JPS61227061A - インクジエツト記録装置 - Google Patents

インクジエツト記録装置

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JPS61227061A
JPS61227061A JP6970285A JP6970285A JPS61227061A JP S61227061 A JPS61227061 A JP S61227061A JP 6970285 A JP6970285 A JP 6970285A JP 6970285 A JP6970285 A JP 6970285A JP S61227061 A JPS61227061 A JP S61227061A
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JP
Japan
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ink
nozzle
point
recording head
gradually
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JP6970285A
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Inventor
Yasuhiko Tanaka
康彦 田中
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPS61227061A publication Critical patent/JPS61227061A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/19Ink jet characterised by ink handling for removing air bubbles

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  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野〕 本発明はインクジェット記録装置に関し、特に記録ヘッ
ドのノズルを含むインク流路内に発生または侵入した気
泡や固形物などのよ5なインク滴の正常な噴射や飛翔を
妨、げる要因を高能率で排除し、速やかに正常噴射に回
復せしめるようにしたものである。
〔従来の技術〕
インクジェット記録装置の記録ヘッドについては従来、
いくつかの方式が提案され実用化されている。例えば第
15図はドロップオンデマンド方式と呼ばれる方式の一
例である。今、ノズル2及び圧力室3が導管7によって
、インク貯蔵器8から導かれたインクによって満されて
いる状態を考える。ここでパルス発生器9より電気パル
スを圧電変換素子4に印加すれば、記録ヘッド10可撓
壁5は圧電変換素子4と共に圧電効果によって圧力室3
側に撓み、圧力室3の容積が急激に減少する。
この容積の急激な減少により圧力室3に液圧が発生し、
この液圧によって、圧力室3内のインクがノズル2を通
じて、インク液滴Aとなって外部へ噴射され、記録媒体
P上に付着してインクドツト′を形成する。圧力室3内
のインクの減少分はインク貯蔵器8に貯麓されたインク
Bが導管7を通じて圧力室3内に流入し、これを補う。
ところで、インク液滴Aの正常な噴射、飛翔を妨げる要
因は様々存在するが、それらのうち、通常の使用時にし
ばしば発生するものとして、ノズル2や圧力室3内に存
在する気泡や固型物がある。
即ち、ノズル2や圧力室3内に気泡が存在すると、圧力
室iで発生した圧力の全部または一部がその気泡に吸収
されるため、インク液滴を噴射できなくなるとか、また
噴射はするが飛翔速度が変動して、真直に翔ばなかった
り、インク液滴Aがいくつもの小滴に分離して飛び散る
などの異常が発生する。
また、ノズル2内に凝固物や塵埃等の固型物が存在する
と、インクの正常な噴射が妨げられ、極端な場合には、
ノズル2が目詰りして、インク液滴Aは全く噴射できな
くなる。固型物が圧力室3内に存在する場合には、すぐ
には異常とならないが、何れノズル2の目詰りの原因と
なって上記に述べたような問題が発生する。
更に、記録ヘッド1のノズル2の外面は記録紙Pに近接
しているために、ノズル面に紙粉などのダストが付着し
