JPS6121800A - 汚泥の脱水方法 - Google Patents

汚泥の脱水方法

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JPS6121800A
JPS6121800A JP59084981A JP8498184A JPS6121800A JP S6121800 A JPS6121800 A JP S6121800A JP 59084981 A JP59084981 A JP 59084981A JP 8498184 A JP8498184 A JP 8498184A JP S6121800 A JPS6121800 A JP S6121800A
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sludge
group
water
cationic
fibrous material
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Kimihiko Noda
公彦 野田
Yoji Fujiura
洋二 藤浦
Yoichi Hasegawa
洋一 長谷川
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は汚泥の脱水方法に関するものである。
さらに詳しくは各種工場、下水処理場、し尿処理場等か
ら発生する汚泥を真空脱水機またはフィルタープレスを
用いて効率よく脱水する方法に関するものである。
真空脱水機またはフィルタープレスによる汚泥の脱水に
は脱水助剤として塩化第二鉄、消石灰などの無機凝集剤
が使用されているが、この方法は無機凝集剤の添加量が
多い、脱水ケーキの焼却に多量の燃料を必要とする、焼
却灰分が多いなどの問題があった。
また、高分子凝集剤を脱水助剤として用いる方法もこれ
まで検討されてはきたが、汚泥が炉布の目に詰まって途
中で濾過ができなくなる、濾過できても脱水ケーキ含水
率が下がらない、炉布との剥離性が悪いなどの問題が発
生し、実用化に至っていない。また、高分子凝集剤と繊
維などとを単に混合、併用する方法もあるが、この場合
も、脱水ケーキ含水率およびP布との剥離性が十分では
なく、その他m維がバルキーなため、保管、輸送に大型
の設備を要する、使用に手間がかがる、安定した効果が
得られないなどの問題があった。
本発明者らは上記問題点の解決を目的に鋭意検討した結
果、本発明に達した。すなわち本発明は水で湿らせて密
度0.8 f/ 7cm3以上に嵩比重を増大せしめた
有機性の繊維質物(2)と高分子凝集剤(B)とからな
り、汚泥に添加され、次いで得られるフロック径を1朋
以下に調整して真空脱水機またはフィルタープレスによ
り脱水することからなる汚泥の脱水方法である。
本発明において、有機性のm維質物としては天然mM(
植物性繊維としてはセルロース系のものたとえば紙、木
綿、ワラ、オガクズ、草炭、パルプなど、動物性繊維と
しては絹、羊毛など)、人造繊維(セルロース系のもの
たとえばレーヨン、アセテートなど)、合成繊維(ポリ
アミド、ポリエステル、アクリルなど)およびこれら二
種以上の併用系があげられる。これらのうちで好ましい
ものは繊維または水中で繊維状になりうる植物性m維質
物(以下、有機性繊維質物のことを単に繊維という)た
とえば紙、紙粉゛砕物、木綿、パルプ、草炭などである
。この中でとくに紙の粉砕物が好ましい。紙の粉砕物の
中に未粉砕の小紙片(たとえば]〜5Qmm程度)を含
んでいる形態のものも使用できる。紙の粉砕物に加えて
他の繊維を併用することができる。紙の粉砕物と他の繊
維の割合は通常100:0〜1°99、好ましくは10
0:O〜50:50である。
繊維の形態としては粉末状たとえば繊維を微粉砕または
すり潰して粉末状にしたもの、および繊維状たとえば単
繊維(通常100デニール以下の太さのもの)を切断し
たもの、繊維を複数本集束し、適当な集束剤で処理して
切断したもの、その他織布、不織布、編状布、シート(
たとえば紙)を裁断したもの、またはほぐしたものがあ
げられる。
繊維の長さはとくに限定されるものではないが、通常0
.01〜50mm 1好ましくは0.01〜5mmであ
る。
本発明において、laMは水で湿らせて密度03y/c
