JPS61221999A - テナント用警備端末装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複数のテナントを１台の端末装置でそれぞれ独
立に監視可能とするテナント用警備端末装置に関する。

近年、各地に散在する複数の事業所内に発生する火災、
盗難、或いは空調・給配水設備等の異常状態を遠隔地に
設けられた監視センタで集中監視する警備システムが普
及しつつある。

第４図は本発明の対象となる警備システムの一例を示゛
す図である。

第４図において、各事業所には、火災、盗難、或いは各
種設備の異常状態を検出する複数のセンサー１を接続す
る端末装置２がそれぞれ設置され、また監視センタには
監視センタ装置３が設けられている。各端末装置２と監
視センタ装置３とは、電話Ｗ４４を介して接続される。

各端末装置２は、設置される事業所が終業した際に警備
開始の指示を入力されると電話網４に発呼して監視セン
タ装置３を呼出し、当該端末装置２の警備開始を通知す
る。かかる状態で、何れかのセンサー１が異常状態を検
出すると、端末装置２は電話１ｉ１４に発呼して監視セ
ンタ装置３を呼出し、センサー１の種別および異常発生
を通知する。

この種の警備システムが、同一の建物内に収容される複
数の事業所（所謂テナント）に設置される場合には、各
テナント独自の管理体制に適合し、且つ同一建物に設置
される利点を活かして経済的に実現されることが望まし
い。

〔従来の技術〕

第５図はこの種の警備システムにおける従来ある端末装
置の一例を示す図であり、第６図は従来ある端末装置の
テナントに対する適用例を示す図である。

第５図において、事業所が終業した際、最終退出者が磁
気カード５を、端末装置２の磁気カード読取部２１に挿
入する。磁気カード５には、当該事業所の端末装置２に
付与された暗証番号が記録されており、磁気カード読取
部２１は該暗証番号を磁気カード５から読取り、暗証番
号照合部２２に伝達する。暗証番号照合部２２は、予め
設定されている正規の暗証番号と照合することにより、
磁気カード読取部２１から伝達された暗証番号が正規で
あることを確認すると、送信制御部２３に暗証番号を伝
達する。送信制御部２３は、加入者線６を介して電話網
４に発呼し、監視センタ装置３の電話番号を送出するこ
とにより監視センタ装置３を呼出す、監視センタ装置３
が応答すると、送信制御部２３は電話網４内に設定され
た通話路を経由して、端末装置２の識別番号および警備
開始を示す符号を音声帯域内信号により監視センタ装置
３に伝達する。その結果監視センタ装置３は、端末装置
２が警備を開始したことを認識する。

かかる状態で、端末装置２に接続される任意のセンサー
１が監視対象に異常が発生したことを検出すると、検出
部２４が異常状態を検出したセンサーｌの識別番号Ｓを
送信制御部２３に伝達する。

送信制御部２３は、前述と同様の過程で監視センタ装置
３を呼出し、監視センタ装置３が応答すると端末装置２
の識別番号と、検出部２４から伝達されたセンサー１の
識別番号Ｓとを監視センタ装置３に伝達する。その結果
監視センタ装置３は、端末装置２および発生した異常状
態の種別を認識する。

次に事業所が始業した際、最初の出動者が磁気カード５
を端末装置２の磁気カード読取部２１に挿入すると、磁
気カード読取部２１は前述と同様に暗証番号を磁気カー
ド５から読取り、暗証番号照合部２２に伝達する。暗証
番号照合部２２は前述と同様の手段により、磁気カード
読取部２１から伝達された暗証番号が正規であることを
確認すると、再び送信制御部２３に暗証番号を伝達する
。

暗証番号照合部２２から再度暗証番号を受信した送信制
御部２３は、前述と同様の過程で監視センタ装置３を呼
出し、監視センタ装置３が応答すると、端末装置２の識
別番号および警備終了を示す符号を監視センタ装置３に
伝達する。その結果監視センタ装置３は、端末装置１２
が警備を終了したことを認識する。

