JPS61212996A - 多チャンネル制御装置 - Google Patents

多チャンネル制御装置

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JPS61212996A
JPS61212996A JP5388685A JP5388685A JPS61212996A JP S61212996 A JPS61212996 A JP S61212996A JP 5388685 A JP5388685 A JP 5388685A JP 5388685 A JP5388685 A JP 5388685A JP S61212996 A JPS61212996 A JP S61212996A
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正人 三好
Toshiro Oga
寿郎 大賀
Yutaka Kaneda
豊 金田
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H21/00Adaptive networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R3/00Circuits for transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R3/04Circuits for transducers, loudspeakers or microphones for correcting frequency response

Landscapes

  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 こ□の発明はスピーカ素子より放射された音波に対し、
これと同一の任意の3次元空間に設定さ杆た1つ、また
は2つ以」二の点の音圧波形を上記スピーカ素子へ供給
する入力信号を制御することにより、所望の音圧分布を
つくりだす多点放射形音圧制御装置に関するものである
[従来の技術−1 近年「音像定位」を対象とする研究から、複数のスピー
カ素子を用いて複数個の点にお&)る音圧をに二乗誤差
最小」なる評価尺度に基づいて制御する装置を構成する
手法の概念〔柳田他:J。
八coust、soc、Jpn(E)、4,2,107
−109(1983) )力く報告されている。ここで
は、この方法の概念を1時間軸−L」で展開して説明を
行う。以下第1I図に示す簡単なモデルに基づいて説明
する。第11図は説明を簡単にするため、1点の音圧を
制御する従来法を示しているが、2点以上に対する手法
も全く同じ原理に基づいている。
第11図において、室内反射音の存在する音場内に置か
れているマイクロホン素子11.で受音される仮想スピ
ーカ素子S°の音圧を、仮想スピーカ素子S”を用いず
に、スピーカ素子1.を使って再現することができれば
、スピーカ素子11が音響信号を放射しているにもかか
わらず、あたかも仮想スピーカ素子S゛から音響信号が
放射されているかのような状況をつくり出すことができ
る・。この明細書では、このような状況をつくり出す為
のスピーカ制御を「音圧制御」と呼ふことにする。上記
状況をつくり出す為には、仮想スピーカ素子S゛とマイ
クロホン素子111  との間の信号伝達特性、即ちイ
ンパルス応答と、スピーカ素子1.及びマイクロホン素
子113間のインパルス応答とが等しくなるように、F
IRフィルタ(トランスバーザルフィルタ)21□の係
数を適切に定め、そのFIRフィルタ211 を通じて
信号をスピーカ相素子1.へ供給すればよい。
さて、スピーカ素子S′とマイクロホン素子11゜との
間のインパルス応答をr(k) (k = 1.2.−
=−、n)とし、スピーカ素子11とマイクロホン素子
11.との間のインパルス応答をg (k)(k = 
1 、2 、−、 m)とすれば、次式を満たすフィル
タ係数h(k)(k −1、2、−−−−−、T、、’
)をFIRフィルタ211 に与えることにより所望の
音場制御が実現される。
r(k) = g (k)■h (k )  −−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−(1,1
但し、■は離散的畳み込み演算を表す。
(1)式において、r(k)を(r、rz −”−rn
 )”(Tは転置を表す)、g(k)をCg+gz−g
m ) ” 、h(k) を(h+  hz−ht )
 Tとそれぞれ離散値で表現されるベクトルで表せば、
(1)式%式% と書き換えられる。ところが(I)゛ 式からフィルタ
係数hI  +  2  +−’−+ hl を求める
場合、未知数り の数りに比べて方程式の数nの方が多い為、(1)式は
通常不能方程式となり、この式を満足する解り、、h2
.−、h、、を求めることは不可能である。
そこで従来においては「二乗誤差最小」を評価尺度とし
て、 Σ1e(k)12−Σ巨(k) −g (k)■h(k
)ビ −+21で表される二乗誤差を最小とするフィル
タ係数h(k)を求め、これを用いて所望のインパルス
応答r(k)を近似的に実現するような音圧制御が行わ
れていた。このh(k)は次式によって求められる。
しかしこの手法では、 (al  誤差が最小になるようにするものであり、(
1)式を満足させることができないことによる誤差を原
理的に含んでいる。
(bl  ta+の誤差は、各スピーカ素子、各被制御
点及び周囲環境の位置関係に大きく影響される。
という欠点があった。
この発明の目的は、任意の3次元空間内に設定された1
つあるいはそれ以上の数の被制御点において、各被制御
点ごとに定められる任意の信号伝達特性、即ち、インパ
ルス応答を、上記従来法のような近似誤差を伴わずに実
現することにより、所望の音圧分布を正確につくり出す
ことができる音圧制御装置を提供することにある。
「問題点を解決するための手段」 この発明によれば空間の複数の点にスピーカ素子が配置
され、これらスピーカ素子にそれぞれ各別のフィルタを
通じて同一人力信号が供給され、これらスピーカ素子と
