JPS61227202A - 雑音低減回路 - Google Patents

雑音低減回路

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JPS61227202A
JPS61227202A JP60069286A JP6928685A JPS61227202A JP S61227202 A JPS61227202 A JP S61227202A JP 60069286 A JP60069286 A JP 60069286A JP 6928685 A JP6928685 A JP 6928685A JP S61227202 A JPS61227202 A JP S61227202A
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noise
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Koshin Namiki
並木 康臣
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は雑音低減回路に係り、特にヘリカルスキャンV
TRの回転ヘッドにより、音声信号で搬送波を周波数変
調して得られた被周波数変調音声信号を磁気テープに記
録し、これを再生するシステムにおいて、再生音声信号
中のパルス性霜音を前値ホールドにより低減する雑音低
減回路に関する。
従来の技術 従来より、ヘリカルスキャンVTRにおいて音声信号を
高品位で記録再生するために、音声信号で搬送波を周波
数変調して得られた被周波数変調音声信号(以下、FM
音声信号という)を磁気テープに記録し、これを再生す
ることが知られている。第7図はかかるVTRの音声信
号記録再生系の一例のブロック系統図を示す。なお、第
7図には説明の便宜上、音声信号は1チヤンネルで記録
再生されるように示したが、実際にはステレオ音声信号
の記録再生を行なうため、FM音声信号は2チヤンネル
の記録再生系を経て記録再生される。
第7図において、入力端子1に入来した記録されるべき
音声信号は、ノイズ・リダクション回路2により再生時
の雑音低減のためエンコードされた後、ブリ・エンファ
シス回路3により高域雑音低減を目的として高域周波数
成分を強調されてから周波数変調器4に供給される。周
波数変調器4より取り出されたFM音声信号は記録増幅
器5に供給され、ここで増幅された後、記録時には接点
Rに接続されているスイッチ6及び7を夫々通して回転
ヘッド8及び9に夫々供、給される。
回転ヘッド8及び9は回転ドラム10上に180°対向
して取付けられており、回転ドラム10に対して180
°強の角度範囲に亘って斜めに巻回されつつ走行せしめ
られる磁気テープ11上に傾斜トラックを形成してFM
音声信号を記録する。なお、回転ヘッド8及び9が音声
専用ヘッドのときには、映像専用ヘッドが2何回転ドラ
ム10に更に取付けられており、回転ヘッド8.9によ
り磁気テープ11の磁性層の深層にまで記録されたオー
ディオトラック上を映像専用ヘッドが走査して映像信号
を記録し、伯方、回転ヘッド8゜9が映像及び音声信号
の記録再生に共用する回転ヘッドの場合は、回転ヘッド
8.9には更にFM音声信号と帯域を異にする映像信号
が供給され、FM音声信号と映像信号とが夫々同時に同
一トラックに記録されることは周知の通りである。
次に再生時の動作につき説明するに、回転ヘッド8.9
により、磁気テープ11の記録トラックの既記録FM音
声信号が再生されて接点、Pl、:接続されているスイ
ッチ6.7を通してスイッチ回路12の端子12a、1
2bに供給される。スイッチ回路12は入力端子13を
介して供給されるドラムパルスにより、回転ヘッド8.
