JPS61218671A - 木材接着用粉末組成物 - Google Patents

木材接着用粉末組成物

Info

Publication number
JPS61218671A
JPS61218671A JP5823685A JP5823685A JPS61218671A JP S61218671 A JPS61218671 A JP S61218671A JP 5823685 A JP5823685 A JP 5823685A JP 5823685 A JP5823685 A JP 5823685A JP S61218671 A JPS61218671 A JP S61218671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
weight
water
adhesive
melamine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5823685A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Mimura
育夫 三村
Yoichi Goto
後藤 要逸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Carbide Industries Co Inc
Original Assignee
Nippon Carbide Industries Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Carbide Industries Co Inc filed Critical Nippon Carbide Industries Co Inc
Priority to JP5823685A priority Critical patent/JPS61218671A/ja
Publication of JPS61218671A publication Critical patent/JPS61218671A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、そのま\水を加えて接着液となし、木材接着
用に供する粉末状組成物に関するものでアリ、詳しくは
、メラミンとホルムアルデヒドよシ得られるメラミンの
メチロール化物、または初期縮合物の粉末(以下「粉末
メラミン樹脂」と略称する)100重量部と、実質的に
ケン化していないエチレン−酢酸ビニル系共重合体(以
下r WA Jと略称する)粉末20〜200重量部と
を含んでなることを特徴とする木材接着用粉末状組成物
に関するものであって、本発明により得られる粉末状組
成物は、長期間にわたり安定であり、木材接着用にあた
っては、該粉末状組成物にそのま\水を加えて接着液と
することが出来、初期接着性に優れ、室温もしくは加熱
することにより硬化し、優れた接着性を示す組成物であ
る。
〔従来の技術〕
従来メラミン樹脂系接着剤は、接着性の優れていること
、フェノール樹脂系接着剤などに見られる赤色ないしは
褐色を呈さないことなど多くの特徴を持っているため、
木材などの接着に使用されるが液状では貯蔵安定期間が
比較的みじかく、またスプレー乾燥などで、粉末状とな
し、取シ扱いを便利てされることもあるが、該粉末メラ
ミン樹脂は吸湿性が強く、保存には十分な注意を要し、
且つその硬化には通常70℃以上の加熱を必要とし、5
0℃以下では硬化促進剤の効果を強くしても、その硬化
は不充分で、耐水性が著るしく低下するなど、室温での
良好な接着は非常に困難である。また硬化促進剤を予め
配合しておくことは、吸湿に伴ない硬化が進み固化する
おそれがあるので、硬化促進剤を別に用意し、使用時に
配合するのが通例であり、作業が面倒となっていた。
また従来メラミン樹脂などアミン系樹脂接着剤について
は、その改質方法について種々の試みがあシ、例えば、
特公昭44−22304号には、メラミン樹脂、ユリア
樹脂、フェノール樹脂の成形材料として用いた時の寸法
安定性、耐衝撃性、耐クラツキング性等の欠点の改良や
