JPS61223484A - 竪型炉の原料分配装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は高炉、シャフト炉等竪型炉の原料装入装置にお
ける原料分配装置に関するものである。

（従来の技術） 竪型炉例えば高炉においては鉄鉱石、コークス、石灰石
等の原料は、一般にベルトコンベヤーあるいはスキップ
等によシ炉頂部まで搬送され、ベル式あるいはベルレス
式の原料装入装置を経て炉内に装入されるようになって
おり、これらの原料装入装置においては、高炉の安定操
業を維持するために炉内におけるコークスの量と鉄鉱石
の量の比（０／Ｃ）を一定に保ち、炉内ガス流分布、炉
熱分布を制御できるような構造を有している。

即ち、ベル式の原料装入装置においては、例えば特開昭
５４−１１８０７号公報の発明に示されるように大ベル
からの装入原料の落下軌跡を調整するための多数の原料
分配板が炉壁部に炉径方向に傾斜角調整可能に周設され
ておシ、この原料分配板の傾斜角を調整することによっ
て大ベルからの原料の炉径方向における装入分布を制御
するようＫなっているが、この原料分配板は炉壁部に多
数周設され、円周で環を作る関係上傾動角度調整に制約
があり、又重シ合いの部分が生じ、炉周方向の分布に凹
凸を生ずるので、特に炉径方向における原料分配が十分
に行えないという欠点がある。

又、ベルレス式原料装入装置においては例えば特開昭４
９−５２７０４号公報の発明に示されるようにホッパー
からの装入原料の落下軌跡を調整するための炉内旋回シ
ュートが、該ホッパー下方に旋回かつ上下方向に傾動可
能に設けられておシ、この炉内旋回シュートの傾動、旋
回によって、ホッパーからの原料の炉内における装入分
布を制御するような構造を有している。

この炉内旋回シュートを用いた場合においては炉内旋回
シュートは炉壁側に傾斜しているため一般に原料落下軌
跡内における粒度分布は、炉壁側において大きくなる傾
向を示し、例えば炉心側の原料粒度を大きくして、炉内
ガス流分布、炉熱分布を良好に維持することが困難であ
り、結果として、高炉の安定操業を維持することは困難
である等の欠点がある。

この欠点の解消をねらったものとしては例えば特開昭４
９−１１９４１０号に示されるように炉内旋回シュート
を多段にして折曲できるようにし、各段シュートの傾斜
角を調整して、ホッパーからの原料の炉内における装入
分布を制御するようにしたものがおる。

しかし、このようなシュートにおいては、シュートから
の原料の炉壁側への拡散をある程度抑制は出来るが、炉
壁側において、原料粒度が大きくなる現象の発生は避け
られず、炉内ガス流分布、炉熱分布を良好に制御するこ
とが難しいという欠点を残している。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は前記従来の竪型炉の原料分配装置のような欠点
を有しない原料分配装置でオシ、特に炉径方向における
原料の分配を広範囲に行なえるようにすると共に原料の
落下軌跡内における粒度分布が、炉心側で大きくなるよ
うな原料分配ができるようにしたものである。

（問題点を解決するだめの手段） 本発明は１例えば竪型炉等の原料装入装置におけるホッ
パー等の排出口下方に、案内シュートを旋回可能に設け
、この案内シュートの排出端下方に、この排出端に対向
し該案内シュートと共に旋回可能でかつ炉径方向に傾動
可能な原料反撥板を配設し、案内シュートから排出され
る原料を該原料反撥板の傾動によシ炉径方向に分配する
ようにしたことを特徴とする竪型炉等の原料分配装置で
あり、特に炉径方向における原料分布の制御性を向上さ
せるようにしたものである。