9のうち磁気テープ11上を現に走査している側の回転
ヘッドの出力再生信号を選択出力するように切換えられ
るから、スイッチ回路12からは再生FM音声信号が連
続的に取り出され、FM復調器14及び包絡線検波器1
5に夫々供給される。FM復調器14より取り出された
再生音声信号はホールド回路16に供給され、ここでホ
ールド信号発生回路17及び18の両川力信号を加算す
る加算回路19よりホールド信号が供給される期間ホー
ルドされる。
ところで、FM11wA器14の出力再生音声信号は次
の場合に大なる雑音を発生する。■回転ヘッド8,9の
スイッチング時点での信号接続部分、■磁気テープ11
上の傷、塵埃等によるドロップアウトによる再生FM音
声信号の包絡線レベル低下時、■トラッキングずれ等に
よる再生FM音声信号の包絡線レベル低下時、■FM音
声信号が記録されていない磁気テープの再生時。このう
ら、■はヘッドスイッチング時に再生FM音声信号の接
続部分において、記録再生時のテープテンション差等の
原因により波形の連続性が乱れ、復調された再生音声信
号中にパルス性ノイズが発生することによる。また、■
、■及び■は本質的にはFM音声信号の消失による雑音
であり、再生音声信号中に、前記パルス性ノイズに比し
時間的に艮11間に亘って発生する(雑音発生期間は一
般に■く■〈■)。
これらの雑音は第7図に示されたホールド回路16とミ
ューティング回路22によって低減される。ホールド回
路16の出力信号はディ・エンファシス回路20により
ブリ・エンファシス回路3で強調された8周波成分を減
衰された後、ノイズ・リダクション回路21に供給され
、ここでノイズ・リダクション回路2と相補的なレベル
伸長特性を付与された後ミューティング回路22に供給
される。ミューティング信号発生回路23は包絡線検波
器15の出力検波信号が一定レベルよりも小なる期間が
一定期間以上継続した時にハイレベルとなり、かつ、上
記一定レベルよりも大に復帰してから所定期間経過する
までハイレベルを保持するミューティング信号を発生し
てミューティング回路22へ出力する。ミューティング
回路22はミューティング信号がハイレベルの期間のみ
ミューティング動作を行なう。ヘッドスイッチング時で
は再生FM信号の包絡線レベルは前記一定値よりも大で
あるから、ミューティング信号発生回路23の出力信号
はローレベルのままである。従って、ミューティング回
路22はミューティング動作を行なわないので、出力端
子24へ出力される再生音声信号波形はホールド回路1
6の出力信号波形と同じになる。
これに対して、比較的長いドロップアウトやトラッキン
グを最良の状態に調整する過程での再生FM音声信号の
包絡線レベルの低下によって、FM復調器14よりの再
生音声信号に、長時間に亘る雑音が発生した場合は、ホ
ールド信号発生回路18により包絡線検波器15の出力
検波信号に基づいて発生された期間だけローレベルのホ
ールド信号が加算回路19を通してホールド回路16に
供給される。これにより、雑音の発生期間、その直前の
信号レベルにホールドされた再生音声信号はディ・エン
ファシス回路20.ノイズリダクション回路21を夫々
通してミューティング回路22に供給され、ここでホー
ルド期間とその直後の一定期間ミューテイングされる。
上記のような音声信号記録再生システムにおいて、再生
音声信号中のパルス性雑音を低減する雑音低減回路はホ
ールド回路16.ホールド信号発生回路17及び加算回
路19とよりなるが、従来は第8図に示す如き構成とさ
れていた(なお、以下の説明では加算回路19の図示及
び説明は省略する。)。第8図中、第7図と同一構成部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。入力端子
25に入来した再生音声信号はホールド回路16a内の
バッファアンプ26を通してスイッチ回路27に供給さ
れる。一方、入力端子13よりの第9図(A)及び第1
0図(A)に示すドラムパルスは、ホールド信号発生回