同一空間に、そのスピーカ素子数より少なくとも1つは
少ない数の点(以後、被制御点と呼ぶ)についてそれぞ
れ定められた所望の信号伝達特性と、上記各スピーカ素
子及び上記各被制御点間の信号伝達特性とを用いて上記
各フィルタの係数が算出され、その係数を対応フィルタ
に設定することにより、上記人力信号が、上記各被制御
点において、その被制御点に与えられた上記所望の信号
伝達特性を満足するように制御される。従来においては
スピーカ素子数と被制御点とが同数又は後者が大とされ
たが、この発明では被制御点の数がスピーカ素子数より
必ず小とされる。
発明の原理 まず第1図を用いてこの発明の詳細な説明する。
第1図において、8個(S≧2)のスピーカ素子11 
+ 12 +−−−−−+ I Sが空間に配される。
またその空間のN個の被制御点11.、−、11Nが設
けられる。
第1図では被制御点11゜、−、11Nにそれぞれマイ
クロホン素子が配された場合でこれら被制御点LL 、
−−−−−11uをマイクロホン素子と呼ぶこともある
。NはN≦S−1とされる。入力端子12から同一の入
力信号がそれぞれFIRフィルタ211 、212゜−
−−、213を通じてスピーカ素子11.1□、−1s
に印加される。これらFIRフィルタ21+ 、 21
□、−21゜の各フィルタ係数を制御することによりそ
れぞれスピーカ素子11,1□、 −’−1sに印加さ
れる入力信号を各別に制御することができる。
はじめに次の条件を仮定する。これは、通常の音響的環
境ではおおむね満たされるものである。
(条件−1) 8個のスピーカ素子11+ 1z+−31s とN個の
被制御点11.、−、11N との間の各インパルス応
答はすべて、同じ有限長さmを持つ離散的時系列(以下
、このような離散的時系列をヘクトルと呼ぶ)で表すこ
とができる。
(条件−2) (条件−1)で述べた各インパルス応答をZ変換して得
られる伝達関数は互いに同じ零点を持たない。
さて、各被制御点り、−、INについてそれぞれ設定さ
れるN個の所望のインパルス応答をr、(k)  U=
1.2.− N)とし、8個のスピーカ素子1.、−、
  I S及びN個のマイクロホン素子11+ 、 ’
−−−’IIN間のS−N個のインパルス応答をgij
(k) (i= 1.2.−3 ; j = 1 、2
.−、 N)とし、8個のスピーカ素子のそれぞれの前
段に設置するフィルタ21.、−、21.の各フィルタ
係数をh+  (k)(i = 1.2.−−−、S)
としたとき、rJ(k)  −ΣgtJ(k)■h i
 (k) −−−−−m=−−−141を満足するフィ
ルタ係数hi(k)を、正確に求めることができれば、
従来技術の欠点を解消することができる。ここで、rJ
(k) 1g +’;(k)  、  h r(k)を
それぞれ(ri+ TJ□’−’rjn) T+  ’
(g ij+g ij□−g tall) ” 、(h
it htz −−−−−−−−htt) ”(i =
1.2.−−−、 S i j=1.2.−、 N)な
るベクトルで表すことにすれば(4)式は、n=m+1
−−1 となる。以後の説明を容易にする為(4F式の左辺を1
(N−nxlのベクトル)、右辺の行列をG(N−nX
s−Lの行列)、右辺のベクトルを■(S−LXIのベ
クトル)とおけば、(4)式は(4ビ式となる。
11!=G−111−−−−−−−−+41”(4ビ式
右辺の行列のに着目して、列の数が行の数より多くなる
条件、つまり未知数が方程式の数と同−又はこれより多
くなり、解が得られる条件、S−L≧N−n=N ・(
m+!−−1)4°、L≧N ・(m−1) / (S
 −N ) −−−−−−−[51を満たすようなフィ
ルタ長りを定めれば、(条件−2)によって、行列Gの
階数がN・ (m→−L−1)となる。従って(41式
は fal  L = N ・(m−1) / (S −N
 )のとき正規方程式 %式% 方程式 とすることができ、次のように解くことができる。
(正規方程式の場合) 行列Gの逆行列が存在するから(6)式を演算すればよ
い。
IT = Gl;刊・I’R−−−−−−−−−−−−
−−−−〜−−−−−−−−−(6)(不定方程式の場
合) 行列Gの逆行列をそのまま求めることはできない。また
(41 ”式を満足するベクトルBIは唯一ではないが
、例えば1ノルム最小型一般逆行列」 (柳井他:“射
影行列、一般逆行列、特異値分解”。
東大出版会、 65−68(1983) )を用いて、
11(−[1;T  ・ ((G  −(1;丁 )−
1・ Il!−−−−−−−−−(6)’なる解を求め
ることができる。
即ちこの発明の最も主要な特徴は、音圧被制御点の数N
より多い数の制御用スピーカ素子及びフィルタを用いる
ことにより、音圧制御の為の基本式(4)式または(4
)式を満足するフィルタ係数が求められ、その結果各被
制御点それぞれについて定められるインパルス応答を、
8個のスピーカによって近似ではなく正確に再現できる
ことである。
従ってこの発明は、原理的には、「各被制御点において
近似的なインパルス応答しか再現できない」従来法の欠
点を解消するものである。
「実施例−1」 第2図はこの発明の実施例を示し、全系をディジタル信
号処理系で構成した例である。第2図において、多点放
射形音圧制御装置(この発明の装置)への入力信号U(
t)は、入力端子12よりA/D変換器30に供給され
、A/D変換器30は入力信号U(t)を離散化した信
号U (k)を出力し、これらは8個の同じ信号U+ 
(k)(+ = 1 、 2、−、 S)に分岐して8
個のFll?フィルタ21. 、21□、−、21゜に
それぞれ供給され、これらフィルタ21. 、21□。
−−−−、213の出力はそれぞれD/A変換器50I
50g 、 −−−−、50sを通じて8個のスピーカ
素子1、。
1□、−・−1,(S≧2)に供給される。
1つ又はそれ以上の数N個(’N≦5−1)の被制御点
11.、−、 IIN として、この例ではN個のマイ
クロホン素子を用いており、これらマイクロホン素子1
1.、−11.の出力はそれぞれ開閉器200を経て、
