し、調整の完了後、炉温およ
びエンリッチガス量を平常操業時の条件に′合ぜて、浸
炭炉1の操業を再開する。第1図は以上の炉温昇降およ
び雰囲気置換の過程全表わしたものである。
上記の方法によれば、5個のトレーのみが空搬送される
だけであり、従来のように操業中断前に浸炭炉内の26
個のトレーに各々乗せた被処理品を全て搬出する必要が
なく、浸炭焼入れ処理の効率が向上する。
だけであり、従来のように操業中断前に浸炭炉内の26
個のトレーに各々乗せた被処理品を全て搬出する必要が
なく、浸炭焼入れ処理の効率が向上する。
また、上記の方法により得られた浸炭製品の品質、特に
はだ焼深さを調べたところ、第4図に示すような結果が
得られた。この図より、操業中断時浸炭炉1の各ゾーン
28〜2dに残された浸炭製品は、操業中断前の浸炭製
品および操業再開後に新たに炉内に搬入された浸炭製品
と比較して、はだ焼き深さがほぼ同等であり、浸炭割合
が同程度であることがわかる。
はだ焼深さを調べたところ、第4図に示すような結果が
得られた。この図より、操業中断時浸炭炉1の各ゾーン
28〜2dに残された浸炭製品は、操業中断前の浸炭製
品および操業再開後に新たに炉内に搬入された浸炭製品
と比較して、はだ焼き深さがほぼ同等であり、浸炭割合
が同程度であることがわかる。
実施例2
上記の連続ガス浸炭炉1を使用して浸炭焼入れの連続処
理を行なう。平常操業時の条件は実施例1と同じである
。
理を行なう。平常操業時の条件は実施例1と同じである
。
そして、週末の操業中断のとき、中断前の被処理品3を
各々乗せたトレーの後に連続して中断時炉内に残る被処
理品3(はだ焼深さの深い製品、例えば、中断前の被処
理品かはだ焼深さcL7.であれば中断時炉内に残る被
処理品ははだ焼深さ1.0.の製品)を乗せ装入し、そ
の後、中断前の最終の被処理品3が焼入れ油槽7に浸漬
され、その焼入れ処理が完了したとき、炉1の操業を停
止して炉温を下降させると共に、kLXガスおよびエン
リッチガスの供給を止め、NXガスを炉内に導入して炉
内部を浸炭性雰囲気から不活性雰囲気Kt換する。そし
て休止期間の経過後に浸炭炉を再起動させて炉温を平常
操業時の温度まで上昇させ、かつその昇温過程の中途に
おいて、即ち800℃においてRXガスおよび少量のエ
ンリッチガスを浸炭炉1内に導入して炉内部を不活性雰
囲気から浸炭性雰囲気に置換し、浸炭性雰囲気を調整j
7、炉内雰囲気の調整の完了後、浸炭炉1の操業を再開
する。
各々乗せたトレーの後に連続して中断時炉内に残る被処
理品3(はだ焼深さの深い製品、例えば、中断前の被処
理品かはだ焼深さcL7.であれば中断時炉内に残る被
処理品ははだ焼深さ1.0.の製品)を乗せ装入し、そ
の後、中断前の最終の被処理品3が焼入れ油槽7に浸漬
され、その焼入れ処理が完了したとき、炉1の操業を停
止して炉温を下降させると共に、kLXガスおよびエン
リッチガスの供給を止め、NXガスを炉内に導入して炉
内部を浸炭性雰囲気から不活性雰囲気Kt換する。そし
て休止期間の経過後に浸炭炉を再起動させて炉温を平常
操業時の温度まで上昇させ、かつその昇温過程の中途に
おいて、即ち800℃においてRXガスおよび少量のエ
ンリッチガスを浸炭炉1内に導入して炉内部を不活性雰
囲気から浸炭性雰囲気に置換し、浸炭性雰囲気を調整j
7、炉内雰囲気の調整の完了後、浸炭炉1の操業を再開
する。
第2図は以上の炉温昇降および雰囲気置換の過程を表わ
したものである。
したものである。
上記の方法によれば空トレーを装入する必要がなく浸炭
焼入れ処理の効率が実施例1の方法と比してより向上す
る。
焼入れ処理の効率が実施例1の方法と比してより向上す
る。
また、本発明者等は、実施例2の方法において、操業中
断のとき浸炭炉1の温度を速く下降させる程、具体的に
は炉温を600℃にまで急速に下げる程、操業中断時炉
内に残る被処理品のはだ焼深さが平常操業時の製品のそ
れに近くなることを確認している。
断のとき浸炭炉1の温度を速く下降させる程、具体的に
は炉温を600℃にまで急速に下げる程、操業中断時炉
内に残る被処理品のはだ焼深さが平常操業時の製品のそ
れに近くなることを確認している。
以上説明したように、本発明の連続ガス浸炭炉の操業中
断における浸炭熱処理方法は、操業中断時及び/又は操
業再開時において浸炭炉内に残された被処理品を平常操
業時の水準より緩やかな浸炭条件で処理する方法とした
ことにより、操業中断の際浸炭炉内に残された浸炭製品
の品質を平常操業時の製品のそれと同等に保つことがで
きる。その上、本発明の方法は、被処理品を浸炭炉内に
入れたまま操業を中断しその後再開する方法としたこと
により、中断前に全ての被処理品を炉外に出す従来の方
法と比較して、操業の中断工程が短時間で完了しかつ再
開後最初の製品が得られるまでの時間が格段に短かくな
り、よって所要エネルギー量が軽減され、また浸炭焼入
れの作業工数が低減され、ひいては浸炭製品の生産性が
著しく向上し、製造コストの低減を図ることができる。
断における浸炭熱処理方法は、操業中断時及び/又は操
業再開時において浸炭炉内に残された被処理品を平常操
業時の水準より緩やかな浸炭条件で処理する方法とした
ことにより、操業中断の際浸炭炉内に残された浸炭製品