、化粧積層板として用いた時の脆く可撓性に乏しい欠点
の改良を目的として、メラミン、尿素、あるいはフェノ
ールのうち一種の化合物とホリマリンとをアルカリ性溶
液中で反応せしめた初期縮合物に、炭素数1〜4のアル
コールに溶解したエチレン含有率30〜70(モル)係
のエチレン−ビニルアセテート共重合体けん化物を混合
し、0.5〜50チの水分を含む溶液となし、酸性で反
応させることを特徴とする熱硬化性共縮合樹脂の製造法
、について提案されている。
しかし、この提案には、上記熱硬化性共縮合樹脂にα−
セルロース、木粉等を配合した成形材料や、該熱硬化性
共縮合樹脂を積層板用含浸紙に含浸して行う積層板の製
造について開示するのみで、木材接着用途に関しては、
何等の示唆も開示しておらず、またこの提案に開示され
た該熱硬化性共縮合樹脂のアルコール系の溶液は。
貯蔵安定期間が比較的短かいという欠点がある。
また特公昭44−10855号には、アミノ系樹脂が本
来有している耐熱性、耐薬品性、難燃性、耐候性、速い
熱硬化性などの種々の長所を何ら損なわず、かつ仮接着
性に優れ、加えて低温での増粘性も小さい接着剤その他
の分野において極めて有用なアミン系樹脂液を得るため
に、アミン化合物とアルデヒドとをビニルエステルと不
飽和カルボン酸又はそのエステルとの共重合体のケン化
物の存在下に反応せしめることを特徴とする性質の改善
されたアミン系樹脂液の製造方法について提案している
また特開昭50−58134号には、木材等の接着剤と
して接着剤糊液の増量率が高く、初期接着性、接着力お
よび糊液水洗性に優れ、しかも可使用時間の長いメラミ
ン樹脂接着剤糊液を調製するために、メラミンとアルデ
ヒド類とをクロトン酸・ポリビニルアルコール共重合体
の存在下で縮合反応させて得られるクロトン酸・ポリビ
ニルアルコール共重合体変性メラミン樹脂接着剤あるい
はこれにユリャ樹脂接着剤を混合したものに、糊液のP
Rが6.4以下好ましくは6.8以下にならないよう調
整しつつ硬化剤ならびに:PH緩衝剤を加え、さらに増
量剤、充填剤、水等の1種または2種以上を加え攪拌製
糊することを特徴とするクロトン酸・ポリビニルアルコ
ール共重合体変性メラミン樹脂接着剤糊液の調製法につ
いて提案しており、同様の提案は、特開昭53−332
53号のアクロレイン含量1〜15モル係、ケン化度6
0モルチ以上のアクロレイン変性ポリビニルアルコール
の存在下にアミノ化合物とアルデヒドとを反応させるこ
とを特徴とするアミン樹脂組成物の製造イ特開昭53−
41354号(低ケン化度ポリビニルアルコールを反応
途中に添加するアミノ樹脂組成物の製造法)、特開昭5
3−41392号(スルホン化ポリビニルアルコール存
在下にアミン化合物とアルデヒド類とを縮合反応させる
アミン樹脂組成物り製造法)及び特開昭53−4139
 :l!(アセタール化ポリビニルアルコール存在下に
アミン化合物とアルデヒドとを反応させるアミン樹脂接
着剤の製造法)などがあるが、それらはアミン化合物と
アルデヒド類の縮合反応系、即ち水を基本とする液状の
反応系について行なわれ、得られるものも液状であり、
保存中の相分離とか、粘度変化が起り、はなはだしくは
ゲル化してしまうなど、貯蔵安定性に欠けるものであっ
た。
また、特公昭44−23437号は、接着性を低下させ
ることなく、耐水性、耐熱性、耐薬品性を向上せしめる
ためて、エチレン含量が50モル係以上のエチレン−酢
酸ビニル共重合体K。
周期律表第■〜■族第2列以下、第■〜V族第3列以下
及び第■〜■疾第4列以下の元素の酸化物、水酸化物及
び塩類から選ばれた化合物を混合したもの(Dに(I)
の2〜30重illのメラミン系熱硬化性プレポリマ0
を添加してなる接着剤組成物について提案している。し
かし、この提案の接着剤組成物は、100〜150℃で
ゴム用ロールミルなどで溶融混練して、塊状またはフィ
ルム状にして使用するものであり、接着方法は赤外線ラ
ンプ、熱風などで被着物を100℃以上、できれば13
0℃位に予熱しておき、接着剤の塊またはフィルムを間
にはさんで圧着し、150℃以上で熱処理するもので本