たりして、噴射方向不良や噴射不安定等の噴射不良を惹
起する。
こうした異常噴射や噴射不良の原因となる気泡や固型物
は次のような理由で発生すると考えられる。即ち゛、記
録装置(図示せず)の記録動作中や、待機中に記録ヘッ
ド1に異常な衝撃が加わり、ノズル2から気泡を吸い込
んでしまう場合、記録動作中にパルス発生器9から圧電
変換素子4に印加される電気信号にノイズが重畳するこ
とによって、ノズル2内のインクのメニスカスの正常な
振動が乱されノズル2から気泡が吸い込まれてしまう場
合、インク中に溶存していた空気が析出する場合、また
、記録装置の非動作中に周囲温度が変化し、インクが熱
膨張または収縮してノズル2から気泡が吸い込まれる場
合など、多くの理由がある。また、固型物はプリントヘ
ッド1を長時間使用せずに放置した場合や、環境湿度が
異常に低い場合にノズル2内のインクが乾燥固化して発
生したり、空気中に浮遊する塵埃や記録紙Pがら発生し
た紙粉がノズル2内に進入することによっても発生する
。また、固型異物が元々インク中に含まれていたり、経
時変化によってインク中に発生することもある。
このようなプリントヘッド1のノズル2からのインクの
正常な噴射−飛翔を妨げる気泡や固型物を排除するため
に、従来はインクに所定圧以上の洗浄液圧をかけ(洗浄
液圧をかける手段は図示せず)圧力室3及びノズル2内
に強制的なインク流れを形成するという方法が採られて
きた(例えば特開昭53−150030号公報)。
しかしながら、このように単に洗浄液圧をかげて強制的
なインク流れを形成するだけでは、気泡や固型物を排除
する(パージ)効果が十分でなかった。特に、気泡や固
型物が微細なノズル2の壁に付着している場合には、高
圧のインク流だけでは容易に壁面から剥離して排出でき
ず、ノズル2による噴射を正常状態へ回復せしめること
ができなかった。特に記録へクド1が第15図に示され
ているように水平に保持されず、ノズル2側が下になる
ように傾いて保持される場合には、気泡がその浮力によ
ってノズル2とは逆の方向に移動する傾向があり、この
ような場合には殆んど排除することが不可能であった。
このように気泡や固型物がノズル2や圧力室3から排除
されない場合、従来はインク流れを形成するという動作
を何度も繰り返す必要があったので、高価なインクが無
駄に棄てられてしまうという問題があった。
また、記録装置上で記録ヘクトlが正常に回復しない場
合には、記録ヘッドが故障品と見做され、記録装置から
記録ヘッド1を取り外した後、別途にインクを洗浄再充
填する必要があり、甚しい場合には高価な記録ヘッド1
が不良品として廃棄されることもあった。
記録ヘッド1の他の回復手段としては、特開°昭58−
132563号公報に示された方法がある。これは記録
ヘッド上に振動子を設けたもので、ノズルへインクを圧
送しながら、更にノズル内のインクに振動子による振動
を与えて、ノズル内に付着した気泡や固型物を強制的に
剥離させて、ノズル外へ排出せしめる(パージ)もので
ある。
即ち、この方法は、記録ヘッドの基板に振動子による振
動を与えることにより、ノズル内のインクと基板とが振
動するが、基板、インク、気泡、固形物の各固有振動数
の差異から、基板内のノズル壁面から、気泡・固形物を
強制的に剥離させることができ、これらを加圧インク流
により強制的に圧送してノズル外に排出するものである
上記2方法のパージによる正常状態への回復効果を第1
6図に示す。図において、横軸はパージの所要時間(秒
ン、縦軸はパージによるノズルの正常率を示す。ここで
正常率とは、複数個のノズルヲ有スるマルチノズル型記
録ヘッドの場合、全部又は一部のノズルに異常が生じた
として、その後パージによって正常にインク滴が飛翔す
るノズルおよび当初から異常のないノズルの数の全ノズ
ル数に対する比率を示す。例えば24個のノズルを有す
る記録ヘッドのうち、パージ後に10個のノズルが正常
に噴射・飛翔するならば、正常率は約42%である。
この場合、正常率はパージの動作時間に関係し、第16
図に図示の如き傾向となる。即ち、ノズルへインクを圧
送して排出する前記第1のパージ方   法では、曲N
Aaの如くであり、一点鎖mJに近接する低い正常率で
頭打ちになってしまう。しかし、ノズルへインクを圧送
しながら、更にノズル内のインクに振動を与える第2の
パージ方法では、第°1のパージ方法に比べかなり優れ
ており、曲線すの如く100%に近い高い正常率が得ら
