JPS6121534Y2 - - Google Patents

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JPS6121534Y2
JPS6121534Y2 JP1980109240U JP10924080U JPS6121534Y2 JP S6121534 Y2 JPS6121534 Y2 JP S6121534Y2 JP 1980109240 U JP1980109240 U JP 1980109240U JP 10924080 U JP10924080 U JP 10924080U JP S6121534 Y2 JPS6121534 Y2 JP S6121534Y2
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JP
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separator
exhaust gas
oil
particles
swirling flow
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JP1980109240U
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JPS5735729U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車等の車輛の排ガス、特にデイ
ーゼル機関を搭載した車輛の排ガスからカーボン
微粒子等を除去する排ガス微粒子捕集装置に関す
るものである。
例えば、自動車に搭載した内燃機関からの排ガ
スが大気汚染の原因となることから、排ガスの浄
化が強く要求され、排ガス中の微粒子の除去も必
要とされている。
しかし、内燃機関の排ガス中の微粒子を簡単に
捕集できるような小型で高効率の集塵装置は未だ
に提供されていない。
ガス中に浮遊する微粒子を捕集するための集塵
装置としては、例えば次のものがある。
(1) 特開昭50−133572号公報:ガスが通過する通
路内に水蒸気を供給して飽和点近くまで加湿
し、そしてその通路の下流側に設けられた冷却
装置によつて前記飽和蒸気を冷却することによ
つてガス中の水分を塵を核とする霧とし、この
霧を冷却器と接触させて冷却器の表面で露とし
て捕集するもの。
(2) 実公昭38−4493号公報:ガスが通過する縦型
のダクト内に集塵油を噴射して円錐状の油膜を
形成し、この油膜の中をガスを通過させること
によつて集塵油中にガス中の塵埃を捕獲するも
の。
しかし、前記(1)の装置は、ガス中に単に水蒸気
を供給するだけのものであるのでガスと水蒸気と
の接触が悪く、塵埃を含む霧を効果的に発生させ
ることができない。更に、この種の装置は固定式
のものであつて、装置が全体的に大型化する。ま
た、前記(2)の装置は、タンク内において集塵油を
噴射して油膜を発生させ、その油膜内をガスを通
過させるのでガスと集塵油との接触は比較的良好
であるが、かなり装置が大型化する欠点があり、
固定式の集塵装置としてしか使用することができ
ない。
以上のように、従来のガス中に浮遊している微
粒子を捕促する集塵装置は大型のものしかなく、
車両の排ガスを処理することができるような、小
型化され、集塵効果の大きなものを得ることは困
難であつたのである。
本考案は、前記従来の装置の有する欠点を解消
し、小型化することができる上に、効率的に排ガ
ス中の微粒子を集塵することができる微粒子捕集
装置を提供するものである。
前記目的を達成するための本考案は、内燃機関
の排気系に連通し、前記内燃機関の排ガスに旋回
流を生成する分離器と、加熱のみにより油の粒子
を前記分離器内に浮遊せしめるように、前記分離
器下部に設けられた油溜装置とより成る排ガス微
粒子捕集装置である。
本考案は排ガスと油の粒子とを単に接触させる
ものではなく、排ガスに旋回流を与え、この旋回
する排ガス中に油の粒子を供給して両者を混合
し、接触させ、油の微粒子に捕集されて重量が増
加した微粒子を排ガスの旋回流による遠心力によ
つて分離器の壁面ないしは分離器に接続された排
気系の壁面に接触させて捕集することに特徴があ
るのである。
次に図面により本考案の実施例を説明する。
第1図において、内燃機関の排気系1の一部に
平面視うず巻状の分離器2が設けられている。こ
の分離器2の中央には排気管3が設けられてお
り、矢印のように分離器2内に流入した排ガスが
旋回流を起しながら排気管3から系外へ流出する
ようにしている。
一方、分離器2の下部には油溜タンク4が設け
られている。この油溜タンク4は、中央部4aが
上方へ突出した形に形成されており、その上面か
ら油の粒子5を分離器2内に矢印のように浮遊さ
せるようにしている。油溜タンク4の下部は、排
ガスを利用したヒータ6内に位置しており、ここ
