JPS6122021A - 抗腫瘍性多糖体nrp−1およびその製造法 - Google Patents
抗腫瘍性多糖体nrp−1およびその製造法Info
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- JPS6122021A JPS6122021A JP59142015A JP14201584A JPS6122021A JP S6122021 A JPS6122021 A JP S6122021A JP 59142015 A JP59142015 A JP 59142015A JP 14201584 A JP14201584 A JP 14201584A JP S6122021 A JPS6122021 A JP S6122021A
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- water
- protease
- nrp
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- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はヒトデから抽出される新規な抗腫瘍性多糖体N
RP−1およびその製造法に関する。
RP−1およびその製造法に関する。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明者らは、新規な制癌剤の検索を目的として微生物
以外の起源から抗腫瘍性物質を見出すべく種々研究を続
けた結果、ヒトデから抽出された物質がサルコーマ18
0腹水型、IMCカルチノ−マ腹水型マウス移殖腫瘍に
対し、強い延命効果を有することを知った。上記の抗腫
瘍性物質は、その理化学的性質上から多糖体であり、い
ずれの文献に未載の物質であることから、と及あえず、
本物質を抗腫瘍性多糖体NRP−1と命名した。
以外の起源から抗腫瘍性物質を見出すべく種々研究を続
けた結果、ヒトデから抽出された物質がサルコーマ18
0腹水型、IMCカルチノ−マ腹水型マウス移殖腫瘍に
対し、強い延命効果を有することを知った。上記の抗腫
瘍性物質は、その理化学的性質上から多糖体であり、い
ずれの文献に未載の物質であることから、と及あえず、
本物質を抗腫瘍性多糖体NRP−1と命名した。
(問題点を解決するための手段)
本発明は上記の知見に基匹て完成されたものであシ、次
の理化学的性質を有する抗腫瘍性多糖体NRP−1であ
る。
の理化学的性質を有する抗腫瘍性多糖体NRP−1であ
る。
■元素分析;少くとも炭素、水素、窒素、酸素および硫
黄を含み、元素分析値; C32,071、H4,74%、N 7、69 g6、S O,97優、ハロゲン(Cl換算
’) 、4.18%、灰分0.194%、 ■分子量 ;1万芝lO万(セファデックスG−ioo
でボイド容量の2.5倍の フラクションを中心に単一のピー クを与える)、 ■融点 ;115℃で一部融解、260℃で褐色、 ■紫外線吸収スペクトル;第1図のとおシであって、オ
ー;262.5 ■赤外線吸収スペクトル(KBr法);第2図のとおシ
であって、3400(3450 〜3350)、2950.1660 (1660〜1640L 1405 (1410〜1400)、1220 (1230〜1210)、1065 (1080〜1055)、990. 810(820〜780)、、−1 に各吸収帯を有する。
黄を含み、元素分析値; C32,071、H4,74%、N 7、69 g6、S O,97優、ハロゲン(Cl換算
’) 、4.18%、灰分0.194%、 ■分子量 ;1万芝lO万(セファデックスG−ioo
でボイド容量の2.5倍の フラクションを中心に単一のピー クを与える)、 ■融点 ;115℃で一部融解、260℃で褐色、 ■紫外線吸収スペクトル;第1図のとおシであって、オ