1n3以上に嵩比重を増大せしめて使用される。
水で湿らせる前の繊維の密度は通常0.2g〜以下、好
ましくは001〜015g〜である。水で湿らせて嵩比
重が通常1.5倍以上、好ましくは2〜100倍に増大
される。
繊維を水で湿らせて密度03f/−以上に嵩比重を増大
せしめる方法としては、とくに限定なく、公知の方法で
行なえるが、たとえば繊維に水をスプレィする方法、水
蒸気を吹込む方法、高湿度下に保持して吸湿させる方法
、繊維と水を機械的混合装置(ナウターミキサ−、リボ
ンミキサー、コニカルブレンダ−、モルタルミキサーな
ど)を用いて混合する方法、あるいは繊維または水中で
繊′維状になりうる植物性繊維質物と水を機械的破砕装
置(紙の離解機、叩解機など)を用いて破砕、スラリー
化する方法などが挙げられる。
繊維の密度を増大させる場合、好ましい方法は繊維に対
して01〜100倍の水を加えて均一混合する方法であ
る。さらに好ましくは02〜50倍の水を加えて均一混
合する方法である。水の添加量が繊維に対し、01倍未
満では繊維が嵩高く、多量の空気を保持しているため、
汚泥に添加したとき、これらの空気が気泡となって繊維
と汚泥の親和性を低下させて、所望の脱水効果が得られ
ない。また100倍を越えると繊維を汚泥に添加したと
き、汚泥中に余分の水を加えることになり脱水が不経済
となる。
高分子凝集剤(B)としては、カチオン性、アニオン性
およびノニオン性高分子凝集剤が使用でき、カチオン性
のものが好ましい。
適当なカチオン性高分子凝集剤にはカチオン性単量体の
少くとも一種またはこれと他のエチレン性不飽和単量体
の少くとも一種の重合体および共単量体たとえば3級窒
素含有アクリレート類、3級窒素含有アクリルアミド類
、4級窒素含有アクリレート類、4級窒素含有アクリル
アミド類;複素環または芳香環含有ビニル単量体たとえ
ばヒ゛′ニルイミダシリン類、ビニルベンジル4級アン
モニウム塩;およびアリルアミン類があげうれる。
カチオン性アクリル系単量体としては一般式%式% (式中、Aは酸素原子またはNH,Bは炭素数1〜4の
アルキレン基、炭素数2〜4のヒドロキシアルキレン基
またはフェニレン基、R1はHまたはメチル基1.R2
、R3、R4はH1アルキル基またはアラルキル基、X
oは対アニオンを示す。)で示されるものがあげられる
具体的にはジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレ
ート類(ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
ジエチルアミノエチル(メタ各リレート、3−ジメチル
アミノ−2−ヒドロキシプロピル(メタタ≦リレートな
ど)、ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミ
ド類(ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、
3−ジメチルアミノ−2−ヒドロキシプロピルアクリル
アミドなど)などの無機酸塩(塩酸塩、硫酸塩、など)
、有機酸塩(酢酸塩など)または4級化剤(塩化メチル
、ジメチル硫酸、塩化ベンジルなど)による第4級アン
モニウム塩があげられる。
ビニルイミダゾリン類としてはN−ビニルイミダゾリン
およびその3級および4級塩:ビニルベンジル4級アン
モニウム塩としてはビニルベンジルトリC1〜4 アル
キルアンモニウム塩たとえば英国特許862,719号
明細書に記載のもの;アリルアミン類としては(メタ)
アリルアミン(アリルアミンおよびメタアリルアミンを
表わす。以下同様の表現を用いる。)およびそれらのモ
ノ−およびジーC3−4アルキル置換体、およびシ(メ
タ)アリルアミンおよびそれらのアルキル置換体、なら
びにこれらのアルキル置換体の4級化物があげられる。
必要によりカチオン性単量体と共重合される他のエチレ
ン性不飽和単量体としては(メタ)アクリルアミド、N
−モノまたはN、N−ジC□〜4アルキル(メタ)アク
リルアミド、(メタ)アクリロニトリル、C7〜4 ア
ルキル ト、スチレン、ビニルエステル類(酢酸ビニルなど)、
ビニルエーテル類(ビニルメチルエーテルなど)、ビニ
ルハライド類(ビニルクロライドなど)などのノニオン
性単量体;および不飽和カルボン酸〔(メタ)アクリル