8個のスピーカ素子18.1□+ ’−”+  I S
 とN個の被制御点111、−、11.との間のS−N
個のインパルス応答ベクトルg、□j (i =L 2
、−。
S;j=1.2.・−、N)を記憶する波形記録器60
に供給される。
波形記録器60の出力と、各被制御点11.、−。
11Nごとに定められる所望のN個のインパルス応答ベ
クトル(以後、目標インパルス応答ヘクトルと呼ぶ)を
記憶する波形記録器61の出力とは、それぞれ波形操作
器70に供給される。波形操作器70の出力は、演算設
定器80に供給される。演算設定器80の出力はフィル
タ係数決定器100に供給され、この出力は8個のFI
Rフィルタ21+ 、 21z 、−’。
21、の対応する設定入力側に供給される。
次にこの実施例の動作を説明する。この実施例において
、8個のFIRフィルタ21.1 、21z 、−。
21、は、最初入力信号U、(k)(+ = 1 、 
2 、’  −・。
S)を未処理のまま直ちに出力するような状態に設定さ
れているものとする。波形記録器60には、スピーカ素
子II、■□、−,1s と被制御点11□−’ +1
1N との間のインパルス応答ベクトル(以後、室内イ
ンパルス応答ベクトルと呼ぶ)が、必要に応じて開閉器
200を閉じることにより記憶され、又波形記録器61
には各被制御点IL 、−、lloごとに定められるN
個の目標インパルス応答ベクトルが、あらかじめ記憶さ
れているものとする。
さて波形操作器70は、波形器記録60及び61にそれ
ぞれ記憶されている室内インパルス応答ペクトル及び目
標インパルス応答ベクトルを用いて、以下にjホベる[
1]〜[4]の処理を行う。
[1] 室内インパルス応答ベクトル(gij(を−L
2.−、S ; j = 1.2.− 、N)。
g rJ−[g rJIg i、+□−g =;、] 
”  (m”2m)とする)のそれぞれについて、あら
かじめ決められた基準値■(■≧0)と室内インパルス
応答ベクトルgijの構成要素とを先頭から比較して、
grjp > V (P = 1 、 2、−)   
 −−−−−171を満たす値g、42が最初にでるま
でを雑音と見做し、先頭からP−1までの要素を0と置
き換えるとともに、この間を群遅延D i jとしてD
 、 、 = P −1−−−−−−−−−−−−−−
・−−−−−−−−−−−−−−−−−−+81にセソ
1へする。
[2] 目標インパルス応答ベクトル(fJ (j−1
,2,−、N) 、ti = [rs++  rj2+
  1rjn’  ]”  (n’  ≧n)とする)
のそれぞれについて、[1]と同じ処理を行い、群遅延
D′4を求める。目標インパルス応答ベクトルはあらか
じめ計算で与えられる場合のみならず、例えばある音源
からの音響信号を打消したい場合にその音源からの各被
制御点との間のインパルス応答が目標インパルス応答ベ
クトルとなり、これを求める。
[3]   [1]で求めた群遅延り、□Jについて(
9)式の処理を行う。
D s= MIN(D Ij+  D zj、−・−、
D sJ) −−−−一−−−−−(91MIN(at
 l  z 、−1aq )  i aQ (q−1,
2+一−−−−,>のうち最小値となるa9を選び出す
関数[4] 第j(j= 1.2.−、N)番目の被制
御点に定められている目標インパルス応答ベクトルf、
と、室内インパルス応答ベクトルg内について、それぞ
れのインパルス応答ベクトルの先頭からり1個の要素を
削除する。つまり各インパルス応答ベクトルについて共
通となる同一の遅延量を除去する。但し、D゛、≧D、
を満だしていなければ、後述する制御において正確な目
標インパルス応答の再現はできない。それは[時間的に
遅れた信号でこれより進んだ信号を制御する」ことはで
きないという物理的な理由による。
以上に述べた[1]〜[4]の処理は、前述した(4)
°″式の階数が行列Gの行数で決まるようにする為の工
夫である。
次に波形操作器70は、演算設定器80に上記[1]〜
[4]の処理を受けた目標インパルス応答ベクトル及び
室内インパルス応答ベクトルを出力する。
ここで室内インパルス応答は、前に述べた2つの条件 (条件−1) 室内インパルス応答はすべて、長さmのベクトルで表す
ことができる。
(条件−2) 室内インパルス応答をZ変換して得られる伝達関数は、
互いに同し零点を持たない。
を満たしているものとする。
演算設定器80は、波形操作器70からの入力を用いて
、次の[61〜[9]の処理を行う。
[6] あらかじめ定められている室内インパルス応答
ベクトルの長さm、目標インパルス応答へクトルの長さ
n、スピーカ素子の数S、被制御点の数Nを用い、以下
の処理に従って、Fil?フィルタ21. 、21□、
−、21,の必要タップ長りを決める。
L≧N ・(m −1) / (S −N)  −−一
−−−−−−−−−−40)n = m + L −1
−−−−−−−−−−αυを同時に満足するタップ長り
を求める。但し、001式において、 n< m 十L −1−−−−−−’−’−−−−−−
’−’−−−−−−−αυ”となるししか求められない
場合には、目標インパルス応答ベクトルに適当な零づめ
を行い00式を満足するような長さのベクトルにつくり
変え、改めてこれを目標インパルス応答ヘクトルとする
[71N個の目標インパルス応答ベクトルを用いて、(
4)”式左辺に示されているようなN・ (m+L−1
)の長さを持つ目標インパルス応答ベクトルRをつくる
[8]  S−N個の室内インパルス応答ベクトルを用
いて、(4)”式右辺にしめされているような(N・ 
(m+L−1)、5−L)の行列のをっくる。
[9]   [6]で定めたLについて、(L=N−(
m−1)/ (S−N)のとき)(N ・(m十L −
1) 、 N ・(m+L −1))の単位行列■をつ
くる。
(L >N ・(m −1) / (S−N)のとき)
Gの転置行列cr、Tをつくる。
以上[61〜[9]の処理を行った後、演算設定器80
は、I’R,CG、 GIFT  (又は■)をフィル
タ係数決定器100に出力する。
フィルタ係数決定器1ooは第3図に示すように、3つ