かかる端末装置２を複数のテナントを収容する建物に設
置する場合に、１台の端末装置２を全テナント共通に設
置し、各テナントに設置されているセンサー１を一括収
容すると、一部のテナントが終業して該テナントの最終
退出者が磁気カード５を挿入すると、未だ就業中のテナ
ントに設置されたセンサーｌも監視を開始することとな
る。また建物の最終退出者が磁気カード５を端末装置２
に挿入することとすると、既に終業した一部のテナント
に対する警備開始が遅れることとなる。始業の際も同様
の不都合が生ずる。何れの場合にも各テナント独自の管
理体制に適合しない。

従って従来ある端末装置２を用いて、各テナント独自の
管理体制に適合する為には、第６図に示す如く、各テナ
ント７１乃至７ｎにそれぞれ独立に端末装置２−１乃至
２−ｎ（設置テナント７１乃至７ｎを−１乃至−ｎによ
り識別する、以下同様）を設置し、各テナント７１乃至
７ｎ内に設置するセンサー１−１乃至１−ｎを各対応す
る端末装置２−１乃至２−ｎに収容する必要がある。か
かる場合には、各端末装置２−１乃至２−ｎはそれぞれ
独立の加入者ｍ６−１乃至６−ｎを介して電話！ｉ１４
に収容されることとなる。

かかる状態においては、各テナント７１乃至７ｎはそれ
ぞれ別の建物に収容されると同様に、全く独立に警備を
開始および終了させることが可能となるが、同一建物に
収容される利点は活かされていない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

以上の説明から明らかな如く、従来ある警備システムに
おいては、同一建物に複数のテナントが収容される場合
に、各テナント独自の管理体制に適合させる為には、各
テナントにそれぞれ端末装置２−１乃至２−ｎを設置し
、電話網４に対しても別個の加入者線６−１乃至６−ｎ
により収容する必要があり、同一建物に収容される利点
を活かしたとは言い難り一当該警備システムの経済性を
損なう結果となる。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は下記の手段を講することにより、前記問題点を
解決する。

即ち本発明においては、端末装置に接続される異常状態
検出用の各センサー毎に該センサーが設置されるテナン
トを設定する設定手段を端末装置に設ける。

また例えば磁気カードの挿入等により監視を開始する指
示と共に入力されるテナント識別情報を記憶する記憶手
段を端末装置に設ける。

更にセンサーが異常状態を検出した際に該センサーに設
定されるテナントを設定手段により識別し、該テナント
が記憶手段に記憶されている場合にセンサーが検出した
異常状態を監視センタ装置に通報する手段を端末装置に
設ける。

〔作用〕

即ち本発明によれば、複数のテナントに対し共通に設置
され、電話網に対しても１回線の加入者線により収容さ
れる１台の端末装置が、複数のテナントに対しそれぞれ
独立に警備を開始および終了可能となり、同一建物内に
収容される利点を活かした経済的な警備システムが実現
可能となる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面により説明する。

第１図は本発明の一実施例によるテナント用警備端末装
置を示す図であり、第２図は第１図に示される端末装置
のテナントに対する適用例を示す図である。なお、企図
を通じて同一符号は同一対象物を示す。

第２図においては、総てのテナント７１乃至７ｎに対し
て共通に１台の端末装置２０が設置され、各テナント７
１乃至７ｎに分散設置されている総てのセンサー１が一
括して収容されている。また電話網４に対しても唯１回
線の加入者線６により収容されている。

第１図においては、前記設定手段としてテナント設定部
２５が、また前記記憶手段としてテナントコード記憶部
２６が、゛それぞれ端末装置２０に設けられている。

テナント設定部２５には、各テナント７１乃至７ｎに分
散設置されている各センサー１の識別番号Ｓに対応して
、設置されている各テナント７１乃至７ｎの識別の為に
付与されたテナントコードＣ１乃至Ｃｎが、運用に先立
ち設定されている。

