JPS61221122A - プラゾシン製剤 - Google Patents

プラゾシン製剤

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Publication number
JPS61221122A
JPS61221122A JP6193585A JP6193585A JPS61221122A JP S61221122 A JPS61221122 A JP S61221122A JP 6193585 A JP6193585 A JP 6193585A JP 6193585 A JP6193585 A JP 6193585A JP S61221122 A JPS61221122 A JP S61221122A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prazosin
preparation
parts
cyclodextrin
hydrochloride
Prior art date
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Pending
Application number
JP6193585A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Nara
奈良 武志
Tokuo Hatori
羽鳥 得夫
Yozo Nishinomiya
西宮 洋三
Satoshi Senda
千田 敏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toa Eiyo Ltd
Original Assignee
Toa Eiyo Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規なプラゾシン製剤に関する。
プラゾシンは、循環器系に対する作用、すなわち末梢血
管を拡張し、末梢抵抗を減少させてて高血圧症の治療に
用いられている。循環器系に作用する薬物の治療効果は
血中濃度と密接に関係するが、塩酸プラゾシン水溶液(
27V/1QQmt)を人に経口投与したときの最高血
中濃度(Cmax )は21.1 ng/ml、最高血
中濃度到達時間(T max )は1.2時間といわれ
ている。
塩酸プラゾシンは、水に難溶性の薬物で、結晶1gを溶
解するのに水104以上(20℃)が必要である。特公
昭60−4188号明細書には、塩酸プラゾシンの結晶
形として、水分含量が約1゜5%以下のα体、β体、7
体及び無水物、水分含量が4%以上の水和物及び塩酸プ
ラゾシンメタル−トが存在することが示されている。
またこれらの結晶形のなかでは、他の結晶形は溶解性等
に問題があることから、溶解性が比較的高いα体のみが
普通錠や注射剤に使用されることが示されている。しか
しα体は経時的に吸湿し、安定形である溶解性の低い水
和物に転化するので、その製剤は良好な溶解性が維持さ
れない点で問題がある。
本発明者らは、プラゾシンの溶解性を高め、生物学的利
用率が改善された製剤を開発するための研究を進めた結
果、意外にもプラゾシンを例えば塩酸塩として特定の基
剤と配合することにより、結晶形の如何にかかわらず溶
解性が塩酸プラゾシンのα体よりも良好な製剤が得られ
ることを見出した。
本発明は、プラゾシンとシクロデキストリン、カルボキ
シビニルポリマー、ポリビニルアセタールジエチルアミ
ノアセテート、アクリル酸系樹脂及び非イオン性界面活
性剤よりなる群から選ばれた1m又は2種以上の基剤を
含有することを特徴とするプラゾシン製剤である。
本発明のプラゾシン製剤の特色は、製剤からのプラゾシ
ンの溶出率が高く、消化管からの吸収も良好となり、血
中濃度一時間曲線下面積(AUC)が太き(、生物学的
利用率が改善されることにある。
ブラゾシ/としては塩酸塩が好ましいが、そのほか臭化
水素酸、沃化水素酸などの無機酸の塩又は遊離塩基でも
よい。塩酸プラゾシンを用いる場合は、α体、β体、1
体などのいずれの結晶形でもよ(、その2種以上の混合
物でもよい。これらは平均粒子径100μ以下、特に6
0μ以下の微細粉末として用いることが好ましい。
塩酸プラゾシン微細粉末は、結晶状塩酸プラゾシンをボ
ールミル、ジェットミル、振動ボールミル、播潰機など
を用いて摩擦粉砕して得ることができる。粉砕するに際
しては、例えば乳酸カルシウム、ヒドロキシグロビルメ
チルセルロース、微結晶セルロース、タルク等を加える
と、付着、凝集を減少させることができる。
本発明に用いられるシクロデキストリンとしては、例え