願発明とは全く相異したものであシ、従ってその接着強
度も本願発明に及ばない。
更に、特公昭55−21791号は、本願発明と同様に
、長期間にわたり安定であり、木材接着用にあたっては
、そのま\水を加えて接着液とすることが出来、室温も
しくは加熱することによシ硬化し、優れた接着性を示す
ような接着剤組成物として、メラミンとホルムアルデヒ
ドを反応させて得られるメラミンのメチロール化物、ま
たは初期縮合物の粉末100重量部に対し、ケン化度9
0モル係以下である部分ケン化ポリビニルアルコール粉
末50〜200重量部、ならびに必要に応じ適量の粉末
状硬化促進剤を加え、もしくは加えずして均一に混合し
てなることを特徴とする木材接着用粉末状組成物を提案
している。しかし、この提案の接着用粉末状組成物に水
を加えて接着液にする場合、完全に均一溶解状態の溶液
を得るためには、比較的長時間の攪拌が必要であり且つ
接着液の粘度が著しく高くなる場合が多く、特に冬期な
ど低温時には塗工が困難になる。また初期接着力も十分
とは云えない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで本発明者等は、上記種々の問題点を解消するため
、検討を行なった結果、実質的にケン化していないEV
A粉末を、粉末メラミン樹脂に混合して粉末状組成物と
なし、この粉末状組成物に水を加えて攪拌したところ、
容易に溶解して接着液を形成し、この接着液は木材相互
の接着に用いた試験において、特に加熱することなく2
0℃ないし30℃のごとき、いわゆる室温においても、
初期接着性、常態接着強度、耐水接着強度ともにメラミ
ン樹脂単独の場合に比し著るしく良好な接着性を示すこ
とを見出すに至った。
〔発明の構成〕
本発明は、メラミンとホルムアルデヒドから得られるメ
ラミンのメチロール化物または初期縮合物の粉末100
重量部と、実質的にケン化していないエチレン−酢酸ビ
ニル系共重合体粉末20〜200重量部とを含んでなる
ことを特徴とする木材接着用粉末組成物である。
上記の本発明の木材接着用粉末組成物に水を加えて攪拌
して得た接着液は、前記の如く木材相互の接着試験にお
いて、特に加熱することなく室温にお−ても良好な接着
性を示すことは、理由は詳らかではないが、上記EVA
粉末の重合時に保護コロイドとして、また重合後、水分
散性向上等の九めに添加される場合の多いポリビニルア
ルコール(以下r PVA Jと略称する)の水酸基や
、該漁が自然にケン化されることにより発生する水酸基
が、水中で硬化促進剤などの酸性成分の存在により、メ
ラミン樹脂成分中のメチロール基などと反応を起こし、
三次元化してゆくにあたり、室温においても充分硬化す
るため耐水性などの優れた性能が得られるものと推察さ
れる。即ち、本発明の組成物とすることにより、従来常
温での使用が困難であった粉末状のメラミン樹脂も、常
温でも接着効果の優れたものとなり常温における木材接
着が可能となったのである。もちろん接着に際しての加
熱硬化も可能であり、なんら性能に悪影響を起すことは
ない。
更て本発明の組成物の、驚くべき性能として、従来粉末
状メラミン樹脂においては、吸湿性の大きいため、硬化
促進剤を混合した形では貯蔵安定性がなく、使用時に配
合するのが例であったものが、本発明の組成物において
は、あらかじめ、硬化剤を混合しておいても貯蔵安定な
単・−粉末状の接着用の組成物にすることが出来る。
また本発明の組成物の調製にあたシ、市販の実質的にケ
ン化していないEVA粉末を使用する場合、該WA粉末
の水溶液は酸性を示すことが多く、必ずしも硬化促進剤
を加える必要がない。
硬化促進剤としては、パラトルエンスルホン酸アンモニ
ウム、塩化アンモニウム等の有機またげ無機酸のアンモ
ニウム塩;無水フタル酸、酒石酸等の有機酸;などがあ
り、加熱接着におい又は、大体において不要であり、室
温のごとき比較的低温での接着硬化においては必要とす
るが、その使用量は配合組成と、選定した硬化促進剤の
種類によって異なる。
こ\で用いられるメラミン樹脂はメラミン1モルに対し
ホルムアルデヒドl、5〜6モルを配合し、PH7以上