ー;262.5 ■赤外線吸収スペクトル(KBr法);第2図のとおシ
であって、3400(3450 〜3350)、2950.1660 (1660〜1640L 1405 (1410〜1400)、1220 (1230〜1210)、1065 (1080〜1055)、990. 810(820〜780)、、−1 に各吸収帯を有する。
■溶剤に対する溶解性; lN食塩水によくmけ、水、
IN塩酸に可溶、濃アンモ ニア水、lN硝酸にや\難 溶、エタノール、アセトン、 酢酸エチル、クロロホルム、 ジエチルエーテル、ベンゼ ン、ヘキサンに可溶、 ■呈色反応;硝酸銀反応に強く陽性、アンスロン反応、
ニンヒドリン反応にtill、、ドラツゲンド°ルア反
応、塩化第一 鉄反応、塩化アンチモン反応、エ ーリツヒ反応、キサンプロティン 反応、デイツシエ反応に陰性、 ■塩基性、酸性、中性の区別;弱酸性5#/M水溶液で
pH6,71゜ ■物質の色;淡灰褐色粉末、 ■糖含量 ;io、s*<アンスロン硫酸法)、@構成
s ;グルコース、マンノース、72クト〜ス等、 本発明は、またヒトデを蛋白0分解酵素処理し、得られ
た処理物を熱水抽出して抽水物を得、次いで該抽水物を
イオン交換処理およびゲル濾過処理によりある騒はその
繰9返し手段によシ抗腫瘍性多糖体NRP−1を採取す
ることを特徴とする抗腫瘍性多糖体NRP−1の製造法
も包含される。
IN塩酸に可溶、濃アンモ ニア水、lN硝酸にや\難 溶、エタノール、アセトン、 酢酸エチル、クロロホルム、 ジエチルエーテル、ベンゼ ン、ヘキサンに可溶、 ■呈色反応;硝酸銀反応に強く陽性、アンスロン反応、
ニンヒドリン反応にtill、、ドラツゲンド°ルア反
応、塩化第一 鉄反応、塩化アンチモン反応、エ ーリツヒ反応、キサンプロティン 反応、デイツシエ反応に陰性、 ■塩基性、酸性、中性の区別;弱酸性5#/M水溶液で
pH6,71゜ ■物質の色;淡灰褐色粉末、 ■糖含量 ;io、s*<アンスロン硫酸法)、@構成
s ;グルコース、マンノース、72クト〜ス等、 本発明は、またヒトデを蛋白0分解酵素処理し、得られ
た処理物を熱水抽出して抽水物を得、次いで該抽水物を
イオン交換処理およびゲル濾過処理によりある騒はその
繰9返し手段によシ抗腫瘍性多糖体NRP−1を採取す
ることを特徴とする抗腫瘍性多糖体NRP−1の製造法
も包含される。
本発明の原料であるヒトデは、学名をヒトデ(Aste
rias amurensia )といい、511.ま
れに6輻の大型轢皮動物であるが、日本沿岸に産するも
のは幅径LOcm以下で、背面はふくらみ、腹面は肩平
である。抗腫瘍性多糖体NRP−1を採取するにあなり
ては、ヒトデの全部または一部が使用される。使用する
にあたっては、そのま\の形状で使用してもよhが1、
通常は細断して使用するのが好ましbo 本発明においては、先ずヒトデを蛋白分m酵素処理する
のであるが、それに先立ち、適当な有機溶媒で前処理し
、不要成分を予め除去しておくことが望ましい。上記の
有機溶媒としては、メタノール、エタノール、グロパノ
ール、ブタノールなどの低級アルコール、アセトン、メ
チルインブチルケトンなどのケトン系溶媒、ベンゼン、
トルエン、キシレンなどのエステル系溶媒、ジクロ日メ
タン、クロロホルム、四塩化炭素などのクロロホルム系
溶媒、ジエチルエーテルなどのエーテル系溶媒、ピリジ
ン、ヘキサンなどが挙げられる。上記前処理によシ脂質
成分が除去される。
rias amurensia )といい、511.ま
れに6輻の大型轢皮動物であるが、日本沿岸に産するも
のは幅径LOcm以下で、背面はふくらみ、腹面は肩平
である。抗腫瘍性多糖体NRP−1を採取するにあなり
ては、ヒトデの全部または一部が使用される。使用する
にあたっては、そのま\の形状で使用してもよhが1、
通常は細断して使用するのが好ましbo 本発明においては、先ずヒトデを蛋白分m酵素処理する
のであるが、それに先立ち、適当な有機溶媒で前処理し