れることが実験の結果示されている。
ところで、この第10図は、あくまで第1と第2のパー
ジ方法を比較した相対的なものであり、他の各種の条件
、たとえば、ノズル温度やノズルの表面粗さや材料やイ
ンクの組成などにより、第10図のグラフは、上方へも
下方へもシフトしうる。このため、実際の量産された記
録ヘッドでは上記第2のパージ方法を用いても、一般に
は第16図の曲線すの如き正常率は得られず、全般に、
より低い正常率の方ヘシフトしてしまうことを本発明者
は確認した。第17図はこの正常率の推移を示す図であ
る。−例として、上記第2のパージ方法を用いた場合、
常に100%正常率に回復す、るとは限らず、ある一定
の値mlに集束し、例えば約60%を示す一点銅線m1
に集束してゆく。
この現象は、正常にインク滴を噴射・飛翔せしめるノズ
ル群と、気泡や異物が侵入したノズル群とが混在する記
録ヘッドの場合でも同様な傾向を示し、曲線Q、(Lの
ようになり、やはり一点鎖線mlに集束してゆく。
また逆に、記録ヘッドの全ノズルがインク滴を正常に噴
射・飛翔せしめている状態からスタートして、第2のパ
ージ方法を実施すると、第17図の曲線eの如くに下降
してゆき、やはり一点鎖線mlのレベルの正常率にまで
低下したうえで集束してし15゜第2のパージ方法には
このような逆効果を招く作用もある。
一方、インク圧送のみによる第1のパージ方法で、目詰
り状態のノズルを回復するには、一般に前記の一点鎖線
jより更に低い正常率にとどまり、第17図の一点銅線
m1に集束する曲線&1を辿る。
まり逆に、総てのノズルがインク滴を正常に噴射・飛翔
せしめている状態で、第1のパージ方法を実施しても、
特に変化は生ぜず、100%の正常率のままであり、パ
ージしたために正常率が低下するといったことは発生し
ない。
[発朗が解決しようとする問題点1 以上のように、ノズル目詰りを回復せしめるための従来
のパージ方法において、インク圧送のみのwclのパー
ジ方法では正常率が低く実用上不充分なものであった。
また、インク圧送と振動とを併用する第2のパージ方法
では、各種条件が整えば高い正常率を確保することがで
きるが、設計・保守上の拘束が大きくなり、更に記録ヘ
ッドの精密な検査・調整が必要になるなど、コスト高と
なり、やはり実用上充分なものではなかった。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記の各程パージ方法における欠点を取除き、
確実かつ安定して十分な正常率を達成し、更に安価で簡
単な装置を備えたインク、ジェット記録装置を提供する
ことを目的とするものである。
この目的を達成する本発明のインクジェット記録装置は
、インクジェット記録装置の非記録時に、該記録装置の
記録ヘッドのノズルを含むインク流路内のインクに振動
を与えて、該インク流路内の気泡や異物等を除去せしめ
るインクジェット記録装置において、上記振動のエネル
ギを徐々に低減せしめるようになしたことを特徴とする
ものであるO [実施例] 前記第17図における集束線I!11にみられる正常率
低下の現象は、インクに与える振動のうち高層波成分が
、キャビチーシランを起して、インク中に溶融する気体
を、気泡として析出させ、この気泡がノズル目詰りを生
ぜしぬる原因となったことを見出した。
第2図は、第17図における一点鎖線m′のレベルが、
振動のための印加エネルギーとともにどう変化するかを
示した図である。図によれば、印加する振動エネルギー
の増大に伴なって、キャビチーシランの発生か増大する
ため、正常率の集束値は急速に低下してゆくことを示し
ている。これは、印加エネルギーの増大に伴なって、ノ
ズル中の気泡や異物をノズル壁面から剥離させたり消滅
させたりする作用を大きくする反面、それ以上に、キャ
ビテーラ1ンによる気泡の発生が増大するために、結果
として却って正常率の低下を招くためである。
一方、上記の印加エネルギーに対して、そのエネルギー
のときの正常率へ集束してゆく速度を第3図に示す。
前掲第2図の集束値曲線と、第3図の集束速度(時定数
)とから、前述の第2のパージ方法(振動と加圧とを同
時にインクに加えたパージ方法)を一定時間だけ実施し
たのちの、ノズルの正常率は第4図の如くなる。同図で
は、曲$1はパージを実施する前に総てのチャンネルの
ノズルが正常だった場合、曲Mgはこれに反して総ての
チャンネルのノズルが異常だった場合である。また、ノ