路17a内の単安定マルチバイブレータ(以下モノマル
チという)30に印加され、その立下り及び立上り(す
なわち、ヘッドスイッチング時)でこれをトリガーする
これにより、モノマルチ30は、トリが一時点より抵抗
31の値R1とコンデンサ32の値C1との積により定
まる一定期間T1だけローレベルの、第9図(B)及び
第10図(B)に夫々示す如きホールド信号を発生して
スイッチ回路27にスイッチング信号として印加し、こ
れをそのローレベル期間T+のみオフとする。
スイッチ回路27は上記期間T1以外はオンとされてい
るから、バッファアンプ26よりの再生音声信号はスイ
ッチ回路27を通してホールド・コンデンサ28に印加
されるが、上記期間T!の間スイッチ回路27がオフと
されるので、ホールド・コンデンサ28には期間T1直
前の再生音声信号レベルがホールドされる。このホール
ド・コンデンサ28の端子電圧はバッファアンプ29を
通して出力端子33へ再生音声信号として出力される。
これにより、ホールド回路16aの出力信号は、入力端
子25の入力再生音声信号が第9図(C)に示す如く、
ヘッドスイッチング時のパルス性雑音a、を有しており
、かつ、スルーレートが高い場合は、同図(D)に示す
如き波形となり、他方、入力再生音声信号が第10図(
C)に示す如く、ヘッドスイッチング時のパルス性雑音
a2を有しており、かつ、スルーレートが低い場合は第
10図(D)に示す如き波形となる。
従って、パルス性雑音a+、aZはいずれも上記のボー
ルド動作によって消失するが、ホールド期間T1中の信
号の変化に対応する小さな三角形状の誤差は残る。この
三角形状の誤差は第9図(D)、第10図(D)に斜線
を付して示す部分d、、d2であるが、両図よりわかる
ように入力再生音声信号のスルーレートが高い方が三角
形状の誤差は大となる。しかし、パルス性雑音aI。
a2をそのまま出力するよりは耳につかず、ある程度の
雑音低減効果はある。
第11図は本出願人が先に提案した信号補間回路を有す
る雑音低減回路の一例の回路系統図を示す。同図中、第
8図と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省
略する。第11図において、ホールド回路16b内のバ
ッファアンプ29の出力再生音声信号は出力端子33へ
出力される一方、補間信号発生回路34に供給される。
この補間信号発生回路34としては、本出願人が先に特
願昭58−133128号にて提案した信号補間回路、
又は本出願人が先に特願昭58−155668号にて提
案した信号補間回路内の補間信号発生回路を使用するこ
とができる。このうち後者の信号補間回路は、傾斜予測
回路内の一次微分回路に低周波数でゲインが略一定とな
るような時定数を持た′せると共に、傾斜予測回路の出
力電圧が低周波数でホールド・コンデンサの端子電圧と
略同じになるようにゲイン設定をする構成であり、傾斜
予測回路の出力電圧を電圧−電流変換してホールド・コ
ンデンサへ理想的な補間を行なうための電流を出力する
電圧−電流変換回路を、単純な一本の抵抗等のインピー
ダンス素子のみの構成とすることができる特長を有する
一方、前者の信号補間回路はホールド回路の出力信号電
圧を傾斜予測回路、電圧−電流変換回路を夫々通してホ
ールド・コンデンサに供給する一巡のループ構成とした
もので、傾斜予測回路で予 測した傾斜に基づいて信号
を補間することができる。これらの本出願人の提案にな
る信号補間回路を補間信号発生回路34に適用すること
により、第11図の入力端子25に第12図(C)又は
第13図(C)に示す、ヘッドスイッチング時のパルス
性雑音a+、aZを有する再生音声信号が入来した場合
は、パルス性雑音a+ *  82が入力される直前の
信号から次の信号を予測して得た信号を抵抗35を介し
てホールド・コンデンサ28に供給し、それを信号予測
に基づいて充放電させることにより、第12図(D)又
は第13図(D)に示ず如く、パルス性雑音al、a2
