JPS6121532Y2 - - Google Patents

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JPS6121532Y2
JPS6121532Y2 JP9508681U JP9508681U JPS6121532Y2 JP S6121532 Y2 JPS6121532 Y2 JP S6121532Y2 JP 9508681 U JP9508681 U JP 9508681U JP 9508681 U JP9508681 U JP 9508681U JP S6121532 Y2 JPS6121532 Y2 JP S6121532Y2
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JP
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blow
lower plate
gas
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head cover
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JP9508681U
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JPS581712U (ja
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、エンジンのブローバイガス換気装置
の改良に関するものである。
〔従来技術〕
従来、デイーゼルエンジンを搭載したトラツク
においては、ブローバイガスを大気中に排出して
いたがこのブローバイガス中には油粒子や炭化水
素ガス分が多く含まれているため、大気汚染防止
上好ましくなかつた。
ブローバイガス換気装置とは、ブローバイガス
をそのまま大気中に排出させることなく、エンジ
ンの吸気管系に送つて還流させるための装置であ
るが、従来のブローバイガス換気装置は第1図の
如き構造を有している。
即ち、ロアプレート7′とケース2′との間にダ
イアフラム6′を介在させ、ロアプレート7′の中
央に植立した軸の先端に弁座13を支持させ、ケ
ース2′に設けた前記ダイアフラム6′の中央部に
設けた弁体5′を接触・離反させるように構成し
ている。
前記ロアプレート7′には、複数本のボルトが
固定されており、このボルトをシリンダヘツドカ
バー10′の内面に突出させ、ナツトNで締結し
ている。
しかし、前記装置には、次の如き欠点があつ
た。
ロアプレート7′の中央部に軸8′を植立さ
せ、これの先端にバルブシート13を支持して
いるので、全高が高く、大きすぎて、シリンダ
ヘツドカバー10′上への搭載には適さなかつ
た。
シリンダヘツドカバー10′に取付けるため
のネジ締付用ナツトNがヘツドカバー10′の
内側にあるため、もしナツトNが弛んで脱落し
た場合、エンジンを損傷させる恐れがあつた。
また、ブローバイガス換気装置を交換する際に
は、ヘツドカバー10′を取外してナツトNを
緩めなければならず、作業性も悪かつた。
構造が複雑で、部品点数が多いため、信頼性
に欠ける点があつた。
また、実開昭53−48938号公報に見られるよう
なブローバイガス還元装置もあるが、この装置は
ブローバイガス出口管8とバツフル5との間にダ
イヤフラム1及び可撓性円周部材あるいは環状シ
ール弁2が必要であるために、構造が複雑にな
り、コストが高くなると共に、シリンダヘツドカ
バーの内側よりナツトを締付けるために作業性が
劣つていた。
更に、実公昭54−45471号公報に記載された考
案は、シリンダヘツドカバー1に設けたブローバ
イガス排出孔1aの近傍に排出管5を植立し、こ
の排出管5に固定されたケース4と、このケース
4に内蔵された弾性開閉弁8を積層状態で複数本
のボルトによつて前記シリンダヘツドカバー1上
に固定し、更に換気装置全体を防音カバー2内に
収容しているので、複雑な構造となつており、点
検や修理、あるいは弾性弁の交換作業には防音カ
バー2を除去した後に行う必要があり、かなり煩
雑な作業とならざるを得ない。
また、弾性開閉弁8に広い面積を有するものを
使用する関係で、破損し易い上に、弾性開閉弁8
の中央部に設けた開口部が直接シリンダヘツドカ
バー1に接触する形式であり、シリンダヘツドカ
バー1の変形等を考慮した場合にはシールが不十
分なものとなる欠点がある。更に、装置が全体的
に大型であり、広い取付場所を必要とする等の問
題もある。
実公昭55−16100号公報に記載された考案のブ
ローバイガス還元装置は底部5′よりボルト15
を突出させて締結しているので、シリンダヘツド
カバー13への着脱が比較的煩雑となる。また、
この考案の装置は比較的複雑な構造のものである
のでコスト的にも問題があつた。
いずれにしても、従来のエンジンのブローバイ