ズル群が正常のものと異常のものとが混在していたとき
には、曲IIfとgとに狭まれた斜線の部分の正常率と
なる。
即ち、第2のパージ方法では、パージ実施前の異常なチ
ャンネルの比率に応じてパージ実施後の正常率は、次の
ようになる。すなわち印加エネルギーが低く、たとえば
町の場合には、実施による変化は僅かであり0〜100
%の間に分布することになり、パージ実施の効果はみら
れない。また、印加エネルギーが高く、たとえばE、の
場合には、ノズルの初期の正常率の如何によらずに、パ
ージ実施後はほぼ5%と一定しており、バラツキは小さ
いが、逆に異常噴射するノズルを増大させ正常率を低下
させることになり、目的に反することになる。
また、印加エネルギーがElとE、の中間で、例えば−
であると、パージ実施後は50〜70%の正常率であり
、一応は効果があるが、まだ不充分である。また、パー
ジ実施前に正常だったノズルが、パージ実施後に異常に
なってしまう場合も少なからず発生してしまい好ましく
ない。
こうした上記の従来方法での正常率変化を解析した結果
、これらの問題は、印加エネルギーを一定値に固定した
ために生じたものであることが判明した。
そこで、本発明では第5図に示す如く、印加工ネルギー
をパージの進行時間に伴なって漸減させてゆき、これに
よって、パージ終了後には総てのチャンネルのノズルが
正常に回復せしめることをめざすものである。更に、上
記の励振を伴なう第2のパージ方法に特有の、正常ノズ
ルをも異常化して異常ノズル数を増大して正常率を低下
せしめる現象を解消し、回復効果が高いという特性のみ
を引き出すことのできる有効なパージ方法を提供するも
のである。
次に本発明の具体的実施例を第1図に基づき説明する。
第1図は本発明を適用したインクジェット記録装置の概
略を示す斜視図である。なお、第10図と同一構造部分
については同一符号を付しである。
図において、記録ヘッド1は複数のノズル2、複数の圧
力室3、共通インク室6及び圧電変換素子4等から成り
、インク供給管7、インク貯蔵器8に流体接続している
。また前記圧電変換素子4は外部に設けた印字信号源3
1または励振信号源32の何れかに接続している。33
は上記2種の信号源31.32を切換え接続するリレー
(継電器)又は切換スイッチである。そして、該印字信
号源31.励振信号源32およびリレー33の各動作は
マイクロコンビエータ26によって制御され、圧電変換
素子4を励振させる。
なお、インク噴射異常を回復せしめる上記パージ手段の
他に、モータ13.モータ18.吸気用エアポンプ23
、加圧用エアポンプ24は何れも上記マイクロコンピュ
ータ26の指令によって動作される。
また10は記録紙Pを給送する円筒状のプラテンである
。該プラテン10はモータ等(不図示)によって駆動さ
れて回転し、記録紙Pをプラテン10に密着するように
して搬送する。
複数のノズル2を有する記録ヘッド1は、キャリッジ1
1に接続されたワイヤ又はベルト等の伝導部材12及び
これを駆動するモータ13によって、プラテン10の軸
と平行方向に、記録紙Pに近接して左右に移動する。記
録ヘッド1はこの左右移動中にノズル2から記録紙Pに
向けてインク滴を噴射し、記録紙上にドツトマトリクス
状の文字又は画像を形成する。
記録ヘッド1内に気泡や凝固物が生じると、正常な噴射
記録がなされなくなるので、自動又は手動スイッチによ
り速やかに除去(パージノしなければならない。このた
めには、前記インク収容袋8を加圧して内部のインクを
圧送することにより、ノズル2からインクを強制排出す
る。これによって、ノズル2および記録ヘッド1内の気
泡や異物は排出するインクと共にノズル2外に吐出され
て、ノズルその他の洗浄が行なわれ、目詰りがなくなる
。上記のパージ動作が終了すると、再び正常なインク滴
噴射が可能となる。
ノズル2の外方には近接して相対する位置には清掃ロー
ラ15が回転している。また清掃ローラ15の下方であ
って該ローラ15の外周面に接近してパージ用細管19
が設けられていて、チューブ20に接続し、更に密閉状
の廃液タンク21に接続している。該廃液タンク21は
更に吸引用のチューブ22を介して排気用のエアポンプ
23に接続している。なお上記清掃ローラ15は、モー
タ18の駆動軸に直結するウオーム1)と、これに歯合
するウオームホイール16によって回転駆動される。
次に、本発明によるパージ動作について説明する。記録