が抑圧され、かつ、第8図に示した従来回路に比し前記
三角形状の誤差が極めて小なる再生音声信号がバッファ
アンプ29の出力端子より取り出すことができる。
なお、第12図(A)、第13図(A)は前記ドラムパ
ルス、第12図(B)及び第13図(B)はモノマルチ
30の出力ホールド信号波形を示す。
発明が解決しようとする問題点 しかるに、上記の本出願人の提案になる補間回路を用い
た雑音低減回路は、入力再生音声信号のスルーレートが
第13図(C)に示す如く低い場合は、前記した三角形
状の誤差は同図(D)に示す如く出力再生音声信号中に
殆ど生じないが、入力再生音声信号のスルーレートが第
12図(C)に示す如く高い場合は、上記三角形状の誤
差は第8図に示した従来回路よりも小なるものの、第1
2図(D)にd3で示す如く出力再生音声信号中に発生
してしまうという問題点があった。
そこで、本発明は入力信号のスルーレートに応じてホー
ルド信号のパルス幅を可変制御することにより、高スル
ーレートの入力信号(例えば、高周波数で、かつ、高レ
ベルの入力信号)に対しても前記した三角形状の誤差を
より低減し得る雑音低減回路を提供することを目的とす
る。
問題点を解決するための手段 特許請求の範囲第1項に記載した本発明になる雑音低減
回路は、ホールド・コンデンサよりバッファアンプを介
して出力端子へ出力される再生音声信号が分岐して供給
されその高域周波数成分をフィルタ回路によりP波した
後、検波回路で検波し、1lil+御手段によりその検
波信号でホールド信号のパルス幅を可変制御する。また
、特許請求の範囲第2項に記載し、た本発明になる雑音
低減回路は、補間信号発生回路よりホールド・コンデン
サに供給される補間信号が分岐して供給されそのスルー
レートを検出回路により検出し、そのスルーレートが高
いときに制御手段により上記ホールド信号のパルス幅を
小に可変制御する。
作用 上記検波回路の検波信号が供給される制御手段は、上記
フィルタ回路の出力高域周波数成分のレベルが大なるほ
ど上記ホールド信号のパルス幅を小に可変制御し、ホー
ルド・コンデンサによるホールド期間を短くする。また
、上記検出回路の出力信号が供給される上記制御手段は
、上記補間信号のスルーレートが高いときに上記ホール
ド信号のパルス幅を小に可変制御する。入力再生音声信
号のスルーレートが高い場合は、ホールドにより出力再
生音声信号中に生ずる三角形状の誤差は、ホールド時間
の二乗に略比例して大きくなる。他方、入力再生音声信
号のスルーレートが低い場合(例えば無信号)のときに
は、上記三角形状の誤差は問題にならず、むしろ入力再
生音声信号に含まれていたパルス性雑音を完全に除去す
るような長い時間ホールドすることが望ましい。
しかして、上記の如く、入力再生音声信号や補間信号の
スルーレートが高いときにはホールド信号のパルス幅は
小に・可変制御されるので、ホールド・コンデンサによ
るホールド期間は上記スルーレートが高いときには短く
なり、上記三角形状の誤差のエネルギーが小さい出力再
生音声信号が得られ、他方、上記スルーレートが低いと
きにはホールド期間は長くなり、入力再生音声信号中の
パルス性雑音は略完全に低減できる。以下、本発明の各
実施例について第1図乃至第6図と共に説明する。
実施例 第1図は本発明になる雑音低減回路の第1実施例の回路
系統図を示す。同図中、第8図と同一構成部分には同一
符号を付し、その説明を省略する。
バッファアンプ29(ホールド回路16a)より取り出
された出力再生音声信号は一部が分岐されてスルーレー
ト検出回路37内の高域フィルタ38に供給される。ス
ルーレート検出回路37は高域フィルタ38.増幅fi
39及び検波回路40が縦続接続された構成とされてい
る。高域フィルタ38は可聴周波数帯域のほぼ上限にお
ける周波数(例えば20kHz程度)にカットオフ周波
数を選定されており、出力再生音声信号中の高域周波数
成分をろ波して増幅器39を通して検波回路40に供給
する。