ガス換気装置はシリンダヘツドカバーへの着脱が
煩雑であり、弾性弁部の点検や修理が煩雑化する
という問題等があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、従来のブローバイガス換気装置の有
する各種の欠点を解消し、シリンダヘツドカバー
への着脱が極めて簡単であり、小型で安価な装置
を提供することにある。
〔考案の概要〕
前記目的を達成するための本考案のブローバイ
ガス換気装置は、シリンダヘツドカバーに形成し
たブローバイガス排出口を設けた凹部の中央部に
固定されたスタツドにブローバイガスの通気孔を
有するロアプレートを取付け、このロアプレート
をエンジンの吸気系に連通する排気管の設けられ
たケースで覆うと共に、前記排気管とロアプレー
トとの間を所定のブローバイガス圧で開弁する弾
性弁で遮断し、前記弾性弁の中央に設けたシート
弁部を前記ロアプレートに接触させる如く構成し
て成るものである。
即ち、エンジンのブローバイガス換気装置はシ
リンダヘツドカバー側に設けた1本のスタツドボ
ルトに螺合して固定するようにしたものである。
シリンダヘツドカバーには凹部が設けられ、こ
の凹部内にブローバイガス排出口が設けられてお
り、こお凹部内に排出したブローバイガスをロア
プレートに設けた通気孔内に供給するように構成
している。
ロアプレートにはダイアフラムが設けられ、こ
のダイアフラムの中央部に設けた環状のシール弁
部を前記ロアプレートに形成したバルブシート部
に着座するように構成している。
〔実施例〕
以下、図面に基づき本考案の実施例を説明す
る。
シリンダヘツドカバー10に形成した凹部にブ
ローバイガス排出口11を設け、前記凹部の中央
部にスタツドボルト12のネジ部が上向きに突出
するようにその頭部をシリンダヘツドカバー10
に溶接する。そしてこのスタツドボルト12に以
下に説明する構造を有するブローバイガス換気装
置を簡単に着脱できるように固定したものであ
る。
換気装置は、図示しないエンジンの吸気管系に
連通する排気管1を中央部に有するケース2とこ
のケース2の開口部を閉止する断面が凸形で中央
部に前記スタツドボルト12に螺合するねじ部を
有するのロープレート7と、このロアプレート7
上に設けられ、所定のブローバイガス圧によつて
開弁するダイアフラム6(弾性弁)より構成され
ており、このロアプレート7の周囲にOリングを
嵌合させておく。そして前記ロアプレート7のね
じ部を前記スタツドボルト12に螺合することに
よつて前記Oリングをシリンダヘツドカバー10
の凹部の周囲に押圧して凹部とロアプレート7と
の間をシールすることができる。
ロアプレート7には通気孔9が設けられ、シリ
ンダヘツドカバー10のブローバイガス排出孔1
1より排出されたブローバイガスgを、このロア
プレート7とダイアフラム6の下側の空間内に導
入する。
ダイアフラム6には、前記ロアプレート7の中
央部に形成したバルブシート部8に当接するよう
にリング状のシール弁部5が設けられ、このシー
ル弁部5の開口3と排気管1との間に弾性シート
を設けてシールしている。そして前記ダイアフラ
ム6とケース2との間には、一定の弾性力を与え
て開弁圧を決定するスプリング4が設けられてい
る。なお、矢印はブローバイガスgの流れを示し
ている。
前記構成からなる本考案のブローバイガス換気
装置の換気作用は、次のようにして行なわれる。
エンジンのクランクケース(図示せず)の温度
上昇や、燃焼室(図示せず)からの漏れガス等に
より、ブローバイガスgの圧力が高くなるとシリ
ンダヘツドカバー10のブローバイガス排出孔1
1及びロアプレート7の通気孔9を通じてブロー
バイガスgが前記弾性弁であるダイアフラム6を
押し上げようとする。
その圧力がダイアフラム6を押圧しているスプ
リンダ4の付勢力に打ち勝つと、ダイアフラム6
の中央部に設けた環状のシール弁部5がロアプレ
ート7の中央部に形成したバルブシート部8から
離れ、ブローバイガスgは開口3、排気管1を経
て、エンジンの吸気系(吸気マニホールドを含
む)に導入される。
ブローバイガスgの流出によつて、シリンダヘ
ツドカバー10の内部の圧力が減少すると、ダイ
アフラム6のシール弁部5がスプリング4の付勢
力によつて再びロアプレート7のバルブシート部
8に着座し、ブローバイガスgの吸気系への供
給・中断を繰り返し、大気中には放出しないよう
にする。
〔考案の効用〕
以上説明したように、本考案にかかるブローバ
イガス換気装置は、シリンダヘツドカバーに形成
され、ブローバイガス排出口を設けた凹部の中央
部に固定された1本のスタツドボルトに、ブロー
バイガスの通気孔を有するロアプレートの中央部
に設けたねじ部を螺合させ、このロアプレートを
エンジンの吸気系に連通する排気管の設けられた
ケースで覆うと共に、前記排気管とロアプレート
との間を所定のブローバイガス圧で開弁するダイ
アフラムで遮断し、前記ダイアフラムの中央部に