ヘッド1のノズル2のうち異状噴射がチャンネルミス検
出手段14等により発見されたとき、記録ヘッドは前記
キャップローラ15の外周面に近接して対峙する位置、
即ちパージボジシ璽ンに移動して停止し、ここでパージ
動作を始める。
ここで先ずエアポンプ24が作動してインク貯蔵器8の
筐体内の空気を加圧して、インク収容袋内のインクを記
録ヘッド1内へ圧送する。この加圧インクは記録ヘッド
1内の共通インク室6からノズル2へ送り込まれノズル
2外に流出する。この流出したインクは前記キャップロ
ーラ15の外周面とこれに近接して対峙する記録ヘッド
1のノズル面2人との間に溜ってインクの液柱(インク
コラムノを形成する。このインクコラムは、エアポンプ
23による吸引空気流によって細管19から吸引されて
、チェープ20を通って廃液タンク21内に貯溜される
このパージ動作と並行して、圧電変換素子4へ印加され
る電気信号は、リレー33によって印字用信号源31か
ら励振用信号源32の方に切り換わり、全てのチャンネ
ル、又は気泡・異物などの混入して噴射不良を起したノ
ズル2のあるチャンネルを励振する。この時の励振エネ
ルギーは第5図のように推移せしめる。この印加エネル
ギーの変化の与え方は、パルスの電圧を変化させるのが
よいか、特願昭59−80592号に添附した明細書、
図面の第5図に示された圧電変換素子を駆動する回路を
用い同図のパルス発生器9からの駆動パルス電圧のパル
ス幅を徐々に減少させるとか、あるいは圧電変換素子を
直接駆動するパルス(第6図のvo )のデ為−ティ比
を小さくしたりパルスの立ち上りや立ち下りの時定数を
徐々に大きくしてゆくとか、これらを組み合わせてもよ
い。
尚、特に断わらない限り本明細書では、圧電変換素子に
印加する電圧は、第6図におけるvOのことをいう。
励振用信号は記録ヘッド1を構成する基板の共振周波数
などを用いるのがよく、たとえば6 KHzないし13
 KH2がよい。また一定の周波数幅で繰返しスイープ
させるとよい。
信号波形は矩形波や、その積分波形が良いが、正弦波な
どでもよい。−例として、第5図において、最初5秒間
(?からGまでJは7.5 KHzの矩形波の積分波形
(第6図のV+ )を振@40 V、パルス幅30μB
で与え、(第6図のTo )そののち、約15秒かけて
電圧を徐々に下げてゆ<CGから■まで2゜電圧の下げ
方は、始めは急に、最後は緩やかに指数関数的に減少さ
せてゆくのが良い。
更に電圧降下をそのまま延長し、3点では印加エネルギ
ーは零Vになる。3点に到達した約3秒後に、インクの
圧送を止め、ノズル面′2人に溢れたインクを、前記キ
ャップローラ15との間に形成されたインクコラムと共
にエアポンプ23による吸引気流によって吸引して廃液
タンク21内に回収する。その後、ノズルが正しく回復
されたか否かを前記チャンネルミス検出手段により確認
し、正常噴射に回復したならリレー33を働かせ印字信
号源32に継ぎ、正常な印字動作に戻る。
第5図に示すような信号の印加をしたときの、ノズルの
正常率を第7図に示す。図において、励振開始前の正常
率が100%(全チャンネルのノズルが正常に噴射して
いるりであれば点A、正常率が0%(全チャンネルのノ
ズルが異常噴射している〕であれば点B1正常噴射ノズ
ルと異常噴射ノズルとが混在していれば点大と点Bとの
間にあることになる。ここでエネルギーがEOの励振を
与えると、正常率は第6図の点0へ向って変化してゆく
。すなわち、ノズルの正常率が印加前に10間にあった
場合は、点Cまで向上して回復し、一方、印加前にAO
間にあった場合は、一旦、点0まで劣化することになる
次に、励振用印加エネルギーを徐々に減少させてゆくと
、正常率は、第1図における点Cから正常率100%の
点りに向って曲IJ ODを辿って変化してゆく。ここ
で印加エネルギーの減少速度が速すぎると、点りまで到
達せずに、CD間で終って正常率100%にならないの
で好ましくない。
これに反し、印加エネルギーの減少速度を必要十分な時
間をかけて与えれば、点りへ到達し、正常率は100%
に回復する。
なお、第5図において、印加エネルギーを漸減させてゆ
くが、充分低減した一定値の点H1たとえば1vまで下
ったところで、以後緩やかに零Vにまでもってゆかずに
、この点Hで不連続的に零Vに落してもよい。この方が
時間短縮の効果がある。
また、第5図の点!で示される高い印加エネルギーを不