、不要成分を予め除去しておくことが望ましい。上記の
有機溶媒としては、メタノール、エタノール、グロパノ
ール、ブタノールなどの低級アルコール、アセトン、メ
チルインブチルケトンなどのケトン系溶媒、ベンゼン、
トルエン、キシレンなどのエステル系溶媒、ジクロ日メ
タン、クロロホルム、四塩化炭素などのクロロホルム系
溶媒、ジエチルエーテルなどのエーテル系溶媒、ピリジ
ン、ヘキサンなどが挙げられる。上記前処理によシ脂質
成分が除去される。
上記の蛋白質分解酵素処理は、通′7#前処理したヒト
デを水または蛋白分解酵素の至適pHの範囲のpHを有
する緩衝液中で行われる。該酵素の反応温度は該酵素が
失活しなh温度の範囲内であれば適宜選択されるが、通
常は30〜40℃の温度条件下で行われる。反応時間は
該酵素活性の強さ、原料の品質などによシ適宜決定され
るが、通常は1〜48時間である。この際、ヒトデの腐
敗を防止するため、例えばトルエンの如き有機溶媒を添
加して酵素処理することもできる。上記酵素反応中に後
から適宜蛋白分解酵素を添加してもよい。
デを水または蛋白分解酵素の至適pHの範囲のpHを有
する緩衝液中で行われる。該酵素の反応温度は該酵素が
失活しなh温度の範囲内であれば適宜選択されるが、通
常は30〜40℃の温度条件下で行われる。反応時間は
該酵素活性の強さ、原料の品質などによシ適宜決定され
るが、通常は1〜48時間である。この際、ヒトデの腐
敗を防止するため、例えばトルエンの如き有機溶媒を添
加して酵素処理することもできる。上記酵素反応中に後
から適宜蛋白分解酵素を添加してもよい。
上記酵素反応に使用される蛋白分解酵素としては、微生
物、植物、動物などいずれの起源の酵素でもよいが、通
常植物起源のプロナーゼ、パパイン、プロメリンなどが
用いられる。上記酵素処理によりヒトデ中の不要の蛋白
質が低分子に分解される。
物、植物、動物などいずれの起源の酵素でもよいが、通
常植物起源のプロナーゼ、パパイン、プロメリンなどが
用いられる。上記酵素処理によりヒトデ中の不要の蛋白
質が低分子に分解される。
次に、このようにして得られた処理物を熱水抽出して本
発明の有効成分を得るのであるが、この抽出処理は通常
80〜lOO℃の加熱下で行われる。加熱時間は蛋白質
分M酵素処理時間の長短によシ適宜決定されるが、通常
は1〜24時間である。上記の加熱処理により蛋白質分
解酵素の失活化も同時に行われる。
発明の有効成分を得るのであるが、この抽出処理は通常
80〜lOO℃の加熱下で行われる。加熱時間は蛋白質
分M酵素処理時間の長短によシ適宜決定されるが、通常
は1〜24時間である。上記の加熱処理により蛋白質分
解酵素の失活化も同時に行われる。
このよ゛うにして得られた抽出物は、濾過または遠心分
離あるいはこれらを組合せすることによシ固液分離され
る。分離された抽出液には多量の不純物が含まれるので
、この抽出液から抗腫瘍性多糖体NRP−1を分離精製
するには、水溶性多糖体を分離精製する公知の方法、例
えばイオン交換処理、ゲル濾過処理などの方法により行
われる。
離あるいはこれらを組合せすることによシ固液分離され
る。分離された抽出液には多量の不純物が含まれるので
、この抽出液から抗腫瘍性多糖体NRP−1を分離精製
するには、水溶性多糖体を分離精製する公知の方法、例
えばイオン交換処理、ゲル濾過処理などの方法により行
われる。
本発明にお込ては、イオン交換処理を行う前に予め、上
記抽出液をアルコール沈澱法によシ精製するのが好まし
ho例えばメタノール、エタノールなどのアルコールを
加え、生成した沈澱物を公知の方法、例えば遠心分離に
よシ採取される。得られた沈澱物は、所望によシ、残存
する蛋白質、核酸などを除去する目的で、水に再溶解し
、トリクロロ酢酸処理を行ってもよい。この処理液は中
和後、生成した塩類、緩衝液に由来する塩類、その他低
