JPS61230832A - 工具保持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔韮莱上の利用分野〕 本発明は、自動工具交換装置等の工具保持装ＲＥ関する
ものである。

〔従来の技術〕

従来この種の工具保持装置として特開昭５８−１５４１
９６号公報等が知られている。

この従来構造のものは爪部材を環状に配される複数個の
構成爪片で形成し、各構成爪片をドローパ前端部の爪保
持部材の凹状の保持講内に差込み、各構成爪片をビン部
材によって開閉動可能に枢着し、かつ各構成爪片を圧鯛
昶ノ（ネにより内方から開放付勢し、ドローパによる押
引動作とスリーブ部材の作用とによって爪部材を開閉動
作させ、工具のプルスタッドを保持開放するように構成
されている。

このためいわゆるスプリングコレットよりも耐久性、引
寄力等の向上が図れたのである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、この従来構造の場合、凹状の保持溝内に
各構成爪片を差込み、圧縮バネを内装しかつビン部材を
打込み、組立てるため組立が厄介となり、さらに爪保持
筒が必要となるためコスト高となるという製作面での不
都合を有している。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明はこれらの不都合を解消することを目的とするも
ので、その要旨は、主軸の前端部のテーパ状の保持孔に
嵌合した工具のプルスタッドを保持開放する爪部材と、
該爪部材な押引動作させるドローパと、押引動作に伴っ
て爪部材の前端部を開閉動作させるスリーブ部材とより
成るものにおいて、上記爪部材を環状に配される複数個
の構成爪片で形成し、該構成爪片の中程部をドローパに
開閉動可能に設け、構成爪片の後部外周面に開放用の弾
性環部材を設け、かつ構成爪片の後部外周面に強制開放
用の当接部を形成し、上記スリーブ部材に当接部の当接
する当受部を形成して構成したことを特徴とする工具保
持装置にある。

〔作　用〕

各構成爪片は弾性環部材によって開放動作すると共に当
接部と当受部との当接作用によって強制的に開放動作す
る。

〔実施例〕

第１図乃至第４図は本発明の好適な実施例を示し、（１
）は工作機械等の主軸であって、主軸（１）は図外の回
転手段によって回転停止し、前端部には工具（２）のシ
ャンクに合ったテーバ状の保持孔（３）が形成されてい
る。

また、主軸（１）の中心には貫通孔（４）が形成され、
前部にはスリーブ部材（５）が固定的に内装され、貫通
孔（４）の中心部にはドローパ（６）が前後押引動作可
能に設けられ、ドローパ（６）の後部とスリーブ部材（
５）後部のバネ受部材（７）とに皿バネ（８）を複数個
介在し、ドローパ（６）を常時皿バネ（８）のバネ圧で
後方に引寄せている。

ドローパ（６）の前端部には爪保持部材（９）が螺着さ
れ、前部外周面には段環状の保合凹溝（１０が形成され
、前端面に押出部材αυが螺着されている。

ａのは爪部材であって、爪部材Ｕは４個の構成爪片−で
形成され、前端部内局面には工具（２）のプルスタッド
Ｉを保持する保持部α９が形成され、中程部内周面には
前記係合凹溝αＱに係合する保合凸部四が形成され、後
部外周面にはＶ状の受凹溝α刀が形成され、各構成爪片
（１３１を係合凸部四と係合凹溝αＱとの係合によって
爪保持部材（９）に環状に配し、前記受凹溝顛に弾性環
部材α〜、たとえばＣ状のバネリングや０リングを嵌合
し、保合凹溝σＱの前側面と係合凸部四の前側面との当
接点（ｌｃＪを支点として保持部α９を開放付勢してい
る。

この場合、構成爪片ａ３の後部内周面は後上りの傾斜面
（至）に形成され、開放動作が円滑にできるようにし、
かつ、構成爪片側の中程両側面には各構成爪片（１３）
が円周方向に遊動しないように当接突片Ｑυが形成され
ている。

四は構成爪片峙の外れを防ぐリング板である。

また、構成爪片（１３の後部外周面には当接部（ハ）が
前面をテーバにして形成されている。

また、スリーブ部材（５）の内孔（財）の後部には前記
爪保持部材（９）がキー（ハ）により回り止め状態で押
引移動可能に内装され、内孔■の前部には前記爪部材ａ
４が内装されている。　　　　“また、スリーブ部材（
５）の内孔（至）内周面の前部は突出時に保持部叩が開
放動作し得るように形成され、かつその後部は引寄時に
保持部α段が閉口保持動作するように段部（至）を介し
て形成され、その後部には突出時に前記当接部（ハ）が
当接する幽受部端をテーバ状（二して形成している。

本実施例は上記構成であるから、第１図の状態で図外の
油圧シリンダ機構によってドローパ（６）が突出押動さ
れると爪保持部材（９）は前進し、保持部αωが段部（
至）より抜は出ると弾性環部材時の作用で開放し、さら
には当接部Ｑ３が当受部罰な押圧し、保持部α１は強制
的に開放動作し、爪部材ｔＬ凌の確実な開放動作を得る
。

この開放状態で工具交換装置によって工具（２）を保持
孔（３）に挿入する。

挿入後、図外の油圧シリンダ機構を非作動状態にすると
、ドローパ（６）は皿バネ（８）のバネ圧で後方に引寄
せられ、爪保持部材（９）を介して爪部材αりは後退引
動し、保持部四が段部（ホ）より内方に入ると保持部四
は当接点ａ９を中心に閉口動作し、保持部σ９はプルス
タッドα４を保持し、工具（２）を引寄せ、保持孔（３
）と工具（２）のシャンクとのテーバ作用で工具（２）
を主軸（１）に保持することができる。

この場合、各構成爪片（１３１の組立てにあっては爪保
持部材（９）の係合凹溝（１１に環状に係合凸部ＣＩＧ
を係合し、弾性環部材時を取付けるだζすでよく、さら
には複雑形状の爪保持部材は不要；二でき、製作コスト
の低減が可能となる。

〔発明の効果」 本発明は上述の如く構成したから、当接部と車受部との
作用で強制的に爪部材を開放動作でき、かつ、弾性環部
材によって爪部材の組立、構成が容易、簡素にできる。

以上、所期の目的を充分達成することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は要部の
断面図、第２図は要部の拡大断面図、第３図は要部の部
分正面図、第４図は構成爪片の斜視図である。 （１）・・主軸、（２）・・工具、（３）・・保持孔、
（艶・・スリーブ部材、（６）・・ドローパ、醤・・爪
部材、峙・・構成爪片、Ｉ・・プルスタッド、賭・・弾
性環部材、（至）・・当接部、＠・・車受部。 昭和６０年４月　４日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 主軸の前端部のテーパ状の保持孔に嵌合した工具のプル
   スタッドを保持開放する爪部材と、該爪部材を押引動作
   させるドローパと、押引動作に伴って爪部材の前端部を
   開閉動作させるスリーブ部材とより成るものにおいて、
   上記爪部材を環状に配される複数個の構成爪片で形成し
   、該構成爪片の中程部をドローパに開閉動可能に設け、
   構成爪片の後部外周面に開放用の弾性環部材を設け、か
   つ構成爪片の後部外周面に強制開放用の当接部を形成し
   、上記スリーブ部材に当接部の当接する当受部を形成し
   て構成したことを特徴とする工具保持装置。