で加熱させ、反応後スプレー乾燥などの方法で粉末状と
なし九メラミンのメチロール化物あるいは初期給金物と
云われるものである。
なおメラミンの一部を尿素、ベンゾグアナミン、フェノ
ール、レゾルシンなどに置き換えたいわゆるメラミン共
縮合物の使用も差し支えない。またホルムアルデヒドは
ホルマリンを用いるのを通例とするが、このほかパラホ
ルム、またはメチルホルマリンのごとき実質的にホルム
アルデヒドとして反応するものの使用も差し支えない。
実質的にケン化していないEVA粉末とは、エチレン−
酢酸ビニル系共重合体中に占める酢酸ビニル含有量が一
般に50〜95重量%であシ、好ましくは65〜90重
量%特に好ましくは75〜90重量%であって、製造工
程中にケン化工程を含まず、自然ケン化等によるケン化
度が酢酸ビニル総モル数に対し好ましくは10モル係以
下であるEVAの粉末で、水と混合して攪拌するだけで
容易に分散出来るものを云う。酢酸ビニル含有量が65
〜90重量%の範囲では、本発明の接着剤として用いた
場合に常態及び耐水接着強度がともに優れており、酢酸
ビニル含有量が65重量%よシ少なくなると常態接着強
度が低下する傾向にあり、90重量%より多くなると耐
水接着強度が低下する傾向にある。
前記WA粉末の製造方法は、特に限定されるものではな
いが1例えば、 PVAの存在下にイオン性及び/又は
非イオン性の乳化剤を併用し又は併用せずに水媒体中で
酢酸ビニルを必要に応じて他の不飽和モノマーとともに
エチレン加圧下に乳化重合し、生成したSθ、エマルジ
ョンを適宜噴霧乾燥等により粉末状にしたものが水分散
の容易性及び水分散時の粘度などの点で好ましい。
酢酸ビニル及びエチレン以外の他の不飽和モノマーとし
ては、プロピオン酸ビニル、カプロン酸ビニル、バーサ
チック酸ビニル等の炭素数3〜18個の直鎖状又は分岐
状のカルボン酸ビニル:メチルアクリレート、エチルア
クリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシル
アクリレート、オクチルアクリレート、ステアリルアク
リレート等の炭素数1〜18個の脂肪族アルコールのア
クリレート;メチルメタクリレート、エチルメタクリレ
ート、ブチルメタアクリレート、ステアリルメタアクリ
レート等の炭素数1〜18個の脂肪族アルコールのメタ
クリレート;アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、
無水マレ°イン酸、クロトン酸等の一価又は二価のα、
β−不飽和カルボン酸;アクリルアミド、メタクリルア
ミド等のα、β−不飽和カルボン酸のアミド;N−メチ
ロールアクリルアミド、グリシジルアクリレート、2−
ヒドロキシエチルメタクリレート等の架橋性のモノマー
;アクリロニトリル、塩化ビニル等のその他のモノマー
が挙げられる。前記不飽和モノマーを恭重合する場合に
は、エチレンの共重合量は、共重合体に対して約5〜2
5重量%であることが好ましく、該共重合体のエマルジ
ョンの最低造膜温度が0℃以下であることが好ましい。
上記共重合体を乳化重合によシ製造する場合には、保護
コロイドとしてケン化度80〜92俤、好ましくは86
〜89係の部分ケン化PVA(4チ水溶液の20℃での
粘度が3〜35 cps−であることが好ましい)の1
種又は2種以上を使用し、その合計量が共重合体に対し
て、5〜20重量%、好ましくは10〜15重量係用い
るのが良い。なお、上記PVA0中50〜90重量%を
重合時に用いるのが良い。
また、前記PVAとともに、イオン性及び/又は非イオ
ン性の乳化剤を使用することが出来る。
イオン性乳化剤としては、ドデシルベンゼンスルホン酸
ソーダ等の炭素数8〜18個のアルキルフェニルスルホ
ン酸塩;ラウリル硫酸ソーダ等の炭素数10〜18個の
アルキル硫酸エステル塩;ジオクチルスルホコハク酸ソ
ーダ等の炭素数8〜18個のモノ又はジアルキルスルホ
コハク酸塩;ポリオキシエチレンアルキル(炭素数8〜
18個)硫酸塩;ポリオキシエチレンアルキル(炭素数
8〜18個)フェノール硫酸塩等が挙げられる。また非
イオン性乳化剤としては、ポリオキシエチレンアルキル