設けたシート弁部を前記ロアプレートのバルブシ
ート部に接触させる如く構成してなるエンジンの
ブローバイガス換気装置である。
従つて、本考案によれば次の如き効果を奏する
ことができる。
(1) シリンダヘツドカバー10に形成した凹部の
中央部の外面に突出して固定した1本のスタツ
ドボルト12にダイアフラムバルブで構成され
る換気装置を着脱するので、その換気装置の着
脱作業は、ケース2を持つて回転させるだけで
簡単に行うことができ、取付け工具が不要であ
り、換気装置の着脱自を迅速に行うことができ
る。
(2) ケース2の開口部を閉止したロアプレート7
の下面の周縁部にOリングを設け、これをシリ
ンダヘツドカバー10に押圧するように構成し
ているので、取付けや取り外しが簡単であるに
もかかわらず、シール性が良好である。
(3) シリンダヘツドカバー10に凹部を形成して
補強された構造とし、この凹部内にブーロバイ
ガス排出孔11を設け、更に、ロアプレート7
に形成したバルブシート部8にダイアフラム6
の中央部に設けた環状のシール弁部5を当接す
るようにしているので、シリンダヘツドカバー
10は、少なくとも前記凹部の変形がなく、更
にロアプレート7にも変形が殆どなく、シール
性に優れている。
またダイアフラム6をロアプレート7上に積
層するので、ダイアフラム6のシール性が悪化
することがない。
(4) 換気装置は構造が簡単で、部品点数が減り、
高さが低くなり、全体的にコンパクトで安価で
取扱い易い装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の、第2図は本考案の一実施例に
かかるブローバイガス換気装置の縦断面図であ
る。 1……排気管、2……ケース、3……開口、4
……スプリング、5……シール弁部、6……ダイ
アフラム、7……ロアプレート、8……バルブシ
ート部、9……通気孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダヘツドカバーに形成され、ブローバイ
    ガス排出口を設けた凹部の中央部に固定された1
    本のスタツドボルトに、ブローバイガスの通気孔
    を有するロアプレートの中央部に設けたねじ部を
    螺合させ、このロアプレートをエンジンの吸気系
    に連通する排気管の設けられたケースで覆うと共
    に、前記排気管とロアプレートとの間を所定のブ
    ローバイガス圧で開弁するダイアフラムで遮断
    し、前記ダイアフラムの中央部に設けたシート弁
    部を前記ロアプレートのバルブシート部に接触さ
    せる如く構成してなるエンジンのブローバイガス
    換気装置。
JP9508681U 1981-06-29 1981-06-29 エンジンのブロ−バイガス換気装置 Granted JPS581712U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9508681U JPS581712U (ja) 1981-06-29 1981-06-29 エンジンのブロ−バイガス換気装置

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JP9508681U JPS581712U (ja) 1981-06-29 1981-06-29 エンジンのブロ−バイガス換気装置

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Publication Number Publication Date
JPS581712U JPS581712U (ja) 1983-01-07
JPS6121532Y2 true JPS6121532Y2 (ja) 1986-06-27

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ID=29890003

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JP9508681U Granted JPS581712U (ja) 1981-06-29 1981-06-29 エンジンのブロ−バイガス換気装置

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PL2918344T3 (pl) 2009-05-15 2021-12-13 Becton, Dickinson And Company Urządzenie do oddzielania faz gęstości

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JPS581712U (ja) 1983-01-07

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