検波回路40は入力信号の包絡線をアタックタイムが例
えば3a+s程度、リカバリータイムが例えば30m5
程度の時定数をもって検波する回路で、増幅器39の出
力信号のピーク・ツウ・ピーク値に応じたレベルの直流
電圧(検波信号)を発生してホールド信号発生回路17
b内の可変抵抗素子41に制御電圧として印加する。従
って、いま入力端子25に入来する再生音声信号が第2
図(E)に示す如きパルス性雑音a1を有するスルーレ
ートの高い信号である場合は、高域フィルタ38の出力
信号波形は同図(B)に示プ如く高いピーク・ツウ・ピ
ーク値を示し、検波回路40の出力検波信号はそれに応
じて同図(C)に示す如き高電圧yaとなる。一方、入
力端子25に入来する再生音声信号が第3図(E)に示
す如きパルス性雑音a2を有するスルーレートの低い信
号である場合は、高域フィルタ38の出力信号波形は同
図(B)に示す如く低いピーク・ツウ・ピーク値を示し
、検波回路40の出力検波信号はそれに応じて同図(C
)に示す如き低電圧vbとなる。
第1図に示すホールド信号発生回路17bはモノマルチ
30の端子30aが抵抗31を介して電源電圧Vcc入
力端子に接続される一方、コンデンサ32を介して接地
されている点は従来と同様であるが、更に抵抗31.コ
ンデンサ32の共通接続点と電源電圧Vcc入力端子と
の間に可変抵抗素子41及び抵抗42よりなる直列回路
が接続されている点が従来のホールド信号発生回路17
aと異なる。モノマルチ30の時定数は抵抗31の値を
R+、抵抗42の値をR2,可変抵抗素子41の値をR
3,コンデンサ32の値を01とすると、(R+ / 
(R2+R3、))・C1により示される。モノマルチ
30は入力端子13よりの第2図(A)、第3図(A)
に示す如きドラムパルスの立下りでトリガーされ、その
トリガ一時点より上記時定数の期間ローレベルのパルス
幅をもつホールド信号を発生する。
ここで、上記可変抵抗素子41は検波回路40の出力検
波信号のレベルが高いと低抵抗を示し、検波信号レベル
が低いと高抵抗を示す構成であるものとすると、第2図
(C)に示したレベルVaの検波信号入力時にはRz(
Va)なる抵抗値となり、第3図(C)に示したレベル
vbの検波信号入力時にはR3(Vb)なる抵抗値とな
り両者の間にはR3(Va )<Rz  (Vb )な
る関係が成立する。
このため、モノマルチ30の出力ホールド信号のパルス
幅は、第2図(E)に示す如きスルーレートの高い再生
音声信号入力時にはTa(=(R+ / (R2+R3
(Va ))) ・C+ )となり、第3図(E)に示
す如きスルーレートの低い再生音声信号入力時のパルス
幅Tb  (= (R+ /(R2+R3(Vb ))
)・C電)よりも短くなる。第2図(D)は上記パルス
幅Taのホールド信号波形を示し、第3図(D)は上記
パルス幅Tbのホールド信号波形を示す。上記ホールド
信号のパルス幅Tは、ホールド・コンデンサ28による
ホールド期間を示しており、可変抵抗素子41の抵抗W
I R3が無限大のときにはTMAX(=R+  −C
+ )となり、R3が0オームのときにはTM I N
 (−(R1/R2)・C+ )となり、よって TMAX ≧T≧TMIN         (1)の
範囲内に設定されることになる。
ここで、TMAXは入力再生音声信号に含まれるパルス
性雑音を略完全にホールドにより消失させるパルス幅と
して設定され(例えば12μs)、TM t Nは入力
再生音声信号に含まれるパルス性雑音のエネルギーの大
部分はホールドにより消失されるが、パルス性雑音直後
のリンギング部分はホールドしないような時間幅に設定
される(例えば6μs)。
これにより、第1図に示す入力端子25に第2図(E)
示す如く、ヘッドスイッチング時のパルス性雑音a1を
含む再生音声信号が入来したときは、このパルス性雑音
a1が入力されるまでは、再生音声信号は低インピーダ
ンスのスイッチ回路27を通過してバッファアンプ29
により増幅された後、出力端子33を介して第7図に示