分子不純物を除去するために、透析膜法、限外濾過法な
どにより精製するのが好ましい。
記抽出液をアルコール沈澱法によシ精製するのが好まし
ho例えばメタノール、エタノールなどのアルコールを
加え、生成した沈澱物を公知の方法、例えば遠心分離に
よシ採取される。得られた沈澱物は、所望によシ、残存
する蛋白質、核酸などを除去する目的で、水に再溶解し
、トリクロロ酢酸処理を行ってもよい。この処理液は中
和後、生成した塩類、緩衝液に由来する塩類、その他低
分子不純物を除去するために、透析膜法、限外濾過法な
どにより精製するのが好ましい。
上記の方法により精製された抽出液は、公知の方法によ
り減圧濃縮または凍結乾燥により濃縮され、イオン交換
処理およびゲル濾過処理される。
り減圧濃縮または凍結乾燥により濃縮され、イオン交換
処理およびゲル濾過処理される。
イオン交換処理は、陰イオン交換体を充填したカラムに
通し、塩類溶液°、例えば0.5〜2M塩化ナトリウム
水溶液で溶出させることにより実施される。このように
して得られた活性画分は透析膜法、限外ヂ過法などによ
シ塩類を除去し、減圧濃縮法、凍結乾燥法により濃縮さ
れる。
通し、塩類溶液°、例えば0.5〜2M塩化ナトリウム
水溶液で溶出させることにより実施される。このように
して得られた活性画分は透析膜法、限外ヂ過法などによ
シ塩類を除去し、減圧濃縮法、凍結乾燥法により濃縮さ
れる。
次に、上記イオン交換処理により得られfc濃縮物はゲ
ル濾過処理により精製される。ゲル濾過処理は、上記濃
縮物をゲル濾過剤を充填したカラムに通し、溶出する画
分から分子量1万〜lO万の多糖体を採取することによ
シ実施される。上記−のゲル濾過剤としては、分画分子
量が約IXI♂のゲル濾過剤が用いられる。例えばデキ
ストランゲル、ポリアクリルアミドゲル、親水性ポリビ
ニル系ゲル、多孔質ガラスピーズなどのゲル濾過剤が挙
げられ、例えばセファデックスG−100、G−200
、セファクリルS−300(以上ファルマシア社製)、
バイオグルP−100〜P−300(バ4イオラツド社
製)、トヨバールHW−5,0、HW−5’5(東洋1
達工業社製)、CPG−10(エレクトロ・タフレオニ
ック社製)などの製品名で市販されているゲル濾過剤を
用いるのが好ましい。上記のゲルー過により目的の活性
画分は第2の両分から採取される。この両分を減圧乾固
または凍結乾燥することにより、所望の抗腫瘍性多糖体
NRP−1が得られる。
ル濾過処理により精製される。ゲル濾過処理は、上記濃
縮物をゲル濾過剤を充填したカラムに通し、溶出する画
分から分子量1万〜lO万の多糖体を採取することによ
シ実施される。上記−のゲル濾過剤としては、分画分子
量が約IXI♂のゲル濾過剤が用いられる。例えばデキ
ストランゲル、ポリアクリルアミドゲル、親水性ポリビ
ニル系ゲル、多孔質ガラスピーズなどのゲル濾過剤が挙
げられ、例えばセファデックスG−100、G−200
、セファクリルS−300(以上ファルマシア社製)、
バイオグルP−100〜P−300(バ4イオラツド社
製)、トヨバールHW−5,0、HW−5’5(東洋1
達工業社製)、CPG−10(エレクトロ・タフレオニ
ック社製)などの製品名で市販されているゲル濾過剤を
用いるのが好ましい。上記のゲルー過により目的の活性
画分は第2の両分から採取される。この両分を減圧乾固
または凍結乾燥することにより、所望の抗腫瘍性多糖体
NRP−1が得られる。
次に、本抗腫瘍性多糖体NRP−1の各種の腫瘍に対す
る延命効果について述べる。
る延命効果について述べる。
試験例 l
ザルコーマ180腹水癌に対する効果
l)試料調製
生理的食塩水(9,096NaCl溶液)に所定濃度と
なるように試料を溶解させた。
なるように試料を溶解させた。
■ ザルコーマ180癌細胞移殖
NCRマウス腹腔中で継代培養したザルコーマ180癌
細胞を、腹水とともに取シ出し、Eagle’s M