連続的に急激に印加開始せずに、曲ts07′のように
やや徐々にエネルギーを増大させてもよい。
更に、第5図における曲@ y a間の励振用印加エネ
ルギーは、前述の振幅407.パルス幅30μsの代り
に、印字時の印加電圧(To )と共用できるよう、た
とえば120vで10μBのパルス幅で与えてもよい。
この場合番家・、電源装置のコストダウンのため、電圧
(Vo )は120vに固定し、パルス幅のみを徐々短
かくしてふき、エネルギーを減少させる。
次に、第8図は本発明による他の実施例を示す線図であ
る。これは、印加エネルギーを漸減させるとき、第5図
の曲線GHの如く単調減少とはせずに、G −H,−G
、−4−曲曲四〇、 −H,−Q、 −J(の如く鋸歯
形状に増大・減少を繰り返しながら、かつその各増大ピ
ーク値G、 G1. G、、・曲・G、−)1の包絡線
が徐々に減少してゆくものである。
この場合の正常率の変化を第9図に示す。図において、
印加エネルギーをKoとした場合、正常率0%の点Bか
ら開始して上記第8図の如き励振を行なえば、点clか
ら鋸歯形状の曲線に沿って矢示方向に次第に向上し、点
りに到達する。これは、第7図に示した曲線経過B→0
→D(第9図の破線と同じ)に比して、より短時間で全
ノズルを正常に回復させることができる。
また、本発明を実施するに当って、ノズル部分を通常の
印字時より高温、たとえば60〜80”Cにした状態で
、上記第5.7,8.9図に示した励振を行なえば、よ
り一層効果的である。
次にエネルギー暫減の回路の実施例を述べる。
第10図および第11図にその一例を示す0これは、圧
電変換素子に印加する励振信号のパルス幅でエネルギー
を変化させる場合である。第10図で、プリセット減算
カウンタは、0Ptrから与えられた値をプリセットし
た後、その値をCLockで減少させてゆき、ゼロにな
るとZero信号を出すようにしである。いま、高層波
パージのモードに入ると、まずOPUから、フリップフ
ロップをSetすると同時に、該カウンタにプリセット
値を与える。そして、該カウンタがzero信号を出す
と、7リツプ70ツブはReg etされる。このSe
t。
されてからRe5etされるまでの間、フリップフロッ
プは1パルスを発生する。これにより、第11図(A)
における■のパルスが発生する。高周波成分を抑制する
ための時定数抵抗を通ったあと、第11図(B)におけ
る0の波形で、圧電変換素子に印加される。
次のパルス■を発生させるために、0Pt7は再びフリ
ップ70ツブをSetシ、また該カウンタにプリセット
の値を与える。
ここでプリセクトの値を徐々に減少させてゆくことによ
り、エネルギーが漸減す名パルス列を発生することが出
来る。また@のように、あるところで、プリセット値を
一旦増やしてから、再び漸減させてゆくと、第8図の如
き形となる。
次に第12〜14図に別の実施例を示す。第12図にて
、常時又は高周波パージのモードの時、O20から、圧
電変換素子を励振する信号を発生している。これを増や
し、時定数抵抗を介して圧電変換素子に印加して、ノズ
ル内のインクを励振スる。ここで、増巾器の電源に対し
て、第15図の包絡線のような減少傾向または増減を与
える。このために、まずOPUからKl/A変換器に、
第16図のような時系列でデータを与える。デジタル値
はD/Aでアナログ値に変換される。この値はピークホ
ールドで回路で電圧を保持される。但し一定の率で電圧
が漸減してゆくよう、放電抵抗を設けておく。このよう
にして、増巾器の電源は第13図の包絡線のように電圧
が変化するので、素子に印加される高周波励振信号はエ
ネルギーが漸減してゆくことになる。
なお、第14図の[F]、[F]、@は第13図と対応
している。第14図の時系列で0のみしか与えないと、
第13図の波形は漸減するものとなり、[F]に続いて
[F]、■なども与えると、増減をくり返しながら、全
体として漸減してゆくものとなる。
[発明の効果] 以上、詳細に説明したように、本発明のインクジェット
記録装置によれば、記録ヘッドのノズルを含むインク流
路内に発生又は浸入した気泡や固形物を高い効率で排除
し、ノズルの目詰りを確実・迅速に回復して正常の印字
のための噴射を可能にしたもので、印字品質低下を著し
く改善することができた。特に、パージのための電源部
を小形・簡易化して、動作の安定化を高め、かつ低価格