(炭素数8〜18個)エーテル:ポリオキシエチレンア
ルキル(炭素数8〜18個)フェノールエーテル;ポリ
オキシエチレン脂肪酸(炭素数8〜18個)エステル;
ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンプロツクボ
リマー等が挙げられる。また、イオン性乳化剤のかわシ
に又は、該イオン性乳化剤と併用して、ビニルスルホン
酸等の酢酸ビニル、エチレン及び前記不飽和モノマーと
共重合性を有する「反応性乳化剤」も使用できる。
重合開始剤としては、通常のラジカル性開始剤、例えば
過硫酸カリウム等の過硫酸塩、過酸化水素、レープチル
ハイドロパーオキサイド等の水溶性又は親水性過酸化物
等を単独で又は各種の還元剤と組み合せたレドックスの
形で使用できる。
かくして製造されたEVAエマルジョンは、一般に約3
0〜45重量係の固形分を含有する。
次いで該WAエマルジョンを水で約30〜45重量%に
希釈し、微細なシリカ、炭酸カルシウム、珪酸アルミニ
ウム等の粉末を抗粘結剤として適宜添加して噴霧乾燥等
の手段により乾燥すれば、5に粉末が得られる。
粉末メラミン樹脂に対する前記の如きEVA粉末の使用
量は、メラミン樹脂100重量部て対して臨粉末20〜
200重量部、好ましくは50〜150ii景部が良い
。EVA粉末が20重量部未満では、配合後の接着剤の
吸湿性が強く、長時間の保存に難点があり、該EVA粉
末が200重量部を超えると常態及び耐水接着強度の点
で不満足な結果になりがちである。
なお本発明による組成は上記のように貯蔵安定性がすぐ
れているが、木粉、カオリン、無水硅酸のごとき充填剤
などを同時に配合した場合、使用時に、水を加えた際の
ま\こ防止、貯蔵中の吸湿防止に有効ともなり得るもの
で、このような材料の追加的添加も本発明の実施の態様
に属するものである。また、本発明の組成物を水に溶解
し使用する時、上述の充填剤または小麦粉などを添加、
配合するなども使用目的に応じて任意に行なうことが出
来、使用上の支障はない。
かくして室温のごとき低温度においても優れた接着性能
を有する、本発明だよる粉末状組成物はその貯蔵安定性
に加えて、貯蔵、輸送面の合理性、取シ扱い易さなど粉
末としての当然の利点を有し、しかも使用時に硬化促進
剤など格別計量調合する必要もなく、水を加えるだけで
極めて、簡便に使用出来る。しかも接着に際して、加熱
硬化はもちろんのこと、室温においても硬化し、硬化後
の耐水性など優れた接着性能を有する。さらに接着皮膜
は淡色ないし、白色となし得て、また遊離ホルマリン分
が少ないなど多くの特性を有しておシ、従来の用途が大
巾に拡大され、使用者に益するところ多大なものがある
〔試験方法〕
本発明の初期接着強度、常態接着強度、耐水接着強度、
耐温水接着強度等は次の方法で測定する。
(1)  初期接着強度 20℃の室温で接着剤の塗布量約25012鷹、圧締圧
力的10 kickで15分間圧締後除圧した試作合板
を、床との角度が60℃になる様て斜めに立て掛け、3
0分後の剥離状態を観′察し、非剥離面積比(%)を測
定する。
(11)常態接着強度 20℃の室温で接着剤の塗布量約25027傭、圧締圧
力的10 kv’crllで1日圧締後除圧し、7日間
室温放置して得た合板の試験片をJISK−6804′
” +4=縮せん断接着強さに示された方法に準じて測
定する。
輔 耐水接着強度 (11)の方法で作製した合板の試験片を室温水中に2
4時間浸漬した後、湿時(11)と同様の方法で測定す
る。
(V)  耐温水接着強度 (11)の方法で作製した合板の試験片を60℃±3℃
の温水中に3時間浸漬した後、湿時(11)と同様の方
法で測定する。
(%J)接着剤製造3ケ月後の接着強度粉末状接着剤組
成物それぞれをポリエチレンを内袋としたクラフト層紙
袋に入れ密封し20℃X 65 % RHの室内に3ケ
月放置したものを用いて前記(1)〜(ψと同様の方法
で接着強度を測定する。
■ 特殊合板浸漬剥離試験 20℃の室温で接着剤の塗布置駒20.Of汐、圧締圧
力的10 kii/dで15分間圧締後、直ちに熱圧1