また磁気カード５０には、それぞれ所有者が所属する各
テナント７１乃至７ｎのテナントコードＣ１乃至Ｃｎが
、前記暗証番号と共に記録されている。

第１図および第２図において、あるテナント（例えば７
１）が終業した際、該テナント７１に所属する最終退出
者が所有する磁気カード５０を、端末装置２０の磁気カ
ード読取部２１に挿入する。

磁気カード読取部２１は、挿入された磁気カード５０か
ら暗証番号およびテナントコードＣ１を読取り、暗証番
号照合部２２に伝達する。暗証番号照合部２２は、前述
と同様の手段により磁気カード読取部２１から伝達され
た暗証番号が正規であることを確認した後、テナントコ
ードＣ１をテナントコード記憶部２６に伝達する。テナ
ントコード記憶部２６は、暗証番号照合部２２から伝達
されたテナントコードＣ１が未だ記憶されていないこと
を確認の上、これを記憶した後、送信制御部２３にテナ
ントコードＣ１を伝達する。送信制御部２３は、前述の
同様の過程により監視センタ装置３を呼出し、監視セン
タ装置３が応答すると、電話ｍ４内に設定された通話路
を経由して端末装置２０の識別番号、テナントコードＣ
１および警備開始を示す符号を監視センタ装置３に伝達
する。

その結果監視センタ装置３は、端末装置２０を共用する
テナン）７１が警備を開始したことを認識する。

かかる状態で、テナント７１に設置される任意のセンサ
ー１−１が監視対象に異常が発生したことを検出すると
、検出部２４が異常状態を検出したセンサー１−１の識
別番号Ｓを送信制御部２３に伝達する。送信制御部２３
はテナント設定部２５を参照し、検出部２４から伝達さ
れた識別番号Ｓに対応するテナントコードＣ１を抽出す
る。次に送信制御部２３はテナントコード記憶部２６を
参照し、テナント設定部２５から抽出したテナントコー
ドＣ１が記憶されているか否かを照合する。

若しテナントコードＣ１がテナントコード記憶部２６に
記憶済みであることが確認されれば、送信制御部２３は
前述と同様の過程により監視センタ装置３を呼出し、監
視センタ装置３が応答すると端末装置２０の識別番号、
テナントコードＣ１およびセンサーの識別番号Ｓを監視
センタ装置３に伝達する。その結果監視センタ装置３は
、端末装置２０、異常発生テナント７１および発生した
異常状態の種別を認識する。

一方、他のテナント（例えば７２）に設置される任意の
センサー１−２が監視対象に異常状態が発生したことを
検出すると、検出部２４が異常状態を検出したセンサー
ｌの識別番号Ｓを送信制御部２３に伝達する。送信制御
部２３はテナント設定部２５を参照し、検出部２４から
伝達された識別番号Ｓに対応するテナントコードＣ２を
抽出する０次に送信制御部２３はテナントコード記憶部
２６を参照し、テナント設定部２５から抽出したテナン
トコードＣ２が記憶されているか否かを照合する。若し
テナントコードＣ２がテナントコード記憶部２６に記憶
されていないことが確認されると、送信制御部２３は前
述の如き監視センタ装置３への通報は行わない。従って
監視センタ装置３は、警備を開始していないテナント７
２に関する通報を受信することは無い。

次に終業中のテナント７１が始業した際、該テナント７
１に所属する最初の出動者が所有する磁気カード５０を
、端末装置２０の磁気カード読取部２１に挿入すと、磁
気カード読取部２１は、挿入された磁気カード５０から
暗証番号およびテナントコードＣ１を読取り、暗証番号
照合部２２に伝達する。暗証番号照合部２２は、前述と
同様の手段により磁気カード読取部２１から伝達された
暗証番号が正規であることを確認した後、テナントコー
ドＣ１をテナントコード記憶部２６に伝達する。テナン
トコード記憶部２６は、暗証番号照合部２２から伝達さ
れたテナントコードＣ１が記憶中であることを確認する
と記憶から抹消した後、再び送信制御部２３にテナント
コードＣ１を伝達する。テナントコード記憶部２６から
再度テナントコードＣ１を伝達された送信制御部２３は
、前述の同様の過程により監視センタ装置３を呼出し、
監視センタ装置３が応答すると、端末装置２０の識別番
号、テナントコードＣ１および警備終了を示す符号を監
視センタ装置３に伝達する。その結果監視センタ装置３
は、端末装置２０を共用するテナント７１が警備を終了
したことを認識する。