酸、マレイン酸など〕、不飽和スルホン酸〔ビニルスル
ホン酸、(メタ)アリルスルホン酸などの脂肪族スルホ
ン酸;ビニルトルエンスルホン酸、スチレンスルホン酸
などの芳香族ビニルスルホン酸;スルホC2〜4 アル
キル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−(メ
タ)アクリルオキシプロパンスルホン酸などのスルホ(
メタ)アクリレート;(メタ)アクリルアミドC2〜4
アルカンスルホン酸、8−(メタ)アクリルアミド−2
−ヒドロキシプロパンスルホン酸などのスルホ(メタ)
アクリルアミドなと〕ならびにこれらの塩〔、Na、に
などのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、モノ−、ジー
およびトリーエタノールアミン、アルキル(C,〜、)
アミンなどのアミン塩〕などのアニオン性単量体があげ
られる。
カチオン性単量体の割合は、全単量体の重量に基づいて
通常少くとも5%、好ましくは少くとも10%、とくに
好ましくは少くとも30%である。
(メタ)アクリルアミドの割合は通常0〜95%、好ま
しくは0〜70% である。アニオン性および疎水性単
量体の割合は通常20%以下、好ましくは10%以下で
ある。
このようなカチオン性単量体および必要により他の単量
体の重合体および共重合体の具体例としては米国特許第
4,152,807号および第3,259,570付合
明細書に記載されているものがあげられる。
カチオン性高分子凝集剤の他の例としては、カチオン変
性されたポリアクリルアミド、キトサン、ポリエチレン
イミン、エピハロヒドリン−アミン縮合物およびカチオ
ン化テンプンがあげられる。
カチオン変性されたポリアクリルアミドとしてはポリア
クリルアミドのマンニッヒ変性物(たとえば米国特許第
2,1128.901号明細書に記載のもの)、ホフマ
ン変性物があげられる。ポリエチレンイミンとしては重
合度が400以上、好ましくは2000以上のポリエチ
レンイミンおよびそのN−メチル置換体ならびにこれら
の3級および4級塩(たとえば米国特許第3,259,
570 最明箱書に記載のもの)があげられる。エピハ
ロヒドリン−アミン縮合物としてはエピクロルヒドリン
とC2〜6 のアルキレンジアミンとの重縮合物があげ
られる。カチオン化テンプンとしてはエンサイクロペデ
ィア・オブ・ケミカル・テクノロジー(2版)、第18
巻、688〜689頁記載のカチオン性テンプンがあげ
られる。キトサンとしてはかに、えび、昆虫などの甲殻
中に含まれているキチンを濃アルカリ中で加熱、加水分
解して脱アセチル化されたものがあげられる。
さらに上記カチオン性高分子凝集剤のうち、その固有粘
度CyDcJl/y (以下、〔aで表わす〕とコロイ
ド当量値Cmeq/9 (以下、Cで表わす)とが式6
式%(2) (式中、C〉0、〔a〉0であり(w)ハso°0(7
)]、N−NaNO3水溶液中で測定する)で示される
範囲のものがよい。〔θが上記範囲外では汚泥に添加混
合して脱水した場合、十分な脱水効果が得られない。
アニオン性高分子凝集剤およびノニオン性高分子凝集剤
としては前述のノニオン性単量体〔(メタ)アクリルア
ミドなど〕、アニオン性単量体〔(メタ)アクリル酸、
(メタ)アクリルアミドC2〜4アルカンスルホン酸、
ビニルスルホノ酸などおよびそれらの塩〕またはそれら
の二種量」二の重合体および共重合体ならびにそれらの
アニオン変性物たとえばポリアクリルアミドおよびその
加水分解物;ポリエチレンオキシド;天然産ノニオンお
よびアニオン性高分子凝集剤たとえばアルギン酸ソータ
、グアーガム、デンプン、カルボキシメチルセルロース
−ナトリウム塩などがあげられる。
高分子凝集剤のうちで好ましいものはカチオン性高分子
凝集剤である。カチオン性高分子凝集剤のうちで好まし
いものは3級窒素含有(メタ)アクリレートもしくは(
メタ)アクリルアミドと酸との塩(共)重合体および4
級窒素含有(メタ)アクリレートもしくは(メタ)アク
リルアミド(共)重合体、ポリアクリルアミドのマンニ
ッヒ変性物、ポリビニルイミダゾリン、キトサン、およ
びポリジアリルアミンであり、とくに好ましいものはメ
タクロイロキシエチルトリメチルアンモニウムクロライ
ドポリマーである。
本発明において高分子凝集剤(B)は粉末状のものが好