ばα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、
γ−シクロデキストリン等が好ましく、これらの混合物
も用いることができる。
、カルボキシビニルポリマーは、カルボキシル基を有す
る水溶性のビニルポリマーで、主としてアクリル酸の重
合したものであるカルボボール(グツドリッチ社製品)
、ノ・イビスワコ−(和光純某社製品)等が好ましく、
これらの混合物も用いることができる。
アクリル酸系樹脂は、有機溶媒から被膜を形成する性質
を有し、水に不溶で水透過・膨潤性又は溶解がpH依存
性の物質で、メタクリル酸ジメチルアミノエチル・メタ
クリル酸メチルコポリマー、メタクリル酸メタクリル酸
メチルコポリマー、メタクリル酸メタクリル酸エチルコ
ポリマー、メタクリル酸エチル・メタクリル酸塩化トリ
メチルアンモニウムエチルコホリマー等が好ましく、例
えばオイドラギットE、L、S 、 L 30D−55
及びR8(ローム・ファーマ社製品)を用いることがで
きる。
ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテートは、水
に不溶であるが酸性域で溶解する物質で、例えばAEA
 (三共社製品)を用いることができる。
非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノオ
レート、ステアリン酸ポリオキシル、ポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油、グリセリン脂肪酸エステル等が好まし
く、これらの混合物も用いることができる。
本発明の製剤を製造するに際しては、例えば塩酸プラゾ
シン微細粉末に、基剤を粉末又は溶液にして添加して混
合する。この際、必要に応じて賦形剤、崩壊剤、着色剤
、矯味剤、矯臭剤等を添加することができる。混合は常
法により乳鉢、V型混合機、コーンミキサー等を用いて
行う。なおプラゾシンとシクロデキストリンを長時間混
合粉砕すると、製剤からのプラゾシンの溶解性の増大と
ともに血中濃度が持続する傾向が得られる。
プラゾシンと基剤の配合比は重量で1:0.05〜50
、好ましくは1:0.1〜20である。
基剤の配合比がこれより低いとプラゾシンとの相互作用
が弱く、溶解性の増大及び生物学的利用率の向上が充分
でない。また配合比がこれより高くても格別の効果は得
られず、使用量が増大するため経済的に不利である。
こうして得られた混合物をそのまま又は結合剤、崩壊剤
、滑沢剤等を添加して常法により細粒剤、顆粒剤、硬カ
プセル剤、錠剤等にすることができる。
賦形剤としては、例えば乳糖、白糖、ぶどう糖、結晶セ
ルロース、殿粉等が好ましい。また結合剤としてはヒド
ロキシプロピルセルロース、ヒドロキシグロビルメチル
セルロース、メチルセルロース、アラビアゴム等が好ま
しい。細粒剤及び顆粒剤を製造する場合は、結合剤を溶
液又は粉末として添加し造粒することが好ましい。
造粒法としては押出造粒法、破砕造粒法、乾式%式% 本発明の製剤は、血中濃度の立上りがす早く、AUCは
大となり、生物学的利用率が著しく、改善できる。
下記側中の部は重量部を意味する。
実施例1 塩酸プラゾシン(無水体)    1部β−シクロデキ
ストリノ       10部乳糖         
    81部結晶セルロース          6
部前記の成分をバーチカルグラニユレータ(富士産業)
に入れて混合粉末とした。この粉末に5%ヒドロキシプ
ロピルセルロース水溶液4(1を加えて練合し、造粒し
たのち乾燥して顆粒を得た。
実施例2 塩酸プラゾシン(無水体)    1部カルボキシビニ
ルポリマー      10部乳糖         
    81部結晶セルロース         6部
前記の成分を実施例1と同様にして混合粉末とした。こ
の粉末に5%ヒドロキシプロピルセルロース水溶液40
部を加えて練合し、造粒したのち乾燥して顆粒を得た。
実施例6 塩酸プラゾシン(無水体)    1部カルボキシビニ
ルポリマー       5部ツイーン80     
    0.25部乳糖              
86部結晶セルロース         6部前記の成
分を実施例1と同様にして混合粉末とした。この粉末に
5%ヒドロキシプロピルメチルセルロース水溶液40部
を加えて練合し、造粒したのち乾燥して顆粒を得た。
実施例4 塩酸プラゾシン(無水体)    1部AEA    
             5部ツイーン80    
      0.25部乳糖            