E M培養液で細胞数が5×10個/ mlとなるよ
うに稀釈調整した。この細胞懸濁液のO,ld’r、5
週令雌lCRマウスの腹腔へ注射器を用いて移殖した。
細胞を、腹水とともに取シ出し、Eagle’s M
E M培養液で細胞数が5×10個/ mlとなるよ
うに稀釈調整した。この細胞懸濁液のO,ld’r、5
週令雌lCRマウスの腹腔へ注射器を用いて移殖した。
3)試料投与
ザルコーマ180癌細胞を移殖した翌日から1日1回連
続9日間腹腔に0.1rnl!/10,9体重となるよ
うに投与した。l試料l濃度にりき7匹のマウスを使用
した。対照は、試料の溶剤として用吟た生理的食塩水を
同様に投与したものとした。投与量の表示は、マウス体
重1F41日当如のダ数とした。
続9日間腹腔に0.1rnl!/10,9体重となるよ
うに投与した。l試料l濃度にりき7匹のマウスを使用
した。対照は、試料の溶剤として用吟た生理的食塩水を
同様に投与したものとした。投与量の表示は、マウス体
重1F41日当如のダ数とした。
4)効果判定法
各試料投与群の中間死亡マウスの生存日数と苅照群のそ
れを比べ、各試料投与群の延命率(ILS%)として効
果の判定を作った。
れを比べ、各試料投与群の延命率(ILS%)として効
果の判定を作った。
以上の結果は第1表の通りである。
第 1 表
IMC力ルチノーマに対する効果
l)試料調整
試験例1に同じ
2)IMCカルチノーマ癌細胞移殖
CDF1マウス膜腔中で継代培養したIMCカルチノー
マを用h1細胞懸濁液の調整は前記の試験例1と同様に
行った。又移殖も5週令雌ICRマウスに対し同様に行
った。
マを用h1細胞懸濁液の調整は前記の試験例1と同様に
行った。又移殖も5週令雌ICRマウスに対し同様に行
った。
3)試料投与
試験例1と同様に行った。
4)効果判定法
試験例1と同様に行った。
以上の結果は第2表の通シである。
試験例3
MethAフィブロザルコーマに対する効果l)試料の
調整 試験例1.2と同様に調整した試料液をメンブランフィ
ルタ−(ポアサイズ0.45μ、ミリボア社製)を用い
て済過滅菌し投与に供した。
調整 試験例1.2と同様に調整した試料液をメンブランフィ
ルタ−(ポアサイズ0.45μ、ミリボア社製)を用い
て済過滅菌し投与に供した。
2) MethAフィブロザルコーマの移殖試験例1
と同様に調整したガン細胞懸濁液を5週令雌ICRマウ
ス腋下部皮下に0.1 m移殖した。
と同様に調整したガン細胞懸濁液を5週令雌ICRマウ
ス腋下部皮下に0.1 m移殖した。
3) 試料投与
MethAフィブロザルコーマt[MLfc2日後から
1日1回8日間、尾静脈より血管内に連続投与した。対
照は試料の溶剤として用いた生理的食塩水を同様に濾過
滅菌したものを同様に投与したものとした。試料投与量
の表示は、マウス体重IKf1日当りのダ数とし、試料
液投与量は1日マウス尚シ0.1 mとなるように試料
濃度を調整した。
1日1回8日間、尾静脈より血管内に連続投与した。対
照は試料の溶剤として用いた生理的食塩水を同様に濾過
滅菌したものを同様に投与したものとした。試料投与量
の表示は、マウス体重IKf1日当りのダ数とし、試料
液投与量は1日マウス尚シ0.1 mとなるように試料
濃度を調整した。
4)効果判定方法
移殖22日後の腫瘍の大きさを長径×短径として表わし
、各投与群の腫瘍の大きさの平均値をt検定によシ統計
学的に比較した。その結果は第3表に示す通りである。
、各投与群の腫瘍の大きさの平均値をt検定によシ統計
学的に比較した。その結果は第3表に示す通りである。
**p(0,01で有意差あり。
次に、実施例を挙げて本発明の製造例について具体的に
説明する。
説明する。
(1)脱脂および蛋白質分解酵素処理
ヒトデ800gをワーりングプレンダーによシ破砕し、
破砕物にアセトン8ノを加えて室温で1時間振とうした
。これを遠心分離(1800Qr、p、m)l、、、得
