JPS61215786A - 皮革の装飾方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は皮またはなめし皮の装飾または印刷に関す。

本発明によれば、皮（ｈｉｄｅ　）またはなめし皮（ｌ
ｅａｔｈｅｒ）、特にフリース（毛）　（ｆｌｅｅｃｅ
　）を有するなめし皮を装飾または印刷する（　ｄｅｃ
ｏｒａｔｅ　）にあたり上記皮またはなめし皮の装飾（
印刷）すべき表面を、熱処理によって昇華する染料を担
持している支持体（多くの場合、紙からなる支持体うと
接触させる工程および上記皮またはなめし皮と、染料を
担持している支持体とからなる複合体（ｃｏｍｐｌｅｘ
）を圧熱処理することによシ染料を昇華させかつこれを
なめし皮に移行させる工程を行うことを特徴とする、皮
またはなめし皮の装飾（印刷）方法が提供される。

上記本発明の方法においては、皮またはなめし皮と、昇
華性染料を担持している支持体とからなる複合体を比較
的限定された圧力下で比較的長い時間加熱処理を行なう
、染料としては低い分子量を有する昇華性のカチオン性
インキが使用される。

上記の加熱処理は１７０〜１８０”Ｃの範囲の温度で３
０〜３５秒の範囲の時間性われる。

本発明によれば、更に、昇華によって転移された染料で
印刷された皮またはなめし皮が提供される。特に本発明
によれば、フリースを有するなめし皮であってかつ該フ
リースが昇華によって移行された染料で装飾されている
なめし皮が提供される。前記方法と同様な方法によって
、フリースを有する面と反対側のなめし皮の表面も装飾
（印刷）することができる。

本発明によれば、更Ｋ、前記本発明の方法に従ってなめ
し皮、特にフリースを有するなめし皮を装飾（印刷）す
るために使用する装置であって、加熱手段を備えた可動
平板（ｍｏｂｉｌｅ　ｐｌａｎｅ　）を有するプレス、
サーモスタットおよびタイマーからなる装置が提供され
る。

上記本発明の方法および装置１によって処理される皮製
品は、特に１なめしを行った（　ｔａｎｎｅｄ　）　−
特に、クロムなめしを行った一電封皮（ｆｕｒ−ｈｉｄ
ｅ　）または電封なめし皮（ｆｕｒ−１ｅａｔｈｅｒ　
）であるか、または、なめしと染色を行ったかつ場合に
よシ更に艶消（ｆｌａｔｔｉｎｇ　）、シェービング（
ｓｈａｖｉｎｇ）、延伸（ｓｔｒｅｔｃｈｉｎｇ　）お
よびレベリング（ｌ　ｅｖｅ　１１ｉｎｇ）処理を行っ
た電封皮または電封なめし皮である；これらの製品は図
柄（ｐａｔｔｅｒｎ）を熱印刷しそして染料を、予備印
刷した゛紙製支持体または他の支持体から昇華によシ転
移させることによシ、皮の側または毛の側またはその両
者に印刷される。

上記なめし皮から得られる製品は、色調の鮮明性および
図柄の明確性（シャープさ）の両者の点で、また染色に
よって皮革の感触が何ら変化していないという点で特に
有用である。

上記方法で印刷される皮あるいはなめし皮は有毛動物の
皮のいずれでもよく、かつこの皮は予めなめしを行った
ものあるいはなめしと染色とを行ったものであることが
でき、また更にナツビング（毛羽立て、ｎａｐｐｉｎｇ
　）　（すなわち“ｎａｐｐａｔｕｒａ”）のごとき仕
上げおよび調整処理を施したものであり得る。皮のなめ
し方法はクロムなめしまたはこれと均等的な方法である
ことが有利である。

印刷は、昇華熱転写印刷によって行なわれる。

すなわち、マトリックス〔所望の染料およびパターンが
予め設けられている紙製支持体あるいは他の支持体〕か
ら染料およびパターンを前記の皮あるいはなめし皮へ移
行させることＫよシ行わる。

支持体からなめし皮への染料の転移は昇華により、すな
わち染料とパターンを気体の状態で皮革の繊維中あるい
は毛の中へ、フリース本体（ｆｌｅｅｃｅｍａｓｓ）の
厚みの深部まで滲透させることによって行われる。染色
されたなめし皮および／または毛は染色後もそれら自身
の特性を保持している。