ましいが、水溶液状またはエマルジョン状の凝集剤(濃
度は通常2重量%以上、好ましくは20重量%以上)を
使用することもできる。
本発明において(5)と(B)に加えて必要により他の
凝集剤(塩基性塩化アルミニウム、硫酸第一および第二
鉄、塩化第二鉄、硫酸アルミニウム、アルミン酸ソーダ
、活性ケイ酸などの無機凝集剤など)、公知の沖過助剤
(消石灰、微粉炭、ベントナイト、ケ・イソウ土、カオ
リン、セライト、活性白土など)、界面活性剤、無機塩
、消臭剤、消泡剤などを併用することもできる。界面活
性剤としては公知のアニオン性、カチオン性、両性およ
び非イオン性のものが使用できるが、カチオン性と非イ
オン性の界面活性剤が好ましく、長鎖アルキルアミンの
1〜3級塩、または4級アンモニウム塩などのカチオン
性界面活性剤がさらに好ましい。無機塩は任意のもので
よく、とくに限定されずたとえば食塩、ホウ硝、硫安な
どがあげられる。これらの添加量は繊維と凝集剤の合計
重量に基づいて通常200%以下、好ましくは100%
以下である。これらは予め本発明の助剤に混合して加え
てもよく、また別々に任意の順序で加えてもよい。
本発明において(ロ)および(B)を汚泥に添加するに
際し、対象となる汚泥は下水、し尿、工場廃水などの生
汚泥、活性汚泥、消化汚泥、凝集沈降汚泥またはそれら
の組合せによる混合汚泥など如何なる汚泥であってもよ
いが、微生物処理で得られる汚泥(活性汚泥、消化汚泥
など)を含有し汚泥中の有機分が固形分当り40重量%
以上、かつ汚泥中の有機性紘維分が固形分当り20重量
%以下である難濾過性の汚泥がとくに有効である。
本発明における(A)の汚泥への添加量〔(4)の固形
分として〕は汚泥の固形物に対し通常05〜200重量
%、好ましくは1〜100重量%、とくに好ましくは2
〜50重量%である。添加量が05重量%未満では脱水
効果が不十分となり、逆に200重量%を越えると不経
済となる。(B)の汚泥への添加量は通常0.05〜3
重量%、好ましくは01〜2.0重量%である。添加量
が005重量%未満または3重量%を越えると脱水効果
が不十分となる。
本発明に従って、水で湿らせて密度0.897d以上に
嵩比重を増大せしめた有機性の繊維質物(ロ)と高分子
凝集剤(B)を汚泥に添加するに当り、(ロ)と(B)
は別々に任意の順序で添加してよい。(8)と(B)は
同時に添加するか、(5)を汚泥と混合したのち、(B
)を添加するのが好ましい。
また、(B)を二種以上(たとえばカチオン性凝集剤と
アニオン性凝集剤)併用する場合、それらは別々に任意
の順序(カチオンについでアニオン、またはその逆)で
添加することができる。
(5)および(B)の汚泥への添加方法は直接汚泥へ添
加する方法および脱水助剤を一旦水と混合分散してスラ
リー状(Aの場合)または水溶液状(Bの場合)にした
のち汚泥に添加する方法があげられる。
本発明において、(2)および(B)を汚泥に添加し、
次いでフロック径を1 mm以下、好ましくは01〜Q
、57nmに調整する。フロック径が1 mmより大き
い場合は脱水後のケーキ含水率が十分に低下せず炉布へ
のケーキ付着量も少くなり(汚泥処理速度か小さくなり
)、特に真空脱水の場合、汚泥か炉布に付着しないこと
もあり、本発明の目的達成できない。
フロック径の調整の一つの方法としては脱水助剤を汚泥
へ添加混合して通常攪拌または緩攪拌(たとえば30〜
300rpm未満、10〜1000秒)を行なってフロ
ックを形成させ、次いて一旦形成したフロックを強攪拌
(たとえば800 rpm以上、10″′−1000秒
)してフロック径1 mm以下に破壊する方法があげら
れる。攪拌(通常攪拌、緩攪拌、強攪拌など)の方法は
任意の方法(二枚羽根攪拌機、カイ型攪拌棒を備えた攪
拌機、佐竹式攪拌機など使用する方法)でよく、とくに
限定されない。一旦形成したフロックを破壊することに
より、脱水後のケーキ含水率がさらに低下し、P布への
ケーキの付着量も増加しく汚泥処理速度が増大する)、
また、ケーキの炉布からの剥離性もよくなる。また、別
のフロック径の調整方法としては最初からフロック径が
1 mH以下のフロックが生成するように対象汚泥の種
類を考慮して(ロ)および(B)の組成、添加量あるい
は汚泥へ添加後の攪拌条件(攪拌速度および攪拌時t?