したディ・エンファシス回路20.ノイズ・リダクショ
ン回路21及びミューティング回路22を経て出力端子
24へ出力される。このとき、スイッチ回路27の出力
端とバッファアンプ29の入力端との間に一端が接続さ
れているホールド・コンデンサ28は大なる負荷となら
ず、入力再生音声信号は事実上そのまま出力される。
しかし、パルス性雑音a、が入来すると、この雑音at
の発生期間を含む期間Taだけローレベルの第2図(D
)に示すホールド信号がモノマルチ30よりスイッチ回
路27に印加され、これをオフ状態とする。その結果、
ホールド・コンデンサ28にはスイッチ回路27より信
号電流が流れ込まなくなり、またバッファアンプ29は
入力インピーダンスが充分高く設定されていることから
、ホールド・コンデンサ28の端子電圧は第2図(D)
に示したホールド信号のハイレベルからローレベルへ立
下った時点の電圧が、ホールド信号のローベル期間Ta
だけ保持されることになる。
これにより、第2図(E)に示すスルーレートの轟い再
生音声信号入力時には同図(D>に示す短いパルス幅■
aのホールド信号によりホールドされる結果、出力端子
33には同図(F)に示す如きパルス性雑音alが除去
され、かつ、三角形状の誤差r+も第8図に示した従来
回路に比し小なる再生音声信号が取り出される。他方、
第3図(E)に示すスルーレートの低い再生音声信号入
力時には、同図(D)に示す比較的長いパルス幅Tbの
ホールド信号によりホールドが行なわれ、出力端子33
には同図(F)に示す如きパルス性雑音a2が除去され
、かつ、三角形状の誤差f2も第8図に示した従来回路
に比し小なる再生音声信号が取り出される。
次に本発明回路の第2実施例について説明するに、第4
図は本発明回路の第2実施例の回路系統図を示す。本実
施例は第11図に示した雑音低減回路に本発明を適用し
た実施例で、第11図と同一構成部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。第4図において、補間信号発
生回路34は清記した如く微分回路を有しており、原理
的に高域周波数成分が強調された補間信号を発生出力す
る。すなわち、入力端子25に第5図(E)に示す如き
スルーレートの高い再生音声信号(これは第2図(E)
、第9図(C)及び第12図(C)に示す信号波形と同
一)が入来した場合は、上記補間信号は第5図(B)に
実線で示す如き波形となり、他方、入力再生音声信号が
第6図(E)に示す如くスルーレートの低い信号(これ
は第3図(E)、第10図(C)及び第13図(C)に
示す信号波形と同一)が゛入来した場合は、上記補間信
号は第6図(B)に実線で示す如き波形となる。
この補間信号は一部が分岐されてスルーレート検出回路
44内の検波回路45に供給される。スルーレート検出
回路44は検波回路45とコンパレータ46と可変抵抗
47とよりなる。検波回路45は前記検波回路40と同
様の構成であり、入力再生音声信号のスルーレートに応
じてレベルが変化する検波信号を出力する。第5図(C
)及び第6図(C)は夫々入力再生音声信号が第5図(
E)及び第6図(E)に示すときの検波信号を示す。コ
ンパレータ46は検波回路45よりの検波信号と、電源
電圧Vccを可変抵抗47で抵抗分圧して得た基準レベ
ルとをレベル比較し、その大小関係によってハイレベル
又はO−レベルのスルーレート検出信号を出力する。
ここで、入力再生音声信号が第5図(E)に示す如きス
ルーレートの高い信号の場合は、検波回路45より比較
的^い電圧VCの第5図(C)に示す検波信号が取り出
されるので、コンパレータ46はこの検波信号電圧Vc
が基準レベルよりも高いことを検出して例えばハイレベ
ルのスルーレート検出信号を一発生し、他方、入力音声
信号が第6図(E)に示す如きスルーレートの低い信号
の場合はコンパレータ46はそのときの第6図(C)に
示す検波信号電圧Vdが基準レベルよりも低いことを検
出してローレベルのスルーレート検出信号を発生する。