0kv’al、 1201:X 3分の条件で試作した
合板を20℃X65%RHの室内に3日間放置した後、
特殊合板の日本農林規格に示された浸漬剥離試験に準じ
て接着強度を測定する。
なお前記(:)〜■の試験結果は、試験片10枚の平均
値により表示零し、0内数値は木部破断率(イ)を示す
〔実施例〕
次に本発明を更に具体的に説明するために、参考例、実
施例及び比較例を示すが、本発明はこれら実施例に限定
されるものではない。
参考例A−1 37チホルマリン244. r (3モル)を炭酸ソー
ダにてPH9,5に調整し、さらにメラミン1269(
1モル)を加え徐々に加熱し80℃で約50分間反応援
スプレー乾燥させ、粉末のメラミン樹脂を得る。
参考例A−2 37係ホルマリン487t(5モル)ヲ炭酸ソータニて
PH9,0に調整しさらにメラミン126F(1モル)
を加えて徐々に加熱し80℃60分間反応後スプ応援乾
燥をさせて粉末のメラミン樹脂を得る。
参考例B−1 (1)酢酸ビニル/エチレン−共重合体分散物の製造 温度調節装置および攪拌手段を備えた301の容積の加
圧反応ガマ中に、ナトリウムラウリル−スルフェート7
?、30モルのエチレンオキサイドと1モルのノニルフ
ェノールとよす成るオキシエチル化ノニルフェノールエ
ーテル76?、ケン化度約88チ、平均分子量約500
を有するPVA 680 F、ケン化度約88係、平均
分子量約1700を有するFVA139y、水不含のナ
トリウム−アセテート15.3 Fおよび水7700?
とよシ成゛る6、0のPH−値に調整された溶液を導入
する。全ての酸素を充分に除く為に反応ガマを窒素とエ
チレンで洗浄する。次で攪拌手段を150回転/分に調
整し、この混合物に酢酸ビニル76o2を添加し、反応
ガマ内容物を60℃に加熱し、水500 ?に過硫酸ア
ンモニウム62を溶解した溶液を60℃の温度のもとで
添加しそしてそうした反応ガマ内容物を80℃に加熱す
る。加熱過程の間に20気圧の圧力までエチレンを添加
する。80℃の内部温度が達成された時に、水35o2
に過硫酸アンモニウム4.22を溶解した溶液と酢酸ビ
ニル6880Fとを、80℃の内部温度および20気圧
のエチレン圧のもとての5時間に亘り逐次添加する。逐
次添加終了後に混合物を、水1502に過硫酸アンモニ
ウム1.82を溶解した溶液と混合しそして85℃の外
部温度のもとで1,5時間の後加熱を行なう。次いでエ
チレンの供給を停止し、分散物を室温に冷却する。その
後にこの分散物知、水1280Fにケン化度約88係、
平均分子量約500を有するPVA 220 S’を溶
解した溶液を添加する。得られるEVAエマルジョンの
固形分は約50重量%、エチレン含有量的15重量係、
残留モノマー含有量は0.5重量係以下であシ、最低造
膜温度は0℃以下である0 (2)酢酸ビニル/エチレン−共重合体粉末の製造実施
例1(1)で製造したEVAエマルジョンを噴霧乾燥前
に水にて40重量%の固形分含有量に希釈する。乾燥装
置としては、円筒状部分が1.6mの直径、4mの長さ
を有し、且つ円錐状部分が2mの長さを有している噴霧
塔を用いる。分散物を、偏心スクリューポンプによっテ
直径3鱈φの孔を有する二成分噴霧ノズルに供給する。
乾燥は並流で行なう。乾燥ガスとしては750−7時間
の流量で窒素を用いる。乾燥ガスの温度は塔入口で11
5℃でありそしてサイクロン形分離器に於ては65℃で
ある。ノズルの為の噴霧空気の流量は5気圧のノズルの
前の圧および23℃の温度のもとて70重量部である。
塔壁付近であってノズルの僅かに下側に在る2番目の二
成分ノズルを通して、抗粘結剤としてはSin、含有量
93%、BEl’I’表面積250 rr?/9および
一次粒子平均粒度0.018μを有する微細な珪酸粉末
を水性分散物の固形分含有量に対して5チの量で分散物
と一緒に噴霧塔中に供給する。
得られる分散物粉末は良好な流動性であり且っ良好な貯
蔵安定性を示す。即ち、この粉末の試料は200 t/
cAの荷重下に50℃で24時間貯蔵した後であっても
再び容易に弛めることができる。この粉末の嵩密度は3
80 t/lであり、振った後の容積は81係でありそ