J1 )などを調整する方法をとることもできる。
フロック径1 mノlL以下に調整したのち、脱水が行
われる。脱水は真空脱水機またはフィルタープレスを用
いて行なわれる。
用いられる真空脱水機としてはオリバーフィルター、ベ
ルトフィルター、ドラムフィルター、プレコートフィル
ターなどがあげられる。
また、(5)および(B)を加えた汚泥をあらかじめ重
力脱水または適当な脱水機を用いて軽く予備脱水したの
ち、上記脱水機にかけてもよい。
脱水されたケーキは公知の方法で焼却などされる。また
燃料化、コンポスト化(肥料化)することも極めて容易
である。
本発明に従って、水で湿らせて密度o、3 y/cra
”以上に嵩比重を増大せしめた有機性の繊維質物(5)
と高分子凝集剤(B)を汚泥に添加し、かつフロック径
をI H以下に調整することにより、大巾に脱水性能が
向上(脱水ケーキの含水率の低下および炉布との剥離性
の向上)するという効果を奏する。ここで、(5)の代
わりに、密度o3y/−以上に嵩比重を増大せしめてい
ない繊維を用いた場合、またはフロック径を1 mm以
下に調整しない場合(こは本発明のような顕著な効果は
得られない。
従来、汚泥を凝集剤で処理し真空濾過機またはフィルタ
ープレスにより脱水する方法において、凝集剤としては
無機系のものが用いられており、この方法において、有
機の高分子凝集剤を用いるとP布との剥離性が悪くケー
キ含水率が充分低下せず満足に実用化しえなかった。し
かるに本発明に従って高分子凝集剤を水で湿らせて密度
o、sy/cTL3以上に嵩比重を増大せしめた有機性
繊維質物と併用し且つフロック径を1 mm以下に調整
することにより剥離性および含水率低下が著しく改善さ
れ、高分子凝集剤を用いる真空濾過機またはフィルター
プレスによる脱水の実用化に成功したものである。
また、従来の無機凝集剤を用いた真空脱水方法を上廻る
脱水効率(脱水ケーキ含水率の低下、炉布との剥離性の
向上)を得ることができる。しかも無機凝集剤の方法の
重大な欠点が解決され、脱水ケーキは可燃性に富み、焼
却時の燃料が大巾に少なくてすみ、焼却灰分の生成量も
大巾に少なくなった。このため、本発明は実用上極めて
高い価値を有する。
以下、実施例および比較例により本発明をさらに説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1および比較例1 新聞故紙粉砕物(嵩比重0.03、含水率8重量%)1
重量部に水05重量部を加え、十分に混練して嵩比重を
約4倍に増大させた。
800mj’のビーカーに採取したA市し尿処理場の消
化汚泥2009 (固形分39重量%、有機分628重
量%/汚泥固形分11m維分115重量%/汚泥固形分
)に上記で作成した混練物とメタクロイロキシエチルト
リメチルアンモニウムクロライドポリマー(以下MET
ACポリマーと称す。固有粘度51dz/y、コロイド
当量値4.8mey/ 9 ) 0.8重量%水溶液を
夫々所定量同時に加えた。カイ型攪拌棒を備えた実験用
小型攪拌機を用いて25Orpm で30秒間攪拌して
一旦フロックを形成させ、次いで500rpmで2分間
攪拌して、先に形成したフロックを破壊した。
市販の真空脱水試験布を装着した内径3.51の小型リ
ーフを上記で調製したビーカーのフロック中に浸し、−
460m7nH9の減圧下に真空脱水を開始した。
P液が60mj’流出するまでの時間(秒)を測定した
のち、直ちにビーカーからリーフを取出し、逆さく上向
き)に立て、さらに−450maH9で2分間吸引した
P布上に付着したケーキの厚さく mm ) 、ケーキ
含水率(重量%)、P布との剥離性さらにP液の清澄性
を測定した。試験結果を表1に示す。
比較例1として、実施例1と同じ方法で、汚泥に何も加
えないもの、上記混練物のみを加えたもの、METAC
ポリマーの水溶液のみを加えたもの、および混線物の代
わりに嵩比重003の新聞故紙粉砕物(含水率8重量%
)をそのまま用いて真空脱水試験を行なった。その結果
を表1に併記した。
またフロック径を本発明以外の大きさに調整した点以外
は実施例1と同様にして試験を行ない、この結果も表1
に01記した。(比較例1’−7,1’−8)表   