 86部結晶セルロース         6部前記の
成分を実施例1と同様にして混合粉末とした。この粉末
に5%ヒドロキシプロピルセルロース水溶液40部を加
えて練合し、造粒したのち乾燥して顆粒を得た。
実施例5 塩酸プラゾシン(無水体)    1部乳糖     
        78部ばれいしょ殿粉       
  8部結晶セルロース         3部オイド
ラギットL100      10部前記の成分を乳鉢
で混合して散剤とした。
実施例6 塩酸プラゾシン(無水体)    1部乳糖     
        84部ばれいしょ殿粉       
 10部β−シクロデキストリノ        5部
前記の成分を乳鉢で混合して散剤とした。
実施例7 塩酸プラゾシン(無水体)    1部乳糖     
        83部結晶セルロース       
   6部前記の成分を混合機に入れて混合粉末とした
この粉末にイソプロピルアルコールに溶解したメタクリ
ル酸ジメチルアミノエチル・メタクリル酸メチルコポリ
マー10部を加えて練合し、造粒したのち乾燥して顆粒
を得た。
比較例 塩酸プラゾシン(無水体)    1部乳糖     
        90部結晶セルロース       
   4部カルボキシメチルセルロース      6
部前記の成分の混合粉末に5%ヒドロキシプロピルセル
ロース水溶液40部を加えて練合し、押出し造粒機で造
粒したのち乾燥して顆粒を得た。
試験例1 本発明の製剤、比較製剤及び塩酸プラゾシン結晶を用い
て溶出試験を行った。結晶としては平均粒子径20μ以
下のα体結晶2叩を2号カプセルに充填したものを用い
た。また実施例1.2.7で得た顆粒及び比較例で得た
顆粒を62メツシユの篩で篩過したのち約2001n9
ずつ2号カプセルに充填し、1カプセル中塩酸プラソシ
ン2■を含む硬カプセル剤を造り、本発明製剤A、B、
C及び比較戸Pとした。
溶出試験は日周10「溶出試験法・第2法(回転パドル
法)」に準じて行った。すなわち容器に日周第1液20
0d及び塩酸プラゾシンとして20ダ相当量の試料を入
れ、67℃に保ちながら攪拌翼を用いて200 rpm
で攪拌し、経時的に溶出してきた塩酸プラゾシン量をU
V吸光度法により求めた。その結果を第1表に示す。
本発明製剤A、、 B、、 Cからの溶出は、比較製剤
P及び結晶からの溶出に比べて速やかで、溶出量も多い
ことが知られる。
第  1  表 試験例2 本発明製剤A、B及び比較製剤Pを体重10kg前後の
ピーグル犬に1頭当り塩酸プラゾシンとして2■相当量
を経口投与し、血漿中濃度(ngMりを高速液体クロマ
トグラフィ法により求めた。その結果を第2表に示す。
この結果から、本発明製剤A、Bを投与したときのプラ
ゾシンの犬血漿中濃度は、比較製剤Pに比べて速やかに
上昇し、高い血漿中濃度を示すことが知られる。
第  2  表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. プラゾシンとシクロデキストリン、カルボキシビニルポ
    リマー、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテー
    ト、アクリル酸系樹脂及び非イオン性界面活性剤よりな
    る群から選ばれた1種又は2種以上の基剤を含有するこ
    とを特徴とするプラゾシン製剤。
JP6193585A 1985-03-28 1985-03-28 プラゾシン製剤 Pending JPS61221122A (ja)

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JP6193585A JPS61221122A (ja) 1985-03-28 1985-03-28 プラゾシン製剤

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0295476A2 (en) * 1987-06-17 1988-12-21 Edmond Pharma S.R.L. Inclusion complexes of dipyridamole with cyclodextrins
CN1325054C (zh) * 2004-09-29 2007-07-11 南京师范大学 盐酸哌唑嗪的环糊精包合物及其制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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