以上の説明から明らかな如く、本実施例によれば、各テ
ナント７１乃至７ｎに共通に設置された端末装置２０が
、各テナント７１乃至７ｎの警備を独立に開始および終
了することが可能となり、各テナン）７１乃至７ｎの管
理体制の独自性が維持され、且つ警備システムの経済性
が向上する。

なお、第１図および第２図はあく迄本発明の一実施例に
過ぎず、例えば磁気カード読取部２１は端末装置２０内
に設けられるものに限定されることは無く、第３図に示
す如く複数の磁気カード読取装置８を端末装置２０と独
立に、複数個所（例えば複数の出入口、或いはテナント
毎）に設けることも考慮されるが、かかる場合にも本発
明の効果は変わらない。また警備の開始および終了時期
の入力は磁気カード５０の挿入によるものに限定される
ことは無く、数字ボタン或いは回転ダイヤルによる等地
に幾多の変形が考慮されるが、何れの場合にも本発明の
効果は変わらない。更に端末装置２０の構成は図示され
るものに限定されることは無く、内蔵プログラムを実行
するプロセッサにより実現する等地に幾多の変形が考慮
されるが、何れの場合にも本発明の効果は変わらない。

〔発明の効果〕

以上、本発明によれば、前記警備システムにおいて、複
数のテナントに対し共通に設置され、電話網に対しても
１回線の加入者線により収容される１台の端末装置が、
複数のテナントに対しそれぞれ独立に警備を開始および
終了可能となり、同一建物内に収容される利点を活かし
た経済的な警備システムが実現可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるテナント用警備端末装
置を示す図、第２図は第１図に示される端末装置のテナ
ントに対する適用例を示す図、第３図は本発明の他の実
施例によるテナント用警備端末装置を示す図、第４図は
本発明の対象となる警備システムの一例を示す図、第５
図は従来ある端末装置の一例を示す図、第６図は従来あ
る端末装置のテナントに対する適用例を示す図である。 図において、１および１−１乃至１−ｎはセンサー、２
．２０および２−１乃至２−ｎは端末装置、３は監視セ
ンタ装置、４は電話網、５および５０は磁気カード、６
および６−１乃至６−ｎは加入者線、７１乃至７ｎはテ
ナント、８は磁気カード読取装置、２１は磁気カード読
取部、２２は暗証番号照合部、２３は送信制御部、２４
は検出部、２５はテナント設定部、２６はテナントコー
ド記憶部、Ｃ１乃至Ｃｎはテナントコード、Ｓはセンサ
ーの識別番号、を示す。 輩　ｊ　　０ 茅　２　口 葬　３　口 乎　５　幻

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １組の監視センタ装置と複数の端末装置とを電話網を介
   して接続し、前記各端末装置において検出される異常状
   態を前記監視センタ装置に通報する警備システムにおい
   て、前記端末装置に接続される異常状態検出用の各セン
   サー毎に該センサーが設置されるテナントを設定する設
   定手段と、監視を開始する指示と共に入力されるテナン
   ト識別情報を記憶する記憶手段とを設け、前記センサー
   が異常状態を検出した際に該センサーに対応して設定さ
   れるテナントを前記設定手段により識別し、該テナント
   が前記記憶手段に記憶されている場合に前記センサーが
   検出した異常状態を前記監視センタ装置に通報すること
   を特徴とするテナント用警備端末装置。