の行列乗算器101 、102 、103と、1つの逆
行列演算器110 と、係数分配器120 とで構成さ
れている。以下、第3図を参照してフィルタ係数決定器
100の動作を説明する。
[10]  行列乗算器101 (7)入力端子101
−11m[1;、102−2にCT (又は■)が入力
され、これらの積が計算されてc−、cT (又はG)
が出力される。
[11]  逆行列演算器110により、行列乗算器1
01の出力から(([;−([;T)−1(又はG −
1)が得られ、行列乗算器102へ出力される。
[12コ 行列乗算器102の入力端子102−1にG
T(又は■)が入力され、出力としてcT  ・ (G
・(CT)−1(又は(G −1)かえられ、これは行
列乗算器103へ出力される。
[13]  行列乗算器103の入力端子103−1に
Rが入力され、その結果衣のようなフィルタ係数■が求
められる。
(+ = 1 、 2.−−−−−、  S)[14]
  係数分配器120が、8個のフィルタ21.。
21□、−、213に対してQ2)式で求めたフィルタ
係数Ih、 、 Ihz 、−、Ihsを分配する。
以上述べた[1]〜[14]の処理を行うことにより、
FIRフィルタ21. 、21□、−、21Sの設定終
了後、この装置の入力端子12に入力信号U(t)を加
えれば、スピーカ素子1..1□、−、1sから放射さ
れる音響信号は、N個の被制御点111゜−−−−、1
1,において、これらの点に対して定められた目標イン
パルス応答の持つ特性を完全に再現するものとなる。
ところでフィルタ係数の演算には、前述した[1]〜[
14コの処理による以外に、種々の逐次近似法を用いる
こともできる。逐次近似法を用いる場合には、アルゴリ
ズムの収束性などに注意する必要もあるが、上述したよ
うな逆行列あるいは、ノルム最小型一般逆行列[04式
で得られるz?  ・((1;−(CT)−’のこと]
を直接求める方法に比べて、計算量やメモリ量などの面
で有利となる。
逐次近似法による場合は、第2図におけるフィルタ係数
決定器100を、第4図に示すような逐次型フィルタ係
数決定器130に取り換えればよい。
この逐次型フィルタ係数決定器130は、逐次計算を受
は持つ逐次演算回路131 と係数分配器120 とよ
り構成されている。逐次演算回路131では、例えば、
次のような最急降下アルゴリズムで〔ファジェーエフ他
:線形代数の計算法、産業図書。
(1976) )フィルタ係数を求めることができる。
(正規方程式又は、不定方程式の場合)ξ;アルゴリズ
ムの繰り返し回数を表すパラメータ β(ξ);収束係数 (正規方程式となる場合) α(ξ)5収束係数 更にこの逐次型フィルタ係数決定器としては、第5図に
示すような、8個の逐次型フィルタ係数決定回路141
□1412.−、141s と誤差演算回路L0 とで
構成することも可能である。誤差演算回路L0は次式に
従って誤差ヘクトルを算出する。
ξ;アルゴリズムの繰り返し回数を表パラメータ[ii
1番目のスピーカとN個の制御点との間のインパルス応
答ベクトル gij(j=1.2.−、N)を用いて作る次のような
行列。
1h、(ξ);第1番目のスピーカ素子に接続されてい
るFll? フィルタの係数ベクトルそして、8個の逐
次型フィルタ係数決定回路141.。
−−−、141,は、次のようなアルゴリズムでフィル
タ係数を求める。
(正規方程式、不定方程式の場合) 1h、(ξ→−1)=lh、(ξ)+β(ξ)・g+T
−E(ξ)        〜−−−−−−−−−−0
51(正規方程式の場合に用いる。) Ih1(ξ+1)−1h、(ξ) +α(ξ)・st  (ξ>    −−−−−−−−
−−−−−−−−−−05)゛(141式で求められる
E(ξ)を[el (ξ)  ll!2(ξ) −’−
e N、 Im+L−11(ξ)]7と表せば、N−(
m十L−1) −3−Lであるから、E ’(ξ)を先
頭からL個づつ区切ることができる。
これを[ffi、T(ξ)@、”(ξ> −リT (ξ
)]丁とすれば、ei  (ξ)はこのベクトルの第1
番目の要素ベクトルである。
この方法は、8個の演算回路141.、−、1413が
並列に計算を行う為、フィルタ係数の決定に要する計算
量が、前記Q31.Q3)”式を計算する場合に比べて
、見かけ上1/Sとなる。従って、フィルタ係数の算出
に要する時間を大幅に短縮するこができる。
〔実施例−2〕 既述した実施例−1は、8個(S≧2)のスピーカ素子
から放射される音響信号を、N個(N≦5−1)の被制
御点において、それぞれの被制御点ごとに定められた任
意の信号伝達特性(目標イン六ルス応答)を満足するよ
うに制御することにより、任意の音圧分布を実現するも
のであった。
しかし「N個の被制御点すべての音圧を零にする」とい
う制御を行う場合には、α2)式のRが零ベクトルとな
ることからも分かるように、8個のFT11フィルタ2
1+ 、−、21,のタップ係数がすべて零となる、実
用上無意味な制御をすることになる。
ところが、N個の被制御点の音圧はすべて零に保ち、か
つ被制御点以外の場所では音響信号が存在するような制
御は、特に、拡声会議システム等において、スピーカ素
子とマイクロホン素子との音響結合により引き起こされ
る「ハウリング」を防止する為の手段として、極めて要
求の高いものである。
そこで、実施例−1に示した装置に若干の改良を加える
ことによって上記の制御を可能にするようなこの発明の
別の構成例を第6図に示す。第6図において第2図と対
応する箇所には同一の番号を付けて重複説明を省略する
。第6図において、入力端子12からの入力信号U(t
)は、遅延回路160にも供給され、その出力はスピー
カ素子9に供給されている。
遅延回路160ば、スピーカ素子9からN個の被制御点
11.、−、11Nにそれぞれ放射される音響信号が、
8個のスピーカ素子11.1□、−、Isから各被制御
点11.、−、 IINにそれぞれ放射される音響信号
のいずれよりも、遅れて到達するように適切な遅延量を
与える為のものである。これは言い換えれば、スピーカ
素子9とN個の被制御点111 、−−−−−、11.