られた沈澱物にO,l M トリス塩酸緩衝液(1)H
7,8)8/を加え、80℃で1時間加熱処理した♂放
冷後、この処理液にプロf−ゼE C科研H薬社111
)1.2321vt”添加し、lOlジャーファーメン
タ−中で30℃で48時間撹拌した。処理中腐敗を防止
す−るため、トルエン1ml添加した。酵素処理後、全
量を80℃で1時間保持して酵素を失活させた後、遠心
分711 (18、000r−p−rn ) I、て上
清液7.077を得麿。
破砕物にアセトン8ノを加えて室温で1時間振とうした
。これを遠心分離(1800Qr、p、m)l、、、得
られた沈澱物にO,l M トリス塩酸緩衝液(1)H
7,8)8/を加え、80℃で1時間加熱処理した♂放
冷後、この処理液にプロf−ゼE C科研H薬社111
)1.2321vt”添加し、lOlジャーファーメン
タ−中で30℃で48時間撹拌した。処理中腐敗を防止
す−るため、トルエン1ml添加した。酵素処理後、全
量を80℃で1時間保持して酵素を失活させた後、遠心
分711 (18、000r−p−rn ) I、て上
清液7.077を得麿。
(2) エタノール沈澱およびトリクq口酢1あ理。
前記の(1)で得た上清液を約1.2 / ICまで減
圧濃縮し、この濃縮液にエタノール4.961 t−加
え、撹拌した後、5℃で24時間放置した。次りで、遠
心分離(18,000r−p−m)して淡灰色粘土状の
沈澱物を得た。これを水80011Llに溶かし、水冷
下トリクロロ酢酸100.!iiを水tooyに溶解し
た溶液を加えた後、5℃で24時間放置した。トリクロ
ロ酢酸処理液を0℃下、10,0OOX、9で15分間
遠心分離して沈澱物を除去した。得られた上滑液を5N
水酸化ナトリウム水溶液゛で中和しfC後、セルa −
ス膜で24時間流水中で透析を行った。内液を真空凍結
乾燥して淡褐色の粉末24.20.9を得喪。
圧濃縮し、この濃縮液にエタノール4.961 t−加
え、撹拌した後、5℃で24時間放置した。次りで、遠
心分離(18,000r−p−m)して淡灰色粘土状の
沈澱物を得た。これを水80011Llに溶かし、水冷
下トリクロロ酢酸100.!iiを水tooyに溶解し
た溶液を加えた後、5℃で24時間放置した。トリクロ
ロ酢酸処理液を0℃下、10,0OOX、9で15分間
遠心分離して沈澱物を除去した。得られた上滑液を5N
水酸化ナトリウム水溶液゛で中和しfC後、セルa −
ス膜で24時間流水中で透析を行った。内液を真空凍結
乾燥して淡褐色の粉末24.20.9を得喪。
(3)除蛋白
前記の(2)で得た粉末10. l 8.9を水20(
14!に溶かし、これにクロロホルム40d1ブタノー
ル84を加え、10分間振とうし光後、分液し、水層を
真空凍結乾燥して淡褐色粉末9.5gを得た。
14!に溶かし、これにクロロホルム40d1ブタノー
ル84を加え、10分間振とうし光後、分液し、水層を
真空凍結乾燥して淡褐色粉末9.5gを得た。
(4) イオン交換処理
前記の(3)で得た粉末7.5.9 t−0,01M
トリス塩酸緩衝液(pH6,7) 353IIC溶かし
、コレをQAEセファデックスA−25(7アルマシア
社IEりを充填し六カラム(2,5伽φX 11m)に
チャージし7を後、上記と同じ緩衝液760m/を流し
、非吸着画分を除去しfc後、IM塩化ナトリゆム水溶
液で溶出した1、溶出液を分取し、各分画をアンスロン
硫酸法によって検出される糖両分(小さなテーリングシ
ョルダーをもつ単一ピーク)を分取し、これを集めてセ
ルロース膜を用すて流水中で24時間透析しk=内液を
真空凍結乾燥し゛C淡白褐色の粉末692ダを得た。
トリス塩酸緩衝液(pH6,7) 353IIC溶かし
、コレをQAEセファデックスA−25(7アルマシア
社IEりを充填し六カラム(2,5伽φX 11m)に
チャージし7を後、上記と同じ緩衝液760m/を流し
、非吸着画分を除去しfc後、IM塩化ナトリゆム水溶