  1 *1 所定量の新聞故紙粉砕物(嵩比重0.08.含水
率8%)を一旦水を加えて混練したのち汚泥に加えた。
*2 上記新聞故紙粉砕物をそのまま加えた。
表1(続き) *1 脱水後のケーキの剥離性 良 ・ケーキがほぼ完全に剥離し、炉布の目詰りもない
可・・・剥離が不十分で、若干ケーキが炉布上に残る。
一部炉布が目詰りしている。
不可・・・剥離後、相当量のケーキが炉布上に残る。炉
布のほぼ全域が目詰りしている。
*2 P液の清澄性 良 ・・・ケーキの流出がほとんど見られない。
可・・・ごく僅かにケーキがP液中に流出している。
不可 ケーキがP液中に流出している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水で湿らせて密度0.3g/cm^3以上に嵩比重
    を増大せしめた有機性の繊維質物(A)と高分子凝集剤
    (B)を汚泥に添加し、次いで得られるフロック径を1
    mm以下に調整して真空脱水機またはフィルタープレス
    により脱水することからなる汚泥の脱水方法。 2、有機性の繊維質物が繊維または水中で繊維状になり
    うる植物性繊維質物である特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 3、植物性繊維質物が紙の粉砕物である特許請求の範囲
    第2項記載の方法。 4、(B)がカチオン性高分子凝集剤である特許請求の
    範囲第1項〜第3項のいずれか記載の方法。 5、カチオン性高分子凝集剤が(1)3級窒素含有アク
    リレート類、3級窒素含有アクリルアミド類、4級窒素
    含有アクリレート類、4級窒素含有アクリルアミド類、
    ビニルイミダゾリン類、およびアリルアミン類からなる
    群より選ばれるカチオン性単量体の少くとも一種または
    これと他のエチレン性不飽和単量体の少くとも一種の重
    合体、(2)カチオン変性されたポリアクリルアミド、
    (3)キトサン、(4)ポリエチレンイミン、(5)エ
    ピハロヒドリン−アミン縮合物および(6)カチオン化
    デンプンからなる群より選ばれる少くとも一種である特
    許請求の範囲第4項記載の方法。 6、カチオン性単量体が一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中、Aは酸素原子またはNH、Bは炭素数1〜4の
    アルキレン基、炭素数2〜4のヒドロキシアルキレン基
    またはフェニレン基、R_1はHまたはメチル基、R_
    2、R_3、R_4はH、アルキル基またはアラルキル
    基、X^■は対アニオンを示す。)で示される単量体で
    ある特許請求の範囲第5項記載の方法。 7、該繊維質物が密度0.01〜0.2g/cm^3、
    繊維長0.01〜5mmからなる特許請求の範囲第1項
    〜第6項のいずれか記載の方法。 8、(A)と(B)とを同時または(A)についで(B
    )を添加する特許請求の範囲第1項〜第7項のいずれか
    記載の方法。
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JPS6121800A true JPS6121800A (ja) 1986-01-30

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JP (1) JPS6121800A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007283225A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Ebara Engineering Service Co Ltd 汚泥用脱水助剤及びそれを用いた汚泥の脱水方法と装置
JP2012071296A (ja) * 2010-08-31 2012-04-12 Swing Corp 汚泥用脱水助剤及び汚泥の脱水方法と装置

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