して圧縮密度は470 f/lである。この粉末は水と
混ぜて再び容易に安定な分散物にすることができる。
参考例B−2 参考例B −1,(1)記載の方法に従って、重合温度
80℃、エチレン圧30気圧のもとに、貌エマルジョン
を製造する。但し、参考例B−1と比較して、酢酸ビニ
ル76405Fの代りに71909を用いる。得られる
)〃、エマルジョンの固形分は約50重量%、エチレン
含有量約20重量係、残留モノマー含有量はO65重量
重量下であシ、最低造膜温度は0℃以下である。
かくして得られるEVAエマルジョンを水で固形分約4
0重量%に希釈した後、参考例B−1、(2)記載の方
法に従って噴霧乾燥し、貯蔵安定性に優れ且つ流動性の
良いEVA粉末にする。
参考例B−3 実施例1(1)に記載の方法に従って、80℃の重合温
度および20気圧のエチレン圧のもとで酢酸ビニル/塩
化ビニル/エチレン三元共重合体分散物を製造する。但
し実施例1(1)と比較して、酢酸ビニル7640?の
代シに酢酸ビニル6750fと塩化ビニル9007との
混合物を用い、そしてオキシエチル化ノニルフェノール
76りの(lに1モルのステアリル−アルコール当り2
0モルのエチレンオキサイドを有するオキシエチル化ス
テアリル−アルコール56tを用いる点で相違している
。得られる酢酸ビニル/塩化ビニル/エチレン三元共重
合体分散物の固形分は約50重量係、エチレン含有量的
15重量係、塩化ビニル含有量的10重量係、残留モノ
マー含有量は0.5重量係以下であった。
このEVAエマルジョンを、40重量%の固形分含有量
に希釈した後に実施例1(2)に記載の処方に従って噴
霧乾燥して貯蔵安定性に優れ且つ流動性の良い分散物粉
末にする。
実施例1〜6、比較例1〜3 参考例A−1の粉末メラミン樹脂に硬化促進剤として塩
化アンモニウム及び参考例B−1参考例B−2又は参考
例B−3のEVA粉末を混合して粉末状接着剤組成物と
した。該粉末状接着剤組成物に所定量の水を加え充分攪
拌して接着液とし、20℃の室温でカバ材同士の接着を
行つた。接着合板の試験は、前記〔試験法〕により行っ
た。試験結果を表1に示す。
表1に示す試験結果によシ粉末メラミン樹脂A−1の1
00重量部に対し漁粉末B−1、B−2又はB−3を5
0〜200重量部混合し皿部施例1−6の粉末状組成物
は20℃での室温における接着が、粉末メラミン樹脂A
−1単独の比較例1および臨粉末B−1単独の比較例2
に比し著しく接着力が優れていることから室温でも充分
使用出来ることを示している。また上記粉末メラミン樹
脂A−1の100重量部に対しPVA粉末を100重量
部配合した比較例3では実施例1−6にて得られる如き
初期接着性の優れたものは得られない。
又製造3ケ月後の接着力は製造直後と大差なく、実施例
1−6の粉末状組成物は長期にわたり貯蔵が安定である
実施例7〜12、比較例4〜6 参考例A−2の粉末メラミン樹脂に硬化促進剤として酒
石酸、充填剤として木粉とカオリン及び参考例B−1、
B−2又はB−3の漁粉末を混合して粉末状接着剤組成
物とし、これに所定量の水を加えて接着液として、20
℃の室温にてラワン材同士の接着を行った。結果は表2
に示す。
表2に示す試験結果より粉末メラミン樹脂A−2の10
0重量部に対しEVA粉末B−1、B−2又はB−3を
50〜200重量部混合し皿部施例7−12の粉末状組
成物は30℃での室温における接着が粉末メラミン樹脂
A−2単独の比較例4および祿粉末B−1単独の比較例
5に比し著しく接着力が優れていることから室温でも充
分使用出来ることを示している。また、上記粉末メラミ
ン樹脂の100重量部に対しPVA粉末を100重量部
配合した比較例6では実施例7−12で得られる如き初
期接着性の優れたものは得られない。又製造3ケ月後の
接着力は製造直後と大差なく、実施例7−12の粉末状
組成物は長期にわたシ貯蔵が安定であることがわかる。
実施例13〜18 前記実施例1−6と同様にして表3に示す粉末状組成物
を調製しこの粉末状組成物に所定量の水を加え充分攪拌
を行なって接着液とし、突板(ウオールナツト厚さ0.