このスルーレート検出信号はホールド信号発生回路17
C内のスイッチ回路48にスイッチング信号として印加
される。
ホールド信号発生回路17cはモノマルチ30の端子3
0aと抵抗31とコンデンサ32との共通接続点が抵抗
49及びスイッチ回路48を夫々直列に介して電源電圧
Vcc入力端子に接続された構成とされており、その時
定数は抵抗31の値をR+、コンデンサ32の値をC+
、抵抗49の値をR2とすると、スイッチ回路48のオ
ン時は1”c  (= (R1/R2)・C1)、オフ
時はTd(=R+  ・C+ )となる。ここで、スイ
ッチ回路48はコンパレータ46よりのスルーレート検
出信号がハイレベルのときにオン、ローレベルのときに
オフとされる構成とされているので、モノマルチ30の
出力ホールド信号は第5図(E)に示すスルーレートの
高い再生音声信号入力時には同図(A)に示すドラムパ
ルスの立下り時点より期間Tcの間口−レベルの同図(
D)に示す信号となり、他方、第6図(E)に示すスル
ーレートの低い再生音声信号入力時には第6図(A)に
示すドラムパルスの立下り時点より期間Td  (>T
c )の間口−レベルの第6図(D)に示す信号となる
このように、本実施例の場合もスルーレートの高い再生
音声信号入力時にはスルーレートの低い再生音声信号入
力時に比し、ホールド信号のパルス幅は短くなり、第5
図(E)、第6図(E)に示す再生音声信号入力時の出
力端子33への出力再生音声信号波形は第5図(F)、
第6図(F)に示す如く、三角形状の誤差は殆ど発生せ
ず、特にスルーレートの高い再生音声信号入力時でも第
11図に示す雑音回路では出力再生音声信号中に第12
図(D)にd3で示す如く発生していた三角形状の誤差
は、本実施例によれば第5図(F)に示す如く殆ど発生
しないようにすることができる。
本実施例は第1実施例に比し、原理上高域周波数成分が
強調されている補間信号を使用しているので、スルーレ
ート検出回路44内には高域フィルタは不要であり、ま
たホールド信号発生回路17c内には可変抵抗素子を有
さす、スイッチ回路48のオン・オフυ制御とする構成
である点で異なり、より動作が単純化されている。
また、本実施例ではスイッチ回路48のオン・オフ制御
のため、モノマルチ30の時定数はTC9Tdの2種類
しか得られないが、この場合でも前記した如く、第11
図に示した雑音低減回路に比し再生音声信号中の三角形
状の誤差を極めて低減し得る。更に、コンパレータ46
の基準レベルを可変抵抗47により可変調整することに
より、ホールド信号のパルス幅を変化させる周波数及び
レベルを設定することができる。すなわち、入力端子2
5の入力再生音声信号レベルが同じ場合は、基準レベル
を高くするほど、ホールド信号のパルス幅が変化する周
波数は高い方に移動し、他方、入力再生音声信号の周波
数が同じ場合は、基準レベルを高くするほどホールド信
号のパルス幅が変化するレベルは高い方に移動する。こ
れにより、ホールド信号のパルス幅はより周波数の高い
側。
よりレベルの高い側(換言すると、よりスルーレートの
高い側)で短くなる。
なお、実際にはコンパレータ46の基準レベルは適当な
値に固定され、スイッチ回路48のコントロール端子に
直接検波回路45の出力検波信号を供給するような構成
をとりうるのは勿論である。
発明の効果 上述の如く、本発明によれば、入力再生音声信号のスル
ーレートに応じて適切に選択されたパルス幅のホールド
信号を発生するようにしたため、従来の雑音低減回路に
比し、再生音声信号中のパルス性雑音を前破ホールドに
より低減するに際し、三角形状の誤差の発生をより少な
くでき、より良い雑音低減効果を得ることができ、また
補間信号発生回路の出力補間信号を利用した場合、高域
フィルタや増幅器を新たに追加することなしに簡単な構
成の回路でスルーレートを検出することができる等の特
長を有するものである。
【図面の簡単な説明】 第1図及び第4図は夫々本発明回路の各実施例を示す回