液で溶出した1、溶出液を分取し、各分画をアンスロン
硫酸法によって検出される糖両分(小さなテーリングシ
ョルダーをもつ単一ピーク)を分取し、これを集めてセ
ルロース膜を用すて流水中で24時間透析しk=内液を
真空凍結乾燥し゛C淡白褐色の粉末692ダを得た。
(5) ゲル濾過
前dピ(4)で得た粉末500 m9を水2o―に溶か
し、これをセファデックスG−100(ファルマシア社
#)t−充填し7辷カラム(5crnφX60c1n)
にチャージし、水によりゲル濾過クロマドグ2フイーを
行った。溶出液を分取し、各分画をアンスロン硫酸法に
よって検出される楯のピークをボイドボリューム付近と
ボイドボリュームの3倍の流量付近にそれぞれ単一のピ
ークとして得られた。後者のピークの一分を集め、真空
凍結乾燥して抗腫瘍性多糖体の淡褐色粉末335 F、
9を得た。
し、これをセファデックスG−100(ファルマシア社
#)t−充填し7辷カラム(5crnφX60c1n)
にチャージし、水によりゲル濾過クロマドグ2フイーを
行った。溶出液を分取し、各分画をアンスロン硫酸法に
よって検出される楯のピークをボイドボリューム付近と
ボイドボリュームの3倍の流量付近にそれぞれ単一のピ
ークとして得られた。後者のピークの一分を集め、真空
凍結乾燥して抗腫瘍性多糖体の淡褐色粉末335 F、
9を得た。
第1図は抗腫瘍性多糖体N RP −1の紫外線吸収ス
ペクトル、第2図は抗腫瘍性多糖体NRP−1の赤外線
吸収スペクトルを示す。
ペクトル、第2図は抗腫瘍性多糖体NRP−1の赤外線
吸収スペクトルを示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)、次の理化学的性質を有する抗腫瘍性多糖体NRP
−1 (1)元素分析;少くとも炭素、水素、窒素、酸素およ
び硫黄を含み、元素分析 値;C32.07%、H4.74%、 N7.69%、S0.97%、ハロ ゲン(Cl換算)4.18%、灰 分0.194%、 (2)分子量;1万〜10万(セフアデツクスG−10
0でボイド容量の2.5 倍のフラクシヨンを中心に単一 のピークを与える)、 (3)融点:115℃で一部融解、260℃で褐色、 (4)比旋光度;〔α〕^2^0_D+2°(C=0.
1%、水)、(5)紫外線吸収スペクトル;第1図のと
おり、(6)赤外線吸収スペクトル;第2図のとおり、
(7)溶剤に対する溶解性;1N食塩水によく溶け、水
、1N塩酸に可溶、濃アンモ ニア水、1N硝酸にやゝ難 溶、エタノール、アセトン、 酢酸エチル、クロロホルム、 ジエチルエーテル、ベンゼ ン、ヘキサンに不溶、 (8)呈色反応;硝酸銀反応に強く陽性、アンスロン硫
酸反応、ニンヒ ドリン反応に陽性、ドラツ ゲンドルフ反応、塩化第一 鉄反応、塩化アンチモン反 応、エーリツヒ反応、キサ ントプロテイン反応、デイ ツシエ反応に陰性、 (9)塩基性、酸性、中性の区別;5mg/ml水溶液
でpH6.71、(10)物質の色;淡灰褐色粉末。 2)、ヒトデ(Asterias amurensis
L■tken(Asteriidae))を蛋白分解
酵素処理し、得られた処理物を熱水抽出して抽出物を得
、次いで該抽出物をイオン交換処理およびゲルろ過処理
によりあるいはその繰り返し手段により次の理化学的性
質を有する抗腫瘍性多糖体NRP−1を採取することを
特徴とする抗腫瘍性多糖体NRP−1の製造法。 (1)元素分析;少くとも炭素、水素、窒素、酸素およ
び硫黄を含み、元 素分析値;C32.07%、 H4.74%、N7.69%、 S0.97%、ハロゲン(Cl 換算)4.18%、灰分0.1 94%、 (2)分子量;1万〜10万(セフアデツ クスG−100でボイド容 量の2.5倍のフラクシヨン を中心に単一のピークを与 える)、 (3)融点;115℃で一部融解、260 ℃で褐色、 (4)比旋光度;〔α〕^2^0_D+2°(C=0.