25■)と合板(ラワン厚さ3■)の接着を行なった。
3日間室温放置してから特殊合板の日本農林規格に示さ
れた浸せきはくシ試験に準じて接着力試験を行なったと
ころ表3の結果を得た。
表3に示す試験結果によって加熱接着した場合実施例1
3−18に示す如く硬化促進剤を加えた場合は勿論、加
えなくても優れた接着力を有することを示している。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、メラミンとホルムアルデヒドから得られるメラミン
    のメチロール化物または初期縮合物の粉末100重量部
    と、実質的にケン化していないエチレン−酢酸ビニル系
    共重合体粉末20〜200重量部とを含んでなることを
    特徴とする木材接着用粉末組成物。
JP5823685A 1985-03-25 1985-03-25 木材接着用粉末組成物 Pending JPS61218671A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5823685A JPS61218671A (ja) 1985-03-25 1985-03-25 木材接着用粉末組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5823685A JPS61218671A (ja) 1985-03-25 1985-03-25 木材接着用粉末組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61218671A true JPS61218671A (ja) 1986-09-29

Family

ID=13078463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5823685A Pending JPS61218671A (ja) 1985-03-25 1985-03-25 木材接着用粉末組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61218671A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE40730E1 (en) 2000-03-20 2009-06-09 Akzo Nobel N.V. Adhesive system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE40730E1 (en) 2000-03-20 2009-06-09 Akzo Nobel N.V. Adhesive system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5932647A (en) Wood glue powder
EP1958985B1 (en) Re-emulsifiable resin powder, aqueous emulsion and adhesive composition using same
JPS6050814B2 (ja) 再分散性のエマルジヨン粉末の製造方法
EP2189499B1 (en) Aqueous synthetic resin emulsion, re-emulsifiable emulsion powder, and adhesive composition containing the same
JPS61296078A (ja) 室温硬化型接着剤
CA2439392A1 (en) Process of gluing
US5777015A (en) Dispersion powders for water-resistant adhesives
JP2004035580A (ja) 接着剤組成物及びそれを用いて製造される化粧板
JPS6012379B2 (ja) ポリビニルエステルをベ−スとする−成分系接着剤
JPS61218671A (ja) 木材接着用粉末組成物
EP2731976A1 (en) Adhesive system
JPS61179278A (ja) 木材接着用粉末組成物
JPH0653873B2 (ja) ポリ酢酸ビニル系水性接着剤
JPH0160192B2 (ja)
JPS61223077A (ja) 木材接着用粉末状組成物
JPH0324510B2 (ja)
JPH0258583A (ja) 接着方法
JPH0160190B2 (ja)
JP2000109629A (ja) 水性組成物および接着剤
US3681168A (en) Bonding with vinyl acetate polymer modified resorcinol-base adhesive
JP2001003022A (ja) 木材用接着剤組成物
JPS6017435B2 (ja) 水系接着剤組成物
JP3350952B2 (ja) 2液型水系接着剤組成物
JP2756484B2 (ja) 接着剤組成物
JP4263570B2 (ja) 木質用耐水接着剤組成物