との距離が、スピーカ素子1..1□。
−、i 、と各被制御点11゜、−、11N との各距
離より遠くなるように設置してあれば遅延回路160は
不要であることを意味する。遅延回路160を使用する
のは、「時間的に遅れた信号で、これより進んだ信号を
制御する」というような矛盾した状況を避ける為である
又波形記録器62が追加されており、波形記録器61と
ともに減算器170に接続され、減算器170の出力は
波形操作器70に供給される。
次にこの実施例の動作説明をする。この実施例において
、波形記録器62には、既にスピーカ素子9と各被制御
点1.1.、−、’ IIN との間のN個のインパル
ス応答ベクトルrs  (j=1.2.−・−9N)が
記憶されているものとする。又他の部分は実施例−1と
同様に初期設定されているものとする。
まず、波形記録器61.62に記憶されているインパル
ス応答ベクトルrj 、rj  (j=1.2.−。
N)は減算器170により、 シ・、=(’j−rj−−−−−−−−・−−−一〜−
一−−−−−061の操作をうけ、目標インパルス応答
ベクトルとして、C4が波形操作器70に人力される。
06)式において、rjがすべて零ベクトルであるとす
れば、目標インパルス応答ベクトルは、 となり、これはちょうどスピーカ素子9から各被制御点
]、11.−.11NまでのN個のインパルス応答ベク
トルrj の位相を逆転したものとなっている。つまり
この処理によりインパルス応答へクトル74の位相を逆
転したものを得る。
これ以後は実施例−1に述べた[1]〜[14]とまっ
たく同じ処理を行って、8個のFIRフィルタ21.、
−、21.の係数を決定すればよい。
FIRフィルタ21.、−、21.に対するフィルタ係
数の設定が完了した後、スピーカ素子11,1□。
−,1,に入力端子12より入力信号を与えれば、N個
の被制御点11.、−、11.における音響信号は面式
で与えられる目標インパルス応答を満足し、ちょうど、
スピーカ素子り、−,1,sがスピーカ素子9に対し逆
相で鳴っているかのような状況がつくりだされる。従っ
てスピーカ素子9とスピーカ素子1.、■□、−,1s
に同し入力信号を与えれば、N個の被制御点IL 、−
、IINにおける音圧は、ことごとく零となり、かつ、
被制御点11.。
−−−、IIN以外の場所には音響信号が存在すること
になる。
即ち実施例−1で述べた装置に常時有限振幅の音響信号
を放射できるように構成されたスピーカ素子を1つ又は
それ以上つけ加えることにより、音場内のN個の被制御
点IL 、−、11Nの音圧だけを零にし、他の点では
十分な音量の音響信号を放射するような制御が可能とな
る。このことは、この発明装置がハウリングを防止する
手段の1つとしても利用できることを示している。
〔実施例−3〕 実施例−2では常時、有限振幅の音響信号を放射するよ
うに構成されたスピーカ素子9を1つ以上加えることに
より、この発明装置がノ\ウリングを防止する1手法と
して有効であることを説明した。
実施例−3では、N個の被制御点に設置する各マイクロ
ホン素子の出力信号を零にすることによ   −リ、ハ
ウリングを抑圧するこの発明の他の実施例を説明する。
第7図にこの実施例を示す。第7図においで、第2図と
対応する箇所には同一の番号を付けである。
第7図では、新たに目標インパルス応答畳み込み回路1
80がつけ加えられている。この回路180は、N個の
被制御点、即ちマイクロホン素子ごとに与えられる目標
インパルス応答ベクトルをI’IRフィルタ等を用いて
表したものであり、実時間で時系列との畳み込み演算を
実行するものである。
又目標インパルス応答畳み込み回路1.80の入力側に
は入力信号11 (k)が供給されるようになっており
、その出力は各マイクロホン111、−、11Nの出力
とともに減算器190に供給されている。
次にこの実施例の動作説明を行う。まず、実施例−1に
示した[1]〜[]4Jの処理を行い8個のFill 
フィルタ21+ 、−、21sに対するフィルタ係数の
設定がなされているものとする。このとき目標インパル
ス応答畳み込み回路180と、スピーカ素子11,1□
、 −”、  1 s とに同じ入力信号を加えれば、
各マイクロホン素子111 、−、 lINの出力信号
は、目標インパルス応答を再現するものとなり、減算器
190には全く同じ信号が入力されることになる。従っ
て、減算器190の出力信号は零となり、実施例−2で
述べた発明装置と同様にハウリングを抑圧する効果が得
られることになる。
加えてこの実施例は、N個の被制御点111、−。
11、における音圧を零にする必要は全くないから、空
間内(被制御点111、−、 IIN )にいる人に対
してはスピーカ素子り、−、1、からの音響信号を十分
な明瞭性で与え、即ち人の聞きよい環境となるように各
被制御点11.、−、11.を制御しながらハウリング
をも抑圧できるという極めて優れた特徴を有するもので
ある。このことは、この発明を用いた装置でなくてはで
きない大きな長所である。
なお上述の各側において、被制御点11.、−。
11N とスピーカ素子1.、−、 1 、との間の各
インパルス応答は1度測定しておけば、これらの配置関
係1周囲の音響環境に変化がなければ、必ずしもマイク
ロホン素子を設置しておくことなく、被制御点に所望の
インパルス応答特性を持つ音響信号を得ることができる
夫1湛1 次にこの発明装置の有効性を確認する為、第8図に示す
ようなスピーカ素子とマイクロホン素子の配置の下に行
った実験の結果を述べる。実験は、(実験諸元) スピーカ素子;直径10 cmのフルレンジスピーカ3
個、スピーカ間隔;11cm、マイクロホン素子;1個
、スピーカ素子〜マイクロホン素子間最短距離;90c