の品質を平常操業時の製品のそれと同等に保つことがで
きる。その上、本発明の方法は、被処理品を浸炭炉内に
入れたまま操業を中断しその後再開する方法としたこと
により、中断前に全ての被処理品を炉外に出す従来の方
法と比較して、操業の中断工程が短時間で完了しかつ再
開後最初の製品が得られるまでの時間が格段に短かくな
り、よって所要エネルギー量が軽減され、また浸炭焼入
れの作業工数が低減され、ひいては浸炭製品の生産性が
著しく向上し、製造コストの低減を図ることができる。
また、途切れることなく連続して製品化できるため、製
品の在庫量の一層の削減を図ることもできる。
品の在庫量の一層の削減を図ることもできる。
第1図および第2図は本発明の実施例1および実施例2
の方法に従う連続ガス浸炭炉の炉温昇降及び雰囲気置換
の過程を経時的に夫々示す図、 第3図は実施例1および実施例2の方法に使用した連続
ガス浸炭炉を示す図、 第4図は実施例1の方法により得られた製品のはだ焼深
さを表わす図である。 図中、 1・・・連続ガス浸炭炉 3・・・被処理品 4・・・トレー 特許出願人 トヨタ自動車株式会社 代理人 弁理士 萼 優 美 ほか1名牙1図 才2図 牙3図 11!を気ケ又;l/3!炉 3−碇ルI!^ 4 トド 第4図
の方法に従う連続ガス浸炭炉の炉温昇降及び雰囲気置換
の過程を経時的に夫々示す図、 第3図は実施例1および実施例2の方法に使用した連続
ガス浸炭炉を示す図、 第4図は実施例1の方法により得られた製品のはだ焼深
さを表わす図である。 図中、 1・・・連続ガス浸炭炉 3・・・被処理品 4・・・トレー 特許出願人 トヨタ自動車株式会社 代理人 弁理士 萼 優 美 ほか1名牙1図 才2図 牙3図 11!を気ケ又;l/3!炉 3−碇ルI!^ 4 トド 第4図
Claims (1)
- 被処理品を収めたトレーを連続ガス浸炭炉内に残したま
ま炉温の昇降および炉内雰囲気のガス置換を遂行して該
浸炭炉の操業中断およびその後の操業再開を行い、かつ
操業中断時および/または操業再開時において前記浸炭
炉内に残された前記被処理品を平常操業時より低い炉温
および/またはそれより少ない浸炭性ガス量若しくはエ
ンリッチガス量の条件の下で浸炭処理することを特徴と
する連続ガス浸炭炉の操業中断における浸炭熱処理方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6961585A JPS61231157A (ja) | 1985-04-02 | 1985-04-02 | 連続ガス浸炭炉の操業中断における浸炭熱処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6961585A JPS61231157A (ja) | 1985-04-02 | 1985-04-02 | 連続ガス浸炭炉の操業中断における浸炭熱処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61231157A true JPS61231157A (ja) | 1986-10-15 |
Family
ID=13407943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6961585A Pending JPS61231157A (ja) | 1985-04-02 | 1985-04-02 | 連続ガス浸炭炉の操業中断における浸炭熱処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61231157A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02125857A (ja) * | 1988-11-04 | 1990-05-14 | Daido Steel Co Ltd | プラズマ浸炭処理方法 |
JPH03193863A (ja) * | 1989-12-22 | 1991-08-23 | Koyo Rindobaagu Kk | 連続式ガス浸炭炉 |
US5231645A (en) * | 1991-06-19 | 1993-07-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method of controlling continuous carburization furnace |
JP2011252230A (ja) * | 2000-01-28 | 2011-12-15 | Swagelok Co | 変更された低温表面硬化方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5776180A (en) * | 1980-09-04 | 1982-05-13 | Union Carbide Corp | Steel cementation |
-
1985
- 1985-04-02 JP JP6961585A patent/JPS61231157A/ja active Pending
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