1%、水)、(5)紫外線吸収スペクトル;第1図のと
おり、(6)赤外線吸収スペクトル;第2図のとおり、
(7)溶剤に対する溶解性;1N食塩水によく溶け、水
、1N塩酸に可溶、濃アンモ ニア水、1N硝酸にやゝ難 溶、エタノール、アセトン、 酢酸エチル、クロロホルム、 ジエチルエーテル、ベンゼ ン、ヘキサンに不溶、 (8)呈色反応;硝酸銀反応に強陽性、アンスロン硫酸
反応、ニンヒド リン反応に陽性、ドラツゲ ンドルフ反応、塩化第一鉄 反応、塩化アンチモン反応、 エーリツヒ反応、キサント プロテイン反応、デイツシ エ反応に陰性、 (9)塩基性、酸性、中性の区別;5mg/ml水溶液
でpH6.71、(10)物質の色;淡灰褐色粉末。 3)、ヒトデがその細断物である特許請求の範囲第2項
記載の製造法。 4)、細断物が有機溶媒で処理した前処理物である特許
請求の範囲第3項記載の製造法。 5)、有機溶媒がメタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノール、アセトン、ピリジン、酢酸エチル、酢
酸ブチル、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジエチルエ
ーテル、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素ま
たはヘキサンである特許請求の範囲第4項記載の製造法
。 6)、蛋白分解酵素処理を水または蛋白分解酵素の至適
pHを保持する緩衝液中で蛋白分解酵素を作用させるこ
とにより行う特許請求の範囲第2項記載の製造法。 7)、蛋白分解酵素が、植物起源の蛋白分解酵素、動物
起源の蛋白分解酵素または微生物起源の蛋白分解酵素で
ある特許請求の範囲第6項記載の製造法。 8)、植物起源の蛋白分解酵素がプロナーゼ、パパイン
またはプロメリンである特許請求の範囲第7項記載の製
造法。 9)、抽出物がアルコール沈澱法による沈澱物である時
特請求の範囲第2項記載の製造法。 10)、イオン交換処理が陰イオン交換体を用いるクロ
マトグラフィーによる処理である特許請求の範囲第2項
記載の製造法。 11)、ゲルろ過処理がデキストランゲル、ポリアクリ
ルアミドゲル、親水性ポリビニル系ゲルまたは多孔質ガ
ラスビーズを用いるクロマトグラフィーによる処理であ
る特許請求の範囲第2項記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59142015A JPS6122021A (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | 抗腫瘍性多糖体nrp−1およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59142015A JPS6122021A (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | 抗腫瘍性多糖体nrp−1およびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6122021A true JPS6122021A (ja) | 1986-01-30 |
JPH0314841B2 JPH0314841B2 (ja) | 1991-02-27 |
Family
ID=15305388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59142015A Granted JPS6122021A (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | 抗腫瘍性多糖体nrp−1およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6122021A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1060030C (zh) * | 1994-03-29 | 2001-01-03 | 中国科学院南海海洋研究所 | 一种保健滋补口服液及其制法 |
KR20030064189A (ko) * | 2002-01-26 | 2003-07-31 | 박관하 | 아므르불가사리 열수추출물의 항알레르기소재로의 용도 |
KR101128436B1 (ko) | 2008-11-14 | 2012-03-23 | 부경대학교 산학협력단 | 별불가사리 다당체 추출물을 유효성분으로 하는 간암예방 및 치료용 조성물 |
CN104666225A (zh) * | 2015-03-19 | 2015-06-03 | 山东大学(威海) | 一种海星酶解提取物及其制备方法和应用 |
-
1984
- 1984-07-09 JP JP59142015A patent/JPS6122021A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1060030C (zh) * | 1994-03-29 | 2001-01-03 | 中国科学院南海海洋研究所 | 一种保健滋补口服液及其制法 |
KR20030064189A (ko) * | 2002-01-26 | 2003-07-31 | 박관하 | 아므르불가사리 열수추출물의 항알레르기소재로의 용도 |
KR101128436B1 (ko) | 2008-11-14 | 2012-03-23 | 부경대학교 산학협력단 | 별불가사리 다당체 추출물을 유효성분으로 하는 간암예방 및 치료용 조성물 |
CN104666225A (zh) * | 2015-03-19 | 2015-06-03 | 山东大学(威海) | 一种海星酶解提取物及其制备方法和应用 |
CN104666225B (zh) * | 2015-03-19 | 2017-05-03 | 山东大学(威海) | 一种海星酶解提取物及其制备方法和应用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0314841B2 (ja) | 1991-02-27 |
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