m、室容積;1.2.M、室内平均吸音率;0.8+残
響時間;75m5ec 、目標インパルス応答ヘクトル
長;400点、室内インパルス応答ヘクトル長;400
点、インパルス応答測定方法、10’OO回の同期加算
1周波数帯域、 31.5〜3L0Hz 、サンプリン
グ周期;8KHz、使用アルゴリズム;05)式200
回繰り返しFIRフィルタ;399 タップ。
このような状況下でスピーカ素子9から放射された音を
スピーカ素子11.1□を用いて消去するというもので
ある。従来のこの種の装置では音を消す為に用いるスピ
ーカ素子、即ち、音圧制御用のスピーカ素子は1つ用い
るのが一般的であったが、この実験では1点の音圧制御
の為に2つの制御用スピーカ素子11.1□を用いてい
る。これは(5)式を満たすような装置を構成する為で
あり、この発明の実施例として必要な事項である。又第
9図に、スピーカ素子11及びマイクロホン素子11間
、スピーカ素子1□及びマイクロホン素子11間、スピ
ーカ素子9及びマイクロホン素子11間の、それぞれの
インパルス応答の周波数特性をそれぞれ曲線A、B。
Cで示す。ここでは、スピーカ素子9とマイクロホン素
子IIとの間のインパルス応答(曲線C)を目標インパ
ルス応答とした。
第10図の周波数特性は、スピーカ素子IIとスピーカ
素子12とを用いて合成したインパルス応答と目標イン
パルス応答との違いを表す誤差波形(曲線E1□)を、
目標インパルス応答の周波数特性(曲線C)を基準に描
いたものである。又この図には、(2)式に示した従来
の手法をスピーカ素子1.。
スピーカ素子12につきそれぞれ用いた実験で得た誤差
波形の周波数特性(それぞれ1000タツプのFIRフ
ィルタを用いた。)も曲線Ell Bgとして同時に描
いである。それぞれの誤差波形のパワーは目標インパル
ス応答のパワーに対し、従来法を用いた場合には、−1
1dB(El)、−19dB(E2)、この発明の装置
を用いた場合は一256B(Brz)であった。
以上の結果よりこの発明装置によれば、マイクロホン素
子位置に対する音圧制御が従来法を上回る十分なパフォ
ーマンス(性能)を持って実現されることが実験によっ
ても確認された。特に第10図はそのままハウリングマ
ージンをも示しており、この装置をハウリング防止に適
用することができ、かつ極めて大きなハウリングマージ
ンを得ることができることも明らかになった。又05)
式のアルゴリズムが確認されたことによりフィルタ係数
算出にかかる計算量が、フィルタ係数決定器を並列に働
かせる方法により見かけ上の計算量を節約できることも
確認された。
「発明の効果」 以上説明したようにこの発明装置は、複数のスピーカ素
子それぞれの入力信号に対して、適切な制御を行うフィ
ルタの係数を厳密に求め、上記スピーカ素子数未満の被
制御点に与える音圧を任意の目標値に設定することを可
能とするものであり、この装置が実用上十分な性能を発
揮することも実験によって確認された。又この発明装置
は、目標インパルス応答にあたる信号を自由に設定でき
る為、 (1)  この装置の設置されている三次元空間内にあ
る他の音響装置による音圧分布以外に、その空間とは異
なった空間(例えば他の部屋)における音圧分布も再現
できる、 (2)  全く新しい音圧分布を創造できる、(3) 
 この装置と同一空間にあり、目標インパルス応答を与
えるスピーカ素子に供給する信号をこの装置の入力信号
とは逆相の信号とすることにより、任意の3次元空間に
設定する1つ以上のマイクロホン素子の音圧をほぼ零に
保つことができる。従って、有効にハウリングを防止す
る一手法を提供することができる、 という特徴を有するものである。
尚、この発明の装置を構成するにあたり、スピーカ素子
として複数のスピーカユニット(例えば、ウーハ−とツ
イータ)を用いること、被制御点として用いるマイクロ
ホン素子として、複数のマイクロホンユニットの組み合
わせ(例えば、指向性マイクロホン)を用いることは、
この発明の装置の性能向上に有用であると考えられる。
又、この発明の信号処理系は、以上に述べた構成に基づ
く演算、遅延手順などを行うDSPあるいは、マイクロ
プロセッサ等で構成することも可能である。加えてこの
明細書では、フィルタとしてFIRフィルタを用いるこ
とを前提として説明したが、FIRフィルタに替えてI
IRフィルタ等を用いることも十分に可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の装置の原理を説明するための図、第
2図はこの発明装置の一実施例を示すブロック図、第3
図はフィルタ係数決定器100の一実施例を示すブロッ
ク図、第4図は逐次近似法でフィルタ係数を計算する系
の一実施例を示すブロック図、第5図は複数のフィルタ
係数決定回路によって構成することにより、第4図のフ
ィルタ係数決定器より見かけ上の計算量を減らした、逐
次近似法でフィルタ係数を算出する系の一実施例を示す
ブロック図、第6図は被制御点の音圧をすべて零とし、
かつ被制御点以外の場所には十分な音量の音響信号を放
射するようにしたこの発明装置の一実施例を示すブロッ
ク図、第7図は被制御点におかれた受音素子の出力信号
はすべて零にし、被制御点の位置に対しては任意の音圧
分布を与えることを可能としたこの発明の一実施例を示
すブロック図、第8図は実験におけるスピーカ素子とマ
イクロホン素子との位置関係を示す図、第9図は実験に
用いた各スピーカ素子とマイクロホン素子との間のイン
パルス応答の周波数特性を示す図、第10図はこの発明
に属する装置及び従来技術を用いた場合の音圧制御性能
の周波数特性を表す実験結果の図、第11図は従来の音
圧制御装置の原理を説明するための図である。 1、 、12.−、  I S  : 2つ以上のスピ