染料は低分子量のカチオン性インキであり、加熱処理の
際に昇華し、皮革および毛の繊維中へ滲透させ、定着さ
せるのに適したものである。

染料の移行は、高温および高圧を同時に与える加熱印刷
転写プレスによシ長い時間で行われる。

この種の印刷は幾つかの種類の織物、多くの場合ポリエ
ステル織物に既に使用されているが、この目的に採用さ
れている条件と方法は、本発明による皮あるいはなめし
皮の装飾に使用されるものとは異るものである。皮ある
いはなめし皮の印刷を行うに当っては、これらの皮革を
その電制を予め剃り（ｓｈａｖｅ）かつ延伸し、次いで
固定しく５ｐｌｉｎｔ）その脂肪分を除去する。ついで
（皮側も均一にするために）皮革に油なめしを行いつい
でプレスして、印刷不良を生ずる、印刷の際のなめし皮
の固化（ｓｅｔｔｌｉｎｇ　）を防止する。本発明の方
法では、処理に１７０〜１８０’Ｃの温度と織物の印刷
の場合と比較してよシ低い圧力と３０〜３５秒程度の処
理時間を必要とする。これに対して織物の場合には、２
１０〜２２０＠Ｃの温度で約２５秒間、処理が行われる
。

更に１織物の場合には通常、連続形式のカレンダーロー
ルを有する加熱印刷機を使用しているが、本発明の方法
では可動平板を有するプレスが使用される。

本発明は他の形式の印刷方法に比較して顕著な利点を有
する。

すなわち、印刷は加熱印刷時の染料の昇華によって行な
われるので、なめし皮は、浸漬または酸化によシ染色を
行った場合と異なシ、その本来の性質を保有している；
しかも酸化による染色は地色（ｂａｃｋｇｒｏｕｎｄ　
ｃｏｌｏｕｒ）につｂてしか行うことができない。一方
、本発明による印刷においては−なめし皮の特性を変化
させることなく保持したままで一非常に微細な図柄およ
び色の鮮明性を得ることができ、同時に他の方法では得
ることのできない染色の均一性も得ることができる。こ
れらの結果は公知の印刷方法では得ることができないも
のである。事実、顔料捺染は現在、皮面に行なわれてい
る：この印刷方法においては一凸版（ｃｌｉｃ−聾）を
使用して一自己重合性樹脂液を用いて調製した着色剤を
印刷し、そしてこの樹脂液を車装の場合のごとく網状化
させてそれ自身を被印刷面に固定させる０従ってこれら
の印刷体は印刷体で覆われる表面を完全に変性させ、そ
の結果、得られる製品は印刷を行う前の製品とは異なっ
た製品となり、必然的に柔軟性が低下しかつある程度（
微かであるにしても）、上述の如く印刷した皮あるいは
なめし皮から作った布地あるいは家具類の蓬常の使用に
よって剥離することがある。電制に行う従来の印刷は、
通常は凸版印刷し、インキを乾燥しそしてアイロンによ
シ定着させることによシ行われている。この方法では非
常に粗雑な図柄と均一性に劣る色調が得られるにすぎな
いが、本発明の熱印刷および昇華による電制の印刷にお
いては繊細な図柄の印刷と特に正確な色調の変化を達成
することができる。

本発明の他の要旨を以下に列挙する。

１、昇華によって移行した染料で印刷された皮またはな
めし皮。

２　昇華によって移行した染料によって印刷された７リ
ースを有するなめし皮。

１　加熱手段を備えた可動平板を有するプレス、サーモ
スタットおよびタイマーからなシ、特許請求の範囲第１
〜第５項の方法を実施するための皮またはなめし皮、ｆ
ｉ＝に毛またはフリースを有するなめし皮の印刷を行な
う装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、装飾すべき皮またはなめし皮の表面を、熱処理によ
   つて昇華する染料を担持する支持体と接触させついで上
   記皮またはなめし皮と染料を担持する支持体とからなる
   複合体を加圧および加熱処理して染料を昇華させかつ皮
   またはなめし皮上に染料を移行させることを特徴とする
   、皮革の装飾方法。 ２、皮またはなめし皮と、昇華性染料を担持する支持体
   とを比較的低い圧力下、比較的長い時間熱処理する、特
   許請求の範囲第１項記載の方法。 ３、着色剤として低い分子量を有するカチオン性の昇華
   性インキを使用する、特許請求の範囲第１項に記載の方
   法。 ４、加熱は１７０〜１８０℃の温度で３０〜３５秒間行
   なう、特許請求の範囲第１項に記載の方法。