（実施例） 以下、本発明を高炉の原料装入装置に適用した例につい
て第１図〜第３図に基づき説明する。

１は高炉の炉頂部で、その上部には支持構造体２が設け
られておシ、この支持構造体２の中心部には、原料貯留
ホッパー３の下部に設けた垂直シュート４の直筒部４′
が配設されておシ、との直筒部４′を旋回軸とする如く
旋回テーブル５が旋回可能に懸吊支持されるようになっ
ている。即ちこの旋回テーブル５の上端部には、内周部
に係合溝を有し外周端に歯を形成した係合体６が設けら
れてお夛、この係合体６の保合溝に支持構造体２に設け
た支持円板７の周端部が嵌入保合することによって、旋
回テーブル５が支持構造体２に懸吊支持される構造にな
っており、係合体６の保合溝内にはベヤリング（図示省
略）が介在しているので、旋回テーブル５は、支持構造
体２の支持円板７に支持され旋回可能である。

又、係合体６外周端の歯は支持構造体２に設けた旋回テ
ーブル駆動モータ８の回転軸に設けた歯車９と噛み合っ
ている。

旋回テーブル５には吊ロッド１０．１０ａ　、　１０：
　１０’ａを介して案内シュー）　１１が懸吊されてい
る。

この案内シュー）　１１は炉壁Ｗ側に向って下方に傾斜
する傾斜面１１′を有しておシ、この傾斜面１１′が垂
直シュート４の直筒部４′の下方にあシ、との直筒部４
′から落下する原料を受けられるところに位置している
。

又旋回テーブル５には吊ロッド１３．１３ａを介して原
料反撥板１２も懸吊されている。

この原料反撥板１２は、水平断面が半円状であり、この
半円内面が前記案内シュート１１の排出端に対しその下
方において対向し、吊ロッド１３．１３ａ下端のフック
部を支点として回動可能であり、後述の機構によって案
内シュート１１からの原料が炉壁部に達する位置まで待
避できかつ、案内シュート１１からの原料を炉心部まで
反撥分配することのできる位置まで回動するものである
。

１４．１４ａは原料反撥板１２の下端部に設けた金具で
原料反撥板１２の下端部を炉心方向に向って引き上げて
る回動力を伝達するチェーン１５．１５ａが接続されて
いる。

このチェーン１５．１５８は旋回テーブル５上において
第２図に示すようにスプロケット１６．１６ａ。

１６′、１６′ａ、駆動スプロケット１７．１７ａに係
合し、更にスプＯケラ）　１６’、　１６’ａ　、　１
６”、　Ｉｇ”ａ　Ｋ係合したのち、原料反撥板１２上
端の金具１８に接続されている。

駆動スプロケット１７．１７ａの回転軸は旋回テーブル
５に設けた盤状体１９の周端部に係合し回転する。遊星
機構付歯車加を介して原料反撥板駆動モーター２１０回
転軸に連結されており、原料反撥板駆動モーター２１に
よって回転し、チェーン１５．１５ａを引張シ、このチ
ェーン１５．１５ａを介して原料反撥板１２の傾斜角θ
を調整できるようになっている。

なお、図中２２．２２３はチェーン１５．１５ａの弛み
防止用スプロケットで第３図に示すように旋回テーブル
５上に設けた架台ケーシング寓に水平方向に摺動自在に
嵌装したスプロケット架台５の軸あに軸支されている。

このスプロケット架台５の後端には、架台ケーシング冴
の後端を貫通し、外方にストッパー四を有するガイドバ
ー４が取付けられ、スプロケット架台５の後端と架台ケ
ーシング寓後端間にはスプリング四が介在している。

又、図中、２３．２３８はチェーン１５．１５ａの通人
孔である。

（作用） かくして貯留ホッパー３からの原料を炉内に装入分配す
る場合には、予め原料性状、原料の排出速度等に応じて
案内シュー）　１１の傾斜角、案内シュート（旋回テー
ブル）の旋回速度、原料反撥板の初期角度、傾動パター
ン（傾動ステップ、傾動速度）等を設定しておき、貯留
ホッパー３からの原料の排出のタイミングに合せて旋回
テーブル駆動モーターを駆動して案内シュート１１を旋
回させると共に、原料反撥板、駆動モーター２１を駆動
してチェーン１５を介して原料反撥板１２の下端を炉心
方向にステップ的に引上げて行き、例えば案内シュート
１１からの排出原料を反撥させて原料の落下軌跡を９か
らｈに変え原料の落下方向を炉心側に変え順次原料を炉
心側に分配して行く。