ーカ素子、9:有限振幅信号を放射するように構成され
たスピーカ素子、11.、−、118  : 1つ又は
複数個の被制御点、21. 、21□、−、21,: 
FIRフィルタ、3(1:A/D変換器、50:D/A
変換器、60、61.62.  :波形記録器、70:
波形操作器、80:演算設定器、100:フィルタ係数
決定器、101 、102 、103  :行列乗算器
、110:逆行列演算器、120:係数分配器、130
:逐次型演算回路、131:逐次演算回路、141.、
141g、−。 141、  :逐次型フィルタ係数決定回路、L0:誤
差演算回路、160:遅延回路、170 、190  
:減算器、180:目標インパルス応答前に込み回路、
200:開閉器。 特許出願人  日本電信電話公社 代  理  人    草  野       卓手続
補正書(自発) 昭和60年9月26日 1事件の表示  特願昭60−538862発明の名称
 多点放射形音圧制御装置3補正をする者 事件との関係  特許出願人 日本電信電話株式会社 4代 理 人  東京都新宿区新宿4−2−21  相
撲ビル5補正の対象  明細暑中発明の名称、特許請求
の範囲の欄およ6補正の内容 (1)  発明の名称「ン点放射形音圧制御装置」を「
多チヤンネル制御装置」と訂正する。 (2、特許請求の範囲を別紙のとおり訂正する。 (3)  明細書3頁L〜20行「この発明はスピーカ
素子より・・・・・・・関するものである。」を下記の
とおり訂正する。 「二の発明は有限ど見なすことの出来るインパルス応答
を持ち、原理的に多入力多出力である線形系に対し、複
数の出力素子に加えられる入力信号を制御することによ
り、七の線形系が有する1つ、または2つ以」二の被制
御点における出力信号の1云達特性を所望の特性とする
多チヤンネル制御装置に関するものである。 上記線形系の例としては、複数のスピーカ素子と1つ以
上の受音点から成る音響系や、複数の送信用アンテナと
1つ以上の受信用アンテナとで構成される電波1云搬系
などがある。 上記音響系にこの発明を適用する場合には、上記複数の
出力素子が複数のスピーカ素子に対応し、上記被制御点
が受音点に対応する多チャンイ・ル制御装置となり、そ
の受音点(以下、被制御点と呼ぶ)において、任意の音
圧分布を実現する「音圧制御」を行うものとなる。 以下この明細書では」1記音圧制御を例としてこの発明
の説明を行うが、曲の系についても」1記複数の入力端
及び被制御点との対応関係をこの音響系ど同嘩に定める
ことにより、全く同じ説明が出来る。」 (4)  同書5頁9行「スピーカ(・目素子11へ」
を「スピーカ素子1□へ」と訂正する。 (5)  同書5頁17行「音場制御が実現される。」
を「音圧制御が実現される。」と訂正する。 (6)  同書7頁19行「二の発明の目的は、任意の
」を1この発明の目的は、音響系を対象とした場合で述
べると、任意の」と訂正する。 (7)  同書8頁5行「音圧制御装置を提供すること
にある。」を「多チヤンネル制御装置を提供することに
ある。」と訂正する。 (8)同壱8頁7〜8行「この発明によれば・・・・そ
れぞれ各」を「二の発明は、音響系を例として述べると
、空間の複数の点にスピーカ素子が配置され、これらス
ピーカ素子にそれぞれ個」と訂正する。 (9)同書8頁L行「ヒの係数を対応フィ」を1その係
数を対応するフィ」と訂正する。 (10)  同書9頁5行「のスピーカ素子」を「の出
力素子であるスピーカ素子」と訂正する。 (11)  同書13頁6〜11行「音圧被制御点の数
・・・・・・8個のスピーカによ」を「被制御点の数N
より多い数の出力素子(この場合はスピーカ素子)及び
フィルタを用いることにより、出力制御の為の基本式(
4)式または(4)′式を満足す”るフィルタ係数が求
められ、その結果各被制御点それぞれについて定められ
るインパルス応答を、8個の出力素子からの信号によ」
と訂正する。 (12)  同書13頁19行「多点放射形音圧制御装
置」を「多チヤンネル制御装置」と訂正する。 (13)  同書14頁7行「8個のスピーカ素子11
.」を1S個の出力素子どしてのスピーカ素子11.」
と訂正する。 (L)  同書17頁3〜4行「ベクトルとなり、これ
を求める。」を「くクトルとなる。」と訂正する。 (16)  同書18頁18行、19行、20頁2行、
8行[’ 6 ’l]Jをr[5〕Jとそれぞれ訂正す
る。 (17)  同11:18頁18行、20頁2行、8行
〔9〕」をr[8]1とそれぞれ訂正する。 (18)同書19頁14行[71Jを[6’:]Jと訂
正する。 (19)同書19頁18行「〔8〕」を「〔7〕」と訂
正する。 (20)同書20頁16行[101Jを「
〔9〕」と訂
正する。 (21)同書20頁19行[〔11〕」を[10]Jと
訂正する。 (22)同書21頁6行「〔12〕」をrclllJと
訂正する。 (23)同書21頁6行[1:D、jをr、[]l)J
と訂正する。 (24)同書21頁13行、1g行、22頁5行、28
頁17行、31頁4行[1,4]Jを[〔13,1)J
とそれぞれ訂正する。 (25)  同書31頁19行「明瞭性で与え、」を1
明瞭性を確保して与え、」と訂正する。 (26)  同書35頁9〜17行「嵐」−説明したよ
うに・・・・・・・・・自由に設定できる為、」を下記
のとおり訂正する。 1以上説明したようにこの発明装置は、多入力多出力線
形系の複数の出力素子(即ち実施例におけるスピーカ素
子)のそれぞれの入力信号に対して、適切な制御を行う
フィルタの係数を厳密に求め、上記出力素子数未満の被
制御点からの出力信号の1云達特性(実施例における音
圧)を任意の目標値に設定することを可能とするもので