路系統図、第2図及び第3図は夫々第1図図示回路系統
の動作説明用信号波形図、第5図及び第6図は夫々第4
図図示回路系統の動作説明用信号波形図、第7図は本発
明回路を適用し得る音声信号記録再生系の一例を示すブ
ロック系統図、第8図は従来回路の一例を示す回路系統
図、第9図及び第10図は夫々第8図図示回路系統の動
作説明用信号波形図、第11図は本出願人が先に提案し
た信号補間回路を有する雑音低減回路の一例を示す回路
系統図、第12図及び第13図は夫々第1図図示回路系
統の動作説明用信号波形図である。 1・・・音声信号入力端子、4・・・周波数変調器、8
゜9・・・回転ヘッド、11・・・磁気テープ、13・
・・ドラムパルス入力端子、14・・・FMIII器、
16゜16a、16b”・ホールド回路、17.17a
。 17b、17c、18・・・ホールド信号発生回路、1
9・・・加算回路、24・・・再生音声信号出力端子、
25・・・再生音声信号入力端子、26.29・・・バ
ッファアンプ、28・・・ホールド・コンデンサ、30
・・・単安定マルチバイブレータ(モノマルチ)、34
−・・補間信号発生回路、37.44・・・スルーレー
ト検出回路、38・・・高域フィルタ、3つ・・・増幅
器、40.45・・・検波回路、41・・・可変抵抗素
子、46・・・コンパレータ、47・・・可変抵抗、4
8・・・スイッチ回路。 特許出願人 日本ビクター株式会社 第6図       第6図 第9図       第10図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回転ヘツドにより記録媒体から再生された、音声
    信号で搬送波を周波数変調して得た被周波数変調音声信
    号を復調する復調器より再生音声信号が供給され、該再
    生音声信号中に含まれている雑音の入力直前の信号レベ
    ルを該雑音の入力期間中、所定レベルとされたホールド
    信号によりホールド・コンデンサにホールドして、該雑
    音の低減された再生音声信号をバツフアアンプを介して
    出力端子へ出力する雑音低減回路において、上記バツフ
    アアンプの出力再生音声信号が分岐して供給されその高
    域周波数成分をろ波するフイルタ回路と、該フイルタ回
    路の出力信号を検波する検波回路と、該検波回路の出力
    検波信号により上記高域周波数成分のレベルが大なるほ
    ど上記ホールド信号のパルス幅を小に可変制御して上記
    ホールド期間を短くする制御手段とよりなることを特徴
    とする雑音低減回路。
  2. (2)回転ヘツドにより記録媒体から再生された、音声
    信号で搬送波を周波数変調して得た被周波数変調音声信
    号を復調する復調器より再生音声信号が供給され、該再
    生音声信号中に含まれている雑音の入力直前の信号レベ
    ルを該雑音の入力期間中、所定レベルとされたホールド
    信号によりホールド・コンデンサにホールドして、該雑
    音の低減された再生音声信号をバツフアアンプを介して
    出力端子へ出力する雑音低減回路において、上記再生音
    声信号中に含まれている雑音の入力直前の信号から次の
    信号を予測して得た補間信号を発生して上記ホールド・
    コンデンサに供給し、該ホールド・コンデンサを充放電
    せしめる補間信号発生回路と、該補間信号が分岐して供
    給され、そのスルーレートを検出する検出回路と、該検
    出回路により上記スルーレートが高いことを検出された
    ときに上記ホールド信号のパルス幅を小に可変制御して
    上記ホールド期間を短くする制御手段とよりなることを
    特徴とする雑音低減回路。
JP60069286A 1985-04-02 1985-04-02 雑音低減回路 Granted JPS61227202A (ja)

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