化に有効なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用したインクジェット記録装置の概
略を示す斜視図、第2.3,4.5.7図は本発明によ
る記録ヘッド励振によるパージ方法を説明する線図であ
る。第6図は圧電変換素子の印加電圧回路図を示す。第
8図および第9図は本発明による他のパージ方法を説明
する線図である。第10図は本発明による他の実施例の
回路図、′m11図はパルス波形図である。第12図な
いし第14図は本発明による更に他の実施例を示すもの
で、第12図は回路図、第13図および第14図は波形
図である。 第15図は従来のインクジェット記録装置のインク供給
系路の模式図、第16図および第17図の従来のパージ
方法によるノズル正常化を説明する線図である。 1・・・記録ヘッド、    2・・・ノズル、3・・
・圧力室、     4・・・圧電変換素子、8・・・
インク貯蔵器、15・・・キャップローラ、23.24
・・・エアポンプ、31・・・印字信号源、32・・・
励振信号源、   33・・・リレー、CPU・・・マ
イクロコンビエータ。 出願人  小西六写真工業株式会社 第8図 第9図 卯カロエ、ネル14− 第10図 第11j

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)インクジェット記録装置の非記録時に、該記録装
    置の記録ヘッドのノズルを含むインク流路内のインクに
    振動を与えて、該インク流路内の気泡や異物等を除去せ
    しめるインクジェット記録装置において、上記振動のエ
    ネルギを徐々に低減せしめるようになしたことを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  2. (2)前記振動のエネルギは、増減を繰り返しながら、
    その波形の包絡線を徐々に低減せしめるようになしたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のインクジェ
    ット記録装置。
  3. (3)前記記録ヘッドのノズルからインクを流出させな
    がら、前記振動のエネルギをインクに印加せしめるよう
    になしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第
    2項に記載のインクジェット記録装置。
  4. (4)前記振動を与える手段が、記録ヘッドのノズルか
    らインク滴を噴射せしめるための圧電変換素子と共用し
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3項
    の何れか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. (5)前記記録ヘッドのノズルの近傍を、記録動作時よ
    りも高温に加熱しながら、前記振動をインクに印加せし
    めるようになしたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項ないし第4項の何れか1項に記載のインクジェット記
    録装置。
JP6970285A 1985-04-01 1985-04-01 インクジエツト記録装置 Pending JPS61227061A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5329293A (en) * 1991-04-15 1994-07-12 Trident Methods and apparatus for preventing clogging in ink jet printers
JP2007136989A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2009220505A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Seiko Epson Corp 液体噴射装置及びその気泡除去方法並びにインクジェットプリンタ
US7770990B2 (en) 2006-09-29 2010-08-10 Fujifilm Corporation Inkjet recording apparatus

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