あり、この装置が実用上十分な性能を発揮することも音
圧制御を行う実験によって確認された。又この発明装置
は、目標インパルス応答にあたる信号を自由に設定でき
る為、特に音圧制御系に用いる場合には、」 (27)  同書36頁11行[尚、この発明の装置を
構成するにあたり、」を「尚、この発明の装置を音圧制
御に用いる場合に、」と訂正する。 (28)  同書36頁17行[有用であると考えられ
る。又、この」を「有用であると考えられる。 父、この」と訂正する。 (29)  同書37頁4行「分に可能である。」の次
に下記を加入する。 「:の明細H#では、音圧制御を例にこの発明の説明を
行った。この発明は有限と見なすことの出来るインパル
ス応答を有し、原理的に多入力&出力である線形系を制
御する為のものであり、既に説明した音圧制御系におい
ては複数の出力素子が複数のスピーカ素子で、さらに1
つ以」二の被制御点が受音素子として具現化されていた
。 従ってこれと同様の(也の多入力多出力線形系について
も、出力素子及び被制御点を適当に具体化することによ
り、音圧制御系について述べた事柄と全く同様の説明が
出来る。即ちこの発明によれば上記線形系に対して、出
力素子数未満の被制御点における信号の特性を、任意に
かつ厳密に制御することが可能である。」 以上 特許請求の範囲 (1)  多入力多出力である線形系に接続する複数の
出力素子と、これら出力素子のそれぞれに出力を印加し
、同一の入力信号が供給される複数のフィルタと、 」1記線形系に接続する上記複数の出力素子数未満の数
の素子(以後、被制御点と呼ぶ)についてそれぞれ定め
られる所望の信号伝達特性と、上記各出力素子と上記各
被制御点との間の信号伝達特性とを用いた演算により、
上記各フィルタの係数を算出して設定する手段とを備え
、上記同一の入力信号が、上記各被制御点において、各
被制御点に与えられた上記所望の信号伝達特性を満足す
るように制御する多チヤンネル制御装置。 (2) 上記複数の出力素子及び上記複数のフィルタを
それぞれS個とし、上記被制御点の数をN個とし、かつ
上記出力素子と被制御点との間の各信号伝達特性のそれ
ぞれをm個の離散信号として取り扱うように構成され、
上記S個のフィルタがそれぞれ、 L≧N・(m−1)/(S−N) により与えられるL個のタップを持つ離散形FIRフィ
ルタにより構成されていることを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の多テヤンイ・ル制御装置。 (3)上記複数のフィルタの出力素子どしてS個のスピ
ーカ素子を用い、S個のスピーカ素子とN個の被制御点
から成る音響系を制御することを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の多チヤンネル制御装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)空間の複数の点に配置されたスピーカ素子と、こ
    れらスピーカ素子のそれぞれに出力を印加し、同一の入
    力信号が供給される複数のフィルタと、 上記複数のスピーカ素子と同一空間に設定され、上記ス
    ピーカ素子数未満の数の点(以後、被制御点と呼ぶ)に
    ついてそれぞれ定められる所望の信号伝達特性と、上記
    各スピーカ素子及び上記各被制御点間の信号伝達特性と
    を用いた演算により、上記各フィルタの係数を算出して
    設定する手段とを備え、 上記同一の入力信号が、上記各被制御点において、各被
    制御点に与えられた上記所望の信号伝達特性を満足する
    ように制御する多点放射形音圧制御装置。
  2. (2)上記複数のスピーカ素子及び上記フィルタをそれ
    ぞれS個とし、上記被制御点の数をN個とし、かつ上記
    スピーカ素子及び上記被制御点間の各信号伝達特性のそ
    れぞれをm個の離散信号として取り扱うように構成され
    、上記S個のフィルタはそれぞれ、 L≧N・(m−1)/(S−N) により与えられるL個のタップを持つ、離散形FIRフ
    ィルタにより構成されていることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の多点放射形音圧制御装置。
  3. (3)L=N・(m−1)/(S−N) なるL個のタップをもつ上記離散形FIRフィルタに対
    し、「正方行列」の逆行列演算を用い、L=〔N・(m
    −1)/(S−N)〕+i (i;1、2、・・・・・) なるL個のタップをもつ上記離散形FIRフィルタに対
    し、「ノルム最小型一般逆行列」等を用いて、上記各フ
    ィルタ係数の算出として上記各タップ係数を決定するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の多点放射形
    音圧制御装置。
  4. (4)上記各被制御点にマイクロホン素子が用いられ、 上記同一の入力信号が供給され、有限振幅信号を放射す
    るように構成された少なくとも1つのスピーカ素子が更
    に設けられ、 上記複数のスピーカ素子及び上記有限振幅信号を放射す
    るように構成されたスピーカ素子から放射され、上記マ
    イクロホン素子にそれぞれ受音される音響信号を、各マ
    イクロホン素子ごとに定められる任意の信号伝達特性を
    満足するように制御することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の多点放射形音圧制御装置。
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