原料が傾斜面１１を落下するとき、粒径の大きいもの程
遠くへ落下し、粒径の小さいもの程手前に落下すること
が知られておシ、したがって、上述のように案内シュー
ト１１から排出された原料を原料反撥板１２で反撥させ
た場合は粒径の大きなものは炉心側に落下し、粒径の小
さなものは炉壁側に落下することになるので、特に炉内
における装入原料の粒度が炉心側で大きくなるような粒
度分布を得る場合に好適である。

なお本実施例においては、案内シュート１１は角度固定
としたが、原料性状、装入章炉況等の条件変動に対応し
て、ある程度調整できるようにし、その場合は例えば吊
ロッド１０．１０ａの上下位置を動力を用いて調整でき
るようにすることも考慮する。この場合、案内シュート
１１からの原料の落下位置が変ることになるので、原料
反撥板１２の懸吊位置を炉径方向および上下に微調整で
きるようにする必要がある。又、旋回テーブル５（案内
シュー　）　１１　）および原料反撥板１２の支持およ
び駆動機構は本実施例に限定されるものではなく、他の
支持および駆動機構を採用しても良い。

更に原料反撥板１２の水平断面形状は半円状にしたが例
えば第４図に示すように長方形状（平板）・・・（ａ）
、各種の溝型状・・・（ｂ）等にしても良い。

案内シュー）　１１の場合も同様である。

（発明の効果） 本発明の原料分配装置は、旋回シュートと共に旋回し、
傾動自在な原料反撥板を有しているので、旋回シュート
と原料反撥板の機能を兼備しておシ、両者の長所を兼備
し、両者の欠点を解消するものである。

即ち、炉周方向の原料の装入分布制御と併せ、炉径方向
の原料の装入分布、特に粒度分布制御性の大幅な改善が
できるものであり、又、従来の一般的なペルー原料反撥
板式の原料装入装置との比較では原料反撥板は１板で良
いので、炉径方向への傾動範囲を広くでき、又、円周方
向における分布の凹凸もないので、原料の分配精度を向
上させることができる等の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す概略説明図、第２図は
第１図Ａ−Ａ線矢視断面概略説明図、第３図は、チェー
ンの張力調整用スプロケットの構造例を示す概略説明図
、第４図は原料反撥板の水平断面形状例を示す概略説明
図である。 ｌは炉頂部、２は支持構造体、３は貯留ホッパー、４は
集合シュート、５は旋回テーブル、６は係合体、７は支
持円板、８は旋回テーブル駆動モニター、９は係合体、
１０は吊ロッド、１１は旋回シュート、１２は原料反撥
板、１３は吊ロッド、１４は金具、１５はチェーン、１
６はスプロケット、１７は駆動スプロケット、１８は金
具、１９は盤状体、艶は遊里機構付歯車、４は原料反撥
板駆動モーター、ρは弛み防止用スプロケット、乙は通
人孔、冴は架台ケーシング、５はスプロケット架台、あ
け軸、ｎバカイドパー、２８位ストッパー、四はスプリ
ング。 ヤ／呂 σ２６　　　　　　　♂ ヤ２目 匁　４　目

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 案内シュートの排出端下方に、この排出端に対向し該案
   内シュートと共に旋回可能でかつ炉径方向に傾動可能な
   原料反撥板を配設し、案内シュートから排出される原料
   を該原料反撥板の傾動により炉径方向に分配するように
   したことを特徴とする竪型炉の原料分配装置。