で熱せられた油が粒子5として分離器2内に至る
ようにしている。
いま、排ガスが分離器2内に入ると分離器2の
うず巻作用により矢印のような旋回流となる。一
方、これと平行して、ヒータ6内を通過する排ガ
スにより油溜タンク4内の油が熱せられ、該タン
クの上面から粒子として分離器2内に浮遊し、旋
回流となつている排ガスのカーボン微粒子と接触
結合して質量の大きな粒子となる。そして結合粒
子は、遠心作用により分離器2の内壁面に付着
し、下降して捕集部7に集結する。
従つて、排ガス中に含まれるカーボン等の微粒
子は、簡単な遠心分離器でも確実に捕促されるこ
とになるので、排ガスを効果的に浄化することが
できる。
なお、第2図に示すように、油溜タンク4aの
上面を開放し、更に油を粒子が沈降しやすいもの
にすることにより、油溜タンク4aの底部に粒子
を集結させるようにしてもよい。
また、第3図に示すように分離器2bを横置き
にし、固定羽根8により排ガスに矢印の如く旋回
流を起させ、分離器2bの底部に油溜タンク4b
を設けるようにしてもよい。
以上のように、本考案にかかる排ガス微粒子捕
集装置は、内燃機関の排気系に連通し、前記内燃
機関の排ガスに旋回流を生成する分離器と、加熱
のみにより油の粒子を前記分離器内に浮遊せしめ
るように、前記分離器下部に設けられた油溜装置
とより構成されているので、次の如き効果を奏す
ることができる。
イ 分離器内において排ガスに旋回流を起させる
と共に、この旋回流中に油の粒子を浮遊させて
排ガスと接触させるので、両者の接触効率は極
めて良好である。
油の粒子は排ガス中の微粒子を捕促し、重量
が増加するが、それと共にその粒子は旋回流に
伴う遠心力により主として分離器の壁面と接触
してこれに付着して流下し、微粒子は捕集され
る。
ロ 排ガスに旋回流が与えられて油の粒子との接
触効率が良いために装置を小型化することがで
き、車両の排ガス処理装置に適用することがで
きる。
ハ 油の粒子は分離器の下部に設けらた油溜装置
を加熱することにより発生させているので、従
来の装置のように油を循環し、分離器内に噴霧
させるような装置を必要とせず、装置が著しく
簡単で小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の実施例であり、第1図は、そ
の装置概略図、第2図は、他の実施例を示す装置
の一部の概略図、第3図は、更に他の実施例を示
す装置の概略図である。 1……排気系、2,2b……分離器、4,4
a,4b……油溜タンク、6……ヒータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関の排気系に連通し、前記内燃機関の排
    ガスに旋回流を生成する分離器と、加熱のみによ
    り油の粒子を前記分離器内に浮遊せしめるよう
    に、前記分離器下部に設けられた油溜装置とより
    成る排ガス微粒子捕集装置。
JP1980109240U 1980-08-01 1980-08-01 Expired JPS6121534Y2 (ja)

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JP1980109240U JPS6121534Y2 (ja) 1980-08-01 1980-08-01

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JP1980109240U JPS6121534Y2 (ja) 1980-08-01 1980-08-01

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JPS5735729U JPS5735729U (ja) 1982-02-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0715246B2 (ja) * 1990-01-19 1995-02-22 森田特殊機工株式会社 作業車の排気装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5085966A (ja) * 1973-12-04 1975-07-10
JPS50133572A (ja) * 1974-04-09 1975-10-22

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JPS5085966A (ja) * 1973-12-04 1975-07-10
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JPS5735729U (ja) 1982-02-25

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